JPS62179324A - 微生物入り人工培土の製造方法 - Google Patents

微生物入り人工培土の製造方法

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JPS62179324A
JPS62179324A JP61020532A JP2053286A JPS62179324A JP S62179324 A JPS62179324 A JP S62179324A JP 61020532 A JP61020532 A JP 61020532A JP 2053286 A JP2053286 A JP 2053286A JP S62179324 A JPS62179324 A JP S62179324A
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soil
microorganisms
bacteria
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water
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芝田 祐二
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Otsuka Sangyo KK
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Otsuka Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は水稲・野菜の育苗等に好適に使用することの
できる微生物入り人工培土およびその製造方法に関する
(技術の背景) 作物の生育で抵抗力が最も弱い時期は育苗期であり、病
原菌に感染しないようにするためには無菌の培土が必要
とされる。しかしながら育苗期間を通じて、苗床は自然
状態下に放置されるため雑菌の侵入する機会が多い。し
かも無菌状態の培土に一旦雑菌が混入すると急速に繁殖
してしまい苗が全滅する恐れがある。そこで、本発明は
かかる問題点を解決するもので苗の生育に好適な環境が
造られ、健苗の得られる微生物入り人工培士とその製造
方法を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明に係る微生物入り人工培士とその製造方法とは、
以上の問題点を解決するために次の点に着目してなされ
た。すなわち(11自然界では生息する密度の高い菌が
優勢に働くため、優良な各種の微生物をあらかじめ無菌
状態とした培土に添加しておくと雑菌、カビ類の繁殖防
止になり、また、ある微生物は根の回りに密生して抵抗
物質を分泌して病原微生物の侵入を防ぐことができるこ
と。
(2)水稲・野菜を問わず栄養源としての窒素の種類は
硝酸態の方がアンモニヤ態窒素よりも根の発達を良好と
して充実した生育を図る上で望ましく、その効果は高1
1のであるが、培土製造過程で無菌状態とした時に土壌
中の硝酸化成菌も同時に死滅し、アンモニヤは亜硝酸を
経て硝酸態とする硝酸化成能力を失ってしまうため、こ
の点を補うべく、強勢殺菌した培土に硝酸化成菌をあら
かじめ添加することによって、有機物や添加した硫酸ア
ンモニヤから徐々に硝酸態窒素が生成され、苗の生育に
好適な環境が作られるようにすること。
すなわち本発明は完全殺菌した土壌に必要な肥料と各種
の土壌改良材や有機物を加えた培土に硝酸化成菌などの
優良な微生物を添加し、充分に撹拌してから水分を加え
造粒した後に微生物の繁殖にさしつかえない範囲の温度
で処理して過剰な水分を除き、さらに適温・適水分下で
一定期間堆積してなる微生物入り人工培土、および10
0℃近い高温で完全殺菌した土に、リン酸と石灰など植
物並びに微生物の繁殖に必要な栄養源を微粉末にしてあ
らかじめ添加し、土を粉砕しながら充分に混合して均一
とし、ついでパーク堆肥、腐葉土などの有機物を容量比
で10〜20%、モミガラ燻炭5〜10%、ピートモス
10%前後、適宜にバーミキュライトソフトシリカを各
々2〜4%程度を加え、好気的蛋白分解菌、繊維素分解
菌、リグニン分解菌、尿素分解菌、糸状菌、硝酸化成菌
等の優良な微生物を米糠、バーミキュライトに配合した
ものを3%前後添加し、士と均一に配合して混合する際
に、肥料分としての窒素肥料とカリ肥料を水に溶解した
ものを吹きつけながら攪拌造粒し、常にPI3を5.5
〜6.5の範囲内に保ち、40〜45℃程度に加温し、
水分が容水量の60%程度となった時点において袋詰め
し、そのまま1ケ月以上堆積することを特徴とする微生
物入り人工培土の製造方法を提供するものである。
(作用) 充分に硝酸化成菌などの有用微生物のみが繁殖した培土
は雑菌に犯されることがなく、苗の生育に好適な環境が
作られ、健苗を育てることができる。
(実施例) 以下には本発明を具体化した好適な実施例を挙げて詳述
する。
〔微生物入り人工培土の製造工法〕
100℃近い高温で完全雑菌した土に植物並びに微生物
の繁殖に必要な栄養源の一部であるリン酸と石灰を微粉
末にしてあらかじめ添加し、土を粉砕しながら充分に混
合して均一化する。リン酸と石灰の添加量は対象となる
作物によって異なり、水稲では±11に対してリン酸1
.0〜1.2g、野菜、花弁ではリン酸、石灰共に2.
0〜2.5gを加える。
次に、パーク堆肥、完熟した腐葉土などの有機物を容量
比で10〜20%、モミガラ燻炭5〜10%、ピートモ
ス10%前後の他、必要に応じてバーミキュライトソフ
トシリカを各々2〜4%に、好気的蛋白分解菌、繊維素
分解菌(例えばAcromobdcter。
Nocardia、 Aspergillus)、リグ
ニン分解菌(例えばCoprinus、 Agaric
us、Poria) 、尿素分解菌、糸状菌(例えばP
enicillium)硝酸化成菌を米糠、バーミキュ
ライトなどに配合したものを3%前後添加し、均一に配
合してから微生物の繁殖に適した充分な空気と保水性を
維持できる条件をととのえる。この資材を前記殺菌・粉
砕した士と混合する。
この時点では水分が不足し造粒が困難なため水を補給す
るがその際に、窒素肥料とカリ肥料を水に溶解して加え
る。この水と肥料の添加が均一となるように資材を配合
した土を攪拌しながら噴霧状に吹きつけ、攪拌しながら
造粒する。窒素肥料とカリ肥料の量は作物によって異な
り、水稲では窒素肥料、カリ肥料共にll中に0.35
〜0.40g 、野菜、花弁では0.05〜0.25g
を添加する。
これらの工程中において最も注意すべき点は微生物を堆
積中に繁殖させるための水分、温度、PHの調整であっ
て、微生物の繁殖にはPHは最低5.5以上は必要であ
り、常にPHを測定して中和石灰量を算出し、PH5,
5〜6.5の範囲を維持するように、土の酸性が強けれ
ば炭酸苦土石灰で、また中性からアルカリ性であれば硫
酸またはリン酸液で調整する。
水分と温度は堆積中の微生物の繁殖の良否を左右するた
め40℃〜45℃に加温して水分が容水量の60%前後
となる時点において袋に詰め、そのまま堆積する。しか
る後に1ケ月以上堆積し、その間に充分に微生物の増殖
を図って製品とする。
なお、微生物を添加しない従来の培土はPHの許容範囲
が比較的広いためpH調査回数は本人工培土よりもかな
り少なくて済み、製造後直ちに出荷できるものであるが
、本人工培土は常時pHを検査し水分、温度が一定にな
るように注意し、造粒後の1ケ月以上の堆積期間中は微
妙な変化を監視する必要がある。
以下に本人工培土の試験結果を示す。
〔微生物入り人工培土に関する試験〕
目  的  水稲育苗における微生物入り人工培土の実
用性についての検討 実施場所  福島県農業試験場 種芸部 担当小林試験
方法 ・供試品種  ササニシキ ・播種月日  S、60.5.30 ・播種N    100g、 200g、  (1箱当
り)・床上施肥量 N・・・2g、P2O5・・・3g
K宜0  ・・・3g、タチガレンエース・・・3g/
箱試験結果 く考察〉 1、m生物入り培土は根長、種数が勝った。
また乾物重も地上部・地下部共に勝った。
2、高温時の苗の萎凋が少なく、保水力が勝っていると
考えられる。
(発明の効果) 病菌は完全殺菌により無菌状態であることは従来の人工
培士と同様であるが、土壌改良、有機物の添加と造粒に
より適度の保水力、通気・通水性を維持し、特に好適な
気相率を有するため、添加した優良微生物の繁殖が旺盛
になり、その効果が充分発揮できる。
したがって、菌の生育は一般の人工培土にくらべ作物の
草丈葉数には差はなく、むしろ劣るように見える。しか
し、乾物重が勝り、あきらかに極めて充実した苗である
ことを示す。また、特記すべきことは根の長さ、数(根
の発達)に格段の相異があり乾物重で15%前後勝って
いることである。
これは良質の苗の条件を満たしていることを示し、この
ために移植後の活着が良く、収量の良否を左右する初期
生育に極めて良好な結果をもたらし、特に不良天候に対
してその効果を発揮するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、完全殺菌した土壌に必要な肥料と各種の土壌改良材
    や有機物を加えた培土に硝酸化成菌などの優良な微生物
    を添加し、充分に攪拌してから水分を加え造粒した後に
    微生物の繁殖にさしつかえない範囲の温度で処理して過
    剰な水分を除き、さらに適温・適水分下で一定期間堆積
    してなる微生物入り人工培土。 2、100℃近い高温で完全殺菌した土に、リン酸と石
    灰など植物並びに微生物の繁殖に必要な栄養源を微粉末
    にしてあらかじめ添加し、土を粉砕しながら充分に混合
    して均一とし、ついでパーク堆肥、腐葉土などの有機物
    を容量比で10〜20%、モミガラ燻炭5〜10%、ピ
    ートモス10%前後、適宜にバーミキュライトソフトシ
    リカを各々2〜4%程度を加え、好気的蛋白分解菌、繊
    維素分解菌、リグニン分解菌、尿素分解菌、糸状菌、硝
    酸化成菌等の優良な微生物を米糠、バーミキュライトに
    配合したものを3%前後添加し、士と均一に配合して混
    合する際に、肥料分としての窒素肥料とカリ肥料を水に
    溶解したものを吹きつけながら撹拌造粒し、常にPHを
    5.5〜6.5の範囲内に保ち、40〜45℃程度に加
    温し、水分が容水量の60%程度となった時点において
    袋詰めし、そのまま1ケ月以上堆積することを特徴とす
    る微生物入り人工培土の製造方法。
JP61020532A 1986-02-01 1986-02-01 微生物入り人工培土の製造方法 Granted JPS62179324A (ja)

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