JPS62174528A

JPS62174528A - 吸気マニホ−ルド

Info

Publication number: JPS62174528A
Application number: JP1524786A
Authority: JP
Inventors: Takayuki Suzuki; 孝幸鈴木
Original assignee: Hino Motors Ltd
Current assignee: Hino Motors Ltd
Priority date: 1986-01-27
Filing date: 1986-01-27
Publication date: 1987-07-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はディーゼル機関に慣性過給を行う吸気マニホー
ルドの改良に関する。

本発明は大型自動車のディーゼル機関に利用するに適す
る。

（概　要〕本発明は、ディーゼル機関の吸気通路長を可変にするこ
とにより異なる回転速度に同調する慣性過給を行う吸気
マニホールドにおいて、ディーゼル機関の回転速度にし
たがって圧縮空気をこの吸気マニホールドを介して、各
シリンダに供給することにより、とくにディーゼル機関の低速大負担時に即応性のよい過
給性能が発揮できるものである。

〔従来の技術〕

ディーゼル機関の低回転速度域において、必要な過給を
行うため、各シリンダの吸気ポートを通過する給気の同
調周波数を変えて過給効果を図る慣性過給の原理が知ら
れている。

しかしこれを実現するために吸気マニホールドの長さを
可変することは困難であるので、第４図に示すように、
吸気マニホールド３１Ａおよび３１Ｂにバイパスするバ
イパス管路３２を設け、この内部に軸３３Ａにより回転
するバタフライ弁３３Ｂによって、吸気マニホールド３
１Ａおよび３１Ｂを連通させまたは閉塞して、給気の同
調周波数を可変とすることが行われた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし上記の構造では、適正な同調が得られないので、
慣性過給の効果が少なくなる欠点があった。

本出願人は同時に提出する特許出願において、吸気マニ
ホールドの慣性過給の同調周波数を広いレンジにわたり
変化することのできるものを開示した。

本発明は、これに加えてディーゼル機関の回転速度にし
たがって圧縮空気を吸気ポートに供給することにより、
ディーゼル機関の過給性能、とくに低速大負荷時に即応
性のよい過給性能を与える吸気マニホールドを提供する
ことを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕本発明は、ディーゼル機関の複数のシリンダの各吸気ポ
ートに接続された第一の管路を備え、この第一の管路の
実効長さが可変に設定された吸気マニホールドにおいて
、前記第一の管路とほぼ平行に配置された第二の管路と
、この第二の管路と上記吸気ポートとの間に設けられた
開閉弁と、この第二の管路に圧縮空気を供給する手段と
、前記開閉弁をこのディーゼル機関の回転速度にしたが
って開閉制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
。

〔作　用〕

ディーゼル機関の低速大負荷は機関の慣性過給の即応性
がよくない。これを補うため、標準状態の空気を圧縮し
て吸気ポートに供給する。これにより単位体積内の酸素
量が多くなり、即応性のよい過給が行われる。

〔実施例〕

次に本発明の一実施例を図面によって説明する。

第１図は６シリンダのディーゼル機関に実施した本発明
実施例の一部破断部を含む全体斜視図である。本図では
説明を容易にするため、各部分の形状や寸法は模式的に
表現しである。

第１図において、吸気マニホールド１は、一点鎖線で示
すディーゼル機関のシリンダヘッド部２１の内部に、給
気側口１１より各吸気ポート１２を介して空気を供給す
る第一の管路１３を備えている。

この第一の管路１３の円筒形状の部分には、その軸廻り
に回転自在となるように回転弁１７が挿入されており、
この第一の管路１３にほぼ平行に配置された通路１５は
上記給気側口１１と接続されている。

第一の管路１３と通路１５との間には、連通孔１４およ
び１６が設けられている。これらの連通孔１４および１
６に対応して回転弁１７の側壁には所定の位置に開孔が
設けられている。

回転弁１７はレバー１７ａを介して、図外の制御手段に
より矢印のように操作され、上記連通孔１４および１６
は回転弁１７の開孔により、それぞれ開通または閉鎖さ
れることによって、第一の管路１３の給気のさいの実効
長さが可変に設定される。

ここで本発明の特徴とするところは、第一の管路１３と
ほぼ平行に配置された第二の管路１８と、この第二の管
路１８と吸気ポート１２との間に設けられた開閉弁１９
と、この第二の管路１８に圧縮空気を供給するパイプ２
０と、この開閉弁１９をディーゼル機関の回転速度にし
たがって開閉制御する制御手段とを設けたことにある。

第２図に１−１’断面図を示す。第一の管路１３は吸気
ボー１−１２に接続され、また通路１５とは連通孔１６
を介して接続されている。この第一の通路１３に挿入さ
れた回転弁１７の側壁の開孔１７ｃと１７ｄにより、そ
れぞれの接続が開閉制御される。この第一の管路１３に
ほぼ平行に第二の管路１８が配置され、この第二の管路
１８は圧縮空気が供給されているパイプ２０と接続する
とともに、開閉弁１９によって吸気ポート１２とも接続
することができる。

第３図は本実施例の制御手段のブロック構成図である。

通常吸気マニホールド１のレバー１７ａは、エアシリン
ダ２３のリンク機構２２により操作されて、慣性過給が
行われる。さらに本実施例の場合、入出力インタフェー
ス回路２９に入力端子３０ａ　、３０ｂ、３０ｃを介し
て、それぞれ回転速度、アクセル開度、車両速度の各状
態値が入力されると、マイクロプロセッサ２７およびメ
モリ２８の指令により、制御信号３４が送出される。こ
の制御信号３４はリレー３５を介して、電源３６の電流
により電磁コイル３７を励磁して、開閉弁１９を押し下
げることにより、パイプ２０から第二の管路１８に供給
されている圧縮空気は空気ポー目２に流入し、シリンダ
ヘッド部２１に供給される。

すなわち、車両速度がきわめて低く、機関の回転速度も
低いような発進時に、ディーゼル機関のシリンダに濃度
の高い過給が行われ、即応性のある燃料燃焼が行われる
。

なお、上記実施例では、回転弁１７を第一の管路１３に
設けた例を示したが、回転弁１７を第二の管路１５に設
けた構成としても同様に本発明を実施できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、ディーゼル機関の
低速大負荷時に、即応性のよい過給を行うことができる
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の一部破断部を含む模式的な全
体斜視図。第２図は第１図のＩ−Ｉ’断面図。第３図は上記実施例の制御手段のブロック構成図。第４図は従来例装置の斜視図。１．３１Ａ、３１Ｂ・・・吸気マニホールド、１１・・
・給気側口、１２・・・吸気ポート、１３・・・第一の
管路、１４、托・・・連通孔、１５・・・通路、１７・
・・回転弁、１７ａ・・・レバー、１７ｃ　、１７ｄ・
・・開孔、１８・・・第二の管路、１９・・・開閉弁、
２０・・・バイブ、２１・・・シリンダヘッド部、２２
・・・リンク機構、２３・・・エアシリンダ（ＡＣ）、
２４・・・エアタンク、２５・・・電磁弁（Ｓ　Ｖ）、
２６．３４・・・制御信号、２７・・・マイクロプロセ
ッサ（ＣＰ　Ｕ）、２８・・・メモリ（Ｍ　Ｅ　Ｍ）、
２９・・・入出力インタフェース回路（Ｉ　１０）、３
０ａ、３０ｂ　、　３０ｃ・・・入力端子、３２・・・
バイパス管路、３３Ａ・・・軸、３３Ｂ・・・バタフラ
イ弁、３５・・・リレー、３６・・・電源、３７・・・
電磁コイル。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ディーゼル機関の複数のシリンダの各吸気ポート
に接続された第一の管路を備え、この第一の管路の実効長さが可変に設定された吸気マニ
ホールドにおいて、前記第一の管路とほぼ平行に配置された第二の管路と、この第二の管路と上記吸気ポートとの間に設けられた開
閉弁と、この第二の管路に圧縮空気を供給する手段と、前記開閉
弁をこのディーゼル機関の回転速度にしたがって開閉制
御する制御手段とを備えたことを特徴とする吸気マニホールド。