JPS62159359A - 光記録読み取り方法 - Google Patents

光記録読み取り方法

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JPS62159359A
JPS62159359A JP61000677A JP67786A JPS62159359A JP S62159359 A JPS62159359 A JP S62159359A JP 61000677 A JP61000677 A JP 61000677A JP 67786 A JP67786 A JP 67786A JP S62159359 A JPS62159359 A JP S62159359A
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dye
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optical recording
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JP61000677A
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English (en)
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Takashi Nakagiri
孝志 中桐
Yukio Nishimura
征生 西村
Toshiaki Kimura
木村 稔章
Takeshi Eguchi
健 江口
Yoshinori Tomita
佳紀 富田
Hiroshi Matsuda
宏 松田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ジアセチレン誘導体化合物を含有する光記録
媒体の光記録読み取り方法に関し、特に光書き込み手段
として800〜900nmの赤外線レーザーを、光記録
読み取り手段として550〜750nmの可視光を用い
た光記録読み取り方法に関する。
(従来の技術) 最近、オフィスオートメーションの中心的な存在として
光ディスクが注目を集めている。光ディスクは一枚のデ
ィスク中に大量の文書、文献等を記録保存できるため、
オフィスにおける文書等の整理、管理が効率よ〈実施で
きる。この光デイスク用の記録媒体としては、各種のも
のが検討されているが、価格、製造の容易さから有機材
料を用いたものがt1目されている。
このような記録媒体用の有機材料として、ジアセチレン
誘導体化合物が知られており、該化合物の熱変色性に若
目し、レーザー記録媒体として用いる記録技術が特開昭
56−147807号に開示されている。しかし、この
明細書中には、どのようなレーザーを用いたか、あるい
は用いるべきかの記載がなく、単にレーザーを用いて記
録を実施したとの記載に留まっている。
本発明者らは、種々のレーザーを用いてこのジアセチレ
ン誘導体化合物のレーザー記録につき検討した結果、ア
ルゴンレーザー等の大型かつ高出力のレーザーを用いれ
ば熱変色記録が可能なものの、小型で比較的低出力の半
導体レーザー(波長800〜900r+m)を使用した
場合にはレーザー記録が実施できないことを確認した。
しかし、光ディスク等の実用的な記録媒体としては、小
型で抵出□力の半導体レーザーにより光書き込みが可能
でかつ読み取りについても発光ダイオードや小型レーザ
ーで実施可能なことが要請される。
一方、特開昭59−41363号および特開昭59−1
46061号には、各種のピリリウム染料:チオピリリ
ウム染料およびセレナピリリウム染料が開示され、これ
ら染料を含有する有機被膜が半導体レーザーの輻射波長
領域の輻射線を吸収し発熱するので、レーザーエネルギ
ーによりピットを形成するいわゆるヒートモード記録が
実施できることを開示している。しかし、記録媒体の表
面に物理的なビットを形成して記録を実施する場合には
、初期の記録媒体表面が十分に平滑であると同時に記録
後においても記録媒体の表面に傷を付けないようト分な
注意が必要となるとともに、特に、高密度、高感度で高
速の光書き込みを実施し、かつその古き込まれた記録を
精度良く読み取ることは比較的困難であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明はかかる従来技術の問題点を解決するためになさ
れたものであり、本発明の目的は小型軽量な半導体レー
ザーにより光書き込みが可能で、かつ小型軽量な可視光
発光体の光照射により読み取りが可能な光記録読み取り
方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、高密度、高感度で高速記録が可能
で、かつ高速、高蹟度な読み取りが可能な光記録読み取
り方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、安定性に優れ、高品質な光記
録画像を得ることのできる光記録読み取り方法を提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段) すなわち、本発明の光記録読み取り方法は、ポリジアセ
チレン誘導体化合物と、ピリリウム染料、チオピリリウ
ム染料およびセレナピリリウム染料からなる群より選ば
れた一種以上とを含有してなる記録層を有する光記録媒
体に、800〜900nunの赤外線を記録情報に応じ
て照射し、記録層の照射部を変色させる工程と、該記録
層の変色部に550〜750nmの可視光を照射して記
録情報を読み取る工程とを有することを特徴とする。
本発明の方法に用いる光記録媒体に含有されるポリジア
セチレン誘導体化合物とは、下記一般式で表わされるジ
アセチレン話導体化合物(以下、Dへ化合物と略称する
) R−CiC−CiC−R1 (式中、lおよびR鳴よ、極性基;極性基で置換されて
もよい、アルキル基、シクロヘキシル基のような飽和脂
肪族化水素基;極性基で置換されてもよい、ビニル基、
プロペニル基のようなオレフィン系炭化水素基:または
極性基で置換されてもよい、フェニル基、ナフチル基、
アルキルフェニル基のような芳香族炭化水素基であり、
ここでいう極性シ、(としては、例えばカルボキシル基
またはその金属若しくはアミン塩、スルホン酸基または
その金属若しくはアミン塩、スルホアミド基、アミド基
、アミノ基、イミノ基、ヒドロキシ基、オキシアミノ基
、ジアゾニウム基、グアニジン基、ヒドラジン基、リン
酸基、ケイ酸基、アルミン酸基、ニトリル基、チオアル
コール基、ニトロ基およびハロゲン原子が挙げられる。
) を重合させて得られるものであり、通常、光記録媒体の
製造時には、OA化合物の形で光記録媒体中に含有され
、記録の実施に先立ち、紫外線を照射することにより重
合させ、記録に供される。
一方、本発明の方法に用いる光記録媒体に含有されるピ
リリウム染料、チオピリリウム染料およびセレナピリリ
ウム染料(以下、ピリリウム染料(式中、×は酸素原子
、イオウ原子またはセレン原子を表わし、R2、R3お
よびR4は各種の有機残基を表わし、Aは陰イオンを表
わす。) を有する化合物であって、 780〜900nmに吸収
ピークを有し、この波長の赤外光により発熱する化合物
である。このピリリウム染料類としては、代表的には下
記一般式(1)〜(3)で示される染料が例示される。
一般式(1) 一般式(2) 一般式(3) (式中 H5,H6、R7およびR8はフェニル、トリ
ル、キシリル、クロロフェニル、メトキシフニルなどの
置換若しくは未置換のアリール基または2−ピリジル、
3−ピリジル、2−フリル、2−チェニル、2−チアゾ
リル、3−カルバゾリル、2−キノリル、3−キノリル
、2−イミダゾリル、2−レビジル、3−メトキシ−2
−ピリジル、6−メチル−2−ピリジル、4.5−ジメ
チル−2−チアゾリル、4,5−ジフェニル−2−チア
ゾリル、4−フェニル−2−チアゾリル、9−エチル−
3−カルバゾリルなどの置換若しくは未置換の複素環基
を表わし、R5、R6、R7およびR[lのうちの少な
くとも一つは置換若しくは未置換の複素環基を表わす。
R9は水素原子、メチル、エチル、プロピル、ブチルな
どのアルキル基またはフェニル、トリル、キシリル、ク
ロロフェニル、メトキシフニルなどの置換若しくは未置
換のアリール基を表わす。Rはメチルまたはエチル基を
表わす。xlおよびx2は酸素原子、イオウ原子または
セレン原子を表わす。八は塩化物イオン、臭化物イオン
、ヨウ化物イオン、過塩素酸塩イオン、ベンゼンスルホ
ン酸塩イオン、P−トルエンスルホン酸塩イオン、メチ
ル硫酸塩イオン、エチル硫酸塩イオン、プロピル硫酸塩
イオンなどの陰イオンを表わす。) これらビリリウム染料類の代表的な具体例を以下に例示
する。但し、陰イオンについては、便宜1全て過塩素酸
イオンで代表させた。
本発明に用いる光記録媒体は、前記ポリジアセチレン誘
導体化合物と前記ビリリウム染料類とを含有してなるが
、該光記録媒体の具体的な構成としては、以下に示すよ
うな態様がある。但し、ポリジアセチレン誘導体化合物
については、ここでは重合前の0^化合物の形で表記す
る。
(1)光記録媒体を構成する記録層が、 DA化合物と
ビリリウム染料類とを混合して含有してなるもの(一層
混合系)。
(2)光記録媒体を構成する記録層が、OA化合物を含
有する層と、ビリリウム染料類を含有する輻射線吸収層
との二層からなるもの(二層分離系)。
(3)光記録媒体を構成する記録層が、OA化合物を含
有する層と、ビリリウム染料類を含有する輻射線吸収層
との交互多重積層構造からなるもの(多重積層系)。
なお、二層分a系および多重積層系においては、D^化
合物を含有する層と、ビリリウム染料類を含有する輻射
線吸収層の積層順序はいずれが記録層の表面側に位置し
てもよく、また、必要に応じてこのように構成される記
録層の上に各種の保護層を設けてもよい。
本発明に用いる光記録媒体の基板としては、ガラス、ア
クリル樹脂等のプラスチック板、ポリエステル等のプラ
スチックフィルム、紙、金属等の各種の支持材料が使用
できるが、基板側から輻射線を照射して記録を実施する
場合には、特定波長の記録用輻射線を透過するものを用
いる。
基板上に記録層を形成するには、代表的にはOA化合物
の微粉末および/またはビリリウム染料類を適当な揮発
性溶媒に分散もしくは溶解して塗布液を作成し、この塗
布液あるいはこれら塗布液を基板上に塗布する方法が採
用できる。塗布液には、基板との間あるいは各層間の密
着性を向上させるために、適宜天然若しくは合成高分子
からなる各種のバインダーを添加してもよい。また、記
録層の安定性1品質向上を計るために各種の添加剤を加
えてもよい。
好適なバインターとしては、広範な樹脂から選択するこ
とができる。具体的には、ニトロセルロース、リン酸セ
ルロース、硫酸セルロース、酢酸セルロース、プロピオ
ン酸セルロース、酪酸セルロース、ミリスチン酸セルロ
ース、バルミチン酸セルロース、酢酸プロピオン酸セル
ロース、酢酸酪酸セルロースなどのセルロースエステル
類;メチルセルロース、エチルセルロース、プロピルセ
ルロース、ブチルセルロースなどのセルロースエーテル
類;ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、
ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルピロリドンなどのビニル樹
脂類;スチレン−ブタジェンコポリマー、スチレン−ア
クリロニトリルコポリマー、スチレン−ブタジェン−ア
クリロニトリルコポリマー、塩化ビニル−酢酸ビニルコ
ポリマーなどの共重合樹脂類;ポリメチルメタクリレー
ト、ポリメチルアクリレート、ポリアクリル酸、ポリメ
タクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリアクリロニトリ
ルなどのアクリル樹脂類:ポリエチレンテレフタレート
などのポリエステル類:ポリ(4,4’−イソブロビリ
デンジフェニレンーコ−1,4−シクロヘキシレンジメ
チレンカーボネート)、ポリ(エチレンジオキシ−3,
3′−フェニレンチオカーボネート)、ポリ(4,4’
−イソブロピリデンジフェニレンカーボネートーコーテ
レフタレート)、ポリ(4,4’−イソプロピリデンジ
フェニレンカーボネート)、ポリ(4,4’−5ec 
−ブチリデンジフェニレンカーボネート)、ポリ(4,
4′−イソプロピリデンジフェニレンカーボネート−ブ
ロック−オキシエチレン)などのボリアリレート樹脂類
;ポリアミド類;ポリイミド類:エボキシ樹脂類;フェ
ノール樹脂類;およびポリエチレン、ポリプロピレン、
塩素化ポリエチレンなどのポリオレフィン類などを用い
ることができる。
塗布のために用いる溶媒は、使用するバインダーの種類
や、OA化合物およびビリリウム染料類をバインダー中
に含有させるに際して分散状態とするかあるいは非晶質
状態とするかによって適宜選択されるが、ビリリウム染
料類の好適な溶媒としてはメタノール、エタノール、イ
ソプロパツール等のアルコール類;アセトン、メチルエ
チルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類ニアセトニ
トリル等の脂肪族ニトリル類;クロロホルム、塩化メチ
レン、ジクロルエチレン、四塩化炭素、トリクロルエチ
レン等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類;等が挙げられ、
塩化メチレン、アセトニトリルが特に好適である。
DA化合物の好適な分散媒としては、長鎖のノルマル炭
化水素、四塩化炭素等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類が
挙げられる。
しかし、OA化合物は、結晶性が強い化合物なので、一
旦溶媒に溶解し、この溶液を基板上に塗布しても乾燥過
程で再結晶化が進行し、グレインが得られる。したがっ
て、分散液だけでなく、DA化合物の溶液を使用しても
よい。この場合の溶媒としては、ビリリウム染料類の溶
媒として挙げたものと同様なものが使用できる。
このような塗布液の基板への塗工は、スピナー回転塗布
法、浸漬コーティング法、スプレーコーティング法、ビ
ードコーティング法、ワイヤーバーコーティング法、ブ
レードコーティング法、ローラーコーチインク法、カー
テンコーティング法等の手法が用いられる。
記録層が一層混合系の場合は、その膜厚としては、50
0人〜2u1程度が適しており、特に1000〜500
0人の範囲が好ましい。記録層内のOA化合物とビリリ
ウム染料類との配合割合は、 l/15〜15/1程度
が好ましく、最適には I15〜lO/1である。
また、二層分離系の場合は、各層の膜厚としては、各々
 100人〜lp程度が適しており、特に200〜50
00人の範囲が好ましい。
多重積層系の場合は、各DA化合物層の膜厚の総和およ
び各ピリリウム染料類層のIIQ厚の総和が、各々 1
00人〜Ip程度が適しており、特に200〜5000
人の範囲が好ましい。
本発明の光記録読み取り方法においては、記録、再生に
供される上記のように構成された光記録媒体は、記録の
実施に先立ち、先ず記録層中のDA化合物を重合させる
。すなわち、D式化合物は。
初期にはほぼ無色透明であるが、記録層全体に紫外線を
照射すると重合し、ポリジアセチレン誘導体化合物へと
変化する。この重合は紫外線の照射等によって起り、単
に熱エネルギーを加えるだけでは生じない。この重合の
結果、記録層は620〜660nmに最大吸収波長を有
するようになり、青色乃至暗色へと変化する。この重合
に基づく色相の変化は不可逆変化であり、一度青色乃至
暗色へ変化した記録層は無色透明膜へとは戻らない。こ
のようにして、記録層中のD^化合物が重合しポリジア
セチレン誘導体化合物へと変化し、青色乃至暗色化した
記録層を有する光記録媒体が、本発明の方法に使用され
る。
この青色乃至暗色へ変化したポリジアセチレン誘導体化
合物は、約50℃以上に加熱すると今度は約540nm
に最大吸収波長を有するようになり、赤色へと変化する
。この変化も不可逆変化である。
本発明の光記録読み取り方法は、このようなポリジアセ
チレン誘導体化合物の変色特性を利用して光書き込みお
よび光記録読み取りを実施するものであり、以丁、この
本発明の光記録読み取り方法につき詳述する。
第1図は、本発明の光記録読み取り方法を実施するのに
用いる光記録再生装置の一例を示す模式図である。この
光記録再生装置は、光記録媒体1を所定位置にセットす
るための不図示の光記録媒体載置手段と、光記録媒体へ
情報を書き込むための情報書き込み手段と、光記録媒体
に書き込まれた記録情報を読み取るための情報読み取り
手段から構成されている。情報書き込み手段は、800
〜900nmの範囲内の波長の紫外線を放射する半導体
レーザー2、人力情報に応じて半導体レーザー2の発振
を制御する制御回路3および光学系(コリメートレンズ
4、ダイクロイックミラー5、反射板6、波長板7およ
び対物レンズ8)から構成されている。半導体レーザー
2としては、出力波長820〜840nmのGaAsの
接合レーザー、例えばIILP−1500(商品名、日
立製作所製出力波長830nm、最大出力10mW)を
使用するのが好適である。
一方、情報読み取り手段は、駆動回路9により制御され
、550〜750nmの範囲の波長の可視光を放射する
半導体レーザーまたは発光ダイオード10、出力回路1
1に接続するフォトディテクター12および光ピツクア
ップ光学系(光学系の大部分は、情報書き込み手段用の
光学系と共用しているが、独自のものとしてコリメート
レンズ13、偏光ビームスプリッタ14を有している)
から構成されている。
半導体レーザー10としては、650〜750r+m範
囲の波長の可視光を放射するもの、例えばGaAlAs
の1’N接合レーザーを使用するのが好適であり、発光
ダイオードlOとしては、 550〜75(inm範囲
の波長の可視光を放射するもの、例えばGa八へI’ 
、 GaP、GaAlAs等の接合ダイオードを使用す
るのが好適である。
人力情報は、fl+(J御回路3を経て半導体レーザー
2により光信号に変換される。この光信号は光学系を経
て、光記録媒体載置手段上に載置され、同期回転してい
る青色の記録層を有する光記録媒体の所定の位置に結像
される。結像位置は光記録媒体が一層混合系の場合は記
録層であり、二層分離系の場合はピリリウム染料類を含
存する輻射線吸収層である。結像点(部位)に存在する
ポリアセチレン誘導体化合物はこの波長のレーザービー
ムを吸収しないが、ピリリウム染料類はこのレーザービ
ームを吸収し発熱する。このピリリウム染料類の発熱が
隣接するポリアセチレン誘導体化合物に伝わり、ポリジ
アセチレン誘導体化合物が赤色へと変色する。かくして
入力情報に応じて記録層上の記録部位の色変化による光
書き込みが実施される。
一方、光記録読み取りは、 550〜750r+mの範
囲の波長の可視光を放射する半導体レーザーまたは発光
ダイオード10から放射される低出力の連続発掘光を使
用して実施する。この読み取り光は低出力である上、波
長が赤外域から外れているので、ピリリウム染料類を発
熱させない。したがって、この読み取り光によって読み
取り中に記録が実施されることはない。読み取り光は、
光記録媒体1の記録層表面に結像し、反射されるが、こ
の読み取り光の反射率は、記録部位(変色部位)とそう
でない箇所とでは異るので、この反射光を光ピツクアッ
プ光学系を通してフォトディテクター12の受光面にあ
てることにより、電気信号に変換し、出力回路11を介
して記録の再生読み取りが行われる。
光記録媒体としては、上述の例では円盤状のディスク(
光ディスク)が用いられたが、ポリジアセチレン誘導体
化合物およびピリリウム染料類を含有する記録層を支持
する基板の種類により、光テープ、光カード等も使用で
きる。
(発明の効果) 本発明の光記録読み取り方法の効果を以下に列挙する。
(1)記録層が800〜900nmの範囲内の波長の赤
外線を吸収するピリリウム染料類を含有しているので、
800〜900nmの赤外線を放射する小型軽量の半導
体レーザーを用いて光書き込みが実施でき、また550
〜750nmの範囲の波長の可視光を放射する小型軽量
の半導体レーザーや発光ダイオードにより読み取りが可
能である。
(2)光照射による記録層の色相の変化を利用した記録
、再生方法なので、高速、高密度、高感度な光書き込み
が実施でき、また高速、高精度な光読み取りが実施でき
る。
(実施例) 以下、本発明を実施例に基づきより詳細に説明する。
実施例1   ゛ 一般式C,2H25−c=c−c=c−c8H,6−c
ooHで表わされるジアセチレン話導体化合物の結晶微
粉末1重量部と前記の染料Ji5で表わされるビリリウ
ム染料1ffiffi部とを塩化メチレン4重量部中に
添加し、十分撹拌したものを塗布液として準備した。
次にガラス製のディスク基板(厚さ 1.5mm、直径
200a+m)をスピナー塗布機に装着し、前記塗布液
をディスク基板の中央部に少量滴下した後、所定の回転
数で所定の時間スピナーを回転させ塗布し、常温で乾燥
し、基板上の乾燥後の塗膜の厚みが500人、1000
人および2000人である光記録媒体をそれぞれ作成し
た。これら光記録媒体に254nmの紫外線を均一かつ
十分に照射し、記録層中のDA化合物を重合させ、記録
層を青色膜にした。
これら光記録媒体を第1図に示した記録装置を用い、入
力情報にしたがい以下の記録条件により記録書き込みを
実施した。
半導体レーザー(NLP−1500、日立製作所製)レ
ーザー波長:  830nm レーザービーム(多; 1μ レーザmmカニ  3a+W、 1ビツトあたりのレーザービームの照射時間:00ns 青色の光記録媒体表面にレーザービームを照射すると照
射部は赤色に変色し、記録書き込みが行われた。記録の
読み取りには、波長680nm、出力lnWの単導体レ
ーザーを読み取り光源として使用し、その反射光をフォ
トディテクター(PN接合フォトダイオード)で受光し
た。
記録書き込みの評価は次のようにして実施した。記録濃
度は、記録(赤色)部のオプティカルデンシティ−を測
定した。解像度および感度は、記録画像とレーザービー
ム径の対応を顕微鏡により観察して判定し、非常に良好
なものを◎、良好なものをO1記録ができないあるいは
対応の劣悪なものを×とした。また、記録読み取りは、
搬送波雑音比(CAN比)を測定して評価した。評価結
果を第1表に示した。
実施例2 実施例1で作成した三種の光記′jl媒体に254nm
の紫外線を均一かつ十分に照射し、記録層を青色膜にし
た後、入力情報にしたがい、記録に用いるレーザーを変
更し、下記の記録条件により記録の書き込みを実施し、
記録の読み取りは実施例1と同様にして実施した。。
半導体レーザー(IILP−7802、日立製作所製)
レーザー波長:  800nm レーザービーム径:1− レーザmmカニ  3mW、 1ビツトあたりのレーザービームの照射時間:300n
s 記録の評価は、実施例1と同様な基準により実施し、そ
の評価結果を第1表に示した。
実施例3、比較例!、2 記録に用いるレーザーをそれぞれ下記のものに変更した
ことを除いては実施例1と同様な条件で記録の書き込み
および読み取りを実施し、その評価結果を第1表に示し
た。
実施例3:半導体レーザー(Ga−^Sレーザー(W−
へテロ構造)、試作品)レーザー波長: 890nm 比較例1;半導体レーザー(Ga−へSレーザー(W−
へテロ構造)、試作品)レーザー波長: 950nm 比較例2;キセノンガスレーザー、レーザー波長: 7
52nm 実施例4 実施例1で使用したと同じガラス製のディスク基板上に
、先ず染料A11L5で表わされるピリリウム染料1重
量部を塩化メチレン2重量部中に溶解して得た塗布液を
用いて実施例1と同様にして、乾燥後の厚みか3000
人の塗膜を形成した。次いで実施例1で使用したジアセ
チレン誘導体化合物の結晶微粉末1重量部およびバイン
ダーとしてのニトロセルロース1重量部を塩化メチレン
4重量部中に分散、溶解させて得た塗布液を、ピリリウ
ム染料の塗膜上に先と同様にして乾燥後の厚みが300
0人の塗膜を形成し、二層分離構造の記録層を存する光
記録媒体を作成した。この光記録媒体の記録層を青色膜
にした後、実施例1と同様な条件で記録の書き込みおよ
び読み取りを実施した。記録の評価は、実施例1と同様
にして行い、その結果を第1表に示した。
比較例3 ピリリウム染料を使用せずに、ジアセチレン誘導体化合
物1重量部およびニトロセルロース 1重量部を塩化メ
チレン4重量部に溶解した溶液を塗布液とし使用し、実
施例1と同様の方法により光記録媒体を作成した。この
光記録媒体に対して、実施例1および比較例1.2の記
録条件によりそれぞれ記録の書き込みおよび読み取りを
実施した。その評価結果を第1表に示した。
第1表 比較例4 ジアセチレン誘導体化合物を使用せずに、ピリリウム染
料1ffi量部とニトロセルロース1重量部とを塩化メ
チレン3重量部に溶解した溶液を塗布液とし使用し、実
施例1と同様の方法により記録層の厚みが500OAの
光記録媒体を作成した。
この光記録媒体に対して、紫外線照射を実施せずに直接
半導体レーザービームを入力情報にしたがい、実施例1
と同じ出力で記録媒体表面の所定位置にレーザービーム
の波長と照射時間を種々変更して記録層表面上に照射(
照射時間5QOns/ビツト〜5μS/ビツト)し、ビ
ットを形成することによる記録の書き込み実施した。そ
の結果、この光記録媒体については、顕微鏡で観察した
結果、一つのピットを明瞭に形成するには2μs以上の
照射時間を要することが判明した。
実施例5 一般式cv)(zs−cミ(ニーC:i (ニー08H
,6−Go叶で表わされるジアセチレン誘導体化合物に
代え、一般式C,H,7−C=C−CミC−C2H4−
C0OHを用いたことを除いては実施例1と同様の方法
により光記録媒体を作成した。この光記録媒体に対して
実施例1と同じ条件で記録、再生を実施した。その評価
結果を第2表に示した。
実施例6 染料遂5で表わされるビリリウム染料に代え、染料A7
で表わされるチオピリリウム染料を用いたことを除いて
は実施例1と同様の方法により記録媒体を作成した。こ
の光記録媒体に対して実施例1と同じ条件で記録、再生
を実施した。その評価結果を第2表に示した。
実施例7 染料AIIL5で表わされるビリリウム染料に代え。
染料AIIL8で表わされるセレナピリリウム染料を用
いたことを除いては実施例1と同様の方法により光記録
媒体を作成した。この光記録媒体に対して実施例1と同
じ条件で記録、再生を実施した。その評価結果を第2表
に示した。
実施例8 染料A5で表わさ九るビリリウム染料に代え、染料誠1
4で表わされるビリリウム染料を用いたことを除いては
実施例1と同様の方法により光記録媒体を作成した。こ
の光記録媒体に対して実施例1と同じ条件で記録、再生
を実施した。その評価結果を第2表に示した。
実施例9 染料述5で表わされるビリリウム染料に代え、染料、i
16で表わされるビリリウム染料を用いたことを除いて
は実施例1と同様の方法により光記録媒体を作成した。
この光記録媒体に対して実施例1と同じ条件で記録、再
生を実施した。その評価結果を第2表に示した。
第2表
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の光記録読み取り方法に用いる記録装
置の一例を示す模式図である。 l:光記録媒体   2:゛ト導体レーザー3:制御回
路    4:コリメートレンズ5:ダイクロイックミ
ラー 6:反射板     7:波長板 8:対物レンズ   9:駆動回路 10:半導体レーザーまたは発光ダイオード11:出力
回路    12:フォトディテクター13:コリメー
トレンズ 14:偏光ビームスプリッタ−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)ポリジアセチレン誘導体化合物と、ピリリウム染料
    、チオピリリウム染料およびセレナピリリウム染料から
    なる群より選ばれた一種以上とを含有してなる記録層を
    有する光記録媒体に、800〜900nmの赤外線を記
    録情報に応じて照射し、記録層の照射部を変色させる工
    程と、該記録層の変色部に550〜750nmの可視光
    を照射して記録情報を読み取る工程とを有することを特
    徴とする光記録読み取り方法。
JP61000677A 1985-12-16 1986-01-08 光記録読み取り方法 Pending JPS62159359A (ja)

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JP61000677A JPS62159359A (ja) 1986-01-08 1986-01-08 光記録読み取り方法
US07/370,113 US4910107A (en) 1985-12-16 1989-06-23 Optical recording-reproducing method and device by using the same

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