JPH01223611A - 薄膜磁気ヘッド及び薄膜磁気ヘッドを搭載した磁気ディスク装置 - Google Patents

薄膜磁気ヘッド及び薄膜磁気ヘッドを搭載した磁気ディスク装置

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JPH01223611A
JPH01223611A JP16874188A JP16874188A JPH01223611A JP H01223611 A JPH01223611 A JP H01223611A JP 16874188 A JP16874188 A JP 16874188A JP 16874188 A JP16874188 A JP 16874188A JP H01223611 A JPH01223611 A JP H01223611A
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浩一 西岡
Takao Imagawa
尊雄 今川
Masanobu Hanazono
雅信 華園
Tetsuo Kobayashi
哲夫 小林
Toshihiro Yoshida
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、薄膜磁気ヘッド、該薄膜磁気ヘッドの磁気コ
アとして使用される磁性材料並びに磁性薄膜及び該磁性
薄膜の製造方法に関する。本発明は更に磁気ディスク装
置に関する。
本発明の薄膜磁気ヘッドは、コンピュータにおける磁気
ディスク装置に組み入れて使用するのに好適である。
本発明の薄膜磁気ヘッドは、書き込みと読み出しの両方
の機能を具えており、書き込み及び読み出し共用の薄膜
磁気ヘッドとして適用可能である。
〔従来の技術〕
従来、薄膜磁気ヘッドの磁気コア材には約80重量%の
ニッケルと約20重量%の鉄との二元合金であるパーマ
ロイが使用されている。この材料は、磁歪定数がほぼ零
付近であり、かつ高周波領域での透磁率が高いことから
、この磁気コアを使用した薄膜磁気ヘッドは読み出し性
能に優れている。
しかしながら、パーマロイは飽和磁束密度が約1テスラ
と低いためにパーマロイを使用した薄膜磁気ヘッドは高
記録密度化に対しては書き込み性能に劣る。具体的に言
うと、磁気ディスク装置においては、高記録密度化の観
点から記録媒体の材料として保磁力の高い材料を用いる
傾向にあり、また薄膜磁気ヘッドの先端部の厚さ即ちボ
ール厚さを小さくする傾向にある。このためパーマロイ
の飽和磁束密度1テスラでは書き込むための磁界強度が
不足となり、十分な書き込み性能が得られない。
磁気ディスク装置は、益々大容量化する傾向にあり、こ
れに伴って記録密度も高まる方向にある。
磁気ディスクの面記録密度が45メガビット/1n2を
超え80メガビット/in2に達するような高記録密度
の磁気ディスク装置においては、薄膜磁気ヘッドのコア
材料はパーマロイに比べ飽和磁束密度が高いことが望ま
れ、さらにパーマロイとほぼ同等の保磁力、磁歪定数及
び異方性磁界を有することが望まれる。できれば更に耐
食性に優れていることも要求される。
これらの要求に近い材料として発明者等が電気めっき法
で検討したコバルト−ニッケル−鉄三元合金薄膜があり
、特開昭61−76642号公報に記載されている。こ
のコバルト−ニッケル−鉄三元合金薄膜は、膜形成時に
、膜面に対して平行方向で且つ直交する磁界を交互に印
加することにより、異方性磁界を付与することが可能で
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
発明者らは、めっき法で作製したコバルト−ニッケル−
鉄三元合金薄膜よりなる磁気コアは耐熱性が乏しく、磁
気ヘッド製造工程で加わる熱の影響を受けて磁気特性が
変化し、保磁力が大きくなることを確認した。まためっ
き膜において良好な磁気特性を有する組成範囲即ちCo
60〜90重量%(59,6〜86.8原子%)、Ni
1O〜30重量%(10,2〜29.9原子%)、Fe
3〜10重景%(3,2〜10.5原子%)の合金膜を
スパッタリング法によって作製すると耐熱性は改善でき
るが、磁気特性が著しく低下することを確認した。
したがって、本発明の目的は、薄膜磁気ヘッドの製造工
程で加わる熱に対して耐熱性を有し、しかもCo−Ni
−Fe三元合金めつき膜とほぼ同等の磁気特性が得られ
る磁気コアを有する薄膜磁気ヘッドを提供するにある。
本発明の他の目的は、耐熱性を有し且つCo−Ni−F
e合金めっき膜とほぼ同等の磁気特性を有する薄膜磁気
ヘッドの磁気コア用磁性材料、磁性薄膜及び磁性薄膜製
造方法を提供するにある。
本発明の更に他の目的は、本発明の薄膜磁気ヘッドを備
えた、45〜80メガビット/in”の面記録密度を実
現しうる磁気ディスク装置を提供するにある。
−〔課題を解決するための手段〕 本発明は、基板上に第1の磁気コアを有し、該第1の磁
気コアと磁路を形成する第2の磁気コア及び該磁路を周
回する導体コイルを具備し、前記第1の磁気コアと前記
第2の磁気コアとが先端部分で磁気ギャップを有する薄
膜磁気ヘッドにおいて、前記第1の磁気コアと前記第2
の磁気コアの少なくとも一方を、パラジウムを含有する
結晶質のコバルト−ニッケル−鉄系合金よりなり且つ飽
和磁束密度1.3 テスラ以上と異方性磁界を有する薄
膜により構成したことにある。
薄膜磁気ヘッドの磁気コアは、高記録密度化の観点から
厚さを薄くする傾向にあり、面記録密度が45メガビッ
ト/in2以上の高記録密度ディスク装置に適用するに
あたっては、おそらく3μm以下になると予想される。
従って、本発明でいうコバルト合金薄膜は、3μm以下
のものを意味する。
前記成分組成のコバルト合金薄膜は、スパッタリング法
による膜形成過程で膜面に対して平行方行で且つ直交す
る磁界を交互に印加することにより異方性磁界を付与で
き、しかも磁路方向に磁化困難軸を付与することができ
る。
このコバルト合金スパッタリング膜は、薄膜磁気ヘッド
の製造工程で熱の影響を受けても磁気特性が殆ど変化せ
ず、膜形成時の磁気特性を保有することを確認した。又
、Co 25〜60重量%。
Ni14〜50重量%、Fe10〜24重1%及びPd
5〜30重量%の範囲の合金であれば、Co−Ni−F
e三元合金めつき腹とほぼ等しい磁気特性が得られるこ
とを確認した。
スパッタリング法によって形成されたコバルト合金膜は
、膜面に対して垂直方向に結晶が成長して柱状の結晶構
造を有する。柱状結晶構造の柱状晶の高さ(+1)と幅
(cl)との比h/dは、版厚及び基板の加熱温度によ
って若干変化するが、通常は平均値で10以上である。
結晶格子は、面心立方格子であり、(111)面が優先
的に配向している。
これに対して、電気めっき法により形成されたコバルト
合金膜は、粒状の結晶11が造を有し、粒状品の高さ(
h)と幅(d)の比h/dは、約1である。
スパッタリング法により膜を形成するときには、基板面
に直接、コバルト合金膜を形成できるが、電気めっきに
より膜を形成するときには、基板とコバルト合金めつき
股との間に下地膜が必要である。これより、スパッタリ
ングによって磁気コアを形成した方が、構造上も簡単で
ある。
本発明の成分組成のコバルト合金スパッタリング膜は、
保磁力が2エルステツド以下のものが得られる。特開昭
61−76642号公報に記載された電気めっき法で形
成されたCo−Ni−Fe三元合金膜は、膜形成直後の
保磁力はおよそ1エルステツドであるが、薄膜磁気ヘッ
ド製造終了後では熱履歴を受けて保磁力がおよそ10エ
ルステッド或いはそれ以上になる。これにくらべると、
本発明によるスパッタリング膜の保磁力は著しく低い。
特開昭61−76642号公報に記載の電気めっきコバ
ルト合金薄膜は、鉄量が3〜10重量%(およそ3.2
〜10.5原子%)である。スパッタリングによって膜
を作製する場合、Fe量がこの範囲であると保磁力が増
加してしまうことがわかった。
そして、FeJiを10重量%以上とすることによりス
パッタリング膜でも保磁力を小さくできることを見出し
た。しかし、Fe量の増加に伴って磁歪定数が大きくな
るという新たな問題が生じた。
けれどもパラジウムを5〜30重量%含有することによ
り、磁歪定数を小さくできることがわかり、しかも保磁
力の著しい増加もないことを確認した。
パラジウムを含有したことによって、特開昭61−76
642号公報に記載のコバルト−ニッケル−鉄三元合金
にくら入で耐食性がすぐれているという効果も得られる
パラジウムを含む磁性合金に関する先行技術として、特
開昭53−51123号及び特開昭54−104438
号に示されたコバルト合金のバルク材がある。このコバ
ルト合金バルク材は、溶解炉でインゴットが作られてい
る。但し、薄膜磁気ヘッドの磁気コアに使用することに
関しては、全く記載されていない。
Co−Ni−Fe三元系バルク合金について、組成と飽
和磁束密度、保磁力、結晶磁気異方性および磁歪よ数の
関係を記載したボゾルス(Bozorth)著、パン・
ノストランド(Van No5trand)社刊。
「フエロマグネテイズム(Ferromagnetis
m )第4刷p−165,p−169,P−152及び
p−675がある。この刊行物の内容から判断しても、
バルク材とめつき膜又はスパッタリング膜とは磁気特性
が全く異なっており、バルク材は薄膜磁気ヘッドの磁気
コア材として不適当である。
発明者らは、バルク材料として高飽和磁束密度で、磁歪
定数が零付近の値を示すCo−Ni−Fe三元合金をス
パッタリング法により薄膜化すると一軸異方性を示さず
磁化困難軸方向の保磁力Hcoが著しく高くなるという
ことを確認している。
本発明の磁気コアを、面記録密度が45〜80メガビッ
ト/in”の磁気ディスクを具備する磁気ディスク装置
の薄膜磁気ヘッドに適用するに当たっては、コアの磁気
特性が飽和磁束密度1.3テスラ以上、異方性磁界5〜
8チルステッド、磁歪定数+2X10−6〜−2X10
−”及び保磁力2エルステツド以下となるようにするこ
とが望ましい。
このような磁気特性は、パラジウムを含有するコバルト
−ニッケル−鉄系合金の組成或は薄膜製造条件を制御す
ることによって具備させることができる。
本発明の磁気コア材は、重量%でコバルト25〜60%
、ニッケル14〜50%、鉄10〜24%及びパラジウ
ム5〜30%の合金よりなり、他の元素を実質的に含ま
ないことが最も望ましい。
しかし、他の元素として、白金、ロジウム、イリジウム
、オスミウム及びルテニウムから選ばれた少なくとも1
つを合計で2重量%以下含むことを拒むものではない。
これらの元素は、耐食性を向上する効果がある。
本発明の薄膜磁気ヘッドは、パラジウムを含有する結晶
質のコバルト−ニッケル−鉄系合金よりなる薄膜と他の
材質の膜とを交互に積層し、コバルト−ニッケル−鉄系
合金薄膜を二層以上とした積層膜によって磁気コアを構
成してもよい。このようにすることは単層膜とするより
も望ましい。
この点について詳述するとスパッタリングによって形成
されたコバルト−ニッケル−鉄系合金薄膜は、膜面に対
して垂直方向に結晶が発達した柱状の結晶構造を有する
が、柱状晶の高さ(h)と幅(d)の比h/dが大にな
るほど磁気特性が低下する傾向にある。従って、コバル
ト−ニッケル−鉄系合金薄膜を多層膜とし、単層膜のと
きよりも一枚歯たりの厚さを薄くしてh/dの値を小さ
くすることが望ましい。h/dは5以下が望ましい。多
層膜とした場合に、膜の界面で膜中の成分の拡散が進ん
だのでは効果が少ないので、これを防止するためにセラ
ミック等の他の材質の膜を挾むことが望ましい。
他の材質の膜はAQzOst YzOa、SiN。
S i 02及びZrO2等のセラミックス、或はチタ
ン、モリブデン、タングステン或はそれらの合金のよう
に融点が1600℃以上の金属から選ばれることが望ま
しい。チタン、モリブデン、タングステン或はそれらの
合金は、コバルi・−ニッケルー鉄系合金と反応しにく
い性質を有しているので、コバルト−ニッケル−鉄系合
金薄膜の成分組成を当初の状態のまま保持できるという
効果がある。
磁気コアを積層膜とした場合にも、合計厚さは3μmを
超えないようにすることが望ましい。他の材質の膜の一
枚歯たりの厚さは0.004〜0.05μmとすること
が望ましい。厚さが0.004μmよりも薄いと、膜の
孔を通ってコバルト−ニッケル−鉄系合金薄膜同志の反
応が進むおそれがあり、0.05μm を超えると積層
膜の合計厚さの増大を招き、薄膜磁気ヘッドのポール厚
さが大きくなって高記録密度化に対応できなくなる。
本発明は、実質的に重量%でコバルト25〜60%、ニ
ッケル14〜50%、鉄10〜24%及びパラジウム5
〜30%の結晶質の合金よりなり、めっき、スパッタリ
ング或は蒸着から選ばれた手段によって薄膜に形成され
ることを特徴とする薄膜磁気ヘッド用磁性材料を提案す
る。
この薄膜磁気ヘッド用磁性材料には、白金とロジウムと
イリジウムとオスミウム及びルテニウムから選ばれた少
なくとも1つを合計で2重量%以下含有することができ
る。
本発明はまた、非磁性基板上に重量%でコバルト25〜
60%、ニッケル14〜50%、鉄10〜24%及びパ
ラジウム5〜30%を含む結晶質のコバルト合金からな
る薄膜を有する薄膜磁気ヘッド用磁性薄膜を提案する。
更に本発明は、非磁性基板上に重量%でコバルト25〜
60%、ニッケル14〜50%、鉄10〜24%、パラ
ジウム5〜30%を含む結晶質のコバルト合金からなる
薄膜と他の物質の膜とを交互に有し、前記コバルト合金
薄膜を2層以上有する磁性薄膜をも提案する。
本発明の磁性薄膜の製造方法は、非磁性基板上に重量%
でコバルト25〜60%、ニッケル14〜50%、鉄1
0〜24%及びパラジウム5〜30%を含むコバルト合
金膜をスパッタリングによって形成すると共に、膜形成
中に膜面に対して平行方向で且つ直交する磁界を交互に
印加することを特徴とする。
スパッタリングに使用するガスは、アルゴンガス、また
はアルゴンガスと窒素ガスの混合ガスとすることが望ま
しい。アルゴンガスと窒素ガスの混合ガスとする場合に
は、窒素ガスの濃度を1〜6容積%(voQ%)とする
ことが望ましい。
スパッタリング中は、非磁性基板の温度を200〜40
0℃に加熱保持することが望ましい。
本発明はまた、情報を記録する磁気ディスク、該磁気デ
ィスクに対して情報の書き込み及び読み畠しを行う薄膜
磁気ヘッド、及び前記磁気ディスクの回転手段を具備す
る磁気ディスク装置において,平方インチ当り45〜8
0メガビットの面記録密度を有する前記磁気ディスクを
一つの回転軸に複数個備えたヘッド・ディスク・アセン
ブリを複数個具備し、パラジウムを含有する結晶質のコ
バルト−ニッケル−鉄系合金よりなり且つ飽和磁束密度
1.3 テスラ以上、異方性磁界5〜8エルステツド、
磁歪定数+2 X 1’O−C〜−2×10″″G及び
保磁力2エルステツド以下の磁気特性を有する薄膜によ
って形成された磁気コアを有する前記薄膜磁気ヘッドを
具備した磁気ディスク装置を提案する。
この場合、磁気ディスクのトラック密度を一インチ当り
1500〜3000トラックとすることが望ましく、或
は線記録密度を一インチ当り30〜50キロビットとす
ることが望ましい。
本発明の磁気ディスク装置の構造の一例を第13図に示
す。
この磁気ディスク装置は、第13図に示す符号101〜
108の構成要素及びボイスコイルモータ制御回路を有
する。符号101はベース台、102はスピンドルであ
る。一つのスピンドルに図のように複数枚の円板状の磁
気ディスク104が取り付けられる。磁気ディスク10
4は、アルミナ等の非磁性円板の一方又は両方の面に磁
性体層を設けたものからなる。磁性体層には、多数のト
ラック溝が設けである。ディスク104の面記a密度は
一平方インチ当り45〜80メガビットである。トラッ
ク密度は−インチ当り1500トラック以上とすること
が望ましく、線記録密度は一インチ当り30キロピツト
以上とすることが望ましい。そして、これらの線記録密
度とトラック密度の範囲内で、両者の積である面記録密
度を前述のように一平方インチ当り45〜80メガビッ
トとすることが望ましい。
このようにすることにより、ディスク径を著しく大きく
することなく記録密度を高めることができる。
記録密度が増大し情報の記録容量が大になってもデータ
転送速度がその分遅くなったのでは、利用価値が少ない
。データ転送速度を4.5〜6178487秒とすれば
、データの出し入れを速やかに行うことができる。この
データ転送速度はディスクの周速と線記録密度の積で決
まる。線記録密度は一インチ当り30キロピツトである
から、データ転送速度4.5〜6178487秒は、直
径8.5〜10 インチのディスクの場合、ディスク回
転数を350Orpm以上とすることにより実現できる
。この3500rpmという回転数は、通常の磁気ディ
スク装置において採用されている一般的な回転数であり
、実現はきわめて容易である。
第13図では、1つのスピンドルに五枚の磁気ディスク
を設けた例が示されているが、五枚に限るものではない
。又、このように1つのスピンドルに複数枚のディスク
を設けたものを複数個設置してもよい。
符号103は、スピンドル102を駆動し、ディスクを
回転するためのモータである。符号105はデータ用磁
気ヘッドを示し、符号105aは位置決め用磁気ヘッド
を示している。符号106はキャリッジ、符号107は
ボイスコイル、符号108はマグネットである。ボイス
コイル107とマグネット108によりボイスコイルモ
ータが構成される。そして符号106と107と108
の要素により、ヘッドの位置決めがなされる。ボイスコ
イルと磁気ヘッド105,105aとはボイスコイルモ
ータ制御回路を介して接続されている。第13図におい
て、上位装置とは、たとえばコンピュータシステムを示
す。
本発明の磁性薄膜は、VTR用磁気ヘッド或はフロッピ
ーディスク用磁気ヘッドにも適用可能である。
〔作用〕
コバルト−ニッケル−鉄合金膜において、鉄量を12原
子%以上としスパッタリング法により膜を作製すること
により、保磁力を小さくできる。
しかし、その反面、磁歪定数が大きくなるが、パラジウ
ムを含有することにより保磁力を増大させることなく、
磁歪定数を低減できる。
Pctの添加は膜作製時の基板温度を高くしても保磁力
が大きくならないことから膜の結晶磁気異方性定数をあ
まり変えずに磁歪定数のみ低減する効果がある。むしろ
、Pdの添加により基板温度を高くした方が保磁力は低
減することがわかった。
基板温度は200〜400 ’Cが望ましい。
本発明の薄膜磁気ヘッドに作用される磁気コア材のベー
スとなるCo−Ni−Fe三元合金の組成は結晶磁気異
方性定数と飽和磁束密度の両者から決められる。即ち、
前者は出来るだけ零に近く、後者は出来るだけ高くなる
組成領域から決められる。さらに、Pdを添加した場合
にPdは非磁性元素であるため添加量が多くなると飽和
磁束密度が低下すると共に保磁力も増大することが認め
られ、それらを勘案してベース合金の組成を決める必要
がある。即ち、Co : 35〜60重量%。
Ni:20〜50重量%、Fe:15〜25重量%をベ
ースとし、従って(Co5s−so−Nizo−s。
・Feus”z3)too−a −P d aとする。
aは5くaく30原子%がよい。
従って、Co−Ni−Fe−Pd合金中のCOは25〜
60重量%、Niは14〜50重量%。
Feは10〜24重量%とすることが望ましい。
ここで、COを25〜60重量%と限定したのは、25
重量%以下にすると結晶磁気異方性定数は小さく、保磁
力は小さくなるが、飽和磁束密度が1.0テスラ以下と
なり従来のパーマロイと同等以下となり、Pdを添加す
ることにより更に低下し所期の目的を達成しないためで
ある。60重量%以上にすると結晶磁気異方性定数が著
しく大きくなり保磁力が大きく、六方晶の晶出も起り、
磁歪定数の値が不安定となるためである。Feを10〜
24重量%と限定したのは、10重量%以下では磁歪定
数は零付近に近いが、結晶磁気異方性定数がCoが多い
場合と同様著しく大きくなるために一軸異方性を示さず
、保磁力が100e以上となるためである。また、鉄量
が24重量%以上になると結晶磁気異方性定数は小さく
なり低保磁力となるが、磁歪定数が15X10−eより
大きくなり、磁歪定数を零付近とするためのPd添加量
が多くなり、その結果として飽和磁束密度の低下、保磁
力の増大につながり好ましくない。Niは飽和磁束密度
、結晶磁気異方性定数からCoとFeの含有量を決め残
りを埋める程度の作用であるが、14重量%以下では飽
和磁束密度は高くなるが体心立方晶が晶出することによ
って磁歪定数が不安定になること、また50重量%以上
になると飽和磁束密度が低くなり、Pdを添加すること
により更に飽和磁束密度が低下し所期の目的を達成しな
くなることから14〜50重量%の範囲とする。
本発明の磁気コアは、スパッタリング法で膜を作製する
ことによって、めっき膜にはない耐熱性が付与される。
又、パラジウムを含むので、C0−Ni−Fe三元合金
膜にくらべて耐食性もすぐれている。
スパッタリング時の雰囲気は、アルゴンガスと窒素ガス
の混合ガス雰囲気とし且つ窒素ガス量を1〜6容積%と
することが望ましい。このようにすることにより、アル
ゴンガスのみの雰囲気のときにくらべて保磁力をより小
さくできる。
Feiを10重量%以上とすることにより結晶磁気異方
性が小さくなり、スパッタリング雰囲気による効果が発
現する。
スパッタリング時には又、基板を200〜400℃程度
の温度に加熱しておくことが望ましく、これによっても
保磁力を下げる効果がある。
薄膜磁気ヘッドの製造プロセスでは、磁気コアの製造時
、及び導体コイルと磁気コアとで囲まれた空間に非磁性
ぜつえん物質を充填する過程で熱が加わる。非磁性ぜつ
えん物質として例えばポリイミド系樹脂が使用されると
きには、樹脂の熱硬化のために約350℃前後の熱が加
わる。この熱の影響を受けても磁気コアの磁気特性が損
われないようにするためにスパッタリング膜とすること
が望ましい。
本発明における磁気コアは、Co25〜60重量%、F
e1O〜24重量%、Ni14〜50重量%、Pd5〜
30重量%の組成範囲内で更に磁歪定数が+2X10−
’ 〜−2X10−’、飽和磁束密度が1.3テスラ以
上となるように組成を選ぶことが望ましい。この場合、
保磁力が2エルステツド以下を保持するようにするとな
およい。
このようにすることによって、面記録密度が45〜80
メガビット/in2の高配B@度磁気ディスク装置に適
当したものとなる。
磁気コアは、コバルト合金薄膜と他の材質の膜とを交互
に積層したものとすることができ、このようにすること
によって保磁力を下げることができる。また、スパッタ
リング膜では、柱状の結晶構造となり、柱状晶の高さ(
h)と幅(d)の比h/dが大になるほど磁気特性が低
下する傾向にあるが、他の膜を間に挾むことによって柱
状晶の成長を抑えることができる。
コバルト合金膜の間に介在させる他の膜は、磁性膜であ
ってもよいし、非磁性膜であってもよい。
コバルト合金膜に磁気的な影響を及ぼさないという点か
らすると非磁性膜がよい。
非磁性膜としては、セラミックス例えばアルミナなどが
適する。
コバルト合金膜と他の膜との合計厚さは、コバルト合金
膜−層のみの磁気コアのときと同じにすることが望まし
い。
〔実施例〕
以下5本発明の実施例について説明する。但し、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例I Co−Ni−Fe三元合金の組成は飽和磁束密度が高く
、かつ、結晶磁気異方性定数が出来るだけ小さい組成を
選ぶ必要がある。そこでCO:35〜60重量%、Ni
:20〜50重量%。
Fe:10〜30重景%の範囲の組成の膜をスパッタリ
ング法により作製し磁気特性を評価した。
その結果を第8図に示す。飽和磁束密度(Bs)は。
Co及びFe量が多くなるほど高くなるが、磁歪定数(
λS)は逆に正の大きな値になり、Ni量が多くなると
磁歪定数は小さくなるが飽和磁束密度も低下する。従っ
て、Co−Ni−Fe三元合金では薄膜磁気ヘッドのコ
ア材料に要求される高飽和磁束密度、低保磁力でかつ磁
歪定数零付近の三つの条件を同時に満足する組成領域は
ないことがわかる。
そこで、Co−Ni−Fe三元系に他の元素を添加して
前述した三つの特性を同時に満足させることを検討した
。他の元素を添加すると一般には飽和磁束密度は低減す
る。従って、他の元素の添加により低減する飽和磁束密
度を見越してベースとなるCo−Ni−Fe三元系の組
成としては出来るだけ飽和磁束密度の高い組成領域を選
ぶことが得策である。
CO及びFe量が多いほど飽和磁束密度が高く、かつ保
磁力が小さいので前述した組成範囲の中では(40〜6
0)Co−(30〜40)Ni  (15〜25)Fe
 の組成領域が望ましい。その範囲での磁気特性は第8
図に示すように、飽和磁束密度は1.4〜1.7テスラ
、保磁力(困難軸方向)は0.2〜1.5エルステツド
、磁歪定数は+4.0〜+l0×10−8であった。従
って、他の元素としては、磁歪定数を低減させる効果が
ある元素を選ぶことが望ましい、そこで他の元素として
、耐食性の向上も加味して白金属元素からRh、Pd。
Ir、Ptを選び、また、磁性合金の添加元素としてし
ばしば用いられるTi、Zr、Hf、Cu。
Int、C,Si、Bi等を選定し、所定のベース合金
組成のターゲット上に添加元素のチップを配置しRFマ
グネトロンスパッタリングによりスパッタリングして薄
膜を形成し、飽和磁束密度と磁歪定数を評価した。スパ
ッタリングガスにはアルゴンガスを用いた。その結果を
第9図に示す。その結果、磁歪定数を低減するのに有効
な添加元素はPdのみであることがわかった0以上より
、前述したCo−Ni−Fe三元組成にPdを添加する
ことにより磁歪定数を低減させることが可能であること
を見出した。
その上、Pdの添加は耐食性を著しく改善するので薄膜
磁気ヘッドの信頼性についても有効である。その結果を
第10図に示す。
実施例2 重量%で60%Co−20%Ni−20%Fe。
55%Co−30%Ni−15%Fe、及び40%Co
−45%Ni−15%Feよりなる夫々の合金でターゲ
ットを作り、その上にPdのチップを載せて、RFマグ
ネトロンスパッタによりアルゴンガス雰囲気中でスパッ
タリングして磁性薄膜を作製した。
これらのスパッタリング膜の磁気特性を第11図に示す
Pd量が多くなるにつれて、いずれの場合も飽和磁束密
度が低下する。磁歪定数も正から負に移行する傾向にあ
る。
実施例3 第1図において、表面を十分に研摩・洗浄したAQzO
s  TiCよりなるセラミックス基板1を300℃の
温度に保持しその上に第1の磁気コア(下部磁性膜)2
として膜厚1.0μmのCo−Ni−Fe−Pd合金薄
膜をRFスパッタリング法により直交スイッチング磁界
中でスパッタリングした。この時、Co  N x  
F e  P d四元合金の組成は本発明によるCo:
39重量%、Ni:23重量%、Fe:14重重量、P
d:24重量%である。磁気特性を調べるために同時に
スパッタリングした同一条件の膜の磁気特性はBS =
1.45テスラtHcH=2.5エルステツド、λS=
+0.I X 10”−’ 、 HK =6Z)L/ス
テットテアリ、優れた磁気特性を示した。
スパッタリング後、下部磁性膜2は所定のコア形状にイ
オンミリング法によりパターニングされた。次いで、薄
膜技術によりAQzOsよりなる非磁性ギャップ膜3.
ポリイミド樹脂よりなる有機絶縁膜4.銅製の導体コイ
ル5を堆積すると共にイオンミリング法及びウェットエ
ツチング法により所定の形状に仕上げた。有機絶縁膜は
ウェットエツチングにより仕上げ、他はイオンミリング
により仕上げた。その上に下部磁性膜2と同一の組成の
膜を同一条件で第2の磁気コア(上部磁性膜)6として
スパッタリングし、イオンミリング法により所定の磁気
コア形状にパターニングした。その後、全面にAl22
03よりなる絶縁膜をスパッタリング法により堆積し保
護膜7とした。
次いで、基板1よりヘッド素子を切り出し、磁気ヘッド
先端部を研摩して磁気ギャップgを形成し、銅のリード
線を接続して1個の薄膜磁気ヘッドとした。第1図はそ
の一部の断面図を、第2図は切り出した薄膜磁気ヘッド
の斜視図を示す。磁気コアの断面形状は、イオンミリン
グにより台形となり、上面の長さよりも下面の長さが大
となっている。第2図の符号8は端子部である。
第1図は、薄膜磁気ヘッドの中央部断面を示している。
第1の磁気コア2と第2の磁気コア6とは、図示しない
磁気記録媒体に対向するヘッド先端において所定の磁気
ギャップgを有しており、磁気ギャップから遠く離れた
後方で磁気的に接続され磁路を形成している。第1の磁
気コア2及び第2の磁気コア6の間には、両者の間を通
)磁気回路と交差する所定巻回数の導体コイル5が設け
られている。第1の磁気コア2と第2の磁気コア6と導
体コイル5によって囲まれた空間は、電気絶縁体である
有機絶縁膜4具体的にはポリイミド系樹脂によって埋め
られている。
かかる構造を具備する薄膜磁気ヘッドの導体コイル5に
電流を流すと、磁気ギャップgに強い磁界が発生し、該
磁界によって磁気記録媒体に情報が記録される。又、情
報が記録された磁気記録媒体が磁気ギャップgの近傍を
高速度で通過するとき、第2の磁気コア6から第1の磁
気コア2へあるいはその逆に短時間で交番する磁束が発
生し、これによって導体コイル5に電圧が誘起され、磁
気記録媒体上の情報が再生される。
このようにして作製した薄膜磁気ヘッドの電気特性を従
来のパーマロイを用いた薄膜磁気ヘッドの電気特性と比
較した。その結果、オーバライド特性はパーマロイを用
いた薄膜磁気ヘッドに比べ約4〜5dB向上し、記録磁
界強度は約30%向上した。この結果は、高記録密度用
高保磁力媒体にも十分適用可能である。
第12図に本発明の薄膜磁気ヘッドの電気特性を、従来
のパーマロイを用いた薄膜磁気ヘッドと比較して示す。
実施例4 実施例3と同様の条件で磁性膜2及び磁性膜7のみ一層
当りの膜厚を0.5μm及び0.25μmの2層膜及び
4層膜として多層構造とした薄膜磁気ヘッドを作製した
。その−断面を第3図及び第4図に示す。それぞれの磁
性膜の層間には10nmのAQzOa膜をスパッタリン
グ法により介在させた。このようにして作製した薄膜磁
気ヘッドの電気特性を調べた結果、オーバライド特性及
び書き込み磁界強度は実施例3の場合とほぼ同等の性能
を示した。しかも、読み出し性能(出力)は約10%向
上し優れた薄膜磁気ヘッドであることがわかった。これ
は、Bs、λS及びHxはほぼ同じ値で、磁性膜を薄く
したことによるHCHの低減効果により透磁率が向上し
たことに起因するものである。
実施例5 保磁力が比較的大きな値を示すFe量の少ない組成、即
ち46 Co −24Ni −10Fe −20Pdの
ターゲットについてスパッタリングガスをAr+Nz混
合ガスを用いてスパッタリングし膜の保磁力を評価した
。第5図はその結果を示したものである。Fe量が10
重量%と少ないためにArガスのみでは保磁力は約5エ
ルステツドと大きい値を示すが、Ar中にN2ガスを少
量混ぜると保磁力は低減し、混合割合1〜6von%で
保磁力は2エルステツド以下と小さな値を示すことを見
出した。N2ガスの効果は、混合割合が1〜6■OQ%
と少ない場合は膜の成長にあたって柱状晶の成長を抑制
するために保磁力を低減するためで、N2ガスの混合割
合が6vo 05以上に・なると膜中に窒化物が析出し
逆に保磁力を大きくするものである。
実施例6 次に、直交スイッチング磁界中でスパッタリングするこ
とにより異方性磁界HKの低減効果を調べた。膜組成3
9Co−23Ni−13Fe−25Pd (重量%)と
して直交スイッチング条件として基板面内に水平に直交
する磁界HxとHYを交互に印加した。Hxは磁化困難
軸方向即ち磁束が流れる方向の印加磁界を示し、HYは
磁化容易軸方向の印加磁界を示す。その時の印加磁界の
時間の比を変えた。即ち、Hx力方向印加した時の時間
を°tx、Hy方向に印加した時の時間をtyとしたと
き、時間比(R)の表し方として(ty−tx/ty+
tx)を用いた。スパッタリングガスはAr、基板温度
は200℃である。結果を第6図に示す。異方性磁界H
Kは直交スイッチング条件Rとほぼ直線的な関係にあり
、Rを変えることにより所望の異方性磁界Hxを得るこ
とができる。薄膜磁気ヘッドに要求される異方性磁界5
〜8エルステツドを得るためにはRを0.17〜0.2
5の範囲に制御すればよいことがわかる。
このように、パーマロイ膜に比べ約10〜12倍と異方
性磁界HKの大きなCo−Ni−Fe−Pd膜について
も直交スイッチング磁界中でスパッタリングすることに
より異方性磁界HKを保磁力を増大させることなく著し
く低減できることを見出した。
実施例7 第7図は磁性膜を多層膜構造とした場合の保磁力の低減
効果を示したものである。磁性膜の総膜厚は1μm一定
として2層、4層、6層膜とした場合で,層当りの磁性
膜の膜厚はそれぞれ0.5゜0.25及び0.17μm
である。それぞれの磁性膜の層間には非磁性中間層とし
て10nmのARzOa膿をスパッタリングにより堆積
した。多層膜構造とすることで保磁力はかなり低減する
ことがわかる。4層膜で単層膜の約1/2.5  に低
減する。このことは、薄膜磁気ヘッドとした場合出力の
増大につながる(読み出し性能の向上)。
このことは、膜の結晶構造がスパッタリングの際に膜の
厚さ方向に成長する柱状構造に起因する垂直異方性によ
り単層膜の場合、膜厚が厚くなるはど柱状構造の7スペ
クト比(結晶粒径dと膜厚方向の結晶粒の長さしの比:
L/d)が大きくなり垂直異方性の効果が顕著になり膜
面内の一軸異方性が弱くなり保磁力を増大させるもので
ある。従って、この柱状構造を分断させることがアスペ
クト比を小さくし保磁力を低減させるものである。
また、結晶粒径が小さくなるほどアスペクト比は大きく
なるので、その分だけ膜厚を薄くする必要があり、本発
明のCo−Ni−Fe−Pd四元系薄膜ではアスペクト
比を5以下にすることが望ましい。また、結晶の柱状構
造を分断するための各磁性膜間の中間層は非磁性絶縁膜
の場合はA Q z○3膜の他にSi○29 S i’
N、Y2O3等でもよく、金属膜の場合は磁性膜と拡散
しない高融点(1600℃以上)金属あるいは合金が良
い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のGo−Ni−Fe−Pd
合金膜よりなる磁気コアを有する薄膜磁気ヘッドは、ヘ
ッド製造工程で熱が加わっても磁気特性が損われず、し
かもCo−Ni−Fe三元合金めっき膜と遜色のない磁
気特性を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による合金薄膜を用いて作襲した磁気ヘ
ッドの一例を示す断面図、第2図はその磁気ヘッドを基
板より切り出した素子の斜視図。 第3図及び第4図は本発明の他の実施例による薄膜磁気
ヘッドの断面図、第5図は薄膜の磁気特性に及ぼすスパ
ッタリングガスの影響を示す特性図、第6図は薄膜の磁
気特性に及ぼす直交スイッチング条件の影響を示す特性
図、第7図は薄膜の磁気特性に及ぼす積層膜の磁性膜暦
数及び磁性膜−層当たりの膜厚の影響を示す特性図、第
8図はCo−N i −F e三元合金の組成と磁気特
性の関係を示す特性図、第9図はCo−Ni−Fe系合
金の磁気特性に及ぼす添加元素の影響を示す特性図、第
10図は本発明の磁性薄膜及びパーマロイ薄膜の腐食量
と試験時間の関係を示す特性図、第11図はCo−Ni
−Fe−Pd合金薄膜の磁気特性に及ぼすPd量の影響
を示す特性図、第12図は本発明の薄膜磁気ヘッド及び
従来のパーマロイの磁気コアを用いた薄膜磁気ヘッドの
電気特性を示す特性図、第13図は本発明の一実施例に
よる磁気ディスク装置の概略構成図である。 11.・基板、2・・・第1の磁気コア、3・・・非磁
性ギャップ膜、4・・・有機絶縁膜、5・・・導体コイ
ル、6・・・第2の磁気コア、7・・・保護膜、8・・
・端子部。

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.基板上に第1の磁気コアを有し、該第1の磁気コア
    と磁路を形成する第2の磁気コア及び該磁路を周回する
    導体コイルを具備し、前記第1の磁気コアと前記第2の
    磁気コアとが先端部分で磁気ギャップを有する薄膜磁気
    ヘッドにおいて、前記第1の磁気コアと前記第2の磁気
    コアの少なくとも一方が、パラジウムを含有する結晶質
    のコバルト−ニッケル−鉄系合金よりなり且つ飽和磁束
    密度1.3テスラ以上と異方性磁界を有する薄膜によつ
    て構成されていることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  2. 2.請求項1において、前記パラジウムを含有する結晶
    質のコバルト−ニッケル−鉄系合金が面心立方晶を有す
    ることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  3. 3.請求項1において、前記パラジウムを含有する結晶
    質のコバルト−ニッケル−鉄系合金の(111)面が優
    先的に配向していることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  4. 4.請求項1において、前記第1の磁気コアと前記第2
    の磁気コアの少なくとも一方の厚さが3μm以下よりな
    ることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  5. 5.請求項1において、前記パラジウムを含有する結晶
    質のコバルト−ニッケル−鉄系合金の薄膜が、膜面に対
    して垂直方向に結晶が発達した柱状の結晶構造を有する
    ことを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  6. 6.基板上に第1の磁気コアを有し、該第1の磁気コア
    と磁路を形成する第2の磁気コア及び該磁路を周回する
    導体コイルを具備し、前記第1の磁気コアと前記第2の
    磁気コアとが先端部分で磁気ギャップを有する薄膜磁気
    ヘッドにおいて、前記第1の磁気コアと前記第2の磁気
    コアの少なくとも一方が、重量%でコバルト25〜60
    %,ニッケル14〜50%,鉄10〜24%及びパラジ
    ウム5〜30%を含む結晶質のコバルト−ニッケル−鉄
    系合金よりなり且つ異方性磁界を有する薄膜によつて構
    成されていることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  7. 7.請求項6において、前記コバルト−ニッケル−鉄系
    合金が面心立方晶を有することを特徴とする薄膜磁気ヘ
    ッド。
  8. 8.請求項6において、前記コバルト−ニッケル−鉄系
    合金の薄膜が、膜面に対して垂直方向に結晶が発達した
    柱状の結晶構造を有することを特徴とする薄膜磁気ヘッ
    ド。
  9. 9.面記録密度が45〜80メガビット/in^2の磁
    気ディスクを具備する磁気ディスク装置に配備される薄
    膜磁気ヘッドであつて、基板上に第1の磁気コアを有し
    、該第1の磁気コアと磁路を形成する第2の磁気コア及
    び該磁路を周回する導体コイルを具備し、前記第1の磁
    気コアと前記第2の磁気コアとが先端部分で磁気ギャッ
    プを有する構造の薄膜磁気ヘッドにおいて、前記第1の
    磁気コアと前記第2の磁気コアの少なくとも一方が、パ
    ラジウムを含有する結晶質のコバルト−ニッケル−鉄系
    合金よりなり且つ飽和磁束密度1.3テスラ以上、異方
    性磁界5〜8エルステツド,磁歪定数+2×10^−^
    6〜−2×10^−^6及び保磁力2エルステツド以下
    の磁気特性を有する薄膜によつて構成されていることを
    特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  10. 10.請求項9において、前記パラジウムを含有するコ
    バルト−ニッケル−鉄系合金が、実質的に重量%でコバ
    ルト25〜60%,ニッケル14〜50%,鉄10〜2
    4%及びパラジウム5〜30%よりなることを特徴とす
    る薄膜磁気ヘッド。
  11. 11.請求項9において、前記パラジウムを含有するコ
    バルト−ニッケル−鉄系合金が、実質的に重量%でコバ
    ルト25〜60%,ニッケル14〜50%,鉄10〜2
    4%,パラジウム5〜30%,白金とロジウムとイリジ
    ウムとオスミウム及びルテニウムから選ばれた少なくと
    も1つが合計で2%以下よりなることを特徴とする薄膜
    磁気ヘッド。
  12. 12.請求項6において、前記コバルト−ニッケル−鉄
    系合金が実質的に重量%でコバルト25〜60%,ニッ
    ケル14〜50%,鉄10〜24%及びパラジウム5〜
    30%よりなることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  13. 13.請求項1において、前記薄膜がスパッタリング薄
    膜よりなることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  14. 14.基板上に第1の磁気コアを有し、該第1の磁気コ
    アと磁路を形成する第2の磁気コア及び該磁路を周回す
    る導体コイルを具備し、前記第1の磁気コアと前記第2
    の磁気コアとが先端部分で磁気ギャップを有する薄膜磁
    気ヘッドにおいて、前記第1の磁気コアと前記第2の磁
    気コアの少なくとも一方が、パラジウムを含有する結晶
    質のコバルト−ニッケル−鉄系合金よりなり且つ飽和磁
    束密度1.3テスラ以上と異方性磁界を有する薄膜によ
    つて構成され、しかも該薄膜の膜厚方向の断面形状が台
    形を有していて薄膜上面の長さよりも下面の長さが大で
    あることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  15. 15.基板上に第1の磁気コアを有し、該第1の磁気コ
    アと磁路を形成する第2の磁気コア及び該磁路を周回す
    る導体コイルを具備し、前記第1の磁気コアと前記第2
    の磁気コアとが先端部分で磁気ギャップを有する薄膜磁
    気ヘッドにおいて、前記第1の磁気コアと前記第2の磁
    気コアの少なくとも一方が、パラジウムを含有する結晶
    質のコバルト−ニッケル−鉄系合金よりなる薄膜と他の
    材質の膜とが交互に積層され且つ前記コバルト−ニッケ
    ル−鉄系合金薄膜を2層以上有する積層膜よりなること
    を特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  16. 16.請求項15において、前記他の材質の膜が非磁性
    物質膜からなることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  17. 17.請求項15において、前記コバルト−ニッケル−
    鉄系合金膜が柱状の結晶構造を有することを特徴とする
    薄膜磁気ヘッド。
  18. 18.請求項17において、前記柱状結晶構造における
    柱状の高さ(h)と幅(d)の比h/dが、平均値で5
    以下よりなることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  19. 19.請求項15において、前記他の材質の膜が前記コ
    バルト−ニッケル−鉄系合金薄膜に対して非反応性の物
    質よりなることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  20. 20.請求項15において、前記他の材質の膜が融点1
    600℃以上の金属よりなることを特徴とする薄膜磁気
    ヘッド。
  21. 21.請求項16において、前記非磁性物質がセラミッ
    クスよりなることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  22. 22.請求項21において、前記セラミックスがAl_
    2O_3,Y_2O_3,SiN,SiO_2及びZr
    O_2から選ばれた少なくとも1つよりなることを特徴
    とする薄膜磁気ヘッド。
  23. 23.請求項20において、前記金属がチタン,タング
    ステン,モリブデン又はそれらの合金から選ばれた少な
    くとも1つよりなることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  24. 24.請求項15において、前記積層膜の合計厚さが3
    μm以下よりなることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  25. 25.請求項15において、前記他の材質の膜の一枚の
    厚さが0.004〜0.05μmよりなることを特徴と
    する薄膜磁気ヘッド。
  26. 26.実質的に重量%でコバルト25〜60%,ニッケ
    ル14〜50%,鉄10〜24%及びパラジウム5〜3
    0%よりなる結晶質の合金よりなり、めつき、スパッタ
    リング或は蒸着から選ばれた手段によつて薄膜に形成さ
    れることを特徴とする薄膜磁気ヘッド用磁性材料。
  27. 27.実質的に重量%でコバルト25〜60%,ニッケ
    ル14〜50%,鉄10〜24%,パラジウム5〜30
    %,白金とロジウムとイリジウムとオスミウム及びルテ
    ニウムから選ばれた少なくとも1つが合計で2%以下の
    結晶質の合金よりなり、めつき,スパッタリング或は蒸
    着から選ばれた手段によつて薄膜に形成されることを特
    徴とする薄膜磁気ヘッド用磁性材料。
  28. 28.請求項26において、前記合金は薄膜形成時に混
    入する不純物を除いて、コバルトとニッケルと鉄及びパ
    ラジウムのみよりなることを特徴とする薄膜磁気ヘッド
    用磁性材料。
  29. 29.非磁性基板上に重量%でコバルト25〜60%,
    ニッケル14〜50%,鉄10〜24%及びパラジウム
    5〜30%を含む結晶質のコバルト合金からなる薄膜を
    有することを特徴とする磁性薄膜。
  30. 30.非磁性基板上に重量%でコバルト25〜60%,
    ニッケル14〜50%,鉄10〜24%及びパラジウム
    5〜30%を含み、前記基板面に対して垂直方向に結晶
    が成長した柱状の結晶構造を有するコバルト合金からな
    る薄膜を有することを特徴とする磁性薄膜。
  31. 31.非磁性基板上に重量%でコバルト25〜60%,
    ニッケル14〜50%,鉄10〜24%及びパラジウム
    5〜30%を含む結晶質のコバルト合金からなるスパッ
    タリング膜を有することを特徴とする磁性薄膜。
  32. 32.非磁性基板上に重量%でコバルト25〜60%,
    ニッケル14〜50%,鉄10〜24%,パラジウム5
    〜30%を含む結晶質のコバルト合金からなる薄膜と他
    の物質の膜とを交互に有し.前記コバルト合金薄膜を2
    層以上有することを特徴とする磁性薄膜。
  33. 33.パラジウムを含有する結晶質のコバルト−ニッケ
    ル−鉄系合金よりなり且つ飽和磁束密度1.3テスラ以
    上と異方性磁界を有することを特徴とする薄膜磁気ヘッ
    ドの磁気コア用磁性薄膜。
  34. 34.面記録密度が45〜80メガビット/in^2の
    磁気ディスクを具備する磁気ディスク装置に配備される
    薄膜磁気ヘッドの磁気コア用磁性薄膜であって、パラジ
    ウムを含有する結晶質のコバルト−ニッケル−鉄系合金
    よりなり且つ飽和磁束密度1.3テスラ以上,異方性磁
    界5〜8エルステッド,磁歪定数+2×10^−^8〜
    −2×10^−^6及び保磁力2エルステッド以下の磁
    気特性を有することを特徴とする薄膜磁気ヘッドの磁気
    コア用磁性薄膜。
  35. 35.非磁性基板上に重量%でコバルト25〜60%,
    ニッケル14〜50%,鉄10〜24%及びパラジウム
    5〜30%を含むコバルト合金膜をスパッタリングによ
    つて形成すると共に、膜形成中に膜面に対して平行方向
    で且つ直交する磁界を交互に印加することを特徴とする
    磁性薄膜の製造方法。
  36. 36.非磁性基板上に重量%でコバルト25〜60%,
    ニッケル14〜50%,鉄10〜24%及びパラジウム
    5〜30%を含むコバルト合金膜を、アルゴンガスと窒
    素ガスの混合ガスよりなり、窒素ガス濃度が1〜6容積
    %の雰囲気中でスパッタリングすることによつて形成す
    ると共に、該スパッタリング中に膜面に対して平行方向
    で且つ直交する磁界を交互に印加することを特徴とする
    磁性薄膜の製造方法。
  37. 37.非磁性基板上に重量%でコバルト25〜60%,
    ニッケル14〜50%,鉄10〜24%及びパラジウム
    5〜30%を含むコバルト合金膜を前記基板を200〜
    400℃に加熱した状態でスパッタリングすることによ
    つて形成すると共に、該スパッタリング中に膜面に対し
    て平行方向で且つ直交する磁界を交互に印加することを
    特徴とする磁性薄膜の製造方法。
  38. 38.請求項35において、前記直交磁界の時間比が、
    磁化困難軸方向の印加磁界の時間をtx、磁化容易軸方
    向の印加磁界の時間をtyとしたときに、ty−tx/
    ty+txで表して0.17〜0.25よりなることを
    特徴とする磁性薄膜の製造方法。
  39. 39.情報を記録する磁気ディスク、該磁気ディスクに
    対して情報の書き込み及び読み出しを行う薄膜磁気ヘッ
    ド、及び前記磁気ディスクの回転手段を具備する磁気デ
    ィスク装置において、一平方インチ当り45〜80メガ
    ビットの面記録密度を有する前記磁気ディスクを一つの
    回転軸に複数個備えたヘッド・ディスク・アセンブリを
    複数個具備し、パラジウムを含有する結晶質のコバルト
    −ニッケル−鉄系合金よりなり且つ飽和磁束密度1.3
    テスラ以上,異方性磁界5〜8エルステッド,磁歪定数
    +2×10^−^6〜−2×10^−^6及び保磁力2
    エルステッド以下の磁気特性を有する薄膜によつて形成
    された磁気コアを有する前記薄膜磁気ヘッドを具備した
    ことを特徴とする磁気ディスク装置。
  40. 40.請求項39において、前記コバルト−ニッケル−
    鉄系合金が、実質的に重量%でコバルト25〜60%,
    ニッケル14〜50%,鉄10〜24%及びパラジウム
    5〜30%の合金よりなることを特徴とする磁気ディス
    ク装置。
  41. 41.請求項39において、前記磁気ディスクのトラッ
    ク密度が一インチ当り1500〜3000トラックより
    なることを特徴とする磁気ディスク装置。
  42. 42.請求項39において、前記磁気ディスクの線記録
    密度が一インチ当り30〜50キロビットよりなること
    を特徴とする磁気ディスク装置。
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