JPS62188211A - 積層型コンデンサの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子機器・電気機器に用いられる金属化フィ
ルムコンデンサの製造方法に関するものである。

従来の技術 従来、金属化フィルムコンデンサの製造方法には大別し
て、２枚巻フィルムコンデンサと１枚巻フィルムコンデ
ンサの２通りがある。

２枚巻フィルムコンデンサの中にも次の４通りがある。

（１）第４図に示すように、誘電体フィルムの片面に蒸
着法、またはスパッタリング法などにより（以下蒸着と
いう）、金属化した片面金属化フィルム１０を２枚重ね
合わせて巻回する片面金属化フィルムコンデンサの製造
方法 翰）第６図に示すように、誘電体フィルムの両面に蒸着
した両面金属化フィルム１１と、非金属化フィルム１２
を２枚１ね合わせて巻回する両面金属化フィルムコンデ
ンサの製造方法（３）第６図に示すように前記片面金属
化フィルム１ｏを２枚重ね合わせて、大きなボビンに巻
回した後、切断し単位コンデンサを得る片面金属化フィ
ルム積層コンデンサの製造方法（４）第７図に示すよう
に前記両面金属化フィルム１１と、非金属化フィルム１
２を２枚重ね合わせて、大きなボビンに巻回した後切断
し、単位コンデンサを得る両面金属化フィルム積層コン
デンサの製造方法 また１枚巻フィルムコンデンサの中にも次の２通りがあ
る。

（１）第８図に示すように両面金属化フィルム１１の上
に、ラッカー・コーティング等により誘電体としてのラ
ッカー膜１３を形成した２ツカ−・コーティング両面金
属化フィルム１枚のみを巻回してなるう、カードフィル
ムコンデンサの製造方法 （（２）第９図に示すように前記ラッカー・コーティン
グ両面金属化フィルム１枚のみを、大きなボビンに巻回
した後切断し、単位コンデンサを得るう、カードフィル
ム積層コンデンサの製造方法 なお、第４図〜第９図において、６はＭ着金属、６はマ
ージンである。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような、２枚巻フィルムコンデンサ
の製造方法においては、２枚の薄膜フィルム（１６μｍ
〜）を重ね合わせて巻回するため、２枚の薄膜フィルム
のズレ及び２枚の薄膜フィルムのテンシラン等の調整が
困難で、熟練を要し、かつ高速化が困難であった。

また、２ツカ−・コーティング両面金属化フィルムを用
いた１枚巻フィルムコンデンサにおいては、巻回時の生
産性は、２枚巻フィルムコンデンサより優れているが、
ラッカー・コーティング工程が必要なため、トータル的
な生産性向上には至っていない。

本発明は、このような従来の欠点に鑑み、ラッカー・コ
ーティングせず、しかも１枚の片面金属化フィルムのみ
を巻回し、切断することによって、生産性が高くかつ精
度の高いコンデンサの製造方法を提供するものである。

問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために、本発明のコンデンサの製
造方法は、１枚の幅広の片面金属化フィルムに、このフ
ィルムの幅方向の間隔が２個分のコンデンサに相当する
間隔でかつフィルムの長手方向においては所定の長さ毎
に前に形成されたマージンの中間位置に次のマージンが
形成されるようにマージンを形成する工程と、前記１枚
の片面金属化フィルムを巻取る工程と、巻取られたフィ
ルムを各マージンにおいて条毎に切断する工程とを含ん
でいる。

作　　用 本発明のコンデンサの製造方法によれば、１枚の：陥広
の片面金属化フィルムを巻取り、各条ごとに切断したコ
ンデンサの断面は、必ず接し重なり合う１枚１枚の片面
金属化フィルムのマージンが、互いに反対の切断端部に
きており、あたかも二枚巻片面金縮化フィルムコンデン
サの構造になる。

さらに、前記コンデンサを切断することＫより、今まで
１枚のフィルムで連らなっていた金属化電極が、１枚１
枚独立した電極となり、片面金属化フィルム積層コンデ
ンサの構造となる。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。

第１図に本発明の一実施例によるコンデンサの製造方法
を示し、第２図にその方法によって得られるコンデンサ
のフィルム積層状態を示している。

第２図に示すように、本発明の方法によって得られるコ
ンデンサは、？Ｊｅ図に示す片面金属化フィルムを２枚
用いて構成したコンデンサと同様な構造となる。第２図
において、５は蒸着金属、６はマージン、７は切り欠き
部であり、誘電体フィルムの片面に蒸着金属６を形成し
た片面金属化フィルム１４が、マージン６が相対する両
端部に交互にくるように積層された構造である。

次に、本発明の製造方法の一実施例を第１図を用いて説
明する。

第１図ａに示すようＫ、１個のコンデンサに必要とする
幅よりも幅広の片面金属化フィルム１４を供給ボビン１
より供給し、片面金属化フィルム１４に、マージン形成
レーザー３により複数条同時に蒸着金Ｆ！ｉｓを飛散さ
せることによりマージン６′を形成する。このマージン
ｅ　′Ｆｉ、完成品としてのコンデンサのマージン６の
幅に対して、はぼ２倍の幅であり、しかも巻取ボビン１
６の１回転分の長さ毎に、前に形成したマージン６′の
中間位置に次のマージン６′がくるように形成されてい
る。

このマージン６′が形成された後、切シ欠きレーザー４
ｉＣより、マージン６′に、このマージン６′の中間位
置で片面金属化フィルム１４を切断した際に切り欠き部
７が形成されるように貫通孔７′を連続して形成し、そ
して巻取ボビン１５にその片面金属フィルム１４を複数
回巻取る。なお、２は巻取られた片面金属化フィルムで
ある。

第１図ｂｌｃこの巻取られる片面金属化フィルム１４を
示している。

次に、第１図Ｃに示すように、巻回物を巻喉ボビン１５
から外し、マージン６′の中心を通る線で切断し、第１
図ｄに示す母体コンデンサ８を得る。

第１１００第１図ｄのＡ−Ａで切断した断面図を示す。

その後、母体コンデンサ８の切断端面に金属溶射により
電極引出部９を形成した後、第１１００ように回転する
切断刃１６により切断し単位コンデンサ８′を得る。

次に、この一実施例の製造方法における作用を説明する
。１枚の幅広の片面金属化フィルム１４をマージン形成
レーザー３により、巻取ボビン１５の１回転分毎に交互
にマージン６′を形成し、かつ、巻取られたフィルムを
巻取ボビン１５からはずし、各条毎に切断された母体コ
ンデンサ８の断面は必ず第１１００ように、接し重なり
合う１枚１枚の片面金属化フィルムのマージン６が互い
に反対ｆｆ１ｌ＋の切断端部にきており、あたかも二枚
巻片面金属化フィルムコンデンサの構造になっている。

さらに、巻取られたフィルムを巻取ボビン１６からはず
して切断したり、または、母体コンデンサを切断するこ
とにより、一枚のフィルムで連うなっていた蒸着電極が
、１枚１枚独立した電極となり、片面金属化フィルム積
層コンデンサの構造となる。

また切シ欠きレーザー４による切り欠き部７は、溶射金
属と蒸着電極６とのコンタクトを得るために設けている
。

またこの切シ欠きは第３図のようにマージン６の中間部
をマージン６の幅よりも狭く切り取っても可能である。

この結果、１枚の幅広の片面金属化フィルムのみを巻回
し、切断するだけで、コンデンサの機能を有し、かつ大
量に生産されるため、従来の２枚巻フィルムコンデンサ
の欠点であった、２枚のフィルムのズレ調整及びテンシ
ョン調整が不要になり、また従来の１枚巻フィルムコン
デンサであった２ノカードフイルムコンデンサのような
ラッカー・コーティングも不要になる。

このように、作業に熟練を必要とせず、かつ工程が簡略
化し、さらに大量に生産できるため、自動化が可能とな
り飛躍的な生産性向上となる。

なお、マージン形成方法として、本実施例では、レーザ
ーによる形成方法を用いたが、これに限るものではなく
、例えば、蒸着時のマスキング工法による形成、あるい
は蒸着金属を火花放電によって飛散させる工法等がある
。

また、接し重なり合う片面金属化フィルムのマージンを
、互いに反対側の切断端部にくるようにする方法として
、本実施例では、巻取ボビンの１回転分の長さ毎に反対
側の切断端部の蒸着金属を飛散させ、マージンを形成し
たが、これに限るものではなく、例えば巻取ボビンの３
回転分の長さ毎に反対側の切断端部の蒸着金属を飛散さ
せ、マージンを形成する方法等、母体コンデンサとなっ
たときに接し重なりあう金属化フィルムのマージンが互
いに反対側の切断端部にくるようになればよい。

発明の効果 以上のように本発明は、１枚の幅広の片面金属化フィル
ムを巻取り、条毎に切断したさいに％接し重なり合う前
記片面金属化フィルムのマージンを、互いに反対側の切
断端部にぐるようにマージンを形成し、この１枚の片面
金属化フィルムを巻取る製造方法により、１枚の幅広の
片面金属化フィルムのみを巻回し、切断するだけで、コ
ンデンサの機能を有するため、従来の２枚巻フィルムコ
ンデンサの欠点であった２枚のフィルムのズレ調整及び
テンシラン＃Ｊ４整が不要になり、また従来の１枚巻フ
ィルムコンデンサであったラノカードフイルムコンデン
サノヨウナラソカー・コーティングも不要になる。この
ようＫ、作業に熟練を必要とせず、かつ工程が簡略化し
、さらに大量に生産できるため、自動化が可能となり飛
躍的な生産性向上となり、産業界に寄与するところはま
ことに大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ　−ｆは本発明の一実施例によるコンデンサの
製造方法の要部工程の状態を示す概略図、第２図は同方
法によって得られるコンデンサの要部の斜視図、０￥３
図は本発明の他の実施例における片面金属化フィルムの
斜視図、第４図〜第９図はそれぞれ従来のコンデンサの
要部のｆ＋視図である。 ２−・巻取られた片面金属化フィルム、６・・−・蒸着
金属、６，６７−・・・マージン、７・・・・切り欠き
部、７′・・・・・・貫通孔、８・−・母体コンデンサ
、８′・・・・・単位コンデンサ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名ゴ　
　　　− （Ｃン 第１図 第　２　図 第４図 第５図 第６図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）１枚の幅広の片面金属化フィルムに、このフィル
   ムの幅方向の間隔が２個分のコンデンサに相当する間隔
   でかつフィルムの長手方向においては所定の長さ毎に前
   に形成されたマージンの中間位置に次のマージンが形成
   されるようにマージンを形成する工程と、前記１枚の片
   面金属化フィルムを巻取る工程と、巻取られたフィルム
   を各マージンにおいて条毎に切断する工程とを含むこと
   を特徴とするコンデンサの製造方法。
2. （２）片面金属化フィルムのマージンの中間部を、マー
   ジンの幅よりも狭い幅で切り取ったことを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載のコンデンサの製造方法。
3. （３）片面金属化フィルムのマージンに、このマージン
   で切断した時に切り欠き部が形成されるように貫通孔を
   設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のコ
   ンデンサの製造方法。