JP2667822B2 - 脱水洗濯機 - Google Patents
脱水洗濯機Info
- Publication number
- JP2667822B2 JP2667822B2 JP62039544A JP3954487A JP2667822B2 JP 2667822 B2 JP2667822 B2 JP 2667822B2 JP 62039544 A JP62039544 A JP 62039544A JP 3954487 A JP3954487 A JP 3954487A JP 2667822 B2 JP2667822 B2 JP 2667822B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- peripheral side
- washing machine
- dewatering
- tub
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は脱水洗濯機の槽に係り、特に脱水時の騒音低
減に好適な槽カバー形状に関する。 〔従来の技術〕 従来の脱水機の槽カバーは、特開昭58−61791号等に
記載のように、その断面形状は平坦部より成るものが一
般的であった。 〔発明が解決しようとする問題点〕 従来脱水洗濯機において、脱水時の騒音低減対策とし
ては各部品の精度，剛性アップ，発生アンバランス（衣
類の片寄り）の低減等が一般的であり、洗濯兼脱水槽が
回転することにより発生する風切音等に関する配慮がさ
れてなかった。 本発明の目的は、洗濯兼脱水槽が高速回転した場合、
外槽内に発生する風切音を低減することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、底部に撹拌翼を有する脱水兼脱水槽と、前
記脱水兼脱水槽を内部に回転自在に設置した外槽と、こ
の外槽の上部に設けられ、かつ中央にほぼ丸い衣類投入
口を有する円環形状の槽カバーと、前記外槽を洗濯機の
本体内に防振支持した支持装置を有する脱水洗濯機にお
いて、前記槽カバーに内方に延びるように形成された円
環形状のフランジ部を設け、このフランジ部は平坦部と
わん曲部を有し、かつ内周側を下向きわん曲させたわん
曲部の他は外周側まで平坦部とし、この平坦部の外周側
に外周に沿って間隔を置いて配置される複数の凹部を設
け、この凹部は外周側になるにつれて深くなるようにす
るとともに凹部の両端に平坦部と段差になる壁部を設
け、両壁部は槽カバーの中心を通る中心線に対して傾き
を持たせたことを特徴とするものである。 〔作用〕 槽カバーのフランジ部の内径側を下向きにわん曲させ
るわん曲部を設けることにより、外槽の内壁部より上昇
した風を滑らかに洗濯兼脱水槽内に戻すとともに、槽カ
バーに複数個の凹部を設け、この凹部の両壁部は槽カバ
ーの中心を通る中心線に対して傾きをもたせることによ
り、脱水回転方向に発生した風の整流作用を行う。 〔実施例〕 以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。外
槽２は外枠１の上端よりスプリング３を介して吊り棒４
により、防振支持されている。更に外槽２は、中央に撹
拌翼５が具備されたバスケット６を内包している。バス
ケット６の上部には、液体バランサー15が具備され、流
体バランサー15内部には塩水等が封入されている。 さらにバスケット６の底部には、補強用のフランジ19
がねじにより固定されている。外槽２の底部には、駆動
用モータ７を固着した軸受クラッチ装置10が圧入固定さ
れている。軸受クラッチ装置10の中空軸12には先端にね
じ部20を有し、ナット21によりフランジ19と固着されて
おり、一体に回転する。モータ７の回転はＭプーリ11,
ベルト8,撹拌翼プーリ９を介して軸受クラッチ装置10に
より洗濯時には、減速ギヤ13を介し、撹拌翼軸14に伝え
られ、脱水時には、中空軸12に伝えられ、それぞれ撹拌
翼5,バスケット６を回転させる。 また外槽２の上部には槽カバー19が取り付けられる。
この槽カバー19は中央に丸い衣類投入口21有する円環形
状のものである。槽カバー19の断面形状は、第２図に示
すように、外槽２の内周に嵌合する筒状のスカート部26
と、スカート部26の上端に設けられ、かつ外槽２の上端
に当接する支持つば部25と、スカート部26の中段より内
方に延びるように形成された円環形状のフランジ部20を
有する。このフランジ部20は平坦部21bとわん曲部21aを
有し、内径側を下向きにわん曲させたわん曲部21abのほ
かはスカート部26との付け根である外径側まで平坦部21
bになっている。そして、平坦部21bの外周側には、複数
の凹部22が外周方向に沿って間隔を置いて設けられてい
る。この凹部22は外周方向に沿って延在する溝状の形状
をなすとともに外周側になるにつれて深くなるように形
成されている。また凹部22の両端には平坦部21bとの段
差が出来る壁部23が形成される。この壁部23は槽カバー
19の中心を通る中心線に対して角度θの傾きをもってい
る。 また両端壁側23,27の片側27には水抜き穴24を有して
いる。 脱水時、洗濯兼脱水槽６がＰ方向に回転した場合、遠
心力により、Ｑ方向の風の流れが発生する。槽カバー19
のフランジ部20のわん曲部21aによりＱ方向の風の流れ
は、洗濯兼脱水槽６内に向かうように整流される。 さらに、洗濯兼脱水槽６の回動に伴い、Ｐ方向に発生
する風の流れも、凹部22の両壁部23により整流される。 このように洗濯兼脱水槽の高速回転に伴い発生する風
切音は滑らかに整流されるので、従来に比べ、洗濯機の
騒音は１〜1.5dB低減できる。 〔発明の効果〕 以上に述べたように本発明は、底部に撹拌翼を有する
脱水兼脱水槽と、前記脱水兼脱水槽を内部に回転自在に
設置した外槽と、この外槽の上部に設けられ、かつ中央
にほぼ丸い衣類投入口を有する円環形状の槽カバーと、
前記外槽を洗濯機の本体内に防振支持した支持装置を有
する脱水洗濯機において、前記槽カバーに内方に延びる
ように形成された円環形状のフランジ部を設け、このフ
ランジ部は平坦部とわん曲部を有し、かつ内周側を下向
きわん曲させたわん曲部の他は外周側まで平坦部とし、
この平坦部の外周側に外周に沿って間隔を置いて配置さ
れる複数の凹部を設け、この凹部は外周側になるにつれ
て深くなるようにするとともに凹部の両端に平坦部と段
差になる壁部を設け、両壁部は槽カバーの中心を通る中
心線に対して傾きを持たせたことを特徴とする脱水洗濯
機にある。 この構成により、風切音滑らかに整流して騒音を大幅
に低減できるのである。
減に好適な槽カバー形状に関する。 〔従来の技術〕 従来の脱水機の槽カバーは、特開昭58−61791号等に
記載のように、その断面形状は平坦部より成るものが一
般的であった。 〔発明が解決しようとする問題点〕 従来脱水洗濯機において、脱水時の騒音低減対策とし
ては各部品の精度，剛性アップ，発生アンバランス（衣
類の片寄り）の低減等が一般的であり、洗濯兼脱水槽が
回転することにより発生する風切音等に関する配慮がさ
れてなかった。 本発明の目的は、洗濯兼脱水槽が高速回転した場合、
外槽内に発生する風切音を低減することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、底部に撹拌翼を有する脱水兼脱水槽と、前
記脱水兼脱水槽を内部に回転自在に設置した外槽と、こ
の外槽の上部に設けられ、かつ中央にほぼ丸い衣類投入
口を有する円環形状の槽カバーと、前記外槽を洗濯機の
本体内に防振支持した支持装置を有する脱水洗濯機にお
いて、前記槽カバーに内方に延びるように形成された円
環形状のフランジ部を設け、このフランジ部は平坦部と
わん曲部を有し、かつ内周側を下向きわん曲させたわん
曲部の他は外周側まで平坦部とし、この平坦部の外周側
に外周に沿って間隔を置いて配置される複数の凹部を設
け、この凹部は外周側になるにつれて深くなるようにす
るとともに凹部の両端に平坦部と段差になる壁部を設
け、両壁部は槽カバーの中心を通る中心線に対して傾き
を持たせたことを特徴とするものである。 〔作用〕 槽カバーのフランジ部の内径側を下向きにわん曲させ
るわん曲部を設けることにより、外槽の内壁部より上昇
した風を滑らかに洗濯兼脱水槽内に戻すとともに、槽カ
バーに複数個の凹部を設け、この凹部の両壁部は槽カバ
ーの中心を通る中心線に対して傾きをもたせることによ
り、脱水回転方向に発生した風の整流作用を行う。 〔実施例〕 以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。外
槽２は外枠１の上端よりスプリング３を介して吊り棒４
により、防振支持されている。更に外槽２は、中央に撹
拌翼５が具備されたバスケット６を内包している。バス
ケット６の上部には、液体バランサー15が具備され、流
体バランサー15内部には塩水等が封入されている。 さらにバスケット６の底部には、補強用のフランジ19
がねじにより固定されている。外槽２の底部には、駆動
用モータ７を固着した軸受クラッチ装置10が圧入固定さ
れている。軸受クラッチ装置10の中空軸12には先端にね
じ部20を有し、ナット21によりフランジ19と固着されて
おり、一体に回転する。モータ７の回転はＭプーリ11,
ベルト8,撹拌翼プーリ９を介して軸受クラッチ装置10に
より洗濯時には、減速ギヤ13を介し、撹拌翼軸14に伝え
られ、脱水時には、中空軸12に伝えられ、それぞれ撹拌
翼5,バスケット６を回転させる。 また外槽２の上部には槽カバー19が取り付けられる。
この槽カバー19は中央に丸い衣類投入口21有する円環形
状のものである。槽カバー19の断面形状は、第２図に示
すように、外槽２の内周に嵌合する筒状のスカート部26
と、スカート部26の上端に設けられ、かつ外槽２の上端
に当接する支持つば部25と、スカート部26の中段より内
方に延びるように形成された円環形状のフランジ部20を
有する。このフランジ部20は平坦部21bとわん曲部21aを
有し、内径側を下向きにわん曲させたわん曲部21abのほ
かはスカート部26との付け根である外径側まで平坦部21
bになっている。そして、平坦部21bの外周側には、複数
の凹部22が外周方向に沿って間隔を置いて設けられてい
る。この凹部22は外周方向に沿って延在する溝状の形状
をなすとともに外周側になるにつれて深くなるように形
成されている。また凹部22の両端には平坦部21bとの段
差が出来る壁部23が形成される。この壁部23は槽カバー
19の中心を通る中心線に対して角度θの傾きをもってい
る。 また両端壁側23,27の片側27には水抜き穴24を有して
いる。 脱水時、洗濯兼脱水槽６がＰ方向に回転した場合、遠
心力により、Ｑ方向の風の流れが発生する。槽カバー19
のフランジ部20のわん曲部21aによりＱ方向の風の流れ
は、洗濯兼脱水槽６内に向かうように整流される。 さらに、洗濯兼脱水槽６の回動に伴い、Ｐ方向に発生
する風の流れも、凹部22の両壁部23により整流される。 このように洗濯兼脱水槽の高速回転に伴い発生する風
切音は滑らかに整流されるので、従来に比べ、洗濯機の
騒音は１〜1.5dB低減できる。 〔発明の効果〕 以上に述べたように本発明は、底部に撹拌翼を有する
脱水兼脱水槽と、前記脱水兼脱水槽を内部に回転自在に
設置した外槽と、この外槽の上部に設けられ、かつ中央
にほぼ丸い衣類投入口を有する円環形状の槽カバーと、
前記外槽を洗濯機の本体内に防振支持した支持装置を有
する脱水洗濯機において、前記槽カバーに内方に延びる
ように形成された円環形状のフランジ部を設け、このフ
ランジ部は平坦部とわん曲部を有し、かつ内周側を下向
きわん曲させたわん曲部の他は外周側まで平坦部とし、
この平坦部の外周側に外周に沿って間隔を置いて配置さ
れる複数の凹部を設け、この凹部は外周側になるにつれ
て深くなるようにするとともに凹部の両端に平坦部と段
差になる壁部を設け、両壁部は槽カバーの中心を通る中
心線に対して傾きを持たせたことを特徴とする脱水洗濯
機にある。 この構成により、風切音滑らかに整流して騒音を大幅
に低減できるのである。
【図面の簡単な説明】
第１図は、本発明の一実施例の縦断面図、第２図は、そ
の要部の斜視図である。 19……槽カバー、20……フランジ部、21……平面部、22
……凹部、23……壁部。
の要部の斜視図である。 19……槽カバー、20……フランジ部、21……平面部、22
……凹部、23……壁部。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 実開 昭51−62676（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭60−63186（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭50−33570（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．底部に撹拌翼を有する脱水兼脱水槽と、前記脱水兼
脱水槽を内部に回転自在に設置した外槽と、この外槽の
上部に設けられ、かつ中央にほぼ丸い衣類投入口を有す
る円環形状の槽カバーと、前記外槽を洗濯機の本体内に
防振支持した支持装置を有する脱水洗濯機において、 前記槽カバーに内方に延びるように形成された円環形状
のフランジ部を設け、このフランジ部は平坦部とわん曲
部を有し、かつ内周側を下向きわん曲させたわん曲部の
他は外周側まで平坦部とし、この平坦部の外周側に外周
に沿って間隔を置いて配置される複数の凹部を設け、こ
の凹部は外周側になるにつれて深くなるようにするとと
もに凹部の両端に平坦部と段差になる壁部を設け、両壁
部は槽カバーの中心を通る中心線に対して傾きを持たせ
たことを特徴とする脱水洗濯機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62039544A JP2667822B2 (ja) | 1987-02-23 | 1987-02-23 | 脱水洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62039544A JP2667822B2 (ja) | 1987-02-23 | 1987-02-23 | 脱水洗濯機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63206287A JPS63206287A (ja) | 1988-08-25 |
| JP2667822B2 true JP2667822B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=12555995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62039544A Expired - Fee Related JP2667822B2 (ja) | 1987-02-23 | 1987-02-23 | 脱水洗濯機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2667822B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000061187A (ja) * | 1998-08-18 | 2000-02-29 | Lg Electronics Inc | 透過方式洗濯機、その制御方法及び透過方式洗濯機用タブカバ― |
-
1987
- 1987-02-23 JP JP62039544A patent/JP2667822B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63206287A (ja) | 1988-08-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |