JPS62158714A - エポキシ樹脂組成物および防食施工方法 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物および防食施工方法

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JPS62158714A
JPS62158714A JP117786A JP117786A JPS62158714A JP S62158714 A JPS62158714 A JP S62158714A JP 117786 A JP117786 A JP 117786A JP 117786 A JP117786 A JP 117786A JP S62158714 A JPS62158714 A JP S62158714A
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Nobuyuki Matsuura
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く#東上の利用分野〉 本発明はコ液混合型のエポキシ樹脂組成物およびこれを
用いる防食施工方法に関し、詳しくは水中または溝潤東
件下、とくに各種海洋構造物の水中部、干渉帯および飛
沫帯のような水流や水圧のあるような条件下でも、塗料
、接着剤、シーリング材などとして有効に使用できる接
着性、柔軟性、防食性に優れたλ液混合型の水中施工作
業可能なエポキシ樹脂組成物に関するものである。
〈従来の技術〉 近年、海洋資源、海洋エネルギー、海洋空間の開発利用
が活発化し、港湾施設、護岸設備、海上橋、洋上プラッ
トホーム等の海洋構造物が多数建設されている。一般に
海洋構造物は、陸上構造物に比較して著しく厳しい腐食
環境下にあυ、しかも通常の保守管理を実施しにくいた
め、長期間の防食性能を保証しうる防食システムが必要
である。
一方、エポキシ樹脂は接着性、耐水性、耐薬品性、機械
的特性、電気的特性などが優れているため、各種の塗料
、接着剤、シーリング材、ライニング材などとして広く
使用されてきた。
特に土木建築分野においては、水の存在下や湿潤条件下
が一般的な作業条件となるため、このような条件下でも
使用できる材料が望まれ、水中硬化性のエポキシ樹脂組
成物が種々開発されてきた。しかしながら、このような
水中硬化性エポキシ樹脂組成物は、一般に親水性の水中
硬化性硬化剤を使用しているため、硬化剤が水中に溶出
するという環境汚染の問題がある。また、このような水
中硬化性エポキシ樹脂組成物は、静水中や単なる湿潤条
件下では、比較的作業性。
接着性もよく使用可能であるが、海洋構造物における水
中部、水位の変動、潮の干満のある、千溝部や海水飛沫
にさらされる飛沫帯のような水流や水圧があるような場
所では満足な作業を行うことができす、作業中または硬
化中に、水力によって剥離しfcシ、流出したシiるい
は部分的に溶けてばらばらになってしまうという欠点が
あった。
わ さらに、たとえ施工が良好に行なかれた場合でも、硬化
膜が硬いため、波浪や浮遊物、船舶などの衝突等による
衝撃によシ引きおこされる構造物の歪み、変形などに追
随できず、ごく短期間のうちに傷つき、争(離、発錆な
どのトラブルが発生するという問題がある。このため、
樹脂組成物に柔軟性を付与する試みが種々なされてきた
。例えば、各種の可塑剤や可撓性付与剤の添加、柔軟性
を有するプラスチックtiはゴム類の混入、水酸基、カ
ルボン酸基、インシアネート基のような反応性に富む官
能基を有するモノマーやプレポリマー類とエポキシ樹脂
を反応させて得られる変性エポキシ樹脂を単独または未
変性のエポキシ樹脂と混合して使用する方法等が提唱さ
れている。しかし、これらの方法では、十分な柔軟性が
得られない、あるいは経時変化によって徐々に柔軟性が
失われてくるなどの開−があった。また、変性による柔
軟性付与では、エポキシ樹脂の粘度が著しく高くなシ、
作業性が不良となったり、耐水性が低下するなどの問題
もある。
さらに、上記のような突発的な事故のほかにも、長期に
わたる海水自体および、海水中に放流される1鳩廃水、
生活廃水朴の汚染物質(醗。
アルカリ、塩類など)Kよる腐食、劣化など6間顆もあ
り、樹脂組成物の防食性能が高いことが要求されている
〈本発明が解決しようとする問題点〉 上記したところから明らかなように、今日、特に要望さ
れているのは、海洋構造物に対する施工性、特に海水中
での施工性がよく、かつ機械的強度が大きく、しかも防
食性に富む塗膜を与えるエポキシ樹脂組成物である。
本発明者は、末端にチオール基を有するポリサルファイ
ドで変性したエポキシ樹脂と、ポリアミンとからなる2
液温合型のエポキシ樹脂組成物に、ポリリン酸塩とエポ
キシ樹脂組成物の対象物に対する初期接着性を高めるた
めの特殊な混和剤とを配合したものが、所期の目的を達
成することを見出し、本発明を完成し念。
すなわち本発明は、分子末端にチオール基を有する長鎖
脂肪族ポリサルファイド化合物とエポキシ樹脂とを反応
させて得られるポリサルファイド変性エポキシ樹脂を主
成分としたエポキシ樹脂成分(A)と、第1級および/
または第2級アミノ基を1分子あたり平均/、5個以上
を有する水難溶性の液状ポリアミン化合物を主成分とし
た硬化剤成分(B)とからなり、かつ成分(A)および
成分(B)の少くとも一方に、ダイマー酸(C−1)、
1分子中に少なくとも2個のカルボン酸基を有する液状
ゴム(C−,2)、ポリオキシアルキレンアルキルアリ
ールエーテルと脂肪族カルボン酸のアミン塩との混合物
(C−3・)から選ばれた少くとも/Sの混和剤成分(
C)およびポリリン酸塩(I))を含有させたことを特
徴とするコ液混合型のエポキシ樹脂組成物、およびこれ
を水中で対象物に適用する海洋構造物の防食施工方法で
ある。
本発明について更に詳細に説明するに、本発明に係る組
成物の成分の一つであるポリサルファイド変性エポキシ
樹脂の原料である分子末端にチオール基を有する長鎖脂
肪族ポリサルファイド化合物としては、例えば下記の如
きものが用いられる。
(1)  ホルムアルデヒドージクロルメチラール、ホ
ルムアルデヒド−β−ジクロルジエチルアセタール、ホ
ルムアルデヒド−フルルメチル−β−クロルエチルアセ
タール、アセトアルデヒドージクロルーメチラール、ア
セトアルデヒド−β−ジクロルジエチルアセタールのよ
うな二基素化アセタール類と四硫化ナトリウムのような
多硫化ナトリウム化合物の反応によって得られるポリサ
ルファイド化合物(2)  /、J−ジクロルエタン、
/、J−ジクロルプロパン、/、3−ジクロルプロパン
のような二基素化パラフィン類と四硫化ナトリウムのよ
うな多硫化ナトリウム化合物の反応によって得られるポ
リサルファイド化合物。
(3)  / 、 / ’−ジクロルジメチルエーテル
%コ、a2’ −ジクロルジエチルエーテル、/−クロ
ルメチルーコークロルエチルエーテルのような二基零化
エーテル類と四硫化ナトリウムのような多硫化ナトリウ
ム化合物の反応によって得られるポリサルファイド化合
物 (4)  ブタジェン、イソプレンのようなジオレフィ
ン類とエチレンジチオグリコール、プロピレンジチオグ
リコールのようなジメルカプタン化合物の反応によって
得られるポリサルファイド化合物 (5)  ジメルカプタン化合物の酸化によって得られ
るポリサルファイド化合物 (6)  このようにして得られるポリサルファイド化
合物の混合物あるいは共反応によって得られるポリサル
ファイド化合物 ポリサルファイド化合物の分子前は300〜20000
、特に9LOO〜10000の範囲にあることが好まし
い。
ポリサルファイド変性エポキシ樹脂のもう一方の原料で
あるエポキシ樹脂としては、通常は7分子あたりフ、2
個以上のエポキシ基を有するポリエポキシドが用いられ
る。例えば、ビスフェノールAやビスフェノールFなど
のビスフェノール類とエピクロルヒドリンから得られる
エポキシ樹脂、水添ビスフェノールAなどの水添ビスフ
ェノール類とエピクロルヒドリンから得られるエポキシ
樹脂などが好ましい例として挙げられる。その仲の有用
なポリエポキシドとしては、(1)ノボラック樹脂やそ
れと類似のポリフェノール類のポリグリシジルエーテル
、(2)エチレンクリコール、プロピレングリコール、
ジエチレングリコール、グリセリンなどの多価アルコー
ルのポリグリシジルエーテル、(3)フタル酸や水添フ
タル酸のようなジカルボン酸のグリシジルエステル、(
4)グリシジルアクリレート、グリシジルメタアクリレ
ートのようなエポキシ基を有する(メタ)アクリル酸誘
導体類の共重合体、(5)ポリブタジェン等ジオレフィ
ン重合体のエポキシ化物などが挙げられる。これらのエ
ポキシ樹脂は一種以上混合して使用してもよい。
これらのエポキシ樹脂の中でも、特に粘度が/Q00ボ
イズ以下の室温で液状のものが好ましいが、室温で固型
状のものであっても、反応性ないしは非反応性の稀釈剤
に溶解して室温において流動状態で取扱えるものならば
何らさしつかえない。
分子末端にチオール基を有する長鎖脂肪族ポリサルファ
イド化合物によるエポキシ樹脂の変性反応は、無触媒ま
たは触媒添加のもとに、両者の混合物を常温〜/rθ℃
の温度、好ましくはjO〜iso℃に加温して攪拌する
ことにより容易に達成される。触媒としては、3級アミ
ン、弘級アミン塩、イミダゾール化合物、リン酸または
亜リン酸エステル、アルカリ金属、炭酸アルカリ、ルイ
ス酸等の化合物が使用される。
変性反応に際し°〔のポリサルファイド化合物とエポキ
シ樹脂の混合比率は、チオール基/エポキシ基の比が0
.0j〜0.9j、好ましくは0、1〜o3の範囲であ
ることが望ましい。0.?!を超えると反応物は固化ま
たはゲル化してしまい、エポキシ基の数が著しく少ない
ポリサルファイド変性エポキシ樹脂となる。このような
変性物をエポキシ成分とする樹脂組成物は、水中で施工
した場合に十分な硬化が困難である。また混合比率が0
.Oj未満では、必要な柔軟性を得ることができない。
最終的なチオール成分量がこの範囲内であれば、ポリサ
ルファイド変性エポキシ樹脂に未変性エポキシ樹脂を混
合使用することもできる。さらに所望ならばウレタン変
性エポキシ樹脂やシリコン変性エポキシ樹脂等を混合使
用することもできる。
本発明でいう第1級および/または第2級アミノ基を7
分子あたり平均i、s個以上有する水難溶性の液状ポリ
アミン化合物(B)とは、水に対する溶解度が常温で3
を以下(水700孤あたり)のもので例えば水分子と置
換性のあるフェニレンジアミン、m−)リレンジアミン
等の芳香族ポリアミン、ハイカーATBN (藺品名、
宇部興産社製品)で代表されるような両末端ジアミンで
ある各種液状ゴムなどのエポキシ樹脂用硬化剤類があげ
られる。また、上記に例示したポリアミン化合物及び水
射洞性のエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、ト
リエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、テ
トラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジブ
チルアミノプロピルアミ/、ビス−(ヘキサメチレン)
トリアミン等のポリアルキレンポリアミン、m−キシリ
レンジアミンのように芳香環を有する脂肪族ポリアミン
とブチルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエー
テルのような七ノエボキシ化合物ビスフェノール型エポ
キシ樹脂のようなジルポリエポキシ化合物との反応によ
って生成されるアミンアダクトも有用な水難溶性ポリア
ミン化合物である。
なお、上述のポリアミン化合物中にはモノアミン化合物
が一部含まれていてもよい。例えば芳香族ジアミンをア
クリル酸、メタクリル酸、リノール酸、リシノール酸等
の不飽和モノカルボン酸で2部アミド化したものも用い
られる。
さらに常温硬化用硬化剤として公知の脂肪族ポリアミン
や脂環式ポリアミン、さらには3級アミンに代表される
各種硬化便進剤も、水離溶性をt4わない範囲で併用す
ることができる。硬化剤成分(B)は、7級または2級
アミノ基を有するアミン化合物が、/分子当り平均して
/、j個すアミン化合物と上述のような他のエポキシ樹
脂用硬化剤等とからなる硬化剤成分(B)は、ポリサル
ファイド変性エポキシ樹脂を主成分としたエポキシ樹脂
成分(A)のエポキシ基/当量あたり、アミン化合物の
アミノ基の活性水素が通常θ、!〜2.!当量、好まし
くは0.1〜/、J−当量となる範囲で使用する。使用
量が0.J当量未満では、組成物が十分硬化せず、所期
の目的を達成できない。また、2.!当量をこえると一
応硬化した状態にはなるが、硬化物はきわめてもろく、
榊械的物性が著しく低いものとなシ、かつ吸水性も大き
くなり不都合を生じる。
本発明に係る組成物の混和剤成分であるダイマーWI/
((:!−/)、−分子中に少なくとも2個のカルボン
酸基を有する液状ゴム(C−,2)tたはポリオキシア
ルキレン争−#−・アルキルアリールエーテルと脂肪族
カルボン酸のアミン塩との混合物(C−3)は、海洋構
造物素地に対する初期接着性を亭めて、波浪の剥離力に
対する抵抗性を高める目的で配合するものである。ダイ
マー酸(C−/)はリノール酸またはリルイン酸をディ
ールスアルダー反応により二量化して得られる炭素数3
乙の化合物であシ、リノール酸、リルイン酸含有量の高
いトール油脂肪酸などの不飽和脂肪酸を重合させた、炭
素数36のダイマー酸を主成分として含む重合脂肪酸も
使用できる。−分子中に2個以上のカルボン酸基を有す
る液状ゴム(O−2)としては、ブタジェン、イソプレ
ン、クロロプレン等ノジエン化合物のホモポリマー、ま
たはスチレン、アクリロニトリル叫のジエン化合物と共
重合可卵なモノマーを共重合したコポリマーの分子内ま
たは分子末端にカルボン醇基を2個以上有するもので常
温で液状であれば、どのようなものでも使用できるが、
CTB(カルボン酸末端ポリブタジェン)、(!TBN
(カルボン酸末端ブタジェン−アクリロニトリルコポリ
マー)と称されるものが好ましく使用される。ポリオキ
シアルキレンアルキルアリールエーテルと脂肪族カルボ
ン酸のアミン塩との混合物(C−3)としては、一般式 (式中Rは炭素数1〜/2のアルキル基を表わし、m、
nはOまたは1以上の整数でml−チルと、 一般式 (式中、R1%R鵞は水素原子ま九は炭素数1〜/コの
アルキル基s R1は炭素数1〜2弘のアルキル基を表
わし、Xは炭素数7〜−〇の鉋和モノカルボン酸を表わ
す。) で表わされる脂肪族カルボン酸のアミン塩との混合物が
用いられる。このものは例えば機械・金属洗浄剤、防錆
油添加剤として市販されている。代表的な市販品として
は、吉村油化学■製のクリング(商品者)があげられる
。ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテルとカ
ルボン酸のアミン塩との混合比率はモル比で通常/:り
〜9:/の範囲であり、l:/程度が好ましい。また分
子量は通常−200〜/σ00の範囲である。
これらの混和剤成分は、単独で用いてもよく、17′?
、混合して用いてもよい。その使用量は、エポキシ樹脂
成分(A)と硬化剤成分(B)との合計量あた6重量で
、0.2〜20−の範囲、好ましくは1〜10%の範囲
である。使用量がOoS qb未満では海洋構造物に対
する初期接着力が低すぎて、波浪の剥離力に対する抵抗
性が十分発揮されない。また使用量が20%を越えると
、初期接着力は出るが、エポキシ樹脂組成物の硬化性が
低くなシ、硬化物の物性も劣ったものとなり、本来の目
的である海洋構造物の防食効果が十分に発揮できない。
ポリリン酸塩(I))としてはリン酸塩を加熱脱水して
生成されるトリポリリン酸塙、トリポリリン酸−水素塩
、トリポリリン酸二水紫塩郷の脱水リン酸塩がめげられ
、好ましくはアルミニウム塩または亜鉛塩が用いられる
。所望ならばこれらを併用してもよい。ポリリン酸塩は
防錆顔料としてエポキシ樹脂組成物に含有させたもので
、従来から使用されている鉛系、鉄系、クロム系等のも
のに比べて、無雪性であり、防食性に優れるという特徴
があり、かつ施工時に水に溶けに<<、また、もし溶は
出した場合にも、環境を汚染することがない。
ポリリンe廖の使用量は、エポキシ樹脂成分(A)と硬
化剤成分(B)の合計量あたり重量で0.5〜20%の
範囲、好ましくは7〜10%の範囲で使用することが望
しい。使用量がO1S%未漣では防錆性能が十分発現し
ない。また20チよp多く使用した場合には、防−力は
きわめて高くなるが、硬化後のエポキシ樹脂組成物の物
性が低下するため好ましくない。
本発明のエポキシ樹脂組成物は前記のA−D成分を主要
成分としているが、これらの成分以外にも所望により反
応性稀釈剤および非反応性稀釈剤の名称で知られる種々
の有機化合物、シリカ、アルミナ、タルク、炭蔑カルシ
ウム、アスベスト、酸化チタン、カーボンブラック、カ
ラスビーズ、ガラス短繊維、金属粉等の充填剤、神強剤
、体質顔料、着色染顔料、揺変剤、沈澱防止剤、タレ防
止剤、シランカップリング剤、チタネートカップリング
′NI%ジルコニウムカップリング剤、キレート剤、消
泡剤、色分れ防止剤、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、ゴ
ムなどを配合することが可峠である。
本発明に係るエポキシ樹脂組成物は、エポキシ樹脂成分
(ム)と硬化剤成分CB)とよシなるコ液混合型である
。混和剤成分(C)およびポリリン酸塩(D)は、適宜
いずれか一方の成分ないしは双方の成分に混合しておく
ことができる。もちろん所望ならば各成分を使用時に混
合してもよい。
かくして得られる本発明に係るエポキシ樹脂組成物は、
刷毛またはローラー、コテ、アプリケーターによシ水中
で被塗物に塗装する方法、ゴムやプラスチック材料よシ
なシ、被防食面の形状に即応した形状またはシート状に
成形された防食材に塗布し、轟該防食材を水中において
被防食面に接着する方法、各種不織布、ファブリック炉
に含浸せしめて被防食面に巻き付ける方法、被防食面を
FRPやゴム、グラスチックでつつみ込み被防食面との
間隙に注入する方法、いわゆるウェットハンド方式でパ
ッチングする方法毎種々の方法で施工可能であシ、水流
や水圧のある水中や湿F!φ件下でも塗料、接着剤、シ
ーリング材・ライニング材などの材料として有効に利用
できる利点がある。もちろん、陸上構造物のような非湿
潤条件下でもきわめて良好な作業性、密着性を示す防食
材料として利用可能である。
本発明に優るエポキシ樹脂組成物は、水中で使用する場
合には、環境を汚染しないように実質的に有機溶剤で希
釈することなしに用いられるが、陸上で使用する場合に
は適描な溶剤で希釈して更に増枠い性のすぐれたものと
して用いることもできる。
以下に実施例および比較例をあげて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定さ
れるものではない。
なお実施例中の1部」またFi「%」は特にことわらな
い限りは1希基準によるものである。
実施例/ ビスフェノールAのジグリシジルエーテル型エポキシ樹
脂(エポキシ当量/r!、粘度/!000cps/、2
j’c、大日本色材工業陣製ブリエytZ −PK−1
0) ! %部、ブチルグリシジルエーテル6部、下記
構造式を有するチオール基末端ポリサルファイド HE−CH2−OR3−0−(J、−0−OR3−CB
、 +8−日−0)1鵞−OH鵞−0−(!H鵞−o−
cI(l−aH,う18H(平均分子量1000.粘度
/、/ 000p8/=5℃、ST(含有率4.jチ、
東しチオコール■製チオコールLP−3)II−0部を
反応釜に仕込み、20℃まで昇温し、攪拌しながらコ、
弘、ご一トリー(ジメチルアミノメチル)フェノール0
.03部を添加した。反応温度を2部℃に保持し、攪拌
しながら3時間反応を続けた結果、粘度/20ボイズ/
コ5℃エポキシ当−Jl−s=、−の黄褐色透明液状の
ポリサルファイド変性エポキシ樹脂を得た。
ここで得られたポリサルファイド変性エポキシ樹脂に、
第7表の主剤成分の欄に示す配合割合でその仲の成分を
配合し、3本ロールミルで混M#合して主剤を調整した
。同様に第1表の硬化剤成分の欄に示す配合により、3
本ロールミルで硬化剤を調整した。この主剤、硬化剤を
所定の重量比で十分混合し、海水中でサンディングした
鋼板上に、海水中でアプリケーターによp/!0μの咬
厚で塗布し、海水中に浸漬したまま、23℃で7日間硬
化させた。試験方法は、 (1)耐パンチング性 海水中で#&に塗布した直後に、海水の液面近くをディ
シルバーで高速伊拌して、強い水流と飛沫を発生させ、
鋼板からの塗膜のはがれの有無(すなわち、初期接着性
の良否)を観察した。
(2)  クロスハツチ耐発錆性 硬化後の塗膜にカミソリの刃で鋼板面にまで達するX字
状の切シ込みを入れ、aO℃に加温した新鮮な海水中に
/ケ月浸漬し、錆の発生およびX字状切シ込み部からの
錆の進行状況を観察した。
(3)  接着力 海水中で軟鋼板同士を接着して、そのまま23℃、7日
間硬化したのち、!ms1分の試験速度で接着力を試験
した。
(4)引張破断伸胛、ショアーD硬度 海水中で注型、硬化(23℃、2日間)したダンベル型
試験片を使用して試験した。試験速度はj wP/分。
(5)その他の試験は塗料の一般的な試験方法に準じた
比較例1〜3 実施例/において、ポリサルファイド変性エポキシ樹脂
を、未変性エポキシ樹脂またはウレタン変性エポキシ樹
脂に、替えたほかは実施例と同じにした配合、および、
ポリオキシアルキレ/アルキルアリールエーテルと脂肪
族カルボン酸のアミン塩混合物を除いて、親水性ポリア
ミドアミンを使用した配合を実施例と同様の方法で作成
し、試験を行った。vX験結果を第1表に示す。
*/ ビスフェノールA型エポキシ樹脂大日本色材工菜
−4製  粘度  /37ボイズ(zj’c) エポキシ当−@  /rr *λ ウレタン変性エポキシ樹脂 旭電化工業■製   粘度  /2jボイズ(2jT、
) エポキシ当i  !10 *3 トリポリリン酸二水素アルミニウム帝国化工■)
爬 *弘 r−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン信
越化学工業性jI! *j m−キシリレンジアミンペースの変性アミドアミ
ン硬化剤 富士化成工業+a+製  粘度  /コボイズ(25℃
) アミン価 370 *g m−キシリレンジアミンペースのマンニッヒタイ
プ硬化剤 大日本色材工業■製 粘度  20ボイズ(コ!℃) アミン価 31.0 *2 ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテル
と飽和脂肪族モノカルボン酸のアミン塩との混合物吉村
油化学■製 *r ダイマー酸ペースのポリアミドアミン硬化剤(親
水性タイプ) 冨士化成工業株製  粘度  ?9Lボイズ(ダO℃) アミン価 315 実施例2〜ダ、比較例ダ〜j 実施例1で合成したポリサルファイド変性エポキシ樹脂
を用いて、実施例/と同様の方法により第−表の主剤成
分の欄に示す配合の主剤1と硬化剤成分に示す配合の硬
化剤を調整し、実施例/と同様の試験を行った。
実施例! 実施例7〜3の組成物、および比較例3〜jの組成物を
用いて、港湾施設の老朽鋼矢板の再防食施工試験を行っ
た。水中サンドブラストによシ雫矢板に付着した海棲生
物と錆を除去した面に、フレーム処理したポリオレフィ
ン系樹脂シートに陸上で組成物で塗布したシートを海中
ではり付けた結果、比較例の組成物は硬化するまでにシ
ートが剥げ落ちた。実施例の組成物では良好な接着が達
成され、3ケ月経過優も何ら問題なかった。
*タ m−キシリレンジアミンペースのアダクト硬化剤
富士化成工秦■嬰  粘度  3jボイズ(、lr℃) アミン価 396 *10水不溶性ポリアミン硬化剤 三憂油化■製   粘度  jOボイズ(コj℃) アミン価 /70 *//  カルボキシル某含有液状ニトリルゴム(NB
R)日本ゼオン鼾】製 特許出願人  大日本色材工業株式会社代 理 人  
弁理士 長谷用   −ほか/名

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)分子末端にチオール基を有する長鎖脂肪族ポリサ
    ルフアイド化合物とエポキシ樹脂とを反応させて得られ
    るポリサルフアイド変性エポキシ樹脂を主成分としたエ
    ポキシ樹脂成分(A)と、第1級および/または第2級
    アミノ基を1分子あたり平均1.5個以上を有する水難
    溶性の液状ポリアミン化合物を主成分とした硬化剤成分
    (B)とからなり、かつ成分(A)および成分(B)の
    少くとも一方に、ダイマー酸(C−1)、1分子中に少
    なくとも2個のカルボン酸基を有する液状ゴム(C−2
    )、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテルと
    脂肪族カルボン酸のアミン塩との混合物 (C−3)から選ばれた少くとも1種の混和剤成分(C
    )およびポリリン酸塩(D)を含有させたことを特徴と
    する2液混合型のエポキシ樹脂組成物。
  2. (2)ポリリン酸塩(D)が、ポリリン酸のアルミニウ
    ムおよび/または亜鉛塩であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のエポキシ樹脂組成物。
  3. (3)ポリサルフアイド変性エポキシ樹脂が、分子量4
    00〜10000のポリサルフアイド化合物とエポキシ
    樹脂とを、チオール基/エポキシ基の比を0.1〜0.
    8として反応させることにより得られたものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項に記載
    のエポキシ樹脂組成物。
  4. (4)エポキシ樹脂成分(A)のエポキシ基と、硬化剤
    成分のアミノ基の活性水素との比(活性水素/エポキシ
    基)が0.8〜1.5であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項に記載のエポ
    キシ樹脂組成物。
  5. (5)エポキシ樹脂成分(A)と硬化剤成分(B)の合
    計量に対し、混和剤成分(C)およびポリリン酸塩(D
    )をそれぞれ1〜10%含有することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか1項に記載の
    エポキシ樹脂組成物。
  6. (6)分子末端にチオール基を有する長鎖脂肪族ポリサ
    ルフアイド化合物とエポキシ樹脂とを反応させて得られ
    るポリサルフアイド変性エポキシ樹脂を主成分としたエ
    ポキシ樹脂成分(A)、第1級および/または第2級ア
    ミノ基を1分子あたり平均1.5個以上を有する水難溶
    性の液状ポリアミン化合物またはその誘導体を主成分と
    した硬化剤成分(B)、ダイマー酸(C−1)、1分子
    中に少くとも2個のカルボン酸基を有する液状ゴム(C
    −2)、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテ
    ルと脂肪族カルボン酸のアミン塩との混合物(C−3)
    から選ばれた少くとも1種の混和剤成分(C)、および
    ポリリン酸塩(D)から成る2液混合型のエポキシ樹脂
    組成物を水中で対象物に適用することを特徴とする防食
    施工方法。
  7. (7)対象物が鋼製の海洋構造物であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第6項記載の防食施工方法。
  8. (8)エポキシ樹脂組成物が有機溶剤を実質的に含有し
    ないものであることを特徴とする特許請求の範囲第6項
    または第7項記載の防食施工方法。
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