JPS6216902B2 - - Google Patents
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- JPS6216902B2 JPS6216902B2 JP54043801A JP4380179A JPS6216902B2 JP S6216902 B2 JPS6216902 B2 JP S6216902B2 JP 54043801 A JP54043801 A JP 54043801A JP 4380179 A JP4380179 A JP 4380179A JP S6216902 B2 JPS6216902 B2 JP S6216902B2
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Landscapes
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は複写機、印刷機等における給紙分離
装置に関するものである。
装置に関するものである。
従来給紙分離装置には多くの方法が提案されて
いるが、一長一短があり、用途に応じて使い分け
られている。給紙ローラーで二枚同時に送り出さ
れた紙の内余分な紙を摩擦部材で給出を阻止し一
枚だけを送る方法も多く提案されているが本発明
はこの摩擦分離の機能を簡易な構造で更に向上さ
せたものである。
いるが、一長一短があり、用途に応じて使い分け
られている。給紙ローラーで二枚同時に送り出さ
れた紙の内余分な紙を摩擦部材で給出を阻止し一
枚だけを送る方法も多く提案されているが本発明
はこの摩擦分離の機能を簡易な構造で更に向上さ
せたものである。
摩擦分離における必要条件は、給紙ローラーの
紙に対する摩擦係数をμ1、分離摩擦部材の紙に
対する摩擦係数をμ2、紙と紙との間の摩擦係数
をμ3とするとき、μ1>μ2>μ3の関係を満
足させる必要がある。
紙に対する摩擦係数をμ1、分離摩擦部材の紙に
対する摩擦係数をμ2、紙と紙との間の摩擦係数
をμ3とするとき、μ1>μ2>μ3の関係を満
足させる必要がある。
分離機能は摩擦係数の条件だけで決められ、紙
の厚さ、剛度、サイズに無関係である大きな特徴
があるが、実際には種々の問題が残されている。
の厚さ、剛度、サイズに無関係である大きな特徴
があるが、実際には種々の問題が残されている。
従来この種の給紙分離装置の1例を第1図に示
す。図において紙96は紙載置板97の上に載せ
られ、ばね98で給紙ローラー91に加圧されて
いる。給紙ローラー91が示矢方向に回転する
と、紙は前進し、ばね95でローラー面に加圧さ
れた分離摩擦部材92とのニツプ部93に複数枚
給出されるが、上記摩擦係数の差により最上位の
紙だけが送り出される。
す。図において紙96は紙載置板97の上に載せ
られ、ばね98で給紙ローラー91に加圧されて
いる。給紙ローラー91が示矢方向に回転する
と、紙は前進し、ばね95でローラー面に加圧さ
れた分離摩擦部材92とのニツプ部93に複数枚
給出されるが、上記摩擦係数の差により最上位の
紙だけが送り出される。
このような従来技術においては、分離摩擦部材
92を給紙ローラー91に常時一定の加圧力で圧
接することが困難である。何故なら、給紙ローラ
ー91の回転に伴なう側圧が支持部材93と案内
部材94との間に作用し、摩擦部材92にばね9
5の力が正確に伝達されない。
92を給紙ローラー91に常時一定の加圧力で圧
接することが困難である。何故なら、給紙ローラ
ー91の回転に伴なう側圧が支持部材93と案内
部材94との間に作用し、摩擦部材92にばね9
5の力が正確に伝達されない。
又給紙ローラー91の軸方向における摩擦部材
の圧力を均等に付与することが困難となるため、
分離が不確実となり又紙がスキユー(斜め送り)
する欠点がある。
の圧力を均等に付与することが困難となるため、
分離が不確実となり又紙がスキユー(斜め送り)
する欠点がある。
本発明は上記従来技術における欠点を解消した
給紙分離装置を提供することを目的とするもので
ある。
給紙分離装置を提供することを目的とするもので
ある。
分離摩擦部材と給紙ローラーとのニツプ巾(ロ
ーラー面と摩擦部材との円周方向の接触長さ)が
長い程分離機能は良くなる。例えば線接触の場合
にはニツプ部内に3枚の紙が入つた場合には中間
の紙は上の紙と共に送り出される可能性がある。
しかしニツプ部が充分長ければ再度この二枚を分
離することが可能となる。ニツプ巾を増加するた
めにローラーの材質を軟質にし径を大きく選ぶこ
とが望ましいが実用上限度があるため、分離摩擦
部材をローラーに接する円弧状又は折平面形状に
することで分離性能を向上させることができた。
ーラー面と摩擦部材との円周方向の接触長さ)が
長い程分離機能は良くなる。例えば線接触の場合
にはニツプ部内に3枚の紙が入つた場合には中間
の紙は上の紙と共に送り出される可能性がある。
しかしニツプ部が充分長ければ再度この二枚を分
離することが可能となる。ニツプ巾を増加するた
めにローラーの材質を軟質にし径を大きく選ぶこ
とが望ましいが実用上限度があるため、分離摩擦
部材をローラーに接する円弧状又は折平面形状に
することで分離性能を向上させることができた。
分離摩擦部材は紙巾の中央位置に設けることに
より紙のスキユーを防止できるが片側基準で異な
る紙巾の紙を送る時、紙巾に合せて分離装置の位
置を変えることは装置を複雑化させ望ましくな
い。そのために異なる紙巾の中心位置を摩擦部内
に含ませるだけの巾とした摩擦部材をローラー面
にその軸方向に均一な圧力で与え給紙台に設けた
紙巾規制部材の僅かな規制力だけでスキユーせず
に送り出すことができた。摩擦部材が平面である
場合にはローラーの軸方向の圧力分布が均等であ
れば良いが摩擦部材が彎曲している場合には彎曲
軸とローラー軸を平行にする必要が更にある。摩
擦部材のローラーへの加圧中心点の接線延長上の
付近で摩擦部材を可動範囲を限定した自由一点支
持で回転ローラーに加圧することにより、車のキ
ヤスターアングルと同様な効果(イコライズ機
能)で摩擦部材はローラー面上で最も安定な位置
に自動的に変位し均等な加圧力を与えることがで
きる。
より紙のスキユーを防止できるが片側基準で異な
る紙巾の紙を送る時、紙巾に合せて分離装置の位
置を変えることは装置を複雑化させ望ましくな
い。そのために異なる紙巾の中心位置を摩擦部内
に含ませるだけの巾とした摩擦部材をローラー面
にその軸方向に均一な圧力で与え給紙台に設けた
紙巾規制部材の僅かな規制力だけでスキユーせず
に送り出すことができた。摩擦部材が平面である
場合にはローラーの軸方向の圧力分布が均等であ
れば良いが摩擦部材が彎曲している場合には彎曲
軸とローラー軸を平行にする必要が更にある。摩
擦部材のローラーへの加圧中心点の接線延長上の
付近で摩擦部材を可動範囲を限定した自由一点支
持で回転ローラーに加圧することにより、車のキ
ヤスターアングルと同様な効果(イコライズ機
能)で摩擦部材はローラー面上で最も安定な位置
に自動的に変位し均等な加圧力を与えることがで
きる。
ニツプ開始部及びそれ以前に摩擦部材が存在す
ると、この部分に進入する紙の先端が摩擦部材に
係止されニツプ部に全く進入できないとか、先端
部が僅かに進入してもそれ以上進めなかつたり、
分離給紙されても先端部が座屈したりすることが
ある。そのためにニツプ開始部は低摩擦部材で構
成することでニツプ部への進入を容易にし、又摩
擦部材とのニツプ部直前での紙先端部の座屈を許
さない密着状態を保つたままニツプを通過させる
のに必要な推力を与えることができる。この場合
分離機能として働くニツプ巾が減少するために前
記ニツプ巾増加手段が必要となる。
ると、この部分に進入する紙の先端が摩擦部材に
係止されニツプ部に全く進入できないとか、先端
部が僅かに進入してもそれ以上進めなかつたり、
分離給紙されても先端部が座屈したりすることが
ある。そのためにニツプ開始部は低摩擦部材で構
成することでニツプ部への進入を容易にし、又摩
擦部材とのニツプ部直前での紙先端部の座屈を許
さない密着状態を保つたままニツプを通過させる
のに必要な推力を与えることができる。この場合
分離機能として働くニツプ巾が減少するために前
記ニツプ巾増加手段が必要となる。
以下に本発明の実施例を第2図、第3図及び第
4図で説明する。
4図で説明する。
給紙ローラー100に対し紙載置板160上に
載せられた紙150は給紙圧スプリング170で
加圧される。このスプリングのばね定数は紙の積
載量の変化に対して、ほぼ一定の給紙ローラー圧
が得られるように選ばれている。載置板160は
給紙台180に回動自在に一端を支持されてい
る。
載せられた紙150は給紙圧スプリング170で
加圧される。このスプリングのばね定数は紙の積
載量の変化に対して、ほぼ一定の給紙ローラー圧
が得られるように選ばれている。載置板160は
給紙台180に回動自在に一端を支持されてい
る。
分離摩擦部材210はアーム200に取付けら
れている。ニツプ開始部分200aは低摩擦係数
のテフロン(商品名)テープが貼付されるか又は
アームそれ自体である。
れている。ニツプ開始部分200aは低摩擦係数
のテフロン(商品名)テープが貼付されるか又は
アームそれ自体である。
アーム200の基端200cは本体に固定され
たブラケツト260上の軸220上にゆるく嵌合
され、軸受巾Wは充分狭くすることにより、分離
摩擦部材210の巾の中央で一点支持で支持さ
れ、分離摩擦部材210はローラー100にスプ
リング230で加圧されている。
たブラケツト260上の軸220上にゆるく嵌合
され、軸受巾Wは充分狭くすることにより、分離
摩擦部材210の巾の中央で一点支持で支持さ
れ、分離摩擦部材210はローラー100にスプ
リング230で加圧されている。
アームの支点はローラーの回転方向に対して手
前側に設けトレーリングアームとすることが望ま
しいが、実施例の如く給紙ローラーを給出と、分
離との2つの機能を同時に作用させた時は、載積
紙と摩擦部材間に支点を設けることが後に説明す
る圧力解除が困難となる。このため、アーム支点
を回転方向に対して後側に設けたリーデイングア
ームとした場合には、支点を摩擦部材接触点の接
線内側に設けることが望ましいが、紙通路の障害
となるため、接線外側に設けざるを得ない。この
支点位置で支持されたアームは、回転するローラ
ーに喰い込み必要以上の圧力をローラーに与え、
ローラーの回転負荷を増大させるだけでなく、紙
を傷付ける。この対策として支点を接線近くに設
け、アームがローラーに喰い込む変位量を制限さ
せる部材を設けることで防止することができる。
前側に設けトレーリングアームとすることが望ま
しいが、実施例の如く給紙ローラーを給出と、分
離との2つの機能を同時に作用させた時は、載積
紙と摩擦部材間に支点を設けることが後に説明す
る圧力解除が困難となる。このため、アーム支点
を回転方向に対して後側に設けたリーデイングア
ームとした場合には、支点を摩擦部材接触点の接
線内側に設けることが望ましいが、紙通路の障害
となるため、接線外側に設けざるを得ない。この
支点位置で支持されたアームは、回転するローラ
ーに喰い込み必要以上の圧力をローラーに与え、
ローラーの回転負荷を増大させるだけでなく、紙
を傷付ける。この対策として支点を接線近くに設
け、アームがローラーに喰い込む変位量を制限さ
せる部材を設けることで防止することができる。
実施例として、分離摩擦部材としてはゴム硬度
40のポリウレタンゴムを使用し、給紙ローラー1
00には発泡ポリウレタンゴムが摩擦係数大であ
り軟質で円弧状摩擦部材への密着が良くかつ耐摩
耗性が良かつた。
40のポリウレタンゴムを使用し、給紙ローラー1
00には発泡ポリウレタンゴムが摩擦係数大であ
り軟質で円弧状摩擦部材への密着が良くかつ耐摩
耗性が良かつた。
分離摩擦部材210のローラーへの喰込量は紙
進路ガイド板240の本体250への取付部24
0aのエツジを上下方向に調整することでアーム
の先端加圧解除レバー200b部の移動量を制限
し、不必要な圧力増加を防止している。
進路ガイド板240の本体250への取付部24
0aのエツジを上下方向に調整することでアーム
の先端加圧解除レバー200b部の移動量を制限
し、不必要な圧力増加を防止している。
この種の分離装置の欠点は常にニツプ部に紙が
残ることであり、紙を交換する時に、紙載置板を
降下させてもニツプ部に喰えられた紙が給紙台に
戻らなく、操作性を阻害している。
残ることであり、紙を交換する時に、紙載置板を
降下させてもニツプ部に喰えられた紙が給紙台に
戻らなく、操作性を阻害している。
実施例では、紙載置板160を下降させた時、
この先端がアーム200の先端加圧解除レバー2
00bを押し下げ分離摩擦部材210はローラー
100から充分離間される。
この先端がアーム200の先端加圧解除レバー2
00bを押し下げ分離摩擦部材210はローラー
100から充分離間される。
このように、分離摩擦部材を回転可能なアーム
に設けたため容易に連動させることができるので
ある。
に設けたため容易に連動させることができるので
ある。
このように本発明によれば、摩擦部材を装着し
たアームが一点部分にてアーム支持手段により支
持されているので、摩擦部材はイコライズ機能を
発揮して摩擦部材の給紙ローラーの軸方向に対す
る圧接を巾方向に自動的に均等になし得、これに
より転写紙のスキユーが防止され、又、摩擦部材
を給紙ローラー周面に広範囲にわたつて接触させ
ることで多枚送り防止効果をより向上させること
ができ、さらに摩擦部材の圧接解除を紙載置板1
60の下降と連動させ、用紙の交換が容易、迅速
化され、しかも本発明による装置自体は小型化、
簡素になし得るという多くの効果を有する。
たアームが一点部分にてアーム支持手段により支
持されているので、摩擦部材はイコライズ機能を
発揮して摩擦部材の給紙ローラーの軸方向に対す
る圧接を巾方向に自動的に均等になし得、これに
より転写紙のスキユーが防止され、又、摩擦部材
を給紙ローラー周面に広範囲にわたつて接触させ
ることで多枚送り防止効果をより向上させること
ができ、さらに摩擦部材の圧接解除を紙載置板1
60の下降と連動させ、用紙の交換が容易、迅速
化され、しかも本発明による装置自体は小型化、
簡素になし得るという多くの効果を有する。
次に本発明を適用した電子写真複写機の1つの
例を説明する。
例を説明する。
第6図において、全体を符号10で示す電子写
真複写機に関し、その基板11は現像タンクを収
容可能な空胴のスタンド部12を形成している。
スタンド12の上方に位置している周面に光導電
体層をもつ感光体ドラム13は、同感光体ドラム
13の左方に示されている原動モーター14によ
つて、適当な回転伝達装置、たとえばチエーン・
スプロケツト装置を介して矢印a1の向きに駆動さ
れるようになつている。
真複写機に関し、その基板11は現像タンクを収
容可能な空胴のスタンド部12を形成している。
スタンド12の上方に位置している周面に光導電
体層をもつ感光体ドラム13は、同感光体ドラム
13の左方に示されている原動モーター14によ
つて、適当な回転伝達装置、たとえばチエーン・
スプロケツト装置を介して矢印a1の向きに駆動さ
れるようになつている。
感光体ドラム13の周囲には、帯電兼転写用の
コロナ15、感光体ドラム13の表面から転写紙
を分離し、これを所定の向きに導くための転写紙
分離装置16、光集束性光学素子(商品名:セル
フオツク)列からなる露光装置17、除電用コロ
ナ18、液体現像装置19、自由端が感光体ドラ
ム13に対して接離自在のクリーニングブレード
20及び現像装置19を通過した感光体ドラム表
面上の現像液層を所定の液量に規制するためのス
クイズローラー21がこの順に配置されている。
コロナ15、感光体ドラム13の表面から転写紙
を分離し、これを所定の向きに導くための転写紙
分離装置16、光集束性光学素子(商品名:セル
フオツク)列からなる露光装置17、除電用コロ
ナ18、液体現像装置19、自由端が感光体ドラ
ム13に対して接離自在のクリーニングブレード
20及び現像装置19を通過した感光体ドラム表
面上の現像液層を所定の液量に規制するためのス
クイズローラー21がこの順に配置されている。
複写機本体の上面には、透明板22及び開閉自
在の原稿圧板23から主に構成されている原稿載
置台24が図において、左右に摺動自在に支持さ
れている。第2図を右方から見たときの原稿載置
台24の右側縁には、この側縁に沿つた細長い部
材25が固定されており、この部材25の中央部
には上下に延びた長孔26を有する連結腕27の
上端が固定されている。長孔26には無端チエー
ン28の一部に固定されたピン29が緩く嵌合し
ており、また無端チエーン28は原稿載置台と平
行に配置された一対のスプロケツト30,31間
に掛け渡されている。
在の原稿圧板23から主に構成されている原稿載
置台24が図において、左右に摺動自在に支持さ
れている。第2図を右方から見たときの原稿載置
台24の右側縁には、この側縁に沿つた細長い部
材25が固定されており、この部材25の中央部
には上下に延びた長孔26を有する連結腕27の
上端が固定されている。長孔26には無端チエー
ン28の一部に固定されたピン29が緩く嵌合し
ており、また無端チエーン28は原稿載置台と平
行に配置された一対のスプロケツト30,31間
に掛け渡されている。
一方のスプロケツト31は適宜のクラツチを介
して前記モーター14によつて複写動作時に矢印
の向きに駆動されるようになつている。無端チエ
ーン28とピン29を介して連結されている原稿
載置台24は、ピン29が無端チエーン28と共
に一回動することによつて図示の右方に偏倚した
位置から一往復動する。図示の原稿載置台24の
位置、すなわちピン29がスプロケツト30の軸
32の直上に位置しているときの原稿載置台24
の位置は、露光開始、厳密には露光開始の直前の
位置であり、原稿載置台24の実際の始動位置は
ピン29が軸32の右方の死点たる点線位置29
Aを占めている位置である。
して前記モーター14によつて複写動作時に矢印
の向きに駆動されるようになつている。無端チエ
ーン28とピン29を介して連結されている原稿
載置台24は、ピン29が無端チエーン28と共
に一回動することによつて図示の右方に偏倚した
位置から一往復動する。図示の原稿載置台24の
位置、すなわちピン29がスプロケツト30の軸
32の直上に位置しているときの原稿載置台24
の位置は、露光開始、厳密には露光開始の直前の
位置であり、原稿載置台24の実際の始動位置は
ピン29が軸32の右方の死点たる点線位置29
Aを占めている位置である。
図において露光装置17の左方には、楕円面状
の反射板33及び原稿載置台24を横切る方向に
細長い棒状光源ランプ34からなる原稿照明装置
35が配置されている。
の反射板33及び原稿載置台24を横切る方向に
細長い棒状光源ランプ34からなる原稿照明装置
35が配置されている。
スタンド12内には箱型の現像液容器36が、
複写機の手前がわから出し入れ自在に収納されて
いて、この現像液容器36と、感光体ドラム13
の下位に配置されている現像電極板37とが現像
液供給パイプ38で連結されており、同パイプ3
8の適所に設けられたポンプにより現像液容器内
の現像液が現像皿37の一端に形成された液供給
口39に流し込まれる。流し込まれた現像液は、
感光体ドラムと現像電極板とで形成された間隙を
満した状態で現像電極板37に沿つて流れ、同現
像電極板37の他端から受皿40上に流下して現
像液容器36に還流する。
複写機の手前がわから出し入れ自在に収納されて
いて、この現像液容器36と、感光体ドラム13
の下位に配置されている現像電極板37とが現像
液供給パイプ38で連結されており、同パイプ3
8の適所に設けられたポンプにより現像液容器内
の現像液が現像皿37の一端に形成された液供給
口39に流し込まれる。流し込まれた現像液は、
感光体ドラムと現像電極板とで形成された間隙を
満した状態で現像電極板37に沿つて流れ、同現
像電極板37の他端から受皿40上に流下して現
像液容器36に還流する。
転写紙は、図において複写機本体の右側壁下部
から外方に延びた転写紙台41の可動板42上に
積み重ねられる。可動板42の後端縁42aは下
向きに折り曲げられて転写紙台41の長孔43に
緩く係合しており、転写紙台41と可動板42と
の間に介装された圧縮ばね44の弾力によつて、
可動板42はその後端縁を中心とした回動習性、
すなわち載置転写紙を押し上げる向きの回動習性
が与えられている。この回動習性による可動板4
2の回動は、同可動板42の先端縁42bが後述
の給紙ローラー100に衝合することによつて制
限される。可動板42を押し下げるためのピン4
5は基部を転写紙台41の一方の側板46に軸4
8で軸装されたレバー47の一部に植設されてい
る。レバー47の軸48を中心とした揺動範囲は
側板46に穿たれた円弧状孔49で制限されてお
り、レバー47を時計方向に回動させることによ
つて、ピン45で可動板42をばね44の弾力に
抗して押し下げることができ、転写紙の補給作業
を可能にしている。転写紙台41は、その先端縁
41aと側板46に形成された係合部51とを複
写機基板11に植設したピン50とにそれぞれ係
合させることによつて着脱自在に装着されてい
る。
から外方に延びた転写紙台41の可動板42上に
積み重ねられる。可動板42の後端縁42aは下
向きに折り曲げられて転写紙台41の長孔43に
緩く係合しており、転写紙台41と可動板42と
の間に介装された圧縮ばね44の弾力によつて、
可動板42はその後端縁を中心とした回動習性、
すなわち載置転写紙を押し上げる向きの回動習性
が与えられている。この回動習性による可動板4
2の回動は、同可動板42の先端縁42bが後述
の給紙ローラー100に衝合することによつて制
限される。可動板42を押し下げるためのピン4
5は基部を転写紙台41の一方の側板46に軸4
8で軸装されたレバー47の一部に植設されてい
る。レバー47の軸48を中心とした揺動範囲は
側板46に穿たれた円弧状孔49で制限されてお
り、レバー47を時計方向に回動させることによ
つて、ピン45で可動板42をばね44の弾力に
抗して押し下げることができ、転写紙の補給作業
を可能にしている。転写紙台41は、その先端縁
41aと側板46に形成された係合部51とを複
写機基板11に植設したピン50とにそれぞれ係
合させることによつて着脱自在に装着されてい
る。
可動板42に載せられた転写紙は、ばね44に
より紙の量に関係なくほぼ一定の圧力で給紙ロー
ラ100の下部に圧接された状態におかれる。給
紙ローラ100の下部で紙巾の中央部にある分離
摩擦部材210が圧接している。分離摩擦部材2
10は軸220で枢着されたアーム200に貼着
されており、アーム200に作用しているばね
(図示されず)で給紙ローラー100の周面に圧
接している。分離摩擦部材210は給紙ローラー
100との協働作用によつて転写台上の転写紙を
一枚づつレジストローラー対56,57に送り込
むのに役立つ。たとえば給紙ローラー100と分
離摩擦部材210との間に二枚の転写紙が送り込
まれたとすると、二枚目の転写紙は分離摩擦部材
210によつてその進行を妨げられ、一枚目の転
写紙のみが給紙ローラー100で送られる。この
ような一枚送り作用は、分離摩擦部材210と転
写紙との間の摩擦係数をμ1、転写紙同士間のそ
れをμ3、給紙ローラーと転写紙との間のそれを
μ2としたとき、μ1>μ2>μ3なる関係を満
足する摩擦係数を持つ摩擦部材及び給紙ローラー
を選ぶことによつて確実に営まれる。
より紙の量に関係なくほぼ一定の圧力で給紙ロー
ラ100の下部に圧接された状態におかれる。給
紙ローラ100の下部で紙巾の中央部にある分離
摩擦部材210が圧接している。分離摩擦部材2
10は軸220で枢着されたアーム200に貼着
されており、アーム200に作用しているばね
(図示されず)で給紙ローラー100の周面に圧
接している。分離摩擦部材210は給紙ローラー
100との協働作用によつて転写台上の転写紙を
一枚づつレジストローラー対56,57に送り込
むのに役立つ。たとえば給紙ローラー100と分
離摩擦部材210との間に二枚の転写紙が送り込
まれたとすると、二枚目の転写紙は分離摩擦部材
210によつてその進行を妨げられ、一枚目の転
写紙のみが給紙ローラー100で送られる。この
ような一枚送り作用は、分離摩擦部材210と転
写紙との間の摩擦係数をμ1、転写紙同士間のそ
れをμ3、給紙ローラーと転写紙との間のそれを
μ2としたとき、μ1>μ2>μ3なる関係を満
足する摩擦係数を持つ摩擦部材及び給紙ローラー
を選ぶことによつて確実に営まれる。
レジストローラー対56,57は、給紙ローラ
ー100によつて送り込まれた転写紙を、その先
端が感光体ドラム13上の画像部の先端と合致す
るように、転写装置15に向けて送り込む機能を
もつている。給紙ローラー100及びレジストロ
ーラー対56,57による給紙動作は、これらロ
ーラーの連繋動作によつて遂行されるが、給紙ロ
ーラー100及びレジストローラー対56,57
の連繋的回転及び停止の制御は、給紙ローラー1
00とレジストローラー対56,57との間に設
けられたレバー機構58,59によつて行われ
る。レバー58は給紙ローラー52の回転、停止
を制御するクラツチ機構に、そしてレバー59は
レジストローラー57の回転、停止を制御するク
ラツチ機構にそれぞれ働きかけるものであつて、
一方のレバー59は、感光体ドラム13の画像部
が所定の回転位置を占めたときレジストローラー
57に転写紙送り動作を与えるための動作指令リ
ンク60の一端60aに連結されている。
ー100によつて送り込まれた転写紙を、その先
端が感光体ドラム13上の画像部の先端と合致す
るように、転写装置15に向けて送り込む機能を
もつている。給紙ローラー100及びレジストロ
ーラー対56,57による給紙動作は、これらロ
ーラーの連繋動作によつて遂行されるが、給紙ロ
ーラー100及びレジストローラー対56,57
の連繋的回転及び停止の制御は、給紙ローラー1
00とレジストローラー対56,57との間に設
けられたレバー機構58,59によつて行われ
る。レバー58は給紙ローラー52の回転、停止
を制御するクラツチ機構に、そしてレバー59は
レジストローラー57の回転、停止を制御するク
ラツチ機構にそれぞれ働きかけるものであつて、
一方のレバー59は、感光体ドラム13の画像部
が所定の回転位置を占めたときレジストローラー
57に転写紙送り動作を与えるための動作指令リ
ンク60の一端60aに連結されている。
図において、複写機の左側壁の一部には排気孔
61が設けられていて、この排気孔61には原動
モーター14の軸14aに固定されたフアン62
とこれを囲むケーシング63とからなる排気装置
の開口が対向している。
61が設けられていて、この排気孔61には原動
モーター14の軸14aに固定されたフアン62
とこれを囲むケーシング63とからなる排気装置
の開口が対向している。
上記の構成を有する電子写真複写機は、感光体
ドラム13が約2回転することによつて1枚のコ
ピーが得られる、所謂2回転1コピー形式のもの
である。すなわち、 感光体ドラムの1回転目で、 (1) コロナ15による感光体ドラム表面の全面均
一帯電 (2) 露光装置17によるスリツト露光 (3) 現像装置19による静電潜像の可視像化 (4) スクイズローラー21による感光体ドラム上
の液厚規制 が行われ、2回転目で (5) コロナ15による可視像の転写紙への転写 (6) 分離装置16による感光体ドラムからの転写
紙の分離 (7) コロナ18による感光体ドラムの除電 (8) クリーニングブレイド20による感光体表面
のクリーニング がそれぞれ行われる。
ドラム13が約2回転することによつて1枚のコ
ピーが得られる、所謂2回転1コピー形式のもの
である。すなわち、 感光体ドラムの1回転目で、 (1) コロナ15による感光体ドラム表面の全面均
一帯電 (2) 露光装置17によるスリツト露光 (3) 現像装置19による静電潜像の可視像化 (4) スクイズローラー21による感光体ドラム上
の液厚規制 が行われ、2回転目で (5) コロナ15による可視像の転写紙への転写 (6) 分離装置16による感光体ドラムからの転写
紙の分離 (7) コロナ18による感光体ドラムの除電 (8) クリーニングブレイド20による感光体表面
のクリーニング がそれぞれ行われる。
上記の動作中、感光体ドラムの1回転目では除
電用コロナ18への通電は断れており、クリーニ
ングブレード20は感光体ドラム表面から離間し
ている。
電用コロナ18への通電は断れており、クリーニ
ングブレード20は感光体ドラム表面から離間し
ている。
感光体ドラム13は、複写機のメインスイツチ
をオンにすることにより回転を始め、原稿載置台
24は、プリント釦を操作することによつて図示
の右方位置、厳密にはピン29が点線位置29A
を占めている原稿載置台位置から左方に向つて感
光体ドラム13と同期した速度で移動し、原稿画
像を、露光装置17を介して感光体ドラム13に
照射する。
をオンにすることにより回転を始め、原稿載置台
24は、プリント釦を操作することによつて図示
の右方位置、厳密にはピン29が点線位置29A
を占めている原稿載置台位置から左方に向つて感
光体ドラム13と同期した速度で移動し、原稿画
像を、露光装置17を介して感光体ドラム13に
照射する。
レジストローラー対56,57で送り込まれる
転写紙は、その一側縁の数ミリを感光体ドラム1
3からはみ出した状態で感光体ドラム13と接触
し、転写装置15を通過した転写紙先端の上記の
はみ出し部分が転写装置15の案内部66で掬い
上げられ、さらに転写紙が進行すると、上記はみ
出し部分がローラー67と無端ベルト68との間
に挾み込まれて、転写紙が感光体ドラムから分離
される。分離された転写紙は案内板69上を通つ
て排紙ローラー対70,71によつて排紙台72
上に排出される。
転写紙は、その一側縁の数ミリを感光体ドラム1
3からはみ出した状態で感光体ドラム13と接触
し、転写装置15を通過した転写紙先端の上記の
はみ出し部分が転写装置15の案内部66で掬い
上げられ、さらに転写紙が進行すると、上記はみ
出し部分がローラー67と無端ベルト68との間
に挾み込まれて、転写紙が感光体ドラムから分離
される。分離された転写紙は案内板69上を通つ
て排紙ローラー対70,71によつて排紙台72
上に排出される。
分離装置16の上方に示されている切欠付回転
円板64及び光電変換部65からなるパルス発生
装置は、複写機に必要な連繋動作を電気的に制御
する信号を時系列的に作り出すためのものであ
る。
円板64及び光電変換部65からなるパルス発生
装置は、複写機に必要な連繋動作を電気的に制御
する信号を時系列的に作り出すためのものであ
る。
第1図は本発明の属する技術分野での従来技術
としての給紙分離機構の側断面図、第2図は本発
明による装置の側断面図、第3図は第2図のアー
ムを主体として示した第2図示矢A方向よりみた
平面図、第4図は本発明による装置のアーム及び
その周辺部を主体に示した斜視図、第5図は本発
明を実施した電子写真複写機の一例を示す外観斜
視図、第6図は、上記電子写真複写機の中央部に
おける縦断面図である。 100……給紙ローラー、200……アーム、
200a……ニツプ開始部分、210……分離摩
擦部材、230……スプリング。
としての給紙分離機構の側断面図、第2図は本発
明による装置の側断面図、第3図は第2図のアー
ムを主体として示した第2図示矢A方向よりみた
平面図、第4図は本発明による装置のアーム及び
その周辺部を主体に示した斜視図、第5図は本発
明を実施した電子写真複写機の一例を示す外観斜
視図、第6図は、上記電子写真複写機の中央部に
おける縦断面図である。 100……給紙ローラー、200……アーム、
200a……ニツプ開始部分、210……分離摩
擦部材、230……スプリング。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 回転する給紙ローラー100に摩擦部材21
0を圧接し、摩擦係数の差により積載した紙を1
枚づつに分離して送り出す給紙分離装置におい
て、 摩擦部材210を装着したアーム200と、 摩擦部材の巾方向ほぼ中央に相当するアームの
1点部分200cにて該アームを支持するアーム
支持手段220と、 給紙ローラーに摩擦部材を圧接する圧力を常時
上記アームに付与するスプリング230とを有し
た分離機構を紙巾中央部に設けた給紙分離装置。 2 給紙ローラー100に対する摩擦部材210
の圧接面を、給紙ローラーの円周面に沿う曲面又
は円周に接する接平面とし、ニツプ開始部分20
0aは摩擦部材の摩擦係数より小さい値の材質で
構成された特許請求の範囲第1項記載の給紙分離
装置。 3 紙載置板160,42の下降に連動してアー
ム200を回動させ摩擦部材210を給紙ローラ
ー100から離間させる係合部200bをアーム
に設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の給紙分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4380179A JPS55135039A (en) | 1979-04-11 | 1979-04-11 | Feed paper separation system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4380179A JPS55135039A (en) | 1979-04-11 | 1979-04-11 | Feed paper separation system |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55135039A JPS55135039A (en) | 1980-10-21 |
JPS6216902B2 true JPS6216902B2 (ja) | 1987-04-15 |
Family
ID=12673843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4380179A Granted JPS55135039A (en) | 1979-04-11 | 1979-04-11 | Feed paper separation system |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55135039A (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5678747A (en) * | 1979-11-27 | 1981-06-27 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | Feeding device for leaf |
JPS57203631A (en) * | 1981-06-09 | 1982-12-14 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | Paper feeder |
JPS5926836A (ja) * | 1982-08-06 | 1984-02-13 | Fuji Xerox Co Ltd | 用紙給送装置 |
JPS6047745U (ja) * | 1983-09-05 | 1985-04-04 | 株式会社ピ−エフユ− | 自動給紙装置 |
JPS62144241U (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-11 | ||
JPS62140041U (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-03 | ||
JPS62249841A (ja) * | 1986-04-23 | 1987-10-30 | Matsushita Graphic Commun Syst Inc | 自動給紙装置 |
JP2966054B2 (ja) * | 1990-07-13 | 1999-10-25 | キヤノン株式会社 | シート給送装置 |
US5269506A (en) * | 1992-09-29 | 1993-12-14 | Hewlett-Packard Company | Paper pick-up system for printers |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50145137A (ja) * | 1974-05-11 | 1975-11-21 | ||
JPS5124929A (en) * | 1974-07-03 | 1976-02-28 | Stant Mfg Co | Anzen atsuryoku shinku ririifukumitatetai |
JPS53128859A (en) * | 1977-04-15 | 1978-11-10 | Matsushita Graphic Communic | Apparatus for automatically feeding paper |
JPS555459A (en) * | 1978-06-28 | 1980-01-16 | Hitachi Ltd | Multistage axial-flow blower with variable-pitch moving vanes |
-
1979
- 1979-04-11 JP JP4380179A patent/JPS55135039A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50145137A (ja) * | 1974-05-11 | 1975-11-21 | ||
JPS5124929A (en) * | 1974-07-03 | 1976-02-28 | Stant Mfg Co | Anzen atsuryoku shinku ririifukumitatetai |
JPS53128859A (en) * | 1977-04-15 | 1978-11-10 | Matsushita Graphic Communic | Apparatus for automatically feeding paper |
JPS555459A (en) * | 1978-06-28 | 1980-01-16 | Hitachi Ltd | Multistage axial-flow blower with variable-pitch moving vanes |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55135039A (en) | 1980-10-21 |
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