JPS6216555B2 - - Google Patents

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JPS6216555B2
JPS6216555B2 JP53143450A JP14345078A JPS6216555B2 JP S6216555 B2 JPS6216555 B2 JP S6216555B2 JP 53143450 A JP53143450 A JP 53143450A JP 14345078 A JP14345078 A JP 14345078A JP S6216555 B2 JPS6216555 B2 JP S6216555B2
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JP
Japan
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layer
emitter
base
transistor
junction
Prior art date
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JP53143450A
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English (en)
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JPS5570063A (en
Inventor
Fuminori Kumagai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5570063A publication Critical patent/JPS5570063A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はトランジスタ特に超高周波用又は超高
速スイツチング用のトランジスタの製法に関す
る。
従来の超高周波トランジスタの構造は、第1
図、第2図に示す断面構造となつている。第1図
は単体トランジスタを示すもので、第2図がIC
化されたトランジスタを示すものである。これら
の図で、E,B,Cはそれぞれエミツタ層、ベー
ス層、コレクタ層を示す。
現在、通信用に要求される超高周波トランジス
タのfT(利得帯域巾積、Transit frequency)
は6〜10GHz程度であるが、現状では、この要
求が完全に充足されているとはいいがたい。
ところで、超高周波トランジスタでfTに大き
く影響するのは、ベース巾とベース深さ、エミツ
タ巾が最も支配的である。高いfTを実現するた
めにはベース巾は0.1〜0.2μm程度に狭くする必
要がある。ベース巾は狭ければ狭い程fTは高く
なるが、それ以下のベース巾では耐圧の点で問題
が生じる。また、高周波又は高速スイツチング動
作では、第3図のように電流が流れ(周辺効
果)、ベース深さが実質的に最大ベース巾として
作用する。従つて、fTを上げるためには、この
ベース深さを浅くすることが重要である。
一方、高fTを実現するためには、エミツタ層
を狭く浅くすると共に、キヤリヤの注入効率を高
めるため、高不純物濃度のエミツタ接合形成が不
可欠である。エミツタ接合が非常に浅い場合に
は、電極付け工程でエミツタ電極とベース領域が
シヨートする危険性が生じる。特に、高周波、高
速デバイスはエミツタ巾が1〜3μmと非常に狭
いため、いわゆるウオツシユドエミツタ
(washed―emitter)構造をとらざるを得ず、電
極付時の信頼性は大きな問題となつている。この
対策としてSiとの合金深さを浅く(0.1〜0.2μ
m)する処置(例えばPt―Si合金層を用いる)と
か、エミツタ領域の上に単結晶を選択的にエピタ
キシヤル法で付けるか、又はエミツタ領域上に多
結晶を載せて積層としてE―Bシヨートを防止す
る方法がとられている。
従来この種の高周波トランジスタを製造するに
は、通常エミツタにリン、ベースにボロンを用い
ているが、エミツタデイツプ効果(エミツタ拡散
によるベース接合の追い出し効果)によりエミツ
タ巾が狭くできず、且つコントロール困難で高い
Tを実現するのが相当難しい。そのためにエミ
ツタデイツプ効果のない不純物ASをエミツタ形
成の際に用いることが有用となつているが、AS
は毒性対策のためアルプル拡散が必要である。A
Sのイオン打込みを用いた場合は、使用不純物量
が少ないため、対策は簡単であり且つ接合形成容
易という利点があるが、エミツタへの高濃度打込
みの場合、接合深さが最少で0.4μm程度であ
る。そのためfTは最大6GHz止りとなつてい
る。
本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解
決した新規な構造のトランジスタ特に高周波トラ
ンジスタ及びその製法を提供することにある。即
ち、本発明は、fTを上げるために最大ベース巾
であるベース深さ0.2μmにすることを可能とす
ることを目的とする。そして、本発明は、従来の
トランジスタ構造、プロセスをそのまま用い、ポ
イントとなる特性(fTなど)を出す部分のみ構
造を変えて実現することを特徴とすると共に、通
常ベース巾0.1μmだと必然的に起るベース広が
り抵抗rbb′の増大を防ぎ、高周波低雑音増巾に
もマイナス効果を付随させないことを特徴とす
る。
上記目的を達成するための本発明の要旨とする
ところは、半導体基板にベース層及びエミツタ層
を順次に形成した後、少くなくとも該エミツタ層
の表面部分を選択的に除去し、しかる後そのエミ
ツタ層表面にエミツタ層と同一導電型でそれより
低不純物濃度の半導体層を成長させることを特徴
とするにある。このような構成によれば、エミツ
タ深さ、ベース深さは実質的に浅くなり、例えば
エミツタ深さ0.1μm、ベース深さ0.2μm、ベー
ス巾0.1μmの構造が可能となり、fT=10GHzが
容易に達成できる。更にIC、LSI等で例えばイオ
ン打込み法によりベース深さ0.4μm、エミツタ
深さ0.3μmで他の回路素子(抵抗、コンデン
サ、高速以外のトランジスタ、ダイオード)を作
る基本設計プロセスが確立されている場合、新た
に設計、プロセス法(例えば0.2μmの深さのベ
ース拡散を用いた設計基準、プロセス)を開発し
なくても必要な超高速トランジスタ部分のみの処
理により目的を達成することができる。
以下、本発明の実施例を第4図乃至第8図に基
づき説明する。尚、説明の都合上要部を拡大して
示している。
まず、第4図に示すようにN型シリコン基板1
の表面にSiO2膜2を選択的に設けた後、SiO2
2をマスクとしてアクセプタ不純物のボロンを被
着し、1000℃20分間ウエツトO2中で熱処理して
ボロンを拡散させ、深さ1μmのグラフトベース
層3を作る。次に第5図に示すようにSiO2膜2
に別の不純物透過部4をフオトエツチング等で形
成してから、ボロンのイオン5を基板表面に
30KeVで濃度1×1014/cm2に打込み、900℃約10
分ドライN2中でアニールする。この工程により
深さ0.4μmの浅いベース層6が得られる。な
お、先に形成されたグラフトベース層3はベース
広がり抵抗rbb′を低下させるべく設けられたも
ので、実質的に不活性なベース領域であるが、今
回設けられたベース層6は活性なベース領域とし
て作用するものである。
次に、第6図に示すようにSiO2膜2を選択的
除いて穴7を開ける。そして、この穴7を介して
Sイオンを80KeVで打込み、基板表面に1×
1016/cm2濃度のAS打込み層を形成後900℃10分間
ドライN2中でアニールして約0.3μmの深さのN+
型エミツタ層8を作る。引き続き、第7図に示す
ように、SiO2膜2の穴7をわずかに(例えば約
0.2μm)サイドエツチして拡大された穴9を形
成し、この穴9によつて露出したエミツタ層表面
部を深さ0.2μmエツチングで除去し、窪み10
を作る。この際重要なことは、エミツタ層8の周
辺のベース部分も若干エツチ除去されるようにす
ることと、エミツタ層深部8Aが所定の厚さ(こ
の場合は、約0.1μm)で残るようにすることと
である。この結果、第7図から明らかなようにベ
ース・エミツタ間のPN接合が露出することにな
る。なお、シリコンエツチはプラズマエツチング
等のドライエツチングで約0.15μm除去してから
ケミカル(ウエツト)エツチングに切換えて約
0.05μm除去すると、均一できれいなエツチ面が
得られる。エミツタ層エツチング後第8図に示す
ように窪み10内に選択エピタキシヤル法でエミ
ツタ層8と同一導電型のN型シリコン単結晶層1
1を成長させる。この場合成長層11の比抵抗は
0.3Ωm以下でSiO2膜2の表面と同一高さまで約
1μm成長させる。このエピタキシヤル層11は
露出するベース・エミツタ間のPN接合を確実に
保護し、その間のシヨート(E―Bシヨート)を
防止する。その後、エピタキシヤル成長層11の
表面に電極コンタクト用にエピタキシヤル層と同
一導電型の不純物をドープし、N+層12を作
る。そして、そのN+層12には図示していない
が周知の金属電極が形成される。
以上の工程により、本発明に係わるトランジス
タが得られる。
第9図及び第10図はエミツタ層、ベース層、
コレクタ層の不純物濃度分布を示した図である。
第9図中13はコレクタとして作用する基板1の
不純物濃度を示し、14はボロンのイオン打込み
によつて作られたベース層6の不純物濃度を示
し、15がASのイオン打込みで作られたエミツ
タ層8の不純物濃度を示している。そして、第1
0図では、16がエミツタ層8を一部エツチング
除去した後その除去面上にエピタキシヤル成長し
たエミツタ層11の不純物濃度を示し、17が電
極取り出しのために不純物をドープした層12の
不純物濃度を示している。
本発明のトランジスタは高周波動作中エミツタ
電流がエミツタ深部のN+層8Aの全体にほぼ一
様に流れ、そして、そのN+層8Aの周辺部分は
低濃度なエピタキシヤル層であるためにそのエピ
タキシヤル層からのキヤリア注入はほとんど生じ
ない。すなわち、従来の様な周辺効果はほとんど
生じないので、ベース巾の増大現象がほとんど生
じず、良好な高周波特性を示すことができる。
上記した本発明によれば、0.1μmのベース巾
を達成してfT=10GHzを実現することが容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の高周波トランジスタ
の構造を示す概略断面図、第3図は従来の高周波
トランジスタの周辺効果を示す概略断面図、第4
図乃至第8図は本発明に係わるトランジスタの製
造工程を説明する基板断面図、第9図及び第10
図はいずれも本発明に係わる素子内の不純物濃度
分布を示す図で、第9図がエミツタ形成途中のも
ので、第10図がエミツタ形成後のものである。 1:N型シリコン基板(コレクタ層)、2:
SiO2膜、3:グラフトベース層、6:活性ベー
ス層、8,8A:エミツタ層、10:窪み、1
1:シリコン成長層、13:コレクタの不純物濃
度、14:ベースの不純物濃度、15,16,1
7:エミツタの不純物濃度。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 半導体基板内にベース層及びそのベース層と
    PN接合をもつようにエミツタ層を順次に形成
    し、該PN接合の一部を露出させるように該エミ
    ツタ層の表面及び該エミツタ層の周辺部分のベー
    ス層表面をエツチし、しかる後露出したPN接合
    を覆うようにそのエミツタ層表面及び該エミツタ
    層の周辺部分のベース層表面にエミツタ層と同一
    導電型でそれより低不純物濃度の半導体層を成長
    させることを特徴とするトランジスタの製法。
JP14345078A 1978-11-22 1978-11-22 Transistor and its preparation Granted JPS5570063A (en)

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JP14345078A JPS5570063A (en) 1978-11-22 1978-11-22 Transistor and its preparation

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JP14345078A JPS5570063A (en) 1978-11-22 1978-11-22 Transistor and its preparation

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JPS5570063A JPS5570063A (en) 1980-05-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5734357A (en) * 1980-08-09 1982-02-24 Sanken Electric Co Ltd Semiconductor integrated circuit

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4830713A (ja) * 1971-08-23 1973-04-23
JPS5051672A (ja) * 1973-09-07 1975-05-08

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