JPS62177534A - カメラのミラ−駆動機構 - Google Patents

カメラのミラ−駆動機構

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JPS62177534A
JPS62177534A JP1858486A JP1858486A JPS62177534A JP S62177534 A JPS62177534 A JP S62177534A JP 1858486 A JP1858486 A JP 1858486A JP 1858486 A JP1858486 A JP 1858486A JP S62177534 A JPS62177534 A JP S62177534A
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JP
Japan
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mirror
lever
motor
plate
drive
Prior art date
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Pending
Application number
JP1858486A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Yamamoto
勝彦 山本
Takeshi Yoshino
吉野 武志
Masayoshi Hirai
正義 平井
Shiro Hashimoto
史朗 橋本
Michihiro Shiina
椎名 道弘
Shigenori Gotou
後藤 繁謙
Hisashi Hamada
浜田 寿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP1858486A priority Critical patent/JPS62177534A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、−眼レフカメラのレフレックスミラーの駆動
機構に関するものである。
〔従来の技術〕
周知のように、−眼レフカメラにはファインダ観察時に
は撮影光束を焦点板に向けて反射させるレフレックスミ
ラー(、以下、単にミラーという)が用いられている。
そして、シャツタレリーズが行われると、前記ミラーは
撮影光路内に位置していたファインダ観察位置から、撮
影光路内から退避した撮影位置へと移動され、さらにシ
ャッタが閉じた後には再びファインダ観察位置に復帰さ
れるようになっている。
このようにミラーを作動させるために、従来ののように
ばねの付勢力を利用する代わりに、モータの駆動力を利
用することが提案されている。モ−タの駆動力によって
ミラーを作動させると、従来のように、ミラーを駆動さ
せるためのばねが不要になるとともに、このばねをチャ
ージするための機構が省略できるようになり、ミラー駆
動機構の構造が簡略化されるという利点がある。
ところで、モータによってミラーを駆動するようにした
場合、特にファインダ観察位置でミラーを位置決めする
際には、単にモータの停止位置を電気的に制御するだけ
では精度の維持が困難である。このため、ファインダ観
察位置においては、モータからミラーに至る連動機構と
は別に、ミラーを機械的なストッパに当接させることに
よってその位置決めを行う必要がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、ファインダ観察位置におけるミラーの位
置決めを、モータに連なる連動機構とは別経路に設けた
機械的なストッパで行う場合には、ミラーを前記ストッ
パで位置決めしてからモータの駆動を停止させなくては
ならない。このため、モータからミラーに至るミラー駆
動機構の中で、前記ストッパによって位置規制されるミ
ラー作動系と、ギヤやカムを介してモータに連動する連
動系との連結部分には、互いの停止位置のずれによって
間隙が生じることになる。ところが、こうして形成され
た間隙は、次回にミラーを作動させるためにモータを駆
動したときには、モータに加わる負荷を断続的に変動さ
せる原因となる。
すなわち、モータが起動された瞬間には、前記間隙によ
ってモータはほとんど負荷のない状態で駆動を開始し、
前記連動系だけが駆動される。そして、前記間隙を消化
、する分だけ連動系が変位した後には、連動系とミラー
作動系とが急に連結されるようになり、それ以降はモー
タの駆動により連動系およびミラー作動系の両者が駆動
されるようになる。したがって、連動系とミラー作動系
とが連結される時点の前後では、モータに対する負荷が
断続的に変化することになる。このように、モータに加
わる負荷が断続的に変動すると、ミラーを作動させる際
に振動がでやすくなり、撮影時にカメラぶれを招くこと
にもなりかねない。
本発明は、このようなミラー駆動機構のもつ欠点を解決
するためになされたもので、ミラーの作動時に振動が生
じないようにしたカメラのミラー駆動機構を提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、ミラーをファイン
ダ観察位置に位置決めするために機械的なストッパによ
って位置決めされるとともに、ミラーを移動させるため
に揺動されるミラー作動部材と、モータに連動して前記
ミラー作動部材を揺動させるための連動部材とのいずれ
かに、この両者間に形成される間隙を解消し、モータに
連動して前記連動部材が揺動したときに、これに追随し
てミラー作動部材が即座に揺動するように、固定位置を
自在に変更できる調節部材を設けたものである。
本発明の望ましい実施例によれば、前記ミラー作動部材
は、前記連動部材の揺動軸と同軸に軸着され、連動部材
とミラー作動部材の両者は、連動部材に位置調節自在に
取り付けられた調節部材を挟んでばねによって圧着され
ている。そして、モータの停止によって連動部材が停止
し、また、ミラー作動部材が機械的なストッパによって
位置決め、停止されたときに、これらの部材間に形成さ
れる間隙を、前記調節部材の固定位置を適宜変更するこ
とによって解消できるようにしている。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。
〔実施例〕
本発明を用いたカメラの原理構造を示す第7図において
、カメラボディ1にはレンズユニット2とフィルムバッ
ク3とがそれぞれ光密状態を維持するように、着脱自在
に取り付けられている。レンズユニット2には焦点調節
自在の撮影レンズ4の他、シャッタ駆動回路5を介して
開閉作動されルシャソタ6が内蔵されている。レンズユ
ニ・2ト2をカメラボディlに装着するときには、図示
せぬ電気接点も接続されるようになり、シャッタ駆動回
路5の作動はカメラボディ1側からの信号によって制御
されるようになる。また、前記フィルムバソク3にはフ
ィルム7が収納されている。このフィルムバック3をカ
メラボディ1に装着するときにもカメラボディ1との間
で電気的な接続がなされ、フィルムバック3に内蔵され
ているフィルム巻上げ用のモータ8は、カメラボディ1
側からの出力される電気信号によってモータ駆動回路を
介して駆動され、フィルム7を1コマずつ巻き上げる。
カメラボディ1の内部にはミラーボックス10が固定さ
れている。このミラーボックス10にはミラー11およ
び遮光板12が回動自在に取り付けられており、ファイ
ンダ観察時においては、前記ミラー11は図示のように
撮影光路14内に位置して撮影光路14を焦点板15へ
と向け、被写画面は焦点板15に結像されるようになる
。一方、ファインダ観察時には遮光板12も図示の位置
にあって、ミラーボックス10の背面に形成されたアパ
ーチュア16を閉鎖している。したがってファインダ観
察時においては、ミラー11を回り込んだ撮影光束の一
部によって、フィルム7が露光されるようなことがない
焦点板15に結像された被写画面を観察して焦点調節、
フレーミングを行った後シャッタボタン18を操作する
と、シャッタ駆動回路5が作動してまずシャッタ6が閉
鎖される。その後ミラー11および遮光板12のそれぞ
れが、二点鎖線で示したように撮影光路14から退避し
た撮影位置に移動される。そして、しかる後にシャッタ
駆動回路5によりシャッタ5が所定秒時開閉し、破線で
示した撮影光路19が形成されてフィルム7に露光が行
われる。露光終了後にはモータ8の駆動によりフィルム
7が1コマ分送られ、遮光板12゜ミラー11が実線で
示した観察位置に復帰してからシャッタ5が開放してフ
ァインダ観察状態に復元する。
前記ミラー11および遮光板12の駆動機構部を示す第
1図において、ミラー11が固着されたフレーム20お
よび遮光板12のそれぞれは、ミラーボックス10に設
けられた軸21に回動自在に軸着されている。ミラーボ
ックス10の一方の側面には、駆動板24が回動軸23
を中心に回動自在に取り付けられており、この駆動板2
4はミラーボックス10の内部に回動自在に取り付けら
れているギヤ25,26.27を介しモータ28によっ
て駆動される。駆動板24には、これと一体にアーム3
0.31が固着されており、その一方には外側に向かっ
て突出するようにミラー駆動ピン32が、他方には内側
に向かって突出するように遮光板駆動ピン33が突設さ
れている。さらに駆動板24には、反射率の高い例えば
金属板からなる扇形の信号機35が固着されている。
ミラーボックス10の前記側面には軸36.37が植設
され、その一方の軸36にはミラーアップレバー40お
よびカムレバー41とが揺動自在に軸着されている。こ
れらの各レバー40.41は、第4図にも示したように
、ミラーアップレバー40に形成された立ち上がり40
a、調節板42を介し、ばね43による挟圧力によって
結合されており、カムレバー41が反時計方向に揺動す
るときには、ミラーアップレバー40も一体的に揺動さ
れるようになっている。また、調節板42は軸44によ
ってカムレバー41に軸着されており、長孔45を通し
てビス46を締めっけることによって、任意の調節位置
で固定される。そして詳しくは後述するように、この調
節板42を固定する位置を調節することによって、ミラ
ーアップレバー40とカムレバー41との間の取り付は
角度を精密に調節することができるようになる。
前記カムレバー41には、駆動板24の回動軸23を中
心とした円弧部分48aと、これに漸近しながら連続さ
れた曲線部分48bとからなるカム溝48が形成されて
いる。このカム溝48には、アーム30に植設されたミ
ラー駆動ピン32が係合している。また、ミラーアップ
レバー40の先端に形成された長孔49には、前記フレ
ーム2゜に植設されたピン50が係合している。
ミラーボックス10に植設された他方の軸37には、ば
ね51によって反時計方向に付勢された連動レバー52
が回動自在に軸着されている。この連動レバー52には
一端側が開放されたスロット53が形成されているとと
もに、ピン54が植設されたアーム55が一体化されて
いる。このピン54は、遮光板アソプレハ−57の一端
に形成された長孔58に係合している。この遮光板アソ
プレハ−57は軸59に軸着され、その他端側には遮光
板12に突設されたピン60が当接するエツジ61が形
成されているとともにピン62が植設されている。そし
て、このピン62を回り込むように、ばね63がピン6
0と遮光板アンプレバー57との間に掛けられている。
カメラボディ1に突設された軸65にはロックレバ−6
6が軸着され、ばね67によって反時計方向に付勢され
ている。ロックレバ−66の一端66aは、フレーム2
0に植設されたピン50の回動軌跡内に臨んでおり、そ
の他端66bは図示の状態においてはピン60を係止し
て、遮光板12が時計方向に回動することを禁止してい
る。そして、ミラー11が第7図の二点鎖線位置に回動
したときには、前記ピン50によってロックレバ−66
が時計方向に回動し、これにより、ロックレバ−66の
他端66bがピン6oの係止を解除するようになる。
ミラーボックス10の側面には、回動軸23を中心とし
た同一円弧上に、2個の反射型のホトセンサ70.71
が設けられている。これらのホトセンサ70.71は、
駆動板24と一体となって回動する信号板35のエツジ
35aあるいはエツジ35bの通過を光電検出し、駆動
板24の回動位置を識別するのに用いられる。
さらに、ミラーボックス1oの側面に突設された軸73
には、■形に形成されたストップレバー74が軸着され
ている。このストップレバー74は、ばね75によって
ストッパ76に圧着するように付勢されている。このス
トップレバー74の両端には、第6図にも示したように
、遮光板駆動ビン33を受は入れるための凹部74a、
74bが形成され、これらの凹部の前縁にはエツジ77
a、77bからなる案内面77、およびエツジ78a、
78bからなる案内面78が設けられている。そして、
駆動板24が初期位置にあるときには、凹部74aに遮
光板駆動ピン33が嵌入して位置決めされ、駆動板24
の回動終端においては、遮光板駆動ピン33が凹部74
bに嵌入して機械的に駆動板24の移動が停止される。
前述した駆動板24の停止位置規制とは別に、ミラー1
1はフレーム20に当接されるストッパピン80によっ
てファインダ観察位置に位置決めされる。ストッパビン
80は、ばね81によって反時計方向に付勢されたV形
のレバー82の一端に植設されている。レバー82の他
端は、ミラーボックス10に螺合された調節ねじ83の
先端に当接している。そして、この調節ねじ83の出入
りを調節すれば、ストッパビン80の位置を変えること
ができるから、ファインダ観察状態でのミラー11の角
度調節ができるようになる。すなわち、ファインダ観察
位置におけるミラー11の角度調節は、モータ28から
カムレバー41に至る連動系とは別に、組み立て時に調
節ねじ83によって精密に調節され、被写画面が焦点板
15に正しく導かれるように設定されることになる。
第2図は上述の機構を含むカメラの作動を制御する回路
構成の一例を示したもので、以下、その作動について第
3図、第4図および第5図にしたがって説明する。
シャッタボタン18の押圧操作がレリーズ検出回路85
で検出されると、CPU86はROM87にメモリされ
ているシーケンスプログラムにしたがって処理を開始す
る。CPU86はまずレンズユニット2に内蔵されてい
るシャッタ駆動回路5に駆動信号を出力し、これにより
シャッタ6が閉鎖される。シャッタ6が完全に閉鎖され
たことがシャッタ位置検出回路88によって検出される
と、CPU86はモータ駆動回路9oに駆動信号を出力
し、これによりモータ25が正転する。
モータ25が正転することによって、ストップレバー7
4の凹部74aに嵌入して初期位置に位置決めされてい
た遮光板駆動ピン33は、スト・7ブレパー74をばね
75の付勢力に抗して反時計方向に揺動させながらエツ
ジ77bを乗り越えて脱出し、駆動板24は第1図の初
期位置から反時針方向へと正転してゆく。なお、信号機
35が第1図に示した初期位置にあるときには、ホトセ
ンサ70がOFF、ホトセンサ71がON状態にあるが
、上述のようにして駆動板24の正転が開始されると、
ホトセンサ71もOFF状態となる。
さらに駆動板24が正転し、これと一体となってミラー
駆動ピン32が回動してゆくと、ミラー駆動ピン32は
第4図に二点鎖線で示した初期位置、すなわちカム′a
48の円弧部分48aと曲線部分48bとの中間点から
、カム溝48内を右方向に移動しながらカムレバー41
を反時計方向に揺動させてゆく。
カムレバー41が揺動されることによって、ミラーアン
プレバー40は立ち上がり40aおよび調節板42を介
して押し上げられ、同様に反時計方向に揺動される。ま
た、ミラー11を保持したフレーム20は、ミラーアッ
プレバー40の長孔49およびピン50を介して上昇位
置に向かって回動してゆく。こうして駆動板24が正転
されてゆく過程では、ミラー駆動ピン32がカム溝48
の右端まで達した後、左側に向かって移動するようにな
る。そして、カム溝48の円弧部分48aの右端側まで
ミラー駆動ピン32が復動してきた時点で、カムレバー
41およびミラーアップレバー41のそれぞれは第4図
に示した位置に達し、ミラー11は撮影光路14から完
全に退避した撮影位置まで上昇される。
ところで、前記カム溝48の曲線部分48bの形状は、
その左側の部分、すなわちミラー駆動ピン32の移動の
初期にこれを案内する部分は、ミラー駆動ピン32が移
動する軌跡に漸近した形状になっており、ミラー駆動ピ
ン32の移動量に対してカムレバー41.ミラーアップ
レバー40の揺動量が小さくなるように決められている
。したがって、モータ28の始動時にはカムレバー41
およびミラーアップレバー40は緩やかに揺動を始め、
モータ28に対しては低トルクの負荷となり、その立ち
上がり特性が円滑化されるようになる。
前記曲線部分48bの右側の部分は、ミラー駆動ピン3
2の回動に対しカムレバー41の揺動量が大きくなるよ
うな形状になっている。したがって、この部分に沿って
ミラー駆動ピン32が移動するときには、カムレバー4
1.ミラーアップレバー40は高速で揺動し、モータ2
8には高トルクの負荷が加わるが、すてにモータ28は
定常状態になっているので、駆動板24はモータ28に
よって正常に駆動されるようになる。さらに駆動板24
が回動すると、ミラー駆動ピン32は、曲線部分48b
の右端に達した後、左側に移動してくる。曲線部分48
bの左側は、円弧部分48aの曲率に漸近しながらこれ
に連続されている。したがって、再びミラー駆動ピン3
2の回動に対してカムレバー41の揺動が減速されるよ
うになり、ミラーアップレバ−40は穏やかに上昇位置
に移動される。
ミラー11が第4図に示した位置に達すると、ピン50
はロックレバ−66をばね67に抗して右旋させるから
、ロックレバ−66の他端66bがピン60の係止を解
除する。この状態まで駆動板24が回動されると、信号
機35のエツジ35aがホトセンサ70に対面する位置
にきているから、ホトセンサ70がONしてCPU86
にはミラーアップの確認信号が供給される。また、アー
ム31に突設された遮光板駆動ビン33は、第4図に示
したように、連動レバー52に形成されたスロット53
の入口に達している。なお、ホトセンサ70から得られ
るミラーアンプ確認信号を利用するにあたっては、モー
タ28が起動されてがら一定時間内に前記ミラーアップ
確認信号が得られた場合に、以降の処理を続行させるよ
うにすればよい。
さらに駆動板24が回動してゆくと、ミラー駆動ピン3
2はカム溝48の屈曲部分48bがら脱し、円弧部分4
8 aに沿って移動されるため、カムレバー41とミラ
ーアンプレバー40のそれぞれはその位置に留まったま
まとなり、ミラー11はアップ位置で保持されるように
なる。一方、遮光板駆動ピン33は、連動レバー52の
スロット53に進入しながら、これをばね51に抗して
時針方向へと回動させる。したがって、ビン54および
長孔58を介し、遮光板アップレバー57は軸59を中
心に反時計方向に回動してゆく。こうして遮光板アップ
レバー57が反時計方向に回動してゆくと、ビン60が
遮光板アップレバー57のエツジ61によって押動され
て、遮光板12が回動軸21の回りに回動するから、ミ
ラーボックス10に開成されたアパーチュア16が開放
されてゆく。
駆動板24の回動が継続されてゆくと、第5図に示した
ように、信号板35のエツジ35aがホトセンサ71を
通過する結果、ホトセンサ71がONする。この時点で
は、遮光板12も第7図にも二点鎖線で示したように撮
影光路14から完全に退避した撮影位置に移動され、ア
パーチュア16は開放された状態になる。そして、前記
ホトセンサ71から得られるON信号は、遮光板12の
移動完了信号としてCPU86に入力され、これにより
モータ駆動回路90を介してモータ28の駆動が停止さ
れる。
このようにして駆動板24の回動が停止されるが、モー
タ28の惰性等によって駆動板24が余分に回動される
ことがないように、駆動板24はその回動の終端位置に
おいてストップレバー74によって位置規制される。す
なわち、第6図に示したように、駆動板24と一体とな
って回動する遮光板駆動ピン33がその終端位置に向が
って回動してくるときに、遮光板駆動ピン33は、一点
鎖線で示した回動の軌跡に対して傾斜したエツジ78a
に当接し、このエツジ78aに摺接しつつストップレバ
ー74を反時計方向に押し退けてがら凹部74bに嵌入
する。この結果、遮光板駆動ピン33にはブレーキがか
かるようになり、遮光板駆動ピン33が凹部74bで停
止されるときの衝撃を緩和することができる。エツジ7
8aの後半部分に連なるエツジ78bは、図示したよう
に前半部分とは逆方向に傾斜しているから、遮光板駆動
ピン33は確実に凹部74b内に落ち込み、その戻り方
向への回動が阻止され位置規制されるようになる。そし
て、ホトセンサ71からのON信号を受けて、CPU8
6はシャッタ駆動回路5を作動させ、シャッタ6は所定
のシャツタ秒時で開閉されフィルム7が露光される。
こうしてシャッタ6が作動したことがシャッタ位置検出
回路88によって確認されると、cpu86からの指令
によってモータ駆動回路90が作動され、モータ28は
逆転駆動される。モータ28が逆転されることによって
、駆動板24は時計方向への回動を開始する。駆動板2
4が時計方向に回動してゆくと、遮光板駆動ピン33お
よびスコツト53を介し、連動レバー52を軸37の回
りに反時計方向に回動させる。これによって遮光板アッ
プレバー57も軸59を中心として反時計方向に回動す
るから、遮光板12は第5図に示した位置から第4図に
示した位置へと下降してゆき、アパーチュア16を閉鎖
する。遮光′41i12がアパーチュア16を閉鎖する
ときには、第4図に示したように、遮光板アップレバー
57に植設されたビン62が、ばね63の中間部分を屈
曲させるように押圧する。この結果、遮光板12はばね
63の付勢力によって、弾性的にアパーチュアエ6を閉
鎖するようになる。
なお、こうして遮光板12が完全に下降するまでの間は
、ミラー駆動ピン32はカム′a48の左側の領域、す
なわち円弧部分48a内を移動してゆくから、カムレバ
ー41およびミラーアップレバー40は第4図の位置に
保持されたままとなっている。そして、遮光板12が完
全にアパーチュア16を閉鎖させる位置まで駆動板24
が逆転されると、信号板35のエツジ35aがホトセン
サ70を通過するから、ホトセンサ7oがOFF信号を
出力する。このホトセンサ70からのOFF信号は、前
述したミラーアップ確認信号と同様に、遮光板12が完
全に下降したことを確認するための信号として利用する
ことができる。
引き続き駆動板24が逆転されてゆくことによって、ミ
ラー駆動ピン32がカム?JI%48の円弧部分48a
から脱し、カム溝48内を右方向に移動するようになる
から、カムレバー41とミラーアップレバー40とが軸
36の回りに時計方向に回動される。そして、長孔49
とピン50とを介してフレーム20が反時計方向に回動
し、フレーム20はストッパピン80に当接して停止さ
れる。
この結果、ミラー11は第7図に実線で示した初期位置
、すなわちファインダ観察位置に戻される。
こうしてミラー11がファインダ観察位置まで戻される
時点で、信号機35のエツジ35bがホトセンサ71に
よって検出され、ホトセンサ71からCPU86にON
信号が出力される。
ホトセンサ71からのON信号を受けることによって、
CPU86はモータ駆動回路90に停止信号を出力して
モータ28を停止させるとともにシャッタ駆動回路5を
作動させる。これにより、露光のために開閉動作して閉
鎖状態となっているシャッタ6が再び開放状態にもたら
される。このとき、すでに遮光板12はアパーチュア1
6を閉鎖しているから、シャッタ6が開放されてもフィ
ルムバンク3側は光密状態となっている。さらに、ミラ
ーアップレバー40が時計方向に回動することに従動し
てロックレバ−66が反時計方向に回動し、その一端6
6bがピン60を介して遮光板12を閉鎖位置に係止す
るようになる。
このように、駆動板24はモータ28の停止によってそ
の回動を停止するが、この′際にもストップレバー74
が作用して、駆動板24の停止位置を位置決めする。す
なわち、第6図に破線で示した初期位置に遮光板駆動ピ
ン33が移動してくるときには、遮光板駆動ピン33は
、その軌跡に対して傾斜されているエツジ77aに当接
し、ストップレバー74をばね75に抗して反時計方向
に揺動させながらこれを乗り越えて凹部74aに嵌入し
て位置規制される。この際、前記エツジ77aは遮光板
駆動ピン33に対する緩衝面として作用し衝撃を吸収す
るから、駆動板24を停止させるときに生じがちな振動
を抑制することになる。
また、他方の案内面78と同様に、エツジ77bは遮光
板駆動ピン33を凹部74a内に落ち着かせると同時に
、遮光板駆動ピン33が反時計方向に移動することを防
止している。
ところで、ストッパピン80によってフレーム20の位
置決めが行われる一方、駆動板24はストップレバー7
4によって別に位置決めされることになるが、駆動板2
4の停止のタイミングの方が早い場合には、ミラー11
がファインダ観察位置に正しく復帰できないことになる
。したがって、製造時にはフレーム20の停止のタイミ
ングが若干先行するように仮設定される。この仮設定の
状。
態では、ミラーアップレバー40は、ストッパピン80
.フレーム20.ピン50を介してその停止位置が位置
決めされるのに対して、カムレバー41は駆動板24の
停止によって位置決めされることになるため、ミラーア
ップレバー40とカムレバー41とがそれぞれ停止した
ときに、この両者間には間隙が形成されることになる。
こうしてカムレバー41とミラーアップレバー40との
間に間隙が形成されたままであると、次回の1最影を行
ってモータ28により駆動板24が回動されたとき、カ
ムレバー41が前記間隙分を移動する間はモータ28に
対してほとんど負荷が加わらない状態となる。そして、
カムレバー41が前記間隙の分だけ回動した後、カムレ
バー41がミラーアップレバー40に当接するようにな
るため、この時点からモータ28には急激に負荷が加わ
ることになる。このような断続的な負荷変動は、モータ
28の駆動を円滑化する際の大きな妨げとなり、ミラー
11を作動させるときに振動を発生させる原因となる。
このような不都合は、調節板42の固定位置を調節する
ことによって回避される。すなわち、ファインダ観察位
置におけるミラー11の位置決めを、調節ねじ83によ
って予め正確に決めておいた後、前述の仮設定状態で駆
動板24を停止させる。こうしてミラーアップレバー4
0とカムレバー41とをそれぞれ停止させたときの両レ
バーの位置が最適の停止位置となるが、このときにミラ
ーア・7プレパー40とカムレバー40との間に形成さ
れる間隙を、カムレバー41に設けられた調節板42に
よって埋めるようにする。このためには、ビス46を緩
めて調節板42を軸44を中心にずらし、調節板42の
外側エツジをミラーアップレバー40の立ち上がり40
aに密着させた位置でビス46を緊締する。
調節板42をカムレバー41に一体化すると、調節板4
2はカムレバー41の一部として作用し、ミラーアップ
レバー40とカムレバー41の最適停止位置において、
この両部材間には間隙が生じなくなる。したがって、モ
ータ28の起動によってカムレバー41が揺動するとき
には、これに追随してミラーアップレバー40も即座に
揺動するようになるから、モータ28に対する負荷が断
続的に変化するようなことがなくなる。そして、以上の
ようにして調節板42の位置を決定して固定した後は、
フレーム20がストッパピン80で停止されるタイミン
グと、遮光板駆動ピン33がストップレバー74で停止
されるタイミングとが一致するようになる。
以上のようにしてミラー11および遮光板12が初期位
置に復元すると、CPU86はフィルムパック3に内蔵
されたモータ駆動回路91に作動信号を出力する。これ
により、フィルム送り用のモータ8が駆動され、周知の
フィルム巻上げ機構92を介して露光済みのフィルム7
が移送される。
そして、その移送量が丁度1コマに達したことが巻上げ
検出回路93によって識別されるとモータ8が停止し、
−回の撮影シーケンスが終了するものである。
なお、ミラー11が上昇位置から下降位置に向かって移
動される際にも、カム?R48の形状、特に曲線部分4
8bの形状から、その始動時にはミラー駆動ピン32を
介してモータ28に加わる負荷が低減されるようになる
から、モータ起動時の振動やショックがなくなる。さら
に、モータ28の停止時にもミラー11の移動が緩やか
になるから、慣性の影響によるミラー11の振動をなく
すとともに、フレーム2oがストッパピン8oに衝突し
てバウンドするようなこともなく、ミラー11を下降位
置で正確に位置決めする上でも効果的である。
〔発明の効果〕
上述のように、本発明のミラー駆動機構にょれば、モー
タに連動して揺動される連動部材と、ミラーをファイン
ダ観察位置に位置決めするために機械的なストッパによ
って位置決めされるとともに、ミラーを撮影位置に移動
させるために前記連動部材に追随して揺動するミラーア
ップ部材との間に形成される間隙を調節部材の固定位置
を変更して予め解消することができるようにしである。
したがって、ミラーを作動させるためにモータを起動し
たときに、連動部材の揺動に追随してミラーアップ部材
が即座に揺動するようになる。この結果、モータの起動
時に起こりがちな断続的な負荷変動がなくなり、振動を
伴うことのない安定したミラーの作動を得る上で非常に
有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す分解斜視図である。 第2図は本発明を用いたカメラの制御回路を示すブロッ
ク図である。 第3図は本発明を用いたカメラの撮影シーケンスを示す
タイムチャートである。 第4図および第5図は、本発明の一実施例における作動
説明図である。 第6図は本発明の一実施例に用いられているストップレ
バーの作用説明図である。 第7図は本発明を用いたカメラの構造を示す概略図であ
る。 ■・・・カメラボディ 2・・・レンズユニット 3・・・フィルムバック 10・・ミラーボックス 11・・ミラー 12・・遮光板 14・・撮影光路 15・・焦点板 16・・アパーチェア 24・・駆動板 28・・モータ 32・・ミラー駆動ピン 33・・遮光板駆動ピン 40・・ミラーアップレバー 41・・カムレバー 42・・調節板 48・・カム溝 52・・連動レバー 57・・遮光板アップレバー 66・・ロックレバ− 74・・ストップレバー 80・・ストッパピン 82・・レバー 83・・調節ねし。 区 6コ 派

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ファインダ観察位置と撮影位置との間で移動され
    る可動のミラーを備えたカメラにおいて、シャッタレリ
    ーズ後に起動されるモータに連動して揺動する連動部材
    と、前記ミラーがファインダ観察位置にあるときには機
    械的に位置決めされ、ミラーをファインダ観察位置から
    撮影位置へと移動させるときには前記連動部材に追随し
    て揺動されるミラー作動部材と、前記連動部材もしくは
    ミラー作動部材のいずれかに調節自在に設けられ、前記
    連動部材とミラー作動部材との間に形成される間隙を解
    消し、ミラーを撮影位置に向かって移動させるときの連
    動部材の揺動を、ミラー作動部材に即座に伝達させるた
    めの調節部材とを備えたことを特徴とするカメラのミラ
    ー駆動機構。
  2. (2)前記連動部材とミラー作動部材とは同軸で軸着さ
    れるとともに、連動部材に調節自在に取り付けられた前
    記調節部材を挟んで互いに圧着する方向に付勢されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカメラ
    のミラー駆動機構。
JP1858486A 1986-01-30 1986-01-30 カメラのミラ−駆動機構 Pending JPS62177534A (ja)

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JP (1) JPS62177534A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5537886A (en) * 1992-11-25 1996-07-23 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Engine stall prevention control method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5537886A (en) * 1992-11-25 1996-07-23 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Engine stall prevention control method

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