JPS62183101A - 強磁性薄膜 - Google Patents
強磁性薄膜Info
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- JPS62183101A JPS62183101A JP2376286A JP2376286A JPS62183101A JP S62183101 A JPS62183101 A JP S62183101A JP 2376286 A JP2376286 A JP 2376286A JP 2376286 A JP2376286 A JP 2376286A JP S62183101 A JPS62183101 A JP S62183101A
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Landscapes
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- Thin Magnetic Films (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、低磁歪定数、高飽和磁束密度、高透磁率を有
する強磁性薄膜に関し、特に磁気ディスク装置1.VT
Rなどに用いる磁気ヘッドのコア材料に適した強磁性薄
膜に関する。
する強磁性薄膜に関し、特に磁気ディスク装置1.VT
Rなどに用いる磁気ヘッドのコア材料に適した強磁性薄
膜に関する。
近年、磁気記録技術の発展は著しく、家庭用VTRの分
解では従来の装置を大幅に小型・軽量化した8 m V
T Rが開発され、また磁気ディスクの分野でも従来
の面内磁気記録方式と比較して大幅に記録密度を向上し
うる垂直磁気記録方式の研究が進められている。面内磁
気記録方式においては、記録密度を向上させるために高
保磁力の記録媒体を使用する必要があるが、その記録媒
体の性能を十分に生かすためには高飽和磁束密度を有す
る磁気ヘッド材料の開発が必要である。また垂直磁気記
録方式においても、例えば垂直磁気記録用単磁極型磁気
ヘッドの主磁極は0.2 μm程度と極めて薄いため
、記録・再生の際に磁気的に飽和しやすく、それを避け
るためには高飽和磁束密度を有する磁気ヘッド材料の開
発が不可欠である。
解では従来の装置を大幅に小型・軽量化した8 m V
T Rが開発され、また磁気ディスクの分野でも従来
の面内磁気記録方式と比較して大幅に記録密度を向上し
うる垂直磁気記録方式の研究が進められている。面内磁
気記録方式においては、記録密度を向上させるために高
保磁力の記録媒体を使用する必要があるが、その記録媒
体の性能を十分に生かすためには高飽和磁束密度を有す
る磁気ヘッド材料の開発が必要である。また垂直磁気記
録方式においても、例えば垂直磁気記録用単磁極型磁気
ヘッドの主磁極は0.2 μm程度と極めて薄いため
、記録・再生の際に磁気的に飽和しやすく、それを避け
るためには高飽和磁束密度を有する磁気ヘッド材料の開
発が不可欠である。
また磁気ヘッド材料でヘッドの記録再生効率の面から高
透磁率を有することが必要であり、そのためには結晶磁
気異方性定数及び磁歪定数がともに零に近いことが望ま
しい。このような材料としては従来Ni−Fe系合金(
パーマロイ)、Fa−AΩ−8i系合金などが開発され
てきたが、これらは飽和磁束密度が8〜l0KGと低か
った。
透磁率を有することが必要であり、そのためには結晶磁
気異方性定数及び磁歪定数がともに零に近いことが望ま
しい。このような材料としては従来Ni−Fe系合金(
パーマロイ)、Fa−AΩ−8i系合金などが開発され
てきたが、これらは飽和磁束密度が8〜l0KGと低か
った。
一方、非晶質磁性材料及びFa−6,7wt%Si合金
の磁気ヘッドへの適用も図られている。
の磁気ヘッドへの適用も図られている。
しかし高透磁率を有する非晶質磁性材料では飽和磁束密
度が13KG以上になると熱安定性が極めで悪く、磁気
ヘッドの作製が困薙であるという欠点がある。またFe
−6,7wt%Si合金は飽和磁束密度が約18KGと
高いが、耐食性に問題があった。そこでF e −S
i系合金では特開昭60−98604号公報に示される
ようにRuの添加による耐食性の改善が考案されたが、
Ruを添加すると磁歪定数が増加する点は考慮されてい
なかった。
度が13KG以上になると熱安定性が極めで悪く、磁気
ヘッドの作製が困薙であるという欠点がある。またFe
−6,7wt%Si合金は飽和磁束密度が約18KGと
高いが、耐食性に問題があった。そこでF e −S
i系合金では特開昭60−98604号公報に示される
ようにRuの添加による耐食性の改善が考案されたが、
Ruを添加すると磁歪定数が増加する点は考慮されてい
なかった。
本発明の目的は、高密度磁気記録に用いる磁気ヘッド・
コア材料として、低磁歪定数、高飽和磁束密度、高透磁
率を有し、優れた耐食性を有する強磁性薄膜を提供する
ことにある。
コア材料として、低磁歪定数、高飽和磁束密度、高透磁
率を有し、優れた耐食性を有する強磁性薄膜を提供する
ことにある。
低磁歪定数、高飽和磁束密度、高透磁率を有するFe−
6,7wt%Si合金は耐食性に問題があり、従来より
特開昭60−98604号公報に示されるようにRuを
添加することにより耐食性の改善が図られてきた。特開
昭60−98604号公報によれば、優れた耐食性及び
高透磁率を有する合金組成は第3図31に示される組成
にあるとされていたが、Ru添加によって磁歪定数が増
加することは考慮されていなかった。そこで本発明者ら
はスパッタ法によりFe−8i−Ru系合金磁性膜の作
製を行い、その磁歪定数を測定した結果、磁歪零組成は
第3図に示される組成領域31よりはずれた領域にもあ
ることを見い出した。また特開昭57−2864号公報
で優れた耐摩耗性及び高透磁率を有するとされている組
成32よりはずれている組成でも磁歪零となることが明
らかになった。
6,7wt%Si合金は耐食性に問題があり、従来より
特開昭60−98604号公報に示されるようにRuを
添加することにより耐食性の改善が図られてきた。特開
昭60−98604号公報によれば、優れた耐食性及び
高透磁率を有する合金組成は第3図31に示される組成
にあるとされていたが、Ru添加によって磁歪定数が増
加することは考慮されていなかった。そこで本発明者ら
はスパッタ法によりFe−8i−Ru系合金磁性膜の作
製を行い、その磁歪定数を測定した結果、磁歪零組成は
第3図に示される組成領域31よりはずれた領域にもあ
ることを見い出した。また特開昭57−2864号公報
で優れた耐摩耗性及び高透磁率を有するとされている組
成32よりはずれている組成でも磁歪零となることが明
らかになった。
本発明のFe−8i−Ru系合金磁性膜を用いる磁気ヘ
ッドは具体的には、計算機ディスク用薄膜ヘッド、垂直
磁気記録用単磁極型ヘッド。
ッドは具体的には、計算機ディスク用薄膜ヘッド、垂直
磁気記録用単磁極型ヘッド。
VTRヘッドなどがあり、これらの磁気ヘッドの製造に
は各々の磁気ヘッドに適した製造方法を取る必要がある
。この様な磁気ヘッドの製造工程には加熱工程が含まれ
ることが多く、具体的には。
は各々の磁気ヘッドに適した製造方法を取る必要がある
。この様な磁気ヘッドの製造工程には加熱工程が含まれ
ることが多く、具体的には。
例えば、樹脂による接着工程においては150℃5時間
、ポリイミド系樹脂の硬化の工程には350℃10時間
、ギャップを形成するためのガラスボンディング工程な
どにおいては500℃30分など種々の加熱工程が存在
する。こうした加熱工程では同時に上記磁性膜も加熱さ
れる。スパッタリング等の薄膜形成技術により磁性膜を
作製する場合、一般に、ガラス、セラミックス。
、ポリイミド系樹脂の硬化の工程には350℃10時間
、ギャップを形成するためのガラスボンディング工程な
どにおいては500℃30分など種々の加熱工程が存在
する。こうした加熱工程では同時に上記磁性膜も加熱さ
れる。スパッタリング等の薄膜形成技術により磁性膜を
作製する場合、一般に、ガラス、セラミックス。
Siウェハなど磁性膜より熱膨張係数の小さい材料を基
板とすることが多く、これらの基板の上に付着した磁性
膜を熱処理した場合には磁性膜の膜面に平行に引張応力
が加わる。この場合、磁性膜の磁歪定数が正の場合は引
張応力の方向、すなわち膜面と平行な方向が磁化容易方
向となり、磁歪定数が負の場合には膜面と直角な方向が
磁化容易方向となる。一般に一軸磁気異方性を有する材
料の高周波における透磁率は磁化容易方向が小さく、磁
化容易方向に直角な方向が大きいという性質があり、し
たがって基板に付着した磁性膜の面内方向に磁束が流れ
ることによって作動する磁気ヘッドにおいては、若干負
の磁歪定数を有する磁性膜を用いた場合に膜面内の透磁
率が高く、望ましい。
板とすることが多く、これらの基板の上に付着した磁性
膜を熱処理した場合には磁性膜の膜面に平行に引張応力
が加わる。この場合、磁性膜の磁歪定数が正の場合は引
張応力の方向、すなわち膜面と平行な方向が磁化容易方
向となり、磁歪定数が負の場合には膜面と直角な方向が
磁化容易方向となる。一般に一軸磁気異方性を有する材
料の高周波における透磁率は磁化容易方向が小さく、磁
化容易方向に直角な方向が大きいという性質があり、し
たがって基板に付着した磁性膜の面内方向に磁束が流れ
ることによって作動する磁気ヘッドにおいては、若干負
の磁歪定数を有する磁性膜を用いた場合に膜面内の透磁
率が高く、望ましい。
しかし、磁歪定数が負であっても、その絶対値が大きい
場合には透磁率はかえって減少する。また、基板上に付
着した長方形状の磁路を持ち、長手方向に磁束を流すこ
とによって作動する一般的な薄膜磁気ヘッドにおいても
、長手方向に引張応力が加わるため、磁歪定数を負にし
た場合長手方向に透磁率が高くなる。以上の様に磁気ヘ
ッド用材料としては若干負の磁歪定数を持つものが好ま
しく、本発明の強磁性薄膜は磁歪定数圧よりも磁歪定数
負の側に組成範囲を大きくとっている。すなわち。
場合には透磁率はかえって減少する。また、基板上に付
着した長方形状の磁路を持ち、長手方向に磁束を流すこ
とによって作動する一般的な薄膜磁気ヘッドにおいても
、長手方向に引張応力が加わるため、磁歪定数を負にし
た場合長手方向に透磁率が高くなる。以上の様に磁気ヘ
ッド用材料としては若干負の磁歪定数を持つものが好ま
しく、本発明の強磁性薄膜は磁歪定数圧よりも磁歪定数
負の側に組成範囲を大きくとっている。すなわち。
Si組成を8.5 wj;%より多く、12wt%以
下、Ru組成を0.05 wt%以上で5wt%未満
、残部Feから成る本発明の強磁性薄膜は0.2 x
10−6カら一〇、5 X 10−6(7)範囲の磁歪
定数を有し、さらに同じ組成で飽和磁束密度BsがB
s > 13 K G、保磁力HcがHc < 2 、
00eである特性を実現することができる。
下、Ru組成を0.05 wt%以上で5wt%未満
、残部Feから成る本発明の強磁性薄膜は0.2 x
10−6カら一〇、5 X 10−6(7)範囲の磁歪
定数を有し、さらに同じ組成で飽和磁束密度BsがB
s > 13 K G、保磁力HcがHc < 2 、
00eである特性を実現することができる。
さらに上記F e S iRu系合金にRh。
Pd、Ag、Os、I r、Pt、Auの中から選ばれ
る少なくとも1種以上の元素をRuと合計して5wt%
未満添加することにより保磁力などの磁気特性があまり
劣化せずに耐食性が飛躍的に向上することを見い出した
。
る少なくとも1種以上の元素をRuと合計して5wt%
未満添加することにより保磁力などの磁気特性があまり
劣化せずに耐食性が飛躍的に向上することを見い出した
。
また、さらに、AQ、Ti、V、Cr、Ni。
Cu + Z r + N b r M o * Wの
中から選ばれる少なくとも1種以上の元素を5wt%未
満添加することにより、耐食性、透磁率がさらに向上す
る。
中から選ばれる少なくとも1種以上の元素を5wt%未
満添加することにより、耐食性、透磁率がさらに向上す
る。
また、本発明の強磁性薄膜に他の磁性体膜、非磁性体膜
を介して積層してなる強磁性薄膜において、さらに高透
磁率の特性を得た。
を介して積層してなる強磁性薄膜において、さらに高透
磁率の特性を得た。
以下、本発明の実施例を図表を参照しながら説明する。
〔実施例1〕
磁性体膜の作製にはRFスパッタリング装置を用い、所
定の合金組成のスパッタ膜を得るために15On+mφ
X 3 cm tのFe円板に8+aφX 1. m
tのSiペレットを、5 nw X 5 m X 1
tm tのRuベレットを貼りつけたターゲットを用い
た。またスパッタは以下の条件で行った。
定の合金組成のスパッタ膜を得るために15On+mφ
X 3 cm tのFe円板に8+aφX 1. m
tのSiペレットを、5 nw X 5 m X 1
tm tのRuベレットを貼りつけたターゲットを用い
た。またスパッタは以下の条件で行った。
高周波電力密度 ・・・2.8W/cdアルゴン圧力
・・・2 X 10−” Torr基板温度
・・・350℃ 電極間距離 ・・・25IIIII基板は、磁歪
定数の測定にはコーニング社製ホトセラム基板を用い、
それ以外の磁気特性及び耐食性の測定にはコーニング社
製7059ガラス基板を用いた。また膜厚は1.5 μ
m一定とした。
・・・2 X 10−” Torr基板温度
・・・350℃ 電極間距離 ・・・25IIIII基板は、磁歪
定数の測定にはコーニング社製ホトセラム基板を用い、
それ以外の磁気特性及び耐食性の測定にはコーニング社
製7059ガラス基板を用いた。また膜厚は1.5 μ
m一定とした。
この結果得られた強磁性薄膜の磁歪定数λSの組成依存
性を第1図に、飽和磁束密度Bsの組成依存性を第2図
に示す。第1図及び第2図より。
性を第1図に、飽和磁束密度Bsの組成依存性を第2図
に示す。第1図及び第2図より。
Si組成を8.5 wt%より多く、12wt%以下
、Ru組成を0.05 wt%以上で5 w t%未
満、残部Feから成る合金組成で0.2 X 10−6
から一〇、5X10”−Bの範囲の磁歪定数及びBs)
13KGが得られることがわかる。また第4図にSi組
成が10wt%程度である強磁性薄膜の保磁力Hct&
Ru組成に対してプロットした図を示す。同図よりRu
組成を5 w t%未滴にするとHc < 2 、 O
Oe が得られることがわかる。以上の観点からSi
組成を8.5 W t%より多く、12wt%以下、R
u組成を0.05wt、%以上で5wt%未満、残部F
eから成る合金組成であることは非常に好ましい。第1
表に本発明の強磁性薄膜の磁気特性の測定結果を示す。
、Ru組成を0.05 wt%以上で5 w t%未
満、残部Feから成る合金組成で0.2 X 10−6
から一〇、5X10”−Bの範囲の磁歪定数及びBs)
13KGが得られることがわかる。また第4図にSi組
成が10wt%程度である強磁性薄膜の保磁力Hct&
Ru組成に対してプロットした図を示す。同図よりRu
組成を5 w t%未滴にするとHc < 2 、 O
Oe が得られることがわかる。以上の観点からSi
組成を8.5 W t%より多く、12wt%以下、R
u組成を0.05wt、%以上で5wt%未満、残部F
eから成る合金組成であることは非常に好ましい。第1
表に本発明の強磁性薄膜の磁気特性の測定結果を示す。
第1表
F e117.1s i to、sRuz、sの合金組
成で保磁力Haが1.80e 、測定周波数5 M H
zでの初期透磁率μiが550であり、飽和磁束密度B
sが15.3KG と非常に高い値を示した。
成で保磁力Haが1.80e 、測定周波数5 M H
zでの初期透磁率μiが550であり、飽和磁束密度B
sが15.3KG と非常に高い値を示した。
また第1表で最も特性の優れていたFe50.IS i
to、xRux、sの耐食性について調べるため、飽和
磁化MOを81g定した後、膜面に0.5%NaCi1
水溶液を噴霧し、室温で24時間放置した後の飽和磁化
M1を測定した。腐食率は(Mo Mz) Xl、
OO/ Moで定義した。また、この際、Fe−6,7
wt%Si合金スパッタ膜と、従来の実用材料であるパ
ーマロイ(N i −19w t%Fe)合金スパッタ
膜を標準試料とした。この耐食性試験の結果を第2表に
示す。
to、xRux、sの耐食性について調べるため、飽和
磁化MOを81g定した後、膜面に0.5%NaCi1
水溶液を噴霧し、室温で24時間放置した後の飽和磁化
M1を測定した。腐食率は(Mo Mz) Xl、
OO/ Moで定義した。また、この際、Fe−6,7
wt%Si合金スパッタ膜と、従来の実用材料であるパ
ーマロイ(N i −19w t%Fe)合金スパッタ
膜を標準試料とした。この耐食性試験の結果を第2表に
示す。
第2表に示す様にFe87.lS ito、tRuz、
aの耐食性はFe−6,7wt%Si より優れ、従
来の実用材料であるパーマロイと同程度であった。
aの耐食性はFe−6,7wt%Si より優れ、従
来の実用材料であるパーマロイと同程度であった。
また、少量であっても実質的なRuの添加(0,05w
t%以上)はF e −S i系合金の耐食性改善に効
果があることを見出した。
t%以上)はF e −S i系合金の耐食性改善に効
果があることを見出した。
〔実施例2〕
上記実施例1と同様のターゲットにRh、Pd。
A g v Os g I r HP t g A u
のペレット(5■X 5 m X 1.■t)を1回の
スパッタリングにつき1種類ずつ貼りつけ、実施例1と
同条件で強磁性薄膜を作製した。合金組成は、実施例1
で磁気特性の優れていたF ea7.is iio、t
Ruz、aに他元素を2wt%添加したものとした。
のペレット(5■X 5 m X 1.■t)を1回の
スパッタリングにつき1種類ずつ貼りつけ、実施例1と
同条件で強磁性薄膜を作製した。合金組成は、実施例1
で磁気特性の優れていたF ea7.is iio、t
Ruz、aに他元素を2wt%添加したものとした。
実施例1と同じ方法で、Rh、Pd、Ag。
Os、I r、Pt、Auの添加の耐食性に対する効果
を調べた。その結果を第3表に示す。
を調べた。その結果を第3表に示す。
第3表
第3表に示す様に、いずれの1種類の元素の添加につい
ても耐食性の向上が見られた。
ても耐食性の向上が見られた。
【実施例3〕
上記実施例2と同じ方法でA Q 、 T 1 t V
eCr、Ni、Cu、Zr、Nb、Mo、Wを1種類ず
つF es7.xs ito、tRuz、aに3 w
t%添加した。この結果得られた強磁性薄膜の磁気特性
を第4表に示す。
eCr、Ni、Cu、Zr、Nb、Mo、Wを1種類ず
つF es7.xs ito、tRuz、aに3 w
t%添加した。この結果得られた強磁性薄膜の磁気特性
を第4表に示す。
第4表
第4表に示す様に、保磁力の減少、透磁率の増加が見ら
れた。また、AQ、Cr、Ni、Moを添加した試料に
ついて耐食性の向上が見られた。
れた。また、AQ、Cr、Ni、Moを添加した試料に
ついて耐食性の向上が見られた。
一方、All+ Ti、V、Cr、Ni、Cu。
Zr、Nb、Mo、Wを5.3wt%添加した時の磁気
特性を第5表に示すが保磁力、初期透磁率は第4表以上
には改善されず、Ni添加の場合を除いて飽和磁束密度
の大幅な低下が見られるため、これらの元素の添加は5
wt%未満とすることが好ましい。
特性を第5表に示すが保磁力、初期透磁率は第4表以上
には改善されず、Ni添加の場合を除いて飽和磁束密度
の大幅な低下が見られるため、これらの元素の添加は5
wt%未満とすることが好ましい。
第5表
〔実施例4〕
第5図に示す様に、主磁性体膜51(Faδ7.l5i
lo、IRuz、a合金スパッタ膜)をSiO2あるい
はパーマロイ(Ni−19wt%Fe)から成る中間層
52を介して積層した。主磁性体膜51は実施例1と同
じスパッタ条件で作製した。また中間層は以下の条件で
スパッタした。
lo、IRuz、a合金スパッタ膜)をSiO2あるい
はパーマロイ(Ni−19wt%Fe)から成る中間層
52を介して積層した。主磁性体膜51は実施例1と同
じスパッタ条件で作製した。また中間層は以下の条件で
スパッタした。
高周波電力密度 ・・・0.5W/dアルゴン圧力
・・・5 X 10−’ Torr基板温度
・・・350℃ 電極間距離 ・・・25閣 中間層膜厚 ・・・30人 この結果得られた積層磁性体膜の磁気特性を第6表に示
す。
・・・5 X 10−’ Torr基板温度
・・・350℃ 電極間距離 ・・・25閣 中間層膜厚 ・・・30人 この結果得られた積層磁性体膜の磁気特性を第6表に示
す。
第6表
第6表に示す様に、積層磁性体膜にすることにより保磁
力、初期透磁率が飛躍的に改善された。
力、初期透磁率が飛躍的に改善された。
本発明の強磁性薄膜は13KG以上の飽和磁束密度と5
00以上の初期透磁率を有し、耐食性も優れているため
、特に磁気ヘッドのコア材料に適している。
00以上の初期透磁率を有し、耐食性も優れているため
、特に磁気ヘッドのコア材料に適している。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、Si組成が8.5wt%より多く、12wt%以下
、Ru組成が0.05wt%以上で5wt%未満であり
、残部Feから成る合金組成を有する強磁性薄膜。 2、特許請求範囲第1項記載の強磁性薄膜にRh、Pd
、Ag、Os、Ir、Pt、Auの中から選ばれる少な
くとも1種以上の元素をRuと合計して5wt%未満含
むことを特徴とする強磁性薄膜。 3、Al、Ti、V、Cr、Ni、Cu、Zr、Nb、
Mo、Wの中から選ばれる少なくとも1種以上の元素を
5wt%未満含むことを特徴とする特許請求範囲第1項
あるいは第2項のいずれかの項に記載の強磁性薄膜。 4、前記強磁性薄膜に他の磁性体膜及び非磁性体膜のい
ずれか一方、あるいは両方を介して積層してなることを
特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項または第
3項記載の強磁性薄膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2376286A JPS62183101A (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 | 強磁性薄膜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2376286A JPS62183101A (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 | 強磁性薄膜 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62183101A true JPS62183101A (ja) | 1987-08-11 |
Family
ID=12119346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2376286A Pending JPS62183101A (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 | 強磁性薄膜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62183101A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01223611A (ja) * | 1987-10-05 | 1989-09-06 | Hitachi Ltd | 薄膜磁気ヘッド及び薄膜磁気ヘッドを搭載した磁気ディスク装置 |
-
1986
- 1986-02-07 JP JP2376286A patent/JPS62183101A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01223611A (ja) * | 1987-10-05 | 1989-09-06 | Hitachi Ltd | 薄膜磁気ヘッド及び薄膜磁気ヘッドを搭載した磁気ディスク装置 |
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