JPS62162076A - 脱臭用担持体 - Google Patents

脱臭用担持体

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JPS62162076A
JPS62162076A JP368186A JP368186A JPS62162076A JP S62162076 A JPS62162076 A JP S62162076A JP 368186 A JP368186 A JP 368186A JP 368186 A JP368186 A JP 368186A JP S62162076 A JPS62162076 A JP S62162076A
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chitosan
copper
polyacrylic acid
complex
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JP368186A
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斎藤 元泰
山路 敬三
佐藤 夏美
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Kohjin Holdings Co Ltd
Kohjin Co
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Kohjin Holdings Co Ltd
Kohjin Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の分野) 本発明は、硫化水素ある込はアンモニア系臭気物質の脱
臭能を有するキトサン/ポリアクリル酸/銅からなるコ
ンプレックスを収率よ〈パルプ、紙、繊維等の基材に定
着せしめる方法、形成される錯体及びその用途に関する
(従来の技術) 従来、ポリアクリル酸/銅の錯体は、硫化水素あるいは
アンモニア等に容易に作用して無臭化させる脱臭能を有
するため、パルプ、紙、繊維等の基材に定着させて脱臭
材として使用する事が検討されてきた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、ポリアクリル酸/銅の錯体とパルプや繊
維等とを単に混合して定着させたものは基材と錯体との
親和性が弱いため、使用条件によっては錯体が脱離する
という欠点があった。
又、前記錯体とアンモニアとが反応してアンモニウム錯
体になりた場合、水に易溶となるため、前記の錯体を基
材に定着にしたものに水が接触した場合、銅錯体が溶出
するという欠点も存在していた。
このような欠点を有するため、例えば紙おむつ、脱臭包
装紙、脱臭繊維への応用が困難であシ、これらの欠点の
解決が望まれていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は以上の要求を実現すべく銅錯体をセルロー
ス、アクリル繊維、ポリフラール繊維等へ担持する方法
を鋭意検討した結果錯体を担持させようとする担持基材
の表面に基材と親和性の良いポリマー例えば、キトサン
を沈着させた後、ポリアクリル酸/銅の錯体を定着させ
ると錯体がキトサンとさらにコンプレックスを造るため
基材に対して極めて効率よく、強固に定着できることを
見い出し、本発明に到達したものである。即う。
■)担持用基材の表面に、まずキトサンを沈着させた後
ポリアクリル酸/銅の金属錯体の分散液を混合あるーは
接触させることを特徴とする担持用基材表面へのキトサ
ン/ポリアクリル酸/銅コンプレックスの定着方法。
■)それぞれモル組成化が171〜10部10.5〜1
0部であることを特徴とするキトサン/ポリアクリル酸
/銅から成るコンプレックス。
■)基材にキトサン/ポリアクリル酸/銅のコンプレッ
クスを固定化した固定化物を含有することを特徴とする
アミン系臭気の脱臭材料である。
以下に本発明の定着方法及び錯体の製造方法について説
明する。
まず、キトサンを希薄水溶液に基材を浸漬した後、苛性
アルカリ等を加えてm=7〜10に中和することによシ
基材表面にキトサン層を設ける。
次−でこの溶液系の中にポリアクリル酸/銅の錯体の粉
末又は水分散液を加え、よく攪拌した後、基材を炉別し
、更に水洗・乾燥する。
基材上へのキトサンの定着方法としては、キトサンと酢
酸・塩酸等の希薄溶液と基材を混合後、水酸化ナトリウ
ムあるいはカリウムの希釈水溶液でP)(7゜θ〜10
.0に中和するとキトサンは当該基材上へ収車よく沈着
する。
用いるキトサンはキチンを脱アセチル化することによシ
得られる塩基性多糖類であり、通常入手できるグレード
で良い。
また、ポリアクリル酸も通常入手できるグレードのもの
で良い。
Iリアクリル酸/銅錯体は、ポリアクリル酸水溶液に水
酸化銅等の形で銅イオンを加えることによシ容易に得る
ことができる公知物質である。
使用するキトサン量は基材の量、形状及び定着すべきキ
トサン/ポリアクリル酸/銅の量によシ任意で良い。基
材1部に対しキトサンo、ooi〜0.5部、好ましく
はo、oos〜0.1部が良い。
キトサン/ポリアクリル酸/銅の基材への定着方法ハセ
ルロース、ポリフラール繊維、アクリル繊維、ポリエス
テル等の基材と親和性のあるキトサンをまず基材の表面
層へ沈着等の手段で定着させた後、小量の水に分散させ
たポリアクリル酸/銅の錯体を混合することによシ行な
われる。
また、/ リアクリル酸及び銅との組成比はポリアクリ
ル酸、1モルに対し、銅は0.1モル〜1.0モルが好
しい。キトサンとポリアクリル酸の量との関係はキトサ
ン1部に対し、ポリアクリル酸、10〜0.01部の範
囲、好しくは5〜1部が好しい。
(作用及び効果) 生成した銅の錯体の組成はキトサン/ポリアク9ル酸/
銅のコンプレックスとなっているため、アンモニア類と
接触し、銅がアミン錯体となっても1部キトサンと配位
している部分が残存するので銅アミン錯体の溶出が抑制
され、銅錯体の溶出をきらう用途には好しい物性を有す
る。
また、キトサン/ポリアクリル酸/銅のコンプレックス
が担持用基材の表層部に分布しているため単位重量当り
のキトサン/ポリアクリル酸/銅コンプレックスの表面
積が大きく、バルクが占有している空間全域に存在する
こととなシ、脱臭効果のように悪臭と接触するコンプレ
ックスの広い表面積が要求される場合には好しい。
(実施例) 以下に実施例によシ具体的に説明するが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
尚本実施例の中で用いた銅錯体の定量法及び担持体の脱
臭活性の評価は以下の方法によった。
(1)  銅の定量方法 測定試料111を秤量後、ルツかにて灰化し、硝酸に溶
解後原子吸光法によ)錯体中の銅の定量をおこなった0 QI)  臭気ガス減少効果測定法 基材に銅錯体を定着した担体1.OIを長さ80咽、内
径15mのガラス管にほぼ均一に充填し、その一端のガ
ス導入口へ所定濃度の臭気ガスを含有する空気約5ノを
導入し、他端の出口よ〕出た空気の臭気ガス濃度を測定
し、この処理前後の臭気ガス濃度差を臭気ガス減少効果
とした。
実施例1 溶液500gをよくほぐしたパル7’100#に加え、
系が均一になるまでよく混練した後、1重量%の苛性カ
リを加え系の−を7.0に調整した。
別に水酸化銅15.9を60ccの水に溶解した液と2
5係のポリアクリル酸水溶液90gとを混合し得られた
ポリアクリル酸/銅錯体の分散液を前記のパルグ混練系
に加え1時間混合攪拌した後、A?ルプを炉別し、脱水
後11の水で洗浄する。
脱水後、60℃で10Hr乾燥し、銅/ポリアクリル酸
/キトサンコンプレックスを担持したノ4ルプ137.
2Nを得た。
この担持体1gをとり、銅の定着量を測定したところ7
.05%であった。
このノJ?ルプ19をとシ、前記臭気ガス減少効果測定
法(気相法)によシ硫化水素ガス減少効果とアンモニア
ガス減少効果を測定した。
以上の結果を別表1の実施例1に示した。
実施例2〜7 キトサン0.5〜2.0重量係、酢酸i、o*を含有す
る水溶液1oooIIをよく水洗し解繊した別表1に示
した各種繊維100Iに添加して系が均一になる迄混練
し、次りで1重量%苛性ソーダ水溶液を加え系の−を6
.7〜7゜0に調整後、別表1に示したように水酸化銅
/ポリアクリル酸の比率を変えた以外は実施例!と同一
の方法にて合成した銅/アクリル酸の錯体を加え、混合
攪拌後繊維を炉別し、水洗・乾燥してそれぞれ銅/ポリ
アクリル酸/キトサンコンプレックスの担持体を得た。
これらの担持体について、それぞれ銅/ポリアクリル酸
/キトサンコンプレックス中の銅の付着量、それらによ
る二硫化水素ガス、及びアンモニアガスの減少効果を測
定した。
これらの結果を別表1に示した。
実施例8 シート状/?ルグにキトサン水溶液を沈着させる際、混
練するかわ)に含浸・圧搾を10回くりかえした他は実
施例2〜7と全く同様に処理して、銅/ポリアクリル酸
/キトサンコンプレックスの担持体を得た。
この担持体中の銅の付着量、及びこの担持体による二硫
化水素ガスアンモニアガスの減少効果を測定し、その結
果を別表1に示した。
比較例1 実施例1において、第一処理工程であるキトサン水溶液
による処理を行なわなh他は実施例1と全く同様にして
ノクルプにポリアクリル酸/銅錯体処理を行な旨、水洗
・脱水・乾燥して処理パルプを行なった。
このパルプについて、銅の定着量を測定したところ、0
.1%以下であシ、大部のポリアクリル酸/銅錯体は定
着していなかりた。
比較例2 比較例1と同様にして/4’ルゾにポリアクリル酸/銅
錯体処理を行なった後、水洗をしないで、水分付着量S
OSになる迄圧搾脱水し、次いで80℃の熱風乾燥機に
よシ乾燥し、ポリアクリル酸/銅錯体が付着した青色の
ノ4ルグを得た。
この・9ルグについて銅の定着量を測定し九ところ、2
.3チであ)、実施例1の相I:九τ付着量が著しく小
さかった。
又、このパルプ1011を10mX10I:rllの四
辺形に並べ、これによく絞った1 01MX 10 c
m大。
水濡れの金巾、更にその上に10cmX 10cm硝子
板を介して1kgの分銅を載せ、3時間放置したところ
金巾はパルプに付着しているポリアクリル酸/銅錯体の
青色で汚染されていた。
以上のように、ポリアクリル酸/銅錯体を付着する前に
キトサン処理をしていないものは、水洗に耐える定着が
出来ず、敢えて静かに付着せしめても、水分に触れると
溶出し、接触物を汚染する程耐水性が不良である。
これに対して本願発明のキトサンを用いた定着体は水洗
しても脱落せず、更に、数千ppmの臭気物質は数百p
pmに低下し、数百ppm程度の臭気ガスは検知し得な
い程度に脱臭されているように優れた脱臭効果を有する

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、担持用基材の表面にまずキトサンを沈着させた後、
    ポリアクリル酸/銅の金属錯体の分散液を混合あるいは
    接触させることを特徴とする担持用基材表面へのキトサ
    ン/ポリアクリル酸/銅コンプレックスの定着方法 2、担持用基材をキトサンの酸性水溶液に浸漬した後、
    液をアルカリ性にすることにより、担持用基材表面にキ
    トサンを沈着させることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項の基材へのキトサン/ポリアクリル酸/銅コンプレ
    ックスの定着方法3、担持用基材が、セルロース誘導体
    、ポリビニールアルコール誘導体、ポリアクリル繊維で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項のキトサン
    /ポリアクリル酸/銅コンプレックスの定着方法 4、それぞれモル組成比が1/1〜10部/0.5〜1
    0部であることを特徴とするキトサン/ポリアクリル酸
    /銅から成るコンプレックス 5、キトサン/ポリアクリル酸/銅コンプレックスの固
    定化物を主成分とすることを特徴とするアミン系臭気及
    び二硫化水素含有臭気の脱臭材料
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63200837A (ja) * 1987-02-17 1988-08-19 Mishima Seishi Kk 脱臭方法
JPS6461572A (en) * 1987-09-02 1989-03-08 Nitta Gelatin Kk Treatment of fiber product
JPH01121058A (ja) * 1987-11-05 1989-05-12 Kohjin Co Ltd 脱臭性組成物
WO2001034897A1 (fr) * 1999-11-11 2001-05-17 Moritoshi Co., Ltd. Agent de traitement de fibres et fibres

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WO2001034897A1 (fr) * 1999-11-11 2001-05-17 Moritoshi Co., Ltd. Agent de traitement de fibres et fibres

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