JPS61230367A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPS61230367A
JPS61230367A JP7107785A JP7107785A JPS61230367A JP S61230367 A JPS61230367 A JP S61230367A JP 7107785 A JP7107785 A JP 7107785A JP 7107785 A JP7107785 A JP 7107785A JP S61230367 A JPS61230367 A JP S61230367A
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JP
Japan
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layer
polycrystalline silicon
silicide
region
oxide film
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JP7107785A
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Akio Kashiwanuma
栢沼 昭夫
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明を次の順序に従って説明する。
A、産業上の利用分野 B0発明の概要 C0従来の技術 り0発明が解決しようとする問題点 E0問題点を解決するための手段 F1作用 G、実施例 G−■ 第1の実施例 G−■ 第2の実施例 G−■ 補足説明 H0発明の効果 A、産業上の利用分野 本発明は、半導体装置の製造方法に関するものである。
B6発明の概要 この発明は、拡散領域の形成の際に、金属を有する導体
層の一部が除去される半導体装置の製造方法において、 該除去の後、導体層の端部を被覆することにより、 拡散領域の不純物による汚染を防止するようにしたもの
である。
C0従来の技術 近時・シリコン基板などの半導体基板の上に、種々の不
純物を所定の2次元もしくは3次元のパターンに拡散さ
せてなる半導体集積回路装置が製造されている。この製
造時においては、たとえば、一度合面に被着させた導体
層をエツチングにより除去し、ベースやエミッタなどの
拡散領域を形成している。
このような半導体装置の製造方法の一例を、第21図な
いし第30図を参照しながら説明する。
尚、この例はNPN型のバイポーラトランジスタの場合
の製造方法である。
(ao )  第21図に示すように、P型の単結晶シ
リコン基板101を設け、その−主面101aに臨んで
選択的拡散等によってN型の埋め込み層102を形成す
る。
(bo )  第22図に示すように、P型の単結晶シ
リコン基板101の主面101a上に全面的にN型のエ
ピタキシャル成長層103を成長させ、埋め込み層10
2を含むP型の単結晶シリコン基板101とN型のエピ
タキシャル成長層103からなるシリコン基板104を
形成する。尚、N型のエピタキシャル成長層103には
、図中破線で示すように埋め込み層102の不純物が拡
散している。
(co )  第23図に示すように、シリコン基板1
04のN型のエピタキシャル成長層103において、J
i終的にエミッタ、ベース、コレクタ等の各拡散領域と
なる素子領域を分離するように、所定のパターンに熱酸
化して素子分離領域105を形成する。この場合におい
て、エミッタおよびベース領域は、図中領域103aに
形成され、コレクタの取り出しの為の領域は、図中領域
103bに形成される。
(do )  第24図に示すように、N型のエピタキ
シャル成長層103の全面にP型の不純物たとえばB(
ボロン)がドープされた多結晶シリコン層106を化学
的気相成長法(CVD法)によって形成し、この多結晶
シリコン層106は、後述するようにたとえばベース拡
散領域の引き出し電極となるため、所定の形状にパター
ンニングされる。図中では、コレクタの電極が取り付け
られる部分は、エツチングにより除去されている。
そして、多結晶シリコン層106のパターンユング後、
たとえばCVD法によって、酸化膜107を全面に被着
させる。
(eo)  第25図に示すように、酸化膜107及び
多結晶シリコン層106に対してフォトエツチングを行
って、エピタキシャル成長層103の素子領域103a
の上部の酸化膜107と多結晶シリコン層106を部分
的に開口して、それぞれに対応する窓107a、106
aを形成する。
(「0) 第26図に示すように、酸化膜107と多結
晶シリコン層106を部分的に開口して得られたエピタ
キシャル成長層103の素子領域103aの露出した表
面に、たとえばイオン注入の際のプロジェクトレンジの
制御の為、いわゆるバッファー酸化膜120を薄く被着
形成する。
(go)  第27図に示すように、窓107a、10
6aを通じ、多結晶シリコン層106及び酸化膜107
をマスクとして、エピタキシャル成長層103の素子領
域103aにP型の不純物たとえばB(ボロン)をイオ
ン注入してP型の注入領域108を形成する。
(ha )  第28図に示すように、窓107a、1
06aを閉塞するように酸化膜109を、たとえばCV
D法によって全面的に形成する。つぎにアニールを行っ
てイオン注入して得られた注入領域108を活性化して
、いわゆるシャローベースであるベース領域を形成する
と共に、素子領域103aの上部に直接被着され上記P
型の不純物たとえばB(ボロン)がドープされた多結晶
シリコン層106から、エピタキシャル成長層である素
子領域103aに不純物の拡散を行って、ベースeI域
10Bの周囲にいわゆるグラフトベースである高濃度拡
散領域108aを形成する。
(io )  第29図に示すように、酸化膜109に
対してフォトエツチングを行ってベース領域109の上
部の一部を開口し、窓109aを穿設する。また、コレ
クタと接続する電極を被着させるため、同様に酸化膜1
09に対して選択的エツチングを施して窓110を開口
する。
そして、これら窓109a、110を通じてN型の不純
物をそれぞれたとえばイオン注入してエミッタ領域11
1とコレクタ電極取り出しの低抵抗領域112を形成す
る。
(jO) 第30図に示すように、高濃度拡散領域10
8aに連接する多結晶シリコン層106の上の一部に、
これを外部に露呈する窓113を形成し、窓109a、
110.113を通じてそれぞれエミッタ電極114、
コレクタ電極115、   ′ベース電極116の各金
属電極、たとえばアルミニウム電極を形成する。この場
合には、薄い多結晶シリコン層をCVD法で被着形成し
てから、上記各電極を形成してもよい。
以上、概略的に説明した方法により、従来のバイポーラ
トランジスタは形成されていた。
D0発明が解決しようとする問題点 上述のような製造方法によって形成される半導体装置に
おいても、一層の高密度化、高速動作などの要求があり
、特に、高速化のためには、微細化や抵抗の低減が、そ
の対策として重視されている。
たとえば、半導体装置として上記のバイポーラトランジ
スタの場合について、そのベース抵抗の改善を検討する
と、ベース抵抗は、上記いわゆるシャローベースである
ベース領域108の抵抗弁、上記いわゆるグラフトベー
スである高濃度拡散領域108aの抵抗弁、多結晶シリ
コン層106の抵抗弁および多結晶シリコン層106と
ベース電極116の接触抵抗分からなるとみなすことが
できる。−例として、ベース抵抗が10にΩ、エミッタ
ストライプ幅が0.6μm、エミッタストライプ長が1
.2μm、グラフトベースの抵抗が60Ω/口、多結晶
シリコン層の抵抗が200Ω/口、多結晶シリコン層と
電極の接触抵抗が100Ω/口(1,5μm相当)の場
合には、ベース領域108の抵抗弁が約417Ω、高濃
度拡散領域108aの抵抗弁が約15Ω、多結晶シリコ
ン層の抵抗弁が約187Ω、多結晶シリコン層とベース
電極の接触抵抗分が約100Ωというような抵抗の値に
なる。従って多結晶シリコン層とこの多結晶シリコン層
と電極の接触抵抗を加えた抵抗弁が、ベース抵抗全体の
約40%となり、この多結晶シリコン層106周りの抵
抗弁を無視することはできない。
上記理由によって、高速動作のためには、抵抗の低減が
要求され、この抵抗の低減のためには、ベースの抵抗弁
の約409<を占める多結晶シリコン層106の抵抗を
低くする必要がある。
そこで、上記不純物をドープしてなる多結晶シリコン層
106を選択せずに、シリサイド、ポリサイドあるいは
高融点金属などを使用して、この部分の抵抗値の低減を
行うことが効果的なことが知られている。
しかし、次に示すような理由によって、シリサイド、ポ
リサイドあるいは高融点金属などの金属を含む導体層を
使用することには、困難性が伴っていた。
たとえばバイポーラトランジスタとして、第30図に示
すようなバイポーラトランジスタは、シリコン基板13
1上に埋め込み層132を形成し、エピタキシャル成長
N133および素子分離領域136を形成してなる基板
の表面に、従来多結晶シリコン層を形成していたところ
にシリサイド135を形成している。このパイボーラト
ランジス夕は、いわゆるバッファー酸化膜(図中破線で
示す。)137の熱酸化の際(上記従来の技術に説明す
る工程(fo)(第26図〕に対応する。)にシリサイ
ド135のエツチングにより除去された端部135aな
どから、シリサイドの構成原子が不純物134として拡
散し、シャローベース領域形成のため開口された部分を
汚染する弊害がある。すなわち、上述したような製造方
法による半導体装置では、上記シリサイド135の端部
135aからの不純物134が、たとえば、慎重にその
濃度が制御されるべきベースあるいはエミッタの領域に
拡散し、この部分の濃度に影響し、正常な動作を行うこ
とができなくなるなどの弊害が生ずるおそれがある。
そこで、本発明は上述した弊害を問題点とし、該問題点
に鑑み、不純物による汚染等が住じ得す半導体装置の高
速動作を可能とした構造を実現するための製造方法の提
供を目的とする。
E0問題点を解決するための手段 半導体基板上に形成された金属を有する導体層の一部を
除去し、該領域の上記半導体基板に拡散領域を形成する
半導体装置の製造方法において、上記導体層を除去し、
残った該導体層の側面部を絶縁膜で覆った後、上記拡散
領域を形成する為の熱処理を行うことを特徴とする半導
体装置の製造方法により上述の問題点を解決する。
F0作用 導体層の側面部を絶縁膜で覆うため、この部分から不純
物が拡散して素子領域となる部分を汚染することがない
G、実施例 本発明の好適な実施例を図面を参照しながら説明する。
G−■ 第1の実施例(第1図〜第13図)本発明の第
1の実施例について、説明する。
この第1の実施例の半導体装置の製造方法は、第1図に
示すように、導体層の側面部を絶縁膜で覆う工程を中心
に実現されるものである。
第1の実施例に係る半導体装置たとえばバイポーラトラ
ンジスタは、P型のシリコン基板1の上部にN型の高濃
度不純物からなる埋め込み層2を形成し、その上部にN
型のエピタキシャル成長層3aと素子分離領域5を形成
してなる基板の主面に導体層としてシリサイド26と多
結晶シリコン層25を被着形成させ、パターン化させて
いる。
最終的にはエミッタ領域、ベース領域が形成される領域
の上部を開口するパターンエツチングを施しているため
、シリサイド26および多結晶シリコン層25は側面部
26aを有しているが、この側面部26aには、絶縁膜
である端部絶縁膜37いわゆるサイドウオールキャップ
が形成されている。このため、この端部絶縁膜37がシ
リサイド26からの不純物の拡散を防止して、不純物に
よる汚染を防止することができるものである。
以下、この端部絶縁膜37を有する半導体装置の製造工
程について、説明を加える。この製造工程の説明は、第
1図と同様にNPN型のバイポーラトランジスタの製造
工程に係るものである。
(a)  第2図に示すように、P型の単結晶シリコン
基板lを設け、その−主面1aに臨んで選択的拡散等に
よってN型の埋め込み層2を形成する。
(b)  第3図に示すように、P型の単結晶シリコン
基板1の主面la上に全面的にN型のエピタキシャル成
長層3を成長させ、埋め込み層2を含むP型の単結晶シ
リコン基板lとN型のエピタキシャル成長層3からなる
シリコン基板4を形成する。尚、N型のエピタキシャル
成長層3には、埋め込み層2の不純物が拡散している。
(C)  第4図に示すように、シリコン基板4のN型
のエピタキシャル成長層3おいて、最終的にエミッタ、
ベース、コレクタ等の各拡散領域となる素子N域を分離
するように、所定のパターンに熱酸化して素子分離領域
5を形成する。この場合において、エミッタおよびベー
ス領域は、図中領域3aに形成され、コレクタの取り出
しの為の領域は、図中領域3bに形成される。
(d)  第5図に示すように、N型のエピタキシャル
成長層3の全面に導体層として多結晶シリコン層25と
シリサイド26を化学的気相成長法(CVD法)あるい
はスパッタ法などによって形成する。多結晶シリコン層
25は、後述するようにグラフトベースの形成にも寄与
する不純物たとえばB(ボロン)等が導入されており、
一方、上記シリサイド26は、多結晶シリコンに比較し
て、1桁以上の低抵抗性能を有しており、従って、この
バイポーラトランジスタの高速動作を可能とするもので
ある。
尚、本実施例においては、シリサイド26を被着形成し
て導体層とするが、これに限定されず、ポリサイド、高
融点金属等の低抵抗な材料を使用してもよい。また、こ
れらの被着形成方法も限定されるものではない。さらに
、多結晶シリコン層25を介してエピタキシャル成長層
3aに連接するのでなく、第20図に示すように直接に
シリサイド等の金属を含む導体層を形成してもよい。
上記シリサイド26および多結晶シリコン層25を素子
分離領域5を含むエピタキシャル成長層3aの全面に被
着したところで、シリサイド26および多結晶シリコン
層25は、後述するようにたとえばベース拡散領域の引
き出し電極となるため、所定の形状にパターンニングさ
れる。図中では、コレクタの電極が取り付けられる部分
は、エツチングにより除去されている。
(e)  第6図に示すように、上記シリサイド26お
よび多結晶シリコンJii25のパターンニングの後、
酸化膜7をたとえばCVD法により全面に被着させる。
(f)  第7図に示すように、N型のエピタキシャル
成長層3aの上部領域の一部を、たとえば選択エツチン
グ法によって開口する・すなわち\酸化膜7、シリサイ
ド26及び多結晶シリコン層25に対してフォトエツチ
ングを行って、エピタキシャル成長層3の素子領域3a
の上部の酸化膜7、シリサイド26及び多結晶シリコン
層25を部分的に開口して、酸化膜7に対応する窓?a
、およびシリサイド26と多結晶シリコン層25に対応
する窓26aを形成する。
(g)  第8図に示すように、酸化膜7、シリサイド
26及び多結晶シリコン層25をパターンニングした後
、全面に酸化膜35をたとえばCVD法によって被着す
る。
(h)  第9図に示すように、全面に被着した酸化膜
35を反応性イオンエツチングCRIE法)によって除
去し、端部絶縁膜37を酸化膜7の側面部である窓7a
及びシリサイド26と多結晶シリコン層25の側面部で
ある窓26aに形成する。
この端部絶縁膜37は、金属を有してなる導体層である
シリサイド26からの不純物の熱処理時の拡散を有効に
防止するものである。
(1)  第1θ図に示すように、端部絶縁膜37を形
成後、ベース領域を形成するためイオン注入を上記開口
部分に施す。
まず、ベース領域はいわゆるシャローベースであって、
プロジェクトレンジの調整のためにいわゆるバッファー
酸化膜38が、熱酸化によって開口部分に形成される。
ここで上記端部絶縁膜37が、シリサイド26と多結晶
シリコン層25の側面部である窓26aに形成されてい
るため、シリサイド26からの不純物の熱処理時の拡散
による汚染を防ぐことができる。
上記熱酸化によるバッファー酸化膜38の形成の後、イ
オン注入によりP型の不純物であるたとえばB(ボロン
)等を、この開口部分に打ち込み、ベース領域8を形成
する不純物をエピタキシャル成長層3aに導入する。
(j)  第11図に示すように、再び、エミ・ツタ領
域を形成するイオンの注入のためのマスクとなる酸化膜
9を全面に被着形成する。そして、この酸化膜9の被着
形成と前後して、ベース領域8を形成するように前工程
で注入したイオンをアニールするとともに、多結晶シリ
コン層25の不純物をエピタキシャル成長層3aに拡散
させていわゆるグラフトベースである高濃度拡散領域8
aを形成する。
(k)  第12図に示すように、エミッタ領域11お
よびコレクタ取り出し領域12をイオン注入により形成
する。
まず、上記酸化膜9をエミッタ、コレクタ取り出し領域
に相当するパターンにフォトエツチングする。このフォ
トエツチングによって、エミッタ領域11を形成する窓
9aおよびコレクタ取り出し領域12を形成する窓10
が、イオン注入のマスクとして開口される。この場合に
上記端部絶縁膜37の形成と同様のRIE法によるマス
ク形成でもよい。
次に該開口部分である窓9a、10を介して、エミッタ
領域11、コレクタ取り出し領域12を形成する不純物
たとえばP、As、3b等のイオンを注入する。
この不純物のイオン注入後、アニールして上記エミッタ
領域11、コレクタ取り出し領域12を形成する。
(1) 第13図に示すように、高濃度拡散領域8aに
連接する多結晶シリコン層25の上部に形成されている
シリサイド26の一部に、これを外部に露呈する窓13
を形成し、窓9a、10.13を通じてそれぞれエミッ
タ電極14、コレクタ電極15、ベース電極16の各金
属電極、たとえばアルミニウム電極を形成する。この場
合には、薄い多結晶シリコン層をCVD法で被着形成し
てから、上記各電極を形成してもよい。
以上の工程のように本発明の半導体装置の製造方法は・
端部絶縁膜37が有効に作用するため不純物による汚染
等が生じ得す、高速動作を可能とした金属を含む導体層
を有する半導体装置への応用が可能である。
G−■ 第2の実施例(第14図〜第19図)本発明の
第2の実施例について、説明する。
この第2の実施例は、ドライエツチングとウェットエツ
チングを組み合わせることによって、より好ましい半導
体装置の製造方法を示すものである。尚、半導体装置の
例示は、前記第1の実施例と同様にNPN型のバイポー
ラトランジスタの例である。
(a′) 第14図に示すように、P型のシリコン基板
41の上に埋め込み842を形成し、その上にN型のエ
ピタキシャル成長層43を形成する。
上記シリコン基板41は、その主面の結晶面が(111
)結晶面になるように選定されており、これにエピタキ
シャル成長するエピタキシャル成長層43の主面も同様
に〔111〕結晶面になっている。
上記エピタキシャル成長層43には、所定のパターンに
酸化シリコンが形成され、素子分離領域45として機能
する。この素子分離領域45によって分離された素子領
域43aには、後述するよ)にエミッタ、ベースなどの
拡散領域が形成される。
上記素子分離領域45を形成後、多結晶シリコン層46
をたとえばCVD法によって形成する。
この多結晶シリコン層46は、生成時には不純物のドー
ピングがなく、被着形成の後に、後述するうにエツチン
グレートの調整などから所定の部分に所定の不純物濃度
たとえば多結晶シリコンN46の表層部から中層部を高
濃度不純物拡散領域とし、底層部を低濃度不純物拡散領
域となるようにイオン注入される。
この所定の部分で所定の不純物濃度に制御された多結晶
シリコン層46の全面にシリサイド57をたとえばCV
D法やスパッタリングなどによって被着形成し、その上
に絶縁膜としてたとえば酸化膜47を被着形成する。
(b′) 第15図に示すように、前記工程で得られた
層状の基板に、深さdの所定のパターンのエツチングを
施し、側面部である窓47a、57a、46aを形成す
る。このエツチングは、方向性を有し高速なエツチング
レートを有するドライエツチングたとえば反応性イオン
エツチング(RIE法)によって行われる。このRIE
法を用いた場合には、サイドエツチングを防止すること
ができ、エツチングレートの低い高濃度の不純物拡散領
域も高速にエツチングすることができる。
このドライエツチングによる酸化膜47、シリサイド5
7及び多結晶シリコンJW46の所定のパターンの除去
は、深さdに制御され、開口部分の底部には多結晶シリ
コン層の底層部46bが露呈する。この底層部46bの
多結晶シリコン層46は、たとえば不純物濃度が低濃度
であって、後述する工程におけるウェットエツチングに
対しても、有効にエツチングすることができる。
(C′) 第16図に示すように、所定のドライエツチ
ングを行った後、全面にたとえばCVD法により酸化膜
55を被着形成する。
(d′) 第17図に示すように、酸化膜55の全面被
着後、この酸化膜55にRIE法などのエツチングを施
し、端部絶縁膜67を上記窓47a、57a、46a及
び多結晶シリコン層46の底層部46bに連接するよう
に形成する(図中、酸化膜55.57を合わせて酸化膜
56としている。
)。この端部絶縁膜67は、金属を有してなる導体層で
あるシリサイド57からの不純物の熱処理時の拡散を有
効に防止するものである。
(e′) 第18図に示すように、端部絶縁膜67の形
成後、多結晶シリコン層46の底層部46b(図中破線
で示す。)を、ウェットエツチングにより除去する。上
述したようにこの多結晶シリコン層46の下のエピタキ
シャル成長層43aは、主面の結晶面が(111)結晶
面であり、上記多結晶シリコン層46の底層部46bを
ウニ、トエッチングにより除去していった場合には、こ
の底層部46bが除去され上記(1113結晶面が露呈
したところで見かけ上エツチングの進行が停止する。従
って、このエピタキシャル成長層43aのウェットエツ
チングによって露呈する面は、多結晶シリコン層46の
凹凸に影響されず、非常に表面の粗さの少ない面になる
。ここでウェットエツチングは、たとえばKOH溶液(
H202000ccに対しKOH250gの割合とした
水溶液)あるいはAWP液(エチレンジアミン NH2
(CH2)2 NH2とピロカテコール Cs H4(
OH)2とH20をそれぞれ255CC145cc、1
20ccで混合した溶液)によって行うことが可能であ
る。
つづいて、この露呈したエピタキシャル成長層43aの
表面部に熱酸化処理を施して、バッファー酸化膜68を
形成しする。この熱処理の際には、上記シリサイド57
の側面部である窓57aに上記端部絶縁膜67が被着形
成されているため、不純物の拡散による露呈したエピタ
キシャル成長層43aの表面部の汚染を防ぐことができ
る。そして、この熱処理の後、ベース領域形成のための
イオン注入(図中12)を施す。
(f′) 再度、酸化膜が全面に被着形成されて後、上
記工程で注入した不純物をアニールして、ベース領域を
形成する。この場合には、多結晶シリコン層46からの
不純物の拡散によっていわゆるグラフトベースであるベ
ース拡散領域48aも同様に形成される。
第19図に示すように、RIE法などのエツチングを施
してエミッタ領域形成の為のマスクとなるサイドウオー
ル69を形成する。このサイドウオール69は上記端部
絶縁膜67に重畳して形成されるため、エミツタ幅の制
御性を向上させることができる。
続いて、エミッタ領域形成のためにイオン注入を施して
、エミッタ領域を形成し、各電極を取り付けてバイポー
ラトランジスタを完成する。
尚、図中コレクタ取り出し領域は、省略している。
以上の第2の実施例の工程のように本発明の半導体装置
の製造方法は、端部絶縁膜67が有効に作用するため不
純物による汚染等が生じ得ず、高速動作を可能とした金
属を含む導体層を有する半導体装置への応用が可能であ
る。
また、ドライエツチングとウェットエツチングの使い分
けによる、効率のよいエツチングが可能であり、さらに
エピタキシャル成長層43aの主面の結晶面が(111
)結晶面であるため、イオン注入によるベース領域の形
成に対しても多結晶シリコン層の凹凸に影響されず、所
定の位置にベース領域やエミッタ領域を形成することが
できる。
さらに、端部絶縁膜67とサイドウオール69の組み合
わせによるサイドウオールが、エミッタ領域形成のため
のイオン注入のマスクとなるため、非常に制御性よくエ
ミッタ領域を形成することができる。
G−■ 補足説明 上述した実施例においては、導体層を多結晶シリコン層
の上に被着形成させていたが、これに限定されず、第2
0図に示すように基板81上に直接シリサイド、ポリサ
イド、高融点金属などの導体層82を形成してもよい。
この場合には、導体層82と酸化膜83の端部82aに
端部絶縁膜84を形成することができる。
また、上記第1の実施例および上記第2の実施例におい
ては、NPN型のバイポーラトランジスタを中心に説明
したが、PNP型のバイポーラトランジスタでもよい。
また、バイポーラトランジスタに限定されず、他の半導
体装置でもよい。
H0発明の効果 本発明の半導体装置の製造方法は、金属を含む導体層を
エツチングによって一部除去した場合において、この除
去した側面部に端部絶縁膜を有していめるため、開口部
分を汚染することがない。
従って、シリサイド、ポリサイド、高融点金属を有する
導体層を半導体装置に用いることを可能とするため、高
速動作を行うことができ、さらに上記汚染の防止によっ
て、正常な動作を維持することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は汚染防止の端部絶縁膜を形成したところを示す
概略断面図であり、第2図〜第13図は本発明の第1の
実施例の製造工程を説明する断面図であり、第14図〜
第19図は本発明の第2の実施例の製造工程を説明する
断面図であり、第20図は直接基板に導体層を形成した
例を示す概略断面図であり、第21図〜第30図は従来
の製造工程を説明する断面図であり、第31図は導体層
による汚染を説明する概略断面図である。 l・・・シリコン基板 2・・・埋め込み層 3a・・・エピタキシャル成長層 5・・・素子分離領域 7・・・酸化膜 25・・・多結晶シリコン層 26・・・シリサイド 37・・・端部絶縁膜 7a、26a・・・窓(側面部) 69・・・サイドウオール 特 許 出 願 人  ソニー株式会社代理人   弁
理士     小泡 見間         田村榮− 活ψp8上の1循Q叫醪Ht=形仄い ヒニろE示111輻4昨面図 第1図 $発明のw逢工我(d) 第7図 零発萌の製造、二垣(Q) 第8図 第11図 $、発明の瓢遣工雑(k) 第12図 #lL明の蝙遣工犠C!ン 第13図 網の第2/l申すし−1の旬遣工牝(Q’)第14図 $−#−明/1第2の*例しケ1の譬逢工旌(b’)率
発日nめづr2ζ)呻ビの旬乏イツリσワ!=1ヒゴ二
m(cり第17図 本発明の才2め実施イ列の響蒼工辞C的第18図 1−!!A界〈に導件跨V削京ふ例 第20図 イ芝iダリの1鮎逢工幸を図(eo) 第25図 窄む東翌IJの智造工斑図(fo) 第3図 第28図 金)lqt含(、導イf−Al;骨葎べLを鳴令の源振
[悦朗−fs糧峙断面図 第31図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 半導体基板上に形成された金属を有する導体層の一部を
    除去し、該領域の上記半導体基板に拡散領域を形成する
    半導体装置の製造方法において、上記導体層を除去し、
    残った該導体層の側面部を絶縁膜で覆った後、上記拡散
    領域を形成する為の熱処理を行うことを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63293879A (ja) * 1987-05-26 1988-11-30 Nec Corp 半導体装置の製造方法
US4935375A (en) * 1985-12-20 1990-06-19 Licentia Patent-Verwaltungs-Gmbh Method of making a semiconductor device

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