JPS62190269A - 記録液 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は新規な記録液（以下インクという）に関し、特
にインクを記録ヘッドに設けられた微細な吐出口（吐出
オリフィス）から吐出させ、液滴として飛翔させて記録
を行う方式に適したインクに関する。

（従来の技術） 従来から紙等の被記録材に記録を行うイＬ記具（万年筆
・フェルトペン等）には、インクとして各種の染料を水
またはその他の有機溶剤に溶解せしめたものが使用され
ている。

またピエゾ振動子による振動あるいは高電圧印加による
静７Ｌ引力等により、記録ヘッド内のインクを吐出オリ
フィスから吐出させて記録を行う所謂インクジェット方
式においても、各種染料を水または有機溶剤等に溶解し
たインクが使用されている。しかし−・般の万年’（ｒ
・フェルトペンの様な文旦用インクに比べるとインクジ
ェー、ト用インクは、多くの特性で一層厳密な条件が要
求される。

この様なインクジェット方式は、いわゆるインクと称さ
れるインクの液ｉＷ　（ｄｒｏｐｌｅｔ　）を飛翔させ
、これを被記録材に付７１させて記録を行うものである
。かかるインクは、記録剤（染才１または顔ネ１が用い
られる）およびこれを溶解または分散する液媒体（水ま
たは各種イ１１１溶剤あるいはこれらの混合物が用いら
れる）を基本的成分とし、また必要に応じて各種派加剤
が鯰加されている。

（発明が解決しようとしている問題点）従来、この種の
インクとして、例えば、１公■（５０−８３６１５′ｆ
公報、１公ｒＶ＋　５１−４０４８４号公報、特公昭５
２−１３１２６号公報、特公昭５２−１３１２７号公報
、特開昭５０−９５００８号公報に示される様に各種染
料または顔料を水系または１１水系溶媒に溶解または分
散させたものが知られている。この種のインクの々ｒま
しい条件としては （１）吐出条件（圧電素子の駆動電圧、駆動ＩＮ波数、
オリフィスの形状と材質、オリフィス径等）にマツチン
グした液物性（粘度、表面張力、主導度等）をイ１して
いること。

（２）Ｌ、、期保存に対して安定で、微細な吐出口や毛
細孔の１１晶まりを起こさないこと、（３）被記録材（
紙、フィルム等）に対して定７゜が速くドツトの周辺が
滑らかで滲みの小さいこと、 （４）印字された画像の色調が鮮明で濃度が高いこと。

（５）印字された画像の耐水性・耐光性等の堅牢度が優
れていること。

（６）インク周辺材料（容器、連結チューブ。

シール材′″９＝）を侵さないこと、 （７）臭気、ｎｔ性、引火性等の安全性に優れたもので
あること、 等が挙げられる。

上記の様な諸特性を同時に満足させることは相当に困難
である。前記した従来技術は、この点で不満足なもので
あった。

かかる［１的の記録に適用するインクは基本的に染料と
その液媒体とから組成されるものであるので、上記のイ
ンク特性は染料固有の性質に左右されるところが大きい
、従って、インクが上記特性を具備するように染料を選
択することは、かかる技術分野において極めて重要な技
術である。

かくして本発明は、鋭意検ｉｆの結果、かかる目的に用
いるインクに好適な染ネ１を見出すことにより完成され
たものである。

（発明の開示） 即ち１本発明は、記録像を形成する成分である記録剤、
この記録剤を溶解または分散する為の液媒体を含むイン
クにおいて、記録剤として下記の・一般式（Ａ）で表さ
れる染料の少なくとも１種が含有されていることを特徴
とするインクである。

ただし、１−記式中のＲ１およびＲ２は各々水素に（了
、スルホン酸基、カルボキシル シ基のいずれかを示し、Ｒ３はアルキル基またはアルコ
キシ２人を示し、Ｘは、−ＣＨ＝ＣＨ−、−ＮＨ−また
は−Ｎ＝Ｎ−結合を示し、ＹおよびＺはｉ？１換基を有
してもよいベンゼン環またはナフタレン環を形成するの
に必要な原子群を示し、ｎは０または１であり、スルホ
ン酸基およびカルボキシル基は、リチウム、ナトリウム
、カリウム、アンモニアおよび有機アミンのうちいずれ
かと造塩している。

次に本発明を更に詳細に説ＩＪＩすると，本発明者は、
前述の本発明の］］的を達成すべく、インクの記録剤成
分である染料について詳細な研究を行ったところ、特定
の全屈錯塩染料がインクの記録剤、特にインクジェット
方式で使用するインクの記録剤として好適であり、この
ような特定の金属錯塩束ネ′１をインクの記録剤として
採用することによって、インクジェット方式でに使用し
た場合において、吐出条ヂ１にマツチングした液物性、
長期保存安定性、被記録材に対するインク定着性、画像
の鮮明性、高濃度の画像、画像の耐光性、耐水性その他
の要求性能を満足するインクが得られることを知見した
ものである。

本発明で使用し、ゴーとして本発明を特徴づける上記一
般式（Ａ）で表される染ネ１としては、上記一般式（Ａ
）に包含される限り、いずれの染料でもよいものである
が、特に好ましいｊ４体例としては例えば下記のものが
挙げられる。

飢玉北府局」 Ｒ１，Ｒ２：２−スルホン酸ナトリウム（イロし置換位
置を示す数字は、連結基Ｘ を１としたときの位置である。以 下回様） Ｒ３：２−メトキシ（但し置換位置を示す数字は、内側
のアゾフ、（をｌとし たときの位置である。以下同様） Ｘ　　ニーＣＨ＝ＣＨ− ｎ：１ Ｒ１，Ｒ２＋２−スルホン酸すトリウムＲ３：２−メト
キシ Ｘ　　ニーＣＨ＝ＣＨ− ｎ：ｌ Ｏ２ 鉱玉化澄局Ｊ Ｒ１、Ｒ２：２−スルホン酸ナトリウムＲ３：２−メチ
ル Ｘ　　ニーＣＨ＝ＣＨ− ｎ：ｌ Ｒ１，Ｒ２：２−スルホン酸ナトリウムＲ３：２−メト
キシ Ｘ　　ニーＣＨ＝ＣＨ− ｎ：１ Ｒ１，Ｒ２：２−メトキシ Ｒ３：２−メチル ｎ：Ｏ Ｒ１，Ｒ２：２−スルホン酸ナトリウムＲ３：２−メト
キシ Ｘ　　ニーＣＨ＝ＣＨ− ｎ：１ 一〇 Ｒ１，Ｒ２：２−スルホン酸ナトリウムＲ３：２−メチ
ル Ｘ　　ニーＣＨ＝ＣＨ− ｎ：ｌ ＲＩ：２−スルホン酸ナトリウム Ｒ２：Ｈ Ｒ３：２−メトキシ Ｘ　　ニーＮＨ− ｎ：１ −ｎ Ｒ１、Ｒ２：２−スルホン酸ナトリウムＲ３：２−メチ
ル ｎ：Ｏ −〇 Ｒ１，Ｒ２：２−スルホン酸ナトリウムＲ３：２−メト
キシ Ｘ　　ニーＣＨ＝ＣＨ− ｎ：１ 舛互」２Σ提ユ」 Ｒ１，Ｒ２：２−スルホン酎すｌ・リウムＲ３：２−メ
チル Ｘ　　ニーＣＨ＝ＣＨ− ｎ：１ 一〇 Ｒ１：２−スルホン酸ナトリウム Ｒ２：Ｈ Ｒ３：２−メトキシ Ｘ　　ニーＮＨ− ｎ：１ Ｏ Ｒ１，Ｒ２：２−メトキシ Ｒ３：２−メチル ｎ　　：　０ 一〇 Ｒ１，Ｒ２：２−スルホン酸ナトリウムＲ３：２−メト
キシ ｎ：０ 一〇 ＩＣＨ Ｒ２：２−スルホン酸ナトリウム Ｒ３：２−メトキシ Ｘ　　ニーＮ＝Ｎ− ｎ：１ Ｏ ！ 件冗」３１１工多 Ｒ１，Ｒ２：２−スルホン酸ナトリウムＲ３：２−メト
キシ Ｘ　　ニーＣＨ＝ＣＨ− ｎ：ｌ Ｒ１，Ｒ２：２−スルホン酸ナトリウムＲ３：２−メト
キシ Ｘ　　ニーＣＨ＝ＣＨ− ｎ：１ Ｒ１：２−スルホン酎ナトリウム Ｒ２：Ｈ Ｒ３：２−メチル Ｘ　　ニーＮＨ− ｎ：１ 例証」−１恢↓」 Ｒ１，Ｒ２：Ｈ Ｒ３：２−メトキシ ｘ　　＋−ＮＨ＝＝Ｎ）１− ｎ：１ Ｒ１，Ｒ２：３−メトキシ Ｒ３：２−メチル ｎ：０ 以上の如き、前記一般式（Ａ）で表される特定の染料を
インクの記録剤として使用することによって、粘度・表
面張力等の物性イｆ１が適正範囲内にあり、微細な吐出
オリフィスを目詰まりさせず、十分に高い濃度の記録画
像を与え、保存中に物性値変化あるいは固形分の析出を
生じることなく、被記録材の種類を制限せずに種々の部
材に記録が行え、１着速度が太きく、耐水性・耐光性・
耐摩耗性および解像度の優れた画像を与えるインクがｆ
Ｕられる。

上述の染ネ４の含有量は、液媒体成分の種類、インクに
要求される特性等に依存して決定されるが、一般にはイ
ンク全重量に対して、重量パーセントで０．１〜２０％
、好ましくは０．５〜１５％、より好ましくは１〜１０
％の範囲とされる。

該染料はもちろん午独で若しくは２種以」二を組合せて
、あるいは該染料を必須成分としてこの他に他の直接染
料、酸性染１１などの各種染料を併用して使用すること
ができる。

本発明のインクに使用するのに好適な溶媒は、水または
水と水溶性有機溶剤との混合溶媒であり、特に＆ｆ適な
ものは水と水溶性有機溶剤と混合溶媒であって、水溶性
有機溶剤としてインクの乾燥防止効果を有する多価アル
コールを含有するものである。また、水としては、種々
のイオンを含有する一般の水でなく、脱イオン水を使用
するのが好ましい、水と混合して使用される水溶性イノ
１１溶剤としては、例えば、メチルアルコール、エチル
アルコール、ｎ−プロピルアルコール、インプロピルア
ルコール、ｎ−ブチルアルコール、５ｅｃ−ブチルアル
コール、ｔｅｒｔ−ブチルアルコール、イソブチルアル
コール等の炭素数１〜４アルキルアルコール類；ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類；
アセトン、ジアセトンアルコール等のケトンまたはケト
アルコール類；テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエ
ーテル類；ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール等のポリアルキレングリコール類；二手レンゲ
リコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール
、Ｉ・ジエチレングリコール１１゜２．６−ヘキサンド
リオール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、
ジエチレングリコール等のアルキレンツ１（が２〜６個
の炭素原子を含むアルキレングリコール類；グリセリン
；エチレングリコールメチル（またはエチル）エーテル
、ジエチレングリコールメチル（またはエチル）エーテ
ル、トリエチレングリコールモノメチル（またはエチル
）エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル
類；Ｎ−メチル゛−２−ピロリドン、１．３−ジメチル
−２−イミダゾリジノン等が挙げられる。これらの多く
の水溶性有機溶剤の中でも、ジエチレングリコール笠の
多価アルコール、Ｉ・リエチレングリコール七ツメチル
（またはエチル）エーテル等の多価アルコールの低級ア
ルキ・ルエーテルが好ましいものである。

インク中のに配水溶性有機溶剤の含有量は、一般にはイ
ンクの全重量に対して重量％で５〜９５千量％、好まし
くは１０〜８０重量％、より好ましくは２０〜５０重量
％の範囲である。

このときの水の含有ｈ１は、上記溶剤成分の種類、その
組成或いは所望されるインクの特性に依存して広い範囲
で決定されるが、インク全重量中で一般に１０〜９０％
、好ましくは１０〜７０％、より好ましくは２０〜７０
％を占める範囲内とされる。

この様な成分から調合される不発ＥＪＩのインクは、そ
れ自体で記録特性（信号応答性、液滴形成の安定性、吐
出安定性、長時間の連続記録性、長時間の記録休止後の
吐出安定性）保存安定性、被記録材への定着性、或いは
記録画像の耐光性、耐牧性、耐水性等いずれもバランス
のとれた優れたものである。そしてこの様な特性を更に
改良する為に、従来から知られている各種添加剤を更に
添加含有せしめてもよい。

例えば、ポリビニルアルコール、セルロース類、水溶性
樹脂等の粘度調整剤；カチオン、アニオン或いはノニオ
ン系の各種界面活性剤、ジェタノールアミン、トリエタ
ノールアミン等の表面張力調整剤；Ｍ衝液によるｐＨｗ
Ｊ整剤、防カビ剤等を挙げることができる。

また、インクを帯電するタイプのインクジェット方式に
使用されるインクを調合する為には、塩化リチウム、塩
化アンモニウム、塩化ナトリウム等の無機塩類等の比抵
抗調整剤が鰯加される。

尚、熱エネルギーの作用によってインクを吐出させるタ
イプのインクジェット方式に適用する場合には、熱的な
物性値（例えば、比熱、熱膨張係数、熱伝導率７）が調
整されることもある。

以上の如き本発明のインクは、種々の筆記共、記録器具
等による記録用インクとして有用なものであり、特にイ
ンクジェット用のインクとして有用である。

々ｆましい１例としてインクジェット方式の場合を説明
すると、このインクジェット方式は、インクをノズルよ
り効果的に離脱させて、射程体である被記録材にインク
を付与しくりる方式であれば、いかなる方式でもよく、
それらの方式の代表的なものは、例えば、アイイーイー
イー　トランス　アクションズ　オン　インダストリー
　アプリケージ、７ズ（ＩＥＥＥ　　Ｔｒａｍｓ　ａｃ
ｔｉｏｎｓ　ｏｎＩｎｄｕｓｔｒｙ　　＾ｐｐｌｉｃａ
ｔｉｏｎｓ）　　Ｖｏｌ、ＪＡ−１３，Ｎｏ、１（１９
７７年２．３月号）、日経エレクトロニクスの１９７６
年４月１９日号、１９７３年１月２９０号および１９７
４年５月６日号に記載されている。これらに記載の方式
は、不発Ｉｌｌのインクの使用に好適なものであり、そ
の幾つかを説明すると、先ず静電吸引方式があり、この
方式では、ノズルとノズルの数ｍｍ前方に置いた加速電
極との間に強電界を与えて、ノズルよりインクを粒子化
して次々に引出し、引出したインクが偏向電極間を飛翔
する間に情報信号を偏向電極に与えて記録する方式と、
インク粒子を偏向することなく、情報信号に対応してイ
ンク粒子を噴射する方式とがあり、いずれも本発明のイ
ンクに有効である。

第２の方式としては、小型ポンプでインクに高圧を加え
、ノズルを水晶振動子等で機械的に振動させることによ
り、強制的に微少インク粒子を噴射する方式であり、噴
射されたインク粒子は噴射と同時に、情報信号に応じて
帯電させる。帯電したインク粒子は偏向電極板間を通過
する際、帯電量に応じて偏向される。この方式を利用し
た別の方式としてマイクロドツトインクジェット方式と
称される方式もあり、この方式では、インク圧力、励振
条件をある範囲の適正値に保ち、ノズル先端より大小二
種類のインク液滴を発生し、この中小径液滴のみを記録
により利用するものである。この方式の特徴は、従来並
みの太いノズル口径でも微少液滴群を得ることができる
。

第３の方式としてはピエゾ素子方式があり、この方式で
は、インクに加える圧力手段として、他方式の如くポン
プの様な機械的手段でなく、ピエゾ素子を利用する。ピ
エゾ素子に電気信号を与えて機械的変位を生じさせるこ
とにより、インクに圧力を加え、ノズルより噴射させる
方式である。

また、特開昭５４−５１８３７号公報に記載されている
方法で、熱エネルギーの作用を受けたインクが急激な体
積変化を生じ、この状態変化による作用力によって、イ
ンクをノズルから吐出させるインクジェット方式も有効
に使用することができる。

以上の如き本発明のインクは、その記録剤として特定の
金属錯塩染料を採用したことにより、一般的記録用のイ
ンクとして勿論、特にインクジェット方式に使用するイ
ンクとして、優れた長期保存安定性、吐出安定性、吐出
応答性等の記録特性を有するとともに被記録材に付与さ
れることによって、優れたインク定着性を示し、耐光性
。

ｍｌ水性、鮮ＩＪＩ性、解像性等に優れた記録画像を与
えるものである。

次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。尚
、文中、部または％とあるのは特に断りのない限り型開
基準である。

実施例１ 具体例（１）の染料（ナトリウム塩）　　　３部ジエチ
レングリコール　　　　　　　３０部Ｎ−メチル−２−
ピロリドン　　　　１５部水　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　５２部上記組成物を容器の中で
充分混合溶解し、孔径ｌｐｍのテフロンフィルターで加
圧濾過した後、真空ポンプを用いて脱気処理し木発１１
のインクとした。得られたインクを用いて、ピエゾ振動
子によってインクを吐出させるオンデマンド型記録ヘッ
ド（吐出オリフィス径５０ＩＬｍ＊ピエゾ振動子駆動電
圧６０Ｖ、周波数４ＫＨｚ）を有する記録装とにより、
下記の（ＴＩ）〜（Ｔ５）の検討を行ったところ、いず
れも良好な結果を得た。

（Ｔｌ　）インクの長期保存性；インクをガラス容器に
布間し、−３０℃と６０℃で６力月間保存した後でも不
溶分の析出は認められず、液の物性や色調にも変化がな
かった。

（Ｔ２）吐出安定性；室温、５℃、４０℃の雰囲気中で
それぞれ２４時間の連続吐出を行ったが、いずれの条件
でも終始安定した高品質の記録が行えた。

（Ｔ３）吐出応答性；２秒毎の間欠吐出と２力月間放置
後の吐出について調べたが、いずれの場合もオリフィス
先端での１１詰まりがなく、安定で均一に記録された。

（Ｔ４）記録画像の品質：記録された画像は濃度が高＜
！Ｉ明であった。室内光に３力月さらしたのちの濃度の
低下率は１％以下であり、また、水中に１分間侵した場
合、画像の滲みは極めてわずかであった。

（Ｔ５）各種被記録材に対する定着性−下表に記載の被
記録材に印字、Ｌ、１５秒後の印字部を指でこすり、画
像ずれ・滲みの有無を判定した。いずれも画像ずれ・滲
み等がなく優れた定着性を示した。

銀　　　　環　上　質　紙　山陽国策バルブ■セブンス
ター　上　賀　紙　北越製紙銖白　牡　丹中　賀紙本州
製紙銖 東祥濾紙ＮＯ４ノンサイズ紙　東　洋　瀘　紙　一実施
例２ ＪＬ体例（６）の染ネ４（リチウム用）　２．５部ジエ
チレングリコール　　　　　　　２５部Ｎ−メチル−２
−ピロリドン　　　　２０部水　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　５２．５部実施例１と同様にしてＪ
−記の組成の本発明のインクを調製し、記録ヘッド内の
インクに熱エネルギーを与えて液滴を発生させ記録を行
うオンデマンドタイプのマルチヘッド（吐出オリフィス
径３５ｇｍ、発熱抵抗体抵抗値１５０Ω、駆動電圧３０
Ｖ、周波数２ＫＨｚ）を有する記録装ｚ１を用いて実施
例１と同様に（Ｔ１）〜（Ｔ５）の検３・１を行ったが
、全ての検討実験において優れた結果を得た。

実施例３ 具体例（１３）の染ネ１ （アンモニウムＪｉり　　　　　　　　　２．５部エチ
レングリコール　　　　　　　　２０部Ｎ−メチル−２
−ピロリドン　　　　１０部ポリエチレングリコール （分子間３００）　　　　　　　　　　　１５部水　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　５２．５部実施
例１と同様にして−１−記の組成の本発明のインクを調
製し、記録ヘッド内のインクに熱エネルギーを与えて液
滴を発生させ記録を行うオンデマンドタイプのマルチヘ
ッド（吐出オリフィス径３５ｐｍ、発熱抵抗体抵抗値１
５０Ω、駆動電圧３０Ｖ、周波数２ＫＨｚ）を有する記
録装置を用いて実施例１と同様に（ＴＩ　）〜（Ｔ５）
の検討を行ったが、全ての検討実験において優れた結果
をｆすた。

実施例４ 具体例（１９）の染料（リチウム塩）　　　３部ジエチ
レングリコール　　　　　　２５部Ｎ−メチル−２−ピ
ロリドン　　　　１５部水　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　５７部実施例１と同様にして上記の
組成の本発明のインクを調製し、記録ヘッド内のインク
に熱エネルギーを与えて液滴を発生させ記録を行うオン
デマンドタイプのマルチヘッド（吐出オリフィス径３５
ｐｍ、発熱抵抗体抵抗（４１５０Ω、駆動電圧３０Ｖ、
周波数２ＫＨｚ）を有する記録装置を用いて実施例１と
同様に（Ｔ１）〜（Ｔ５）の検討を行ったが、全ての検
討実験において優れた結果を得た。

実施例５ 具体例（２０）の染料 （トリエタノールアミンＩ１１り３部 エチレングリコール　　　　　　　　２０部Ｎ−メチル
−２−ピロリドン　　　　１５部水　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　６２部実施例１と同様に
して上記の組成の本発明のインクを調製し、記録ヘッド
内のインクに熱エネルギーを与えて液滴を発生させ記録
を行うオンデマンドタイプのマルチヘッド（吐出オリフ
ィス径３５ｇｍ、発熱抵抗体抵抗値１５０Ω、駆動電圧
３０Ｖ、周波数２ＫＨｚ）を有する記録装置を用いて実
施例１と同様に（ＴＩ　）〜（Ｔ５）の検討を行ったが
、全ての検討実験において優れた結果を得た。

実施例６ 具体例（８）の染料 （トリエチルアミン塩）　　　　　　　　４部ジエチレ
ングリコール　　　　　　　３０部Ｎ−メチル−２−ピ
ロリドン　　　　１５部水　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　５１部上記に示す組成の本発明のイ
ンクを実施例１と同様な方法で調合した。この組成物を
フェルトペンに充填し、中質紙（白牡丹二本州製紙）に
筆記して耐水性およびキャップをはずして２４時間放置
後の筆記性を―べた。

本実施例のインクは耐水性および放置後の筆記性共に優
れていた。

以」；説明した様に本発明のインクを用いることにより （１）液の長期保存安定性が良好で、吐出口の目詰まり
を起こしにくい。

（２）温度や駆動条件の変動に対して、安定吐出のアロ
ーワンスが広い。

（３）被記録材への定着が速く、画像は鮮１１である。

（４）印字物の耐水性Φ耐光性が良好である。

（５）インクの安全性が高く、Ｉ、１辺材料（容器シー
ル材等）を侵さない。

等の利点がある。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）記録像を形成する成分である記録剤およびこの記
   録剤を溶解または分散する為の液媒体を含む記録液にお
   いて、記録剤として下記の一般式（Ａ）で表される染料
   の少なくとも１種が含有されていることを特徴とする記
   録液。 ▲数式、化学式、表等があります▼（Ａ） （但し、上記式中のＲ１およびＲ２は各々水素原子、ス
   ルホン酸基、カルボキシル基、アルコキシ基のいずれか
   を示し、Ｒ３はアルキル基またはアルコキシ基を示し、
   Ｘは、−ＣＨ＝ＣＨ−、−ＮＨ−または−Ｎ＝Ｎ−結合
   を示し、ＹおよびＺは置換基を有してもよいベンゼン環
   またはナフタレン環を形成するのに必要な原子群を示し
   、ｎは０または１であり、スルホン酸基およびカルボキ
   シル基は、リチウム、ナトリウム、カリウム、アンモニ
   アおよび有機アミンのうちのいずれかと造塩している。 ）
2. （２）一般式で示される染料が、記録液全重量の０．１
   〜２０重量％を占める割合で含有されている特許請求の
   範囲第（１）項に記載の記録液。