JPS62160480A

JPS62160480A - 絵柄付きホログラム形成方法

Info

Publication number: JPS62160480A
Application number: JP274886A
Authority: JP
Inventors: Shigehiko Tawara; 茂彦田原; Yoshiharu Yui; 油井　喜春
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1986-01-09
Filing date: 1986-01-09
Publication date: 1987-07-16
Anticipated expiration: 2010-10-09
Also published as: JPH0792634B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（従来技術）ホログラムは、物体からの光の波面を光の干渉部として
利用し、立体的な画像を再生しうるものである。

このようなホログラムは、製造に高度な技術を要すると
ころから、偽造防止の手段としてクレジットカード、バ
ンクカード等のカード類、証券、証書、商品券等の金券
類、の一部に設けたり、開封防止の手段として封書類に
設けられている。また、装飾用として外観の目新しさを
狙って雑誌、本、レコードジャケット、パッケージ、衣
類等に設けられている。

ホログラムは上記のように様々な被着体へ設けられてい
るが、多くの場合その製法からくる色彩的制限、すなわ
ちホログラム全体の色彩は。

光反射性金属層によって決′まってしまい、通常は光反
射性金属層としてアルミニウムを用いることから銀白色
に限られてしまうことより、被着体との調和が取れず被
着体のデザインにも制約を生じさせていた。そこで、こ
の欠点を解消すべく、被着体に設けられたホログラムに
被着体デザインと調和した自由な絵柄を印刷法によシ設
けることが、種々試みられてきたが、多くの場合、技術
的に困難であり、かつ、得られた製品の品質も一定せず
、量産には不適であった。

（発明が解決しようとする問題点）本発明は、上記従来の欠点に鑑みてなされたものである
。すなわち、被着体のデザインに合い、かつ、ホログラ
ムと同調した絵柄をホログラムに効率よく設けることが
できる絵柄付きホログラム形成方法を提供するものであ
る。

（問題点を解決するための手段）本発明は、支持体としての剥離シート上に、絵柄層、接
着剤層が順次積層してなる絵柄転写シートと、被着体に
設けられたホログラムとを、接着剤とホログラム表面と
が接するようにして加熱加圧、または圧着して、ホログ
ラム表面上に絵柄層を転写して設けることを特徴とする
絵柄付きホログラム形成方法である。

本発明に係る絵柄゛転写シートは、剥離シート上に絵柄
層、接着剤層が順次積層してなるが、必要に応じて、剥
離シートと絵柄層の間に、剥離層または保護層あるいは
この両者が設けられていてもよいし、また、絵柄層と接
着剤層の間にアンカ一層を設けてもよい。

以下、本発明を図面に示す具体例について説明する。

本発明に係る絵柄転写シート１は、その断面図が第１図
に示されるように、剥離シート２上に、絵柄層３および
接着剤層４が順次積層され構成されている。また別の具
体例である絵柄転写シート１は、その断面図が第２図で
示されるように、剥離シート２と絵柄層３との間には、
μ 剥離層５および保護層６がこの順やで設けられ、。

更に、絵柄層３と接着剤層４の間にはアンカ一層７が設
けられている。

支持体としての剥離シート２としては、その表面が、絵
柄層３またはその上に必要に応じて設けられた剥離層と
容易に剥離可能に粘着する程度の剥離性を有するシート
状物が広く用いられる。例えば、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリプロンピレン、ポリエチレン、ポリアミド
、ポリスチレン等のプラスチックフィルム、これらのフ
ィルムに離型剤を塗布した剥離性フィルム、更には上記
の如きフィルムをラミネートしたクラフト紙、グランン
紙、パーチメント紙、更にはこれらのフィルムや紙にシ
リコン処理な施したもの等がいずれも使用できる。この
ような剥離シート２の厚さは、適当な強度を有すればよ
く、１〜２００μｍ程度である。

絵柄層３は、被着体のデザインと転写するホログラムに
合わせ様々な絵柄を選択でき、例えば、■通常の印刷模
様、■全面ベタ模様、■白ぬき（窓あき）があるベタ模
様、■ロゴ、数、記号、地紋、マーク、■偽造防止用の
暗証番号、パターン等が用いられる。上記の絵柄は、使
用するインキの顔料および染料の選択、もしくはインキ
塗布厚により、ホログラムを隠蔽または透視可能にと、
その着色程度を変化させることができる。勿論透明であ
ってもよい。

このような絵柄層は、剥離シートまたは、その上に必要
に応じて設けられた。剥離層または保護層上に、フルタ
スクリーン印刷法、オフセット印刷法、活版印刷法、静
電印刷法等の一般印刷法または、グラビアコート法、ダ
イコート法、ロールコート法、ナイフコート法等の慣用
コーティング方法によシ、各方法に使用できうるインキ
で、ホログラムに対する隠蔽効果を考慮して、適宜な塗
布厚で形成される。

接着剤層４は、絵柄層２とまたは必要に応じて設けられ
るアンカ一層７とホログラム表面、多くの場合は合成樹
脂とを接着させるものであり、接着剤としては、感熱接
着剤または粘着剤が用いられる。これら接着剤はホログ
ラムを形成している光反射性金属層、多くの場合はアル
ミニウムにひび割れを生じさせない温度で接着できうる
ものであシ、かつ、接着後はホログラム透視可能な程度
の透明性を有していなければならない。

ここで、好ましい感熱接着剤としては、例えば、ポリイ
ソプレンゴム、ポリイソブチルゴム、スチレンブタジェ
ンゴム、ブタジェンアクリロニトリルゴム等のゴム系樹
脂、（メタ）アクリル酸エステル系樹脂、ポリビニルエ
ーテル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル酢酸
ビニル共重合体系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキン系樹脂、ウレ
タン系樹脂、ポリ塩素化オレフィン系樹脂、ポリビニル
ブチラール系樹脂等の主剤に必要に応じて、軟化剤、充
填剤、老化防止剤等の添加剤を添加して作成される感熱
接着剤が使用でき、粘着剤としては、例えばアクリル樹
脂、アクリル酸エステル樹脂、又は、これらの共重合体
、スチレンブタジェン共重合体、天然ゴム、カゼイン、
ゼラチン、ロジンエステル、テルペン樹脂、フェノール
系樹脂、スチレン系樹脂、クロマンインデン樹脂、キン
レン。

脂肪族系炭化水素、ポリビニールアルコール、ポリメチ
レンオキシド、ポリメチレンオキシド、ポリエチレンス
ルホン酸等を主剤とし、前記の添加剤等を必要に応じて
添加した粘着剤が使用できる。

このような接着剤に必要に応じて有機溶剤を添加して粘
度を調整して、例えば、ロールコーティング、グイコー
ティング、ナイフコーティング、グラビアコーティング
等慣用のコーティング方法により、絵柄層３または必要
に応じて設けられるアンカ一層７上に塗布厚０．５〜２
０μで形成される。

剥離層５は剥離シート２と絵柄層３との間に剥離性を与
え、しかも転写後の絵柄層の保護の役割を果している。

剥離層５としては、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂
、ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂
、オレフィン系樹脂、アミド系樹脂、エポキシ系樹脂な
どの従来剥離層としての既知のものが広く使用できる。

この剥離層の膜厚は、０．０５〜１０μｍ望ましくは０
．２〜２μｍ　であることが好ましい。

なお絵柄層が上記の剥離層としての役割を果す場合には
、基本的には剥離層は不要である。

保護層６は、絵柄層３と剥離層５との間に接着性を高め
、しかも絵柄層の耐久性を与える役割を果している。保
護層としては、硬化型アクリル系樹脂、セルロース系樹
脂、ビニル系樹脂。

ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、オレフィン系樹
脂、アミド系樹脂、エポキシ系樹脂などの従来保護層と
して既知のものが広く使用できる。この保護層の膜厚は
、０．０５〜１０μｍ、望ましくは０．２〜２μｍであ
ることが好ましい。

アンカ一層７は、絵柄層３と接着剤層４との間に接着性
を高める役割を果している。アンカ一層７としては、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル系樹脂、ウレ
タン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂、な
どの従来アンカ一層として既知のものが広く使用できる
。

このアンカ一層の膜厚は、０．０２〜１０μｍ、望まし
くは０．２〜２μｍであることが好ましい。

上記のようにしてなる本発明に係る絵柄転写シートと、
被着体に転写または貼り合わせ罠より設けられているホ
ログラムとを、接着剤６とホログラム表面が接するよう
にして、転写装置ダラムを形成する。

転写条件としては、加熱加圧の場合には、ホログラムを
形成している反射性金属膜層にヒビ圧力５〜２０１１時
間１〜３秒によシ転写し、加圧の場合は圧力５〜２０鷲
、時間１〜５秒により転写する。

また、転写スピードすなわち被転写体の送シ速度、搬出
速度、スタンパ−上下速度、転写ロール速度等は、被転
写体の形状により異なるが、少なくとも絵柄転写シート
は連続シートであるから、効率のよい連続転写が可能と
なる。

更に本発明においては、図３に一構成例が示される絵柄
転写ラベルも使用できる。

同図に示される絵柄転写ラベル１１は基材シート１２上
に、絵柄層３、粘着剤層１３、剥離紙１４、の順に積層
して構成される。基材シート１２は絵柄層３を保護する
と共に全体の醜械的強度を上げる働きをしており、その
材質としては、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、アクリ
ル系樹脂、エポキシ系樹脂、アミド系樹脂、ウレタン系
樹脂等が用いられ、またその膜厚は１〜５００μｍであ
ることが好ましい。

ム系等の一般的な粘着剤が広く用いられる。この粘着剤
は弾性体に粘着付与剤を添加してなシ、弾性体として、
ポリイソプレンゴム、ポリイソブチルゴム、ＳＢＪ　ブ
タジェン・アクリロニトリルゴム等のゴム系、アクリル
酸エステル系、ポリビニルエーテル系等が挙げられ、粘
着付与剤として、ポリテルペン樹脂、ガムロジン、ロジ
ンエステル及びロジン誘導体、油溶性フェノール樹脂、
クマロンインデン樹脂、石油系炭化水素等が挙げられる
。粘着付与剤の他に、軟化剤、充填剤、老化防止剤等を
加えてもよい。粘着剤層１３の膜厚は０．１〜５０μｍ
であることが好ましい。

剥離紙１４としては、シリコン系樹脂、ワックス、パラ
フィン類等を紙又はフィルム等の基材に塗工したものが
用いられる。

上記の如く構成される絵柄転写ラベル１１は適当な大き
さに切断形成され、剥離紙１４を剥がして、ホログラム
表面上に粘着剤１３を介して貼付することによシ絵柄を
ホログラム上に転写し、本発明による絵柄付きホログラ
ムを形成する。

（作用効果）本発明の絵柄付きホログラム形成法は上記の特徴を有す
ることから、以下のような効果を有する。

（１）本発明により形成された絵柄付きホログラムは、
被着体のデザインに合わせた自由な絵柄を有することに
より、極めて装飾的価値の高いホログラムとなる。

（２）更に、絵柄とホログラムとが同調した特有の視覚
的効果を奏することにより、ホログラム自体の改ざんは
もとより、被着体の偽造も不可能となり、極めて高い偽
造防止性を有する。

（３）通常ホログラムは、転写装置等を使用し転写また
は貼り合せによ）被着体に設けられる。

本発明の絵柄付きホログラム形成方法によれば、ホログ
ラムの被着体への転写または貼シ合せに使用した転写装
置等が、そのまま使用でき、工程、使用装置の簡略およ
び作業能率の大巾な向上が可能となる。

（４）また、ホログラムの転写または貼り合わせに使用
した装置が、そのまま使用できることによシ、本発明の
方法によれば全てのホログラムに絵柄を形成することが
可能となる。

以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。

実施例１剥離シートとしての厚み２５μのポリエチレンテレフタ
レートフィルムＫ、保護層兼剥離層として下記の配合割
合からなる剥離層形成用組成物（１）を使用してグラビ
アリバースコートによって剥離層（厚さ０．５μ）を形
成した。

次に、上記の剥離層の上に、下記の配合割合からなるイ
ンキ組成物（２）を使用して、シルクスクリーン印刷に
よって、多色の隠蔽性の高い不透明な絵柄層を形成した
。

次に、上記の絵柄層上に、下記の配合割合からなるアン
カー用組成物（３）を使用してグラビアリバースコート
によって、厚さ１μのアンカ一層を形成した。

次Ｋまた。上記アンカ一層上に、下記の感熱接着剤（４
）を乾燥時厚さ約５μに塗布し、乾燥して絵柄転写シー
トを作成した。

次に、上記で得た絵柄転写シートの感熱接着剤の面とク
レジットカード表面に転写されたホログラムの表面とを
重ね合わせ、その両者を、温度１３０℃、圧力１０〜の
条件で０．５〜１秒間加熱加圧し、次に転写シートの剥
離シートを剥離層面から引剥して、絵柄をホログラム上
に転写して、絵柄付きホログラムを形成した。このもの
は、ホログラムの偽造防止が困難なことから、偽造防止
効果を有し、かつ、カードのデザインとホログラム上の
絵柄が調和した極めて美麗なるもので、より偽造防止効
果を高めた。

（１）剥離層形成用組成物（２）インキ組成物（３）アンカー用組成物（４）接着剤実施例　２剥離シートとしての厚み２５μのポリエチレンテレフタ
レートフィノνムに、保護層兼剥離層として下記の配合
割合からなる剥離層形成用組成物（１１を使用してグラ
ビアリバースコートによって剥離層（厚さ０．５μ）を
形成した。

次に、上記の剥離層の上に、下記の配合割合からなるイ
ンキ組成物（２）を使用して、シルクスクリーン印刷に
よって、多色の透光性に着色された絵柄層を形成した。

次にまた。上記アンカ一層上に、下記の粘着剤層用組成
物（４）を乾燥時厚さ約５μに塗布し。

乾燥して絵柄転写シートを作成した。

次に、上記で得た絵柄転写シートの粘着剤の面と商品券
表面に転写されたホログラムの表面とを重ね合わせ、そ
の両者を圧力１０１の条件で１〜５秒間加圧し、次に転
写シートの剥離シートを剥離層面から引剥して、絵柄を
ホログラム上に転写して、絵柄付きホログラムを形成し
た。このものは、ホログラムの偽造防止が困難なことか
ら、偽造防止効果を有し、かつ、商品券のデザインとホ
ログラム上の絵柄が調和した極めて美麗なるもので、よ
り偽造防止効果を高めた。

（１）剥離層形成用組成物（２）インキ組成物（３）アンカー用組成物（４）粘着剤層用組成物

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明に係る絵柄転写シートの断
面図であり、第３図は絵柄転写ラベルの断面図である。１・・・・・・・・・絵柄転写シート２・・・・・・・・・剥離シート３・・・・・・・・・絵柄層４・・・・・・・・・接着剤層５・・・・・・・・・剥離層６・・・・・・・・・保護層７・・・・・・・・・アンカ一層１１・・・・・・・・・絵柄転写ラベル１２・・・・・
・・・・基材シート１３・・・・・・・・・粘着剤層１４・・・・・・・・・剥離紙

Claims

【特許請求の範囲】

支持体としての剥離シート上に、絵柄層、接着剤層が順
次積層してなる絵柄転写シートと、被着体に設けられた
ホログラムとを、接着剤とホログラム表面とが接するよ
うにして加熱圧着または圧着して、ホログラム表面上に
絵柄層を転写して設けることを特徴とする絵柄付きホロ
グラム形成方法。