JPS62179532A - コロナ放電処理用成形品 - Google Patents

コロナ放電処理用成形品

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JPS62179532A
JPS62179532A JP2046086A JP2046086A JPS62179532A JP S62179532 A JPS62179532 A JP S62179532A JP 2046086 A JP2046086 A JP 2046086A JP 2046086 A JP2046086 A JP 2046086A JP S62179532 A JPS62179532 A JP S62179532A
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JP
Japan
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corona discharge
molding
discharge treatment
instrument panel
panel pad
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Yasuhiko Ogisu
康彦 荻巣
Katsuhide Manabe
勝英 真部
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C59/00Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor
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    • B29C59/12Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by electric discharge treatment in an environment other than air
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
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    • B05D3/144Pretreatment of polymeric substrates
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29K2023/00Use of polyalkenes or derivatives thereof as moulding material
    • B29K2023/04Polymers of ethylene
    • B29K2023/06PE, i.e. polyethylene
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    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2023/00Use of polyalkenes or derivatives thereof as moulding material
    • B29K2023/10Polymers of propylene
    • B29K2023/12PP, i.e. polypropylene

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明はコロナ放電処理される成形品に関するもので
ある。
(従来の技術) ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂は極性基が少
ないので、その表面に塗料、接着剤、印刷等が付着しに
くいという特性がある。そこで、該樹脂の表面に塗料、
接着、印刷等を行う場合には、その前処理として表面に
改質処理を施し、前記付着性を向上させる必要がある。
このポリオレフィン系樹脂の改質処理方法の一つとして
コロナ放電処理がある。このコロナ放電処理は樹脂フィ
ルムの改質処理方法として従来より使用されているが、
本発明に該当する従来技術は見あたらない。
(発明が解決しようとする問題点) 従って、本発明はコロナ放電処理によって高い改質効果
が得られ、接着力や塗料の付着力が向上するコロナ放電
処理用成形品を提供することである。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解決するために、被処理面の少な
くとも一部には微小な凹凸部が形成されているという手
段を採用している。
(作用) 本発明の成形品は、コロナ放電処理される被処理面の少
なくとも一部に微細な凹凸部が形成されているため、改
質処理される部分は前記凹凸部の凹部やその側壁をも含
むこととなり、平面状態の場合に比較し改質処理される
実質状な表面積が増加する。
(実施例) 以′下、この発明を具体化した実施例を第1〜7図に従
って説明する。
まず、この実施例でコロナ放電処理される成形品は、第
1〜3図に示すような自動車用インストルメントパネル
パッド(以下、インパネパッドと略称する) 1であっ
て、その表面にpvc <ポリ塩化ビニル)樹脂製の表
皮シートが接着されることによって、インストルメント
パネルが構成されるようになっている。
前記インパネパッド1はその上面2と前面3との境界、
上面2と側面4との境界等に凸状のコーナ部5を有して
いる。また、インパネパッド上面2の左右両側には2つ
の浅い皿部6.7が設けられ、第2図に示すように皿部
6,7の底縁には凹状のコーナ部9が各々存在する。
そして、インパネパッドlの上面2、前面3、側面4及
びコーナ部5.8.9が後述するコロナ放電処理の被処
理面となっている。これらの面2゜3.4やコーナ部5
.8.9には全体にわたって微細な凹凸部であるシボ模
様11が均一に形成されている。本実施例においては、
このシボ模様11は深さが60mμ〜90mμ程度で凹
部の間隔が0.05n〜0.1flに成形されている。
また、前記深さは本実施例においては60mμ〜90m
μとしたが、好ましくは30mμ〜100mμである。
これは、深さが30mμ以下だと効果が少なく、100
mμ以上だとかえって荒すぎて接着剤のまわりが悪いか
らである。
従って、このシボ模様11によってコロナ放電処理され
るインパネパッドlの実質的な表面積が増加し、改質処
理される面積も従来の平面状態よりも増加するようにな
っている。
前記の通り、インパネパッド1はコロナ放電処理される
被処理面全体に微細な凹凸部であるシボ模様11が形成
された三次元樹・脂成形品であることに特徴を有するも
のである= さて、次に前記インパネパッド1をコロナ放電処理する
ための装置を説明する。
このコロナ放電処理装置は、金属フレームによって前後
2段に形成された基台80上に載せられており・、本装
置を区分すると、 A:インパネパッド1を固定するとともに、その裏面に
対向電極を接触させるために、基台80の第1段目に配
置された対向電極手段Aと、B:コロナ放電処理とこれ
を三次元的に移動させるための移動手段とを有し、基台
80の第2段目に配置された放電電極手段Bと、 C:前記放電型極手VItBとインパネパッド1の内部
のインサート部材10との間に高周波を印加するために
、基台80の左側の棚14に配置された高周波印加手段
Cと、 D:電極移動手段Bを制御するために、基台80の右側
に接地された制御ユニッ)Dとから構成されている。
以下、前記各部A−Dの詳細を順に説明する。
〔対向電極手段A〕
第2〜5図に示すように、基台80の第1段目には中空
の電極台61が設置されており、該電極台61の上部に
はインパネパッドlの裏面の三次元形状に合致するよう
に形成された電極基材62が設けられており、前記イン
パネパッド1を裏面から支持するようになっている。
この電極基材62はインパネパッド1の裏面にエポキシ
樹脂を流し込んで反応硬化させることにより容易に成形
することができる。
電極基材62のうちインパネパッドlの裏面に対応する
部位の表面には、薄膜状の導電層63が金属メッキ法に
よって被覆形成されており、前記電極基材62と導電層
63とで対向電極60が構成されている。従って、対向
電極60はその表面を含めて全体が前記インパネパッド
1の裏面の三次元形状と略同−に形成されており、該導
電層63の表面はインパネバッド1の裏面に接触するよ
うになっている。
〔放電電極手段B〕
第4〜6図に示すように、放電電極手段Bはコロナ放電
電極50と、これをX軸(左右)方向に移動させるため
のX軸移動手段20と、同じくY軸手段(前後)方向に
移動させるためのY軸移動手段と、同じくZ軸(上下)
方向に移動させるためのX軸移動手段40とから構成さ
れている。
X軸移動手段20において、基台80には水平方向に平
行して延びる2本の案内ロッド28が取着されている。
該案内ロッド28には次のX軸移動手段30を支えるた
めのターンテーブル26がX軸方向に滑動可能に設けら
れている。すなわち、ターンテーブル26の下面には支
持部材23が取り付けられ、該支持部材23に両案内ロ
ッド28が挿通されることによってターンテーブル26
が滑動可能になっている。
さらに、ターンテーブル26の下面のうち支持部材23
の左右側には螺合部29が取着され、該螺合部29には
1本のスクリュウ軸27が螺入端退可能に螺合されてい
る。スクリュウ軸27の右端には歯車21aが取着され
、該歯車21aは基台80の右端部に取着されたサーボ
モータ25の歯車21bと噛み合っている。
従って、サーボモータ25が回動すると、歯車21a、
21bを介してスクリュウ軸27が回転するので、該ス
クリュウ軸27に螺合された螺合部29とともにターン
テーブル26はX軸方向に移動するようになっている。
次に、X軸移動手段30において、ターンテーブル26
上面の両側部には各々2個の軸受35が設けられている
。左右の軸受35間には2本のスクリュウ軸31が回転
可能かつ進退不能に取着され、両軸31は水平方向に平
行して延びている。
各スクリュウ軸31の前後には歯車36aが取着され、
各歯車36aは基台80の後端部に取着されたサーボモ
ータ32の歯車36bと噛み合わされている。
2本のスクリュウ軸31には両軸31にまたがる螺合部
材34が螺合されており、該螺合部材34の中央部には
前方に延びるY軸アーム33が取り付けられている。Y
軸アーム33の前端には次のX軸移動手段40が固定さ
れている。
従って、X軸移動手段30においてもサーボモータ32
の回転が歯車36、スクリュウ軸31及び螺合部材34
の順に伝達されて、X軸移動手段40がY軸方向に移動
するようになっている。
次に、X軸移動手段40において、Y軸アーム33の前
端には固定テーブル41が垂立するように固定されてい
る。固定テーブル41の前端には2本の案内ロッド42
が固定され、両ロッド42は上下方向に平行に延びてい
る。
両案内ロッド42にはこれにまたがる滑動部材44がj
g動可能に取り付けられ、該滑動部材44の中央部には
雌ねじ(図示せず)が形成されている。該雌ねじには上
方に延びるスクリュウ軸46が螺合され、該スクリュウ
軸46は固定テーブル41の上部に取り付けられたサー
ボモータ45の回転軸47に直結されている。
他方、滑動部材44の中央部には下方に延びるZ軸アー
ム43がその上端部において固定され、該Z軸アーム4
3の下端部にはコロナ放電用の放電電極50が常にほぼ
鉛直状態に把持されている。
従って、サーボモータ45を回転させれば、スクリュウ
軸46が回転して滑動部材44を介してZ軸アーム43
及び放電電極50が昇降するようになっている。
大気中に配置される該放電電極50はステンレス鋼にて
形成された直径約2龍棒状の被把持部51と、同じくス
テンレス鋼よりなり該被把持部51の先端に取着された
直径約6鰭の球状の放電先端部52とよりなっている。
被把持部51は前記の通りZ軸アーム43に常にほぼ鉛
直状態に把持され、前記各移動手段20,30.40に
よって移動されるときも傾動しないようになっている。
なお、第7図に示すように、前記放電電極50の周囲に
はステンレス鋼等で形成されたメッシュ状のシールド筒
53を設けることが望ましい。該シールド筒53によっ
て、コロナ放電時における高周波ノイズの輻射を防止す
ることができるからである。
〔高周波印加手段C〕
第4.7図に示すように、前記対向電極60の表面の導
電Fi63と放電電極50には高周波発振器16と高圧
トランス17とよりなる高周波印加手段Cが接続されて
おり、導電層63はアースされている。また、高周波ノ
イズ対策のため、高周波発振器16からも直接アースが
とられている。
高周波発振器16には20〜30KH2,最大出力35
0Wの高周波を発生するタンチック社の製品(商品名H
VO5−2)が使用されている。
高圧トランス17は高周波発振器16の高周波出力を昇
圧してインサート部材10と放電電極50との間に高電
圧を印加するためのものであって、同じくタンチック社
の製品(商品名スパーC)が使用されている。
〔制御ユニットD〕
制御ユニッl−Dにはコンピュータ等を使用した・制御
回路(図示せず)が組み込まれ、該制御回路には放電電
極50をインパネバッド1の表面近傍に移動させるため
にx、 y、  z軸移動手段20゜30.40の作動
を制御する運動プログラムや、高周波印加手段Cの作動
開始と停止とを制御するプログラム等が書き込まれてい
る。
この制御ユニットDと前記高周波印加手段Cとは、基台
80を挟んで相当の距離を隔てて配置されており、電源
は別々に独立してとられている。
高周波印加手段Cから漏洩する高周波ノイズによって1
lllBユニツトDのコンピュータが誤作動するのを防
ぐためである。また、同理山から前記高周波発振器16
、高圧トランス17及び放電電極50を接続するコード
は確実にシールドする必要がある。
なお、第6図に示すように、基台80のうち前記支持手
段Aより後方の位置には、コロナ放電処理の際に発生す
るオゾン等のガスを排出するための排気手段Eが配置さ
れている。
さて、以上のように構成されたコロナ放電処理装置を使
用してインパネバッドlをコロナ放電処理する方法につ
いて説明する。
まず、成形されたインパネバッドlに離形剤や手作業に
起因する汚れ等が付着している場合には、これらをトリ
クロルエタン等の有機溶剤で洗浄する前処理を行うこと
が望ましい。確実にコロナ放電処理を行うためである。
しかし、離形剤や汚れがない場合ないし軽微な場合には
前処理を行う必要はない。
次に、第2〜6図に示すように、対向電極手段Aの対向
電極60にインパネバッド1を配置させる。この際、対
向電極60は全体が前記インパネバッドlの裏面の三次
元形状とほぼ同一形状に形成されているため、前記イン
パネバッド1を確実に固定させることができる。
次に、排気手段Eを作動させておいてから、制御ユニッ
)Dのスイッチを入れ、放電電極手段Bにおける各軸の
移動手段20.30.40をコロナ放電処理のスタート
位置にセットする。このとき、■放電電極50の被把持
部51は常に鉛直状態に支持されており、■放電先端部
52はインパネバッド1の前縁の左端より上方に約10
+nの間隔をおいて位置される。
そして、高周波印加手段Cの高周波発振器16が作動さ
れると、その高周波出力は高圧トランス17で昇圧され
、導電層63と放電電極50との間に28KVの高周波
が印加される。すると、放電先端部52のうち上面2に
対向している部分とその上面2との間の大気中にコロナ
放電が発生し、上面2のコロナ放電処理が開始される。
X、Y、Z軸移動手段20,30.40は、制御ユニッ
ト サーボモータ25.32.45の回転によって各々の方
向に移動し、放電電極50はインパネバッド1の表面近
傍を移動していく。
なお、前記放電電掘50の移動速度は前記放電条件下で
は1〜250mm/secの範囲内において任意に設定
することができるが、本実施例では充分なコロナ放電処
理効果と処理所要時間の短縮とを考え併せ、150m5
/secとした。
以上のような往復移動を伴うコロナ放電処理によってイ
ンパネパッド1の表面全体がコロナ放電処理され、接着
剤等の付着力が向上する。本実施例のコロナ放電処理に
よるぬれ性の向上は、従来のフレーム処理(火炎処理)
と同程度である。
また、前記コロナ放電は第7図に示すように放電先端部
52から極めて均一な放電パターンをもって広がり、直
径50〜60關の円内は充分に処理される。
次いで、このコロナ放電処理されたインパネパッド1を
前記コロナ放電処理装置から取り出し、前記被処理面に
接着剤を塗布し、前記表皮シートを接着した。このとき
、シボ模様11が形成された前記インパネパッド1と、
従来の平面状態のインパネパッドとを、各々の表面に表
皮シートを接着した場合の接着強度(180度ピーリン
グ試験)を比較したところ、表1に示すように、両者の
間には著しい差が現われた。
表−1 以上、 実施例によれば、前記インパネパッド1の被処
理面となる表面部分全体に微細な凹凸部となるシボ模様
11を形成したたため、前記シボ模様11部分に表皮シ
ート接着すると、従来の平面状態の被処理面にコロナ放
電処理を施した場合よりも一層強固に接着させることが
できる。
これは、前記凹凸部によってコロナ放電処理される部分
は凹凸部の凹部やその側壁部分にまで及ぶため、平面状
態の場合に比較し改質処理される実質的な表面積が増加
するとともに、前記表皮シートとシボ模様11部分との
接触部分も広くなり、接着面積が増加するためと考えら
れている。
従って、本実施例のインパネパッド1を用いれば、従来
と同じ程度のコロナ放電処理状態でも表皮シートが強固
に接着されるため、従来と同程度の接着力でよければ、
コロナ放電処理時間を短縮することができる。従って、
コロナ放電処理にかかるコストを削減することができ、
ひいては成形品全体の製造コストをも低減させることが
できる。
また、製品形状が複雑で他部材を接着しにくい部分等に
は予め成形品部分にシボ模様11を形成しておくだけで
強固に接着させことができるため、本実施例は有効であ
る。
また、前記微細な凹凸部として自動車の内装品一般に使
用されるシボ模様11を用いたため、このインパネパッ
ド1に具体化することは容易に可能である。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
例えば、次に示すように変更して具体化することも可能
である。
(1)前記微細な凹凸部は本実施例のシボ模様11に限
定されるものではなく、格子状の配列された凹凸部やラ
ンダムに配置された凹凸部としても良い。
(2)前記微細な凹凸部は本実施例のインパネパッド1
表面全体に限定されるものではなく、接着されにくい複
雑な形状をした部分とか、前記コーナ部5,8.9部分
のみとしても良い。
(3)本実施例においては、インパネパッド1と表皮シ
ートとの接着性のみの効果を記載したが、表面に塗装を
行う成形品に具体化することも可能である。こうすると
、前記塗料が微細な凹凸部の凹部内に侵入するため、塗
料の付若性が一層向上する。
(4)前記放電電極手段Bにおけるx、y、z軸移動手
段20.30.40の構造を変更したり、これらに代え
て多関節型のロボット等を使用したりすることもできる
(5)本発明の成形品は前記インパネパッド1以外にも
、自動車用バンパー、自動車用モール、オートバイの泥
よけフェンダ−や、さらに各種産業機器、家庭用品等の
成形後に塗装、接着、印刷等が必要な全ての三次元樹脂
成形品に具体化することができるとともに、樹脂フィル
ムや樹脂シート等の二次元樹脂成形品に具体化すること
も可能である。
発明の効果 以上詳述したように、本発明のコロナ放電処理用成形品
は被処理面の少なくとも一部に微細な凹凸部を形成した
ため、その表面の接着力や塗料の付着力を一層向上させ
ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図は本発明を具体化した一実施例を示し、第1
図はインパネパッドを示す斜視図、第2図はインパネパ
ッド及び対向電極手段を左右に切断して示す断面図、第
3図は第2図の部分拡大断面図、第4図はコロナ放電処
理装置の正面図、第5図は同じく右側面図、第6図はY
軸移動手段の  。 平面図、第7図は放電電極と高周波印加手段との接続を
示す概略図である。 インパネパッド・・・1 微細な凹凸部・・・11 放電電極・・・50  対向電極・・・60特許出願大
       豊田合成 株式会社代理人   弁理士
     恩1)博宣第6図 図面その4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、対向電極(60)上に配置され、放電電極(50)
    からのコロナ放電により被処理面にコロナ放電処理が施
    されるコロナ放電処理用成形品(1)において、 前記被処理面の少なくとも一部には微細な凹凸部(11
    )が形成されていることを特徴とするコロナ放電処理用
    成形品。 2、前記微細な凹凸部(11)はシボ模様であって、そ
    の深さは30mμ〜100mμであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載のコロナ放電処理用成形品
JP2046086A 1985-11-14 1986-01-31 コロナ放電処理用成形品 Pending JPS62179532A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2046086A JPS62179532A (ja) 1986-01-31 1986-01-31 コロナ放電処理用成形品
DE19863638719 DE3638719A1 (de) 1985-11-14 1986-11-13 Formkoerper, der mittels coronaentladung behandelt ist, sowie verfahren zur behandlung mittels coronaentladung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2046086A JPS62179532A (ja) 1986-01-31 1986-01-31 コロナ放電処理用成形品

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JPS62179532A true JPS62179532A (ja) 1987-08-06

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JP2046086A Pending JPS62179532A (ja) 1985-11-14 1986-01-31 コロナ放電処理用成形品

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012197358A (ja) * 2011-03-22 2012-10-18 Denso Corp 接合物品及びその製造方法
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