JPS589648B2 - 育苗用培土 - Google Patents
育苗用培土Info
- Publication number
- JPS589648B2 JPS589648B2 JP51141513A JP14151376A JPS589648B2 JP S589648 B2 JPS589648 B2 JP S589648B2 JP 51141513 A JP51141513 A JP 51141513A JP 14151376 A JP14151376 A JP 14151376A JP S589648 B2 JPS589648 B2 JP S589648B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soil
- raising seedlings
- mica
- slag
- cultivating soil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、発酵腐熟させた籾殻、大鋸屑或は藁等の植
物性廃棄物を基材にし、これにセリサイト鉱を浮遊選鉱
した残渣であるマイカ滓を混合した水稲、一般花丹果菜
等の育苗用培土に係り、品質の均一な大量生産のできる
育苗用培土に関するものである。
物性廃棄物を基材にし、これにセリサイト鉱を浮遊選鉱
した残渣であるマイカ滓を混合した水稲、一般花丹果菜
等の育苗用培土に係り、品質の均一な大量生産のできる
育苗用培土に関するものである。
近年、農業の機械化の進展及び品質の改良がめざましい
が、これに比較して裁培物の育苗方法、特に培土の改良
が遅れており、常に安定した均一の稲、果菜類を育成さ
せることが困難であった。
が、これに比較して裁培物の育苗方法、特に培土の改良
が遅れており、常に安定した均一の稲、果菜類を育成さ
せることが困難であった。
また育苗ごとに毎回新規に多量に使用される育苗用の培
土は、山土を基材にして加工したものであり、採取場所
や地質が多種多様であるために、あるいは病原菌、蟲類
、雑草などのため水稲や果菜の育ちが悪化するなどの幣
害が発生してトラブルの原因になっていた。
土は、山土を基材にして加工したものであり、採取場所
や地質が多種多様であるために、あるいは病原菌、蟲類
、雑草などのため水稲や果菜の育ちが悪化するなどの幣
害が発生してトラブルの原因になっていた。
さらに山土の採取にも限界があり、永年に亘って同質の
山土を安定して大量に供給することが不可能であるなど
、質源的な問題もあり、育苗用培土の開発、改良が遅れ
ている原因となっていた。
山土を安定して大量に供給することが不可能であるなど
、質源的な問題もあり、育苗用培土の開発、改良が遅れ
ている原因となっていた。
この発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、水稲
、果菜等の育苗用培土としての物理的、化学的性質を充
分に維持し、資源的にも豊富で多年にわたって安定した
均一の、安価な育苗用培土を提供し、同時に産業廃棄物
としての籾殻、大鋸屑、藁及びマイカ滓の有効利用を図
るものである。
、果菜等の育苗用培土としての物理的、化学的性質を充
分に維持し、資源的にも豊富で多年にわたって安定した
均一の、安価な育苗用培土を提供し、同時に産業廃棄物
としての籾殻、大鋸屑、藁及びマイカ滓の有効利用を図
るものである。
以下、実施例に基づいて、この発明をさらに具体的に説
明する。
明する。
本発明に用いるマイカ滓は、一般にキヌウンモ鉱或はセ
リサイト鉱を硫酸処理して浮遊選鉱によりキヌウンモ或
はセリサイトを抽出した残渣であるが、その有効利用の
途もなく、中和処理後廃棄されるものであり、第１表の
ような成分と特性を有している。
リサイト鉱を硫酸処理して浮遊選鉱によりキヌウンモ或
はセリサイトを抽出した残渣であるが、その有効利用の
途もなく、中和処理後廃棄されるものであり、第１表の
ような成分と特性を有している。
本発明の育苗用培土は、まず籾殻、大鋸屑又は藁等の植
物性廃棄物に炭素率（Ｃ／Ｎ比）が均３０になるように
鶏糞、牛糞等の畜糞又は尿素、硫安等をチッ素源として
添加し、好気的な条件下で堆積、発酵腐熟させる。
物性廃棄物に炭素率（Ｃ／Ｎ比）が均３０になるように
鶏糞、牛糞等の畜糞又は尿素、硫安等をチッ素源として
添加し、好気的な条件下で堆積、発酵腐熟させる。
この発酵腐熟させた基材に前述のマイカ滓を容積比で０
．１〜１０％加えて均一に混合する。
．１〜１０％加えて均一に混合する。
この場合、必要に応じてこうした有機質培土の緩衝態向
上等理化学性充実のために、パーライト、ベントナイト
、バーミキュライト、山土等の一種又は二種以上をたと
えば容積比で５〜２０％混合しても良い。
上等理化学性充実のために、パーライト、ベントナイト
、バーミキュライト、山土等の一種又は二種以上をたと
えば容積比で５〜２０％混合しても良い。
酸性度の調整は栽培品種により、水素イオン濃度をｐＨ
４． ０〜６．５程度に硫酸或は硫黄華によって調整
するが、硫酸処理後の浮遊選鉱によって抽出されたマイ
カ滓を使用した場合は、このマイカ滓のみで、ｐＨの調
整が可能である。
４． ０〜６．５程度に硫酸或は硫黄華によって調整
するが、硫酸処理後の浮遊選鉱によって抽出されたマイ
カ滓を使用した場合は、このマイカ滓のみで、ｐＨの調
整が可能である。
次にこの培土に界面活性剤を重量比で０．０５〜３．０
％添加して均一に混合する。
％添加して均一に混合する。
必要に応じて、農薬や肥料を混合して、乾燥し、含水率
を５〜２０％にし、育苗用培土としての使用に供する。
を５〜２０％にし、育苗用培土としての使用に供する。
このように構成された本発明の育苗用培土は次のような
効果を有し、一般の山土を主体にした培土よりもはるか
に優れた育苗用培土となる。
効果を有し、一般の山土を主体にした培土よりもはるか
に優れた育苗用培土となる。
（１） 籾殻、大鋸屑、藁等の植物性廃棄物を発酵腐
熟させて乾燥してあるため、経時的変化がなく、分散性
の良い、機械適用性も良好な培地となる。
熟させて乾燥してあるため、経時的変化がなく、分散性
の良い、機械適用性も良好な培地となる。
（２）マイカ滓を適量混入することにより、マイカ滓に
含有される可溶性アルミニウムや可溶性鉄がチッ素源と
して混合した例えば畜糞等の添加材に含有されている燐
酸と結合して不溶性の燐酸塩となるため、燐酸の過剰吸
収に起因する栽培物の褐変を防止することができる。
含有される可溶性アルミニウムや可溶性鉄がチッ素源と
して混合した例えば畜糞等の添加材に含有されている燐
酸と結合して不溶性の燐酸塩となるため、燐酸の過剰吸
収に起因する栽培物の褐変を防止することができる。
（３）マイカ滓には可溶性鉄が多量に含有されているた
め、栽培物の鉄欠症状を防止でき、葉色を濃くする。
め、栽培物の鉄欠症状を防止でき、葉色を濃くする。
（４）マイカ滓はそれ自体電気伝導度が低い為、徒長や
発芽遅れ等の塩類濃度障害を改善し、葉張り、根張りを
良好にする。
発芽遅れ等の塩類濃度障害を改善し、葉張り、根張りを
良好にする。
（５）又、中和処理前のマイカ滓を使用した場合は、そ
れ自体でｐＨ調整が可能となるため硫酸や硫黄華の多投
によるｐＨ調整の手間を省力化できる。
れ自体でｐＨ調整が可能となるため硫酸や硫黄華の多投
によるｐＨ調整の手間を省力化できる。
（６）少量の界面活性剤を添加してあるので乾燥後の潅
水による初期の透水性、吸水性の低下もなく良好な培土
となる。
水による初期の透水性、吸水性の低下もなく良好な培土
となる。
（７）培土は全体として比重が小さく軽量であるため、
従来の育苗箱１箱当り６〜８ｋｇのものと比べて、３〜
４ｋｇとなり軽量で取り扱いが容易であり、大量に集団
育苗する場合には作業性が良い。
従来の育苗箱１箱当り６〜８ｋｇのものと比べて、３〜
４ｋｇとなり軽量で取り扱いが容易であり、大量に集団
育苗する場合には作業性が良い。
（８）産業廃棄物の有効利用と同時に、これを主原料と
するため多年に亘って均一な品質の培土を大量に供給で
きる。
するため多年に亘って均一な品質の培土を大量に供給で
きる。
次に、この発明に係る培土について従来の培土との稲の
育苗比較試験を行ったが、その結果は下記第２表に示す
ように苗の生育、作業性ともに好成績をあげた。
育苗比較試験を行ったが、その結果は下記第２表に示す
ように苗の生育、作業性ともに好成績をあげた。
培土（Ａ）本発明の培土
発酵腐熟した籾殼培土８２％に対し７、マイカ滓１．６
％Ｖｏ１、山土１６．４％及び０，０５％の界面活性剤
を混合し、均一に攪拌して、乾燥させ試験に供した。
％Ｖｏ１、山土１６．４％及び０，０５％の界面活性剤
を混合し、均一に攪拌して、乾燥させ試験に供した。
この場合、ｐＨは４．９であった。
培土（Ｂ）
発酵腐熟乾燥させた籾殻に山土を同容積
量加えて試験に供した。
培土（Ｃ）
山土をそのまゝ使用
Claims (1)
- １ 発酵腐熟させた籾殻、大鋸屑或は藁等の植物性廃棄
物を基材にして、これに所定量のマイカ滓を混入し、さ
らに界面活性剤を添加して、乾燥させたことを特徴とす
る育苗用培土。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51141513A JPS589648B2 (ja) | 1976-11-25 | 1976-11-25 | 育苗用培土 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51141513A JPS589648B2 (ja) | 1976-11-25 | 1976-11-25 | 育苗用培土 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5369133A JPS5369133A (en) | 1978-06-20 |
| JPS589648B2 true JPS589648B2 (ja) | 1983-02-22 |
Family
ID=15293701
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51141513A Expired JPS589648B2 (ja) | 1976-11-25 | 1976-11-25 | 育苗用培土 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS589648B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107500901A (zh) * | 2017-09-22 | 2017-12-22 | 芜湖新达园林绿化集团有限公司 | 一种营养均衡玫瑰专用肥料的制备方法 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5568218A (en) * | 1978-11-14 | 1980-05-22 | Koran Sangyo | Culture soil for unhulled rice |
| JP4971081B2 (ja) * | 2007-09-03 | 2012-07-11 | 住化農業資材株式会社 | 人工培土 |
| CN102942419B (zh) * | 2012-11-28 | 2014-03-26 | 山东金正大生态工程股份有限公司 | 生物防病防虫、养分控释型花卉定植肥及其制备方法与应用 |
| CN103420735B (zh) * | 2013-09-03 | 2014-12-10 | 安徽省合肥市福照园艺有限公司 | 一种复合营养土 |
-
1976
- 1976-11-25 JP JP51141513A patent/JPS589648B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107500901A (zh) * | 2017-09-22 | 2017-12-22 | 芜湖新达园林绿化集团有限公司 | 一种营养均衡玫瑰专用肥料的制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5369133A (en) | 1978-06-20 |
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