JPS62162586A - 被記録材 - Google Patents

被記録材

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JPS62162586A
JPS62162586A JP582286A JP582286A JPS62162586A JP S62162586 A JPS62162586 A JP S62162586A JP 582286 A JP582286 A JP 582286A JP 582286 A JP582286 A JP 582286A JP S62162586 A JPS62162586 A JP S62162586A
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JP
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recording
powder
layer
recording material
ink
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Application number
JP582286A
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English (en)
Inventor
Masahiko Hikuma
昌彦 日隈
Shigeo Togano
戸叶 滋雄
Takashi Akitani
高志 秋谷
Mamoru Sakaki
坂木 守
Ryuichi Arai
竜一 新井
Naonobu Eto
直伸 江藤
Hidemasa Mori
英正 毛利
Michiaki Hida
道昭 飛田
Masahiko Ishida
正彦 石田
Shunzo Kono
河野 俊三
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/502Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording characterised by structural details, e.g. multilayer materials
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的) 本発明は液体吸収性の記録面をもつ被記録材に関し、特
に該被記録材の製造巻き取り時の耐ブロッキング性、裁
断時のすべり性、記録装置内における搬送性、耐ブロッ
キング性等に優れ、且つ該被記録材が透光性被記録材で
あるときは、記録性とともに透光性に優れた被記録材に
関する。
さらには記録性と記録像の鮮明性等に優れた被記録材に
関する。
(従来技術) 記録方法においては種々公知の方法が用いられるが、以
下においてはインクジェット記録法を代表例として記述
する。
インクジェット記録法は、種々のインク(記録液)吐出
方式、例えば、静電吸引方式、圧電素子を用いて記録液
に機械的振動また変移を与える方式、記録液を加熱して
発泡させ、その圧力を利用する方式等により、インクの
小滴を発生して飛翔させ、それらの一部若しくは全部を
紙などの被記録材に付着させて記録を行うものであるが
、騒音の発生が少なく、高速印字、多色印字の行なえる
記録法として注目されている。
インクジェット記録用のインクとしては、安全性、記録
特性の面から、主に水を主成分とするものが使用され、
ノズルの目詰り防止および吐出特性の向上のために多価
アルコール等が添加されている場合が多い。
このインクジェット記録法に使用される被記録材として
は、従来、通常の紙やインクジェット記録用紙と称され
る基材上に多孔質のインク吸収層を設けてなる被記録材
が使用されてきた。しかし、記録の高速化あるいは多色
化等、インクジェット記録装置の性能の向上と普及に伴
ない、被記録材に対してもより高度で広範な特性が要求
されつつある。すなわち、高解像度、高品質の記録画像
を得るためのインクンエツト記録用の被記録材としては
、 (1)インクの被記録材への定着が可及的速やかである
こと、 (2)インクドツトが重複した場合でも、後で付着した
インクが前に付着したドツト中に流れ出さないこと、 (3)インク液滴が被記録材上である程度拡散するが、
インクドツトの径が必要以上に大きくならず、所望の大
きさになること、 (・↓)インクドツトの形状が真円に近く、またその円
周が滑めらかであること、 (5)インクドツトのOD (光学濃度)が高(、ドツ
ト周辺がぼけないこと、 等の基本的諸要求を満足させる必要がある。
更に、多色インクジェット記録法によりカラー写真に匹
敵する程度の高解像度の記録画質を得るには、上記要求
性能に加え、 (6)インクの着色成分の発色性に優れたものであるこ
と、 (7)インクの色の数と同数の液滴が同一箇所に重ねて
付着することがあるので、インク定着性が特に優れてい
ること、 (8)表面に光沢があること、 (9)白色度の高いこと、 (10)プリンターにかけたとき、スムースな搬送が可
能なこと、 等の性能が加重して要求される。
また、インクジェット記録法による記録画像は、従来は
専ら表面画像観察用に使用されてきたが、インクジェッ
ト記録装置の性能の向上や普及に伴ない表面画像観察用
以外の用途に適した被記録材が要求されつつある。表面
画像観察用以外の被記録材の用途としては、スライドや
OHP (オーバーヘットプロジェクタ−)等の光学機
器により、記録画像をスクリーン等へ投影して、それら
の画像を観察するのに用いるもの、カラー印刷のポジ版
を作成する際の色分解版、液晶等のカラーディスプレイ
に用いるCMF(カラーモザイクフィルター)等が挙げ
られる。
被記録材が表面画像観察用に使用される場合には、主に
記録画像の拡散光が観察されるのに対し、これらの用途
における被記録材においては主に記録画像の透過光が問
題となる。従って、透光性、特に直・線透光率に優れた
ものであることが前述の一般的なインクジェット記録用
の被記録材の要求性能に加重されて要求される。
(発明が解決しようとしている問題点)しかしながら、
これら要求性能を全て満たした被記録材は未だ知られて
いないのが実状である。
従来、上記のような用途に用いる被記録材としては、透
光性基材と、該基材上に設けられたインク受容層とを有
し、先に挙げた要求特性の中でも待に透光性とインク吸
収性に優れた被記録材が知られている。
このような被記録材に於けるインク受容層を形成する材
料として、種々の材料が用いられているが、インクとし
て前述したような水性のものが使用されている関係から
、インク受容層に優れたインク吸収性を付与できる材料
として、ポリアミド、ポリビニルアルコール等の親水性
を有する材料が注目されている。
ところが、上記のような親水性を有する材料から、イン
ク受容層を形成した場合、空気中の水分をも吸収してべ
たつき易いと言う欠点があり、製造時巻き取りの際に記
録面と記録面の反対側の面がブロッキングし記録面に塗
布ムラが生じる。また、被記録材表面にゴミ等が付着し
易く、更に被記録材を積み重ねて置いた時の被記録材同
士の粘着、取扱いに際し指で触れた場合の指紋の付着、
あるいは記録装置に装填し記録を行なう際に被記録材と
被記録材送りローラーとの間で粘着が起き、被記録材の
送りが不安定になったり、不能となったりして、良好な
記録装置の作動状態が得られない等の不都合が認められ
た。
本発明はこのような問題に鑑みなされたものてあり、そ
の目的は、前述した要求特性を充分に満足し、なかでも
プリンター内での搬送性とインク吸収性と透光性に優れ
、更にインク受容表面にべたつきがなく、例えばスライ
ド、OHP、密着プリンター等の光学機器を用いて、記
録画像の透過光を観察または利用する用途に適用でき、
インクジェット記録用として好適である被記録材を提供
することにある。
さらには該被記録材の製造巻き取り時の耐ブロッキング
性に優れた被記録材に関する。
上記および他の本発明の目的は、以下の本発明によって
達成される。
(発明の開示) すなわち、本発明は基材と、該基材の少なくとも片面に
記録層を有する被記録材において、記録面となる面と反
対側の面上に粉体より成る層を設けたことを特徴として
おり、主としてそれにより本発明の目的が達成された。
本発明の被記録材は、一般に支持体としての基材、該基
材の少な(とも片面に設けた記録層、及び記録面となる
面と反対側の面上に粉体より成る層からなるものであり
、例えば特に好ましい主たる態様として、 (1)基材、記録層および粉体より成る層のいずれも透
光性であり被記録材全体として透光性である態様、 (2)基材、記録層および粉体より成る層の少な(とも
1層が不透明であり、被記録材全体として不透明である
態様等があげられる。
尚、上記いずれの場合においても、記録層に支持体とし
ての機能を併せ持たせてもよい。
以上の如き2種の好ましい態様を代表例として、発明を
更に詳しく説明すると、本発明で支持体として用いるこ
とのできる基材としては、透明性、不透明性等従来公知
の基材はいずれも使用でき、透明性基材として好適な例
としては、例えばポリエステル系樹脂、ジアセテート系
樹脂、トリアセテート系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカ
ーボネート系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリイミド
系樹脂、セロハン、セルロイド等のフィルムもしくは板
およびガラス板等があげられる。また不透明性基材とし
ては好ましいものとしては、例えば一般の紙、布、木材
、金属板、合成紙等の外、上記の透明性基材を公知の手
段により不透明性化処理したものがあげられる。このよ
うな基材はその厚さが約10〜200μmの範囲程度の
ものであるのが好ましい。
本発明において上記基材上の少なくとも片面に設ける記
録層は主として水性のインキを受容できる親水性の材料
から形成されるものであって、このような材料として好
ましいものは、アルブミン、ゼラチン、カセイン、でん
ぷん、カチオンでんぷん、アラビアゴム、アルギン酸ソ
ーダ等の天然樹脂、ポリアミド、ポリアクリルアミド、
ポリビニルピロリドン、四級化ポリビニルピロリドン、
ポリエチレンイミン、ポリビニルピリジウムハライド、
メラミン樹脂、ポリウレタン、カルボキシメチルセルロ
ース、ポリビニルアルコール、カチオン変性ポリビニル
アルコール、ポリエステル、ポリアクリル酸ソーダ等の
合成樹脂があげられ、これらの材料の1種以上が所望に
より使用される。
更に、インク受容層の強度補強および/または基材との
密着性を改善するために、必要に応じて、SBRラテッ
クス、NBRラテックス、ポリビニルホルマール、ポリ
メチルメタクリレート、ポリビニルブチラール、ポリア
クリロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、フ
ェノール樹脂、アルキド樹脂等の樹脂を併用してもよい
なお該記録層は上記のごと(単層から成る層に限定され
るものではない。
本発明で使用し、本発明を第1に特徴づける粉体層とは
、上記のごと(して形成された記録面の反対側の面上に
設けられた薄層であり、製造巻き取り時においては、該
粉体層と反対側にある層(特に記録層の強度補強および
/または基材との密着性を改善するために設けられた層
もしくは記録層)との耐ブロッキング性を改善、し、ま
た裁断時においては、該被記録材のすべり性を向上させ
裁断効率を向上させる。更にベタツキを防止し該被記録
材のプリンター内における搬送性や積重ね時の耐ブロッ
キング性等を向上させる機能を有するものである。
上述の如き機能を有する本発明においては使用する粉体
としては粒径20μm以下の微粉末が好ましく、例えば
、シリカ、クレー、タルク、ケイソウ土、炭酸カルシウ
ム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、ケイ酸アルミニウ
ム、合成ゼオライト、アルミナ、酸化亜鉛、トリボン、
サチンホワイト等の無機粉体が挙げられ、有機粉体とし
ては、高級脂肪酸あるいはその塩、例えば、ステアリン
酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等、アニオン
性、カチオン性、ノニオン性、両性の界面活性剤で常温
で固体のもの、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、ラウリルスルホン酸すトリウム、ラウリルス
ルホン酸カリウム、ステアリルスルホン酸ナトリウム、
HLBの比較的高いポリエチレングリコールノニルフェ
ニルエーテル等、ベンゾグアナミン樹脂粉末、アクリル
樹脂粉末等のプラスチックピグメント等が挙げられる。
このような粉体は、インク透過層上に約0.01〜1.
0g/Mの範囲の割合で付与することが好ましい。上記
の如き材料を付与するには、粉体粒子を直接付与しても
よく、また適当な液体(例えば水)に分散あるいは懸濁
させて付与してもよい。
記録面となる面と反対側の面上に上記材料を付与する方
法としては、浸漬、ハケ塗り、スプレー、ローラー塗布
、静電吸着等が挙げられる。
以上の如き基本的構成を有する本発明の被記録材が製造
巻き取り時の耐ブロッキング性、裁断時のすべり性及び
プリンター内での搬送性を顕著に向上しているのは驚(
べきことである。
記録面となる面と反対側の面上に付与されている粉体層
の為に製造巻き取り時にブロッキングが起こらず、成形
裁断時にすべり性が向上する。更に搬送性の向上等、実
用面で重要視される機能を併せて発現させることが出来
るのである。
以上が本発明の基本的構成であるが本発明の被記録材が
透光性である態様では、基材として透光性の材料を使用
し、記録層および微粉末層の形成に際しては、それらの
層も透光性を損なわない様にする必要がある。しかしな
がら、その透光性を損なわない程度に、例えばシリカ、
クレー、タルク、ケイソウ土、炭酸カルシウム、硫酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、ケイ酸アルミニウム、合成ゼ
オライト、アルミナ、酸化亜鉛、リトポン、サチンホワ
イト等の充填剤を記録層中に分散させることもできる。
本発明で言う充分な透光性とは、被記録材の直線透光率
が、10%以上であることが望ましい。
、直線透光率が10%以上であれば、例えばOHPによ
り記録画像をスクリーンへ投影して観察すると記録画像
の細部が鮮明に観察することが可能である。
ここで言う直線透光率T(%)とは、サンプルに垂直に
入射し、サンプルを透過し、サンプルから少なくとも8
cm以上はなれた入射光路の延長線上にある受光側スリ
ットを通過し、検出器に受光される直線光の分光透過率
を、例えば323型日立自記分光光度計(日立製作新製
)等を使用して測定し、更に測定された分光透過率より
、色の三刺激値のY値を求め、次式より求められる値で
ある。
T=Y/Y、X 100        (1)T ;
直線透光率 Y ;サンプルのY値 Y、;ブランクのY値 従って、本発明で言う直線透光率は、直線光に対するも
のであり、拡散透光率(サンプルの後方に積分球を設け
て拡散光をも含めて透光率を求める。)や、不透明度(
サンプルの裏に、白および黒の裏当てを当ててそれらの
比から求める。)等の拡散光により透光性を評価する方
法とは異なる。
光学技術を利用した機器などで問題となるのは直線光の
挙動であるから、それらの機器で使用しようとする被記
録材の透光性を評価する上で、被記録材の直線透光率を
求めることは、特に重要である。
例えば、OHPで投影画像を観察する場合、記録部と非
記録部とのコントラストが高く、鮮明で見やすい画像を
得るためには、投影画像における非記録部が明るいこと
、すなわち被非記録材の直線透光率がある一定以上の水
準にあることが要求される。OHPでのテストチャート
による試験では、上記目的に適した画像を得るためには
、被記録材の直線透過率が2%以上、より鮮明な画像を
得るためには、好ましくは、10%以上であることが必
要とされ、更に好適には、50%以上であることが望ま
しい。従って、この目的に適した被記録材は、その直線
透過率が2%以上であることが必要である。
また、本発明の被記録材が不透明である態様では、基材
、記録層および微粉末層のうち少なくとも一層を不透明
性材料を使用すればよい。
この様な態様において使用する各層の形成方法は、上記
の透明性の態様におけると同様である。この不透明の態
様においては、記録層の形成に際し、成膜性を損なわな
い程度に、多量の前記充填剤を使用し、更に優れたイン
ク受容性および定着性を向上させることができる。
以上、本発明の被記録材の代表的な態様を例示して本発
明を説明したが、勿論本発明の被記録材はこれらの態様
に限定されるものではない。なお、いずれの態様の場合
においても、記録層には、分散剤、蛍光染料、pH調節
剤、消泡剤、潤滑剤、防腐剤、界面活性剤等の公知の各
種添加剤を包含させることができる。
なお、本発明の被記録材は必ずしも無色である必要はな
(、着色された被記録材であってもよい。
以上の如き本発明の被記録材は、前述の説明の通り、ま
た後述の実施例において実証する通り、記録面と該記録
面の反対側の面とのブロッキングが顕著に改善されてお
り、例えば、製造時巻き取りに際しても記録面と該記録
面の反対側の面とのブロッキングがなく、長期保存に際
してもブロッキングによる記録面の塗布ムラが生じず、
成形裁断時の際にも該記録材のすべり性が向上し作業同
率が上昇する。また、記録装置内における該記録材の搬
送性、耐ブロッキング性が向上する。
さらに、驚(べきことには、該記録材の製造工程の最終
巻き取りの際に粉体層と記録面とが接触し、粉体層にあ
る粉体が該記録面に少量ながら均一に転移する。この為
に記録に際して記録液のドツト径をコントロールするこ
とが可能となり、異色の記録液が短時間内に同一箇所に
重複して付着した場合にも記録液の流れ出しやしみ出し
現象がな(、高解像度の鮮明で優れた発色性のある画像
が得られる。また、スライドやOHP等の光学機器によ
り記録画像をスクリーン等への投影により観察に用いる
場合にも、付着したインク小滴が、従来の被記録材の場
合と比較し、隣接する他の領域と過度に重なり合わない
程度に拡大されて定着しているので、透過光がより一層
均−になり、すぐれた均一濃度の投影画像を与えるもの
である。更に、カラー印刷のポジ版を作成する際の色分
解版、あるいは液晶等のカラーディスプレイに用いるC
MF等、従来の表面画像観察用以外の用途に好適に適用
することができる。
なお上記した記録面上に転移した粉体層のごとくに記録
面上に微少量の粉体を均一に塗布するのは非常に困難で
あるが、上述した様にオフセット(転写)によるもので
ある為に安定した粉体の塗布が可能をなったものである
以下、実施例に従って本発明の方法を更に詳細に説明す
る。なお、文中、部とあるのは重量基準である。
実施例1 透光性基材として厚さ100μmのポリエチレンテレフ
タレートフィルム(東し製)を使用し、このフィルム裏
面に下記の粉体を粉体付着量が1.0g/lT1′に塗
布する。次いでフィルム表面に下記の組成の塗工液Aを
乾燥後の膜厚が5μmとなるようにバーコーター法によ
り塗工し、60℃で20分間で乾燥し、インク保持層を
形成した。さらに下記塗工液Bをインク保持層上に乾燥
膜厚が2μmとなるように塗布し、60℃で15分間乾
燥させて、無水のマイクロクラックを有するインク透過
層を形成し、本発明の透光性被記録材を得た。
塗工液入組成; ポリビニルアルコール (PVA220、クラレ製)    10部水    
                   90部塗工液
B組成; アルギン酸ソーダ(試薬−級)  2部水      
                  98部粉体。
クレー(カオリンクレー、上屋カオリン、粒度分布0.
1〜5μm) 実施例2 実施例Iと同様な方法により下記塗工液A(インク保持
層用)、塗工液B(インク透過層用)および粉体を使用
し、本発明の被記録材を得た。この被記録材は透明なも
のであった。
支巖1」 塗工液入組成ニ アクリル系共重合物 (コーガムHW−7、昭和高分子製)25部水    
                       75
部塗工液B組成; C,M、C。
(セロケンBS第−工業製薬製)   2部水    
                        9
8部粉体: 炭酸カルシウム (日東粉化製、粒度分布0.05〜3μm)、付着量0
.5g/ rrl’ 実施例3 透光性基材として実施例1で用いたポリエチレンテレフ
タレートフィルム(東し製)を使用し、このフィルム裏
面に下記の粉体を粉体付着量が1.0g/rr?′に塗
布する。次いでフィルム表面に下記の組成の塗工液を乾
燥後の膜厚が8μmとなるようにバーコーター法により
塗工し、・80℃で10分間の条件で乾燥し、無色透明
の透光性被記録材を得た。
塗工液組成。
カチオン変性PVA (PVA−318AA、クラレ製)10部水     
                      90部
粉体; 無水二酸化ケイ素 (エロジールMOX−80.日本アエロジル製。
−次粒子径0.03μm) 実施例4 透光性基材としてボリエ只チルフィルムを使用し、この
フイ/l<ム裏面に下記の粉体を粉体付着量が0.8g
/r+?になるように塗布した。次いでフィルム表面に
下記の組成の塗工液を乾燥後膜厚が10μmとなるよう
にバーコーター法により塗工し、6゜0Cて20分間の
条件で乾燥させ、無色透明な透光性被記録材を得た。
塗工液組成; カチオン変性PVA (PVA−C−418A、クラレ製>      10
部水                       
     90部粉体; 雲母(セリサイ)FS−1、三伸鉱工製、粒度分布0.
5〜5μm) 実施例5 透光性基材として実施例1で用いたポリエチレンテレフ
タレートフィルムを使用し、このフィルム裏面に実施例
3で用いた塗工液を乾燥後の膜厚が8μmとなるように
バーコーター法により塗工し、80°Cで10分間乾燥
し、次いでその塗工層上に実施例3て用いた粉体を粉体
付着量が0.1 g/ r&になるように塗布した。さ
らにこのフィルム表面上に実施例3で用いた塗工液を乾
燥後の膜厚が8μmとなるようにバーコーター法により
塗工し、80°Cで10分間の条件で乾燥し、無色透明
の透光性被記録材を得た。
実施例6 透光性基材として実施例4で用いたポリエステルフィル
ムを使用し、このフィルム裏面に実施例4で用いた塗工
液を乾燥後の膜厚が8μmとなるようにバーコーター法
により塗工し、60℃で20分間乾燥し次いでその塗工
層上に実施例4で用いた粉体を粉体付着量が0.8g/
rr1’になるように塗布した。
さらにこのフィルム表面上に実施例4で用いた塗工液を
乾燥後の膜厚が8μmとなるようにバーコーター法によ
り塗工し、60℃で20分間の条件で乾燥し、無色透明
の透光性被記録材を得た。
比較例1〜6 粉体を記録面上に付与したことを除き、実施例1〜6と
同様にして、比較用記録材を作成した。
上記実施例および参考例で得られた被記録材に対して、
下記の°4種のインクを用いて、ピエゾ振動子によって
インクを吐出させるオンデマンド型インクジェット記録
ヘッド(吐出オリフィス径65μm1ピエゾ振動子駆動
電圧70V、周波数3 K Hz )を有する記録装置
を使用してインクジェット記録を実施した。
イエローインク(組成) C,1,ダイレクトイエo−862部 N−メチル−2−ピロリドン      10部ジエチ
レングリコール         20部ポリエチレン
グリコール#200   15部水         
                   55部” マ
センタインク(組成) C,1,アシッドレッド35      2部N−メチ
ル−2−ピロリドン      10部ジエチレングリ
コール        20部ポリエチレングリコール
#200   15部水              
              55部シアンインク(組
成) C,1,ダイレクトブルー86      2部N−メ
チル−2−ピロリドン      10部ジエチレング
リコール         20部ポリエチレングリコ
ール$200   15部水            
                55部ブラックイン
ク(組成) C,1,フードブラック2         2部N−
メチル−2−ピロリドン     10部ジエチレング
リコール        20部ポリエチレングリコー
ル#200    15部水            
                55部実施例および
参考例の被記録材の評価結果を第1表に示した。第1表
における各評価項目の測定は下記の方法に従った。
(1)インク定着時間は、記録実施後被記録材を室温下
に放置し、記録画像に指触したときに、インクが乾燥し
て指に付着しなくなる時間を測定した。
(2)ドツト濃度は、JIS  K2SO3を印字マイ
クロドツトに応用してサクラマイクロデンシドメーター
PDM−5(小西六写真工業製)を用いて黒ドツトにつ
き測定した。
(3)OHP適性は、光学機器の代表例として測定した
もので、記録画像をOHPによりスクリーンに投影し、
目視により観察して判定したもので、非記録部が明るく
、記録画像のOD(オプチカルデンシティ)が高く、コ
ントラストの高い鮮明で見やすい投影画像の得られるも
のを○、非記録部がやや暗く、記録画像のODがやや低
(、ピッチ巾0 、5 m m 、太さ0 、25 m
 mの線が明瞭に判別できないものを△、非記録部がか
なり暗く、記録画像のODがかなり低く、ピッチ巾1m
m、太さ0.3mmの線が明瞭に判別できないものある
いは非記録部と記録画像の見分けがつかないものを×と
した。
(4)直線透光率は、32部型日立自記分光光度計(日
立製作所製)を使用し、サンプルから受光側のマドまて
の距離を約9cmに保ち、分光透過率を測定し、前記(
1)式により求めた。
(5)搬送性は、被記録材をA4版の大きさに裁断し、
インクシェラi・プリンター(キャノンAl210)に
かけ、A4版のプリント終了までに、被記録材が動かな
くなった回数で評価し、一度も止まらなかったものを○
とした。
(6)耐指紋性は、被記録材の記録表面に両手の指10
本を押つけ、表面に残った指紋の数で評価し、指紋の残
らなかったものを○とした。
(7)耐ブロッキング性は、被記録材をA4番の大きさ
に裁断し、50枚を重ねてその上に板を置き、10kg
の荷重をかけ、1箇月室内に放置した後、荷重を除き、
フィルムのブロッキング状態を観察した。ブロッキング
が全(ないものを○て、ブロッキングしたものを×とし
て表した。
(8)製造巻き取り時耐ブロッキング性は、製造過程上
1層毎の塗ニー乾燥−巻き取りの際、次の塗工時に巻き
戻す際に前塗工層がブロッキングによりはがれないもの
を○とし、ブロッキングによりはがれたものを×とした
(9)成形裁断時スベリ性は、被記録材を50枚重ねて
裁断した際に裁断面がスムースであるものを○とし、裁
断面がスムースてないものを×とした。
比較例1〜6 粉体を記録面となる面上に付与したことを除き実施例1
〜6と同様にして、比較用被記録材を作成し、これにつ
いて実施例1〜6と同様なイクジエット記録を実施した
。実施例1〜6と同様にして行なった記録特性の評価結
果を第1表に示した。
第一一」−一一表 尖一施一刀 1  2   塁   4  5   旦イ仝うづヨ狙
丘皿 20’C65%RH45秒 45秒 40秒 45秒 
40秒 45秒20°C85%R[−t  45秒 4
5秒 40秒 45秒 40秒 45秒直重澁」[率 
   78% 72% 76% 78% 74% 76
%−トフニΣA[度     1.1  0.8  1
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性     ○   ○  ○   O○  ○搬−−
送一一性     ○   ○   ○   ○  ○
  O酊」引JC性 、  O○  ○  ゛ ○  
O○耐)1じ仕Ez久性   ○   ○  ○   
○  ○  ○製造巻き取持 1h1先d1 0 0 0 000 成形裁断時 をニー「1  0 0 0 000 比−較一男

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基材と、該基材の少なくとも片面に記録面を有する被記
    録材において、前記記録面となる面に対して反対側の面
    上に粉体より成る層を設けたことを特徴とする被記録材
JP582286A 1986-01-13 1986-01-13 被記録材 Pending JPS62162586A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP582286A JPS62162586A (ja) 1986-01-13 1986-01-13 被記録材

Applications Claiming Priority (1)

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JP582286A JPS62162586A (ja) 1986-01-13 1986-01-13 被記録材

Publications (1)

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JPS62162586A true JPS62162586A (ja) 1987-07-18

Family

ID=11621764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP582286A Pending JPS62162586A (ja) 1986-01-13 1986-01-13 被記録材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62162586A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0196650A (ja) * 1987-10-08 1989-04-14 Fuji Photo Film Co Ltd 画像形成用シート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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