JPS62166114A - 四輪駆動車の駆動力制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は四輪駆動車の各車輪への駆動力を車両の走行状
態に応じて自動的に制御２１１する装置に関する。

［従来の技術］ 一般に、四輪駆動車は、旋回時に前後輪の軌跡差による
ブレーキング現象の発生を防止するために、前後輪の中
間にセンターデファレンシャルギア（以下、単にセンタ
ーデフという。）またはセンタークラッチを設け、大操
舵時の車輪の軌跡差の悪影響をなくすようにしている。

［発明が解決しようとりる問題点］ しかしながら、センターデフを用いた場合、四輪のうち
一輪でしスリップすると、車両として駆動能力がなくな
る。一方、センタークラッチを用いた場合、大操舵を行
なう際、クラッチを切断状態にする必要がある。

また、通常、前後輪の荷重分布が等しくないため、加速
時には荷重の小さい車輪にスリップが早く発生し、有効
な加速が得られない。また、制動時には、センターデフ
を用いた場合、前後輪の一方が早くロックすることがあ
り、制御距離が長くなったり操縦性を損う問題がある。

本発明は前記にかんがみ、四輪駆動車の各車輪への駆動
力を良好に制御し、加速性、制動性、操縦性などに優れ
た四輪駆動車が提供できるようにすることを目的とする
。

［問題点を解決するための手段］ この目的を達成するために、本発明は、車両の動力伝達
系の一部を構成し、かつ油圧により作動状態が定まる前
輪デファレンシャルギア（以下、単に前輪デフという。

）、後輪デファレンシャルギア（以下、単に後輪デフと
いう。）および、前輪デフと後輪デフとの中間に設けた
センターデフまたはセンタークラッチと、 前輪デフ、後輪デフおよびセンターデフま１＝はセンタ
ークラッチのそれぞれに油圧を印加、解除するアクチュ
エータと、アクチュエータへ制御信号を出力する制御回
路と 制御回路に操舵角信号を入力する操舵角センサと、 制御回路に各車輪の車輪速度信号を入力する車輪速度セ
ンサと を備え、操舵角信号および車輪速度信号を基に制御信号
を生成する ことを特徴とする。

［作用］ 例えば、センタークラッチを用いた場合、車両の走行状
態に対して前輪デフ、後輪デフおよびセンタークラッチ
が次の表（１）、（２）のような作動状態になるように
する。

（１）通常路 （２）悪路 ［実施例］ 以下、本発明を図面を参照しつつ説明する。

第１図は本発明の一実施例の全体構成を示している。

第１図において、前輪１−１．１−２の左右の車軸３−
１．３−２の結合部に前輪デフ５を設ける。後輪１−３
．１−４の左右の車軸３−３．３−４の結合部に後輪デ
フ７を設ける。トランスミッション９の出力軸と後輪デ
フ７との中間にセンタークラッチ１１を設ける。なお、
前輪デフ５はトランスミッション９の出力軸に接続され
ている。

前輪デフ５、後輪デフ７およびセンタークラッチ１１は
油圧回路に接続され、油圧回路の一部にアクチュエータ
１３が設けられている。アクチュエータ１３は制御回路
１５からの制御信号に応じて動作し、前輪デフ５、後輪
デフ７およびセンタークラッチ１１のそれぞれに対し、
油圧を印加、解除する。前輪デフ５、後輪デフ７および
センタークラッチ１１はそれぞれ油圧の印加、解除に対
応して、ロック状態、アンロック状態のいずれかの作動
状態をとる。

四輪１−１．１−２．１−３．１−４のおのおのに車輪
速度センサ１７−１．１７−２．１７−３．１７−４を
設ける。ステアリングコラムに操舵角センサ１９を設け
る。車輪速度センサ１７−１．１７〜２．１７−３．１
７−４および操舵角センナ１つは制御回路１５に電気的
に接続する。

制御回路１５は、車輪連間センサ１７−１．１７−２．
１７−３．１７−４および操舵角センサ１９に接続され
るバッファ回路１５ａを有する。

また、バッファ回路１５８に接続される入力ポート１５
ｂを有する。また入力ポート１５ｂにコモンバス１５Ｇ
を介して接続されるセントラルブロセッシングユニット
（ＣＰＵ）１５ｄを有する。

またＣＰＵ１５ｄに同じくコモンバス１５−を介して接
続されるリードオンリメモリ（ＲＯＭ）１５ｅ、ランダ
ムアクセスメモリ（ＲＡＭ）１５ｆ。

出力ポート１５ｇを有する。また出力ポート１５Ｑに接
続されかつアクチュエータ１３に接続される駆動回路１
５ｈを有する。

次に動作を説明する。

制御回路１５は、第２図のフローチャートで示ずように
、悪路判定、直進判定、加速判定、制動判定を行ない、
各種の走行状態に対応して、前輪デフ５、後輪デフ７お
よびセンタークラッチ１１を前記の表（１）、（２）に
示したような作動状態にする。

悪路判定は車輪速度信号にもとずき車輪の空転を検知し
、１秒に１回以上車輪が空転したか否かを判断する。こ
の判定方法の替りに加速度センサの信号にもとづいた方
法であってもよい。

直進判定は操舵角信号にもとづき操舵量を検出し、この
検出値が基準値以下のときを直進と判断する。

加速判定および制動判定はそれぞれ車輪速度信号にもと
づきいずれの車輪１−１．１−２．１−３．１−４が最
も早い車輪速度または最も遅い車輪速度を示したかを判
断する。

通常路すなわち悪路でない走行路において直進加速であ
ると判断した場合には、左右車輪の速度差入か否かの判
定、および前輪、後輪の区別の判定ににす、スリップが
生じていると判断した車輪に対応するデフをロックする
。なお、この場合、センタークラッチ１１はロック状態
とする。

旋回である、旋回加速である、または旋回制動であると
判断した場合のセンタークラッチ１１の中間結合は、操
舵量に応じて予め入力しておいた車両のホイールベース
、トレッドなとのデータをもとに四輪おのおのの間の回
転差を求め、これを目標車輪速度差ＶＳとし、この目標
車輪速度差ＶＳが１７られるようセンタークラッチ１１
を断続させることにより１９ることか可能である。ここ
で目標車輪速度差Ｖｓは次の式で与える。

Ｖｓ＝１／２　（ＶＦＲ＋ＶＦＬ）−１／２　（ＶＲＲ
＋ＶＦでし） ココテＶ　Ｆ　Ｒ、Ｖ　Ｆ　Ｉ−、Ｖ　ＲＲ、Ｖ　ＲＬ
　ハそれぞれ右前輪速度、左前輪速度、右後輪速度、左
後輪速度を表わず。

前）ホした実施例ではセンタークラッチ１１を用いてい
るが、これの替りにセンターデフを用い同様に制御して
もよい。

［発明の効果］ 以上のように、本発明によれば、旋回時など車両の走行
状態に適した駆動力を各車輪に与えることが可能となり
、操縦安定性、制動性、加速性などに優れた四輪駆動車
を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成図、第２図はその動作
を説明するためのフローチャートである。 １−１．１−２．１−３．１−４・・・車輪５・・・前
輪デフ　　　７・・・後輪デフ１１・・・センタークラ
ッチ １３・・・アクチュエータ １５・・・制御回路 １７−１．１７−２．１７−３．１７−４・・・車輪速
度センサ １９・・・操舵角センサ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 車両の動力伝達系の一部を構成し、かつ油圧により作動
   状態が定まる前輪デファレンシャルギア、後輪デファレ
   ンシャルギア、および前記前輪デファレンシャルギアと
   前記後輪デファレンシャルギアとの中間に設けたセンタ
   ーデファレンシャルギアまたはセンタークラッチと、 前記前輪デファレンシャルギア、前記後輪デファレンシ
   ャルギアおよび前記センターデファレンシャルギアまた
   は前記センタークラッチのそれぞれに油圧を印加、解除
   するアクチュエータと、該アクチュエータへ制御信号を
   出力する制御回路と、 該制御回路に操舵角信号を入力する操舵角センサと、 前記制御回路に各車輪の車輪速度信号を入力する車輪速
   度センサと を備え、前記操舵角信号および前記車輪速度信号を基に
   前記制御信号を生成する ことを特徴とする四輪駆動車の駆動力制御装置。