JPH08262030A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JPH08262030A
JPH08262030A JP6370395A JP6370395A JPH08262030A JP H08262030 A JPH08262030 A JP H08262030A JP 6370395 A JP6370395 A JP 6370395A JP 6370395 A JP6370395 A JP 6370395A JP H08262030 A JPH08262030 A JP H08262030A
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JP
Japan
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reagent
bottle
cover
sample
waterdrops
Prior art date
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Pending
Application number
JP6370395A
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English (en)
Inventor
Shiho Kondou
志穂 近藤
Yasuhisa Shibata
康久 柴田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08262030A publication Critical patent/JPH08262030A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】自動分析装置の試薬保冷庫内において、試薬ボ
トル口11に対応している試薬保冷庫の上壁内面が傾斜
されている。あるいは試薬保冷庫の上壁内面が吸湿剤を
収容できる構造をしている。 【効果】試薬保冷庫上壁に結露した水滴が試薬ボトル内
に滴下するのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動分析装置に係り、特
に、生体液中に含まれる各種の成分を分析するための試
薬を入れた試薬ボトルを収容する試薬保冷庫を備えた自
動分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の試薬保冷庫は、試薬ボトルを出し
入れするための開放部分をもち、その開放部分には保冷
庫内の冷気が庫外に逃げ出すのを防止するため、カバー
が設けられていた。そのカバーは一般に保冷庫の上壁部
として用いられ、カバーには試薬分注プローブが試薬ボ
トルから必要量の試薬を分取するための通過部として必
要な比較的小さな切欠きや孔が設けられた。しかし、そ
の切欠きや孔から侵入した高温多湿な外気がカバー裏に
接触して露点以下になった場合、カバー裏に結露して生
じた水滴が試薬ボトル内に滴下することにより、試薬の
薄まり又は劣化の恐れがあった。カバー裏が結露するの
を防止するため、特開昭56−140258号公報のように、二
重構造をしたカバーの隙間に発熱体を施設して加熱し、
常に表面温度を30〜40℃に保つようなカバーが考え
られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、カ
バーの構造が複雑,高価であり、かつカバー表面温度が
高いために試薬保冷庫内の温度分布に差異が生じてしま
う。従って、試薬は結露した水滴の影響は受けないが、
温度による影響を受けやすいため安定性に欠けるという
問題がある。
【0004】本発明の目的は、試薬保冷庫の上壁内面に
結露した水滴が試薬ボトル内に滴下するのを防止できる
試薬保冷庫を備えた自動分析装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、試薬ボトル口に対応している試薬保冷
庫の上壁内面が傾斜され、あるいは、試薬保冷庫の上壁
内面が吸湿剤を収容できる構造をしている。
【0006】
【作用】本発明により、試薬保冷庫の上壁内面に結露し
た水滴が生じても試薬ボトル口の上方部分の上壁内面は
傾斜しているため、水滴はこの面に沿って上壁内面の中
心方向に流れ落ちていくので、水滴が試薬ボトル口から
試薬ボトル内に滴下するのを防止できる。また、たとえ
高温多湿の外気が試薬保冷庫内に侵入して結露水が発生
しても、試薬保冷庫の上壁内面に吸湿剤を収容しておけ
ばこれが結露水を吸収するため、結露水が試薬ボトル口
から試薬ボトル内に滴下することはない。従って、試薬
の薄まりや劣化による影響を受けることなく安定したデ
ータを得られる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施に用いる実施例を図によ
り説明する。まず図1により簡単に自動分析装置の動作
例から説明する。
【0008】サンプル容器1はサンプルディスク2上に
複数個設置される。サンプルディスク2は回転移動し、
分析されるサンプルの入ったサンプル容器をサンプル分
注プローブ3の停止位置に移動させる。サンプル分注プ
ローブ3はサンプルを吸引した後、反応容器4内に必要
量吐出する。また、試薬ボトル5は、試薬保冷庫6内の
試薬ディスク7上に複数個設置される。試薬ディスク7
が回転移動することにより、分析に必要な試薬の入った
試薬ボトル5を、試薬分注プローブ8の停止位置まで移
動させる。試薬分注プローブ8は試薬保冷庫カバー9の
切欠き部10を下降し、試薬ボトル口11から試薬を吸
引した後、反応容器4内に必要量吐出する。反応容器4
内に吐出されたサンプルと試薬の間では化学反応が進行
し、この反応過程を光度計12で測光することにより試
料の分析を行う。
【0009】通常、試薬保冷庫内は5〜15℃に保冷さ
れている。そこへ高温多湿な外気が試薬保冷庫カバーの
切欠き部10又は孔より侵入して冷えたカバー裏に接触
すると、その外気の温度は下がり始め、露点以下になる
と結露して水滴が生じる。
【0010】しかし、図2のような傾斜構造を備えたカ
バーの場合には、試薬ボトル口11に対応しているカバ
ー裏に生じた水滴は傾斜部分18を伝って中心方向へ流
れるため、試薬ボトル内に水滴が滴下するのを防止でき
る。
【0011】図3は他の実施例を示す図であり、試薬保
冷庫カバーは吸湿剤を収納する構造を備えている。試薬
保冷庫カバー9は吸湿剤収納スペース20があり、そこ
には吸湿剤22が収容されている。この吸湿剤22によ
り保冷庫内の湿気が吸収されるため、試薬保冷庫カバー
裏21だけでなく保冷庫内全体での結露水の発生を防止
できる。また試薬保冷庫カバー裏21は、吸湿剤22が
湿気を吸収できるよう網目構造をしており、定期的に吸
湿剤22の交換ができるよう、蝶番や止め具などを用い
て開閉可能になっている。吸湿剤の一例としては塩化カ
ルシウムが用いられ、その塩化カルシウムは吸湿を妨げ
ない素材の袋などに梱包されており、吸湿剤の交換が容
易となっている。吸湿剤は塩化カルシウムに限らず、同
様の効果を有する無機及び有機化合物を吸湿剤として使
用することができる。
【0012】本実施例では試薬保冷庫内が回転試薬ディ
スク方式の場合を説明したが、これはそれだけに限らず
固定試薬ディスク方式の場合も含まれる。
【0013】図4に、従来のような試薬ボトル内に水滴
が滴下するのを防止できない試薬保冷庫カバーと、本発
明の吸湿剤収容構造を備えた試薬保冷庫カバーを有する
自動分析装置を用い、サンプルにコントロール血清を用
いて総コレステロールを経日的に分析した結果を示す。
なお、この時の測定条件は温度25℃,湿度80%とし
た。結果から分かるように、従来の試薬保冷庫カバーを
用いた場合には結露水による試薬の薄まりや劣化の影響
により、測定値が低下し正しいデータを得ることができ
ない。それに対し本発明の試薬保冷庫カバーを用いた場
合にはそのような影響を受けないため、常に安定したデ
ータを得ることができた。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、試薬保冷庫上壁に結露
した水滴が試薬ボトル内に滴下するのを防止することが
できる。それゆえ、安定した信頼性の高いデータが得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動分析装置の一例の説明図。
【図2】図1における試薬保冷庫の説明図。
【図3】図1における試薬保冷庫の説明図。
【図4】従来の試薬保冷庫カバーと本発明の試薬保冷庫
カバーを備えた自動分析装置で総コレステロールを経日
的に分析した結果を示す説明図。
【符号の説明】
5…試薬ボトル、7…試薬ディスク、9…試薬保冷庫カ
バー、11…試薬ボトル口、18…試薬保冷庫カバー傾
斜部分、19…冷却材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生体液中に含まれる各種の成分を分析する
    ための試薬を入れた試薬ボトルを収容する保冷庫を備え
    た自動分析装置において、収容されている前記試薬ボト
    ルのボトル口に対応している前記保冷庫の上壁内面は傾
    斜された構造になっており、前記上壁の内面の他の部分
    は前記保冷庫内の底面とほぼ平行になった構造を持つこ
    とを特徴とする自動分析装置。
  2. 【請求項2】生体液中に含まれる各種の成分を分析する
    ための試薬を入れた試薬ボトルを収容する試薬保冷庫を
    備えた自動分析装置において、前記保冷庫の上壁内面は
    吸湿剤収納部を有することを特徴とする自動分析装置。
JP6370395A 1995-03-23 1995-03-23 自動分析装置 Pending JPH08262030A (ja)

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