JPS62163545A - 偏平モ−タの電機子の製造方法とその装置 - Google Patents

偏平モ−タの電機子の製造方法とその装置

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JPS62163545A
JPS62163545A JP543486A JP543486A JPS62163545A JP S62163545 A JPS62163545 A JP S62163545A JP 543486 A JP543486 A JP 543486A JP 543486 A JP543486 A JP 543486A JP S62163545 A JPS62163545 A JP S62163545A
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JP
Japan
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winding
commutator
armature
guide
unit
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Pending
Application number
JP543486A
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English (en)
Inventor
Tokuhito Hamane
浜根 徳人
Keiji Kawazoe
啓司 川添
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62163545A publication Critical patent/JPS62163545A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、偏平モータの電機子の製造方法とその装置に
関する。
従来の技術 この種の電機子は、整流子のまわりに偏平な単位巻線を
適当な順序で円周方向に少しづつ位置ズレして重ね合せ
ながら配置し、各単位巻線の両端リード線を整流子の各
巻線連結部に所定の順序で連結して電気的に接続する一
方、前記配された各単位巻線をその接触部間で結合し、
整流子のまわりに単位巻線群が1つの円盤体をなすよう
にされる。
従来、このような電機子を形成する方法として、特開昭
58−130753号公報で知られるものがある。これ
は、間欠回転されるターンテーブル上に配された各単位
巻線形成台に対し線材を巻付ける工程、その巻付線材に
対する安定休止工程、巻始め、巻終り端の保持、切断、
挟み込み、屈曲と云ワた各端処理工程、単位巻線形成台
上に形成保持されている単位巻線を、整流子保持部のま
わりに配されて対向する所定の単位巻線位置決め部に移
し替え、またその移し替える単位巻線の巻始め、巻終り
各端部を整流子の所定の巻線被連結部に連結する工程を
持つものである。
また一方、特開昭60−5759号公報で知られるもの
では、型枠に線材を巻付けて単位巻線を1つ形成する都
度、それを整流子のまわりに配された所定の単位巻線位
置決め部に移し替えると共に、その移し替えた単位巻線
から延びている線材の途中を次の単位巻線形成前に整流
子の巻線被連結部に連結する作業を繰返し行うようにし
ている。
発明が解決しようとする問題点 前記ターンテーブル式のものは、必要な工程がターンテ
ーブル上各単位巻線形成台の各停止位置に対応する多数
のステーションで分担して同時進行されるものの、前記
線材の巻始め、巻終り端の保持、切断、挟み込み、屈曲
と云った厄介な作業の工程が多く、トラブルを生じ易い
し高速化に今1つ通していない。
また、単位巻線を1つ形成する都度それを装着する型式
のものは、各単位巻線のリード線の整流子への連結およ
び電気的接続が、線材の各単位巻線形成部間に設定され
る連結部で、線材の切断およびそれに伴う処理なしに行
われるものの、単位巻線を形成する線材巻付は作業が比
較的長い時間掛かるにもかかわらず、前記整流子への連
結、電気的作業の合間に、単位巻線の1つ1つにつき単
独でなされていくため、生産性が悪い。
そこで本発明者は、前記のような問題点を解決するため
に、偏平な単位巻線と整流子の巻線被連結部に対応する
連結部とを交互に連続して形成し巻線連続材を得る工程
と、その巻線連続材を用い、整流子の各巻線被連結部へ
の前記連結部の連結、および整流子のまわりに配された
単位巻線位置決め部への単位巻線の装着を交互に所定の
位置順に行い、前記互いに連結された被連結部と連結部
とを電気的に接続し、又整流子のまわりに位置決めされ
重ね合わされた各単位巻線をそれらの接触部間で結合す
る工程とを相並行して進行させることにより偏平モータ
の電機子を形成することを想到した。
これによると、1つの電機子を形成するに必要な数の偏
平な単位巻線とそれらの整流子への連結部とが、線材が
連続したままの取扱い易く必要作業工程数の少ない巻線
連続材として、−挙に形成されるから、その形成が容易
かつ短時間でしかもトラブル少なく達成される。また、
前記形成される巻線連続材を用いた電機子の形成が、巻
線連続材の各単位巻線と各連結部とに、整流子のまわり
の各単位巻線位置決め部および整流子の各巻線被連結部
を所定の位置順に対向させて移し替えを受けさせ、巻線
連続材を切断などせずそのまま整流子に対し電機子形成
状態に一挙セントし、前記連結部と巻線被連結部との電
気的接続処理および整流子まわりに配され重ねあわされ
た各単位巻線の結合処理を施すだけで行うから、容易か
つ迅速に達成される。
殊にそれら特徴ある単位巻線の形成と、それを用いた電
機子の形成とが並行に行われるから、電機子の形成が巻
線連続材の形成を待つタイムラグな(連続してなされ、
作業能率が格段に向上する。
しかし、連結部と単位巻線とを交互にそれぞれ個別のガ
イド部に対する巻線作業により形成しているから、ガイ
ド部は連結部形成用および単位巻線用のそれぞれについ
て、単位巻線と間じ数だけ必要で、多数のガイドピンお
よびガイド軸を巻線可能に配列しなければならない。こ
のためその配列スペースが大きくなるし、配列されたガ
イドピンおよびガイド軸に対する巻線作業域も大きくな
る。また、小さな整流子に対し単位巻線や連結部を位置
的に対応させることが困難であるため、単位巻線および
連結部の整流子まわりへの配列および連結を1つづつ順
次行うしかない。このため、装置が大型化するし作業時
間もなお短縮し切れないところがある。
問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するだめの方法の発明として、偏平な
単位巻線とその整流子に対する連結輪とを交互に連続し
て形成するのに、連結輪は整流子の外周に設けられる各
巻線被連結部に対応したガイドピンに対し所定の位置順
で線材を巻付けて形成し、単位巻線は前記ガイドピン配
列部の外まわり数箇所に等配されたガイド軸に、対し所
定の位置順で線材を巻付けて1つのガイド軸に多段に形
成し、この後各ガイドピン上の連結輪は各ガイドピンに
対向させた整流子の各巻線被連結部にそれぞれ移し替え
て連結すると共に電気的に接続し、各ガイド軸上の多段
の単位巻線は前記整流子のまわりに配した位置決め部材
上へ所定の位置ズレ状態にして順次移し替え、この移し
替えで整流子まわりに配され重ね合された各単位巻線ど
うしをそれらの線材接触部間で一体化し、偏平モータの
電機子を形成することを特徴とする。
また前記方法の発明を実施する装置の発明として、整流
子の各巻線被連結部に対応して配置された連結輪形成用
のガイドピン、およびそれらガイドピン配列部のまわり
に配設された適数の単位巻線多段巻付は用のガイド軸を
持った巻線形成台と、この巻線形成台上のガイドピンお
よびガイド軸に所定の位置順に連続線材を順次巻付ける
線材巻付は手段と、巻線形成台に対し整流子を相互にガ
イドピンおよび巻線被連結部が相対向状態となるように
挿入する整流子挿入手段と、前記相対向状態となったガ
イドピン上から巻線被連結部へ連結輪を移し替える連結
輪移し替え手段と、巻線被連結部とそれに移し替えられ
た連結輪と電気的接続状態にする接続手段と、整流子保
持部とをそのまわりに配された単位巻線に対する位置決
め部とを持った電機子形成台と、巻線作業台上で互いに
連結された整流子および多段状態の単位巻線とをその単
位巻線部で保持して電機子形成台上へ移送する移送手段
と、該移送手段上多段状態の単位巻線を電機子形成台上
の各位置決め部に対し順次移し替えて所定の位置ズレ状
態に重ね合せて円周方向に整列させる巻線移し替え手段
と、電機子形成台上に整列された各単位巻線どうしをそ
の重合接触部間で結合一体化させる手段とを備えたこと
を特徴とする。
作用 前記方法の発明では、偏平な単位巻線とその整流子に対
する連結輪とを交互に連続して形成するのに、連結輪が
整流子の各巻線被連結部に対応したガイドピンに対して
行われ、ガイドピン上から各巻線被連結部に連結輪を一
挙に移し替えて連結することができる。また、単位巻線
は整流子の各巻線被連結部に対応した狭いスペースに配
列されることになるガイドピンの外まわり数箇所に等配
されたガイド軸上で多段ニ形成することで必要数得られ
、前記連結輪と共に小さなスペース内で形成することが
できる。さらに、各ガイド軸上に多段に形成される単位
巻線は、各ガイド軸上から同時に1つづつ外して整流子
のまわりに配列できるので、単位巻線の配列が、前記全
単位巻線について1つづつ順次行う場合の数分の−と云
う短い時間で行うことができる。
装置発明では特に、前記ガイドピン、ガイド軸に対する
巻線作業およびそれにより得られる巻線連続材と整流子
の連結、電気的接続作業と、各ガイド軸上に多段に形成
される単位巻線の整流子まわりへの配列および配列され
た各単位巻線どうしの重合接触部間での一体化作業とを
、それぞれ異なった作業台上で相並行して同時進行させ
ることができ、電機子形成の作業サイクルを両作業台上
での各作業が重なった短いものとすることができる。
実施例 第1図に本発明の一実施例の装置の全体が示されている
第1図に見られるように、横長の機台1上に平面的に矩
形な環状の第1作業ライン2および第2作業ライン3が
設けられている。
第1作業ライン2は、第2図、第4図、第5図に示され
るような巻線作業台4を所定の作業位置へ順次間欠移動
させるようになっており、作業位置として、図の左端か
ら巻線作業手段5、巻線に対する通電・整流子挿入手段
6、巻線・整流子接続手段7が順次設置されている。第
1作業ライン2の右端部には、整流子付巻線を第2作業
ライン3の左端部へ移載する巻線移載手段8が設置され
ている。
第2作業ライン3は、第15図、第16図に見られるよ
うな電機子形成台9を所定の作業位置へ順次移動させる
ようになっており、作業位置として、左端に巻線整列手
段1oが、また右端に巻線圧着・一体化手段1)がそれ
ぞれ設けられている。
第2作業ライン3の右端には、電機子送出しライン12
が接続されている。
巻線作業台4は、第4図、第5図で明らかなように、中
央に整流子13を受入れる凹部14が形成され、この凹
部14のすぐまわりに凹部14に受入れた整流子13の
巻線被連結部としての各フック13aと1つ1つ対応す
る連結輪形成用のガイドピン15が設けられている。ガ
イドピン15のさらにすぐ外まわりに、各ガイドピン1
5と1つ1つ対応する補助ガイドピン16が設けられ、
前記ガイドピン15と共に同一の昇降台17によって巻
線作業台4上面に出没可能とされている。昇降台17は
巻線作業台4の中央下面に突設されたガイド軸18に案
内されると共に、ガイド軸18との間に働かせたばね1
9によって上動習性が与えられている。
巻線作業台4の前記補助ガイドピン配設部の外まわりに
、円周上はぼ3等配位置に位置する単位巻線形成用のガ
イド軸20が設けられている、ガイド軸20は、巻線作
業台4に対し下方より着税自在に挿通され、不用意な脱
落を防止するクリックストッパ21が働かされている。
ガイド軸20の巻線作業台4上に突出している部分に偏
平な巻線を可能にするガイドリング22が多段に装着さ
れている。各ガイドリング22は、ガイド軸20の外周
両側に刻設された縦溝20a内の階段状受止め面20b
に係合する内周突起22aを有し、この突起22aが受
止め面20bに受止められることで、ガイド軸20上に
所定の巻線間隔を保って保持される。
ガイド軸20の巻線作業台4上への突出部中心にガイド
リング22に対する押え軸23が上方より挿入されてい
る。押え軸23は、ガイド軸20側に設けられたやや強
い目のクリックストッパ24による抜は止めを受けるよ
うになっている。押え軸23の外周両側に形成された逆
階段状押え軸23aが、ガイド軸20の各縦ij!20
a間で切込まれたスリット20c内に臨み、同じくスリ
ット20cに係入している各段のガイドリング22の内
周突起22bに当接して、各ガイドリング22の浮上が
りを防止し、巻線の側圧によるも前記所定の巻線間隔を
確実に保てるようにしである。
巻線作業台4上にはさらに、線材25の巻始め端25a
および巻終り端25bに対するチャック26.27が巻
線一体化のための通電兼用に設けられている(第2図)
巻線作業手段5が、第2図に見られるように、XY移動
台31上に上下動ヘッド32が設けられ、この上下動ヘ
ッド32に、前記ガイドピン15とガイド軸18に対し
巻線を行うフライヤ33が装備され、このフライヤ33
に線材25が容器34から引出して供給されるようにし
ている。33aはフライヤ33の線材巻付は腕を示して
いる。
通電・整流子挿入手段6は、第6図に見られるような整
流子チャック41が上下動自在に設けられると共に、整
流子13の外周に設けられている巻線被連結部であるフ
ック13aを押圧屈曲させて巻線連結状態を確固にする
押圧ヘッド42や、前記チャック26.27を介し巻線
に通電してそれを表面接着層の融着により一体化する図
示しない通電手段が設けられている。
整流子接続手段7は、第6図に見られるように、整流子
13のフック13aを2点で押圧すると共に通電して、
フック13aとそれに連結された線材25の部分とを融
着一体化すると共に導電部の接触により電気的に接続す
る押圧・通電ヘッド51を有し、またチャック26.2
7に把持されていた巻始め端25aおよび巻終り端25
bを把持し直して第8図、第9図(a)のように左右に
振らすチャック52が設けられ、線材25の巻始め、巻
終り各端25a 、25bをフック13aへの付は根部
に生じる金属疲労によってその付は根部で切断するよう
にしである(第9図b)。
巻線移載手段8は、第12図で示されるようにガイド軸
18上に多段に形成される単位巻線25cに挿入してそ
れを保持する逆止爪61付きの巻線保持軸62が、第1
作業ライン2の終端と第2作業ライン3の始端との間で
移動される移動台63に、ガイド軸18と同数昇降自在
に設けられている。巻線移載手段8にはまた、第10図
に示されるように押え軸23をガイド軸18に対して上
方から着脱する昇降チャック64と、ガイド軸18を巻
線作業台4に対して第1)図に下方から着脱する昇降チ
ャック65とが、第1作業ライン2の往動終端と復動始
端との間で移動可能な移動台67に設けて協働するよう
に組合され、それぞれ図示しないエアシリンダによって
昇降されるようにしている。
さらに、ガイド軸18上に装着した各ガイドリング22
を両側から把持するよう多段に設けられたリングチャッ
ク66も、前記移動台67に対し昇降自在に設けられ(
第1図、第10図)、ガイド軸18の抜取り後ガイドリ
ング22を単位巻線2Sc間から側方へ抜き出し、次の
巻線作業台4上のガイド軸18に装着できるようにしで
ある。また、巻線保持軸62を持っている前記移動台6
3には、多段のリングチャック66と交互に入り組んで
ガイド軸18上の各単位巻線25cを両側から把持する
多段の巻線チャンク67が設けられている(第10図)
電機子形成台9は、第1図にみられるような第2作業ラ
イン3で間欠循環移動される方向のパレット71に対し
回転自在に保持され、図示しないパルスモータによって
回転制御されるようにしである。電機子形成台9はその
中央に整流子13を受入れる整流子保持凹部72を有し
、整流子保持凹部72のまわりには単位巻線25cに対
する位置決めピン73が配設されている(第15図)巻
線整列手段10は、第14図に見られるように巻線保持
軸62上に多段に保持されている単位巻線25cを1つ
づつ掻き落すフォーク81が設けられている。フォーク
81は、電機子形成台9が所定角度回動される都度1つ
の単位巻is 25 cを掻き落し、所定の位置決めピ
ン73に対し嵌め合せるようにしである。
巻線圧着一体化手段1)は、第16図に見られるように
、電機子形成台9上で整流子13のまわりに整列させら
れた各単位巻線25cをプレスするプレス盤91と、整
流子13のフック13a部を通じて単位巻線25cに通
電し、その単位巻線25cが重ね合されている部分間で
融着・一体化する通電ヘッド92とが設けられている。
第2作業ライン3の終端と電機子送出しライン12の始
端との間には、第2作業ライン3上で形成された第17
図に示されるような電機子100を電機子送出しライン
12に移す電機子移載手段101が設けられている。電
機子移載手段101は、第2作業ライン3終端と電機子
送出しライン12始端との間で移動されるヘッド102
に、電機子100を整流子15の部分で把持するチャッ
ク103を有している。
以下一連の作動について説明すると、第1作業ライン2
の始端部で停止させられている巻線作業台4上では、第
2図、第3図に示されるように、線材巻付は腕33aの
XY方向移動、上下動、旋回によって、供給線材25の
巻始め端25aをチャック26に把持させた後、ガイド
ピン15とガイド軸18に対し所定の位置順で、線材2
5を巻付けていく。これによって各ガイドピン15上で
は単位巻線25cのフック13aへの連結部となる連結
輪25dが1つづつ、またガイド軸18上では単位巻線
25cが多段に、それぞれ形成されていく。
整流子13のフック13aが23個設けられているのに
対応して、ガイドピン15および補助ガイドピン16も
23本立設されている。これに対しガイド軸18は3本
であって、単位巻線25cは2本のガイド軸18には8
段づつ、1本のガイド軸18には7段巻付けて、−回の
巻線作業が終了する。
補助ガイドピン156は、線材25が続いて巻付けられ
るガイドピン15とガイド軸18との位置関係が順次変
化していくことに対し、そのガイドピン15とガイド軸
18との間で線材25を案内することにより、前記位置
関係の変化にかかわりなくフック13aに対する線材2
5の巻付き角がほぼ一定となるようにする。線材25の
巻終り端25bはチャック27に把持させて、後続の線
材25から切離される。
この巻終り端25bの切離し後、巻線作業台4は通電・
整流子挿入手段6部に送り着けられる。ここで両チャッ
ク26.27を通じ巻線終了後の巻線連続材25eに対
し両端部から通電を行い、単位巻線25cをその線材2
5の接触部間で表面接触層の融着により一体化させる。
次いで第6図に示されるように、巻線作業台4上に整流
子13が整流子チャック41により上方より挿入される
。この挿入は、最初整流子13の各フック13aをそれ
に対応するガイドピン15に当接させる状態から、整流
子13によフてガイドピン15を押し下げるようにして
行われ、凹部14に整流子13が嵌り込んだ時点で、各
フック13aはガイドピン15を補助ガイドピン16と
共に巻線作業台4の上面から没しさせる。ガイドピン1
5および補助ガイドピン16は、巻線作業台4から没し
させられるとき、その外周に巻付けまた引っ掛けていた
連結輪25dおよび線材25をしごき抜かれまたしごき
外される。
ガイドピン15からしごき抜かれる連結輪25dは、ガ
イドピン15の上端に突き合せ状態にあるランク15a
上に移し替えられる。この連結輪25dの移し替えを受
けた各フック13aは、押圧ヘッド42による押圧を第
7図に示す如く受けて屈曲し、移し替えられた連結輪2
5dの抜けを防止する。なおこのフック13aに対する
押圧は、整流子13まわりにほぼ3等配された3つの押
圧ヘッド42によって同時に行われ、フック15aに対
する押圧作業回数がフック13aの数の約1/3となる
ようにしている。
このフック13aの押圧変形が終了したとき、各フック
13aに連結された連結輪25dはすべて抜は止めされ
た確固な連結が達成されている。
フック13aと連結輪25dとの連結が完了したとき、
巻線作業台4は次の巻線・整流子接続手段7の位置に送
られる。ここでは、前記連結輪25dとの連結を終えた
各フック13aに対し、第6図に見られるように押圧・
通電へラド51による2点での押圧と通電が行われ、連
結輪25dをフック13aに対し導電部間の接触により
電気的に接続すると共に表面接着層の融着て一体化させ
る。このフック13aと連結輪25dとの電気的接続お
よび一体化は、整流子13のまわりにほぼ3等配された
押圧・通電ヘッド51によって同時に行われ、フック1
3aに対する押圧・通電作業回数がやはりフック13a
の数の約1/3となる以上で巻線連続材25eと整流子
13とが電気的にも接線された状態となり、次の巻線移
載手段8の位置に送られる。巻線移載手段8の作業位置
では、巻線連続材25eの巻始め、巻終り各端部25a
 、25bのチャック52による左右揺動で第9図すの
ように切断される。次いでリングチャック66と巻線チ
ャック67とにより、各ガイド軸18上のガイドリング
22と単位巻線25cとを第1O図仮想線で示されてい
るように把持しておき、次に昇降チャック64によって
押え軸23をガイド軸18から第10図のように抜き取
り、また、昇降チャック65によってガイド軸1日を巻
線作業台4から第1)図のように抜き取る。
この状態で移動台67を第1作業ライン2の往動終端か
ら復動始端に移動させ、ガイド軸18、ガイドリング2
2、押え軸23のそれぞれを、第1作業ライン2の復動
始端に送り着けられている次の巻線作業台4と対向させ
て順次装着させておく。
一方、第1作業ライン2の往動終端で巻線チャック67
により把持されている各単位巻線25cに対し、第12
図に示されるように巻線保持軸62を挿入して、第13
図、第14図のように保持させる。この保持は係止爪6
1が一旦ばね68に抗し後退(操作手段によるか単位巻
線25cの押動による)した状態で各単位巻線25cを
通り抜けた後復帰し、単位巻線25cを巻線保持軸62
上へ係止しておくことで安定に行われる。
単位巻線25cを保持した各巻線保持軸62は、移動台
67が第2作業ライン3の始端部に移動されることによ
り(第1図、第13図)、電機子形成台9上の整流子保
持凹部72に整流子13が、整流子保持凹部72のまわ
りの位置決めピン73に各巻線保持軸62上の単位巻線
25cが、それぞれ対向するようにされる。
この状態で、第15図に示されるように電機子形成台9
を位置決めピン73の配列ピッチづつ間欠回転させる都
度、各巻線保持軸62上から1つづつ単位巻線25cを
フォーク81によって掻き落していくことで、各巻線保
持軸62上の単位巻線25cは、第15図に示されるよ
うに円周上に配列された位置決めピン73のほぼ3等配
位置から始まって、位置決めピン73一本分づつ位置ズ
レしながら同時に移し替えられ、整流子保持凹部72ま
わりへ扇状に整列される。この整列される各単位巻線2
5cは互いに重なり合って円周上で第16図のように連
なり、電機子形態物100aをなす電機子形態物100
aを形成した電機子形成台9は、次の巻線圧着一体化手
段1)の位置に送られ、プレス盤91による圧着と、通
電ヘッド92による巻線連続材25eに対する通電とを
受け、単位巻線25cどうしがその重合接触部間での線
材25の融着により一体化され、第17図に示されるよ
うな電機子100が形成される。
形成された電機子100は、電機子移載手段101によ
って電機子形成台9上から取出され、電機子送出しライ
ン12へ移載され送り出される。
第1作業ライン2の往動始端でガイド軸18、ガイドリ
ング22、押え軸23を装着された巻線作業台4は復動
された後、第1作業ライン2での巻線作業に供され、第
2作業ライン3の往動終端で電機子100を取出された
電機子形成台9は、復動された後第2作業ライン3での
電機子形成作業に供される。
第18図から第21図は、ガイドピン15上で形成され
る連結輪25dと整流子13のフック13aとの連結が
一層確実なように工夫された他の実施例を示しており、
各ガイドピン15は、巻線作業台4上に固設され、フッ
ク13aの先端を受は入れて上下動させ得る溝15aを
持った固設ピン15bと、巻線作業台4の下にエアシリ
ンダ122により今1つの小型エアシリンダ125を介
し昇降されるように設けられた昇降台123上に立設さ
れ、かつ前記1Ji15aに下方より挿脱される突条1
5Cを持ったスライドピン15dとの組合せとしている
ガイドピン15による連結輪25dの形成は、第18図
に示されるようにスライドピン15dが固設ピン15b
よりも突出している部分に対し線材25を巻付けて行わ
れる。線材25の巻付は後スライドピン15dは第19
図のように下降されていき、スライドピン15d上端に
壱付けられていた連結輪25dを固設ピン15b上端の
先細部15eに受は渡すと共に、固設ピン15bの溝1
5aから下方へ抜去されて溝15aを開放させる。
この開放された溝15aに対し、整流子13のフック1
3aを、整流子13を保持しているチャック126が小
型エアシリンダ125により上動されることで下方より
係入させて、連結輪25dの巻付き部下方から上方へ第
20図および第21図に示されるように上動させること
により、固設ピンlSb上の連結輪25dをフック13
aで掻き上げるようにして強制的に引っ掛ける。
なお、スライドピン15dは、固設ピン15bに対し約
1/3の数とされ、前記1)5aから下方へ抜去された
状態で、モータ124からの伝動により、次に線材25
の巻付けが行われる位置の固設ピン15bの下へシフト
され、その位置で次の連結輪25dの形成と固設ピン1
5bへの移し替えを可能とするようにしである。
他の構造および動作は前記実施例と同様であるから説明
を省略する。
発明の効果 本方法発明によれば、偏平な単位巻線とその整流子への
連結輪とを交互に連続して形成するのに、連結輪が整流
子の巻線被連結部に対応したガイドピン上で形成され、
その形成位置のまま整流子の巻線被連結部に一挙に移し
替えて連結することができ、連結輪1つ分の移し替え連
結時間程度で済むし、単位巻線も数本のガイド軸上に多
段に形成されて、各ガイド軸上から同時に外して整流子
まわりに配列することができ、単位巻線の数分の1分の
配列時間で済むから、電機子の生産性がさらに向上する
。しかも、連結輪は小さな整流子の巻線被連結部に対応
する小スペースに配列されたガイドピン上で、また単位
巻線はガイドピンまわりに配された数本のガイド軸上で
多段に形成され、全体に電機子1つ分程度の平面スペー
スで必要な巻線連続材を形成し得る。
殊に本装置発明では、電機子形成作業が異なった作業台
上で分担して同時に進行させることができ、電機子形成
の作業サイクルを2種の分担作業が重なった短いものと
することができるのでなお一層生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を示す全体の平面図、第
2図は巻線作業位置の斜視図、第3図は巻線作業状態を
示す一部の拡大斜視図、第4図は巻線作業台の平面図、
第5図は第4図の一部を除き断面して見た側面図、第6
図は整流子挿入と整流子および巻線の連結状態を示す一
部の斜視図、第7図は整流子のフック押圧処理状態を示
す整流子一部の断面図、第8図は所定長さのリード線形
成状態を示す一部の斜視図、第9図は第8図の整流子フ
ックと連結輪との連結部を示す拡大斜視図、第10図、
第1)図、第12図はガイドリング取外し手順を示す一
部の斜視図、第13図は多段状態の単位巻線を保持した
巻線保持軸の一部斜視図、第14図は第13図の断面図
、第15図は巻線保持軸上から単位巻線を受取り配列す
る状態で示す電機子形成台の斜視図、第16図は単位巻
線を配列状態に圧着・一体化する状態で示す圧着・一体
化手段と電機子形成台の斜視図、第17図は電機子の斜
視図、第18図は第2の実施例の巻線作業台上ガイドピ
ンを示す斜視図、第19図はガイドピンの連結輪と整流
子のフックとの連結準備動作状態を示す一部の斜視図、
第20図は整流子の挿入状態を示す巻線作業合一部の斜
視図、第21図はフックと連結輪との連結直前の状態を
示す一部の斜視図、第22図は整流子の各フックと連結
輪との連結状態を示す斜視図である。 4−−−−−−一・・・−・−・−・・−−一−−−−
−−−−−・−巻線作業台5−−−−一・−・−−−−
一・・−・・・・・・−・−・・−・・・−−−−一巻
線作業手段6−・・−・・・・−・・・−・−・−−−
−−−−一・−・・・−・−通電・整流子挿入手段7・
・・−・−・・・−・−・・・・−一一一−−−・・・
・−一−−−−−−−巻線・整流子接続手段8−・・・
・−・・・・−・・・−・−−−−一−・・−・−−−
−−−−−−一−−巻線移載手段9・・・−・−・−・
−−−−一・−・・−・・−一一一−−−・・・・・−
・・電機子形成台1(1−−−−−一・−・・・・−・
−・−・−・・−・−・・−・〜・−巻線整列手段1)
−−−−−−−−一・・・−・・−・・−・−一一−−
−−−−−−−巻線圧着・一体化手段13−−−−−−
−−−・−・・−・・・・・−・−−一−−・−・−−
一−−−整流子°13a・・−・・・−−−−−・−−
−−−一−・−・−・・−・・・・−・フック15−・
・−・−・・・−−−−−−−一−−−−・・−・−・
・・−・−・ガイドピン20−・・−・・・・−・−一
−−−−−・・−・−・・・−・−・−−−−−−−−
ガイド軸25−−−−−−−−−−−−−−・−=〜・
・−−−−−−−−−−・−一−−−−−線材25cm
・・−・−・−・−・・−・・・・・・−・・・−・・
−・・単位巻線25d・・・・・・・−・・・・・−・
・・・・・−・・・−−−−−−−−・連結輪。 第4図 第12図     62、 第13図    1s14図 斗 )QO□ 第16図 第17図 5C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)偏平な単位巻線とその整流子に対する連結輪とを
    交互に連続して形成するのに、連結輪は整流子の外周に
    設けられる各巻線被連結部に対応したガイドピンに対し
    所定の位置順で線材を巻付けて形成し、単位巻線は前記
    ガイドピン配列部の外まわり数箇所に等配されたガイド
    軸に対し所定の位置順で線材を巻付けて1つのガイド軸
    に多段に形成し、この後各ガイドピン上の連結輪は各ガ
    イドピンに対応させた整流子の各巻線被連結部にそれぞ
    れ移し替えて連結すると共に電気的に接続し、各ガイド
    軸上の多段の単位巻線は前記整流子のまわりに配した位
    置決め部材上へ所定の位置ズレ状態にして順次移し替え
    、この移し替えで整流子まわりに配され重ね合された各
    単位巻線どうしをそれらの線材接触部間で一体化し、偏
    平モータの電機子を形成することを特徴とする偏平モー
    タの電機子の製造方法。
  2. (2)整流子の各巻線被連結部に対応して配置された連
    結輪形成用のガイドピン、およびそれらガイドピン配列
    部のまわりに配設された適数の単位巻線多段巻付け用の
    ガイド軸を持った巻線形成台と、この巻線形成台上のガ
    イドピンおよびガイド軸に所定の位置順に連続線材を順
    次巻付ける線材巻付け手段と、巻線形成台に対し整流子
    を相互にガイドピンおよび巻線被連結部が相対向状態と
    なるように挿入する整流子挿入手段と、前記相対向状態
    となったガイドピン上から巻線被連結部へ連結輪を移し
    替える連結輪移し替え手段と、巻線被連結部とそれに移
    し替えられた連結輪とを電気的接続状態にする接続手段
    と、整流子保持部とそのまわりに配された単位巻線に対
    する位置決め部とを持った電機子形成台と、巻線作業台
    上で互いに連結された整流子および多段状態の単位巻線
    とをその単位巻線部で保持して電機子形成台上へ移送す
    る移送手段と、該移送手段上多段状態の単位巻線を電機
    子形成台上の各位置決め部に対し順次移し替えて所定の
    位置ズレ状態に重ね合せて円周方向に整列させる巻線移
    し替え手段と、電機子形成台上に整列された各単位巻線
    どうしをその重合接触部間で結合一体化させる手段とを
    備えたことを特徴とする偏平モータの電機子の製造装置
JP543486A 1986-01-14 1986-01-14 偏平モ−タの電機子の製造方法とその装置 Pending JPS62163545A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57142160A (en) * 1981-02-25 1982-09-02 Nippon Radiator Co Ltd Manufacture of cup-shaped armature

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57142160A (en) * 1981-02-25 1982-09-02 Nippon Radiator Co Ltd Manufacture of cup-shaped armature

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