JPH08114550A - アルゴンガス中の窒素ガス又は水蒸気の測定方法及びその装置、窒素ガス及び水蒸気の同時測定方法及びその装置 - Google Patents

アルゴンガス中の窒素ガス又は水蒸気の測定方法及びその装置、窒素ガス及び水蒸気の同時測定方法及びその装置

Info

Publication number
JPH08114550A
JPH08114550A JP21811395A JP21811395A JPH08114550A JP H08114550 A JPH08114550 A JP H08114550A JP 21811395 A JP21811395 A JP 21811395A JP 21811395 A JP21811395 A JP 21811395A JP H08114550 A JPH08114550 A JP H08114550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
water vapor
nitrogen gas
argon gas
discharge tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21811395A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3206870B2 (ja
Inventor
Hiroshi Ogino
博 荻野
Tetsuya Seki
哲也 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Toyo Sanso Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Toyo Sanso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Toyo Sanso Co Ltd filed Critical Taiyo Toyo Sanso Co Ltd
Priority to JP21811395A priority Critical patent/JP3206870B2/ja
Publication of JPH08114550A publication Critical patent/JPH08114550A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3206870B2 publication Critical patent/JP3206870B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルゴンガス中の窒素ガス及び/又は水蒸気
を高精度で検出することのできる測定方法及びその装置
を提供する。 【構成】 本発明方法は、試料アルゴンガスをキャピラ
リー放電管内に導入し、該放電管内でグロー放電せしめ
て発生した光から、窒素に特有の波長の光及び水に特有
の波長の光を分離し、これらの光を光センサーに導入し
て光センサーによって検知された光の強度に基いて、窒
素ガス含有量及び/又は水蒸気含有量を測定するもので
ある。また本発明装置は、試料アルゴンガスを導入して
グロー放電させるためのキャピラリー放電管1と、該放
電管1内に相対向して設けられた放電電極3及び4と、
該電極に電圧を印加するための高電圧電源5と、グロー
放電によって発生した光から、窒素に特有の波長の光及
び水に特有の波長の光を分離して検知する、ハーフミラ
ー16、干渉フィルター17a,17b、光電子増倍管
18a,18b等とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルゴンガス中の
窒素ガス又は水蒸気の測定方法及びその装置、窒素ガス
及び水蒸気の同時測定方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、各種産業において種々の工業ガスが利用されている
が、近年、産業の高度化に伴い、使用される工業ガスは
益々高純度となり、高純度ガス製品の純度管理も厳しい
ものとなってきている。
【0003】高純度工業用アルゴンガスは、半導体製
造、電気部品製造、金属材料処理等において利用されて
いるが、上記現状に鑑みてアルゴンガス中に不純物とし
て混入する微量窒素ガス、微量水蒸気の濃度測定が、高
純度工業用アルゴンガスの純度管理の上で大変重要なも
のとなってきている。
【0004】従来、アルゴンガス中の微量窒素ガスの測
定には、気体専用のガスクロマトグラフィ−質量分析計
(GC−MS)等が用いられていた。しかしながら、G
C−MSは高価であることから、その利用はかなり限定
され、しかも間欠測定用で感度の安定性にも問題があ
り、アルゴンガス中の微量窒素ガスを連続的に測定監視
するような用途には不向きであるという欠点があった。
また超高感度ガス分析装置として最近注目されている大
気圧イオン化質量分析計(APIMS)も、アルゴンガ
ス中の窒素ガスの検出感度は、他の主要な不純物の検出
感度に比べて数桁劣っていた。更に、現在市販され、工
場などで広く使用されている無声放電式窒素分析計は連
続測定用で比較的安定した応答を示すが、数10ppb
レベルという非常に低濃度で含有される窒素ガスの測定
には向いていなかった。また数kV〜10kV程度の高
電圧を必要とするという欠点もあった。
【0005】一方、アルゴンガス中に含有される微量水
蒸気は、従来、露点温度を測定する露点計、多孔質
膜の静電容量の変化を測定する水分計、水の電気分解
反応を利用する水分計等によって測定されていた。しか
しながら上記の露点計による測定方法は、極低濃度水
分に対する測定結果の信頼性が定かではないとともに、
極低濃度水分測定を行う場合、連続測定ができずに間欠
測定になり、しかもヘリウム冷凍機等を必要とするため
設備が高価になる欠点がある。またの水分計は、取扱
いが簡単で安価である反面、センサーの感度、安定性に
問題があり、微量水分の測定には適用し難いという問題
がある。更にの水分計は、数10ppbまでの水分濃
度に対して比較的高感度で連続測定が可能ではあるが、
センサーの安定性に問題があった。
【0006】更に上記した分析機器は、水分の測定又は
窒素ガスの測定のいずれかに限定され、水分と窒素ガス
の両方を測定することは困難であり、このため従来はア
ルゴンガス中の微量窒素ガスと水蒸気の両方を測定する
ためには、水分測定用機器と窒素ガス測定用機器の2つ
の分析機器を用い、窒素ガスと水蒸気とを別々に測定す
る必要があった。しかしながら分析機器の数が多くなる
と、それらの機器の維持、管理のための手間、費用も多
くかかり、分析時間も多く必要とするという欠点を生じ
る。尚、大気圧イオン化質量分析計(API−MS)は
高感度で連続測定向きであり、微量水分の測定に適して
はいるが、非常に高価であり、また測定のために、1リ
ットル/分以上もの多量の試料を必要とするとともに、
アルゴンガス中の窒素ガスを測定する場合には感度が非
常に低下する等の欠点がある。
【0007】アルゴンガス中の微量不純物を測定する方
法として、rf(ラジオ周波数)エネルギーや、アーク
放電等を用いた発光分析法も知られている(例えば、特
開昭63−285447号公報、特開平1−31125
4号公報、特開平2−42340号公報、特開平5−1
13400号公報等)。
【0008】しかしながら、従来から行われている常圧
での発光分光分析法では、比較的高価で大がかりなエネ
ルギー源を必要としたり、放電による発熱が大きくコン
パクトな検出器を製作する上で、あるいは安定な発光ス
ペクトルを得る上で、技術的難しさがあった。また放電
電極の消耗も激しく、放電の安定性を一定に維持するこ
とが難しい等の欠点があった。従来の常圧での発光分光
分析法は、上記のような原因による電気的、光学的ノイ
ズのため、アルゴンガス中に数10ppb程度の低濃度
で含有される窒素ガスや水蒸気の測定には適していなか
った。またアルゴンガス中の窒素ガスと水蒸気とを同時
に測定しようとした場合、窒素ガス、水蒸気ともに実際
の含有量よりも多い量が検出されたり、逆に少ない量が
検出されたりして、高い精度で窒素ガスと水蒸気とを同
時に測定することができないという問題があった。この
理由は明らかではないが、アルゴンガス中に2種の不純
物が含まれていると、1つの成分の発光状態において、
他の成分がその光強度に影響を与えるような阻害要因を
形成するのではないかと考えられた。
【0009】本発明者等は、上記問題を解決すべく鋭意
研究した結果、試料アルゴンガスをキャピラリー放電管
内に導入してグロー放電によって発光させる方法を採用
することにより、アルゴンガス中の窒素ガスや水蒸気を
高感度で測定でき、また窒素ガスと水蒸気とを同時に高
感度で測定することができることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち本発明のアルゴンガ
ス中の窒素ガス又は水蒸気の測定方法は、試料アルゴン
ガスをキャピラリー放電管内に導入して該放電管内でグ
ロー放電せしめて発生した光から、窒素ガス又は水蒸気
に特有の波長の光を分離して光センサーに導入し、光セ
ンサーによって検知された光の強度に基いて、窒素ガス
含有量又は水蒸気含有量を測定することを特徴とする。
上記方法において、30〜150℃に加熱されたキャピ
ラリー放電管内でグロー放電させることが好ましい。
【0011】また本発明のアルゴンガス中の窒素ガス又
は水蒸気の測定装置は、試料アルゴンガスを導入して電
圧を印加しグロー放電させるためのキャピラリー放電管
と、該放電管内に相対向して設けられた放電電極と、該
電極に電圧を印加するための高電圧電源と、グロー放電
によって発生した光から特定波長の光を取り出す手段
と、光の強度を検知する光センサーとからなることを特
徴とする。この測定装置には、キャピラリー放電管内を
加熱するための加熱手段を備えていることが好ましい。
【0012】本発明のアルゴンガス中の窒素ガス及び水
蒸気の同時測定方法は、試料アルゴンガスをキャピラリ
ー放電管内に導入し、該放電管内でグロー放電せしめて
発生した光から、窒素に特有の波長の光及び水蒸気に特
有の波長の光をそれぞれ分離し、これらの光を各々光セ
ンサーに導入して光センサーによって検知された光の強
度に基いて、窒素ガス含有量及び水蒸気含有量を同時に
測定することを特徴とする。本発明方法においては、3
0〜150℃に加熱されたキャピラリー放電管内でグロ
ー放電させることが好ましい。
【0013】また本発明のアルゴンガス中の窒素ガス及
び水蒸気の同時測定装置は、試料アルゴンガスを導入し
て電圧を印加しグロー放電させるためのキャピラリー放
電管と、該放電管内に相対向して設けられた放電電極
と、該電極に電圧を印加するための高電圧電源と、グロ
ー放電によって発生した光の光路を分割する光分割手段
と、光分割手段で分割された各分割光から特定波長の光
を取り出す手段と、光の強度を検知する複数の光センサ
ーとからなるものである。或いは、本発明のアルゴンガ
ス中の窒素ガス及び水蒸気の同時測定装置は、試料アル
ゴンガスを導入して電圧を印加しグロー放電させるため
のキャピラリー放電管と、該放電管内に相対向して設け
られた放電電極と、該電極に電圧を印加するための高電
圧電源と、グロー放電によって発生した光を波長の異な
る光に分離する分光手段と、光の強度を検知する複数の
光センサーとからなるものである。この測定装置には、
キャピラリー放電管内を加熱するための加熱手段を備え
ていることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基き説明す
る。
【0015】図1は、本発明アルゴンガス中の窒素ガス
又は水蒸気を測定装置の概略図であり、図1に基づい
て、まずアルゴンガス中の窒素ガス又は水蒸気を測定す
る方法を説明する。
【0016】図1において1はキャピラリー放電管で、
試料ガス(分析すべきアルゴンガス)は流量制御装置2
によって流量を制御されて放電管1内に導入される。キ
ャピラリー放電管1は、1組のリング状の放電電極3及
び4を有し、放電電極には高電圧電源5から電圧が印加
される。またキャピラリー放電管1内の、放電電極3
と、放電電極4との中間位置には細管部6が設けられて
いる。上記キャピラリー放電管1とは、少なくとも放電
部分の一部が細管構造を有する放電管である。
【0017】キャピラリー放電管1内は真空ポンプ7に
よって減圧可能に構成されている。また放電管1内の圧
力は圧力計8によって検出され、検出した圧力に基いて
圧力制御装置9が圧力調整弁10を調節し、放電管1内
の圧力を制御できるように構成されている。
【0018】キャピラリー放電管1の試料導入管部22
及び放電管1が取り付けられる金属ブロック11には、
ヒーター12、13各々が設けられており、温度調節器
14によってキャピラリー放電管1内の温度が制御でき
るように構成されている。
【0019】図中15は石英ガラス窓で、放電によって
発生した光の光路には干渉フィルター17と、光センサ
ーとしての光電子増倍管18とが配置されている。尚、
19は光電子増倍管18用の高圧電源である。
【0020】干渉フィルター17は、窒素又は水蒸気に
特有の特定波長光のみが通過できるように構成してあ
る。光電子増倍管18で検知された光は、光電子増倍管
18において電気信号に変換され、この電気信号はアン
プ20で信号増幅された後、記録計21に出力される。
【0021】試料アルゴンガスは、流量制御装置2によ
って流量を制御されてキャピラリー放電管1内に導入さ
れる。試料ガスの流量は2〜3ミリリットル/分から5
00〜600ミリリットル/分(0℃、1気圧)程度と
することが好ましいが、特に100ミリリットル/分
(0℃、1気圧)前後が好ましい。試料ガスが導入され
る放電管1内の圧力は大気圧であっても良いが、放電用
電源の容量、共存成分の干渉の影響等を考慮すると、数
100ミリトール〜数10トール程度となるように減圧
することが好ましく、特に数トールに減圧することが好
ましい。キャピラリー放電管1内で試料をグロー放電さ
せた場合、他の放電方式に比べて窒素や水蒸気の測定に
おける他の共存ガスの影響を少なくすることができるた
め、窒素ガスや水蒸気を高い精度で測定できる。また放
電管1の内壁に、アルゴンガス中に含有される水蒸気が
付着して測定結果に誤差を生じることがないように、試
料ガスの導入管部と金属ブロック11を、各々ヒーター
12、13によって加熱し、放電管1内を30〜150
℃に加熱することが好ましい。特に放電管1内を30〜
100℃に加熱することにより、水分の付着を効果的に
防止できる。
【0022】放電電極3及び放電電極4間に印加する電
圧は、−500〜−1000Vが好ましい。放電電極3
及び放電電極4によって電圧を印加すると、グロー放電
が形成され、細管部6において発光が生じるが、特に、
共存ガスの影響や応答の直線性の上からは直流グロー放
電させることが好ましい。グロー放電によって発せられ
た光は、石英ガラス窓15を透過し干渉フィルター17
を経て光電子増倍管18に導入される。
【0023】干渉フィルター17は窒素ガス又は水蒸気
に特有の波長の光を選択的に透過するものを用いれる
が、試料中に大量に存在するアルゴンガスやその他の微
量物質の発光に影響されず、且つ窒素ガスや水蒸気の検
出感度が高い波長を選択することが好ましく、窒素ガス
測定のための干渉フィルター17としては、333±5
nmを選択的に透過するものを、水蒸気の測定のための
干渉フィルター17としては、307±5nmを選択的
に透過するものを用いることが好ましい。
【0024】窒素ガスや水蒸気の含有量が非常に多い場
合、333±5nmや307±5nmで測定を行うと感
度が高すぎて正確な測定結果が得られないことがある。
このような場合には、発光強度が低くなるような放電条
件を採用したり、フィルターにより発光強度を低下させ
たり、低検出感度の波長(例えば窒素ガスの場合には3
53±5nm、水蒸気の場合には280±5nm)によ
り測定する等の方法を採用する。
【0025】試料アルゴンガス中の窒素ガス、水蒸気の
含有量は、予め窒素ガス、水蒸気各々についての検量線
を作成しておき、検量線作成時と同一条件で試料アルゴ
ンガスを測定して検出された、窒素ガスについての光強
度又は、水蒸気についての光強度から、予め作成した検
量線により求めることができる。窒素ガス濃度、水蒸気
濃度を検量線に基づいて求める方法としては、記録計2
1に光強度(または光強度に比例した電気信号の電圧
値、電流値等)を出力させ、この結果を予め作成した光
強度と濃度との検量線に手作業で当てはめて求める方法
でも、アンプ20や記録計21内に演算装置を組み込
み、該演算装置によって濃度値を演算し、その結果を記
録計21に出力させる方法のいずれでも良い。
【0026】特定の波長の光を透過する干渉フィルター
17を用いる場合、窒素ガス濃度を測定する場合と、水
蒸気濃度を測定する場合とで、透過する光の波長が異な
る干渉フィルター17に交換する必要があるが、回折格
子等の分光器を用いた場合には干渉フィルター17は不
要となるため、測定対象物を変えるたびに干渉フィルタ
ー17を交換する等の手間が省ける。しかしながら回折
格子のような分光器に比べて干渉フィルター17等の光
分離手段は安価であり、装置コストを低減化する上では
干渉フィルター17が好ましい。
【0027】尚、光の検知には、光電子増倍管18を複
数用いるかわりに、複数のフォトダイオードを円弧状に
配列したダイオードアレイを用いることもできる。
【0028】上記した本発明装置では、アルゴンガス中
に窒素ガスと水蒸気とが同時に含まれる場合でも、窒素
ガスと水蒸気とを別々に測定しなければならないが、窒
素ガスと水蒸気とを同時に測定する場合には、図2に示
す装置を用いると効率的な測定が可能となる。
【0029】図2に示す本発明装置は、流量制御装置2
によって流量制御された試料ガスを、キャピラリー放電
管1に導入し、キャピラリー放電管1内において、高電
圧電源5から放電電極3、4に電圧を印加してグロー放
電させる構成においては、前記図1に示した装置と全く
同様である。この装置の場合も、キャピラリー放電管1
内は真空ポンプ7によって減圧可能に構成され、放電管
1内の圧力は圧力計8によって検出され、検出した圧力
に基いて圧力制御装置9が圧力調整弁10を調節し、放
電管1内の圧力を制御できるように構成されている。ま
たキャピラリー放電管1の試料導入管部22及び放電管
1が取り付けられる金属ブロック11には、ヒーター1
2、13各々が設けられており、温度調節器14によっ
てキャピラリー放電管1内の温度が制御できるように構
成されている。
【0030】図2に示す装置と図1に示す装置の大きな
違いは、放電によって発生した光が石英ガラス窓15を
透過した後、ハーフミラー16によって光路を分割され
ることである。ハーフミラー16によって分割された各
分割光の光路上には、各々干渉フィルター17a,17
bと、光電子増倍管18a,18bとが配置されてい
る。各光電子増倍管18a,18bには高電圧電源19
から電圧が印加され、電子増倍管18a,18bで検知
された光は電気信号に変換されてアンプ20で増幅され
た後、記録計21に出力されるよう構成されている。
【0031】図2に示す装置では、干渉フィルター17
a,17bの一方は、窒素に特有の波長の光のみが、他
方の干渉フィルターは水蒸気に特有の波長の光のみが、
それぞれ通過できるように構成してある。即ち、例えば
干渉フィルター17aとしては、窒素ガス測定のために
333±5nmの光を透過するものが用いられ、干渉フ
ィルター17bとしては、水蒸気測定のために307±
5nmの光を透過するものが用いられる。尚、窒素ガス
や水蒸気の含有量が非常に多い場合には、前記したと同
様に発光強度が低くなるような放電条件を採用したり、
フィルターにより発光強度を低下させたり、低検出感度
の波長で測定する等の方法が採用されるが、窒素ガス、
水蒸気の一方の含有量が微量であり、他方の含有量が非
常に多い場合には、含有量の多い方を低感度の波長にお
いて検出するようにし、含有量が微量のものを高感度の
波長で検出するようにすることが好ましい。この装置で
は干渉フィルターを透過波長の異なるものに交換するだ
けで、簡単に測定波長の変更が可能である。
【0032】上記図2に示す装置により、アルゴンガス
中の窒素ガスと水蒸気とを同時に測定する場合も、窒素
ガス又は水蒸気の一方を測定する前記した場合と同様
に、キャピラリー放電管1に導入される試料ガスの流量
は2〜3ミリリットル/分から500〜600ミリリッ
トル/分(0℃、1気圧)程度、特に100ミリリット
ル/分(0℃、1気圧)前後が好ましく、また放電管1
内の圧力は、数100ミリトール〜数10トール程度と
なるように減圧することが好ましく、特に数トールに減
圧することが好ましい。また放電管1の内壁に、アルゴ
ンガス中に含有される水蒸気が付着して測定結果に誤差
を生じることがないように、試料ガスの導入管部と金属
ブロック11を、各々ヒーター12、13によって加熱
し、放電管1内を30〜150℃、特に30〜100℃
に加熱することが好ましい。
【0033】この装置ではグロー放電によって発せられ
た光は、石英ガラス窓15を透過した後、ハーフミラー
16によって光路を2分割され、分割された一方の光は
干渉フィルター17aを経て光電子増倍管18aに導入
され、他方の光は干渉フィルター17bを経て光電子増
倍管18bに導入され、試料アルゴンガス中の窒素ガス
及び水蒸気の各濃度は、光電子増倍管18a,18bで
検出された光の強度から、予め作成した検量線に基づい
て測定される。
【0034】図2に示す本発明装置は、放電によって生
じた発光をハーフミラーによって光路を分割し、干渉フ
ィルターによって所定の波長の光のみを取り出して光電
子増倍管で特定波長の光の強度を検知するように構成す
る以外に、回折格子を用いて波長の異なる複数の光路の
光に分光し、分光した光のうちから窒素ガスに相当する
波長の光と、水蒸気に相当する波長の光とを、それぞれ
光電子増倍管に導入して光強度を検出するように構成す
ることもできる。
【0035】回折格子等の分光器によって試料からの発
光を分光する場合、窒素ガス、水蒸気以外の他の不純物
についても、これらに特有の波長の光を光電子増倍管に
導入して光強度を測定することにより、他の不純物の濃
度も同時に測定することが可能であるが、装置コストを
低減化する上では干渉フィルターが好ましい。
【0036】
【実施例】次に具体的実施例を挙げて本発明を更に詳細
に説明する。 実施例1 窒素ガス含有量の異なる種々のアルゴンガス(窒素ガス
含有量は既知)、水蒸気含有量の異なる種々のアルゴン
ガス(水蒸気含有量は既知)を測定し、それぞれの検量
線を作成した。検量線作成の際の放電条件は、試料ガス
流量100ミリリットル/分、キャピラリー放電管内圧
力5トール、放電印加電圧−600Vとし、窒素ガスに
関しては337nm、水蒸気に関しては307nmの光
強度をそれぞれ測定した。水蒸気の検量線を図3に、窒
素の検量線を図4にそれぞれ示した。図3、図4に示す
ように水蒸気の検量線、窒素の検量線は、いずれも直線
として得られることが認められた。
【0037】次に図1に示す装置により、窒素ガス含有
量が異なる(0ppm、0.42ppm、0.66pp
m、0.88ppm)4種類のアルゴンガスの337n
mにおける光強度を、試料ガス流量100ミリリットル
/分、キャピラリー放電管内圧力5トール、放電印加電
圧−650Vの測定条件で、窒素ガス含有量の低い方か
ら高いほうへ順次測定し、次いで逆に窒素含有量の高い
方から低い方へ順次測定した。結果を図5に示した。図
5において、a、b、c、dはそれぞれ、窒素ガス含有
量が0ppm、0.42ppm、0.66ppm、0.
88ppmのアルゴンガスを測定した時の光強度を示
す。図5に示すように、窒素ガス含有量が順次多くなる
方向に測定した場合と、順次少なくなる方向に測定した
場合とで、窒素ガス含有量と光強度とは良く一致してお
り、窒素ガス含有量の測定値の再現性が高いことが認め
られた。
【0038】更に、図1に示す装置により、水蒸気含有
量の異なる(0ppm、1.6ppm、2.6ppm、
3.9ppm、7.7ppm)5種類のアルゴンガスの
307nmにおける光強度を、試料ガス流量100ミリ
リットル/分、キャピラリー放電管内圧力5トール、放
電印加電圧−600Vの測定条件で、水蒸気含有量の低
い方から高いほうへ順次測定し、次いで逆に水蒸気含有
量の高い方から低い方へ順次測定した。結果を図6に示
した。図6において、a、b、c、d、eはそれぞれ、
水蒸気有量が0ppm、1.6ppm、2.6ppm、
3.9ppm、7.7ppmのアルゴンガスを測定した
時の光強度を示す。図6に示すように、水蒸気含有量が
順次多くなる方向に測定した場合と、順次少なくなる方
向に測定した場合とで、水蒸気含有量と光強度とは良く
一致しており、水蒸気含有量の測定値の再現性が高いこ
とが認められた。
【0039】実施例2 窒素ガス及び水蒸気を種々の濃度で含有する(窒素ガス
含有量、水蒸気含有量ともに既知)種々のアルゴンガス
を、図2に示す装置のキャピラリー放電管内に導入して
検量線作成時と同一条件でグロー放電させ、発光した光
の307nm及び337nmの波長の光強度を同時に測
定し、水蒸気、窒素ガスそれぞれについて含有量と光強
度との関係をプロットした結果を図7に示す。図7にお
いて直線Aは水蒸気含有量と、307nmにおける光強
度とをプロットした直線を、直線Bは窒素ガス含有量と
337nmにおける光強度とをプロットした直線をそれ
ぞれ示す。
【0040】水蒸気含有量と、307nmにおける光強
度とをプロットした図7の直線Aは、水蒸気のみを含む
アルゴンガスを用いて作成した図3に示す水蒸気の検量
線と良く一致していた。また窒素ガス含有量と、337
nmにおける光強度とをプロットした図7の直線Bは、
窒素ガスのみを含むアルゴンガスを用いて作成した図4
に示す窒素の検量線と良く一致していた。従って本発明
方法によれば、アルゴンガス中に窒素ガスと水蒸気とが
共存していても、各成分の含有量は、他の成分の含有量
の大小に影響されることなく正確に測定できることがわ
かった。
【0041】また図2に示す装置により、窒素ガス含有
量が異なり(0ppm、2.2ppm、4.4ppm、
6.6ppmの4種)、水蒸気含有量が同一(1.6p
pm)である4種類のアルゴンガスの337nmにおけ
る光強度(窒素ガスによるもの)を、窒素ガス含有量の
低い方から高いほうへ順次測定し、次いで逆に窒素含有
量の高い方から低い方へ順次測定した。このときの光強
度を図8に示した。図8において、a、b、c、dはそ
れぞれ、窒素ガス含有量が0ppm、2.2ppm、
4.4ppm、6.6ppmのアルゴンガスを測定した
時の光強度を示す。図8に示すように、アルゴンガス中
に窒素ガスと水蒸気とが共存する場合でも、窒素ガス含
有量が順次多くなる方向に測定した場合と、順次少なく
なる方向に測定した場合とで、窒素ガス含有量と光強度
とは良く一致しており、窒素ガス含有量の測定値の再現
性が高いことが認められた。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明方法によれ
ば、アルゴンガス中の窒素ガスの検量線、アルゴンガス
中の水蒸気の検量線は共に直線として得られ、窒素ガス
含有量と光強度との間、水蒸気含有量と光強度との間に
再現性に優れた相関性が認められ、窒素ガス、水蒸気を
高い精度で測定することができる。しかもアルゴンガス
中に窒素ガスと水蒸気とを同時に含有する場合でも、各
成分の検出精度が他成分の含有量に影響されることがな
く、本発明装置によればアルゴンガス中に含有される微
量の窒素ガスと水蒸気とを、高い精度で同時測定するこ
とができる。
【0043】本発明方法において、30〜150℃に加
熱されたキャピラリー放電管内でグロー放電させるよう
にすると、放電管内への水分の付着等による誤差の発生
をより効果的に低減することができる。
【0044】またアルゴンガス中の窒素ガス及び水蒸気
を同時測定する本発明装置は、一つの装置によってアル
ゴンガス中の窒素ガスと水蒸気とを同時に測定できるか
ら、窒素ガス測定装置と水蒸気測定装置とを、それぞれ
備えておく必要はなく、その結果、異なる測定装置を維
持、管理する手間やコストがかからず、しかも短時間で
高精度の測定が可能である等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】アルゴンガス中の窒素ガス又は水蒸気を測定す
るために用いる装置の構成略図である。
【図2】本発明装置の一例を示す構成略図である。
【図3】アルゴンガス中の水蒸気の、307nmにおけ
る検量線である。
【図4】アルゴンガス中の窒素の、337nmにおける
検量線である。
【図5】アルゴンガス中の窒素ガスを測定する場合の、
窒素ガス含有量と337nmにおける光強度との関係の
再現性を示す図である。
【図6】アルゴンガス中の水蒸気を測定する場合の、水
蒸気含有量と307nmにおける光強度との関係の再現
性を示す図である。
【図7】窒素ガスと水蒸気とを含むアルゴンガス中の、
窒素ガス含有量と337nmにおける光強度、及び水蒸
気含有量と307nmにおける光強度とをプロットした
グラフである。
【図8】アルゴンガス中に窒素ガスと水蒸気とを同時に
測定する場合の、窒素ガス含有量と光強度との関係の再
現性を示す図である。
【符号の説明】
1 キャピラリー放電管 3、4 放電電極 5 高圧電源 12、13 ヒーター 16 ハーフミラー 17、17a、17b 干渉フィルター 18、18a、18b 光電子増倍管

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料アルゴンガスをキャピラリー放電管
    内に導入して該放電管内でグロー放電せしめて発生した
    光から、窒素ガス又は水蒸気に特有の波長の光を分離し
    て光センサーに導入し、光センサーによって検知された
    光の強度に基いて、窒素ガス含有量又は水蒸気含有量を
    測定することを特徴とするアルゴンガス中の窒素ガス又
    は水蒸気の測定方法。
  2. 【請求項2】 30〜150℃に加熱されたキャピラリ
    ー放電管内でグロー放電させることを特徴とする請求項
    1記載のアルゴンガス中の窒素ガス又は水蒸気の測定方
    法。
  3. 【請求項3】 試料アルゴンガスを導入して電圧を印加
    しグロー放電させるためのキャピラリー放電管と、該放
    電管内に相対向して設けられた放電電極と、該電極に電
    圧を印加するための高電圧電源と、グロー放電によって
    発生した光から特定波長の光を取り出す手段と、光の強
    度を検知する光センサーとからなることを特徴とするア
    ルゴンガス中の窒素ガス又は水蒸気の測定装置。
  4. 【請求項4】 キャピラリー放電管内を加熱するための
    加熱手段を有することを特徴とする請求項3記載のアル
    ゴンガス中の窒素ガス又は水蒸気の測定装置。
  5. 【請求項5】 試料アルゴンガスをキャピラリー放電管
    内に導入し、該放電管内でグロー放電せしめて発生した
    光から、窒素に特有の波長の光及び水蒸気に特有の波長
    の光をそれぞれ分離し、これらの光を各々光センサーに
    導入して光センサーによって検知された光の強度に基い
    て、窒素ガス含有量及び水蒸気含有量を同時に測定する
    ことを特徴とするアルゴンガス中の窒素ガス及び水蒸気
    の同時測定方法。
  6. 【請求項6】 30〜150℃に加熱されたキャピラリ
    ー放電管内でグロー放電させることを特徴とする請求項
    5記載のアルゴンガス中の窒素ガス及び水蒸気の同時測
    定方法。
  7. 【請求項7】 試料アルゴンガスを導入して電圧を印加
    しグロー放電させるためのキャピラリー放電管と、該放
    電管内に相対向して設けられた放電電極と、該電極に電
    圧を印加するための高電圧電源と、グロー放電によって
    発生した光の光路を分割する光分割手段と、光分割手段
    で分割された各分割光から特定波長の光を取り出す手段
    と、光の強度を検知する複数の光センサーとからなるこ
    とを特徴とするアルゴンガス中の窒素ガス及び水蒸気の
    同時測定装置。
  8. 【請求項8】 試料アルゴンガスを導入して電圧を印加
    しグロー放電させるためのキャピラリー放電管と、該放
    電管内に相対向して設けられた放電電極と、該電極に電
    圧を印加するための高電圧電源と、グロー放電によって
    発生した光を波長の異なる光に分離する分光手段と、光
    の強度を検知する複数の光センサーとからなることを特
    徴とするアルゴンガス中の窒素ガス及び水蒸気の同時測
    定装置。
  9. 【請求項9】 キャピラリー放電管内を加熱するための
    加熱手段を有することを特徴とする請求項7又は請求項
    8記載のアルゴンガス中の窒素ガス及び水蒸気の同時測
    定装置。
JP21811395A 1994-08-24 1995-08-03 アルゴンガス中の窒素ガス又は水蒸気の測定方法及びその装置、窒素ガス及び水蒸気の同時測定方法及びその装置 Expired - Lifetime JP3206870B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21811395A JP3206870B2 (ja) 1994-08-24 1995-08-03 アルゴンガス中の窒素ガス又は水蒸気の測定方法及びその装置、窒素ガス及び水蒸気の同時測定方法及びその装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-222656 1994-08-24
JP22265694 1994-08-24
JP21811395A JP3206870B2 (ja) 1994-08-24 1995-08-03 アルゴンガス中の窒素ガス又は水蒸気の測定方法及びその装置、窒素ガス及び水蒸気の同時測定方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08114550A true JPH08114550A (ja) 1996-05-07
JP3206870B2 JP3206870B2 (ja) 2001-09-10

Family

ID=26522403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21811395A Expired - Lifetime JP3206870B2 (ja) 1994-08-24 1995-08-03 アルゴンガス中の窒素ガス又は水蒸気の測定方法及びその装置、窒素ガス及び水蒸気の同時測定方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3206870B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1248099A2 (en) * 2001-03-29 2002-10-09 Nippon Sanso Corporation Method and apparatus for measuring nitrogen in a gas
JP2005249551A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Taiyo Nippon Sanso Corp 混合ガス中の不純物の分析方法及び装置
JP2006201106A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Taiyo Nippon Sanso Corp 混合ガス中の不純物の分析方法及び装置
JP2010197358A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Tokai Kogaku Kk 分光分析装置及び元素分析装置
JP2011038961A (ja) * 2009-08-17 2011-02-24 Electric Power Dev Co Ltd プラズマ発光分析方法およびその装置
RU2676250C1 (ru) * 2018-01-25 2018-12-26 Общество с ограниченной ответственностью "Научно-производственное предприятие ОКБА" (ООО "НПП ОКБА") Способ контроля содержания азота в сварочной камере

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1248099A2 (en) * 2001-03-29 2002-10-09 Nippon Sanso Corporation Method and apparatus for measuring nitrogen in a gas
EP1248099A3 (en) * 2001-03-29 2002-10-16 Nippon Sanso Corporation Method and apparatus for measuring nitrogen in a gas
JP2005249551A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Taiyo Nippon Sanso Corp 混合ガス中の不純物の分析方法及び装置
JP2006201106A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Taiyo Nippon Sanso Corp 混合ガス中の不純物の分析方法及び装置
JP2010197358A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Tokai Kogaku Kk 分光分析装置及び元素分析装置
JP2011038961A (ja) * 2009-08-17 2011-02-24 Electric Power Dev Co Ltd プラズマ発光分析方法およびその装置
RU2676250C1 (ru) * 2018-01-25 2018-12-26 Общество с ограниченной ответственностью "Научно-производственное предприятие ОКБА" (ООО "НПП ОКБА") Способ контроля содержания азота в сварочной камере

Also Published As

Publication number Publication date
JP3206870B2 (ja) 2001-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3947685A (en) Method and arrangement for determining nitric oxide concentration
US4801209A (en) Process and apparatus for analyzing a gaseous mixture and a visible emission spectrum generator therefor
Van Dalen et al. Optimization of the microwave-induced plasma as an element-selective detector for non-metals
US6043881A (en) Sample cell for gaseous emission spectroscopy
CN111239062B (zh) 气体定量检测设备及方法
JP4024494B2 (ja) ガス中の窒素測定方法及び装置
US10101266B2 (en) Method and system for gas concentration measurement of gas dissolved in liquids
US3032654A (en) Emission spectrometer
US5168323A (en) Device and method for determining impurities in a gas
KR940022079A (ko) 기체 발광 분광기 및 분광법을 이용한 기체 분석 방법
JP3206870B2 (ja) アルゴンガス中の窒素ガス又は水蒸気の測定方法及びその装置、窒素ガス及び水蒸気の同時測定方法及びその装置
JPS61118647A (ja) 半導体製造用水素化物ガスの検知装置
EP1068515B1 (en) Method and apparatus for analysis of gas compositions
JP3682474B2 (ja) 水晶振動子電極材料との反応を利用したガス測定法
EP0233694A2 (en) Process and apparatus for analyzing a gaseous mixture and a visible emission spectra generator therefor
Nakahara et al. Continuous-flow determination of aqueous sulfur by atmospheric-pressure helium microwave-induced plasma atomic emission spectrometry with gas-phase sample introduction
Khvostikov et al. Investigation of potentialities of atomic fluorescence spectrometry with a tantalum coil atomizer for gas monitoring
JP2005249551A (ja) 混合ガス中の不純物の分析方法及び装置
JP2507886B2 (ja) ガス中微量不純物測定装置
Denkhaus et al. Determination of gaseous nitrogen in gas mixtures using low pressure microwave induced plasma emission spectrometry
JP2006201106A (ja) 混合ガス中の不純物の分析方法及び装置
JPS6332214B2 (ja)
JPH03230453A (ja) 蛍光ランプの検査方法
JPH04172235A (ja) ガス検出方法およびガス検出装置
JPH0226180B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090706

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706