JPS6218984B2 - - Google Patents

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JPS6218984B2
JPS6218984B2 JP55080613A JP8061380A JPS6218984B2 JP S6218984 B2 JPS6218984 B2 JP S6218984B2 JP 55080613 A JP55080613 A JP 55080613A JP 8061380 A JP8061380 A JP 8061380A JP S6218984 B2 JPS6218984 B2 JP S6218984B2
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JP
Japan
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memory
data
speed
signal
frequency value
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JP55080613A
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Inventor
Takashi Matsushige
Hisanori Mori
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
記録されている複数個の音楽信号からそれぞれ
必要な部分だけを取り出し、それらを音楽的な連
続性が満足されるような状態でつなぎ合わせて
(接続して)完全な状態の音楽信号とする作業、
いわゆる音楽信号の編集作業は、望ましい完全な
状態の音楽信号を得るのに不可欠なものとして従
来から広く行なわれていることは周知のとおりで
ある。 第1図は、複数の音楽信号#1〜#3が順次に
記録されている磁気テープTa中の各音楽信号
#1〜#3におけるそれぞれ必要な部分を磁気テ
ープTbに、連続した状態で記録する際の編集作
業の概略を説明する図であつて、この第1図では
編集作業により磁気テープTbに対して、磁気テ
ープTaに記録されている#1の音楽信号におけ
るPo→P1の部分と、#2の音楽信号におけるP2
→P3の部分と、#3の音楽信号におけるP4→P5
部分とが順次に連続的に接続されるように記録さ
れた状態が例示されている。 ところで、音楽信号の編集に当つては、音楽信
号の接続点において音楽的な連続性が失なわれて
はならないから、従来から音楽信号の編集に際し
て必要とされている最も適切な編集点を見付け出
す作業には困難さを伴なつていた。すなわち、従
来、アナログ信号形態での音楽信号が記録されて
いる磁気テープによる音楽信号の編集に際して行
なわれていた編集点を見付け出す作業の最終過程
では、磁気テープにおいて編集点が存在している
と思われる部分が、極めて遅い速度で磁気ヘツド
に摺接移動するように磁気テープを往復動させ
て、編集点とすべき音の立上がり位置を探がし出
すようにしていた。そして、この方法はクラシツ
ク音楽や軽音楽などにおける編集点の決定に際し
ては非常に有効なものである。しかしながら、接
続すべき2つの音楽信号における編集点の部分に
リズムの相違があつた場合には、2つの音楽信号
における編集点における音の立上がり位置を見付
け出し、そこで2つの音楽信号を接続してもリズ
ムに乱れが生じている音楽信号が編集されてしま
うのであり、リズムに乱れのない状態の音楽信号
が編集されるようにするためには、試行錯誤によ
つて適切な編集点が見付かるまで何度も作業を繰
返えし磁気テープのつなぎ直しが必要とされてい
た。 上記の点について具体例を挙げて説明すると次
のとおりである。第2図a,b図は、テープ
Ta1,Ta2に磁気記録されている音楽信号を説明
の便宜上から音符のシンボルを用いて示したもの
であり、この第2図a,b図は同一曲目の同一部
分を2回演奏し、各一回毎の演奏を各別の磁気テ
ープTa1,Ta2に磁気記録した場合における音楽
信号の記録のパターンの一例である。 同一曲目の音楽を複数回演奏して得た音楽信号
における時間軸上での音の配置状態は演奏の度毎
に僅かのずれを示すものとなつていることが多
く、殊に、ジヤズの演奏などのようにアドリブが
入る場合には、アドリブの部分の音の配置が全く
異なつたものとなることがある。 さて、同一の曲目の音楽を演奏して得た音楽信
号の一部づつをつなぎ合わせる場合に、音楽中の
特定な小節の特定な音に着目し、その音の位置だ
けで2つの磁気テープをつなぎ合わせた時は、つ
なぎ合わせる音付近の音の配置間隔(リズムと対
応する)が、2つの磁気テープの記録について同
一の場合には何の問題もないが、つなぎ合わせる
音付近の音の配置間隔にずれがある場合には、単
に着目した特定な音の位置で2つの磁気テープを
つなぎ合わせると、そのつなぎ合わせの部分でリ
ズムに狂いが生じてしまうことになるのであり、
前述のように、同一曲目の音楽を何度か演奏した
時には、時間軸上における音の配置パターンが同
一とはなり難いという事実を考えると、リズムに
狂いを生じさせない状態での編集点の見付け出し
が極めて困難なことは容易に理解できる。 編集の対象とされる2つの音楽信号が時間軸上
で互いに異なつた音の配置パターンを示している
場合に、その2つの音楽信号をリズムに狂いのな
い状態で編集するのには、編集の対象とされるべ
き2つの音楽信号における特定な音の立上がりの
時点を合わせた状態で2つの音楽信号をつなぎ合
わせるのではなく、リズムに狂いを生じさせない
位置に音が配置された状態となるようにして2つ
の音楽信号をつなぎ合わせることが必要とされる
が、このことは一方の磁気テープについてみると
編集のために着目した特定な音の位置からずれて
いて音の存在していない部分を編集点としなけれ
ばならないということであり、そのような編集点
は音楽信号が一定の速度で再生されている状態で
なければ見付け出すことはできないことは明らか
である。 しかるに、既述した従来法では、編集点を見付
け出す最終段階においては、手動で磁気テープを
遅く動かしたり、あるいはメモリからの読み出し
が手動調節によりゆつくりと行なわれるようにな
されていたから、再生される音楽信号が一定速度
ではなく、手動のために避けることのできない速
度むらを含んでいるものとなつており、したがつ
て、従来法では編集点付近における音の配置状態
が同一でないような2つの音楽信号の編集は、多
数回の試行錯誤によつてのみ可能であつたのであ
る。 本発明は、従来法のような編集を行ないうると
共に、従来法における上述のような問題点が良好
に解消される如きデジタル信号処理装置を提供す
ることを目的としてなされたものであり、以下、
本発明のデジタル信号処理装置の具体的な内容を
添付図面を参照して詳細に説明する。 第3図は本発明のデジタル信号処理装置の一実
施態様のもののブロツク図であり、この第3図に
おいてOPは操作部、CLはマイクロコンピユータ
を含んで構成された制御回路、FGは被計数パル
ス発生器、PCTは計数器、Mはメモリ、ASは再
標本化処理回路、DFはデジタルフイルタ、DAC
はデジタルアナログ変換器、LPFはローパスフイ
ルタである。メモリMには符号化された音楽信号
(例えばPCM信号)が図示されていないデータ入
力回路を介して記憶されている。メモリMに対す
る符号化された音楽信号の書込みは、その符号化
された音楽信号を作る際に原音楽信号を標本化す
るのに用いた標本化信号(サンブリングパルス)
の標本化周波数sと同一の繰返し周波数sを
有するパルスで駆動されたアドレスカウンタの出
力によるアドレス指定で行なわれている。 メモリMからのデータの読出しは、アドレスカ
ウンタとして機能する計数器PCT出力によるア
ドレス指定によつて行なわれるが、計数器PCT
の被計数パルスを発生する被計数パルス発生器
FGは、操作部OPに設定される動作条件に従つて
制御回路CLで作られた制御信号に応じて異なつ
た繰返し周波数の被計数パルスを発生するから、
操作部OPにおける動作条件の設定の仕方を変え
ることによりメモリMからのデータの読出し速度
は任意に変化できるのである。メモリMからのデ
ータの読出し速度の変化は、再生信号の時間軸上
での長さの変化となるものであることはいうまで
もなく、例えば、読出し時における計数器PCT
の被計数パルスの繰返し周波数xsをデータの
符号化時における標本化周波数s{これはメモ
リMに対するデータの書込み時におけるアドレス
カウンタの被計数パルスの繰返し周波数sと同
一であることは既述したとおりある}と同一の周
波数値s(これX=1の場合である)とすれ
ば、再生される音楽信号は原信号と時間軸上で同
一の長さのもの(いわゆる等速再生による音楽信
号)となり、また例えば、読出し時における計数
器PCTの被計数パルスの繰返し周波数xsを
データの符号化時における標本化周波数sの1/
2とすれば(x=0.5)、メモリMから読出された
データに基づいて得られる再生音楽信号は、原信
号に対して時間軸上で2倍の長さのもの(いわゆ
る半速再生による音楽信号)となる、というよう
に、メモリMからのデータの読出し速度はそれと
対応しているアドレスカウンタ(計数器PCT)
に与えられる被計数パルスの繰返し周波数xs
を変えることによつて、任意の特定な速度となさ
れ得るのである。そして、メモリMからの読出し
速度の設定は、操作部OPに設けられている操作
つまみの操作によつて行なわれるのである。 前記のように、読出しモード時にメモリMから
読出されたデータの読出し速度は、操作部OPに
おいて任意に設定されうるのであり、メモリMか
ら読出されたデータをアナログ信号に変換すれ
ば、メモリMからの読出し速度に応じた再生速度
の再生信号が得られるのであるが、ここに問題と
なるのはメモリMからのデータの読出し速度が変
化した場合には、メモリMから読出されたデータ
からアナログ信号形態の再生信号を得る際に必要
とされる回路配置の構成が非常に複雑なものとな
つてしまうということである。 殊に、メモリMからのデータの読出し速度を微
細なステツプで変化させうるようになされている
場合には、それぞれの読出し速度と対応して、そ
れぞれ備えさせておくべき個別のデジタルアナロ
グ変換器やローパスフイルタなどの個数が極めて
多くなるので、実用的な装置としてまとめること
は不可能に近い。 そこで、本発のデジタル信号処理装置では、メ
モリMから読出されたデータを、データの符号化
時における標本化周波数sを有するサンプリン
グパルスで再標本化処理し、また、前記の再標本
化処理を行なう再標本化処理回路からの出力信号
を、メモリMからのデータの読出し速度に応じて
遮断周波数が所要のように変化するように構成さ
れたデジタルフイルタDFに通して有害な折返し
雑音を除去することにより、データのアナログ信
号への変換のために必要とされるるデジタルアナ
ログ変換器DACやローパスフイルタLPFとして
は、いわゆる等速再生された状態におけるデータ
をアナログ信号に変換する際に必要な特性を備え
たものを、メモリMからのデータの読出し速度が
どうであつても共通に使用できるようにしている
のである。 すなわち、第3図において、再標本化処理回路
ASは、メモリMから読出されたデータを、デー
タの符号化時における標本化周波数sを有する
サンプリングパルス再標本化処理する機能を有す
るものとして構成されており、また、デジタルフ
イルタDFは被計数パルスの繰返し周波数Xs
対応しているメモリMからのデータの読出し速度
に応じて、その遮断周波数値が被計数パルスの繰
返し周波数Xsの1/2となるように変化しうるよ
うな構成のローパスフイルタとして構成されてお
り、このデジタルフイルタDFの遮断周波数値の
変化は、操作部OPで設定した再生速度(メモリ
Mからのデータの読出し速度)に応じて制御回路
CLで発生された制御信号(数値信号)によつて
行なわれる{例えばデジタルフイルタDFにおけ
るROMの情報が制御回路CLから与えられた制御
信号(アドレス信号)により選択して取出されて
用いられることによつて、遮断周波数値の変更が
行なわれる}。 メモリMからのデータの読出し速度を等速再生
時よりも遅くした場合における被計数パルス発生
器FGからの被計数パルスの繰返し周波数Xs
は、Xの値がX<1の範囲にあり、また、メモリ
Mから読出されるデータの読出し速度は、計数器
PCTが計数している被計数パルスの繰返し周波
数値Xsと同一なことは既述したとおりであつ
て、被計数パルスの繰返し周波数Xs(ただ
し、X<1)の場合にメモリMから読出されたデ
ータは、繰返し周波数がs>Xsの関係にある
繰返し周波数sのサンプリングパルスで再標本
化処理回路ASにおいて1/sの周期で標本抽出
されるが、その結果として再標本化処理回路AS
から出力される再標本化処理信号は、メモリMか
ら読出し速度Xsで読出されたデータの有する
情報をすべて含んでいる。 したがつて、再標本化処理回路ASから得られ
る再標本化処理信号に基づいて、メモリMから読
出し速度Xs(ただし、X<1)で読出したデ
ータを直接にアナログ信号に変換した場合(デジ
タルアナログ変換器及びローパスフイルタなどを
読出し速度Xsと対応している特性のものとし
てアナログ信号に変換した場合)に得られる再生
信号と、略々等しい再生信号が得られることは明
らかである。 さて、本発明のデジタル信号処理装置におい
て、メモリMからXs(ただし、X<1)の読
出し速度で読出したデータを、データの符号化時
における標本化周波数sと同一の繰返し周波数
を有するサンプリングパルスを用いて再標本化処
理回路ASで標本化した場合に、最終的な再生信
号において必要とされる周波数成分は、0〜
/2の周波数領域に存在しているものであり、 周波数値がX/2以上の周波数領域に存在するも のは再生信号にとつては有害ないわゆる折返し雑
音であつて、この折返し雑音が再生信号に含まれ
るようなことがあつてはならないが、ローパスフ
イルタLPFは遮断周波数値がsのものとなされ
ているから、メモリMからのデータの読出しが、
s>Xsの関係にある読出し速度Xsで行な
われている場合に再標本化処理回路ASから出力
されている再標本化処理信号を、等速再生時の信
号処理に合うように成されているデジタルアナロ
グ変換器DFや遮断周波数がs/2のローパスフ
イルタLPFを用いて再生信号を得た場合には、再
標本化処理信号中で周波数値がX/2〜/2の
範囲 に存在する折返し雑音が再生音中に現われてしま
うことになる。 そこで、本発明のデジタル信号処理装置におい
ては、再標本化処理回路ASから出力された再標
本化処理信号をデジタルフイルタDFに与えて、
デジタルフイルタDFにより周波数値がX/2以上 に存在する信号成分(雑音)を予め除去してから
周波数値がsで動作するデジタルアナログ変換
器DACに与えることにより、デジタルアナログ
変換器DACから出力されたアナログ信号を遮断
周波数値がs/2のローパスフイルタLPFに通
しても、周波数値がX/2以上の周波数成分(折 返し雑音)が再生信号中に含まれることがないよ
うにしているのである。 このように、本発明のデジタル信号処理装置で
は、操作部OPにおける操作つまみの調節設定に
応じてメモリMからのデータの読出し速度、すな
わち再生速度が任意所望のように変化できると共
に、折返し雑音の存在しない再生信号を簡単な構
成の装置によつて得ることが可能なのであるが、
次に、本発明のデジタル信号処理装置についての
より一層具体的な構成ならびに動作態様などにつ
いて説明する。操作部OPには任意の構成形態の
数値信号発生器が設けられていて、この数値信号
の発生器では、操作つまみの操作に応じた数値信
号を発生して制御回路CLに与える。 前記した数値信号の発生器としては、例えば、
インクリメンタル・エンコーダ、またはアブソリ
ユート・エンコーダなどのようなもの、あるいは
直線摺動型または回動摺動型の可変抵抗器におけ
る摺動子の位置と対応して発生された電圧値をア
ナログデジタル変換器によつて数値信号に変換す
るようにしたもの、その他、任意所望の構成のも
のを使用することができる。 操作部OPにおける操作つまみの操作に応じて
数値信号発生器で発生された数値信号が、マイク
ロコンピユータを含んで構成された制御回路CL
に与えられた場合に、制御回路CLでは、(1)メモ
リMからのデータの読出しが、操作部OPで設定
された所要の特定な速度で行なわれるような動作
モードでデジタル信号処理装置を動作させる。あ
るいは、(2)操作つまみの動かされる速度と対応す
る読出し速度でメモリMからのデータの読出しが
行なわれるような動作モードでデジタル信号処理
装置を動作させる。という2つの動作モードの内
の一方の動作モードでデジタル信号処理装置を動
作させるのである。 制御回路CLにより前記した(1),(2)の動作モー
ドの内のどちらの動作モードでデジタル信号処理
装置を動作させるようにするのかは、操作部OP
に設けられている動作モード選択釦を操作するこ
とによつて行なわれる。 前記した(1)の動作モードでデジタル信号処理装
置が動作される場合は、操作部OPにおける操作
つまみの設定位置と対応して数値信号発生器から
発生された数値信号が制御回路CLに供給される
と、制御回路CLでは前記した数値信号と対応し
た特定な繰返し周波数Xsの被計数パルスが被
計数パルス発生器FGから発生されるようにする
と同時に、デジタルフイルタDFの遮断周波数値
がX/2変更されるように、被計数パルス発生器 FGとデジタルフイルタDFとに制御信号を与え
る。 それにより、デジタル信号処理装置からは、操
作部OPにおける操作つまみによつて設定された
特定な再生速度で再生された再生信号が送出され
るのである。 次に、前記した(2)の動作モードでデジタル信号
処理装置が動作される場合は、操作部OPにおけ
る操作つまみの動きと対応してメモリMからのデ
ータが読出されるように、すなわち、操作つまみ
の位置とメモリMのアドレスとが1対1に対応す
るような状態でメモリMのデータが読出されるよ
うに制御回路CLによる制御が行なわれるのであ
るが、このような制御がどのような動作原理に基
づいて行なわれるのかについて説明すると次のと
おりである。 今、ある時刻toに操作部OPから制御回路CL
に与えられている数値信号の数値(入力値)をX
oとし、また、その時における計数器PCTの計数
値、すなわち、メモリMのアドレス値をCoとし
て、時刻to+1におけるメモリアドレスの予測値
oを次の(1)式のように定義する。 Yo=αXo+β ………(1) (ただし、α,βは定数) 初期値として、t0のときに、C0=Y0 ………(2) と仮定すると、前記した(1),(2)式より、 C0=Y0=αX0+β、β=C0−αX0 ………(3) (3)式が得られる。ここで、αは数値Xoが1増す
毎にメモリMから何ワードのデータを読出すのか
を決める定数であり、また、βは、ある初期値に
おいて操作つまみで設定された数値と、メモリア
ドレスとのオフセツトである。 それで、操作つまみを操作している状態の各時
刻t0,t1,t2……において操作つまみの位置に応
じて数値信号発生器で得られた数値Xoと、メモ
リアドレスCoと、メモリアドレスの予測値Yo
の対応関係は下表のようになる。
【表】 そこで、ある微小な時間△t毎の、CoとYo
の数値を用いて制御回路CLにおけるマイクロコ
ンピユータで次の(4)式に従う演算を行なわせ、 Y−C/△t ……(4) (4)式による演算の結果に従つた繰返し周波数のパ
ルスを被計数パルス発生器FGから発生させる
と、時刻to+1においては、 Co+1≒Yo ……(5) (5)式が成立する。 そして(1),(5)式より、 Co+1o ……(6) (6)式が成立する。 この(6)式は時刻toにおける操作つまみの位置
に応じて数値信号発生器で得られる数値Xoと、
時刻to+1におけるメモリアドレスCo+1とが比例
関係にあることを示している。 さて、時刻△tの時間におけけるメモリMから
のデータの読出し周波数Xo s、既述のように、 Xo s=Y−C/△t であるが、再生信号中にX /2〜/2の範囲
の周波 数成分が折返し雑音として生じることがないよう
にするために、デジタルフイルタDFの遮断周波
数がX /2となされるように、制御回路CLからデ ジタルフイルタDFに対しては制御信号が与えら
れるようにするのである。 第4図及び第5図は、上記した動作原理に従つ
てデジタル信号処理装置が動作する際における装
置の動作の様子を図示説明するための曲線図であ
つて、第4図は時間軸上における操作つまみの速
度(曲線)と、メモリMからのデータの読出し
速度(曲線)との関係を示しており、また、第
5図は、時間軸上におけるメモリアドレスCo
(曲線Co)とメモリアドレスの予測値Yo(曲線
o)との関係を示している。 第4図より、時間△tを微小にすれば、メモリ
Mからのデータの読出し速度と操作つまみの速度
とを略々同一となしうることは明らかであり、ま
た、第5図より、時間△tを微小にすればメモリ
アドレスCoはメモリアドレスの予測値Yoに近づ
き、したがつて、操作つまみの位置とメモリMの
アドレスとを略々1対1の関係となしうることは
明らかである。 このように、(2)の動作モードでデジタル信号処
理装置が動作する際に、△tが微小となるように
なされていれば、操作つまみの位置とメモリMの
アドレスとが対応し、操作つまみの移動速度とメ
モリMからのデータの読出し速度とが比例してい
る状態となされるのであり、(2)の動作モードによ
つてデジタル信号処理装置を動作させると、磁気
テープを手動で任意の移動速度で往復動させなが
ら、音の立上がり点を探し出す、という従来法と
同様な編集点の見付け出しの手法を、操作つまみ
の操作によつて容易に実現できるのである。 以上の説明より明らかなように、本発明のデジ
タル信号処理装置では、(1)の動作モードで装置を
動作させることによつて、特定な一定の再生速度
でメモリMからのデータの読出しが行なわれ、そ
れにより正確なリズムで編集点を探し出すことが
できると共に、(2)の動作モードで装置を動作させ
ることによつて、磁気テープを手動で任意の移動
速度で往復動させながら音の立上がり点を探し出
して編集点にするということも容易にできるので
あり、本発明のデジタル信号処理装置によれば簡
単な構成の装置であるにも拘わらず、曲種に応じ
て常に適正な編集点の探し出しを効率よく行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は編集作業を説明するための磁気テープ
の平面図、第2図a,b図は磁気テープにおける
記録パターンの説明図、第3図は本発明のデジタ
ル信号処理装置の一例構成を示すブロツク図、第
4図及び第5図は本発明のデジタル信号処理装置
の動作説明用の曲線図である。 OP……操作部、CL……制御回路、FG……被
計数パルス発生器、PCT……計数器、M……メ
モリ、A……再標本化処理回路、DF……デジタ
ルフイルタ、DAC……デジタルアナログ変換
器、LPF……ローパスフイルタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 符号化された音楽信号が記憶されているメモ
    リからのデータの読出しが、任意に選定された特
    定な繰返し周波数値を有する被計数パルスを計数
    している計数器で発生されたアドレス信号による
    アドレス指定によつて行なわれるようにする手段
    と、メモリから読出されたデータに対してそれの
    符号化時における標本化周波数での再標本化処理
    を行なつて再標本化処理信号を得る手段と、前記
    の再標本化処理信号を前記した任意に選定された
    特定な繰返し周波数値の1/2以下の遮断周波数値
    を有するデジタルフイルタによつて帯域制限を行
    なう手段とを含んで構成されたデジタル信号処理
    装置であつて、メモリからのデータの読出し速度
    を設定する操作つまみが動かされる速度を検出
    し、その速度と対応した特定な繰返し周波数値が
    選定されるようにする手段を備えて、操作つまみ
    の位置とメモリのアドレスとが1対1に対応する
    ようにしてなるデジタル信号処理装置。 2 符号化された音楽信号が記憶されているメモ
    リからのデータの読出しが、任意に選定された特
    定な繰返し周波数値を有する被計数パルスを計数
    している計数器で発生されたアドレス信号による
    アドレス指定によつて行なわれるようにする手段
    と、メモリから読出されたデータに対してそれの
    符号化時における標本化周波数での再標本化処理
    を行なつて再標本化処理信号を得る手段と、前記
    の再標本化処理信号を前記した任意に選定された
    特定な繰返し周波数値の1/2以下の遮断周波数値
    を有するデジタルフイルタによつて帯域制限を行
    なう手段とを含んで構成されたデジタル信号処理
    装置であつて、メモリからのデータの読出し速度
    を設定する操作つまみの設定位置と対応して特定
    な繰返し周波数値が選定されるようにする手段
    と、メモリからのデータの読出し速度を設定する
    操作つまみが動かされる速度を検出し、その速度
    と対応した特定な繰返し周波数値が選定されるよ
    うにする手段と、マイクロコンピユータを含んで
    構成された制御回路とを備えてなるデジタル信号
    処理装置。
JP8061380A 1980-06-14 1980-06-14 Digital signal processor Granted JPS576899A (en)

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JPH0716382B2 (ja) * 1990-05-10 1995-03-01 森下仁丹株式会社 海藻ミネラルの製造方法
JPH0732690B2 (ja) * 1990-08-29 1995-04-12 森下仁丹株式会社 減塩食品

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