JPS6219149B2 - - Google Patents
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- JPS6219149B2 JPS6219149B2 JP20710484A JP20710484A JPS6219149B2 JP S6219149 B2 JPS6219149 B2 JP S6219149B2 JP 20710484 A JP20710484 A JP 20710484A JP 20710484 A JP20710484 A JP 20710484A JP S6219149 B2 JPS6219149 B2 JP S6219149B2
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- Japan
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- tobacco
- raw material
- cylinder
- heated gas
- gas flow
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Links
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Landscapes
- Manufacture Of Tobacco Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はたばこを加温、加湿して柔軟性を付与
する原料調和と同時にたばこのもつ悪癖成分を除
去する方法ならびにこの方法を実施するための装
置に関するものである。
する原料調和と同時にたばこのもつ悪癖成分を除
去する方法ならびにこの方法を実施するための装
置に関するものである。
(従来の技術)
葉たばこを収穫後、製品たばことするまでに
は、葉たばこから中支骨部分を分離するスレツシ
ング処理、紙巻たばこに適する刻形状とするため
の裁刻処理、多種類のたばこを混合するためのブ
レンド処理など、たばこの形状を変える操作や混
合操作が必要であり、それらの操作中にたばこの
破砕を防ぐためにたばこを加温、加湿し柔軟性を
付与し取扱い中の破砕を防止するための調和処理
が複数回実施されており、製品たばこ製造上原料
調和処埋は必須の処理操作の1つである。
は、葉たばこから中支骨部分を分離するスレツシ
ング処理、紙巻たばこに適する刻形状とするため
の裁刻処理、多種類のたばこを混合するためのブ
レンド処理など、たばこの形状を変える操作や混
合操作が必要であり、それらの操作中にたばこの
破砕を防ぐためにたばこを加温、加湿し柔軟性を
付与し取扱い中の破砕を防止するための調和処理
が複数回実施されており、製品たばこ製造上原料
調和処埋は必須の処理操作の1つである。
たばこの調和は古くから回転シリンダ、振動コ
ンベヤなどで運搬中に水溶液および/または蒸気
を噴霧して所定の柔軟性を得るに要する水分と温
度を付与してきた。
ンベヤなどで運搬中に水溶液および/または蒸気
を噴霧して所定の柔軟性を得るに要する水分と温
度を付与してきた。
米国特許第2767717号においては、仕切りされ
た3室内の雰囲気条件をそれぞれ温度25℃,60
℃,25ないし30℃、関係湿度を85%,85〜90%,
85%とし原料をネツトコンベヤで運搬中にそれぞ
れ水、蒸気、冷水をスプレーして原料に柔軟性を
付与している。
た3室内の雰囲気条件をそれぞれ温度25℃,60
℃,25ないし30℃、関係湿度を85%,85〜90%,
85%とし原料をネツトコンベヤで運搬中にそれぞ
れ水、蒸気、冷水をスプレーして原料に柔軟性を
付与している。
米国特許第3879857号においては、密閉容器中
の開孔をもつラセントレーで原料を運搬中、温湿
度を制御した空気流を循環させつつ原料に貫流さ
せて原料の温湿度を調整している。
の開孔をもつラセントレーで原料を運搬中、温湿
度を制御した空気流を循環させつつ原料に貫流さ
せて原料の温湿度を調整している。
米国特許第3948277号および米国特許第4054145
号においては、計量コンベヤで流量測定後、延転
シリンダ入口ホツパ内のウイノワロールで原料を
回転シリンダ内に拡散投入し、出口水分で添加す
る水量、加香液量ならびにシリンダ内を並流で流
れる空気量を制御して原料を調和している。
号においては、計量コンベヤで流量測定後、延転
シリンダ入口ホツパ内のウイノワロールで原料を
回転シリンダ内に拡散投入し、出口水分で添加す
る水量、加香液量ならびにシリンダ内を並流で流
れる空気量を制御して原料を調和している。
特公昭51−9397号においては、原料水分を約18
ないし20%、温度を約50ないし60℃に上昇せしめ
るのに回転シリンダ外周面を加熱するとともにシ
リンダ内で蒸気と水溶液を噴霧し、出口フード上
部の排気口からシリンダ内の空気を並流で排気除
去している。
ないし20%、温度を約50ないし60℃に上昇せしめ
るのに回転シリンダ外周面を加熱するとともにシ
リンダ内で蒸気と水溶液を噴霧し、出口フード上
部の排気口からシリンダ内の空気を並流で排気除
去している。
このように従来は、葉たばこ自体が良質であつ
たため、その葉たばこが持つ香味を損なわないよ
うにするため、たばこの温度上昇を抑えつつ、並
流排気するなどしてたばこに対し水溶液、蒸気な
どをいかに効率よく、かつ均一に接触、吸収させ
るかにのみ重点がおかれており、積極的に原料の
悪癖を除去しようという試みはなされていなかつ
た。
たため、その葉たばこが持つ香味を損なわないよ
うにするため、たばこの温度上昇を抑えつつ、並
流排気するなどしてたばこに対し水溶液、蒸気な
どをいかに効率よく、かつ均一に接触、吸収させ
るかにのみ重点がおかれており、積極的に原料の
悪癖を除去しようという試みはなされていなかつ
た。
(発明が解決しようとする問題点)
近年、葉たばこの生産、収穫方法が変化したこ
とから喫味上の悪癖、たとえば青ぐさみ、生ぐさ
み、渋味、苦味などを持つ葉たばこが多くなりつ
つあり、製品たばこ製造上、大きな問題となつて
きた。
とから喫味上の悪癖、たとえば青ぐさみ、生ぐさ
み、渋味、苦味などを持つ葉たばこが多くなりつ
つあり、製品たばこ製造上、大きな問題となつて
きた。
この葉たばこのもつ悪癖成分は、蒸気を通気し
て蒸気処理することで大幅に除去でき、たばこの
香喫味改善に効果のあることを見出した。そこで
製品たばこ製造上欠かすことのできないたばこの
加温、加湿操作の調和処理において、従来方式の
回転シリンダで実施したところ水分を15ないし25
%とする条件では蒸熱処理の効果は少なく、さら
に約5ないし15分という滞留時間を要するために
たばこから一旦抜け出た悪癖成分が並流排気から
再びたばこに凝縮してしまい悪癖除去の効果が得
られなかつた。そこで葉たばこのもつ悪癖成分を
効果的に除去しつつ調和仕上げを可能とする原料
調和方法およびその装置を提供するものである。
て蒸気処理することで大幅に除去でき、たばこの
香喫味改善に効果のあることを見出した。そこで
製品たばこ製造上欠かすことのできないたばこの
加温、加湿操作の調和処理において、従来方式の
回転シリンダで実施したところ水分を15ないし25
%とする条件では蒸熱処理の効果は少なく、さら
に約5ないし15分という滞留時間を要するために
たばこから一旦抜け出た悪癖成分が並流排気から
再びたばこに凝縮してしまい悪癖除去の効果が得
られなかつた。そこで葉たばこのもつ悪癖成分を
効果的に除去しつつ調和仕上げを可能とする原料
調和方法およびその装置を提供するものである。
(問題を解決するための手段)
要旨は頭初に記載の特許請求の範囲の通りであ
る。
る。
悪癖をもつたばこに水溶液および/または蒸
気、たとえば水、加香液水溶液、蒸気などを噴霧
したばこに水溶液粒子を付着させるとともに蒸気
を凝縮させ水分上昇にあわせ温度上昇を行なわ
せ、水分を20ないし30%、温度を30ないし80℃と
し、たばこに含まれている悪癖成分をたばこ内部
から表面への拡散を容易とする蒸熱処理を行な
う。たとえば黄色種葉たばこにあつては悪癖成分
の多少によつて差があるが、水分20ないし25%、
温度30ないし60℃であり、在来種葉たばこにあつ
ては、水分25ないし30%、温度40ないし80℃が好
ましかつた。
気、たとえば水、加香液水溶液、蒸気などを噴霧
したばこに水溶液粒子を付着させるとともに蒸気
を凝縮させ水分上昇にあわせ温度上昇を行なわ
せ、水分を20ないし30%、温度を30ないし80℃と
し、たばこに含まれている悪癖成分をたばこ内部
から表面への拡散を容易とする蒸熱処理を行な
う。たとえば黄色種葉たばこにあつては悪癖成分
の多少によつて差があるが、水分20ないし25%、
温度30ないし60℃であり、在来種葉たばこにあつ
ては、水分25ないし30%、温度40ないし80℃が好
ましかつた。
次いで蒸熱処理したたばこの表面から悪癖成分
を積極的に除去するために、たばこ表面から僅か
ずつ水分が蒸散する条件の加熱ガス流と接触させ
悪癖成分を加熱ガス流に移行し該加熱ガス流を直
ちに系外に排気することで達成し得た。たとえば
容易に揮散する悪癖成分の場合は処理時間を短か
くできるので加熱空気流と接触させ、また悪癖成
分の揮散しにくいもの、あるいは悪癖成分の多い
ものにあつては処理時間(滞留時間)を長く必要
とするために20〜50%の蒸気を含む加熱ガス流と
接触させることが好ましかつた。
を積極的に除去するために、たばこ表面から僅か
ずつ水分が蒸散する条件の加熱ガス流と接触させ
悪癖成分を加熱ガス流に移行し該加熱ガス流を直
ちに系外に排気することで達成し得た。たとえば
容易に揮散する悪癖成分の場合は処理時間を短か
くできるので加熱空気流と接触させ、また悪癖成
分の揮散しにくいもの、あるいは悪癖成分の多い
ものにあつては処理時間(滞留時間)を長く必要
とするために20〜50%の蒸気を含む加熱ガス流と
接触させることが好ましかつた。
これらのときのたばこの仕上り水分は15ないし
25%であり、黄色種たばこでは15ないし20%、在
来種たばこでは20〜25%である。
25%であり、黄色種たばこでは15ないし20%、在
来種たばこでは20〜25%である。
この処理に際したばこと加熱ガス流とは十分
に、かつ急速に接触させること、ならびにたばこ
から蒸散した悪癖成分を含む加熱ガス流とたばこ
とが併存する時間を極力短かくし、一旦蒸散した
悪癖成分がたばこに再度凝縮することを防ぐこと
が肝要である。
に、かつ急速に接触させること、ならびにたばこ
から蒸散した悪癖成分を含む加熱ガス流とたばこ
とが併存する時間を極力短かくし、一旦蒸散した
悪癖成分がたばこに再度凝縮することを防ぐこと
が肝要である。
以下に本発明を図面を参照して詳細に説明す
る。
る。
第1図および第2図は調和装置の全体を示す正
面図、側面図である。
面図、側面図である。
回転するシリンダ1は、架台2上に固定された
駆動ローラ3およびキヤリヤローラ4上にシリン
ダに固定されたシリンダタイヤ5,6を介し、原
料入口7から原料出口8に向つて下り勾配で配置
される。
駆動ローラ3およびキヤリヤローラ4上にシリン
ダに固定されたシリンダタイヤ5,6を介し、原
料入口7から原料出口8に向つて下り勾配で配置
される。
原料入口7は原料シユート9を付設したシリン
ダ入口蓋30が同支持部材10で支持されて塞さ
がれ、原料出口8は排気口11を有する出口フー
ド12で覆われている。
ダ入口蓋30が同支持部材10で支持されて塞さ
がれ、原料出口8は排気口11を有する出口フー
ド12で覆われている。
シリンダ1の周面は架台2からの支持部材(図
示せず)で固定された外壁13によつて取り囲ま
れ、シリンダ1と外壁13との間隙から外部への
空気の流通は阻止されるようにシールされる。
示せず)で固定された外壁13によつて取り囲ま
れ、シリンダ1と外壁13との間隙から外部への
空気の流通は阻止されるようにシールされる。
また外壁13は加熱ガス流入口14および出口
15ならびに加熱ガス流送気部17、排気部18
および中壁16から成る加熱ガス流通路19を覆
い、必要により保温あるいは加温するための加熱
用媒体入口および出口を有している。
15ならびに加熱ガス流送気部17、排気部18
および中壁16から成る加熱ガス流通路19を覆
い、必要により保温あるいは加温するための加熱
用媒体入口および出口を有している。
シリンダ1は可変速減速電動機20からスプロ
ケツト21、伝動チエーン22,22′、スプロ
ケツト23,23′を介して駆動ローラ3,3′を
回転せしめ、上部に載置されているシリンダタイ
ヤ5に摩擦伝動されシリンダ1が回転される。
ケツト21、伝動チエーン22,22′、スプロ
ケツト23,23′を介して駆動ローラ3,3′を
回転せしめ、上部に載置されているシリンダタイ
ヤ5に摩擦伝動されシリンダ1が回転される。
第3図に軸芯に直交する断面を示す。
シリンダ1の回転により内部原料24は、かき
上げ翼(図示してない)でかき上げられ、途中か
らこぼれるようにして落下しつつ出口方向へ下り
勾配担当分だけ前進させられつつ出口8へと運搬
される。
上げ翼(図示してない)でかき上げられ、途中か
らこぼれるようにして落下しつつ出口方向へ下り
勾配担当分だけ前進させられつつ出口8へと運搬
される。
かき上げ翼はシリンダ軸に平行に軸芯方向に突
出する平板形のものでもよく、またシリンダ軸に
平行に軸芯方向に突出するルーバー形に形成して
もよく、開口部25の形状との関連で決められ
る。好ましくは開口部を軸芯に平行した多数のス
リツト形状とし、それに対応させたルーバー形に
形成するのがよかつた。
出する平板形のものでもよく、またシリンダ軸に
平行に軸芯方向に突出するルーバー形に形成して
もよく、開口部25の形状との関連で決められ
る。好ましくは開口部を軸芯に平行した多数のス
リツト形状とし、それに対応させたルーバー形に
形成するのがよかつた。
加熱ガス流は空気に蒸気を混合し加熱器を通過
させ設定条件に調整されたのち、架台から支持さ
れる加熱ガス流入口14から送入され加熱ガス流
送気部17で拡大整流され、回転しているシリン
ダ1のスリツト形状の開口部25からルーバー形
翼にそつて撹拌流動中の原料24層を貫通し対向
面に配置してある加熱ガス流排気部18へ排気さ
れ、収束されて加熱ガス流出口15から機外へ取
り出される。
させ設定条件に調整されたのち、架台から支持さ
れる加熱ガス流入口14から送入され加熱ガス流
送気部17で拡大整流され、回転しているシリン
ダ1のスリツト形状の開口部25からルーバー形
翼にそつて撹拌流動中の原料24層を貫通し対向
面に配置してある加熱ガス流排気部18へ排気さ
れ、収束されて加熱ガス流出口15から機外へ取
り出される。
このとき加熱ガス流送気部17から対向面の排
気部18へと導くために回転するシリンダ1に近
接した外側位置に加熱ガス流送気部17と排気部
18とを連結するごとく中壁16がもうけてあ
り、加熱ガス流がシリンダ周面の開口部25を貫
通横断する加熱ガス流通路19が構成されてい
る。
気部18へと導くために回転するシリンダ1に近
接した外側位置に加熱ガス流送気部17と排気部
18とを連結するごとく中壁16がもうけてあ
り、加熱ガス流がシリンダ周面の開口部25を貫
通横断する加熱ガス流通路19が構成されてい
る。
加熱ガス流が外壁13との空間に洩れない構造
としてあり、またシリンダ外周面と中壁16間で
の加熱ガス流のバイパスを防ぐために中壁16に
シリンダ1の長手方向にわたつて、シリンダ周面
方向に突出する邪魔板33,33′がもうけられ
ている。
としてあり、またシリンダ外周面と中壁16間で
の加熱ガス流のバイパスを防ぐために中壁16に
シリンダ1の長手方向にわたつて、シリンダ周面
方向に突出する邪魔板33,33′がもうけられ
ている。
これと同一構造としたものを蒸熱部26と悪癖
除去部27の第1室28、第2室29に区分して
設置し、それぞれ原料条件、仕上り条件に合わせ
た処理条件が設定され得るように構成される。
除去部27の第1室28、第2室29に区分して
設置し、それぞれ原料条件、仕上り条件に合わせ
た処理条件が設定され得るように構成される。
なお、蒸熱部26にはシリンダ入口蓋30を貫
通して水溶液供給パイプ31および蒸気供給パイ
プ32が挿入され、それには複数個の噴霧用ノズ
ルが設置されている。
通して水溶液供給パイプ31および蒸気供給パイ
プ32が挿入され、それには複数個の噴霧用ノズ
ルが設置されている。
また、これらを取り囲む外壁13の内部は、前
記蒸熱部26および悪癖除去部の第1室28、第
2室29それぞれに対応させて隔壁で区画し、そ
れぞれに制御された加熱用媒体を流通させること
も可能である。
記蒸熱部26および悪癖除去部の第1室28、第
2室29それぞれに対応させて隔壁で区画し、そ
れぞれに制御された加熱用媒体を流通させること
も可能である。
(作用)
水分10%、常温のたばこ原料を定量供給機から
毎時3500Kgで連続的に原料シユート9、原料入口
7を介して直径2m、長さ8mの回転中のシリンダ
1に供給される。
毎時3500Kgで連続的に原料シユート9、原料入口
7を介して直径2m、長さ8mの回転中のシリンダ
1に供給される。
シリンダ1の回転にともなつてかき上げ翼によ
つてかき上げられ落下を繰り返し原料は撹拌流動
しつつ原料出口8へと搬送される。
つてかき上げられ落下を繰り返し原料は撹拌流動
しつつ原料出口8へと搬送される。
蒸熱部26において設定水分20ないし30%およ
び温度30ないし80℃となるように水溶液および蒸
気が供給パイプ31,32からノズルを介して撹
拌流動中の原料に噴霧される。たとえば悪癖成分
の多いものにあつては水溶液および蒸気は、それ
ぞれ約600Kg/Hであり、悪癖成分の軽度のもの
にあつてはそれぞれ約250Kg/Hである。
び温度30ないし80℃となるように水溶液および蒸
気が供給パイプ31,32からノズルを介して撹
拌流動中の原料に噴霧される。たとえば悪癖成分
の多いものにあつては水溶液および蒸気は、それ
ぞれ約600Kg/Hであり、悪癖成分の軽度のもの
にあつてはそれぞれ約250Kg/Hである。
この間水溶液および蒸気で飽和状態となつてい
る加熱ガス流が送気部17からシリンダ1の開口
部25を通り、原料層を横断し加熱ガス流排気部
18へと加熱ガス流通路19を循環されており、
撹拌流動中の原料と緊密に接触し蒸熱処理が効果
的に進行される。
る加熱ガス流が送気部17からシリンダ1の開口
部25を通り、原料層を横断し加熱ガス流排気部
18へと加熱ガス流通路19を循環されており、
撹拌流動中の原料と緊密に接触し蒸熱処理が効果
的に進行される。
次いで原料は悪癖除去部27の第1室28の加
熱ガス流通路19においてあらかじめ設定された
蒸気を混合した加熱ガス流、たとえば蒸気を20%
混合し、温度を約120ないし180℃とした加熱ガス
流約90m3/minを加熱ガス流送気部17から送気
し、開口部25を通し、撹拌流動している原料と
緊密に接触させ、蒸散した悪癖成分を直ちに対向
位置にある加熱ガス流排気部18から系外に排出
させ悪癖成分除去に併せて除湿を行なわせる。
熱ガス流通路19においてあらかじめ設定された
蒸気を混合した加熱ガス流、たとえば蒸気を20%
混合し、温度を約120ないし180℃とした加熱ガス
流約90m3/minを加熱ガス流送気部17から送気
し、開口部25を通し、撹拌流動している原料と
緊密に接触させ、蒸散した悪癖成分を直ちに対向
位置にある加熱ガス流排気部18から系外に排出
させ悪癖成分除去に併せて除湿を行なわせる。
このとき原料条件によつては加熱ガス流の一部
を循環使用することも可能である。
を循環使用することも可能である。
さらに第2室29に至り、前記と同様にして加
熱ガス流、たとえば蒸気を含まない温度150〜200
℃の熱風約30m3/minを送気、接触させることに
よつて悪癖成分を完全に除去するとともに設定さ
れた水分、たとえば黄色種たばこにあつては15〜
20%、在来種たばこにあつては20〜25%に仕上げ
られ原料出口8から排出される。
熱ガス流、たとえば蒸気を含まない温度150〜200
℃の熱風約30m3/minを送気、接触させることに
よつて悪癖成分を完全に除去するとともに設定さ
れた水分、たとえば黄色種たばこにあつては15〜
20%、在来種たばこにあつては20〜25%に仕上げ
られ原料出口8から排出される。
シリンダ1の回転数は約10ないし40rpmであつ
て、原料滞留時間は約5ないし15分であり、蒸熱
部26、悪癖除去部27の第1室28、第2室2
9の長さはおおむね4:3:2が好ましかつた。
て、原料滞留時間は約5ないし15分であり、蒸熱
部26、悪癖除去部27の第1室28、第2室2
9の長さはおおむね4:3:2が好ましかつた。
(発明の効果)
水溶液および/または蒸気を噴霧して蒸熱処理
後、除湿させる条件の加熱ガス流と接触させるた
め悪癖成分の除去が容易であり、さらに原料を回
転シリンダで強制的に撹拌流動中に加熱ガス流を
を横断するように通気するため原料との接触が緊
密となり、かつ蒸散した悪癖成分を直ちに排除す
るため、一旦原料から揮散した悪癖成分が再度原
料に凝縮、吸着することがなくなり、青ぐさみ、
生ぐさみ、渋味などが除去され、軽快な香喫味の
原料とすることができる。
後、除湿させる条件の加熱ガス流と接触させるた
め悪癖成分の除去が容易であり、さらに原料を回
転シリンダで強制的に撹拌流動中に加熱ガス流を
を横断するように通気するため原料との接触が緊
密となり、かつ蒸散した悪癖成分を直ちに排除す
るため、一旦原料から揮散した悪癖成分が再度原
料に凝縮、吸着することがなくなり、青ぐさみ、
生ぐさみ、渋味などが除去され、軽快な香喫味の
原料とすることができる。
第1図は本発明にかかる原料調和装置の一部を
切り欠いた正面図、第2図は同原料調和装置の原
料入口側を示す側面図、第3図は第1図のA―A
線断面を示す説明図である。 1……シリンダ、2……架台、3……原料入
口、8……原料出口、13……外壁、14……加
熱ガス流入口、15……加熱ガス流出口、16…
…中壁、17……加熱ガス流送気部、18……加
熱ガス流排気部、19……加熱ガス流通路、24
……原料、25……開口部、26……蒸熱部、2
7……悪癖除去部、31……水溶液供給パイプ、
32……蒸気供給パイプ、33……邪魔板。
切り欠いた正面図、第2図は同原料調和装置の原
料入口側を示す側面図、第3図は第1図のA―A
線断面を示す説明図である。 1……シリンダ、2……架台、3……原料入
口、8……原料出口、13……外壁、14……加
熱ガス流入口、15……加熱ガス流出口、16…
…中壁、17……加熱ガス流送気部、18……加
熱ガス流排気部、19……加熱ガス流通路、24
……原料、25……開口部、26……蒸熱部、2
7……悪癖除去部、31……水溶液供給パイプ、
32……蒸気供給パイプ、33……邪魔板。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 たばこを加温、加湿してたばこに柔軟性を付
与する原料調和方法において、たばこに水溶液お
よび/または蒸気を噴霧し、水分を20%ないし30
%、温度を30℃ないし80℃に上昇させる蒸熱処理
を行なつたのち、該蒸熱処理したたばこを加熱ガ
ス流と接触させ、水分を15%ないし25%にまで除
湿処理することを特徴とするたばこの悪癖成分を
除去する原料調和方法。 2 原料入口と出口を持つ横形傾斜回転シリンダ
にたばこを連続的に供給し、水溶液および/また
は蒸気を噴霧し加温、加湿して柔軟性を付与する
原料調和装置において、周面に多数の開口部を有
する回転シリンダと、該シリンダの長手方向のシ
リンダ周面外方を少なくとも2区分して配置され
た加熱ガス流送気部および該加熱ガス流送気部の
対向位置に配置された排気部とを有し、該加熱ガ
ス流送気部と排気部との壁面はシリンダ周面に近
接する邪魔板を介し連設し、加熱ガス流が前記シ
リンダ周面の開口部を貫通横断するように構成さ
れ、さらに送気部、排気部の外方に保温用外壁を
設けたことを特徴とするたばこの悪癖成分を除去
する原料調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20710484A JPS6185182A (ja) | 1984-10-04 | 1984-10-04 | たばこの悪癖成分を除去する原料調和方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20710484A JPS6185182A (ja) | 1984-10-04 | 1984-10-04 | たばこの悪癖成分を除去する原料調和方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6185182A JPS6185182A (ja) | 1986-04-30 |
JPS6219149B2 true JPS6219149B2 (ja) | 1987-04-27 |
Family
ID=16534265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20710484A Granted JPS6185182A (ja) | 1984-10-04 | 1984-10-04 | たばこの悪癖成分を除去する原料調和方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6185182A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0248214Y2 (ja) * | 1985-12-25 | 1990-12-18 | ||
WO2013136487A1 (ja) * | 2012-03-15 | 2013-09-19 | 日本たばこ産業株式会社 | タバコ原料の調湿方法 |
JP2015536149A (ja) * | 2012-11-26 | 2015-12-21 | ブリティッシュ アメリカン タバコ (インヴェストメンツ) リミテッドBritish Americantobacco (Investments) Limited | タバコ材料の処理 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006237117A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | フレキシブルプリント基板 |
-
1984
- 1984-10-04 JP JP20710484A patent/JPS6185182A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0248214Y2 (ja) * | 1985-12-25 | 1990-12-18 | ||
WO2013136487A1 (ja) * | 2012-03-15 | 2013-09-19 | 日本たばこ産業株式会社 | タバコ原料の調湿方法 |
JP2015536149A (ja) * | 2012-11-26 | 2015-12-21 | ブリティッシュ アメリカン タバコ (インヴェストメンツ) リミテッドBritish Americantobacco (Investments) Limited | タバコ材料の処理 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6185182A (ja) | 1986-04-30 |
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