JPS62176947A - 石英系フアイバを窒化硼素によりオンラインコ−テイングする方法及び装置 - Google Patents

石英系フアイバを窒化硼素によりオンラインコ−テイングする方法及び装置

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    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 この発明は、石英系ファイバの物理的性質、特に高温に
おける使用応力のもとでの経時的腐食及び疲労に対する
抵抗力を改善するため、石英系ファイバを保護性無機物
質によりコーティングする方法及び装置に関する。
〔従来の技術〕
ガラスや石英のファイバ(以下単にファイバという)は
、実用に際して、すなわち、織物や光通信線の製造時に
、強度の機械的応力に対する抵抗を必要とする。さらに
、ファイバの初期特性は汚染空気、温度や腐食性雰囲気
のような外的作用によりしばしば影響を受けて劣化する
。このような欠点は、ファイバ線引きまたはその後の操
作中の機械的取扱いに基づくファイバ線引の微小な亀裂
やひびに主として起因する。これら表面欠陥は、終局的
には拡大して割れ目を形成し究極的な破断。
あるいは他の種類の破…をひき起こす。
それゆえ、外的作用物質を通さない保護性無機物質によ
りファイバをコーティングし、ファイバの機械的強化と
高温度に対する保護を賦与することにより、その事態を
改善することが長年研究されている0例えば、オキシ窒
化シリコン、窒化シリコン、炭素、更にはニッケル、ア
ルミニウムなどの金属、チタニア (酸化チタン)その
他のいろいろな金属酸化物(例えばkl 20s+Zr
O2,5no2等)など多種類のコーティングが試みら
れてきた。
最近、ファイバの保護被覆として窒化硼素(以下単にB
Nということもある)を使用することが米国特許第4.
118,211号に提案されている。またガラスファイ
バに窒化硼素をコーティングする方法がいろいろ提案さ
れている。
その内の若干を下記に挙げる。
Proc、Eur、Conf、Chem、Vrp、De
position+ 3 d 1980゜49−55 
(C,A、95.174092)には、「ヘキサクロロ
ボラジンの熱分解による石英上への窒化硼素のコーティ
ング」として、n、N、ct、から900℃でのvpc
により六方晶BNを堆積してSiO□に良好な密着性を
有する0、5〜1−の薄膜を形成することが開示されて
いる。
Th1n 5olid Films 1981.83(
2)、247−5HC,A。
95:213137)に「溶融石英及びサファイア上へ
の窒化硼素の7s膜の化学気相蒸着、1として、600
−1100℃で反応BC+++Nl11を用いて石英上
に約0.5u/hの速度でBN薄膜の成長が行われるこ
とを開示している。そのような速度はオンライン堆積法
による光ファイバの保護コーティングを得るには不充分
である。
Fiz、Khim、0hrad、Mater 198L
(2)、85  B 、に、[高周波プラズマ中におけ
るボラジンの分解により作製された窒化硼素薄膜の特性
」として、3〜4pm/hrの堆積速度をもつ、高周波
放電中におけるボラジンのBNへの転換を報告している
〔発明が解決しようとする問題点〕
これらの文献に開示された方法は、明らかに、10m/
lll1nまたはそれ以上の速度に容易に達するプリフ
ォームからの線引き中に石英ファイバのオンライン被覆
を行うには甚だ遅すぎる。実際、オンラインBNコーテ
ィング反応装置が長さ0.1−0.3mであるとすると
、10m/minにおける滞在時間は約0.6〜2 s
ecとなる。有効な保護性を有するBNコーティングの
厚さは少なくとも0.01 peaなければならないと
すれば、その堆積速度は0.2〜0.6μ/winの範
囲になければならない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、上述の問題点は、 (1]不活性ガスの雰囲気中で1900〜2200℃の
温度で石英プリフォームからファイバを線引きすること
(ii)高温の線引きされた該ファイバを、温度900
〜ttso℃に加熱する手段を備えた鉛直に保持した石
英管内をオンラインで通過させること。
(2)該石英管にボラジンと不活性ガスの気体混合物を
、該ボラジンの熱分解で生ずる窒化硼素コーティングを
移動するファイバ上にCVDにより施すのに充分な濃度
と速度で流し、該コーティングが少なくとも厚さQ、Q
l、nとなるようにすること。
+IVI Ri石英管からコーティングされたファイ/
<をオンラインで取出し、これをスプールに巻取るため
冷却させること。
よりなる工程により解決される。この方法は、(itガ
ラスプリフォームを不活性ガスの雰囲気中で溶融線引き
温度まで加熱する手段。
(ii)加熱した該プリフォームからファイバを線引き
する手段とそれを回転筒に巻取る手段。
[ii+窒化硼素の保W!薄膜をファイバにコーティン
グするため線引き手段と巻取り手段の間に挿入され、フ
ァイバが同軸的に通過する鉛直な石英管から成り、不活
性ガス中に稀釈されたボラジンの気流を吹きつける高周
波加熱されたグラファイトサセプタを内部に有するコー
ティング手段。
よりなる装置を用いることによって実際に実施できる。
〔実施例〕
ファイバプリフォーム線引き用の雰囲気ガスとして、ま
たボラジンに対する稀釈剤として用いる不活性ガスは、
ヘリウム、ネオン、クリプトンまたはキセノンのような
希ガスとすることができるが、入手しやすいという理由
でアルゴンが好ましい。
線引きのためのプリフォーム加熱温度は、約50〜20
0−の径のファイバを約2〜20m/minの速度で線
引きするに充分でありさえすれば、厳格でなくてよい、
好ましい腺引き温度は1900〜2200℃の範囲にあ
る。
石英コーティング筒内を流れる混合ガス中のボラジンの
比率と該混合ガスの流量は、希望するコーティング能力
によってきまる。すなわち、より高い堆積速度を求める
ほどガス中のボラジン濃度が高くなり、あるいは混合ガ
スの流れを速やかにする。しかし、ボラジン反応物の到
達速度をコーテイング槽内の動くファイバに接する該反
応物の熱分解の速度と整合させるよう注意せねばならな
い、適切な操作変数は、ファイバ線引速度が2〜201
/minの場合には、CVD温度が900〜1150℃
全混合ガス流量が0.5〜517w1n、アルゴンキ4
・リア中のボラジン濃度が0.1〜1.5%V/V、最
適ボラジン濃度が0.2〜0.6%である。この場合に
は、コーティングの厚さは数n−から数百1−の範囲を
とる。
第1図に示した装置は、図示していないエネルギ源に結
合された加熱要素3により加熱される光学用石英プリフ
ォーム2の溶融と線引きに用いる炉lから成る。炉1は
、1量計5を経由してアルゴン供給装置4に流入口1a
により結合されている。
炉1の流出口1bは、ブランケットアルゴンの過剰によ
り起こり得る過大圧を解放する。
炉lはその底部に石英製の導管6が取付けである。これ
は、プリフォーム2から引き出されたファイバ7を導管
6と同軸の別の管8に導くものである。導管6には、ま
たアルゴン供給源に流量計9を経由して接続するために
、ガス流入口6aとガス流出口6bとが設けである。
導管8は外筒lOに包まれており、高周波加熱コイル1
2を巻いたグラファイトサセプタ11に向がって開口し
ている。導管8と外筒lOの間隙は、空気による汚染の
防止のため、アルゴン (そこに図示されていない開口
を通して)を吹きつけるのが望ましい、サセプタのかな
り上流に位置して、導管8には流入口8aと8bが設け
てあり、その下流に流出口8cが設けである。流入口8
aは流量計14を経てアルゴンガス供給源13から純ア
ルゴンの供給を受ける。一方、流入口8bは、流量計1
6を経て流れるアルゴン流によって一定に制御された温
度に保持されたバブリングボトル15の中で生成される
ボラジン蒸気とアルゴンの混合ガスの供給を受ける。
そのボラジン/アルゴン混合ガスは、ファイバ7の移動
に関してサセプタ11の位置の充分前方で導管8に流入
する。それゆえ、その混合ガスはファイバの周囲で均一
化するのに充分な時間を与えられ、その結果ファイバ表
面全面に均一なりNコーティングを生ずる。 B、N、
H,の分解は、高周波コイル12からの誘導による加熱
のもとてグラファイトサセプタの内部で起こる。その後
座ガスは導管8をその流出口8cにより排出する。
上記装置の変形では、ガスの混合をさらに改善するため
に、流入口8bに流入する前にボラジン/アルゴン混合
ガスの通路に混合ボトルを挿入してもよい。
コーティングされたファイバ7aは、8M8からその底
端を通って引き出された後巻取り用回転筒17に巻取ら
れる。
本装置の操作は前述の記述から自明であるので、以下に
簡単に説明する。
炉1で加熱した後、ガラスプリフォームはファイバ7に
線引きされる。このファイバは導′4!6を出てから導
管8に入り、ボトル15から供給された混合ガスのボラ
ジン成分の熱分解を生ずるのに適切な温度に加熱された
サセプタ11を通る。かくして、ファイバ7は窒化硼素
薄膜でコーティングされ、冷却後最終的にスプール17
に集められたコーティング済みファイバとなる。
次の事例により本発明を説明する。
第1図に開示したような一つの装置を使用し、直径6〜
10mm、長さ約50(In テOH含有1100pp
b以下の石英系光学プリフォームを用いて一連の実験を
実施した。線引き後、得られたファイバの直径は約12
0〜170−であった。
事例1〜12を次の表Iに示す。
表I このようにして得られたコーティングの効果は事例6〜
12について、最小曲げ半径によって試験した。その結
果を下に示す。
上記データから、0.1〜0.6%BsNJiの場合最
適な結果が得られていることがわかる。
〔発明の効果〕
オンラインで線引きされるファイバが加熱手段を備えた
石英管を通過して、ボラジンが熱分解されてファイバ上
の保護的遮蔽膜として堆積する窒化硼素となるような速
度で不活性ガス中に稀釈されたボラジンにlinされる
。これによりコーティングされたファイバの高温におけ
る機械的性能は非常に強化される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による方法を実施するための装置の概略
図である。 1:炉、2ニブリフオーム、3:加熱装置、6:石英製
導管、7:ファイバ、8:石英管、11:サセプタ、1
2:高周波加熱装置、15:ボラジン吹きつけのための
バブリングボトル、17:フアイバ巻取り用スプール。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)次の工程よりなることを特徴とする石英系ファイバ
    を窒化硼素によりオンラインコーティングする方法。 (i)不活性ガスの雰囲気中で1900〜2200℃の
    温度で石英プリフォームからファイバを線引きすること
    。 (ii)高温の線引きされた該ファイバを、温度900
    〜1150℃に加熱する手段を備えた鉛直に保持した石
    英管内をオンラインで通過させること。 (iii)該石英管にボラジンと不活性ガスの気体混合
    物を、該ボラジンの熱分解で生ずる窒化硼素コーティン
    グを移動するファイバ上にCVDにより施すのに充分な
    濃度と速度で流し、該コーティングが少なくとも厚さ0
    .01μmとなるようにすること。 (iv)該石英管からコーティングされたファイバをオ
    ンラインで取出し、これをスプールに巻取るため冷却さ
    せること。 2)次の手段よりなることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項の方法を実施するための装置。 (i)ガラスプリフォームを不活性ガスの雰囲気中で溶
    融線引き温度まで加熱する手段。 (ii)加熱した該プリフォームからファイバを線引き
    する手段とそれを回転筒に巻取る手段。 (iii)窒化硼素の保護薄膜をファイバにコーティン
    グするため線引き手段と巻取り手段の間に挿入され、フ
    ァイバが同軸的に通過する鉛直な石英管から成り、不活
    性ガス中に稀釈されたボラジンの気流を吹きつける高周
    波加熱されたグラファイトサセプタを内部に有するコー
    ティング手段。 3)ファイバの線引き速度が2m/minから20m/
    minであって、その窒化硼素コーティングの厚さが1
    0nmから1μmまでであることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 4)900℃で100時間以上加熱した後でも強度の喪
    失に対する保護をファイバに与えるようにした特許請求
    の範囲第1項記載の方法。
JP61274601A 1985-11-18 1986-11-18 石英系フアイバを窒化硼素によりオンラインコ−テイングする方法及び装置 Expired - Lifetime JPH0653595B2 (ja)

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