JPS6218197B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6218197B2
JPS6218197B2 JP59060008A JP6000884A JPS6218197B2 JP S6218197 B2 JPS6218197 B2 JP S6218197B2 JP 59060008 A JP59060008 A JP 59060008A JP 6000884 A JP6000884 A JP 6000884A JP S6218197 B2 JPS6218197 B2 JP S6218197B2
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JP
Japan
Prior art keywords
section
cross
lower cross
dehydration tank
sectional area
Prior art date
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Expired
Application number
JP59060008A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59186597A (ja
Inventor
Tsutomu Makihara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6000884A priority Critical patent/JPS59186597A/ja
Publication of JPS59186597A publication Critical patent/JPS59186597A/ja
Publication of JPS6218197B2 publication Critical patent/JPS6218197B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はモータにより回転駆動される脱水槽を
備えた脱水機に関するものである。
従来例の構成とその問題点 従来の脱水槽は、第4図に示すように、鋼板を
プレス加工して構成した本体11と底板12とを
合わせ、その合わせ目をシーム溶接等で溶着して
一体化し、その後、防錆のためにホーロー処理を
施すことにより構成していた。しかしながら、こ
の構成においては、生産性が悪く、かつホーロー
処理に多額の費用を要するために、コスト的に高
価となつていた。そこで、このような問題点を解
消するために、最近では合成樹脂製の脱水槽が用
いられるようになつてきた。しかしながら、合成
樹脂製の脱水槽は、全体の重量が軽いため、防振
性能が著しく低下するという欠点がある。
そこで、第5図および第6図に示すように、合
成樹脂製の脱水槽13の上端開口部に、中空断面
を有し、かつ内部に水または食塩水等の流体が注
入された合成樹脂製のバランスリング14を装着
し、そしてこのバランスリング14を流体バラン
サーとして使用することにより、防振効果を上げ
るようにしたものが用いられるようになつてき
た。この流体バランサーは、第5図に示すよう
に、脱水槽13に衣類を投入した際に仮にA部に
衣類が片寄つた場合、バランスリング14内に注
入した水または食塩水が、脱水槽13の高速回転
時において、A部の衣類と反対側に位置して脱水
槽13全体のバランスを保ち、防振効果を得るも
のである。したがつてこの流体バランサーにおい
ては、バランスリング14内に注入される水また
は食塩水が充満していたのでは防振効果を発揮し
得ず、最大の防振効果を発揮するためには、バラ
ンスリング14内の容積1/3〜3/4程度の水または
食塩水を入れるのが良いことが実験等により知ら
れている。
しかしながら、この流体バランサーにも欠点が
あり、すなわち、脱水槽13の低速回転時には、
第5図のA部に衣類が片寄つている場合には、バ
ランスリング14内の水または食塩水はA部側に
集まり、そして脱水槽13がある回転数を通過す
ると、前述したように、A部の衣類と反対側に水
または食塩水が位置することが文献等に記載され
ており、したがつて流体バランサーを使用した脱
水槽13は、低速回転時、すなわち脱水槽13の
起動時あるいは停止時においては回転数が低いた
め、衣類の片寄つた側に水または食塩水が位置す
ることになり、その結果、脱水槽13全体が著し
く首を振る状態となつて脱水槽にぶつかつて、時
間が経過しても脱水槽13の回転が立ち上がらな
いという欠点を有するとともに、脱水槽13が脱
水受槽に接触した場合は、脱水槽13内の衣類を
入れ直し、そしてバランスのとれた状態で再度運
転させる必要があつた。
発明の目的 本発明は上記の欠点に鑑み、脱水槽の低速回転
時における首振り現象をなくすとともに、高速回
転時における防振も効果的に行なえるようにしよ
うとするものである。
発明の構成 上記目的を達成するために、本発明の脱水機は
モータにより回転駆動される脱水槽を備え、前記
脱水槽の上端開口部に、中空断面を有し、かつ内
部に流体が注入される合成樹脂製のバランスリン
グを装着し、このバランスリングの断面形状は、
外周部が階段状をなすとともに内周部がストレー
ト状をなし、上部断面部の外径は下部断面部の外
径より径大で、かつ下部断面部の外径より外方に
突出した上部断面部の断面積と下部断面部の断面
積とをほぼ同じにし、さらに下部断面部内には複
数個のリブを形成したものである。
実施例の説明 以下、本発明をその実施例を示す図面にもとづ
いて説明する。
第1図において、1は周壁に多数の脱水孔2を
設けた合成樹脂製の脱水槽で、この脱水槽1はモ
ータ3により回転駆動される。4は脱水槽1の上
端開口部の段部1′に圧入あるいはビス止め等に
より装着された合成樹脂製のバランスリングで、
このバランスリング4は中空断面を有し、かつそ
の内部に水または食塩水等の流体5を注入してい
る。
第2図および第3図はバランスリング4を拡大
して示したもので、このバランスリング4の断面
形状は第3図に示すように、外周部が外方に突出
する階段状4aをなすとともに内周部がストレー
ト状4bをなし、上部断面部6の外径は下部断面
部7の外径より径大で、かつ下部断面部7の外径
より外方に突出した上部断面部6の断面積、すな
わちl×l′=Cと、下部断面部7の断面積、すな
わちl″×l=Dは、C≒Dの関係を有するよう
に構成されている。またこのバランスリング4の
下部断面部7の円周上には等間隔に複数個のリブ
8を形成し、かつこのリブ8の高さは下部断面部
7全体の高さと同じにしている。すなわち下部断
面部7は等間隔に形成した複数個のリブ8により
仕切られる。また前記バランスリング4内には、
階段状4a部まで水または食塩水等の流体5を注
入する。
上記構成において動作を説明する。脱水槽1が
低速回転しているとき、すなわち脱水の起動およ
び停止時においては、仮に第2図に示すB部に衣
類が片寄つている場合、バランスリング4内の水
または食塩水はバランスリング4内のB部に近接
した位置に遠心力で集合しようとする。そしてこ
れによりアンバランス量は倍加され、かつ脱水槽
1の首振り運動を倍増させる。しかしながら、バ
ランスリング4の下部断面7は円周上に等間隔に
形成された複数個のリブ8により仕切られ、複数
の部屋が形成されているため、脱水槽1の停止時
には、バランスリング4内の水または食塩水は下
部断面部7に形成された均等の各部屋に分散する
ため、下部断面部7の円周全体に均等に分散する
ことになり、その結果、脱水槽1の低速回転時に
おいて、B部に衣類が片寄り、バランスリング4
内の水または食塩水がB部に集合しようとして
も、前記複数個のリブ8が邪魔板の役目をなすた
め、水または食塩水は分散したままの状態で脱水
槽1は回転することになる。したがつて脱水槽1
は低速回転時において首振り運動を倍増すること
なく、高速回転に移行する。そして脱水槽1が高
速回転に達すると、下部断面部7の円周全体に均
等に分散していた水または食塩水は、下部断面部
7の外径Eより大きい外径Fを有する上部断面部
6の方が遠心力が強く働くため、上部断面部6へ
と移行する。この上部断面部6にはリブ等はない
ため、水または食塩水はB部に片寄つた衣類とは
反対側にすみやかに移行し、B部に片寄つた衣類
とのバランスをとつて防振を行なう。なお、氷ま
たは食塩水をすみやかに移動させるには、上部断
面部6を大きくとり流通抵抗を抑えることが考え
られるが、脱水槽の外径寸法には制約があるた
め、本願発明では上部断面部6の断面積Cと下部
断面部7の断面積DをC≒Dとし、外径寸法をな
るべく小さくするとともに流通抵抗の軽減を図つ
ている。また、正常の高速回転時(アンバランス
状態でないとき)には、水または食塩水は下部断
面部7から上部断面部6に全て移動し、最外周部
で脱水槽1のバランスをとるため、負荷変動によ
り回転がばらつくことを抑制でき、脱水機の実使
用上の効果を高めることができる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、バランスリング
の上部断面部の外径を下部断面部の外径より径大
とし、かつ下部断面部の外径より外方に突出さ
せ、下部断面部は複数のリブにより等間隔に仕切
られているため、停止時・低速回転時には、バラ
ンスリング内の流体が布の偏り方向に集中するこ
とを防止し、バランスリングの円周上に均等に分
散させることができ、首振運動を抑制できる。ま
た、高速時には、流体が上部断面部に移動し、そ
の中を自由に移動することにより通常のバランス
の効果を発揮できるものであり、低速回転あるい
は高速回転時のいずれにおいても十分な防振効果
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す脱水機の一部
縦断面図、第2図は同脱水機におけるバランスリ
ングの一部を断面で示した上面図、第3図は同バ
ランスリングの取付断面図、第4図は従来の鋼板
製脱水槽を示す断面図、第5図は従来のバランス
リングの一部を断面で示した上面図、第6図は同
バランスリングの取付断面図である。 1……脱水槽、4……バランスリング、6……
上部断面部、7……下部断面部、8……リブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 モータにより回転駆動される脱水槽を備え、
    前記脱水槽の上端開口部に、中空断面を有し、か
    つ内部に流体が注入される合成樹脂製のバランス
    リングを装着し、このバランスリングの断面形状
    は、外周部が階段状をなすとともに内周部がスト
    レート状をなし、上部断面部の外径は下部断面部
    の外径より径大で、かつ下部断面部の外径より外
    方に突出した上部断面部の断面積と下部断面部の
    断面積とをほぼ同じにし、さらに下部断面部内に
    は複数個のリブを形成して下部断面部内を等間隔
    に仕切るとともに、流体を下部断面部内に充満し
    た脱水機。
JP6000884A 1984-03-27 1984-03-27 脱水機 Granted JPS59186597A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6000884A JPS59186597A (ja) 1984-03-27 1984-03-27 脱水機

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JP6000884A JPS59186597A (ja) 1984-03-27 1984-03-27 脱水機

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JPS59186597A JPS59186597A (ja) 1984-10-23
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ID=13129618

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JP6000884A Granted JPS59186597A (ja) 1984-03-27 1984-03-27 脱水機

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Families Citing this family (2)

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JPS59186597A (ja) 1984-10-23

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