JPS62165759A - 磁気テ−プ用ガイドの製造方法 - Google Patents

磁気テ−プ用ガイドの製造方法

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JPS62165759A
JPS62165759A JP708186A JP708186A JPS62165759A JP S62165759 A JPS62165759 A JP S62165759A JP 708186 A JP708186 A JP 708186A JP 708186 A JP708186 A JP 708186A JP S62165759 A JPS62165759 A JP S62165759A
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北條 明久
Hiroyuki Ikeda
裕之 池田
Etsuro Koyama
小山 悦郎
Kazuo Shibuya
渋谷 一男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気テープ用ガイドの製造方法に関し、より
詳細には、ビデオ、オーディオ、情報機器等の磁気記録
再生装置のテープ案内系あるいはテープカセットなどに
用いられる磁気テープ用ガイドの製造方法に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、磁気テープ用ガイドの製造方法において、 非磁性金属基体表面に硬質クロムメッキ層を形成した後
、特定の条件で熱処理を行い、次いで研摩仕上げを施す
ことにより、 高耐摩耗性及び低摩擦係数を有し、磁気テープに与える
ダメージの少ない磁気テープ用ガイドを製造することが
できるようにしたものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕従来
、テープカセットや磁気記録再生装置などに用いられる
磁気テープ用ガイドの製造において、非磁性を要求され
る場合には樹脂、オーステナイト系ステンレス鋼、セラ
ミック及び真鍮などの材料が用いられ、また、耐摩耗性
を要求される場合にはセラミック、高マンガン鋼あるい
は弱磁性体ではあるがマルテンサイト系ステンレス鋼及
び窒化処理品などの材料が多く用いられている。しかし
、これらの材料は、対テープ特性として重要な非磁性、
高耐摩耗性、低摩擦係数、耐食性及び低テープダメージ
性などに一長一短があるため、その用途が限定され、あ
るいは、その対テープ特性の一部を無視して用いられて
いるのが現状である。
非磁性と耐摩耗性とが特に要求される通常のテープガイ
ドには5US304及び5US316などオーステナイ
ト系ステンレス鋼が用いられることが多い。しかし、こ
れらは耐摩耗性が劣るためにテープの摺動によりテープ
ガイドのテープ摺動面が摩耗しやすく、このため、摺動
面の形状が変化して摩擦係数が大きく変動しやすい欠点
があった。また、テープによって削り取られた鉄粉等が
テープ及びテープガイドのテープ摺動面を傷っけ、テー
プに大きなダメージを与える欠点もあった。
そこで、非磁性材料を基体とするテープガイドのテープ
摺動面に非磁性でかつ多硬度の層を付与することが提案
されている(例えば特公昭56−22071号)が、耐
摩耗性において、ビッカース硬度800の硬質クロムメ
ッキ層がビッカース硬度300程度の5US316より
劣るという実験結果もあり、高硬度を有していても高耐
摩耗性を有しているとは必ずしも言えない。しかし、ク
ロムメッキは摩擦係数の安定性、耐食性、非磁性及び加
工性において他の材質より優れているため、メッキ時の
条件を様々に変えて耐摩耗性を向上させる試みが続けら
れているのが現状である。
上記の問題点に鑑み、本発明は、 1、対磁気テープ特性として、非磁性、低摩擦係数、摩
擦係数の安定性、高耐食性及び高耐摩耗性を有し、 2、従来品と同様の形状及び寸法精度を有し、従来品の
代替として使用が可能であり、3、安定した品質で量産
が可能である磁気テープガイドの製造方法を提供するも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、非磁性金属基体表面に硬質クロムメッキ層を
形成した後、450℃以上の温度で熱処理し、冷却後、
研摩仕上げを施すことを特徴とする磁気テープ用ガイド
の製造方法に係る。
前記非磁性金属基体としては例えば、オーステナイト系
ステンレス鋼5US316、高マンガン網、真鍮などを
素材とした中空又は中実のストレート軸或いは中空又は
中実の段付軸等の基本形状物(以下、ブランクと呼ぶ)
を用いることができる。このブランクは常法に従って面
取り及び研削(例えばセンタレス研削)を行った後に硬
質クロムメッキ層を施される。
前記硬質クロムメッキ層の形成はサージェント浴として
知られる通常のハードクロムメッキ浴を用い、常法に従
って行うことができる。硬質クロムメッキ層の厚さは特
に限定されないが、通常、10〜40μ程度である。
また、本発明における熱処理は450”C以上の温度で
行われる。450℃より低い温度では熱処理の効果にば
らつきが生じるので不都合である。
熱処理温度の上限は使用される非磁性金属素材が耐える
温度までとすることができ、例えば5Us316の場合
では約1200°c1真鍮の場合では約700℃である
。熱処理は30分間以上行えば充分であり、通常、30
分〜1時間の範囲で行うことができる。また、熱処理は
真空炉内で行うのが好ましい。
熱処理後の冷却は通常のガス冷却法により行われ、例え
ば窒素ガスなどの不活性雰囲気中で冷却を行うことが好
ましい。
また、冷却後の前記研摩仕上げには、クロムメッキ面を
センタレス研削及びバレル又はパフ仕上げによる仕上げ
研削が常法通り行われる。
本発明の方法により製造される磁気テープ用ガイドは例
えば、ビデオテープカセットに組込まれたガイドボスト
として使用することができる。即ち、第3図にそのガイ
ドボストの使用例の概略を示すように、カセット1の供
給リール4がらの磁気テープ3が、ガイドボスト2.1
4.15を介して巻取り−ル5に巻取られる。ローディ
ング状態においては、ローディングポール6.7によっ
て回転シリンダ8に磁気テープ3が押付けられる。
このテープは、全幅消去ヘッド9、音声消去ヘッド10
、音声コントロールヘッド11等に摺接し、ピンチロー
ラ12によってキャプスタン13に押付けられながら走
行する。
本発明により得られる磁気テープ用ガイドは例えばガイ
ドポスト2として使用することができる。
〔実施例〕
大施斑上 次に本発明の実施例としてビデオテープレコーダカセッ
トに用いられる磁気テープガイドポストの製造法につい
て説明する。
オーステナイト系ステンレス鋼である5US316のパ
イプ材(内径4.8fl、外径約6龍)を16龍の長さ
に切断し、外面及び内面に面取加工を施して中空ストレ
ート軸のブランクをつくった。次いゆ でセンタレス研削によこのブランクを外径6鶴(±2μ
)に仕上げた後、電流密度40 A/dm”、浴温55
℃でサージェント浴による硬質クロムメッキ処理を施し
て約20pmの厚さの硬質クロムメッキ層を形成した。
次いでこのブランクを真空炉内で0.5〜1時間800
℃に維持して熱処理を行った後、窒素ガス雰囲気中で3
0分間かけて冷却した。更に、このブランクの外周面を
センタレス研削してそのメッキ層の厚さを約10μmと
しさらにパフによる仕上げ研摩を行ってガイドボストを
つくった。
比較のため、熱処理及び冷却を行わない以外は本実施例
の場合と全く同様にして比較例のガイドボストをつくっ
た。
本実施例のガイドボストと比較例のガイドボストとを対
テープ特性としての耐摩耗性につき比較するために、ビ
デオテープの早送りの状態でテープの磁性面側を各ガイ
ドボストに当接させて30時間摺動させ、ガイドボスト
の摩耗度を調べた。
この摩耗度の測定は次のように行った。即ち、タリサー
フ(触針式表面粗度計)をガイドボストのクロムメッキ
層上をガイドボストの軸方向に、テープの摺動部と非摺
動部の境界の非摺動部側から摺動部側へ接触移動させて
走査し、表面粗度を摩耗量(針の降下距離)として測定
した。
結果を第1図(本実施例)及び第2図(比較質)に示し
た。
第1図及び第2図から明らかな通り、本実施例のガイド
ボストは比較例のガイドボストに比べて耐摩耗性が著し
く高かった。また、上記各テープガイドのクロムメッキ
層をX線回折したところ、本実施例のガイドボストのク
ロムメッキ層に酸化クロム(CrzOi )の存在が認
められると共に、比較例のメッキ層に比べ結晶性が格段
に良いことが判明した。
また、このクロムメッキ層のビッカース硬度は439で
あった。
さらに、このガイドボストは基体ごと光輝焼鈍しが行わ
れているため、非磁性が失われず、品質の向上が実現で
きた。
また、本実施例のガイドボストの動摩擦係数は0.19
8であり、比較例の動摩擦係数0.228に比べ小さく
、従って良好な低テープダメージ性が実現できた。更に
、本実施例のガイドボストの動摩擦係数の変動は比較例
に比べて小さかった。
実施例2 オーステナイト系ステンレス鋼のかわりに真鍮(J I
s、 C3604)を用い、真空炉内の熱処理温度を5
00度又は600度とした以外は実施例1と同様にして
ガイドボストをつくった。
本実施例のガイドボストの対テープ特性も実施例1と同
様に極めて良好であった。
以上本発明を実施例について説明したが、本発明はその
技術的思想に基づいてさらに変更が可能であり、また、
本発明により得られる磁気テープ用ガイドは前記ビデオ
テーブカセント以外におけるテープガイド機能を有する
ガイド部材にも適用することができる。
〔発明の効果〕
本発明は、非磁性金属素体表面に硬質クロムメッキ層を
形成した後、450℃以上の温度で熱処理し、冷却後、
研摩仕上げを施して磁気テープ用ガイドを製造するよう
にしている。
このため、磁気テープ用ガイドの対テープ特性において
、耐摩耗性を格段に向上させ、非磁性、低摩擦係数及び
低テープダメージを実現することができる。また、安定
した品質で量産が可能であり、このため、全体として高
品質の磁気テープ用ガイドを比較的安価に提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のテープガイドの耐摩耗性を表わすグラ
フ、第2図は比較例のテープガイドの耐摩耗性を表わす
グラフ、第3図はビデオテープレコーダの概略平面図で
ある。 なお、図面に用いた符号において、 2−−−−−−−−−−−−−−・−・−ガイドポスト
3−−−−−−−・−・−一一一一一一・−磁気テープ
4−・−〜−−−−−−−・−・−一−−−供給リール
5−−−−−−−−・−・・・−−−−m−巻取リール
6.7・−・−−一−−−・ローディングボールg 、
−−−−−・−−一−−−−−・回転シリンダである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 非磁性金属基体表面に硬質クロムメッキ層を形成した後
    、450℃以上の温度で熱処理し、冷却後、研摩仕上げ
    を施すことを特徴とする磁気テープ用ガイドの製造方法
JP61007081A 1986-01-16 1986-01-16 磁気テープ用ガイドの製造方法 Expired - Fee Related JP2761381B2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54116906A (en) * 1978-03-03 1979-09-11 Youzaburou Umehara Tape guide for recorder*reproducer
JPS59165263A (ja) * 1983-03-11 1984-09-18 Toshiba Corp テ−プ摺動部品
JPS60111365A (ja) * 1984-05-02 1985-06-17 Yozaburo Umehara 記録再生用装置のテ−プガイド

Patent Citations (3)

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