JPS6217644A - グロ−放電発光分光分析方法及び装置 - Google Patents
グロ−放電発光分光分析方法及び装置Info
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- JPS6217644A JPS6217644A JP15763185A JP15763185A JPS6217644A JP S6217644 A JPS6217644 A JP S6217644A JP 15763185 A JP15763185 A JP 15763185A JP 15763185 A JP15763185 A JP 15763185A JP S6217644 A JPS6217644 A JP S6217644A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- analysis
- glow discharge
- gas
- vacuum
- discharge tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、低濃度のP、 Sを含有する金属材の各元
素を高精度で分析し得るグロー放電発光分光分析力法及
び装置に関する。
素を高精度で分析し得るグロー放電発光分光分析力法及
び装置に関する。
グロー放電発光分光分析力法は、異當グロー放電のスパ
ッタリング現象を利用して分析対象の金属材を原子化し
、その原子数を計数して分析する方法であり、そのグロ
ー放電の放電状態がスパーク放電のそれと比較して安定
しており、また分析元素の濃度が同じであってもそれが
含まれているマトリックス(母体)によって蛍光X線強
度が異なるという所謂マトリックス効果が少ないという
特徴を有している。
ッタリング現象を利用して分析対象の金属材を原子化し
、その原子数を計数して分析する方法であり、そのグロ
ー放電の放電状態がスパーク放電のそれと比較して安定
しており、また分析元素の濃度が同じであってもそれが
含まれているマトリックス(母体)によって蛍光X線強
度が異なるという所謂マトリックス効果が少ないという
特徴を有している。
この分析力法は、鋼の一般的な含有元素であるC、 S
t、 Mn、 P、 S、 Cr、 Ni、 No
等の分析に通用されている。
t、 Mn、 P、 S、 Cr、 Ni、 No
等の分析に通用されている。
しかしながらP、 Sの含有量が少ない鋼をグロー放
電発光分光分析力法にて分析した場合には、分析精度に
問題があった。これを詳述すると、前述のグロー放電を
起こさせるための放電ガスとしては、グロー放電に伴う
スパッタリング量の測定に一部使用されるネオンガス、
クリプトンガス。
電発光分光分析力法にて分析した場合には、分析精度に
問題があった。これを詳述すると、前述のグロー放電を
起こさせるための放電ガスとしては、グロー放電に伴う
スパッタリング量の測定に一部使用されるネオンガス、
クリプトンガス。
キセノンガスを除いてグロー放電発光分光分析を目的と
する場合にはアルゴンガスが用いられており、アルゴン
ガスを用いた分析ではPの分析線である波長1782.
9人付近及びSの分析線である波長1807.3人付近
にアルゴンガスにより生じるスペクトル線が現れる。こ
のため第6図(横軸に波長(人)をとり縦軸にPの光強
度をとる)にそのプロフィールを示す如く、1782.
9人のところで84度が440pp−と高い場合のPの
光強度(実線)とP濃度が2 ppmと低い場合のそれ
(破線)との差が小さく、また第7TI!Jにそのプロ
フィールを示す如< 、1807.3人のとごろで34
度カ35oppI11ト高イ場合のPの光強度(実線)
とS濃度が2 ppmと低い場合のそれ(破線)との差
が小さくなり、アルゴンガスによるバックグラウンドの
影響を強く受けてS/Nが悪くなるので、P、sが低濃
度の鋼のP。
する場合にはアルゴンガスが用いられており、アルゴン
ガスを用いた分析ではPの分析線である波長1782.
9人付近及びSの分析線である波長1807.3人付近
にアルゴンガスにより生じるスペクトル線が現れる。こ
のため第6図(横軸に波長(人)をとり縦軸にPの光強
度をとる)にそのプロフィールを示す如く、1782.
9人のところで84度が440pp−と高い場合のPの
光強度(実線)とP濃度が2 ppmと低い場合のそれ
(破線)との差が小さく、また第7TI!Jにそのプロ
フィールを示す如< 、1807.3人のとごろで34
度カ35oppI11ト高イ場合のPの光強度(実線)
とS濃度が2 ppmと低い場合のそれ(破線)との差
が小さくなり、アルゴンガスによるバックグラウンドの
影響を強く受けてS/Nが悪くなるので、P、sが低濃
度の鋼のP。
Sを分析した場合には分析精度が悪いという問題点があ
った。
った。
本発明は斯かる問題点を解決すべくなされたものであり
、アルゴンガスのスペクトル線のようにその波長がP、
Sの分析波長と車ならない他の分析用気体を用いるごと
により、例えば鋼中のP。
、アルゴンガスのスペクトル線のようにその波長がP、
Sの分析波長と車ならない他の分析用気体を用いるごと
により、例えば鋼中のP。
Sが低濃度であってもそれを精度よく分析できるグロー
放電発光分光分析力法及び装置を提供することを目的と
する。
放電発光分光分析力法及び装置を提供することを目的と
する。
本発明に係るグロー放電発光分光分析ツノ法は、グロー
放電管内に不活性ガスを供給してグロー放電発光分光分
析を行うh法において、 i;1記不活性ガスとしてク
リプI・ンガスを使用することを特徴とする。
放電管内に不活性ガスを供給してグロー放電発光分光分
析を行うh法において、 i;1記不活性ガスとしてク
リプI・ンガスを使用することを特徴とする。
(実hb例〕
以下本発明を図面に基づき具体的に説明する。
第1図は本発明の実施状態を示す模式図であり、図中1
は分析試料を示す0分析試料lは分析対象物たる鋼材か
ら切り出された例えばi径が所定の円盤状のものであり
、グロー放電管1oに備った円筒状の陰極11の一端に
分析試料Iが同心状に図示しない取付具にて取付けられ
るようになっている。
は分析試料を示す0分析試料lは分析対象物たる鋼材か
ら切り出された例えばi径が所定の円盤状のものであり
、グロー放電管1oに備った円筒状の陰極11の一端に
分析試料Iが同心状に図示しない取付具にて取付けられ
るようになっている。
陰極11の他端には、それよりも内径が小さい環状の絶
縁体12を介して段付円筒状の銅製の陽極13がその小
1■部を陰極11内へ遊挿して設けられており、陰極1
1と陽極13との間には図示しない直流電源回路により
1200 Vの電位差が与えられる。
縁体12を介して段付円筒状の銅製の陽極13がその小
1■部を陰極11内へ遊挿して設けられており、陰極1
1と陽極13との間には図示しない直流電源回路により
1200 Vの電位差が与えられる。
陽極13の小径部の長さは陰極11の長さよりも少し短
かく、陰極11及び絶縁体12の内面と陽極13の小径
部外面及び段部13d外面との間には隙間が形成されて
おり、陽極13の大径部にはその外面から隙間へ通じる
孔13cが開設されている。この孔13cには配管25
aが連結されており、その端末の真空ポンプ25にて排
出(真空引き)可能になっており、その配管25aの中
途には開閉バルブ27が介装されている。
かく、陰極11及び絶縁体12の内面と陽極13の小径
部外面及び段部13d外面との間には隙間が形成されて
おり、陽極13の大径部にはその外面から隙間へ通じる
孔13cが開設されている。この孔13cには配管25
aが連結されており、その端末の真空ポンプ25にて排
出(真空引き)可能になっており、その配管25aの中
途には開閉バルブ27が介装されている。
陽極13の大径部には2つの孔13a、 13bが開設
されてあり、一方の孔13aにはアルゴンガスボンベ2
1からのアルゴンガスが圧力調整器22.開閉バルブ2
3を介して、またクリプトンガスボンベ31がらのクリ
プトンガスが圧力調整器32.開閉バルブ33を介して
夫々供給可能になっている。また、他の孔13bからは
陽極13.陰極it内の気体を配管24cを介して真空
ポンプ24にて排出(真空引き)可能になっており、そ
の配管24cの中途には開閉バルブ2Gが取付けられて
いる。
されてあり、一方の孔13aにはアルゴンガスボンベ2
1からのアルゴンガスが圧力調整器22.開閉バルブ2
3を介して、またクリプトンガスボンベ31がらのクリ
プトンガスが圧力調整器32.開閉バルブ33を介して
夫々供給可能になっている。また、他の孔13bからは
陽極13.陰極it内の気体を配管24cを介して真空
ポンプ24にて排出(真空引き)可能になっており、そ
の配管24cの中途には開閉バルブ2Gが取付けられて
いる。
陽極13の大径部には真空計39がその先端を陽極13
内に入れて取付けられており、真空計39の出力信号は
計算器4へ与えられる。
内に入れて取付けられており、真空計39の出力信号は
計算器4へ与えられる。
計算器4は、真空ポンプ24.25の作動1停止用の制
御器40,41 、開閉バルブ23.33.2G、 2
7の開閉用の制御器24.34.28.29及び電源回
路(図示せず)へ制御指令信号を出力するものであり、
その制御指令信号の出力は後に説明するように操作磐5
による入力設定及び真空計39からの入力信号によりな
される。
御器40,41 、開閉バルブ23.33.2G、 2
7の開閉用の制御器24.34.28.29及び電源回
路(図示せず)へ制御指令信号を出力するものであり、
その制御指令信号の出力は後に説明するように操作磐5
による入力設定及び真空計39からの入力信号によりな
される。
陽極13の分析試料lと反対側の端面には縁部が厚肉の
円盤状の石英製の窓工4が取付けられており、分析試料
1.陰極ii、絶縁体12.陽極13.窓14により囲
まれた内部、即ぢグロー放電管lo内は開閉バルブ23
.33.26.27を閉とすることにより気密状態とな
る。従って計算rjI4の制御指令信号により開閉バル
ブ26.27を開にして真空ポンプ24.25を作動さ
せた場合は、グロー放電管IO内を真空にでき、また真
空状態で開閉ノ<ルブ23又は33を開にしアルゴンガ
ス又はクリプトンガスをグロー放電管10内へ導入して
電源回路(図示せず)をオンとした場合には陽極13の
陰極11側先端内部でこれらのガス雰囲気でのグロー放
電が発生し、そのグロー放電に伴う光は窓14を通過す
る。
円盤状の石英製の窓工4が取付けられており、分析試料
1.陰極ii、絶縁体12.陽極13.窓14により囲
まれた内部、即ぢグロー放電管lo内は開閉バルブ23
.33.26.27を閉とすることにより気密状態とな
る。従って計算rjI4の制御指令信号により開閉バル
ブ26.27を開にして真空ポンプ24.25を作動さ
せた場合は、グロー放電管IO内を真空にでき、また真
空状態で開閉ノ<ルブ23又は33を開にしアルゴンガ
ス又はクリプトンガスをグロー放電管10内へ導入して
電源回路(図示せず)をオンとした場合には陽極13の
陰極11側先端内部でこれらのガス雰囲気でのグロー放
電が発生し、そのグロー放電に伴う光は窓14を通過す
る。
窓14には分光器2が受光可詣に設けられており、窓1
4を透過した光はこの分光器2へ専かれる。分光″a2
は受光した光をそれを構成する元素別の光に分光するも
のであり、分光するための分光結晶を備えていて、この
分光結晶の回折現象を利用している。
4を透過した光はこの分光器2へ専かれる。分光″a2
は受光した光をそれを構成する元素別の光に分光するも
のであり、分光するための分光結晶を備えていて、この
分光結晶の回折現象を利用している。
分光された各光は真空に保持された雰囲気中を経て定量
演算器3へ与えられ、ここで所定時間、各尤の強度が足
口的に測定され、定量演算器3の出力は計算器4へ与え
られてこれに設けられた表示盤に表示される。
演算器3へ与えられ、ここで所定時間、各尤の強度が足
口的に測定され、定量演算器3の出力は計算器4へ与え
られてこれに設けられた表示盤に表示される。
このように構成された本発明に係るグロー放電発光分光
分析装置による分析り法について説明する0分析に先立
ち操作盤5にて計算器4へ次のように設定しておく、開
閉バルブ23.33を閉にし、グロー放′市管■0内を
真空とずべく真空ポンプ24゜25を作動させて開閉バ
ルブ26.27を開にし、真空引きを行って真空度が0
.05Torrとなった時点で真空引きを停止し、開閉
バルブ23を開にしてグロー放電管10内へアルゴンガ
スを供給して真空度を2Torrとし、然る後電源回路
をオンするように操作15にて計算器4へ設定する。つ
まり分析用ガスとしてアルゴンガスを使用し、C,Si
、 Mn、 P。
分析装置による分析り法について説明する0分析に先立
ち操作盤5にて計算器4へ次のように設定しておく、開
閉バルブ23.33を閉にし、グロー放′市管■0内を
真空とずべく真空ポンプ24゜25を作動させて開閉バ
ルブ26.27を開にし、真空引きを行って真空度が0
.05Torrとなった時点で真空引きを停止し、開閉
バルブ23を開にしてグロー放電管10内へアルゴンガ
スを供給して真空度を2Torrとし、然る後電源回路
をオンするように操作15にて計算器4へ設定する。つ
まり分析用ガスとしてアルゴンガスを使用し、C,Si
、 Mn、 P。
S等の分析を行うように設定する。
そして、この分析が終了してP又はSの分析値が、その
設定値例えば20ppm以下の場合にはそのP又はSに
ついてのみ再度分析を行うように設定しておく、その設
定内容は、開閉バルブ23.33を閉にし、グロー放電
管10内を真空とすべく真空ポンプ24.25を作動さ
せて開閉バルブ26.27を開にし、真空引きを行って
アルゴンガスを排出し、真空度が0.05Torrとな
った時点で真空引きを停止し、開閉バルブ33を開にし
てグロー放電管lO内へクリプトンガスを供給して真空
度をl 、 5Torrとし、然る後゛電源回路をオン
するようにしている。
設定値例えば20ppm以下の場合にはそのP又はSに
ついてのみ再度分析を行うように設定しておく、その設
定内容は、開閉バルブ23.33を閉にし、グロー放電
管10内を真空とすべく真空ポンプ24.25を作動さ
せて開閉バルブ26.27を開にし、真空引きを行って
アルゴンガスを排出し、真空度が0.05Torrとな
った時点で真空引きを停止し、開閉バルブ33を開にし
てグロー放電管lO内へクリプトンガスを供給して真空
度をl 、 5Torrとし、然る後゛電源回路をオン
するようにしている。
従って、分析試料を取付けた後に、操作盤5により分析
開始が指示されると分析は自動的に行われる。
開始が指示されると分析は自動的に行われる。
分tl′i′試料lが例えばP =440ppm、
S =350pp−の場合にはP及びSの分析結果が2
0pp+m以上であるので゛〆ルゴンガスによる分析が
行われた時点で分析が完了となる。
S =350pp−の場合にはP及びSの分析結果が2
0pp+m以上であるので゛〆ルゴンガスによる分析が
行われた時点で分析が完了となる。
このときの分析精度については、予備放電を30秒、積
分時間を30秒とした場合、グロー放電により発’tし
たスペクトルのプロフィールはMj記の第6図、第7図
の実線となり、共にP分析線の波長1782.9人のと
ころ、S分析線の波長1807.3人のところではアル
ゴンガスによりバンクグラウンドの影響を受けてもP、
S夫々の光強度が高く、分析精度は良好であった。
分時間を30秒とした場合、グロー放電により発’tし
たスペクトルのプロフィールはMj記の第6図、第7図
の実線となり、共にP分析線の波長1782.9人のと
ころ、S分析線の波長1807.3人のところではアル
ゴンガスによりバンクグラウンドの影響を受けてもP、
S夫々の光強度が高く、分析精度は良好であった。
分析試料lが例えばP=2ppm、S−2ρppmの場
合にはP、Sの分析結果が202pg以下であるのでア
ルゴンガスによりC2S++ Mn等の分析が行われた
e、p、sについてのみクリプトンガスによる分析が行
われる。
合にはP、Sの分析結果が202pg以下であるのでア
ルゴンガスによりC2S++ Mn等の分析が行われた
e、p、sについてのみクリプトンガスによる分析が行
われる。
このときの分析精度については、アルゴンガスを使用し
て予備放電時間を30秒、積分時間を30秒とした場合
、グロー放電により発生したスペクトルのプロフィール
はP、Sに関して夫々第6図。
て予備放電時間を30秒、積分時間を30秒とした場合
、グロー放電により発生したスペクトルのプロフィール
はP、Sに関して夫々第6図。
第7図の破線となり、−カフリブトンガスを使用して予
備放電時間を30秒、lN分時間を30秒とした場合、
グロー放電により発生したスペクトルのプロフィールは
P、Sに関して第2図、第3図の破線となる。Pに関す
る第6図、第2図の間、Sに関する第7図、第3図の間
には夫々クリプトンガスを使用した力がP、 S夫々の
光強度は低くなっている。
備放電時間を30秒、lN分時間を30秒とした場合、
グロー放電により発生したスペクトルのプロフィールは
P、Sに関して第2図、第3図の破線となる。Pに関す
る第6図、第2図の間、Sに関する第7図、第3図の間
には夫々クリプトンガスを使用した力がP、 S夫々の
光強度は低くなっている。
なお、第2図、第3図にはクリプトンガスを使用してP
=440ppm、 S −350ppmの分析試料を
分析したときのスペクトルのプロフィールを実線にて示
している。このためアルゴンガスを使用して分析した場
合のP、S濃度差に対応する夫々の光強度の差よりもク
リプトンガスによる場合の夫々の光強度の差の力が大き
くなり、つまりバックグラランドによるF、51’が小
さくな、す、分析16度が向上している。
=440ppm、 S −350ppmの分析試料を
分析したときのスペクトルのプロフィールを実線にて示
している。このためアルゴンガスを使用して分析した場
合のP、S濃度差に対応する夫々の光強度の差よりもク
リプトンガスによる場合の夫々の光強度の差の力が大き
くなり、つまりバックグラランドによるF、51’が小
さくな、す、分析16度が向上している。
従って、低濃度のP、 Sのときにはそれをクリプト
ンガスにて分析する本発明による場合は、P。
ンガスにて分析する本発明による場合は、P。
Sがin、i度であるときは言うに及ばず、P、Sが低
濃度であっても分析精度が高く、鋼中の各元素C,Si
、 Mn、 P、 S等をその1度の高低に拘わら
ず正確に定量分析できる。
濃度であっても分析精度が高く、鋼中の各元素C,Si
、 Mn、 P、 S等をその1度の高低に拘わら
ず正確に定量分析できる。
第4図、第5図は本発明による分析の場合の効果を示1
グラフであり、夫々クリプトンガスを使用する場合の検
量線(黒丸印)、アルゴンガスを使用する場合の検量線
(白丸印)を示している。
グラフであり、夫々クリプトンガスを使用する場合の検
量線(黒丸印)、アルゴンガスを使用する場合の検量線
(白丸印)を示している。
この図より理解される如く、クリプトンガスを使用する
場合の検量線の方がアルゴンガスの場合のそれ、1こり
も傾きが大きく、分析条件の適正さの指標の1つとして
用いられているBEC(BackgroundEqui
valent Concentration ) 、つ
まりS/Nが1となるときの組成%であり、この値が小
さい程分析条件は適正であることを表わす指標、はクリ
プトンガスによる場合のP、Sについてのそれ18.4
ρρ+w 、 46.6ppmよりもアルゴンガスによ
る場合のP、 Sについてのそれ94.6ppeA、
98.3ρpn+よりも小さく・クリプトンガスを使
用した場合の方が分析精度が高く、分析に有利である。
場合の検量線の方がアルゴンガスの場合のそれ、1こり
も傾きが大きく、分析条件の適正さの指標の1つとして
用いられているBEC(BackgroundEqui
valent Concentration ) 、つ
まりS/Nが1となるときの組成%であり、この値が小
さい程分析条件は適正であることを表わす指標、はクリ
プトンガスによる場合のP、Sについてのそれ18.4
ρρ+w 、 46.6ppmよりもアルゴンガスによ
る場合のP、 Sについてのそれ94.6ppeA、
98.3ρpn+よりも小さく・クリプトンガスを使
用した場合の方が分析精度が高く、分析に有利である。
なお、上記実h&!例では低濃度のP、sについてはク
リプトンガスを使用し、高1度のP、Sについてはアル
ゴンガスを使用するようにしているが、本発明はP、S
濃度の高低に拘わらずクリプトンガスを使用してもよい
ことは勿論である。上記実施例のように分析したのは、
クリプトンガスがアルゴンガスと比べて極めて高価であ
るため、特別な場合を除き一般的に分析精度が比較的ル
ーズでもよい高濃度の分析には安価なアルゴンガスを使
用し、分析ネn度をシビアに管理する必要のある低濃度
の分析にはクリプトンガスを使用するためである。
リプトンガスを使用し、高1度のP、Sについてはアル
ゴンガスを使用するようにしているが、本発明はP、S
濃度の高低に拘わらずクリプトンガスを使用してもよい
ことは勿論である。上記実施例のように分析したのは、
クリプトンガスがアルゴンガスと比べて極めて高価であ
るため、特別な場合を除き一般的に分析精度が比較的ル
ーズでもよい高濃度の分析には安価なアルゴンガスを使
用し、分析ネn度をシビアに管理する必要のある低濃度
の分析にはクリプトンガスを使用するためである。
例えば化学分析による分析値がP=lpp11+、S=
ippm(7)試料■、P −2ppm、 S −3
ρpraの試料口、P = 5ppa+ 、 S −
9ppmの試料■及びP−30ppm、 S5−50
ppの試料■の4つの試料を、クリプトンガス、アルゴ
ンガス夫々により分析した場合は、その分析結果を示す
下記第1表より理解される如く、クリブI・ンガスのh
が全試料で分析精度が高く、分析に適するのであるが、
試料■の高濃度の場合にはアルゴンガスによってもその
分析値の誤差が化学分析値の6%以内であり、一般的な
分析には安価なアルゴンガスでも十分である。
ippm(7)試料■、P −2ppm、 S −3
ρpraの試料口、P = 5ppa+ 、 S −
9ppmの試料■及びP−30ppm、 S5−50
ppの試料■の4つの試料を、クリプトンガス、アルゴ
ンガス夫々により分析した場合は、その分析結果を示す
下記第1表より理解される如く、クリブI・ンガスのh
が全試料で分析精度が高く、分析に適するのであるが、
試料■の高濃度の場合にはアルゴンガスによってもその
分析値の誤差が化学分析値の6%以内であり、一般的な
分析には安価なアルゴンガスでも十分である。
試料1.n、IのようにP、Sが低濃度の場合、特に試
料Iの場合には分析誤差が119mであっても本来の金
白9がt ppmと少ないため分析精度が著しく劣り、
このため高価であるが分析精度に優れるクリプトンガス
にて分析するのが好ましい。
料Iの場合には分析誤差が119mであっても本来の金
白9がt ppmと少ないため分析精度が著しく劣り、
このため高価であるが分析精度に優れるクリプトンガス
にて分析するのが好ましい。
第 1 表
また、1記実施例では鋼中の各元素について分析を行っ
ているが、本発明は金属材一般に金白される各元素の分
析に使用でき、特に低濃度のP。
ているが、本発明は金属材一般に金白される各元素の分
析に使用でき、特に低濃度のP。
Sについての分析には有効である。
以上訂述した如く本発明はクリプトンガスを使用して分
析することが可能であるので、P、 Sが低濃度であ
っても分析精度が高く、また本発明装置は分析すべき元
素、濃度の程度に対してアルゴンガスとクリプトンガス
との使い分けが可能であり、精度よ(また効率的に分析
できる等優れた効果を奏する。
析することが可能であるので、P、 Sが低濃度であ
っても分析精度が高く、また本発明装置は分析すべき元
素、濃度の程度に対してアルゴンガスとクリプトンガス
との使い分けが可能であり、精度よ(また効率的に分析
できる等優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実h&!状態を示す模式図、第2図、
第3図はクリプトンガスにより分析する際のP分析波長
付近及びS分析波長付近におけるスペクトルのプロフィ
ールを示すグラフ、第4図、第5図は本発明の分析に使
用するPの検2線及びSの検量線を示すグラフ、第6図
、第7図はアルゴンガスにより分析する際のP分析波長
付近及びS分析波Be付近におけるスペクトルのプロフ
ィールを示すグラフである。 l・・・分析試料 10・・・グロー放電管 21・・
、アルゴンガス 31・・・クリプトンガス 特許 出願人 住友金属工業株式会社代理人 弁理
士 河 野 登 夫1782.5 17
83.0 1783.S波長(ス) ′f4G 区 18070 1807.5 1808.Oll
長 (^) 幕 7B 波−k(A> 養 2 図 +804.o 1807.5 180
8.0彼条(^) 享 3 図 02040 ω p(1’pW+) 蔦 4 図 S (FFII+)
第3図はクリプトンガスにより分析する際のP分析波長
付近及びS分析波長付近におけるスペクトルのプロフィ
ールを示すグラフ、第4図、第5図は本発明の分析に使
用するPの検2線及びSの検量線を示すグラフ、第6図
、第7図はアルゴンガスにより分析する際のP分析波長
付近及びS分析波Be付近におけるスペクトルのプロフ
ィールを示すグラフである。 l・・・分析試料 10・・・グロー放電管 21・・
、アルゴンガス 31・・・クリプトンガス 特許 出願人 住友金属工業株式会社代理人 弁理
士 河 野 登 夫1782.5 17
83.0 1783.S波長(ス) ′f4G 区 18070 1807.5 1808.Oll
長 (^) 幕 7B 波−k(A> 養 2 図 +804.o 1807.5 180
8.0彼条(^) 享 3 図 02040 ω p(1’pW+) 蔦 4 図 S (FFII+)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、グロー放電管内に不活性ガスを供給してグロー放電
発光分光分析を行う方法において、前記不活性ガスとし
てクリプトンガスを使 用することを特徴とするグロー放電発光分光分析力法。 2、グロー放電管内に不活性ガスを供給してグロー放電
発光分光分析を行う装置において、前記グロー放電管内
へ2種類の不活性ガス を各別に供給する供給路を備えていることを特徴とする
グロー放電発光分光分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15763185A JPS6217644A (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 | グロ−放電発光分光分析方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15763185A JPS6217644A (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 | グロ−放電発光分光分析方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6217644A true JPS6217644A (ja) | 1987-01-26 |
Family
ID=15653942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15763185A Pending JPS6217644A (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 | グロ−放電発光分光分析方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6217644A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6319138A (ja) * | 1986-07-14 | 1988-01-26 | 株式会社日立製作所 | 核磁気共鳴を用いた検査装置 |
JPH04212045A (ja) * | 1990-03-19 | 1992-08-03 | Kawasaki Steel Corp | グロー放電発光分光分析方法及びその装置 |
JP2013250210A (ja) * | 2012-06-01 | 2013-12-12 | Rikkyo Gakuin | K−Ar年代測定装置及び方法 |
CN105675585A (zh) * | 2016-03-21 | 2016-06-15 | 重庆邮电大学 | 一种可用于野外勘测的便携式元素分析仪及其检测方法 |
-
1985
- 1985-07-16 JP JP15763185A patent/JPS6217644A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6319138A (ja) * | 1986-07-14 | 1988-01-26 | 株式会社日立製作所 | 核磁気共鳴を用いた検査装置 |
JPH04212045A (ja) * | 1990-03-19 | 1992-08-03 | Kawasaki Steel Corp | グロー放電発光分光分析方法及びその装置 |
JP2013250210A (ja) * | 2012-06-01 | 2013-12-12 | Rikkyo Gakuin | K−Ar年代測定装置及び方法 |
CN105675585A (zh) * | 2016-03-21 | 2016-06-15 | 重庆邮电大学 | 一种可用于野外勘测的便携式元素分析仪及其检测方法 |
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