JPS62184335A - 化学分析装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は一層または多層の試薬層をイエする化学分析ス
ライドに被測定物質を作用させ、所定時間恒温保持（イ
ンキュベーション）を行なった後、その呈色１１２合（
色素生成度合）を光学的に測定・分析する化学分析装置
にｒＩｌするものである。

（従来技術） 液体試料中の特定の化学成分を定性的もしくは定量的に
分析することは様々な産業分野において一般的に行なわ
れている操作である。特に血液や尿等、生物体液中の化
学成分または有形成分を定量分析することは生化学分野
および臨床分野において極めて重要である。

近年、試料液の小満を点着供給するだ【プで該試料液中
に含まれている特定の化学成分または有形成分を定量分
析することのできるドライタイプの化学分析スライドが
開発され（持分［５３−２１６７７８、特開昭５５　１
６４３５６Ｍ等）実用化されている１、これらの化学分
析スライドを用いると従来の湿式分析法に比して簡易且
つ迅速に試料液の分析を＜１なうことができるため、モ
の使用は特に故多くの試料を分析する必要のある医療機
関、研究所専において好ましいものである。

このような化学分析スライドを用いて試料液中の化学成
分等の分析を行なうには、試１”ｌ液を化学゛分析スラ
イドに計勾付着させた後、これをインキュベータ（恒温
機）内で所定時間恒温保持（インキ１ベーシヨン）して
呈色反応（色素生成反応）させ、次いで試料成分と化学
分析スライドの試薬層に含まれる試薬との組み合わせに
より予め選定された波長を含む測定用照射光をこの化学
分析スライドに照射してその反射光学濃度を測定するも
ので、これにより、上記化学成分等の定量的な分析を行
なう。

この場合、上述の医療機関、研究所等にお（プる分析で
は、数多くの試料の分析を行なう必要があり、この分析
を自動的に且つ連続的に行なえるようにするのが望まし
い。このようなことから、Ｆ記化学分析スライドを用い
て自動的に且つ連続的に試料の分析を行なえるようにし
た化学分析装置について梗々の提案がなされている。

例えば、特開昭５６−７７７４６号に開示されているよ
うに、回転可能な２枚の円盤の間に円周方向に等間隔で
化学分析スライドを挟み、この２枚の円盤には恒温保持
用ヒータ・−を設けてこのヒーターにより恒温保持を行
なわせるようになし、所定時間の恒温保持が完了した化
学分析スライドを上記円盤の回転により、円盤の下方に
位置する読取ヘッドに対向して位置せしめ、この読取ヘ
ッドにより円盤下面の開口を介して化学分析スライドへ
の照射光の照射およびその反射光学濃度の測定を行なわ
ＶるようにしＩこ化学分析装置がある。

この装置を用いれば、２枚の円盤の間に円周方向に段数
の化学分析スライドを配することができるので、効率良
くｎつ迅速に分析を行なうことができるのであるが、円
盤回転系およびぞの制御系が？！２雑化しや１く、装置
の小型化および低コスト化という点で若干問題がある。

また特開昭５８−２１５６６号に開示されているように
、インキュベータ内に例えば″コ″の字状の搬送路を形
成し、この搬送路内に所定形状のキャリアに保持された
化学分析スライドを′ｆｊ数個、順次送り込んで、これ
をこの搬送路に沿って１ｌｉ２送するようになし、この
搬送路の途中に設けられた読取ヘッドにより、搬送路内
において所定時間恒温保持された化学分析スライドへの
照射光の照射およびぞの反射光学濃度の測定を行なわせ
るようにした化学分析装置も提案されている。この装置
によっても、１２数の化学分析スライドを用いて効率良
くｎつ迅速に分析を行なうことができるのであるが、搬
送路に沿って化学分析スライドを保持するキｔｙリアを
搬送するための機構が必要であるなど、装置の小型化、
低コスト化という点で名工問題がある。ざらに、反射光
学濃度の測定を行なう場合に、同一化学分析スライドに
ついて所定時間間隔を置いて複数回の測定を行ない反射
光学；９度（７）変化率（レート）を測定することも行
なわれるが、上記装置はレートの測定にあまり適さない
という問題がある。

さらに、化学分析装置の異なる例として、インキ１ベー
タ内に化学分析スライドを順次Ｔｆ３ねで挿入し、所定
時間経過した後、この弔りられたスライドを最下段のも
のから順次取り出し、反射光学濃度の測定を行なうよう
にしたものがある。このように１れば、化学分析スライ
ドは小ねてインキュベータ内に首かれるので恒温保持が
行ない易く、インキュベータの小型化が計れるという長
所があるが、恒温保持されている間に化学分析スライド
の試薬とこれに付着した試料とが呈色反応して発生する
ガスが、他の化学分析スライドでの呈色反応に影響を与
え、分析の精度が低下するという問題がある。さらに、
本装置では所定時間経過後、化学分析スライドを順次取
り出して測定するもの故、恒温保持の途中における測定
は難しく、レートの測定に適さないという問題がある。

このようなことから、本出願人は、化学分析スライドを
複数枚同一平面上で横方向に並べて収納する複数の収納
室を備えたインキュベータを用い、このインキュベータ
下面に沿って摺動自在で収納室内の化学分析スライドの
試薬層と対向してこの反射光学濃度を測定する読取りヘ
ッド、化学分析スライドを収納室へ収納する前にその試
ＦＦ）へ被測定物質を滴下供給するための点着部、この
滴下供給のｎｆｆの未使用化学分析スライドを収納保持
するカートリッジおよび化学分析スライドをカートリッ
ジから点着部を経てインキュベータ内へＷ１送・挿入す
る搬送・挿入手段と一体にした小型・コンパクトな化学
分析装置をｆ案した。このような装置を用いて化学分析
を行なう場合において、化学分析方法としＣは、試薬居
士に試料液が滴下された化学分析スライドをインキュベ
ータ内で呈色反応させその反射光学濃度を光学的に測定
するという方法のみならず、インキュベータに収納され
た化学分析スライドにおＣブる試Ｆ１中のイオン活量の
対数に比例して発生する電位差を測定する方法等もある
。このような場合は、インキュベーション温度が異なっ
たり、一方は光学的測定であるのに対し、他方は電位差
測定である等の叩出がら、同一インキュベータを用いる
ことができず、装置に少数のインキュベータを取り付番
プる必要がある。

（発明の目的） 本発明は上記事情に鑑み、複数のインキュベータを有し
、且つ比較的小型、コンパクトで構造簡単で、迅速且つ
高精度な化学分析を行なうことができる化学分析装置を
提供することを目的とするものである。

（ＪＺ明の構成） 本発明の化学分析装置は、化学分析スライドの試薬層に
被測定物質を所定量だけ滴下供給するための点着部と、
化学分析スライドを複数枚同一平面上で横方向に並べて
収納する複数の第１収納室を備えた第１イン４：ユベー
タと、この第１インキュベータの横方向側方に位置し、
第１収納室と周−甲面上で横方向に並んで少なくとも一
枚の化学分析スライドを収納する少なくとも１つの第２
収納室を備えた第２インキュベータと、上記横方向に囲
動自在で、第１収納室に形成された読取り用開口を介し
てこの収納室内の化学分析スライドの試：１５層と対向
可能に配され、この試薬層に照射光を照射しその反射光
学濃度を測定する読取りヘッドとを有してなり、 第１および第２収納室の入口開口と対向して上記横方向
に摺動自在に配された搬送・挿入手段により、化学分析
スライドを１枚ずつ点着部にｍ送してこの試薬層に被測
定物質が滴下供給された後、次いでこの化学分析スライ
ドを第１もしくは第２収納室の入口開口と対向する位置
まで搬送するとともにこの入口開口から収納室内へ挿入
するようにしたことを特徴とするものである。

（実施例） 以下、図面により本発明の実施例について説明する。

第１図は本発明の化学分析装置の１例を示す斜視図で、
この装置は本体１０上にカー１〜リツジ装填部１１、イ
ンキュベータ２０．２７、点着器３０、搬送・挿入手段
４０が設けられてなり、これらを上方から見て承りのが
第２図の平面図で、この図の矢印ト」に沿って本装置を
正面から見たのが第３図の正面図である。なお、第１図
に示づように、本装置には、測定中にｉＨｔプる測定デ
ータ表示等を行なうディスプレイ部１４．この表示等の
操作のための操作キー１５および記録用の磁気ディスク
挿入部１３が設けられるが、第２および第３図ではこれ
らを省略して示している。

カートリッジ２は未使用の化学分析スライド１を視敢枚
重ねて収納しており、′ＡＡ填部１１に装填される化学
分析スライド１は第５図に示すよ・うに液体試Ｆ１滴下
用の円孔を右する枠１ａ内に、支持体、試桑層、展ｒＭ
層をこの順に積層してなる乾式多層フィルム１ｂを配し
てなり、このフィルム、Ｆに尿、血液等の試料（被測定
物質）を所定吊滴下し、恒温保持（インキ１ベーシヨン
）して９色反応させるものである。この化学分析スライ
ド１は、押出しレバー１２によりカートリッジ２内の最
下段のものから１枚ずつカプリ測定部１６へ押出される
ようになっている。カプリ測定部１６は被測定物質が点
着される前のスライド１のフィルム１ｂの反射濃度（カ
プリ濃度）の測定を行い、スライド１の良否の判別及び
カブリ濃度に応じて呈色反応後のスライド１の類１α測
定値の補正を行うために設けられており、下方に測定用
間口１６ｂが設けられた枠体１６ａと枠体１６ａ内のバ
ネ１６Ｇにより付勢された押え部材１６（１から成り、
枠体１６ａの下側内面と押え部材１６ｄの間にスラ、イ
ド１が収納される収納室１６ｅが形成されでいる。この
収納室１６ｅのスライド挿入側にはスラ、イド１に付さ
れているバーコード（図示せず）を読み取るバーコード
読取手段１８が設けられている。このカプリ測定部１６
の−６側方にはスライド１の反り４濃度測定値の誤差を
修正するための基準白板１７ｗ及び基準黒板１７ｂが配
されている。

更に右側方には第１インキュベータ２０が位δし、この
第１イン４：ユベータ２０内には力１り測定部１６内の
化学分析スライド１と同一平面上で右方に並んで化学分
析スライド１を収納保持する複数の収納室２１．２１・
・・２１が形成されている。この第１インキュベータ２
０の前方には収納室２１から排出される使用酒みスライ
ドを受は取る受は皿２９が配される。また、第１インキ
ュベータ２０の下方には第３図に示すように第１インキ
ュベータ２０の下面に対向して横方向（矢印Ｃ方向）に
摺動自在な読取りヘッド５０が配される。なお、この駆
動は第１インキュベータ２０の下方に横方向に伸びて配
されたレール５１　Ｆを、例えばリニアモータ等により
駆動されてなされ、このレール５１はカプリ測定部１６
の下面にまで伸びて読取りヘッド５０はカプリ測定部１
６まで摺動でき、カプリ測定部１６の化学分析スライド
１と対向できるようになっている。

この第１インキュベータ１０はヒーター（図示せず）を
内蔵し、収納室２１．２１・・・２１の化学分析スライ
ド１を恒温保持（インキュベーション）４ることができ
るようになっている。

第１インＶユベータ２０の右側方には、このイ゛　　ン
１−ユベータ２０の収納室２１．２１．・・・２１と同
一平面Ｊ−に横方向にａｔんで化学分析スライド１′を
収納する収納７２８を有する第２インキュベータ２７が
配され、これら第１および第２インキ１ベータ２０．２
７は本体１０」ニに固設されている。このように、イン
キュベータを分離して配設することにより、スライドを
異なる温僚で保持できるようになっている。

なお、前記カプリ測定部１６と第１インキュベータ２０
及び第１インキュベータ２０と第２インコＦユベータ２
７は熱絶縁されるように配されている。

また、本実施例においては、第１インキュベータ２０内
に収納される化学分析スライド１はフィルム上に滴下さ
れた試料と試薬との１色反応を、収納室２１の下面に形
成された読取り用開口２１ａを介して読取りヘッド５０
により、光学的に測定するものであるが、第２インキュ
ベータ２７内に収納される化学分析スライド１′は試料
中の特定イオンのイオン活９の対数に比例して発生する
電位差を測定し、このイオン活ｎ１を測定Ｊるものであ
る（電解質スライド）。このため、第２イン１ユベータ
２７に収納される化学分析スライド１′は、最外層にイ
オン選択層を有する少なくと６一対の固体電極と、一対
のイオン選択層の間に毛細管作用しつる多孔性ブリッジ
とを配δした基本構成を備えたスライドであり、このス
ライドの電極対の一方のイオン選択層」−に参照液を、
他方のイＡン選択層Ｆに試料液（被測定物″’！！ｔ）
をそれぞれ点前供給し、上記電（に間の電位差を第２イ
ンキュベータ２７の下面に取り付番）た電極ヘッドによ
り測定して試料液中の所定のイオン活計を測定するもの
である１、第１インキュベータ２０は、尿、白液等の試
料を呈色反応させるためには各化学分析スライド１を体
温とほぼ同一の温度（３７℃）に保持する必要があるが
、第２インキュベータ２７はこのような必要がなく、例
えば３０℃程度に保持すればＪ：＜、各インキュベータ
２０．２７を分動配設しているので、このような場合に
便利である。

一方、第１および第２インキュベータ２０，２７の後方
には、これらの収納室２０．２８の入口間１１２１０，
２Ｑａと対向して横方向（矢印へ方向）に摺動自在な搬
送・挿入手段４０が配される。

、゛このｌ；１７初は横方向に伸びたレール４９上に載
置された搬送・挿入手段４０が、例えばリニア・Ｌ−夕
等により駆動されてなされるもので、第１Ｊ−）よび第
２インギュベーク２０．２７のみならずカブリ測定部１
６に対向する位置（第２図の鎖線×で示す位置）まで囲
動自在になっている。このため、カブリ測定部１６から
押出しレバー１２により押ｕ１された化学分析スライド
１または２を、鎖線Ｘの位置に摺動したＷｌ送・挿入手
段４０によって受は取ることができるようになっている
。

この搬送・挿入手段の後方には、点着器３ｏが配される
。この点着器３ｏは、基盤３１上を横方向（矢印へ方向
）に摺動自在で且つ横方向に２列に並べて試料カップ３
６．３６．・・・３６およびチップ３５，３５．・・・
３５を載置する試料台３４を有し、ｕｔｓ３１に対して
上下（矢印り方向）Ｊ′３よび前後（矢印Ｂ方向）に移
動自在なピペット３２が、上下および前後に移動してそ
の先端にチップ３５を取り付けるとともにチップ３５内
に試料カップ３６内の被測定物質を所定量だＣプ吸い込
み、次いで点着部１９で搬送・挿入手段４ｏ上の化学分
析スライド１のフィルム１ｂ上に滴下供給するようにな
っている。なお、この時、各試料カップ毎にチップを交
換し、試料カップ３６中の被測定物７１が混ざらないよ
うにしている。なお、第２インキュベータ２８に収納さ
れる化学分析スライド２の場合は、参照液の滴下も必要
で、この場合は、第１図に示すように参照液カップ３３
から参照液が吸い取られて滴下供給される。

このようにして、被測定物質が滴下供給された化学分析
スライド１．２は搬送・挿入手段４０にスライド１，２
は搬送・挿入手段４０によって所定の１又納室内へ挿入
されるのであるが、この搬送・挿入手段４０およびイン
キュベータ２０の構造を、第４Ａ図に示す第２図の矢印
Ｖ−Ｖに沿った断面図により説明する。

搬送・挿入手段４０は、カバープレート１８の下方に配
され、レール４９．［を横方向（矢印へ方向）に１習動
自在な支持１［１ツク４１ａと、この支持ブ「コック４
１ａ」−に胃かれた支持プレート４１とからなり、これ
を上方から見て詳細に示すのが第４Ｂ図である。この支
持プレート４１は、化学分析スライド１を載置する保持
部４５と、この保持部４５の両端に形成された段部４３
．４３と、この段部の先端に形成された前方にとがった
一対のくさび状挿入部４３ａ、４３ａと、保持部４５の
先端に形成されたスライド排出突起４２と、保持部４５
に保持された化学分析スライド１の後端面の両側部の後
方に形成された一対の凹部４４．４４とを有してなる。

この搬送・挿入手段４０がレール４９上を横方向に摺動
して第４Ａ図に示す位置に位置すると、保持部４５に保
持された化学分析スライド１のフィルム１ｂは点４部１
９の開口１９ａと対向し、この開口１９ａを通して点着
１３０のピペット３２からフィルム１ｂ上へ被測定物質
の滴下供給がなされる。次いで、搬送・挿入手段４０は
再びレール４つ上を移動し、化学分析スライド１を収納
保持づべぎ収納室２１もしくは２８と対向する位置にｌ
［まる。支持プレート４１は支持ブロック４１ａ上を前
後（矢印Ｅ方向）に摺動自在であり、この摺動により支
持プレート４１に保持された化学分析スライド１はイン
キュベータ２０もしくは２７の収納室２１もしくは２８
内に挿入される。

インキュベータ２ｏは、挿入された化学分析スライド１
を支持し読取り用開口２１ａを有する支持部材２４と、
この支持部材２４と対向し−Ｌ下に移動可能な押圧部材
２２と、この抑圧部材２２を下方に付勢１Ｊるスプリン
グ２３、抑圧部材２２を移動可能に支持する本体部材２
５と、収納室２１の入ロ間ロ２１ａ部分に取り付ｔＪら
れたストッパ用板バネ２６とからなり、この収納室２１
への搬送・挿入手段４０による化学分析スライドの挿入
を第６Ａ図〜第６Ｄ図により説明する。

ここでは収納室２１内に、既に読取り用ｎ口２１ａを介
して読取りヘッド５０による読取りが完了した化学分析
スライド１が収納保持されており、これを搬送・挿入手
段４０上の新しい化学分析スライド１と交換する場合に
ついて説明する。収納室２１内の化学分析スライド１は
スプリング２３の付勢ツノにより支持部材２４と押圧部
材２２の間に挾持されているため、支持プレート４１が
前方（矢印Ｅ１方向）へ移動すると、まず第６Ｂ図に示
すようにくさび状挿入部４３ａが上記両部材２２．２４
との１１１に入り込み、押圧部材２２を上方に押し士、
げ化学分析スライド１の挟持を解く。次いで、スライド
排出突起４２が収納室２１内の化学分析スライド１の模
喘と当接し、この化学分析スライド１を前方矢印Ｅ１方
向へ押し、最終的にこの化学分析スライド１を収納室２
１外へ−押し出して受は皿２９内へ排出する（第６Ｃ図
）。このとき、支持プレート４１の保持部４５に保持さ
れた新たな化学分析スライド１は収納室２１内の所定位
置に位置し、ここで、支持プレート４１の保持部４５後
端部に形成された一対の凹Ｗ４４．４４内にストッパ用
板バネ２６が入り込む。なお、この板バネ２Ｃは先端が
上記一対の四部４４，４４内に入り込むように２股形状
もしくは２分割形状となつている。次いで、支持プレー
ト４１を後方（矢印［２方向）へ引き戻ずと、ストッパ
用板バネ２６が化学分析スライド１の後端面に当接し、
て化学分析スライド１の移動を阻止するので、支持プレ
ート４１のみが戻り、この結果化学分析スライド１は収
納室２１内で支持部材２４と押圧部材２２により挾持さ
れる。

なｔｊ、ｇ！送・挿入手段４０は、支持プレート４１が
インキュベータ２０の収納室２１に挿入された時、イン
キュベータ２０の温度が変化すること（ヒートショック
）を防止する為、予めヒータ等により温められているこ
とが望ましい。

以上のような搬送・挿入手段４０を用いると、段４０を
用いると、収納室２１内に化学分析スラ・イド１がない
場合に、新しい化ヴ°分析スライド１を挿入する作業や
、収納ｖ２１内の化学分析スライド１を１ノ１出づるだ
けの作業も上記と全く同様の支持プレート４１の作動に
より行なうことができる。

以上のように構成した化学分析装置の作動を順を追って
説明する。

まず、カートリッジ装填部１１に装填されたカー１〜リ
ツジ２に重ねて収納された化学分析スライド１のうちの
最下段の化学分析スライド１が押出しレバーにより押出
され、カブリ測定部１６の収納室１６ｅに収納される。

この時、バーコード読取り手段１８により化学分析スラ
イド１のバーコードが読み取られる。続いて、読取りヘ
ッド５０が、カブリ測定部１６の測定用開口１６ｂと対
向する位置に移動し、被測定物質が貼着される前のスラ
イド１のカブリ測定が行われる。なお、読取りヘッド５
０が移動の際、基準白板１７と対向し測光誤差の修正が
なされる。このカブリ測定がなされると、この化学分析
スライド１は押出しレバー１２によって、第２図の鎖Ｉ
Ｑｘで示す位置に移動した搬送・挿入手段４０の保持部
４５上に押し出される。

なａ３、スライドがバーコード読取りで電解質スライド
１′であった場合にはカブリ測定は行われずそのまま、
押出しレバー１２により搬送・挿入手段４０の保持／ｌ
５４５上に押し出される。

次いで、搬送・挿入手段４０はレール４９上を右方に移
動し、点着器３０のピペット３２と対向する位置（実線
Ｙで示す位置）へ移動する。ここで、ピペット３２が−
Ｆ下および前後に移動してその先端にチップ３５を取り
付【ノるとともにチップ３５内に試料カップ３６内の被
測定物質を所定量だけ吸い込み、この被測定物質が搬送
・挿入手段４０に保持された化学分析スライド１あるい
は１′のフィルム１ｂ上に滴下供給される。

この後、搬送・挿入手段４０はレール４９上を横方向（
矢印へ方向）に移動して、バーコード読取り手段１６に
よる読み取ったコードに応じて第１もしくは第２インキ
ュベータ２０もしくは２７の所定の収納室２１もしくは
２８と対向し、前述したように第６Ａ図から第６Ｄ図に
示した作動にＪ：りこの収納室２１　’ｂ　シ＜は２８
内へ化学分析スライド１が挿入される。第１インキュベ
ータ２０内で恒温保持（インキュベーション）される化
学分析スライド１は、収納室２１の下方に移動した読取
りヘッド５０により読取り用間口２１ａを介して照射光
の照射およびその反射光学濃度が測定され、一方、第２
インキュベータ２７においては、化学分析スライド１′
の電極間の電位差が測定される。そして、これらの測定
が完了するとこの化学分析スライド１もしくは１′は搬
送・挿入手段４０により収納室２１もしくは２８から受
は冊２９内に排出される。以下、上記作動を繰り返りこ
とにより、数多くの化学分析スライドによる化学分析を
自動的に目つ連続的に行なうことができる。

なお、上記実施例では第２インキュベータ２７は電解質
スライドの測定を行うようになっているが、必ずしも電
解質スライド測定に限られる乙のではなく、他の項目の
スライドの測定を行うものであってもよい。この際第２
インキュベータも反則濃度１１１１定を行うものである
場合には、第１インヤニベータ２０の読取りヘッド５０
が第２インキュベータまでＰ！動じ、測定を行うように
してもよい。

また第２インキ１ベータの収納室の数も１つに限られず
複数設けてもよいことは勿論である。さらに、上記実施
例ひは点着器３０により自動的に点ｒｔ部１９において
被測定物質を点着するようにしたが、点Ｗ１１９でマイ
クロピペット等を用いて手動により被測定物質を産性す
るようにしてもよい。

（発明の効果） 以上説明しｋ　Ｊ＝うに、本発明によれば、第１インキ
ュベータと第２インキュベータを横に並んで配し、両イ
ンキュベータの各収納室を同一平面−Ｆに横方向に並ん
で設け、各収納室の入口開口と対向して横方向に摺動自
在な搬送・挿入手段により試桑層に被測定物質が滴下供
給された化学分析スライドを所定の収納室内へ挿入する
ようにしているので、各インキュベータ毎に化学分析ス
ライドを異なる温度に保持することができ、異なる測定
を行なわせることができる。しかも、搬送・挿入手段は
１つでよいので装置の小型化・コンパクト化を図ること
ができる。

４、図面（７）　ｒｆＩ’ｐ　’＝ｔ　ｍ　１１１１第
１図は本発明の化学分析装置の１例を示ず斜視図、 第２図はに記装置の平面図、 第３図は上記装置を矢印■−■に沿って兄た正面図、 第４Ａ図は第２図の１首を矢印ｖ−Ｖに冶って示す断面
図、 第１Ｉ［３図は上記装置に用いる搬送・挿入手段の平面
図、 第５図は上記装置に用いる化学分析スライドの１例を示
す斜視図、 第６Ａ図から第６Ｄ図は搬送・挿入手段によりイン士ユ
ベータの収納室内へ化学分析スライドを挿入する作動を
示寸断面図である。

１．１′・・・化学分析スライド　２・・・カートリッ
ジ１１・・・カートリッジＫｈｌ１部　１２・・・押出
しレバー１６・・・カブリ測定部　　　　１つ・・・点
　石　部２０．２７・・・インキュベーク ２１．２８・・・収　納　室　　２４・・・支持部材２
５・・・押圧部材　　　　　　３０・・・点　着　器３
２・・・ピペット　　　　　４０・・・搬送・（申入手
段５５０・・・読取りヘッド 岨Ｒ）手続ネｍ正書 特許庁長官　殿　　　　　　　　　　　昭和６１年３月
１９日２、発明の名称 化学分析装置 ３、補正をする者 事件との関係　　　　　特許出願人 任　所　　　神奈川県南足柄市中沼２１０番地名　称　
　　　富士写真フィルム株式会社４、代理人 東京都港区六本木５丁目２番１号 ６、補正により増加する発明の数　　　な　　し７、補
正の対象　　　明細書の「発明の詳細な説明」の欄８、
補正の内容 １）明細書第２２頁第９行

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一層または多層の試薬層を有する化学分析スライドの該
   試薬層に被測定物質を所定量だけ滴下供給するための点
   着部と、 前記化学分析スライドを複数枚、同一平面上で横方向に
   並べて収納する複数の第１収納室を備えた第１インキュ
   ベータと、 該第１インキュベータの前記横方向側方に位置し、前記
   第１収納室と同一平面上で前記横方向に並んで少なくと
   も一枚の前記化学分析スライドを収納する少なくとも１
   つの第２収納室を有する第２インキュベータと、 前記横方向に摺動自在で、前記第１収納室にそれぞれ形
   成された読取り用開口を介して前記第１収納室に収納さ
   れた前記化学分析スライドの前記試薬層と対向可能に配
   され、前記試薬層に照射光を照射しその反射光学濃度を
   測定する読取りヘッドと、 前記化学分析スライドを１枚ずつ前記点着部に搬送して
   前記試薬層に前記被測定物質が滴下供給された後、該化
   学分析スライドを前記第１もしくは第２収納室の入口開
   口と対向する位置まで搬送し、該入口開口から前記第１
   もしくは第２収納室内へ挿入する、前記第１および第２
   収納室の入口開口と対向して前記横方向に摺動自在な搬
   送・挿入手段とからなることを特徴とする化学分析装置
   。