JPS6217515A

JPS6217515A - 液体燃料燃焼装置

Info

Publication number: JPS6217515A
Application number: JP15640785A
Authority: JP
Inventors: Hideo Tomita; 英夫富田; Yuko Kubota; 久保田　勇幸; Norio Yotsuya; 規夫肆矢
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1985-07-16
Filing date: 1985-07-16
Publication date: 1987-01-26
Also published as: JPH0585810B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、石油小型給湯機、石油暖房機の燃焼装置に関
するものである。

従来の技術従来のこの種の液体燃料燃焼装置は、第３図に示すよう
に、気化筒１の外周面に空気孔２を略接線方向に設け、
この気化筒１の同心円状に助燃筒３を燃焼室４の底板５
に設け、この助燃筒３の底部に複数個の連通孔６が設け
られ、ノズ／Ｉ／７と点火電極８を内設した挿入筒９が
内胴１０に設けられていた。また、送風ファン１１は送
風路１２を介して気化筒１に連通していた０この場合、
運転スイッチ（図示せず）を入れると、送風ファン１１
′より吸い込んだ空気１３は送風路１２を通り気化筒１
内へ送り込まれ、空気孔２から噴出し、旋回分流を形成
した。そこに、電磁ポンプ（図示せず）で高圧化されて
ノズル７より噴出、微粒化された油と、この空気分流と
が混合し、点火電極８の放電により燃焼を開始した。こ
の時、燃焼室４内の温度上昇とともに、気化筒１、助燃
筒３、底板５の加熱が促進され、同時に気化筒１と助燃
筒３との間に予混合領域１４が形成され、この予混合領
域１４において燃料微粒子の瞬間的気化及び拡散混合を
促進しつつ、気化筒１上部の空気化２で不足の空気を補
充しなから青火の燃焼炎を形成していた。

発明が解決しようとする問題点しかしながら上記のような構成では、燃焼室４、気化筒
１、助燃筒３、底板５の温度が低い期間、例えば着火直
後、ノズル７から微粒化きれた油の一部分が気化、燃焼
できず、気化筒１、助燃筒３、底板５に油滴として付き
、油溜りする０したがって、この溜った油が温度上昇に
より蒸発し、燃焼するまでに燃焼を停止（ノズル９から
の給油停止）した場合、臭気、タール付着の問題点が有
るため、必ず３０秒〜９０秒間燃焼装置を運転しなけれ
ばならなかった。また、燃焼装置の運転−停止サイクル
が短い方が給湯温度の変動巾が小さくなるが、燃焼装置
の運転時間が３０〜９０秒以下にできない従来の燃焼装
置では、給湯温度の変動巾が大きく、使い勝手悪いとい
う問題点を有していた。

本発明はかかる従来の問題を解消するもので、燃焼装置
の温度が低い時でも、油溜りのない燃焼を行い、燃焼装
置の運転時間を短くすることを目的とする。

問題点を解決するための手段上記問題点を解決するために本発明の液体燃料燃焼装置
は、外周面に空飲孔を有した気化筒と、下部周壁に複数
個の連通孔を有した助燃筒と、内胴とから燃焼室を構成
し、この燃焼室に向って臨ませたノズルと保炎板を内設
した挿入間を内胴に設け、送風切換装置と送風ファンを
送風路を介して気化筒と挿入間に連通したものである。

作　　用本発明は上記した構成によって、燃焼装置の温度が低い
時は、送風ファンが吸い込んだ空気を挿入筒へ送り込み
、いわゆる油溜シのない圧力噴霧式燃焼を行い、気化筒
、助燃筒、燃焼室の底板の温度が高くなれば送風切換装
置が動作し、空気を気化筒へ送り込み、従来技術と同様
に青火の燃焼炎を形成するものである。

実施例以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明する
。

第１図、第２図において、１は円筒状の気化筒で、この
気化筒１の外周面に複数個の空気孔２を設け、助燃筒３
を燃焼室４の底板５に、かつ前記気化筒１の同心円状に
設け、この助燃筒３に開口部１５と複数個の連通孔６を
設け、またノズル７と点火電極８と保炎板１６とを内設
した挿入間９を開口部１５に対向して内胴１０に設けて
いる。

送風ファン１１は送風路１２を介して気化筒１と挿入間
９に連面している。７は送風切換装置で、送風路１２内
に位置し、仕切弁１８と弁座１９と電磁コイル２０とか
ら構成し、この電磁コイル２０は底板５の下面罠密着接
触した熱電対２１の起電力によシ制御される。

上記構成において、底板５の温度が低い時は熱電対２１
の起電力が小さいため、第１図のように送風切換装置１
７が閉状態となり、送風ファン１１よシ吸い込んだ空気
１３は送風路１２を通）挿入筒７内へ送り込まれ、燃焼
室４へ噴出する。したがって、電磁ポンプ（■示せず）
で高圧化されてノズル７より噴出、微粒化された油と噴
出空気１３が拡散混合し、いわゆる圧力噴霧式燃焼を行
い、気化筒１、助燃筒３、底板５を加熱する。この加熱
により底板５の温度が高くなると、熱電対２１の起電力
によシ第２図のように送風切換装置１７が開状態となり
、送風７１ン１１より吸い込んだ空気１３は送風路１２
を通シ気化簡１内へ送り込まれ、空気化２から噴出し、
旋回分流を形成した。

そして、気化筒１と助燃筒３との間に形成された予混合
領域１４においてノズル７より噴出、微粒化された油の
瞬間的気化及び拡散混合を促進しつつ、気化筒１上部の
空気孔２で不足の空気を補充しながら青火の燃焼炎を形
成する。

以上のように底板５の温度が低い期間、圧力噴霧式燃焼
を行うことによシ、気化筒１、助燃筒３、底板５に燃料
微粒子が付着し、油溜りを防止できる。

なお、圧力噴霧式燃焼時に気化筒１、助燃筒３の温度が
非常に高くなる場合、仕切弁１８、弁座１９に連迎孔や
溝を設け、送風切換装置１７が閉状聾でも常に気化筒１
、助燃簡３へ冷却用空気をこの連通孔や溝から流しても
よい。また、熱電対２１は架化簡１、助燃簡３、燃焼室
４のいずれに設けてもよいし、送風切換装置１７にダン
パーを利用してもよい。

発明の効果以上のように本発明の液体燃料燃焼装置によれば次の効
果が得られる。

（１）燃焼装置の温度が低い期間、圧力噴霧式燃焼を行
うので、気化筒、助燃簡、底板に燃料微粒子が付着し、
油溜りを防止できる。

Ｃ２）シたがって、数秒程度の非常に短い燃焼装置の運
転が可能なため、給湯温度の変動中を小さくできる。

（３）燃焼装置の度が高くなると、送風切換装置の動作
により青火の燃焼炎を形成するため、クリーンで、燃焼
効率が良く、燃焼音が低い燃焼を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における液体燃料燃焼装置の
低温時の要部拡大断面図、第２図は第１図の高温時の要
部拡大断面図、第３図は従来の液体燃料燃焼装置の要部
拡大断面図である。１・・・・・・気化筒、２・・・・・・空剣孔、３・・
・・・・助燃簡、４・・・・・・燃焼室、６・・・・・
連通孔、７・・・・・・ノズル、９・・・・・挿入筒、
１１・・・・・・送風ファン、１２・・・送風路、１５
・・・・・・開［］部、１６・・・・・・保炎板、１７
・・・・送風切換装置、１８・・・・・・仕切弁、１９
・・・・・弁座、２０・・・・・・電磁コイル、２１・
・・・・・熱電対。代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名トー
気化１１’ｉ　　　／２−　送風路２−　　空気孔　　
１５−　　開口部１１−−一送凰フアン　　２け−熟電腎寸第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）有底筒状の燃焼室と、この燃焼室に向って臨ませ
たノズルと保炎板を内設した挿入筒と、前記燃焼室の中
央部に位置し、外周面には複数個の空気孔を略接線方向
に有した気化筒と、この気化筒と同心円状に位置し、前
記ノズルとの対向部に開口部を有し下部周面には複数個
の連通孔を有した助燃筒と、送風路を介して気化筒と挿
入筒に連通した送風ファンと、前記送風路内に送風切換
装置とを備えた液体燃料燃焼装置。
（２）送風切換装置は、仕切弁と、弁座と、電磁コイル
と、前記燃焼室に設けた熱電対とから構成される特許請
求の範囲第４項記載の液体燃料燃焼装置。