JPS621674Y2 - - Google Patents

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JPS621674Y2
JPS621674Y2 JP1981016655U JP1665581U JPS621674Y2 JP S621674 Y2 JPS621674 Y2 JP S621674Y2 JP 1981016655 U JP1981016655 U JP 1981016655U JP 1665581 U JP1665581 U JP 1665581U JP S621674 Y2 JPS621674 Y2 JP S621674Y2
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JP
Japan
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cold air
reagent
refrigerator
bottle
nozzle
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JP1981016655U
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JPS57130183U (ja
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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、冷風循環方式の冷蔵庫、特に試薬び
んを冷気室内で例えばターンテーブルの様な移動
部材に載置し、コンピユータにより、指定された
試薬びんを選択的に吸引位置に移動させ、分析に
必要な試薬をノズルで吸引し、反応容器に吐出す
るタイプの自動分析装置における試薬冷蔵庫に関
するものである。
一般に化学分析装置においては試薬が用いられ
るが、多数の検体を処理する場合、大量の試薬が
必要となるため大形の試薬容器が必要となる。特
に多項目の分析を行う装置では複数種の試薬が必
要となり、大形の試薬容器が複数必要となり装置
全体が大形化すると共に試薬処理機構も大形化す
るため、濃縮試薬を使用し、これを希釈して使用
する方式が採られている。このような濃縮試薬は
変質および温度変動を防止するために低温に維持
する必要があり、一般に冷蔵庫に保存されてい
る。一方、使用中は濃縮試薬を収容するびんの口
をあけて分注ノズルを出入させるため、蒸発が生
じ濃度が変動するため分析精度が悪影響を受ける
欠点がある。このような蒸発は、特に冷気室に対
して冷気を循環させるようにして温度変動を少な
くした冷蔵庫において甚だしくなる。
このような欠点を除去するために、常時は試薬
びんに蓋をしておき、分注ノズルによる吸引位置
に試薬びんが到来したときだけ蓋を開くようにし
た移動蓋を用いることが提案されているが、この
場合には蓋をした状態でも若干の間隙が生じ、従
つて冷気をびんの口付近に流すと試薬の蒸発が依
然として生じ、長時間装置内に冷蔵格納すること
ができなくなる。
また、常時ゴムの密栓をしておき針状のノズル
でつき刺すようにした装置も提案されているが、
ノズルの材質がSUS等に限定され、生産性が悪い
こと、ゴムのくず等のごみでノズルがつまる恐れ
があり、さらに繰り返し使用すると、ゴムの栓に
孔があき、密栓の効果がなくなる等の欠点があ
る。
また、不使用時だけ密栓をすることも考えられ
るが、手間がかかり、蓋をするのを忘れると試薬
が蒸発したり、蓋をはずし忘れると分注ノズルが
損傷する等の欠点がある。
さらに、冷風を循環させない冷蔵庫に試薬びん
を収納すれば、蒸発は抑えられるが、冷却効率が
悪く、所定温度に達するまで時間がかかると共に
正確な温度制御ができなくなる欠点があり、また
ウオーターバス方式の冷蔵装置を用いると、びん
がぬれるので取扱いが不便となるなどの欠点があ
る。
本考案の目的は上記の欠点を除去し冷風が試薬
びんの口付近を通らないような冷蔵庫の構造にす
ることにより、密栓をしない試薬びんでもその蒸
発を最小にくい止めることができ、したがつて試
薬濃度の上昇を防ぎ、分析精度の向上が図れるよ
うな冷風循環方式の試薬冷蔵庫を提供するにあ
る。
本考案は複数の試薬びんを、内部に入れた試薬
を分注するために口があけられた状態でまたは口
があけられるように収納する冷気室に冷気口と排
気口を設け、冷気口から排気口に冷風を循環させ
るようにした自動分析装置用試薬冷蔵庫におい
て、前記冷気室内に、冷気口および排気口よりも
上方であるが複数の試薬びんの口よりも下方に位
置する中蓋を設け、冷気室内のこの中蓋よりも上
側の空間には冷風を循環させないように構成した
ことを特徴とするものである。
以下、図面を参照して本考案を詳細に説明す
る。
第1図は冷気がびんの口付近を通る従来例の冷
風循環方式の冷蔵庫の縦断面図である。冷蔵ケー
ス1を断熱材で構成し、図示しない分析装置本体
に固定する。冷蔵カバー2は試薬びん3をターン
テーブル4に載置したり試薬びんを冷蔵庫から取
り出すとき開閉できるように蝶番5を介して冷蔵
ケース1に回動自在に取付ける。ターンテーブル
4は所定の試薬びん3をノズル6の吸引位置に移
動させるテーブルである。冷蔵ケース1の側壁に
冷気の吐出口および吸引口7,8を設け、一方の
冷気吐出口7より冷気を試薬びん3の載置してあ
る冷気室9に送り込み、他方の冷気吸引口8より
排出するようにする。これら冷気口7,8は図示
しない冷却ユニツトに接続し、冷却ユニツトに備
えたフアンにより冷気を冷気室9を経て循環させ
る。なお、分析項目に対応した試薬びんをターン
テーブル4上の所定位置に移動させるには、適当
なセンサーによつて試薬びんの位置を検出し、こ
の検出信号により、制御部を介してモータ10を
駆動しこのモータによりギヤ11,12、軸13
及び1対の球軸承14を介してターンテーブル4
を回動させる。前述の所定の分注位置に分析項目
に対応した試薬びんが到来すると、ノズル6は冷
蔵カバー2に設けた孔15を経て下降し、所定の
試薬びん3中の試薬を吸引し図示しない反応容器
に吐出する。これで分注の一工程を完了する。こ
のような冷蔵庫では試薬びん3の口の周囲にも冷
気が流れるため試薬の蒸発が促進され、試薬濃度
が変動し、分析精度を低下させる欠点がある。
第2図はこのような欠点を除去し得る本考案の
冷風循環方式の冷蔵庫の一実施例の縦断面図であ
る。なお第1図と同一部分は同一符号を持つて示
す。本考案では冷蔵庫内の冷気室9を中蓋16に
より上下に分離する。中蓋16は冷気口8より冷
気室9に吸入した冷気を複数の試薬びん3の口付
近を通過させぬ様、冷気の吐出口および吸引口
7,8より上に設け冷気を冷気室9の下部、すな
わち試薬びん3の口より下部に流通させて、試薬
びん3内の試薬を効率良く冷却する。この中蓋1
6の材料としては冷却効果を落とさぬよう、熱伝
導の良い材料例えばAl,SUS等が好適である。
さらに本例では各試薬びん3の口を移動蓋17に
より覆うように、移動蓋17は図示しない機構に
よりノズル6が吸引せんとする試薬びん3の蓋の
みが吸引位置であけられる。なお、仕切られた冷
気室9の上部の湿度を上げて試薬の蒸発をより少
なくする構造とすることも可能である。
本例の冷蔵庫の動作は、第1図の従来の実施例
と移動蓋の動作以外はほぼ同じである。制御部に
より指定された試薬びん3がノズル6の下降して
くる孔15の位置に来るまで、ターンテーブル4
をモータ10により移動させた後、移動蓋17を
図示しない装置によりあけノズル6を孔15を通
過させて降下せしめ、所定の試薬びん3中の試薬
を吸引する。吸引を終了したノズル6は別途設け
た反応容器に試薬を吐出する。ノズル6が試薬び
ん3から引上げられたら蓋17を戻して口を覆
う。これで分注の一工程を完了する。
なお、本考案は前述の実施例に限られることな
く、実用新案登録請求の範囲のなかで種々の変更
を加えることのできるものである。例えば上述し
た例では各試薬びん3の口を蓋17で覆うように
したが、このような蓋は必ずしも必要でない。ま
た、複数の試薬びん3をターンテーブル4上に載
せたが移動機構はターンテーブル以外の任意の機
構を採用することができ、直線的に移動すること
もできる。さらに中蓋16を試薬びん3で保持す
る必要はなく、冷蔵ケース1に突起を形成し、こ
こで係止させることもできる。
以上述べた様に、本考案によれば、中蓋を設け
て冷気室を分割したため、試薬びんの大部分に冷
気を当てることができ、したがつて冷却効果が低
下することはなく、しかも冷気を試薬びんの口付
近に流さないため試薬の蒸発を有効に防止でき、
試薬濃度の変化及び変質を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の冷風循環方式の冷蔵庫の縦断
面図、第2図は本考案に成る冷風循環方式の冷蔵
庫の一実施例の縦断面図である。 1……冷蔵ケース、2……冷蔵カバー、3……
試薬びん、4……ターンテーブル、5……蝶番、
6……ノズル、7,8……冷気吐出口、吸引口、
9……冷気室、10……モータ、11,12……
ギヤ、13……軸、14……球軸承、5……孔、
16……中蓋、17……移動蓋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の試薬びんを、内部に入れた試薬を分注す
    るために口があけられた状態でまたは口があけら
    れるように収納する冷気室に冷気口と排気口を設
    け、冷気口から排気口に冷風を循環させるように
    した自動分析装置用試薬冷蔵庫において、前記冷
    気室内に、冷気口および排気口よりも上方である
    が複数の試薬びんの口よりも下方に位置する中蓋
    を設け、冷気室内のこの中蓋よりも上側の空間に
    は冷風を循環させないように構成したことを特徴
    とする冷風循環方式の試薬冷蔵庫。
JP1981016655U 1981-02-10 1981-02-10 Expired JPS621674Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981016655U JPS621674Y2 (ja) 1981-02-10 1981-02-10

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JP1981016655U JPS621674Y2 (ja) 1981-02-10 1981-02-10

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Publication Number Publication Date
JPS57130183U JPS57130183U (ja) 1982-08-13
JPS621674Y2 true JPS621674Y2 (ja) 1987-01-14

Family

ID=29814632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981016655U Expired JPS621674Y2 (ja) 1981-02-10 1981-02-10

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2692413B2 (ja) * 1991-04-26 1997-12-17 株式会社日立製作所 自動分析装置およびそれに用いる試薬取扱方法
JP7100985B2 (ja) * 2018-01-25 2022-07-14 シスメックス株式会社 検体測定装置および試薬庫内の空気の循環方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS496563U (ja) * 1972-04-19 1974-01-21

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JPS57130183U (ja) 1982-08-13

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