JPS6082638A - Νi−Co−Feの三元系合金薄膜およびその製造方法 - Google Patents
Νi−Co−Feの三元系合金薄膜およびその製造方法Info
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- JPS6082638A JPS6082638A JP58188862A JP18886283A JPS6082638A JP S6082638 A JPS6082638 A JP S6082638A JP 58188862 A JP58188862 A JP 58188862A JP 18886283 A JP18886283 A JP 18886283A JP S6082638 A JPS6082638 A JP S6082638A
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- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C14/00—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
- C23C14/22—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
- C23C14/24—Vacuum evaporation
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C14/00—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
- C23C14/06—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the coating material
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、磁性薄膜およびその製造方法に係り、特に磁
気記録用の薄膜ヘッドに使う磁気コアに適した異方性磁
界が小さく高周波領域の透磁率が高いN i −Co
−F e三元系合金【11!、膜およびその製造方法に
関するものである。
気記録用の薄膜ヘッドに使う磁気コアに適した異方性磁
界が小さく高周波領域の透磁率が高いN i −Co
−F e三元系合金【11!、膜およびその製造方法に
関するものである。
約80%N1−204Feのパーマロイから形成された
磁性薄膜は薄膜磁気ヘッドのコアとして広く使用されて
いる。この種の磁性薄膜は高周波領域で高速のスイッチ
動作をする点に特徴がある。
磁性薄膜は薄膜磁気ヘッドのコアとして広く使用されて
いる。この種の磁性薄膜は高周波領域で高速のスイッチ
動作をする点に特徴がある。
ところで、薄膜磁気ヘッドのコア材料としては従来使用
されているパーマロイより大きな飽和磁束密度を有する
磁気薄膜が開発されれば、磁気記録用薄膜として記録密
度の向上、ヘッドの信頼性向上あるいは周波数特性の向
上を図ることができるという3つの利点が期待できる。
されているパーマロイより大きな飽和磁束密度を有する
磁気薄膜が開発されれば、磁気記録用薄膜として記録密
度の向上、ヘッドの信頼性向上あるいは周波数特性の向
上を図ることができるという3つの利点が期待できる。
さて、従来のパーマロイの磁気的性質を改善させる方法
としてはパーマロイの基本組成であるN1−Ji’e二
元系合金に第3元素としてCOを添加して飽和磁気密度
を大きくすることが試みられている。これらに関する技
術は多くの公知文献に開示されている。たとえばBra
dlyは1”J i −C。
としてはパーマロイの基本組成であるN1−Ji’e二
元系合金に第3元素としてCOを添加して飽和磁気密度
を大きくすることが試みられている。これらに関する技
術は多くの公知文献に開示されている。たとえばBra
dlyは1”J i −C。
−■−e三元系合金薄膜の磁気的性質について述べてお
シ、薄膜の磁歪定数が零になると単なる二元″パーマロ
イ薄膜に比べてより大きな飽和磁束密度を示す。またC
oの添加を重1:比で1eチ以上にすると異方性磁界が
100e以上になり、かえって透磁率は小さくなること
を開示している[Jounal of Applied
pliysis、Supplementto Vol
、 33 (1962) I)り、 1051〜105
7)。
シ、薄膜の磁歪定数が零になると単なる二元″パーマロ
イ薄膜に比べてより大きな飽和磁束密度を示す。またC
oの添加を重1:比で1eチ以上にすると異方性磁界が
100e以上になり、かえって透磁率は小さくなること
を開示している[Jounal of Applied
pliysis、Supplementto Vol
、 33 (1962) I)り、 1051〜105
7)。
またT01+nanけ磁歪定数が零近くになるNi−C
o −F e三元系合金薄膜において、一方向の外部磁
場を印加しながら薄膜を作製するとpe−Ni系にCo
”を添加することにより異方性磁界および保磁力が大き
くなることを公知文献(J□una Iof appl
ied physis、Vo138(1967)pp、
3409〜3410)に開示している。
o −F e三元系合金薄膜において、一方向の外部磁
場を印加しながら薄膜を作製するとpe−Ni系にCo
”を添加することにより異方性磁界および保磁力が大き
くなることを公知文献(J□una Iof appl
ied physis、Vo138(1967)pp、
3409〜3410)に開示している。
また、磁歪定数が零近くになる組成(Ni;0〜80重
計チ、CO;0〜90重散チおよびFe;0〜20重量
%の組成範囲内)では飽和磁束密度がパーマロイより大
きくなることが公知文献(Bojorth著、Varl
No5trand社刊、’Forromagnetj
sm ’ 第4刷、p165)に明らかにされている。
計チ、CO;0〜90重散チおよびFe;0〜20重量
%の組成範囲内)では飽和磁束密度がパーマロイより大
きくなることが公知文献(Bojorth著、Varl
No5trand社刊、’Forromagnetj
sm ’ 第4刷、p165)に明らかにされている。
さらに、Sakakimaはコバルト基合金膜を作製し
た後、回転磁場中で熱処理を怖すことにより透磁率を高
めることができることを公知文献(IEF、ETran
sactions on Magnetics、 Vo
l、 Mag−19。
た後、回転磁場中で熱処理を怖すことにより透磁率を高
めることができることを公知文献(IEF、ETran
sactions on Magnetics、 Vo
l、 Mag−19。
1983 pp、 131〜135)で明らかにしてい
る。しかし、これに関する公知技術においては、非晶質
のコバルト基合金膜について示唆しでいるが、結晶質の
合金膜について回転磁場中で熱処理することによる結晶
についてはなんら開示されていない。
る。しかし、これに関する公知技術においては、非晶質
のコバルト基合金膜について示唆しでいるが、結晶質の
合金膜について回転磁場中で熱処理することによる結晶
についてはなんら開示されていない。
従来のパーマロイの薄、膜では磁歪定数が±2×10−
6以内で異方性磁界が8〜100eであるため飽和磁束
密度はIT程度であシ、磁気ヘッドのコアの記録密度、
ヘッドの信頼性、周波数特性の向上を図るには不適当で
あるという問題点を有していた。
6以内で異方性磁界が8〜100eであるため飽和磁束
密度はIT程度であシ、磁気ヘッドのコアの記録密度、
ヘッドの信頼性、周波数特性の向上を図るには不適当で
あるという問題点を有していた。
本発明の目的は、パーマロイよシ大きな飽和磁束密度と
小、さな異方性磁界を有すると共に、高周波領域で高い
透磁率を示し、磁気ヘッドに使う磁気コア材料として好
適なN i −CO−1i’ e三元系合金/シj膜お
よびその選造方法を提供することにちる。
小、さな異方性磁界を有すると共に、高周波領域で高い
透磁率を示し、磁気ヘッドに使う磁気コア材料として好
適なN i −CO−1i’ e三元系合金/シj膜お
よびその選造方法を提供することにちる。
本発明は、磁気ひずみが+2X10−’〜−2X10−
’の範囲の(rlik示すと共に一軸方向性を有し且つ
異方性磁界が10エルステツド以下であるN1−(:o
−Fe三元系合金薄膜に係る。このN1−co −p
e三元系合金薄1漢は重量比でN+ ;75チ以下、C
o;10〜90%およびFe;15%以下の化学組成か
らなシ、高い記録密度、高いヘンズの信頼性およびよい
周波性特性が要求される磁気記録用薄、模ヘッドの磁気
コアに用いるのに適したものである。
’の範囲の(rlik示すと共に一軸方向性を有し且つ
異方性磁界が10エルステツド以下であるN1−(:o
−Fe三元系合金薄膜に係る。このN1−co −p
e三元系合金薄1漢は重量比でN+ ;75チ以下、C
o;10〜90%およびFe;15%以下の化学組成か
らなシ、高い記録密度、高いヘンズの信頼性およびよい
周波性特性が要求される磁気記録用薄、模ヘッドの磁気
コアに用いるのに適したものである。
さらに、本発明は、基板上に互いに直交する方向に所定
の周波数で、繰返して外部磁場を交互に印加しながら基
板上にNi−Co−Fe三元系合金を堆積する薄膜の製
造方法を含むものである。
の周波数で、繰返して外部磁場を交互に印加しながら基
板上にNi−Co−Fe三元系合金を堆積する薄膜の製
造方法を含むものである。
通常、磁気へラドコア等において磁性膜形成部は段差部
を有している。
を有している。
磁性膜Mを平坦部に膜形成する場合と段差部に膜形成す
る場合とで膜全体の平均の透磁率値は異なる。即ち、第
1図に示すようにガラス基板2の平坦部で磁性膜1を形
成すると磁歪定数が少々異なっても高周波I M Hz
の透磁率値は変化しないつじかし、第2図に示すように
ガラス基板2簡に5μmの段差(絶縁物3)分有し、2
00/imピッチで磁性膜1を形成すると、磁歪定数の
大きさにより高周波I M Hzの透磁率値は大きく変
化する。
る場合とで膜全体の平均の透磁率値は異なる。即ち、第
1図に示すようにガラス基板2の平坦部で磁性膜1を形
成すると磁歪定数が少々異なっても高周波I M Hz
の透磁率値は変化しないつじかし、第2図に示すように
ガラス基板2簡に5μmの段差(絶縁物3)分有し、2
00/imピッチで磁性膜1を形成すると、磁歪定数の
大きさにより高周波I M Hzの透磁率値は大きく変
化する。
この関係を示したのが第3図である。
第3図において、磁歪定数λのJHQ’、J値が+2×
10−’ −2XI Q”” の範囲では段差部のμ/
平坦部のμの値が4に近く、段差部で膜形成された時の
高周波11vi f−I zでの透磁率値は殆ど変化し
なくなるのが判る。従って初透磁率値は膜形成部分に段
差部が有ると大きく変化するが、磁歪定数λの・11′
9対(直を+2X10””−2X1.0−’の範囲とす
ると要求特性値を満足することが期待できる。
10−’ −2XI Q”” の範囲では段差部のμ/
平坦部のμの値が4に近く、段差部で膜形成された時の
高周波11vi f−I zでの透磁率値は殆ど変化し
なくなるのが判る。従って初透磁率値は膜形成部分に段
差部が有ると大きく変化するが、磁歪定数λの・11′
9対(直を+2X10””−2X1.0−’の範囲とす
ると要求特性値を満足することが期待できる。
そこで、N!−Co−pe三元系合金について磁歪定数
を+2X10−’ −2X10−’の範囲に維持するこ
とができると共に、異方性磁界が10エルステツド以下
になる合金組成はNiニア5%以下、Co: 10〜9
0%、Fe二15%以下の範囲であることを見出した。
を+2X10−’ −2X10−’の範囲に維持するこ
とができると共に、異方性磁界が10エルステツド以下
になる合金組成はNiニア5%以下、Co: 10〜9
0%、Fe二15%以下の範囲であることを見出した。
このような磁気特性を有するNi−Co−Fe三元系合
金の薄膜を製造するには基板の蒸着面に平行に直交する
方向に所定の周波数の外部磁界を加えながらNi−Co
−Fe三元系合金の微粉子全蒸着して膜を鑓積するよう
にすればよい。
金の薄膜を製造するには基板の蒸着面に平行に直交する
方向に所定の周波数の外部磁界を加えながらNi−Co
−Fe三元系合金の微粉子全蒸着して膜を鑓積するよう
にすればよい。
さらに第4図に示す蒸着装置を用すて薄膜を製造する方
法を詳細に説明する。
法を詳細に説明する。
第4図は本発明の製造方法に用いた蒸着装置の一例を示
す説明模式図であって、4は密閉状゛にしたチャンバー
である。チャンバー4の上部には第2図に示した段差部
を有するガラス基板5が保持されておシ、とのガラス基
板5に対向して抵抗加熱るつぼ6がシャッター7を介し
てチャンバー4の下部に載置されている。さらにガラス
基板5の左右端側および前後端側には薄膜を雄状する際
に、基板の蒸着面に平行にかつ直交して外部磁界を印加
できるように2対のへルムホルツコイル8が配設されて
いる。iたガラス基板5の上面側にはガラス基板5を加
熱できるようにヒータ9が取り付けられ、さらにガラス
基板5の一端部にはガラス基板5の温度を測定する熱電
対10が接続され加熱温度をコントロールできるように
なっている。
す説明模式図であって、4は密閉状゛にしたチャンバー
である。チャンバー4の上部には第2図に示した段差部
を有するガラス基板5が保持されておシ、とのガラス基
板5に対向して抵抗加熱るつぼ6がシャッター7を介し
てチャンバー4の下部に載置されている。さらにガラス
基板5の左右端側および前後端側には薄膜を雄状する際
に、基板の蒸着面に平行にかつ直交して外部磁界を印加
できるように2対のへルムホルツコイル8が配設されて
いる。iたガラス基板5の上面側にはガラス基板5を加
熱できるようにヒータ9が取り付けられ、さらにガラス
基板5の一端部にはガラス基板5の温度を測定する熱電
対10が接続され加熱温度をコントロールできるように
なっている。
またチャンバー4の底部側面には排気口11が開口され
、この排気口11には図示しない真空ポンプが連結され
、真空ポンプを作動することによpチャンバー4内を真
空にすることができる。なお12はガラス基板5に蒸着
した薄膜の厚さを確認する膜厚モニターである。
、この排気口11には図示しない真空ポンプが連結され
、真空ポンプを作動することによpチャンバー4内を真
空にすることができる。なお12はガラス基板5に蒸着
した薄膜の厚さを確認する膜厚モニターである。
このような蒸着装置において、抵抗加熱るつぼ6内に装
入したNi1COXFeのいずれか2種以上の合金を加
熱気化させ、気化した金属微粒子Fk交するヘルムホル
ツコイル8によって外部磁界全交互にスイッチングさせ
て印加しているガラス基板5上に蒸着することにより一
軸異方性を有する磁性薄膜を製造することができる。
入したNi1COXFeのいずれか2種以上の合金を加
熱気化させ、気化した金属微粒子Fk交するヘルムホル
ツコイル8によって外部磁界全交互にスイッチングさせ
て印加しているガラス基板5上に蒸着することにより一
軸異方性を有する磁性薄膜を製造することができる。
ところで、膜形成に際し、他磁気下および一方向の外部
磁場下では一軸異方性を有するj漢をi挿ることができ
るが、異方性磁界が犬きくなシ好ましくない。本発明の
ようにj膜堆積用基板上に直交する方向に互いに所定の
周波数で操シ返して外部磁場を印加すると、−軸異方性
を示すと共に、異方性磁界の小さな磁性N膜をうろこと
ができる。さらに、繰シ返し周波数を高くすればよシ好
ましい傾向を示す。また数十エルステッドの外部磁界を
基板の蒸着面内に直交方向にスイッチングさせて印加さ
せながら、0.05μm以上の磁性薄膜を形成した場合
には膜の異方性磁界を10エルステツド以下にすること
ができる。(m性薄膜’x;12図に示す如く絶縁膜を
磁性膜と基板の間に介在させる多層構造にすれば、さら
に小さな異方性磁界にすることができる。
磁場下では一軸異方性を有するj漢をi挿ることができ
るが、異方性磁界が犬きくなシ好ましくない。本発明の
ようにj膜堆積用基板上に直交する方向に互いに所定の
周波数で操シ返して外部磁場を印加すると、−軸異方性
を示すと共に、異方性磁界の小さな磁性N膜をうろこと
ができる。さらに、繰シ返し周波数を高くすればよシ好
ましい傾向を示す。また数十エルステッドの外部磁界を
基板の蒸着面内に直交方向にスイッチングさせて印加さ
せながら、0.05μm以上の磁性薄膜を形成した場合
には膜の異方性磁界を10エルステツド以下にすること
ができる。(m性薄膜’x;12図に示す如く絶縁膜を
磁性膜と基板の間に介在させる多層構造にすれば、さら
に小さな異方性磁界にすることができる。
本発明法において、N’ Co I″eの三元系合金の
1)引ハ所定の配合組成の一つの蒸着源から蒸着してえ
られる。この際の蒸着用7°jO熱源として(は、抵抗
加熱を用いているが、・d子ビーム加熱その他の加熱方
法を用いるのも適宜である。蒸着の際のqく空度は5X
10−”forr 以下がよく、特にバラツキが少なく
且つ異方性磁界の小さい換言すれば高透磁率の合金5膜
をうるにはlXl0−6Torr以下にするのが好まし
い。址だ蒸Mは拳板の温度を200〜400Cの範囲に
して膜形成するのが普通でちり、特にバラツキが少なく
且つ異方性磁界の小さい合金膜をつるには約3500が
望ましい。
1)引ハ所定の配合組成の一つの蒸着源から蒸着してえ
られる。この際の蒸着用7°jO熱源として(は、抵抗
加熱を用いているが、・d子ビーム加熱その他の加熱方
法を用いるのも適宜である。蒸着の際のqく空度は5X
10−”forr 以下がよく、特にバラツキが少なく
且つ異方性磁界の小さい換言すれば高透磁率の合金5膜
をうるにはlXl0−6Torr以下にするのが好まし
い。址だ蒸Mは拳板の温度を200〜400Cの範囲に
して膜形成するのが普通でちり、特にバラツキが少なく
且つ異方性磁界の小さい合金膜をつるには約3500が
望ましい。
この実施例は本発明に係る磁性薄膜を第4図に示した製
造装置を用いて製造した一例である。
造装置を用いて製造した一例である。
製造条件は第1表に示す通りである。
第−1表
なお、比較のために、直交スイッチング磁界中で膜形成
しないで、従来使用されている一方向の磁界中で膜形成
した。
しないで、従来使用されている一方向の磁界中で膜形成
した。
このようにして得られた本発明の磁性薄膜および従来の
磁性薄膜についてのB−H特性を第5図第6図に示す。
磁性薄膜についてのB−H特性を第5図第6図に示す。
図において、13は磁化容易軸方向のB−H曲i1.1
4は磁化困難線方向のB−H曲線を示す。また、その他
の磁気特性および膜組成の結果は第2表に示す通りであ
る。
4は磁化困難線方向のB−H曲線を示す。また、その他
の磁気特性および膜組成の結果は第2表に示す通りであ
る。
以上の結果から明らかなように、本発明eこよる磁性薄
膜は一軸異方性金示すと共に、異方性磁界が小さいのに
伴い100 IViHz の透磁率が1400と高いの
に比べて、従来による磁性71g膜では4誠界印加方法
f 600 eの一方向外部磁界下で1艮形成したため
に一軸異方性を示すが、異方性磁界が大きく、それに伴
って100 MI−I2 の透イ1べ率が500と小さ
くなることがわかった。
膜は一軸異方性金示すと共に、異方性磁界が小さいのに
伴い100 IViHz の透磁率が1400と高いの
に比べて、従来による磁性71g膜では4誠界印加方法
f 600 eの一方向外部磁界下で1艮形成したため
に一軸異方性を示すが、異方性磁界が大きく、それに伴
って100 MI−I2 の透イ1べ率が500と小さ
くなることがわかった。
このように一方向の外部磁界下で形成した磁性薄膜につ
いて、異方性磁界を小さくすることを目的に直交スイッ
チング磁界中で熱処理を施したが、異方性磁界を小さく
する効果はほとんどなかった。
いて、異方性磁界を小さくすることを目的に直交スイッ
チング磁界中で熱処理を施したが、異方性磁界を小さく
する効果はほとんどなかった。
一方、本発明による直交スイッチング磁界中で形成した
磁性薄膜はμmf特性において浸れた高周波特性を示す
ことがわかった。さらに、本発明に係る磁性薄膜におい
ては、を色縁物を中間層として介在させる積層構造にし
、その全層数を多くする程、並びに中間絶縁層の厚さを
薄くする程高周波領域での透磁率値を一段と高くするこ
とができる。
磁性薄膜はμmf特性において浸れた高周波特性を示す
ことがわかった。さらに、本発明に係る磁性薄膜におい
ては、を色縁物を中間層として介在させる積層構造にし
、その全層数を多くする程、並びに中間絶縁層の厚さを
薄くする程高周波領域での透磁率値を一段と高くするこ
とができる。
本発明のN i−co −F e三元系合金膜では、そ
の構成する元素Ni、Co、 Feの蒸気圧が比較的類
似しているため、同一組成の膜を工業的に再現性よく得
ることができる。
の構成する元素Ni、Co、 Feの蒸気圧が比較的類
似しているため、同一組成の膜を工業的に再現性よく得
ることができる。
以上の説明においては合金膜を形成する方法として真空
蒸着法を例に説明したが、本発明においてはこの方法に
限定されるものでなく、スパッタリング法、イオンブレ
ーティング法、メッキ法およびスプラットクーリング法
のいずれの方法も有効であることはもちろんである。
蒸着法を例に説明したが、本発明においてはこの方法に
限定されるものでなく、スパッタリング法、イオンブレ
ーティング法、メッキ法およびスプラットクーリング法
のいずれの方法も有効であることはもちろんである。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、パー
マロイより大きな飽和磁束密度と小さな異方性磁界を有
すると共に、高周波頃域で被透磁率の大きな一軸異方性
の膜を形成できるので磁気記録用の薄膜ヘッドのコア材
料に適用でき、高密度記録化に適する。
マロイより大きな飽和磁束密度と小さな異方性磁界を有
すると共に、高周波頃域で被透磁率の大きな一軸異方性
の膜を形成できるので磁気記録用の薄膜ヘッドのコア材
料に適用でき、高密度記録化に適する。
第1図は基板の平坦部に形成した膜を示す斜視図、第2
図は基板の段差部に形成した膜を示す斜の 視図、第3図は磁歪定数λと段差へμ/平坦部のμの値
との関係を示す線図、第4図は本発明を実施するのに用
いた製造装置の一例を示す説明模式図、第5図は本発明
に係るN i −co −Fe三元系合金膜のB−H曲
線を示す線図、第6図は従来法による合金膜のB−H曲
、線を示す線図である。 1・・・薄膜、2・・・基板、3・・・杷縁物。 代理人 弁理士 鵜沼辰之 第 1 目 魁 1塾 \ 第22 駕 第3 固 猛歪定数入(X toカ ド・ 第5 目 3 第6 口 /、3 第1頁の続き 0発 明 者 原 真 −日立市幸町 所内 0発 明 者 華 園 雅 信 日立市幸町所内
図は基板の段差部に形成した膜を示す斜の 視図、第3図は磁歪定数λと段差へμ/平坦部のμの値
との関係を示す線図、第4図は本発明を実施するのに用
いた製造装置の一例を示す説明模式図、第5図は本発明
に係るN i −co −Fe三元系合金膜のB−H曲
線を示す線図、第6図は従来法による合金膜のB−H曲
、線を示す線図である。 1・・・薄膜、2・・・基板、3・・・杷縁物。 代理人 弁理士 鵜沼辰之 第 1 目 魁 1塾 \ 第22 駕 第3 固 猛歪定数入(X toカ ド・ 第5 目 3 第6 口 /、3 第1頁の続き 0発 明 者 原 真 −日立市幸町 所内 0発 明 者 華 園 雅 信 日立市幸町所内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、重量比でNiニア5チ以下、CO:10〜90チお
よびFe:15%以下からなるNi−Co−Fe三元系
合金の薄膜において、膜の磁気ひずみ値が+2 X 1
0−’ −2刈0−6の範囲で一軸異方性を有し且つ異
方性磁界が10エルステッド以下であることを特徴とす
るN1−Co−pe三元系合金の薄膜。 2、i:l’j膜の厚さが0.05ミクロン以上である
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のNi−C
o−Fe三元系合金の薄膜。 3、基板上にN i −co −Fe三元系合金を堆積
して薄膜を製造するにあたり、前記基板上面で互いに直
交する方向に所定の周波数で外部磁界を交互に印加しな
がら基板上に薄膜を堆積することを特徴とするN1−c
o−:[i”e三元系合金の製造方法。 4、基板上に真空蒸着法、スパッタリング法、イオンブ
レーティング法、メッキ法あるいはスプラットクーリン
グ法のいずれかの方法で薄膜を堆積することを特徴とす
る特許請求の範囲第3項記載のN i −co −F
e三元系合金薄膜の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP58188862A JPS6082638A (ja) | 1983-10-07 | 1983-10-07 | Νi−Co−Feの三元系合金薄膜およびその製造方法 |
US06/658,161 US4623439A (en) | 1983-10-07 | 1984-10-05 | Thin film of Ni-Co-Fe ternary alloy and process for producing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP58188862A JPS6082638A (ja) | 1983-10-07 | 1983-10-07 | Νi−Co−Feの三元系合金薄膜およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPS6082638A true JPS6082638A (ja) | 1985-05-10 |
JPH0553852B2 JPH0553852B2 (ja) | 1993-08-11 |
Family
ID=16231159
Family Applications (1)
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JP58188862A Granted JPS6082638A (ja) | 1983-10-07 | 1983-10-07 | Νi−Co−Feの三元系合金薄膜およびその製造方法 |
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JP (1) | JPS6082638A (ja) |
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1984
- 1984-10-05 US US06/658,161 patent/US4623439A/en not_active Expired - Lifetime
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US6661606B2 (en) | 1995-02-03 | 2003-12-09 | Hitachi, Ltd. | Magnetic disk apparatus with magnetic head having upper and lower magnetic cores of an electroplated thin film |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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US4623439A (en) | 1986-11-18 |
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