JP6032672B2 - 自動分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、血液等の成分を自動的に分析する自動分析装置に関する。
試薬が入った試薬容器又は複数の該試薬容器を収納した試薬ラックが載置される試薬庫と、試薬庫上に移動して前記試薬を吸引させるとアームとを有する自動分析装置において、試薬庫内の試薬容器を交換可能するために開けられた断熱蓋と装置内の各機構とが物理的に干渉することによって装置が損傷することを防止するために、試薬庫を固定蓋と可動蓋に分割された断熱蓋で覆い、固定蓋は少なくとも試薬容器一つ分若しくは試薬ラック一つ分の大きさで拡がり試薬庫内に連通する試薬の交換用の開口を有し、可動蓋は開口が拡がる平面に沿ってスライド可能とするものがある(特許文献1参照)。
特開2010−249601号公報
自動分析装置は、生化学検査項目や免疫検査項目等を対象としている。自動分析装置では、被検体から採取された被検試料と各検査項目の試薬との混合液の反応によって生ずる色調や濁りの変化を、分光光度計や比濁計等の測光部で光学的に測定することにより、被検試料中の様々な検査項目成分の濃度や酵素の活性等で表される分析データを生成する。
このような自動分析装置では、各検査項目の試薬を収容した試薬容器を試薬容器保存装置に収納してから、検査に応じて選択された検査項目の分析を行う。その後、サンプル分注プローブにより検査対象の被検試料を収容した試料容器から被検試料を吸引して反応容器に吐出する。また、試薬分注プローブにより試薬容器保存装置内の試薬容器から試薬を吸引して反応容器に吐出する。その上で、反応容器に吐出された被検試料及び試薬の混合液を測光部で測定する。
ところで分析可能な検査項目の試薬を収容した試薬容器は、試薬が変性するのを防ぐために試薬容器保存装置に収納、保冷される。
ここで、通常、試薬容器保存装置は、冷気が庫外に逃げ出すのを防止するために試薬カバーを備えている。しかしながら、この試薬カバーには、試薬を吸引するために、試薬分注プローブが進入するための分注穴等の開口部が設けられている。
前述のように、試薬は冷蔵保管されるため、試薬容器保存装置の内外で温度差が生じる。このような状態において、開口部から外気が試薬容器保存装置内に侵入すると、試薬容器保存装置内の開口部付近に結露が発生する可能性がある。この結露した結露水が開口部から落下して試薬容器内に入ると、試薬容器内の試薬が汚染又は希釈されてしまうとの問題がある。
上述の特許文献1に記載の技術では、可動蓋は試薬庫内に連通する試薬の交換用の開口をスライド可能となっているものの、試薬分注プローブなどが侵入する開口部を塞ぐ方策について何等配慮されていない。つまり、特許文献1に記載の技術では、開口部付近に発生する結露に起因する問題を防止することについて何等配慮されていない。
本発明は、試薬容器保存装置内で結露が発生することを強く防止することができる自動分析装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、体の定性・定量分析を行う自動分析装置であって、前記定性・定量分析に用いる試薬の入った試薬容器を格納する試薬容器保存装置と、前記試薬容器を前記試薬容器保存装置の内部で移動させる試薬容器移動機構と、前記試薬容器保存装置内の前記試薬容器から前記試薬を分注するための前記試薬容器保存装置外に設けられた分注機構と、この分注機構が前記試薬容器保存装置内の前記試薬容器にアクセスするための開口部を少なくとも1つ有する前記試薬容器保存装置の上部を覆う固定蓋と、この固定蓋の前記開口部を塞ぐ可動蓋と、前記試薬容器移動機構に応動して前記可動蓋を移動させることによって前記固定蓋の前記開口部を塞ぐ可動蓋開閉機構とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、試薬容器保存装置内の既存の機構である試薬容器移動機構を開口部を塞ぐ可動蓋の駆動源として用いることにより、試薬容器保存装置内に外気が侵入することを抑制するとともに、熱源となるアクチュエータ数を少なくすることができ、試薬容器保存装置内外の温度差を従来より減少させることができる。従って、試薬容器保存装置内の結露の発生を強く防止することができる。その結果、分析性能の向上を図ることができる。
本発明の自動分析装置の第1の実施形態の概略構成を示す平面図である。 本発明の自動分析装置の第1の実施形態における試薬カバーが付いた状態の試薬容器保存装置の平面図である。 本発明の自動分析装置の第1の実施形態における試薬容器保存装置の分注穴および撹拌穴が分注穴蓋により塞がれた状態の平面図である。 図3のD−D断面図である。 本発明の自動分析装置の第1の実施形態における試薬容器保存装置の分注穴および撹拌穴が開放された状態の平面図である。 図5のE−E断面図である。 本発明の自動分析装置の第1の実施形態における試薬容器移動機構の外観を示す上面図である。 本発明の自動分析装置の第1の実施形態における制御装置による試薬容器保存装置内の機構の制御手順を示すフローチャートである。 本発明の自動分析装置の第2の実施形態における試薬容器保存装置の分注穴および撹拌穴が分注穴蓋により塞がれた状態の平面図である。 図9のF−F断面図である。 本発明の自動分析装置の第2の実施形態における試薬容器保存装置の分注穴および撹拌穴が開放された状態の平面図である。 図11のG−G断面図である。
以下に本発明の自動分析装置の実施形態を、図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
本発明の自動分析装置の第1の実施形態を、図1乃至図8を用いて説明する。
図1は本発明の自動分析装置の第1の実施形態の概略構成を示す平面図、図2は本発明の自動分析装置の第1の実施形態における試薬カバーが付いた状態の試薬容器保存装置の平面図、図3は本発明の自動分析装置の第1の実施形態における試薬容器保存装置の分注穴および撹拌穴が分注穴蓋により塞がれた状態の平面図、図4は図3のD−D断面図、図5は本発明の自動分析装置の第1の実施形態における試薬容器保存装置の分注穴および撹拌穴が開放された状態の平面図、図6は図5のE−E断面図、図7は本発明の自動分析装置の第1の実施形態における試薬容器移動機構の外観を示す上面図、図8は本発明の自動分析装置の第1の実施形態における制御装置による試薬容器保存装置内の機構の制御手順を示すフローチャート図である。
図1に示した自動分析装置は、臨床検査における生化学分析や免疫分析等の化学分析を自動で実行するものである。ここでは、試料の分析に磁性粒子試薬を用いる自動分析装置を例に挙げて説明するが、試薬の種類等に特に限定はない。
図1において、自動分析装置は、試薬容器保存装置100、反応容器保持器111、反応容器供給庫113、反応容器移送機構114、サンプル容器搬送機構115、サンプル分注機構117、反応測定装置118、制御装置130等により概略構成されている。
試薬容器保存装置100は試薬を保冷する装置である。この試薬容器保存装置100内には、試薬ディスク102、試薬容器搭載搬出機構103、試薬容器蓋開閉機構104、試薬容器移動機構105、試薬分注機構106、磁性粒子撹拌機構107等の多数のアクチュエータが配置されている。試薬容器101は、試薬容器保存装置100内で、試薬ディスク102の回転動作により試薬分注ポジションに移動され、試薬容器移動機構105により試薬ディスク102上を移動する。
試薬ディスク102は、試薬容器保存装置100内に配置される多数の試薬容器101を格納、保管するための装置であり、その円周上に試薬容器101が載置されている。試薬ディスク102は、モータ等の駆動源(図示せず)により、試薬ディスク回転軸302(図3参照)を中心に回転する。また、試薬ディスク102の内周部には、試薬ディスク回転軸302に対して回転しない試薬容器内周格納部120を備えている。
図2に示すように、試薬カバー108は、試薬容器保存装置100の上面側を覆う固定蓋である。この試薬カバー108の試薬容器内周格納部120の上部に位置する部分には、試薬分注機構106が試薬ディスク102上の試薬容器101にアクセス可能として試薬容器101内の試薬を分注するための分注穴109や、磁性粒子撹拌機構107が試薬ディスク102上の試薬容器101にアクセス可能として試薬容器101内の磁性粒子を撹拌するための撹拌穴110が一つ以上設けられている。この分注穴109および撹拌穴110が開口部に相当する。
図3乃至図6に示すように、試薬容器保存装置100の試薬ジャケット301は中空の構造をしており、SUS等の金属により構成される。試薬ジャケット301はこの中空部分に保冷庫によって生成した冷水を流すことで試薬ジャケット301内を保冷している。また、試薬ジャケット301の外周面側は、外気に触れる外周および底面の結露を防止するために熱伝導率の低い材質の部品(ポリエチレンフォーム等)で覆われている。
試薬カバー108の試薬容器保存装置100の内側の分注穴109および撹拌穴110の下方には、この分注穴109および撹拌穴110を塞ぐための略板状の分注穴蓋300が備えられている。
分注穴蓋300は、分注穴蓋300そのものへの結露発生を防止するために、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂等の樹脂材料に代表される熱伝導率の小さい材質からなる。
図3乃至図6に示すように、分注穴蓋300は、試薬カバー108裏面の分注穴109および撹拌穴110の側方に設けられたガイド303によって支持され、ガイド303の一端に取り付けられたばね304により試薬カバー108と接続されている。ばね304の伸縮の軌道は分注穴109および撹拌穴110に被らないように配置されている。試薬容器移動機構105のアーム210によって分注穴蓋300に図中R方向時計回りの負荷が加わると、ばね304が縮み、分注穴109および撹拌穴110が分注穴蓋300によって塞がれることによって外気と試薬容器保存装置100内の空気との遮断が可能である。
これに対し、図5および図6に示すように、試薬容器移動機構105のアーム210による図5中R方向時計回りの負荷が無くなると、ばね304が伸びて分注穴蓋300がスライドし、分注穴109および撹拌穴110によって試薬容器保存装置100の内外が接続され、試薬分注機構106が試薬ディスク102上の試薬容器101にアクセスすること、磁性粒子撹拌機構107が試薬容器101にアクセスすることが可能となる。
また、図3乃至図6に示すように、分注穴蓋300の試薬カバー108に接触する箇所にワイパー機構309が設けられている。更に、ワイパー機構309によって払拭された水滴等の水を試薬ジャケット301底面に直接導入するための水滴排出ガイド310が分注穴蓋300の上面側に設けられている。
次に、試薬容器移動機構105の詳細について、図7を参照して説明する。
図7に示すように、試薬容器移動機構105は、主に、ベース200、回転ベース201、回転モータ202、フック203等から構成される。
回転ベース201は、ベアリングを介してベース200に組み付けられている。この回転ベース201は、回転ベース201に組み付けられた回転モータ202により、回転ベース用プーリ205および回転ベース用ベルト206を介して回転ベース回転軸207に対して回転が可能である(図7中R方向)。この回転ベース201は、アームX用モータ208、フック回転用モータ209を有する。
ース200の構成部品であるアーム210は、アームX用プーリおよびアームX用ベルト212を介して、アームXモータ208により図7中X方向に移動が可能である。また、アーム210は、フック回転用プーリおよびフック回転用ベルト214を介して、フック回転用モータ209によりアーム回転軸に対して回転が可能である。アーム210に組み付けられたフック203は、アーム210の回転に伴い、図7中R方向に回転する。
この試薬容器移動機構105は、試薬ディスク102の上面に組み付けられている。試薬容器移動機構105の回転軸である回転ベース回転軸207は、試薬ディスク102の回転軸と同じ軸である。
試薬容器移動機構105は、自動分析装置の電源立ち上げ中は、アーム210と試薬ディスク102中心から反応容器保持器111を結ぶ直線とが平行になる位置で、アーム210およびフック203が図3となる位置にて待機する。
試薬容器移動機構105の回転ベース201上面には突起305が設けられており、この突起305により分注穴蓋300が押される、すなわち試薬ディスク回転軸302に対する反時計回りのトルクにより、分注穴蓋300を閉じることができるよう構成されている。この反時計回りのトルクによって閉じた分注穴蓋300は、一定負荷が加え続けられている間は穴を塞ぎ続ける。例えば、自動分析装置の電源をOFFにした時にトルクを保持できるようなモータか、もしくは押し込むことでロックができてもう一度押し込むとロックが解除される機構が用いられている。
また、自動分析装置の電源がONで、かつ待機状態にある場合は、試薬容器移動機構105が待機位置にロックされるため、分注穴109および撹拌穴110は分注穴蓋300により塞がれた状態になる。装置電源をOFFにした場合においてもロック状態は維持され、分注穴109および撹拌穴110は分注穴蓋300により塞がれた状態とする。
本実施形態においては、試薬容器移動機構105の作動に応動して分注穴蓋300を移動させることによって試薬カバー108の分注穴109や撹拌穴110を塞ぐ可動蓋開閉機構311は、ガイド303と、ばね304と、突起305とにより構成される。
図1に戻り、反応容器保持器111は、サンプルと試薬を反応させる使い捨ての反応容器112を脱着可能に保持するための機器で、回転可能かつ温度制御可能な構成となっている。
反応容器供給庫113は、反応容器112の予備を常に備えている。また、反応容器移送機構114は、反応容器112を反応容器供給庫113から反応容器保持器111に移送するX−Y−Z方向の移動機構(図示せず)を持つ。
サンプル容器搬送機構115は、検査対象サンプルを入れたサンプル容器116を搬送する機構であり、サンプル容器搬送ラインに沿ってサンプル容器116を搬送する。
サンプル分注機構117は、サンプル容器搬送機構115によって搬送されたサンプルを、反応容器保持器111上の反応容器に分注する。
試薬分注機構106は、試薬容器保存装置100内に保存されている試薬容器101から所定量の試薬を吸引し、反応容器保持器111上の反応容器に吐出する機構であり、水平及び垂直方向への移動機構(図示せず)を備えている。
反応測定装置118は、試料と試薬とを反応させた反応液に対して所定の分析を行う装置であり、反応液の反応状態を測定する。
制御装置130は、オペレータからの測定依頼に基づいて分析計画を作成し、この計画に基づいて、分析処理前に行う初期準備動作や各部の分注動作、検出部の検出結果の分析処理等、自動分析装置の各機構の動作を制御し、分析を実施する。
また、自動分析装置を長時間環境中に放置する場合(例えば装置立ち上げ後のスタンバイ時にオペレータが長時間装置から離れる際や、装置の電源が切られた後に試薬容器保存装置100に冷水を送るための保冷庫のみが連続で通電している夜間等)には、分注穴109および撹拌穴110が外気を通さない遮断されている状態であることが望ましい。そのため、制御装置130は、オペレータが装置を長時間離れる可能性のある待機状態や、装置電源OFF状態と判断したときは、分注穴蓋300によって分注穴109および撹拌穴110を塞ぎ、試薬容器保存装置100内を外気と遮断することで外気の試薬容器保存装置100内への侵入を防止し、試薬容器保存装置100内の結露発生を抑制するよう制御する。この制御装置130がロック機構として作用する。
自動分析装置は、更に、図示しない電源,操作部,温度制御装置,ポンプなどを備えている。
次に、本発明の自動分析装置の第1の実施形態における分析動作について説明する。
まず、試薬容器搭載搬出機構103に搭載された試薬容器101を、試薬容器移動機構105により試薬容器搭載搬出部119から試薬ディスク102上に移動させる。
次いで、試薬容器保存装置100内に格納された試薬容器101を試薬ディスク102の回転により分注穴109の直下の分注ポジションに移動させ、試薬容器移動機構105により試薬容器内周格納部120に移動させる。
次いで、試薬ディスク102の回転動作により試薬分注ポジションに移動された試薬容器101の蓋を試薬容器蓋開閉機構104により開く。この際、試薬容器移動機構105は分注ポジションにいるため、分注穴蓋300は閉じた状態である。
次いで、試薬容器101の蓋が開かれた試薬容器101内の試薬の分注、または磁性粒子の撹拌を実施するために、試薬容器移動機構105を試薬ディスク回転軸302に対して分注穴蓋300の開いた状態にできる位置まで時計回りに回転させる。
次いで、分注穴蓋300の開いた状態において、試薬分注機構106により、反応容器保持器111に移送された反応容器112内に試薬容器101内の試薬を分注する。また、必要に応じて、磁性粒子撹拌機構107により試薬容器101内の磁性粒子の撹拌を行う。
次いで、サンプル分注機構117により反応容器112内にサンプルを分注し、攪拌機構(図示せず)により攪拌し、反応容器保持器111上で9分間放置する。
また、試薬容器移動機構105により試薬容器101を試薬容器保存装置100内の試薬容器内周格納部120に移動させ、試薬容器蓋開閉機構104により試薬容器101の蓋を閉じる。
なお、分注された後の残りの試薬は、試薬容器保存装置100内において保冷した状態で保管する。
また、試薬容器移動機構105を待機位置まで戻し、分注穴蓋300を閉じた状態とする。
次いで、必要に応じて、磁性粒子撹拌機構107により試薬容器101内の磁性粒子を撹拌後、試薬容器移動機構105により試薬ディスク102上に試薬容器101を移動させる。その後、試薬容器移動機構105はX方向の動作により試薬容器101を試薬ディスク102に移動させる。その後、試薬分注機構106により試薬容器101内の磁性粒子を反応容器112内に分注する。次いで、攪拌機構により攪拌後,反応容器保持器111上で7.5分間放置する。
次いで、反応測定装置118により、試料と試薬の反応状態を測定し、その後制御装置130によって測定結果に基づいて演算処理を行い、被検試料中の検査項目成分の濃度データや分析データを生成する。
上述のような分析動作中の試薬容器移動機構105の基本動作を説明する。
まず、試薬容器移動機構105による分注・撹拌動作時の試薬ディスク102および試薬容器内周格納部120間の移動動作について説明する。
待機位置に位置する試薬容器移動機構105のアーム210を試薬ディスク102の内周側に移動させ、分注ポジションに移動した試薬容器101を試薬容器内周格納部120へ移動させる。
分注・撹拌動作終了後、試薬容器移動機構105のアーム210を外周に移動させ、試薬容器101を試薬ディスク102上に移動させる。
次に、試薬容器101搭載時の試薬ディスク102および試薬容器搭載搬出部119間の移動動作について説明する。
待機位置に位置する試薬容器移動機構105のアーム210を内周に移動させ、回転ベース201を試薬容器搭載搬出ポジションに移動させる。これにより、アーム210を外周に移動させて、試薬容器搭載搬出部119に搭載された試薬容器101を試薬ディスク102上に移動させる。
試薬容器101の移動後は、回転ベース201を分注ポジションに移動させ、その後に待機位置へと戻す。
次に、試薬容器101搬出時の試薬ディスク102および試薬容器搭載搬出部119間の移動動作について説明する。
待機位置に位置する試薬容器移動機構105の回転ベース201を試薬容器搭載搬出ポジションに移動させ、またアーム210を内周に移動させる。これにより、試薬容器搭載搬出ポジションに移動した試薬ディスク102上の試薬容器101を試薬容器搭載搬出部119に移動させる。
移動後、フック203を他機構に干渉しない位置まで反時計回りに回転させ、アーム210を外周に移動させる。その後、フック203を時計回りに回転させ(待機位置に戻し)、回転ベース201を分注ポジションに移動させ、待機位置へと戻す。
このような試薬容器移動機構105の基本動作において、図3および図4に示すように、試薬容器移動機構105が待機位置に位置する際には、回転ベース201上面に設けられた突起305により分注穴蓋300が押されるため、分注穴蓋300に図3中R方向時計回りの負荷(試薬ディスク回転軸302に対する反時計回りのトルク)が加わり、ばね304が縮むことにより分注穴蓋300が分注穴109および撹拌穴110を塞ぎ、外気と試薬容器保存装置100内の空気とを遮断することができる。
試薬容器移動機構105が待機位置に位置する限り、分注穴蓋300によって分注穴109および撹拌穴110は塞がれる。
次に、制御装置130による待機状態における試薬容器保存装置100内の各機構の制御フローについて、図8を用いて説明する。
まず、制御装置130は、自動分析装置の電源をONとする(ステップS1)。
次いで、制御装置130は、装置起動直後の暖気運転中、夜間、予定された分析計画が全て終了して未実施の分析計画が存在しない等の理由により、自動分析装置が稼働状態にないことを認識すると、試薬容器蓋開閉機構104,試薬容器移動機構105および試薬ディスク102に対して待機位置に戻るようリセット信号を出力し、リセット動作を開始させる(ステップS2)。
次に、制御装置130は、試薬容器蓋開閉機構104が待機位置で待機した試薬容器蓋開閉機構104リセット完了状態であるか否かを判定する(ステップS3)。
ステップS3においてリセット完了状態であると判定されたときは、制御装置130は、試薬容器蓋開閉機構104リセット完了とする(ステップS4)。
これに対し、制御装置130は、ステップS3においてリセット完了状態でないと判定されたときは、リセット失敗としてアラーム通知機構によりアラームを発生させてオペレータに対してリセット失敗を通知する(ステップS5)。オペレータはアラームを認識したときは試薬容器蓋開閉機構104のリセット動作を手動で実施する。制御装置130は、手動リセットがなされことを認識するとステップS4に処理を進め、試薬容器蓋開閉機構104リセット完了とする(ステップS4)。
次に、制御装置130は、試薬容器移動機構105が待機位置で待機した試薬容器移動機構105リセット完了状態であるか否かを判定する(ステップS6)。
ステップS6においてリセット完了状態であると判定されたときは、制御装置130は、試薬容器移動機構105リセット完了とする(ステップS7)。
これに対し、制御装置130は、ステップS6においてリセット完了状態でないと判定されたときは、リセット失敗としてアラーム通知機構によりアラームを発生させてオペレータに対してリセット失敗を通知する(ステップS8)。オペレータはアラームを認識したときは試薬容器移動機構105のリセット動作を手動で実施する。制御装置130は、手動リセットがなされことを認識するとステップS7に処理を進め、試薬容器移動機構105リセット完了とする(ステップS7)。
次に、制御装置130は、試薬ディスク102が待機位置に待機した試薬ディスク102リセット完了状態であるか否かを判定する(ステップS9)。
ステップS9においてリセット完了状態であると判定されたときは、制御装置130は、試薬ディスク102リセット完了とする(ステップS10)。
これに対し、制御装置130は、ステップS9においてリセット完了状態でないと判定されたときは、リセット失敗としてアラーム通知機構によりアラームを発生させてオペレータに対してリセット失敗を通知する(ステップS11)。オペレータはアラームを認識したときは試薬ディスク102のリセット動作を手動で実施する。制御装置130は、手動リセットがなされことを認識するとステップS10に処理を進め、試薬ディスク102リセット完了とする(ステップS10)。
その後、制御装置130は、装置スタンバイ(待機)状態であるとして、試薬容器移動機構105に信号を出力して試薬容器移動機構105を作動させて回転移動させ、分注穴蓋300によって分注穴109や撹拌穴110を塞ぎ、その状態をキープするよう試薬容器移動機構105を待機位置まで移動させ、その位置で移動をロックする(ステップS12)。
その後、制御装置130は処理を終了する。
自動分析装置では、試薬容器保存装置100の分注穴109や撹拌穴110からの外気の流入によって試薬容器保存装置100内に結露が発生すると、試薬容器保存装置100内に内蔵された試薬容器101内の試薬が、結露水の混入等により劣化して、患者の検体分析結果に不整合をもたらす危険性があり、誤診断に繋がる可能性がある。
このような問題に対し、上述した本発明の自動分析装置の第1の実施形態では、試薬容器保存装置100内の既存の機構である試薬容器移動機構105によって分注穴蓋300の開閉を行う。よって、自動分析装置内の試薬容器保存装置100、特に試薬容器保存装置100の試薬カバー108に設けられた分注穴109や撹拌穴110等の開口部から外気が試薬容器保存装置100内に侵入することを防止できる。
また、自動分析装置の試薬容器保存装置100内には、試薬容器蓋開閉機構104、試薬容器移動機構105等多数のアクチュエータが備えられている。このような中、近年求められている装置の小型化を実現するためには、最小限のアクチュエータによる省スペース化が望まれる。同時に、装置内の温度環境に影響を与える可能性があるため、モータ等の熱源を最小限にすることが望まれている。特に、分注穴109や撹拌穴110付近は温度増大による試薬劣化、試薬分注性能への影響が懸念される。
ここで、特許文献1に記載の技術を、試薬を分注する分注穴に応用することによって、試薬容器保存装置内部の結露発生を防止するためのスライド式の分注穴蓋を構成することは可能である。しかし、特許文献1に記載の技術では、試薬容器保存装置の分注穴蓋開閉専用の駆動源を試薬容器保存装置の外部に持っている。このため、アクチュエータが増大してしまい、装置の小型化によるスペース確保の困難性および熱源の増加といった問題がある。
これに対し、本発明の自動分析装置の第1の実施形態では、試薬容器保存装置100内の既存の機構である試薬容器移動機構105によって分注穴蓋300の開閉を行うため、試薬容器保存装置外にも試薬容器保存装置蓋専用のアクチュエータを設ける必要がなく、アクチュエータ数を削減することができ、装置構成のコンパクト化を図る。とともに、熱源数の減少を実現することができ、試薬容器保存装置内外の温度差をより減少させることができる。
よって、分注穴109や撹拌穴110付近の温度の上昇を抑制することができ、試薬容器保存装置100内で結露が発生することを強く防止することができる。従って、試薬が劣化する危険性をより小さなものとすることができるので、分析性能を向上させることができる。また、装置の小型化を実現することができる。
加えて、分注穴蓋300が一枚の板形状であるため、蓋の開閉や蓋自体の構造が簡単でありながら、試薬容器保存装置100内の結露の防止を図ることができる。
また、分注穴蓋300が、試薬カバー108の試薬容器保存装置100側に設置されたことにより、試薬容器保存装置100内外の温度差によって分注穴蓋300の上面に結露することがあっても、この結露の水分を蓋上に留めて試薬容器保存装置100内に落下することを避けることができる。
更に、分注穴蓋300がワイパー機構309を有することで、試薬分注機構106または磁性粒子撹拌機構107もしくは外乱によって分注穴蓋300上面に水滴が落下したり発生しても、この水滴を分注穴蓋300の開閉動作時にワイパー機構309によって払拭することができ、試薬容器101上への水滴の落下をより確実に防止することができる。
また、分注穴蓋300が水滴排出ガイド310を有することにより、分注穴蓋300上面に水滴が落下したり発生しても、分注穴蓋300上面に設けた水滴排出ガイド310を用いて試薬ジャケット301底面にこの水滴を導入することで、試薬容器101上への落下を防止することができる。
更に、制御装置130は、自動分析装置が待機状態であることを認識したときには、分注穴109および撹拌穴110を分注穴蓋300で塞いだ状態を保つよう試薬容器移動機構105の駆動をロックすることで、オペレータが装置を長時間離れる可能性のある待機状態において、分注穴109および撹拌穴110を分注穴蓋300で塞いで試薬容器保存装置100内を外気と遮断し、外気の試薬容器保存装置100内への侵入を防止して試薬容器保存装置100内の結露発生をより確実に防止することが可能となる。
また、制御装置130は、自動分析装置の電源がオフ状態にあるときにも分注穴109および撹拌穴110を分注穴蓋300で塞いだ状態を保つよう試薬容器移動機構105の駆動をロックすることで、装置電源OFF状態においても分注穴109および撹拌穴110を分注穴蓋300で塞いで試薬容器保存装置100内を外気と遮断し、試薬容器保存装置100内の結露発生をより強く防止することができる。
更に、分注穴蓋300は、制御装置130によるロックが解除され、試薬容器移動機構105による負荷を受けない状態では、分注穴109および撹拌穴110から退避するよう移動することで、試薬分注機構106が試薬ディスク102上の試薬容器101にアクセスする際や磁性粒子撹拌機構107が試薬容器101にアクセスする際に分注穴蓋300が障害とならず、スムーズな分注・撹拌動作が実施される。
また、分注穴蓋300は、熱伝導率が一般的に低い樹脂材料からなることで、分注穴蓋300そのものへの結露発生を強く抑制することができる。
<第2の実施形態>
本発明の自動分析装置の第2の実施形態を、図9乃至図12を用いて説明する。
図9は本発明の自動分析装置の第2の実施形態における試薬容器保存装置の分注穴および撹拌穴が分注穴蓋により塞がれた状態の平面図、図10は図9のF−F断面図、図11は本発明の自動分析装置の第2の実施形態における試薬容器保存装置の分注穴および撹拌穴が開放された状態の平面図、図12は図11のG−G断面図である。
第2の実施形態における自動分析装置は、試薬容器保存装置100および試薬容器保存装置100内の分注穴蓋300とその関連部材以外の構成は自動分析装置の第1の実施形態と略同じであり、詳細は省略する。
図9に示すように、本発明の自動分析装置の第2の実施形態では、試薬カバー108の試薬容器保存装置100の内側の分注穴109および撹拌穴110の下方に、この分注穴109および撹拌穴110を個別に塞ぐ分注穴蓋300が備えられている。
分注穴蓋300は、試薬カバー108の裏面側または側面側に、薬カバー108に対して回転可能に軸支された分注穴蓋回転軸306によって分注穴蓋支持棒307を介して支持されている。分注穴蓋回転軸306は回転軸回転用支持棒308を有し、回転軸回転用支持棒308に図9中R方向反時計回りの負荷が加わる、例えば試薬容器移動機構105の回転ベース201上面に設けられた突起305により回転軸回転用支持棒308が押されると、分注穴蓋回転軸306が回転し、分注穴蓋300が分注穴109および撹拌穴110を塞ぎ、外気と試薬容器保存装置100内の空気とを遮断することが可能となっている。
また、図11および図12に示すように、試薬容器移動機構105のアーム210による図11中R方向時計回りの負荷が無くなると、分注穴蓋回転軸306が回転し、分注穴蓋300が分注穴109および撹拌穴110から離れ、試薬容器保存装置100の内外が接続されて試薬分注機構106が試薬ディスク102上の試薬容器101にアクセスすること、磁性粒子撹拌機構107が試薬容器101にアクセスすることが可能となる。
本実施形態においては、試薬容器移動機構105の作動に応動して分注穴蓋300を移動させることによって試薬カバー108の分注穴109や撹拌穴110を塞ぐ可動蓋開閉機構311は、突起305と、分注穴蓋回転軸306と、分注穴蓋支持棒307とにより構成される。
第2の実施形態における制御装置130におけるオペレーション中の制御動作は第1の実施形態と同様である。
本発明の自動分析装置の第2の実施形態においても、前述した自動分析装置の第1の実施形態とほぼ同様な効果が得られる。
本実施形態ではこれに加えて、試薬カバー108の下方から分注穴蓋300を押し付けて閉栓することが可能なため、分注穴蓋が板状形状である第1の実施形態の自動分析装置に比べて密閉性に優れた自動分析装置となり、結露の防止効果をより向上させることができる。
なお、分注穴蓋300は、各分注穴109および撹拌穴110の一つ一つに対して設けられている構造とすることや、複数個の分注穴109および撹拌穴110に対して設けられたユニットが全ての分注穴109や撹拌穴110分設けられた構造とすることもできる。
<その他>
なお、本発明の自動分析装置は上記の実施形態に限られず、種々の変形、応用が可能なものである。
例えば、試薬容器101が3本のボトルにより構成される例を示したが、試薬容器101の構成容器数はこれに限られず、1本や5本、更にはそれ以外の本数のボトルから構成されたものとすることができる。
また、試薬容器101を試薬ディスク102上で分注する場合は、試薬容器移動機構105は分注のタイミングの前に分注穴蓋300を開いた状態にできる位置まで回転を行い、分注動作終了後、待機ポジションに戻るよう、制御装置130で制御することもできる。
さらに、ワイパー機構309は、分注穴蓋300側ではなく試薬カバー108に設けてもよく、更には分注穴蓋300と試薬カバー108の両方に設けてもよい。水滴排出ガイド310も、分注穴蓋300側ではなく試薬カバー108に設けてもよく、更には分注穴蓋300と試薬カバー108両方に設けてもよい。
また、分注穴蓋300を試薬カバー108の試薬容器保存装置100側に設置したが、分注穴蓋300は試薬カバー108の試薬容器保存装置100とは反対側である外側に設置してもよい。
100…試薬容器保存装置、
101…試薬容器、
102…試薬ディスク、
103…試薬容器搭載搬出機構、
104…試薬容器蓋開閉機構、
105…試薬容器移動機構、
106…試薬分注機構、
107…磁性粒子撹拌機構、
108…試薬カバー、
109…分注穴、
110…撹拌穴、
111…反応容器保持器、
112…反応容器、
113…反応容器供給庫、
114…反応容器移送機構、
115…サンプル容器搬送機構、
116…サンプル容器、
117…サンプル分注機構、
118…反応測定装置、
119…試薬容器搭載搬出部、
120…試薬容器内周格納部、
130…制御装置、
200…ベース、
201…回転ベース、
202…回転モータ、
203…フック、
206…回転ベース用ベルト、
207…回転ベース回転軸、
208…アームX用モータ、
209…フック回転用モータ、
210…アーム、
212…アームX用ベルト、
214…フック回転用ベルト、
300…分注穴蓋、
301…試薬ジャケット、
302…試薬ディスク回転軸、
303…ガイド、
304…ばね、
305…突起、
306…分注穴蓋回転軸、
307…分注穴蓋支持棒、
308…回転軸回転用支持棒
309…ワイパー機構、
310…水滴排出ガイド、
311…可動蓋開閉機構。


Claims (12)

  1. 体の定性・定量分析を行う自動分析装置であって、
    前記定性・定量分析に用いる試薬の入った試薬容器を格納する試薬容器保存装置と、
    前記試薬容器を前記試薬容器保存装置の内部で移動させる試薬容器移動機構と、
    前記試薬容器保存装置内の前記試薬容器から前記試薬を分注するための前記試薬容器保存装置外に設けられた分注機構と、
    この分注機構が前記試薬容器保存装置内の前記試薬容器にアクセスするための開口部を少なくとも1つ有する前記試薬容器保存装置の上部を覆う固定蓋と、
    この固定蓋の前記開口部を塞ぐ可動蓋と、
    前記試薬容器移動機構に応動して前記可動蓋を移動させることによって前記固定蓋の前記開口部を塞ぐ可動蓋開閉機構とを備えた
    ことを特徴とする自動分析装置。
  2. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記可動蓋開閉機構は、前記固定蓋の前記開口部の側方に設けられた、前記可動蓋を支持するガイドと、このガイドの一端に取り付けられたばねと、前記試薬容器移動機構の回転ベース上面に設けられた突起とにより構成される
    ことを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記可動蓋開閉機構は、前記試薬容器移動機構の回転ベース上面に設けられた突起と、前記固定蓋に対して回転可能に軸支された可動蓋回転軸と、この可動蓋回転軸と前記可動蓋とを接続する可動蓋支持棒とにより構成される
    ことを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記可動蓋が、前記固定蓋の前記試薬容器保存装置側に設置された
    ことを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記可動蓋、前記固定蓋のうち少なくとも一方が、ワイパー機構を有する
    ことを特徴とする自動分析装置。
  6. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記可動蓋、前記固定蓋のうち少なくとも一方が、水滴排出ガイドを有する
    ことを特徴とする自動分析装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の自動分析装置において、
    前記自動分析装置が待機状態であることを認識したときは、前記開口部を前記可動蓋で塞いだ状態を保つよう前記試薬容器移動機構の駆動をロックするロック機構とを更に備えた
    ことを特徴とする自動分析装置。
  8. 請求項7に記載の自動分析装置において、
    前記ロック機構は、前記自動分析装置の電源がオフ状態にあるときにも前記開口部を前記可動蓋で塞いだ状態を保つよう前記試薬容器移動機構の駆動をロックする
    ことを特徴とする自動分析装置。
  9. 請求項8に記載の自動分析装置において、
    前記可動蓋は、前記ロック機構によるロックが解除され、前記試薬容器移動機構による負荷を受けない状態では、前記開口部から退避する方向に移動する
    ことを特徴とする自動分析装置。
  10. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記試薬容器保存装置は内周側および外周側を有する同心円構造であり、この内周側および外周側で試薬容器を格納する
    ことを特徴とする自動分析装置。
  11. 請求項10に記載の自動分析装置において、
    前記試薬容器移動機構は、前記試薬容器保存装置の円周方向において、少なくとも2つ以上のポジションで前記試薬容器を前記内周側と前記外周側とに相互に移動させる
    ことを特徴とする自動分析装置。
  12. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記可動蓋は、樹脂材料からなる
    ことを特徴とする自動分析装置。
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