JP2014002001A - 自動分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】試薬容器に収容された試薬への結露による悪影響を抑制することができる自動分析装置を提供する。
【解決手段】分析に用いる試薬を収容した複数の試薬容器4を周方向に並べて搭載した試薬容器ディスク5を内部空間に配置し、外部空間からの空気と試薬容器4との接触を抑制する試薬ディスクカバー7の内部空間の下部に冷却機構17を配置し、外気導入機構16によって試薬ディスクカバー7の外部空間の空気を内部空間に導入し、冷却機構17の冷却面17aに吹き付ける。冷却機構17の上方に設けた冷却面17aによって空気が冷却されて生じた結露は、冷却機構17の下方に冷却面17aと連続的に設けられた排出機構17bにより、結露状態を維持して試薬ディスクカバー7の外部に排出される。
【選択図】図2

Description

本発明は、血液や尿などの生体サンプルの定性・定量分析を行う自動分析装置に関する。
自動分析装置は、血液や尿などの生体サンプルに含まれる特定の成分に特異的に反応する試薬を添加・反応させ、反応液の吸光度や発光量を測定することにより、定性・定量分析を行うものである。
このような自動分析装置では、試薬は劣化の抑制のために試薬容器に収容された状態で試薬保冷庫等に温度調整されて保存されている。例えば、特許文献1(特開2010−237021号公報)には、第1空間を有する筐体と、第1空間内の空気を導入する空気導入口を有している、試薬容器を収容するための第2空間を有する試薬庫と、空気導入口を介して第1空間から第2空間内に導入された空気を冷却する冷却手段とを備えた分析装置に関する技術が開示されている。
特開2010−256051号公報
上記従来技術の試薬保冷庫では、外気流入等が要因となって生じる結露の試薬の質への悪影響を抑制するために、空気導入口を介して取り入れた外気を結露促進ブロックに触れされることで結露を促進している。しかしながら、上記従来技術においては、結露を促進するのみであり、生じた結露水に対する処理については考慮されていない。したがって、結露水が筐体内に留まることにより、試薬容器の雰囲気が高湿度となったり、留まった結露水がカビなどを誘発したりして、試薬の保存状態の悪化が懸念されるものであり、更なる改善の余地が残されている。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、試薬容器に収容された試薬への結露による悪影響を抑制することができる自動分析装置を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、分析に用いる試薬を収容した複数の試薬容器を周方向に並べて搭載した試薬容器ディスクを内部空間に配置し、外部空間からの空気と試薬容器との接触を抑制する筐体と、前記筐体の内部空間の下部に配置され、上方に設けた冷却面によって空気の冷却を行う冷却機構と、前記筐体の外部空間の空気を内部空間に導入し、前記冷却機構の冷却面に吹き付ける外気導入機構と、前記冷却機構の下方に前記冷却面と連続的に設けられ、前記冷却面に生じた結露水を、結露状態を維持して前記筐体の外部に排出する排出機構とを備えたものとする。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記外気導入機構は、前記筐体の上部に配置され、前記試薬容器ディスクは、前記外気導入機構により筐体の内部空間に導入される空気の前記冷却機構への空気の流れを許容する空気通過部を備えたものとする。
(3)また、上記(1)において、好ましくは、前記冷却機構は、前記冷却面に生じた結露水の前記排出機構への流れをガイドするガイド構造を有するものとする。
(4)さらに、上記(1)において、好ましくは、前記冷却機構の冷却面の温度は、前記筐体の内面の温度よりも低温であるものとする。
本発明によれば、試薬容器に収容された試薬への結露による悪影響を抑制することができる。
第1の実施の形態に係る自動分析装置の全体構成を概略的に示す図である。 第1の実施の形態に係る試薬容器ディスク及び試薬ディスクカバーを抜き出して示す側面部分断面図である。 第1の実施の形態に係る試薬容器ディスク及び試薬ディスクカバーを抜き出して示す平面図である。 第1の実施の形態に係る冷却機構を拡大して示す上面図である。 第2の実施の形態に係る試薬容器ディスク及び試薬ディスクカバーを抜き出して示す側面部分断面図である。 第2の実施の形態に係る試薬容器ディスク及び試薬ディスクカバーを抜き出して示す平面図である。 第3の実施の形態に係る試薬容器ディスク及び試薬ディスクカバーを抜き出して示す側面部分断面図である。 第3の実施の形態に係る試薬容器ディスク及び試薬ディスクカバーを抜き出して示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施の形態に係る自動分析装置の全体構成を概略的に示す図である。図2及び図3は、試薬容器ディスク5及び試薬ディスクカバー7を抜き出して示す部分断面図であり、図2は側面図、図3は上面図である。また、図4は、図2及び図3における冷却機構部分を拡大して示す上面図である。
図1において、自動分析装置は、血液や尿などの生体サンプル(以下、試料と称する)を収容する複数のサンプル容器1が収納されたサンプル容器ラック2と、サンプル容器ラック2を搬送するラック搬送ライン3と、試料の分析に用いる種々の試薬が収容された複数の試薬容器4が収納・保温され、試薬ディスクカバー(筐体)7により覆われた試薬容器ディスク5と、試料と試薬を混合するための複数の反応容器8が収納されたインキュベータディスク9と、未使用の反応容器8を複数保持する反応容器供給庫6と、反応容器供給庫6からインキュベータディスク9に反応容器8を移送する反応容器移送機構6aと、吸引・吐出動作によりサンプル容器1からインキュベータディスク9の反応容器8に試料を分注するサンプル分注機構10と、試薬ディスクカバー7の一部として着脱可能に構成された蓋部7aに設けられた試薬分注口14(図2等参照)を介して、試薬容器ディスク5に収納された試薬容器4の試薬を吸引・吐出動作によりインキュベータディスク9の反応容器8に分注する試薬分注機構5aと、インキュベータディスク9の反応容器8で混合された反応液に検出処理を施し特定成分の検出を行う反応測定装置11と、自動分析装置全体の動作を制御する制御部15とを概略備えている。
試薬ディスクカバー7の内部(蓋部7aを除く)には水循環部18aが設けられており、冷却機構18により所定の温度に冷却された媒体(例えば、恒温水)が循環されている。また、蓋部7aも保温(保冷)構造を有しており、試薬ディスクカバー7の内部空間は、所定の温度に保持されている。
試薬容器ディスク5は、試薬ディスクカバー(筐体)7の内部空間に配置されることにより、外部空間の空気と試薬容器との接触が抑制され、外部空気によって試薬の温度や品質に影響が及ぶことが抑制される。
試薬ディスクカバー7の蓋部7aには、試薬ディスクカバー(筐体)7の外部空間の空気を内部空間に導入し、後述する冷却機構17の冷却面17aに吹き付ける外気導入機構16が設けられている。
試薬容器ディスク5の外周側には、複数の試薬容器4が周方向に並べて配置されている。試薬容器ディスク5の回転によって、所望の試薬容器4が試薬分注口14の下方に移動され、試薬分注機構5aにより試薬分注口14を介して試薬の分注が行われる。なお、試薬容器ディスク5の外周部の下部には試薬容器ディスク5を補強する試薬容器ディスク補強板5cが設けられている。
試薬容器ディスク5の内周側には、試薬容器4は配置されず、外気導入機構16から試薬ディスクカバー7の内部空間に導入される空気の試薬容器ディスク5の下方への空気の流れを許容する空気通過部5bが周方向に複数並べて設けられている。なお、本実施の形態では、各試薬容器4の内周側に空気通過部5bを設けた場合を示している。
外気導入機構16の下方であって、試薬ディスクカバー7の内部空間の下部には、上方に設けた冷却面17aによって空気の冷却を行う冷却機構17が設けられている。冷却機構17の冷却面17aは、頂点を下方に向けた円錐形状(漏斗形状)を有している。冷却面17aの下方の頂点相当部分には、冷却面17aと連続的に設けられた排出機構17bが備えられている。冷却面17aは図示しない冷却素子(例えば、ペルチェ素子)によって冷却される。なお、冷却面17aの温度(すなわち、ペルチェ素子の温度)は、試薬ディスクカバー(筐体)7の内面の底面及び側面に設置された温度センサ50a,50bからの検出結果に基づいて、制御部15により、試薬ディスクカバー7の内面(底面及び側面)の温度よりも低い温度に制御されている。
外気導入機構16には、送風機構16aが設けられている。この送風機構16aにより、試薬ディスクカバー7の外部空間から内部空間に導入された空気が、試薬容器ディスク5の空気通過部5aを介して冷却機構17の冷却面17aに吹き付けられる。冷却面17aに吹き付けられて空気が冷却されると、冷却面17aには結露水が生じ、その結露水は結露状態を維持して排出機構17bを介して試薬ディスクカバー7の外部へと排出される。なお、送風機構16aによる導入空気量は、制御部15により制御されており、試薬ディスクカバー7の内部(例えば蓋部7aの内側)に設けられた温度センサ50cからの検出結果に基づいて、試薬ディスクカバー7の内部の温度(気温)が予め定めた温度範囲となるように制御される。
冷却機構17の冷却面17aには、冷却面17aに生じた結露水の排出機構17bへの流れをガイドするガイド構造17cが設けられている。ガイド構造17cは、排出機構17cから放射状に延びる溝構造である。なお、ガイド構造17cは、結露水の排出機構17bへの流れをガイドして円滑な排水が出来ればよく、上記溝構造の他に、排出機構17cから放射状に延びる凸形状であっても良い。また、排出機構17cから螺旋状に延びる形状としても良い。
以上のように構成した本実施の形態における動作を説明する。
まず、反応容器移送機構6aによって未使用の反応容器8がインキュベータディスク9にセットされる。次に、ランク搬送ライン3により搬送されるサンプル容器ラック2のサンプル容器1から反応容器8に、サンプル分注機構10によって試料が分注される。試薬分注後、攪拌処理を施して所定時間(例えば、9分間)放置する。続いて、試薬容器ディスク5が回転駆動されて所定の試薬が収容された試薬容器4が試薬分注口14の下方に移動され、試薬分注機構5aにより試薬容器4から反応容器8に試薬が分注される。反応容器8で混合されて所定時間(例えば7.5分間)放置された試料と試薬の反応液は、反応測定装置11によって検出処理が実施される。検出結果は、制御部15の記憶部(図示せず)に記憶される。
試薬ディスクカバー7の蓋部7aに設けられた外気導入機構16は、所定の時間、送風機構16aにより試薬ディスクカバー7の内部空間に外気を導入し、試薬容器ディスク5の空気通過部5aを介して冷却機構17の冷却面17aに吹き付ける。冷却面17aに吹き付けられて空気が冷却されると、冷却面17aには結露水が生じ、その結露水は結露状態を維持して排出機構17bを介して試薬ディスクカバー7の外部へと排出される。このとき、試薬ディスクカバー7の内部空間は外部空間と比較してやや正圧となっており、試薬分注口14やその他の隙間からの外気の流入が抑制されている。
以上のように構成した本実施の形態における効果を説明する。
従来技術においては、空気導入口を介して取り入れた外気を結露促進ブロックに触れされることで結露を促進するもののみであり、生じた結露水に対する処理については考慮されていなかった。このような場合、結露水が筐体内に留まることにより、試薬容器の雰囲気が高湿度となったり、留まった結露水がカビなどを誘発したりして、試薬の保存状態の悪化が懸念される。従来技術においては、湿度増加によるカビ等の発生を抑制するために定期的なメンテナンスを必要とするが、メンテナンスを行うためには、装置内の各機構を取り外す必要があり、多くの時間や手間が必要であった。
これに対して、本実施の形態においては、筐体の内部空間に試薬容器ディスクを配置し、筐体の外部空間の空気を内部空間に導入して筐体の内部空間の下部に配置した冷却機構に吹き付けることにより冷却し、冷却面に生じた結露を、冷却面と連続的に設けた排出機構により結露状態を維持したまま筐体外部に排出するように構成したので、結露水が筐体内に留まることにより、試薬容器の雰囲気が高湿度となったり、留まった結露水がカビなどを誘発したりすることを抑制することができ、したがって、試薬容器に収容された試薬への結露による悪影響を抑制することができる。
また、外気導入機構16に送風機構16aを設けたので、冷却された試薬ディスクカバー7の内部の壁面および底面と試薬容器4の試薬との間の熱交換が促進され、より効率よく試薬を冷却することができる。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図5及び図6は、本実施の形態に係る試薬容器ディスク5及び試薬ディスクカバー7Aを抜き出して示す部分断面図であり、図5は側面図、図6は上面図である。図中、第1の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
図5及び図6において、試薬ディスクカバー7Aの内部(蓋部7aを除く)には水循環部18aが設けられており、冷却機構18により所定の温度に冷却された媒体(例えば、恒温水)が循環されている。また、蓋部7aも保温(保冷)構造を有しており、試薬ディスクカバー7Aの内部空間は、所定の温度に保持されている。
試薬容器ディスク5は、試薬ディスクカバー(筐体)7Aの内部空間に配置されることにより、外部空間の空気と試薬容器との意図しない接触が抑制され、外部空間の空気によって試薬の温度や品質に影響が及ぶことが抑制される。
試薬ディスクカバー7Aの蓋部7aには、試薬ディスクカバー(筐体)7Aの外部空間の空気を内部空間の所定の位置に導入する外気導入機構16Aが設けられている。
試薬容器ディスク5の外周側には、複数の試薬容器4が周方向に並べて配置されている。試薬容器ディスク5の回転によって、所望の試薬容器4が試薬分注口14の下方に移動され、試薬分注機構5aにより試薬分注口14を介して試薬の分注が行われる。
試薬容器ディスク5の内周側には、試薬容器4は配置されず、外気導入機構16Aから試薬ディスクカバー7Aの内部空間に導入される空気の試薬容器ディスク5の下方への空気の流れを許容する空気通過部5bが周方向に複数並べて設けられている。なお、本実施の形態では、各試薬容器4の内周側に空気通過部5bを設けた場合を示している。また、試薬容器ディスク5の外周部の下部には、試薬容器ディスク5を補強する試薬容器ディスク補強板5cが設けられている。
外気導入機構16の下方であって、試薬ディスクカバー7の内部空間の下部には、上方に設けた冷却面17aによって空気の冷却を行う冷却機構17が設けられている。冷却機構17の冷却面17aは、頂点を下方に向けた円錐形状(漏斗形状)を有している。冷却面17aの下方の頂点相当部分には、冷却面17aと連続的に設けられた排出機構17bが備えられている。冷却面17aは図示しない冷却素子(例えば、ペルチェ素子)によって冷却される。なお、冷却面17aの温度(すなわち、ペルチェ素子の温度)は、試薬ディスクカバー(筐体)7Aの内面の底面及び側面に設置された温度センサ50a,50bからの検出結果に基づいて、制御部15により、試薬ディスクカバー7の内面(底面及び側面)の温度よりも低い温度に制御されている。
外気導入機構16には、試薬ディスクカバー7の蓋部7aから試薬容器ディスク5の空気通過部5bの上方近傍まで延在する導入管路16bと、導入管路16bの下端部に配置された送風機構16aとが備えられている。送風機構16aの動作により、試薬ディスクカバー7の外部空間から内部空間に導入され、導入管路16bを通った空気が試薬容器ディスク5の空気通過部5aを介して冷却機構17の冷却面17aに吹き付けられる。冷却面17aに吹き付けられて空気が冷却されると、冷却面17aには結露水が生じ、その結露水は結露状態を維持して排出機構17bを介して試薬ディスクカバー7の外部へと排出される。なお、送風機構16aによる導入空気量は、制御部15により制御されており、試薬ディスクカバー7Aの内部(例えば蓋部7aの内側)に設けられた温度センサ50cからの検出結果に基づいて、試薬ディスクカバー7Aの内部の温度(気温)が予め定めた温度範囲となるように制御される。
その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、試薬ディスクカバー7の蓋部7aから試薬容器ディスク5の空気通過部5bの上方近傍まで延在する導入管路16bを通して、冷却面17aに吹き付ける空気を通すように構成したので、冷却面17aに当たる前の空気の拡散を抑制することができ、効率良く冷却面17aに結露を生じさせることができる。
<第3の実施の形態>
本発明の第3の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図7及び図8は、本実施の形態に係る試薬容器ディスク5及び試薬ディスクカバー7Aを抜き出して示す部分断面図であり、図7は側面図、図8は上面図である。図中、第1の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
図5及び図6において、試薬ディスクカバー7Bの内部(蓋部7bを除く)には水循環部18aが設けられており、冷却機構18により所定の温度に冷却された媒体(例えば、恒温水)が循環されている。また、蓋部7bも保温(保冷)構造を有しており、試薬ディスクカバー7Bの内部空間は、所定の温度に保持されている。
試薬容器ディスク5Bは、試薬ディスクカバー(筐体)7Bの内部空間に配置されることにより、外部空間の空気と試薬容器4との意図しない接触が抑制され、外部空間の空気によって試薬の温度や品質に影響が及ぶことが抑制される。
試薬ディスクカバー7Bの蓋部7bには、試薬ディスクカバー(筐体)7Bの外部空間の空気を内部空間の所定の位置に導入する外気導入機構16Bが設けられている。
試薬容器ディスク5Bの外周側には、複数の試薬容器4が周方向に並べて配置されている。試薬容器ディスク5の外周部は、内周部に対して周方向に相対的に回転可能に設けられており、試薬容器ディスク5の外周部の回転によって、所望の試薬容器4が試薬分注口14aの下方に移動され、試薬分注機構5aにより試薬分注口14aを介して試薬の分注が行われる。
試薬容器ディスク5Bの内周側は固定されており、少なくとも冷却機構17の上方を除く位置には試薬容器4が配置されている。試薬容器4は、図示しない移動機構により、試薬容器ディスク5Bの内周側と外周側とで移動される。試薬容器ディスク5Bには、外気導入機構16Bから試薬ディスクカバー7Bの内部空間に導入される空気の試薬容器ディスク5Bの下方への空気の流れを許容する空気通過部5dが周方向に複数並べて設けられている。
外気導入機構16Bの下方であって、試薬ディスクカバー7Bの内部空間の下部には、上方に設けた冷却面17aによって空気の冷却を行う冷却機構17が設けられている。冷却機構17の冷却面17aは、頂点を下方に向けた円錐形状(漏斗形状)を有している。冷却面17aの下方の頂点相当部分には、冷却面17aと連続的に設けられた排出機構17bが備えられている。冷却面17aは図示しない冷却素子(例えば、ペルチェ素子)によって冷却される。なお、冷却面17aの温度(すなわち、ペルチェ素子の温度)は、試薬ディスクカバー(筐体)7Bの内面の底面及び側面に設置された温度センサ50a,50bからの検出結果に基づいて、制御部15により、試薬ディスクカバー7Bの内面(底面及び側面)の温度よりも低い温度に制御されている。
外気導入機構16Bには、試薬ディスクカバー7Bの蓋部7bから試薬容器ディスク5Bの空気通過部5dの上方近傍まで延在する導入管路16cと、導入管路16cの下端部に配置された送風機構16aとが備えられている。送風機構16aの動作により、試薬ディスクカバー7Bの外部空間から内部空間に導入され、導入管路16cを通った空気が試薬容器ディスク5Bの空気通過部5dを介して冷却機構17の冷却面17aに吹き付けられる。冷却面17aに吹き付けられて空気が冷却されると、冷却面17aには結露水が生じ、その結露水は結露状態を維持して排出機構17bを介して試薬ディスクカバー7Bの外部へと排出される。なお、送風機構16aによる導入空気量は、制御部15により制御されており、試薬ディスクカバー7Bの内部(例えば蓋部7bの内側)に設けられた温度センサ50cからの検出結果に基づいて、試薬ディスクカバー7Bの内部の温度(気温)が予め定めた温度範囲となるように制御される。
また、試薬分注口14a下方であって、試薬ディスクカバー7Bの内部空間の下部にも冷却機構17が設けられている。
その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、試薬ディスクカバー7Bの蓋部7bから試薬容器ディスク5Bの空気通過部5dの上方近傍まで延在する導入管路16cを通して、冷却面17aに吹き付ける空気を通すように構成したので、冷却面17aに当たる前の空気の拡散を抑制することができ、効率良く冷却面17aに結露を生じさせることができる。
1 サンプル容器
2 サンプル容器ラック
3 ラック搬送ライン
4 試薬容器
5 試薬容器ディスク
5a 空気通過部
5c 試薬容器ディスク補強板
6 反応容器供給庫
6a 反応容器移送機構
7 試薬ディスクカバー(筐体)
7a 蓋部
8 反応容器
9 インキュベータディスク
10 サンプル分注機構
11 反応測定装置
14 試薬分注口
15 制御部
16 外気導入機構
16a 送風機構
17 冷却機構
17a 冷却面
17b 排出機構
17c 排出機構
18 冷却機構
18a 水循環部

Claims (4)

  1. 分析に用いる試薬を収容した複数の試薬容器を周方向に並べて搭載した試薬容器ディスクを内部空間に配置し、外部空間からの空気と試薬容器との接触を抑制する筐体と、
    前記筐体の内部空間の下部に配置され、上方に設けた冷却面によって空気の冷却を行う冷却機構と、
    前記筐体の外部空間の空気を内部空間に導入し、前記冷却機構の冷却面に吹き付ける外気導入機構と、
    前記冷却機構の下方に前記冷却面と連続的に設けられ、前記冷却面に生じた結露水を、結露状態を維持して前記筐体の外部に排出する排出機構と
    を備えたことを特徴とする自動分析装置。
  2. 請求項1記載の自動分析装置において、
    前記外気導入機構は、前記筐体の上部に配置され、
    前記試薬容器ディスクは、前記外気導入機構により筐体の内部空間に導入される空気の前記冷却機構への空気の流れを許容する空気通過部を備えたことを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項1記載の自動分析装置において、
    前記冷却機構は、前記冷却面に生じた結露水の前記排出機構への流れをガイドするガイド構造を有することを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項1記載の自動分析装置において、
    前記冷却機構の冷却面の温度は、前記筐体の内面の温度よりも低温であることを特徴とする自動分析装置。
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