JPS62190618A - 電力開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野） この発明は電気回路を開閉する゛電力開閉装置に関し、
特にその消弧機構に関するものでるる。

〔従来の技術〕

第３図〜第６図は例えば実開昭５７−１３５０２１号公
報に示された従来の電力開閉装置の一例を示すもので、
第３図はその断面図、第４図はその側面図、第５図はそ
の平面図であり、第６図はその一部分の消弧グリッドを
示す斜視図である。これらの図において、（１）は金属
製の鋼板にて形成された取付台で、この取付台（１）に
は電力開閉装置本体を配設するときに用いられる複数の
取付穴（１ａ）が設けられている。（２）は絶縁材料に
て形成されたベースで、上記取付台（１）とねじ（３）
によって固定されている。（４）はけい素鋼板がＩｆｉ
層された固定鉄心で。

この固定鉄心（４）には操作コイル（５）が装着でれ、
さらに、取付台（１）との間隙に緩衝材として板バネ（
６）が配設されている。（７）は上記固定鉄心（４）と
対向して配設された可動鉄心で、上記操作コイル（５）
に通′亀されると固定鉄心（４）に吸着されるように構
成されている。（８）は絶縁材料にて形成されたクロス
バ−で、ビン（９）を介して可動鉄心（７）と連結され
ている。（１（Ｉはこのクロスバ−（８）と取付台（１
）との間に配設された引きはずしばねで、常時はこの′
電力開閉装置の主回路が開路されるようクロスバ−（８
）を押上げている。住υはｃｒＪ動接点（１１ａ）を備
えた可動接触子で、上記クロスバ−（８）に設けられた
保持穴（８ａ）に伸設され、加圧ばね任３によって加圧
されている。

αＪは上記可動接触子ａυ、可動接点（１１ａ）と対向
する固定接点（１３ａ）を備えた固定接触子で、この固
定接触子０はネジＩにより端子ａ１に固定されると共に
前述端子α１はペース（２）にネジｕｌ、　ｕ？）によ
り固定すしている。（１３ｂ）はアークランナで、固定
接触子（１３と１気的に接続されているが、固定接触子
０と一体化されてもよい。α樽は主回路電森と接続され
る端子ネジで、端子ｔ１！９に結合される。α値は絶縁
材料で形成されたアークボックスで、ネジ（イ）によっ
てペース（２）に固定されている。アークボックス（１
９はアークドガスを外部放出するための穴（１９ａ）と
天井部（１９ｂ）と側板（１９ｃ）で構成されている。

ｃｌ！υは第６図のような形状をして、磁性体で作られ
た消弧グリッドでアシ、アークランナ（１ｓｂ）上方に
並設されている。可動接点（１１ａ）と固定接点（１５
ａ　）とは消弧室内に配置されている。

次にこの″１力開閉装置の開閉動作について説明する。

ｉ＠３図に示した主回路が開路されている状態において
、操作コイル（５）に′底圧を印加すると固定鉄心（４
）と可動鉄心（７）との間に磁束が発生し、引きはずし
ばねｕｌの付勢力に抗して上記可動鉄心（７）が固定鉄
心（４）に吸着される。このとき可動鉄心（７）と連結
されたクロスバ−（８）も同様に動作し、可動接触子０
υの可動接点（１１ａ）が固定接触子αＪの固定接点（
１５ａ）と接触すると共に、加圧はね口により所定の加
圧力が加えられて主回路が閉路される。

次いで上記操作コイル（５）を消磁すると引きはずしは
ねｕＩＯ付勢力により可動鉄心（７）が固定鉄心（４）
から開離移動し、クロスバ−（８）もこの可動鉄心（７
）と連動して移動する。従ってこのクロスバ−（８）が
第３図に示した状態に復帰すると共に、可動接触子ｑυ
の可すノ接点（１１ａ）と固定接触子０の固定接点（１
３ａ）とが開離する。この開離に際して上記ＯＴ動接点
（１１ａ）と固定接点（１３ａ）との間には第３図中人
で示す部分にアークが発生する。アークが発生してから
電流がしゃ断されるまでのアークの動きを５ｇＴ図１ａ
）〜ｉｆ）の説明図を用いてｔＷに説明する。

第３図における消弧室は左右対称であるので、その片側
のみが第７図に示されている。第７図（ａ）は固定接点
（１５ａ）と可動接点（１１ａ）が閉じた状態を示す。

操作コイル（５）への通′１によシ固定接点（１５＆）
と可動接点（１１ａ）を開くと固定接点（１３ａ）と可
動接点（１１ａ）の間には第Ｔ図ｔｂ）に示すようにア
ーク＠が発生する。接点開離距離は一定距離まで時間の
経過と共に大きくなる。このアーク＠は可動接触子ａυ
や固定接触子α罎を流れる電流と消弧グリッドＱυによ
って第７図（Ｃ）のように駆動伸張され、アーク（ハ）
の一端は第１図（ｄ）に示すように固定接点（１３ａ）
の表面からアークランナ（１５ｂ）の黒人に転移される
。次いでｉｉｇｙ図ｔｄ）に示すアーク（至）の突端部
とアークランナ（１５ｂ）のＢで示す部分との間で絶縁
破壊が生じて、アーク−〇一端は第７図（ｅ）に示すア
ークランナ（ｉｓｂ）のＢで示す部分に転移し。

第７図（ｆ）に示すようにアーク（ハ）が消弧グリッド
Ｑυの間に吸引されて消弧される。この消弧によりしゃ
断が完了する。

〔発明が解決しようとする問題点） 従来の電力開閉装置は以上のように構成されており、消
弧グリッドが少ないので、接点間に生じたアークに対す
る駆動力が弱く、遮断性能が劣るという問題点があった
。

この発明は上記のような問題点を解消するためになきれ
だもので、遮断性能の優れた電力開閉装置を得ることを
目的とする。

〔問題点を解決するための手段） この発明の電力開閉装置は、可動接触子の背面空間にも
可動接点の開離方向に沿って磁性体よシなる消弧グリッ
ドを並設したものである。

〔作用〕

この発明における磁性体の消弧グリッドは、可動接触子
の背面空間にも並設されてお９．接点間のアークの駆動
力を強化するとともに、消弧力を強化するので、遮断性
能が向上する。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。！＠
１図の断面図において１ｇ３図に示す従来の電力開閉装
置と異なる点は、可動接触子けりの背面空間にも消弧グ
リッドを配設した点であり、消弧室を大きくすることな
く遮断性能を高めることができる。なお、可動接触子Ｕ
υの背面とは可動接点が接合される面の裏面側をいう。

次に、この実施例の動作について説明するが。

第３図に示す従来の電力開閉装置と類似しているので、
その相違点を中心に、第２図（ａ）〜（ｇ）の消弧室に
おけるアークの動きを示す説明図に基づいて説明する。

第２図（ａ）は固定接点（１３ａ）と可動接点（１１ａ
）との閉路状態を示し、操作コイ／Ｉ／（５）の付勢に
よυ両接点（’１１ａ）　、　　（１５ａ）を開くと、
これらの間には第２図（１））に示すようにアーク＠を
発生し。

この接点開離距離は時間の経過とともに予め定められた
範囲まで拡大される。かくして、アーク＠は可動接触子
Ｑｌ）および固定接触子α謙を流れる電流と消弧グリッ
ド３υとによってｗＪ２図（Ｃ）に示されるように駆動
伸張される。この実施例では可動接触子ｕ１１の背面空
間に並設された磁性体の消弧グリッドＣＪＩＩに上り、
アークの駆動力が強化される。そして固定接点（１３ａ
）上のアーク（ハ）の足が第２図（ｄ）に示す点Ａに転
移し、アーク（至）はさらに駆動でれ。

その片足は第２図（６１に示す点Ｂまで移動する。ア−
り＠は磁性体の消弧グリッドＱυに吸引され第２図（ｆ
ｌのようにな）、さらにアーク（ハ）は可動接触子（１
υの背面空間に配設された磁性体の消弧グリッド圓に吸
引され、第２図１ｇ）のようになって消弧が行われる。

この実施例では、可動接触子けりの背面空間に並設され
た消弧グリッドｃｌ！υが消弧に寄与するので。

遮断性能が誦められ、また接点間に生じたアークに対す
る磁気駆動力がｏＴ動接触子Ｕυの背面空間に並設され
た磁性体の消弧グリッドに上シ強化されるので、アーク
時間の短縮も併せて実現できる。

なお、上記の実施例はこの発明をマグネットにより開閉
動作を行う電力開閉装置、すなわち゛電磁接触器に適用
したものであるが、この発明を配線用しゃ断器に対して
も適用可能であることは言うまでもない。

〔発明の効果」 以上のように、この発明によれば可動接触子の背面空間
にも磁性体よりなる消弧グリッドを並設することにより
、接点間のアークの駆動力が強化されるとともに、消弧
力が強化されるので、遮断性能が向上した電力開閉装置
が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の′電力開閉装置を示す断
面図、第２図（ａ）〜（ｇ）は第１図におけるアークの
動きを順に示す説明図、第３図は従来の電力開閉装置を
示す断面図、第４図は第３図の装置の側面図、第５図は
第３図の装置の平面図、第６図は第３図の一部分の消弧
グリッドの斜視図、第７図（ａ）〜（ｆ）は従来の電力
開閉装置の消弧室部分におけるアークの動きをＪ＠に示
す説明図である。 図において、ａυは可動接触子、　　（１１ａ）は可動
接点、　ｕ３は固定接触子、　　（１３ａ）は固定接点
、　　（ｉｓｂ）はアークランナ、ｃｌυは消弧グリッ
ドである。 なお２図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固定接触子に接合された固定接点、この固定接点に対向
   し可動接触子に接合された可動接点、この可動接点の開
   離方向に沿つて上記可動接触子の背面空間にも並設され
   、上記両接点間に生じるアークを消弧する磁性体よりな
   る消弧グリッド、及び上記固定接触子に連設され上記固
   定接点と電気的に接合されたアークランナを備えた電力
   開閉装置。