JPS62162587A - 被記録材 - Google Patents

被記録材

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JPS62162587A
JPS62162587A JP582386A JP582386A JPS62162587A JP S62162587 A JPS62162587 A JP S62162587A JP 582386 A JP582386 A JP 582386A JP 582386 A JP582386 A JP 582386A JP S62162587 A JPS62162587 A JP S62162587A
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JP
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powder
recording
layer
recording material
ink
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JP582386A
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English (en)
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Masahiko Hikuma
昌彦 日隈
Shigeo Togano
戸叶 滋雄
Takashi Akitani
高志 秋谷
Mamoru Sakaki
坂木 守
Ryuichi Arai
竜一 新井
Naonobu Eto
直伸 江藤
Hidemasa Mori
英正 毛利
Michiaki Hida
道昭 飛田
Masahiko Ishida
正彦 石田
Shunzo Kono
河野 俊三
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/502Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording characterised by structural details, e.g. multilayer materials
    • B41M5/504Backcoats
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的) 本発明は液体吸収性の記録面をもつ被記録材に関し、特
にインク受容性、記録画像の鮮明性、該記録装置内にお
ける搬送性、耐ブロッキング性等に優れ、さらには、該
被記録材の製造巻き取り時の耐ブロッキング性、裁断時
のすべり性、等に優れ、且つ該被記録材が透光性被記録
材であるときは、インク受容性とともに透光性に優れた
被記録材に関する。
(従来技術) 記録方法においては種々公知の方法が用いられるが、以
下においてはインクシェツト記録法を代表例として記述
する。
インクシェツト記録法は、種々のインク(記録液)吐出
方式、例えば、静電吸引方式、圧電素子を用いて記録液
に機械的振動また変移を与える方式、記録液を加熱して
発泡させ、その圧力を利用する方式等により、インクの
小滴を発生して飛翔させ、それらの一部若しくは全部を
紙などの被記録材に付着させて記録を行うものであるが
、騒音の発生が少なく、高速印字、多色印字の行なえる
記録法として注目されている。
インクジェット記録用のインクとしては、安全性、記録
特性の面から、主に水を主成分とするものが使用され、
ノズルの目詰り防止および吐出特性の向上のために多価
アルコール等が添加されている場合が多い。
このインクジェット記録法に使用される被記録材として
は、従来、通常の紙やインクンエツト記録用紙と称され
る基材上に多孔質のインク吸収層を設けてなる被記録材
が使用されてきた。しかし、記録の高速化あるいは多色
化等、インクジェット記録装置の性能の向上と普及に伴
ない、被記録材に対してもより高度で広範な特性が要求
されつつある。すなわち、高解像度、高品質の記録画像
を得るためのインクジェット記録用の被記録材としては
、 (1)インクの被記録材への定着が可及的速やかである
こと、 (2)インクドツトが重複した場合でも、後で付着した
インクが前に付着したドツト中に流れ出さないこと、 (3)インク液滴が被記録材上である程度拡散するが、
インクドツトの径が必要以上に大きくならず、所望の大
きさになること、 (4)インクドツトの形状が真円に近く、またその円周
が清めらかであること、 (5)インクドツトのOD (光学濃度)が高く、ドツ
ト周辺がぼけないこと、 等の基本的諸要求を満足させる必要がある。
更に、多色インクジェット記録法によりカラー写真に匹
敵する程度の高解像度の記録画質を得るには、上記要求
性能に加え、 (6)インクの着色成分の発色性に優れたものであるこ
と、 (7)インクの色の数と同数の液滴が同一箇所に重ねて
付着することがあるので、インク定着性が特に優れてい
ること、 (8)表面に光沢があること、 (9)白色度の高いこと、 (10)プリンターにかけたとき、スムースな搬送が可
能なこと、 等の性能が加重して要求される。
また、インクジェット記録法による記録画像は、従来は
専ら表面画像観察用に使用されてきたが、インクジェッ
ト記録装置の性能の向上や普及に伴ない表面画像観察用
以外の用途に適した被記録材が要求されつつある。表面
画像観察用以外の被記録材の用途としては、スライドや
OHP (オーバーヘットプロジェクタ−)等の光学機
器により、記録画像をスクリーン等へ投影して、それら
の画像を観察するのに用いるもの、カラー印刷のポジ版
を作成する際の色分解版、液晶等のカラーディスプレイ
に用いるCMF (カラーモザイクフィルター)等が挙
げられる。
被記録材が表面画像観察用に使用される場合には、主に
記録画像の拡散光が観察されるのに対し、これらの用途
における被記録材においては主に記録画像の透過光が問
題となる。従って、透光性、特に直線透光率に優れたも
のであることが前述の一般的なインクシュエツト記録用
の被記録材の要求性能に加重されて要求される。
(発明が解決しようとしている問題点)しかしながら、
これら要求性能を全て満たした被記録材は未だ知られて
いないのが実状である。
従来、上記のような用途に用いる被記録材としては、透
光性基材と、該基材上に設けられたインク受容層とを有
し、先に挙げた要求特性の中でも特に透光性とインク吸
収性に優れた被記録材が知られている。
このような被記録材に於けるイク受容層を形成する材料
として、種々の材料が用いられているが、インクとして
前述したような水性のものが使用されている関係から、
インク受容層に優れたインク吸収性を付与できる材料と
して、ポリアミド、ポリビニルアルコール等の親水性を
有する材料が注目されている。
ところが、上記のような親水性を有する材料から、イン
ク受容層を形成した場合、空気中の水分をも吸収してべ
たつき易いと言う欠点があり、製造時巻き取りの際に記
録面と記録面の反対側の面がブロッキングし記録面に塗
布ムラが生じる。また、被記録材表面にゴミ等が付着し
易く、更に被記録材を積み重ねて置いた時の被記録材同
士の粘着、取扱いに際し指で触れた場合の指紋の付着、
あるいは記録装置に装填し記録を行なう際に被記録材と
被記録材送りローラーとの間で粘着が起き、被記録材の
送りが不安定になったり、不能となったりして、良好な
記録装置の作動状態が得られない等の不都合が認められ
た。
本発明はこのような問題に鑑みなされたものであり、そ
の目的は、前述した要求特性を充分に満足し、なかでも
プリンター内での搬送性とインク吸収性と透光性に優れ
、更にインク受容表面にべたつきがなく、例えばスライ
ド、OHP、密着プリンター等の光学機器を用いて、記
録画像の透過光を観察または利用する用途に適用でき、
インクジェット記録用として好適である被酋己録材を提
供することにある。
さらには該被記録材の製造巻き取り時の耐ブロッキング
性に優れた被記録材に関する。
上記および他の本発明の目的は、以下の本発明によって
達成される。
(発明の開示) すなわち、本発明は基材と、該基材の少なくとも片面に
記録層を有する被記録材において、両側の面が粉体より
成る層を有していることを特徴としており、主としてそ
れにより本発明の目的が達成された。
本発明の被記録材は、一般に支持体としての基材、該基
材の少なくとも片面に設けた記録層、及び両面上に粉体
より成る層からなるものであり、例えば特に好ましい主
たる態様として、 (1)基材、記録層および粉体より成る層のいずれも透
光性であり被記録材全体として透光性である態様、 (2)基材、記録層および粉体より成る層の少なくとも
1層が不透明であり、被記録材全体として不透明である
態様等があげられる。
尚、上記いずれの場合においても、記録層に支持体とし
ての機能を併せ持たせてもよい。
以上の如き2種の好ましい態様を代表例として、発明を
更に詳しく説明すると、本発明で支持体として用いるこ
とのできる基材としては、透明性、不透明性等従来公知
の基材はいずれも使用でき、透明性基材として好適な例
としては、例えばポリエステル系樹脂、ジアセテート系
樹脂、トリアセテート系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカ
ーボネート系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリイミド
系樹脂、セロハン、セルロイド等のフィルムもしくは板
およびガラス板等があげられる。また不透明性基材とし
て好ましいものとしては、例えば一般の紙、布、木材、
金属板、合成紙等の外、上記の透明性基材を公知の手段
により不透明性化処理したものがあげられる。このよう
な基材はその厚さが約lO〜20μmの範囲程度のもの
であるのが好ましい。
本発明において上記基材上の少なくとも片面に設ける記
録層は主として水性のインキを受容できる親水性の材料
から形成されるものであって、このような材料として好
ましいものは、アルブミン、ゼラチン、カゼイン、でん
ぷん、カチオンでんぷん、アラビアゴム、アルギン酸ソ
ーダ等の天然樹脂、ポリアミド、ポリアクリルアミド、
ポリビニルピロリドン、四級化ポリビニルピロリドン、
ポリエチレンイミン、ポリビニルピリジリウムノ1ライ
ド、メラミン樹脂、ポリウレタン、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリビニルアルコール、カチオン変性ポリビ
ニルアルコール、ポリエステル、ポリアクリル酸ソーダ
等の合成樹脂があげられ、これらの材料の1種以上が所
望により使用される。
更に、インク受容層の強度補強および/または基材との
密着性を改善するために、必要に応じて、SBRラテッ
クス、NBRラテックス、ポリビニルホルマール、ポリ
メチルメタクリレート、ポリビニルブチラール、ポリア
クリロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、フ
ェノール樹脂、アルキド樹脂等の樹脂を併用してもよい
なお該記録層は上記のごとく単層から成る層に限定され
るものではない。
本発明で使用し、本発明を第1に特徴づける粉体層とは
、上記のごと(して形成された被記録フィルムの両面上
に設けられた薄層であり、被記録材をプリンターにかけ
た時、優れたインク定着性及びスムーズな搬送性を発現
させる機能を有するものである。さらには製造巻き取り
時において該粉体層と反対側にある層(特に記録層の強
度補強および/または基材との密着性を改善するために
設けられた層もしくは記録層)との耐ブロッキング性を
改善し、また成形裁断時においては、該被記録剤のすべ
り性を向上させ裁断効率を向上させる。
更にベタツキを防止し該被記録材のプリンター内での搬
送性や積重ね時の耐ブロッキング性等を向上させる機能
を有するものである。
上述の如き機能を有する本発明において使用する粉体と
しては粒径20μm以下の微粉末が好ましく、例えば、
シリカ、クレー、タルク、ケイソウ土、炭酸カルシウム
、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、ケイ酸アルミニウム
、合成ゼオライト、アルミナ、酸化亜鉛、リトポン、サ
チンホワイト等の無機粉体が挙げられ、有機粉体として
は、高級脂肪酸あるいはその塩、例えば、ステアリン酸
アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等、アニオン性
、カチオン性、ノニオン性、両性の界面活性剤で常温で
固体のもの、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム、ラウリルスルホン酸ナトリウム、ラウリルスル
ホン酸カリウム、ステアリルスルホン酸ナトリウム、I
(LBの比較的高いポリエチレングリコールノニルフェ
ニルエーテル等、ベンゾグアナミン樹脂粉末、アクリル
樹脂粉末等のプラスチックピグメント等が挙げられる。
このような粉体は、基材あるいは記録面上に約0.01
〜1.0g/rrrの範囲の割合で付与することが好ま
しい。
上記の如き材料を付与するには、粉体粒子を直接付与し
てもよ(、また適当な液体(例えば水)に分散あるいは
懸濁させて付与してもよい。
表裏に上記材料を付与する方法としては、浸漬、ハケ塗
り、スプレー、ローラーゆ布、静電吸着等が挙げられる
以−りの如き基本的構成を有する本発明の被記録材は、
イク透過層の上に粉体を有しない被記録材に比し、イン
ク受容性、インク定着性および記録装置中の搬送性が顕
著に向上しているのは驚くべきことである。
記録層上に付与された粉体は、粉体量およびその粉体自
身が、毛細管的空隙を多数有しており、その毛細管現象
によりインクは粉体中を速い速度で拡散し、広い面積と
なって記録層に達する。そこで記録層に付与された粉体
との相乗作用により、インク受容性、インク定着性、搬
送性を著しく向上させているものと考えられる。
更に、粉体が最上層に付与されている為に、例えば指紋
がつかない、積み重ね時のブロッキングが起こらない。
また両面上に付与される粉体層の為に製造巻き取り時に
ブロッキングによる塗工層の塗りむらがなく、成形裁断
時すべり性等実用面で重要視される機能を併せて発現さ
せることが出来るのである。
以下が本発明の基本的構成であるが本発明の被記録材が
透光性である態様では、基材として透光性の材料を使用
し、記録層および微粉末層の形成に際しては、それらの
層も透光性を損なわない様にする必要がある。しかしな
がら、その透光性を損なわない程度に、例えばシリカ、
クレー、タルク、ケイソウ土、炭酸カルシウム、硫酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、ケイ酸アルミニウム、合成ゼ
オライト、アルミナ、酸化亜鉛、リトポン、サテンホワ
イト等の充填剤を記録層中に分散させることもできる。
本発明で言う充分な透光性とは、被記録材の直線透光率
が、10%以上であることが望ましい。
直線透光率が10%以上であれば、例えばOHPにより
記録画像をスクリーンへ投影して観察すると記録画像の
細部が鮮明に観察することが可能である。
ここで言う直線透光率T(%)とは、サンプルに垂直に
入射し、サンプルを透過し、サンプルがら少なくとも8
cm以上はなれた入射光路の延長線上にある受光側スリ
ットを通過し、検出器に受光される直線光の分光透過率
を、例えば323型日立自記分光光度計(日立製作新製
)等を使用して測定し、更に測定された分光透過率より
、色の三刺激値のY値を求め、次式より求められる値で
ある。
T=Y/Y、X100      (1)T 、直線透
光率 Y :サンプルのY値 Y、;ブランクのY値 従って、本発明で言う直線透光率は、直線光に対するも
のであり、拡散透光率(サンプルの後方に積分球を設け
て拡散光をも含めて透光率を求める。)や、不透明度(
サンプルの裏に、白および黒の裏当てを当ててそれらの
比から求める。)等の拡散光により透光性を評価する方
法とは異なる。
光学技術を利用した機器などで問題となるのは直線光の
挙動であるから、それらの機器で使用しようとする被記
録材の透光性を評価する上で、被記録材の直線透光率を
求めることは、特に重要である。
例えば、OHPで投影画像を観察する場合、記録部と非
記録部とのコントラストが高(、鮮明で見やすい画像を
得るためには、投影画像における非記録部が明るいこと
、すなわち被非記録材の直線透光率がある一定以上の水
準にあることが要求される。OHPでのテストチャート
による試験では、上記目的に適した画像を得るためには
、被記録材の直線透過率が2%以上、より鮮明な画像を
得るためには、好ましくは、10%以上であることが必
要とされ、更に好適には、50%以上であることが望ま
しい。従って、この目的に適した被記録材は、その直線
透過率が2%以上であることが必要である。
また、本発明の被記録材が不透明である態様では、基材
、記録層および微粉末層のうち少なくとも一層を不透明
性材料を使用すればよい。
この様な態様において使用する各層の形成方法は、上記
の透明性の態様におけると同様である。この不透明の態
様においては、記録層の形成に際し、成膜性を損なわな
い程度に、多世の前記充填剤を使用し、更に優れたイク
受容性および定着性を向上させることができる。
以上、本発明の被記録材の代表的な態様を例示して本発
明を説明したが、勿論本発明の被記録材はこれらの態様
に限定されるものではない。なお、いずれの態様の場合
においても、記録層には、分散剤、蛍光染料、pH調節
剤、消泡剤、潤滑剤、防腐剤、界面活性剤等の公知の各
種添加剤を包含させることができる。
なお、本発明の被記録材は必ずしも無色である必要はな
く、着色された被記録材であってもよい。
以上の如き本発明の被記録材は、前述の説明の通り、ま
た後述の実施例において実証する通り、インクの受容お
よび定着が顕著に改善されており、例えば、モノカラー
の場合には勿論、フルカラーの記録に際して、異色の記
録液が短時間内に同一箇所に重複して付着した場合にも
記録液の流れ出しやしみ出し現象がなく、高解像度の鮮
明で優れた発色性のある画像が得られる。また、スライ
ドやOHP等の光学機器により記録画像をスクリーン等
への投影により観察に用いる場合にも、付着したインク
小滴が、従来の被記録材の場合と比較し、隣接する他の
領域と過度に重なり合わない程度に拡大されて定着して
いるので、透過光がより一層均−になり、すぐれた均一
濃度の投影画像を与えるものである。更に、カラー印刷
のポジ版を作成する際の色分解版、あるいは液晶等のカ
ラーディスプレイに用いるCMF等、従来の表面画像観
察用以外の用途に好適に適用することができる。
また、記録面と該記録面の反対側の面とのブロッキング
をも顕著に改善されており、例えば製造時巻き取りに際
しても粉体層と反対側にある層(特に記録層の強度補強
及び/または基材との密着性を改善するために設けられ
た層、もしくは記録層)とのブロッキングによる塗工面
の塗工ムラが生じず、成形裁断時の際にも該記録材のす
べり性が向止し作業効率が上昇する。
以下、参考例および実施例に従って本発明の方法を更に
詳細に説明する。なお、文中、部とあるのは重量基準で
ある。
実施例1 透光性基材として厚さ100μmのポリエチレンテレフ
タレートフィルム(東し製)を使用し、このフィルム裏
面に下記の粉体を粉体付着量が1.Og/rr?に塗布
する。次いでフィルム表面に下記の組成の塗工液Aを乾
燥後の膜厚が5μmとなるようにバーコーター法により
塗工し、60℃で20分間で乾燥し、インク保持層を形
成した。さらに下記塗工液Bをインク保持層上に乾燥膜
厚が2μmとなるように塗布し、60℃で15分間乾燥
させて、無水のマイクロクラックを有する透過層を形成
した。
またそのインク透過層上に下記粉体を粉体付着量が1.
0g/ rri’に塗布し本発明の透光性被記録材を得
た。
塗工液A組成; ポリビニルアルコール (PVA220、クラレ製)     10部水   
                    90部塗工
液B組成ニ アルギン酸ソーダ(試薬−級)  2部水      
                 98部粉体; クレー(カオリンクレー、上屋カリオン、粒度分布0.
1〜5μm ) 実施例2 実施例1と同様な方法により下記塗工液A(インク保持
層用)、塗工液B(インク透過層用)および粉体を使用
し、本発明の被記録材を得た。この被記録材は透明なも
のであった。
実施例2 塗工液入組成; アクリル系共重合物 (コーガムHW −7、昭和高分子製) 25部水  
                       75
部塗工液B組成; C,M、C,(セロゲンBS第−工業製薬製)2粉体体
; 炭酸カルシウム (日東粉化製、粒度分布0.05〜3μm)、付着量0
.5g/イ 実施例3 透光性基材として実施例1で用いたポリエチレンテレフ
タレートフィルム(東し製)を使用し、このフィルム裏
面に下記の粉体を粉体付着量が1.0g/イに塗布する
。次いでフィルム裏面に下記の組成の塗工液を乾燥後の
膜厚が8μmとなるようにバーコーター法により塗工し
、80℃で10分間の条件で乾燥する。さらにその記録
面上に下記粉体を1.Og/dに塗布し、無色透明の透
光性被記録材を得た。
塗工液組成; カチオン変性PVA (PVA−318AA、り−7L/製)10部水   
                      90部
粉体; 無水二酸化ケイ素 (エロジールMOX−80.日本アエロジル製。
−次粒子径0.03μm) 実施例4 透光性基材としてポリエステルフィルムを使用し、この
フィルム裏面に下記の粉体を粉体付着量が0.8g/r
rrになるように塗布した。次いでフィルム表面に下記
の組成の塗工液を乾燥後膜厚が10μmとなるようにバ
ーコーター法により塗工し、60℃で20分間の条件で
乾燥させる。さらにその記録面上に下記粉体を0.8g
/rrrになるように塗布し無色透明な透光性被記録材
を得た。
塗工液組成; カチオン変性 PVA (PVA−C−418A、り−7L/製)10
部水                       
   90部粉体; 雲母(セリサイトFS−1、三伸鉱工製、粒度分布0.
5〜5μm) 実施例5 透光性基材として実施例1で用いたポリエチレンテレフ
タレートフィルムを使用し、このフィルム裏面に実施例
3で用いた塗工液を乾燥後の膜厚が8μmとなるように
バーコーター法により塗工し、80℃で10分間乾燥し
、次いでその塗工層上に実施例3で用いた粉体を粉体付
着量が0.1g/rdになるように塗布した。さらにこ
のフィルム表面上に実施例3で用いた塗工液を乾燥後の
膜厚が8μmとなるようにバーコーター法により塗工し
、80℃で10分間の条件で乾燥した。またその記録面
上に実施例3で用いた粉体を粉体付着量が1.og/r
dに塗布し無色透明の透光性被記録材を得た。
実施例6 透光性基材として実施例4で用いたポリエステルフィル
ムを使用し、このフィルム裏面に実施例4で用いた塗工
液を乾燥後の膜厚が8μmとなるようにバーコーター法
により塗工し、60℃で20分間乾燥し次いでその塗工
層上に実施例4で用いた粉体を粉体付着量が0.8g/
rrrになるように塗布した。
さらにこのフィルム表面上に実施例4で用いた塗工液を
乾燥後の膜厚が8μmとなるようにパーコーター法によ
り塗工し、60℃で20分間の条件で乾燥した。またそ
の記録面上に実施例4て用いた粉体を粉体付着量が0.
8g/rr?になるように塗布し無色透明の透光性被記
録材を得た。
比較例1〜6 粉体を記録面上に付与したことを除き、実施例1〜6と
同様にして、比較用記録材を作成した。
上記実施例および参考例で得られた被記録材に対して、
下記の4種のインクを用いて、ピエゾ振動子によってイ
ンクを吐出させるオンデマンド型インクジェット記録ヘ
ッド(吐出オリフィス径65μm、ピエゾ振動子駆動電
圧70v1周波数3KHz)を有する記録装置を使用し
てインクジェット記録を実施した。
イエローインク(組成) C,1,ダイレクトイエロー86     2部N−メ
チル−2−ピロリドン      10部ジエチレング
リコール         20部ポリエチレングリコ
ール# 200   15部水           
                 55部マゼンタイ
ンク(組成) C,1,アシッドレッド35       2部N−メ
チル−2−ピロリドン      10部ジエチレング
リコール        20部ポリエチレングリコー
ル#200  15部水              
              55部シアンインク(組
成) C,1,ダイレクトブルー86      2部N−メ
チル−2−ピロリドン      10部ジエチレング
リコール         20部ポリエチレングリコ
ール#200   15部水            
               55部ブラックインク
(組成) C,1,フードブラック2         2部N−
メチル−2−ピロリドン     10部ジエチレング
リコール        20部ポリエチレングリコー
ル#200    15部水            
                55部実施例および
参考例の被記録材の評価結果を第1表に示した。第1表
における各評価項目の測定は下記の方法に従った。
(1)インク定着時間は、記録実施後被記録材を室温下
に放置し、記録画像に指触したときに、インクが乾燥し
て指に付着しなくなる時間を測定した。
(2)ドツト濃度は、JIS  K7505を印字マイ
クロドツトに応用してサクラマイクロデンシドメーター
PDM−5(小西六写真工業製)を用いて黒ドツトにつ
き測定した。
(3)OHP適性は、光学機器の代表例として測定した
もので、記録画像をOHPによりスクリーンに投影し、
目視により観察して判定したもので、非記録部が明るく
、記録画像のOD(オプチカルデンシティ)が高く、コ
ントラストの高い鮮明で見やすい投影画像の得られるも
のを○、非記録部がやや暗(、記録画像のODがやや低
(、ピッチ巾0.5mm、太さ0 、25 m mの線
が明瞭に判別できないものを△、非記録部がかなり暗(
、記録画像のODがかなり低く、ピッチ巾1 m m 
太さ0 、3 m mの線が明瞭に判別てきないものあ
るいは非記録部と記録画像の見分けがつかないものを×
とした。
(4)直線透光率は、323型日立自記分光光度計(日
立製作所製)を使用し、サンプルから受光側のマドまで
の距離を約9cmに保ち、分光透過率を41定し、前記
(1)式により求めた。
(5)搬送性は、被記録材をA4版の大きさに裁断し、
インクジェットプリンター(キャノンA1210)にか
け、A4版のプリント終了までに、被記録材が動かなく
なった回数で評価し、一度も止まらなかったものを○と
し、た。
(6)耐指紋性は、被記録材の記録表面に両手の指10
本を押つけ、表面に残った指紋の数で評価し、指紋の残
らなかったものを○とした。
(7)耐ブロッキング性は、被記録材をA4番の大きさ
に裁断し、50枚を重ねてその上に板を置き、10kg
の荷重をかけ、1箇月室内に放置した後、荷重を除き、
フィルムのブロッキング状態を観察した。ブロッキング
が全くないものを○で、ブロッキングしたものを×とし
て表した。
(8)製造巻き取り時耐ブロッキング性は、製造過程上
1層毎の塗ニー乾燥−巻き取りの際、次の塗工時に巻き
戻す際に前塗工層がブロッキングによりはがれないもの
を○とし、ブロッキングによりはがれたものを×とした
(9)成形裁断時スベリ性は、被記録材を50枚重ねて
裁断した際に裁断面がスムースであるものを○とし、裁
断面がスムースでないものを×とした。
比較例1〜6 粉体を記録面となる面上に付与したことを除き実施例1
〜6と同様にして、比較用被記録材を作成し、これにつ
いて実施例1〜6と同様なイクジエット記録を実施した
。実施例1〜6と同様にして行なった記録特性の評価結
果を第1表に示した。
■−」−一表 夾一施一伝 L2   旦  生  旦  q 20°C85%RH30秒 30秒 30秒 30秒 
30秒 30秒d   76%  71%  73% 
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 ○ ○  ○ ○ ○製造巻き取持 1立むLl 000 000 成形裁断時 Lニエ上   ○ ○ ○  ○ ○ ○ルー較−例 ±  23   土  1  」 イ身ワ4I創赤間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基材と、該基材の少なくとも一方の面に記録層を有する
    被記録材において、両側の面が粉体よりなる層を有して
    いることを特徴とする被記録材。
JP582386A 1986-01-13 1986-01-13 被記録材 Pending JPS62162587A (ja)

Priority Applications (1)

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JP582386A JPS62162587A (ja) 1986-01-13 1986-01-13 被記録材

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JP582386A JPS62162587A (ja) 1986-01-13 1986-01-13 被記録材

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Family

ID=11621790

Family Applications (1)

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JP582386A Pending JPS62162587A (ja) 1986-01-13 1986-01-13 被記録材

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JP (1) JPS62162587A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0196650A (ja) * 1987-10-08 1989-04-14 Fuji Photo Film Co Ltd 画像形成用シート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0196650A (ja) * 1987-10-08 1989-04-14 Fuji Photo Film Co Ltd 画像形成用シート

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