JPS621580B2 - - Google Patents

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JPS621580B2
JPS621580B2 JP57160426A JP16042682A JPS621580B2 JP S621580 B2 JPS621580 B2 JP S621580B2 JP 57160426 A JP57160426 A JP 57160426A JP 16042682 A JP16042682 A JP 16042682A JP S621580 B2 JPS621580 B2 JP S621580B2
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aqueous solution
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Shinichi Hasegawa
Eiji Takano
Masao Sekine
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Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd
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Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd
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    • G21C3/00Reactor fuel elements and their assemblies; Selection of substances for use as reactor fuel elements
    • G21C3/42Selection of substances for use as reactor fuel
    • G21C3/58Solid reactor fuel Pellets made of fissile material
    • G21C3/62Ceramic fuel
    • G21C3/623Oxide fuels
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    • C01INORGANIC CHEMISTRY
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は六フツ化ウランから湿式法により強固
なペレツトを製造するのに適した二酸化ウラン粉
末を製造する方法に関する。
発電用原子炉燃料の原料である二酸化ウラン粉
末製造は重ウラン酸アンモニウム(ADU)法の
場合には通常次のプロセスによつて製造される。
すなわち、固体の六フツ化ウラン(UF6)を加熱
気化させ、この六フツ化ウランガスに純水を接触
させて加水分解してフツ化ウラニル(UO2F2)の
水溶液とし、この水溶液にアンモニア水溶液を加
えて重ウラン酸アンモニウム(ADU)の沈殿を
生成せしめ、このスラリー溶液を過し、得られ
たケーキを洗浄、乾燥後、粉砕して得たADU粉
を焙焼還元炉に供給し、二酸化ウラン粉末を製造
する。この方法によつて製造された二酸化ウラン
粉末は通常0.1〜3μm程度の粒径を有してお
り、その粒度分布の1例を第1図に示す。
これら二酸化ウラン粉末を原料として発電用源
子炉燃料であるペレツトを製造するのであるが、
その際ペレツトの焼結性はもとより表面ムラやク
ラツクがなくかつ強固であることが要求される。
これらのUO2粉末の焼結性と成形性は粉末の物性
に依存するところが大きく、そのためUO2粉末の
物性の改善に各種の検討がなされている。たとえ
ば、特公昭42−12026号公報には、焼結性が低く
不活性な粗い粉末と焼結性が高く活性な細かい粉
末とを一定割合で混合すると、焼結中の収縮が最
小であり、十分な強度を有するペレツトの製造が
可能であることが開示されている。
しかし、上記方法でUO2粉末を製造及び調整す
る場合、焼結性の低い粗い粉末と焼結性の高い細
かい粉末を別々に製造し、かつこれら2種類の粉
末を均一に混合する必要があり、粉末の製造プロ
セスが複雑となる欠点を有している。
そのため、本発明者らは焼結性の低い粗いUO2
粉末と焼結性の高い細かいUO2粉末とからなり、
かつ所要強度を有する混合UO2粉末を同一プロセ
スで連続して容易に製造できる方法を提供すべく
検討した結果、UF6からADUを経由してUO2
末を製造するプロセスにおいて、ADUの沈殿条
件がUO2粉末に最も影響を与える製造因子である
ことを見出し、この知見に基いて本発明に到達し
た。すなわち、本発明の要旨とするところは、六
フツ化ウランを加水分解してフツ化ウラニルと
し、該フツ化ウラニルにアンモニア水溶液を加え
て重ウラン酸アンモニウムを沈殿させ、該重ウラ
ン酸アンモニア沈殿を焙焼還元して二酸化ウラン
とする二酸化ウラン粉末の製造法において、該重
ウラン酸アンモニウム沈殿の焙焼還元の同一条件
のもとで、該重ウラン酸アンモニウムの沈殿条件
の少なくとも1つを、ロツト形成に要する時間の
1/12から1/2の時間周期で変えることにより、焼
結性が高く細かい二酸化ウラン粉末と焼結性が低
く粗い二酸化ウラン粉末とを1つのプロセスで連
続的に生成しかつ混合せしめることを特徴とする
二酸化ウラン粉末の製造法、にある。
本発明は、以上のように、ADUの沈殿条件の
うち、比較的制御が容易である沈殿槽の液温、撹
拌速度及び沈殿槽に供給されるUO2F2水溶液とア
ンモニア水溶液のNH3/Uモル比等の沈殿条件の
1つないし2つ以上をロツト形成に要する時間の
1/12〜1/2の時間周期で変動させることにより、
焼結性の低い粗い粉末と焼結性の高い細かい粉末
とを1つのプロセスで連続的に製造し混合せしめ
ることを可能ならしめるものである。
UF6を加熱して気化させ、これを水に吸収させ
てUO2F2水溶液とし、さらにUO2F2水溶液とアン
モニア水溶液とを反応させると、ADUが生成さ
れるが、その反応において液温が高い場合には比
較的粗い不活性なADU粒子が生成し、また液温
が低い場合には細かく活性なADU粒子が生成す
る。
このADUは過、乾燥後、焙焼還元されて
UO2粉末となるが、沈殿生成時のADUの形状は
焙焼還元後も保持され、同一条件で焙焼還元処理
された場合、ADU粒子が粗いものは不活性な
UO2粉末、細かいものは活性なUO2粉末となる。
本発明において、周期的に制御される沈殿槽の
液温範囲は25℃〜50℃であり、沈殿槽の液温を26
±1℃の状態で保持した場合、平均粒径が0.4〜
0.7μmの範囲にある細かい活性なUO2粉末を製
造することができる。また、この場合の粒度分布
は第2図に示すような形状のものとなる。
さらに、沈殿槽の液温を49±1℃の状態で保持
した場合は、平均粒径が2〜2.5μmの範囲にあ
る粗い不活性なUO2粉末となり、その粒度分布の
1例を第3図に示す。
従つて、沈殿槽の液温を一定周期で、たとえば
第4図に示すような形で制御することにより、活
性なADU粉と不活性なADU粉を連続して交互に
製造することができ、これらのADU粉は乾燥、
焙焼還元、粉砕、充填の各工程を径る間に混合さ
れ、さらにUO2粉を容器に入れて充填後、混合を
行なう場合にはさらに均一化される。このように
して製造されたUO2粉は第5図に示すように、2
つのピークを有する粒度分布をもち、強固なUO2
ペレツトを製造するのに適したUO2粉となる。
なお、沈殿槽の液温は25℃未満では冷却した割
合には粉末は細かくならず、また50℃を超える
と、反応熱だけでは不足し、外部からの加熱を必
要とするので適当でない。従つて冷却装置を用い
て25℃〜50℃の範囲で沈殿液の液温を制御するの
が適当である。
上記ADUの沈殿生成時に該ADU粒子径に影響
を与える因子でかつ制御が比較的容易なものとし
ては液温のほかに沈殿槽撹拌速度と沈殿槽に供給
するUO2F2水溶液とアンモニア水溶液とのNH3
Uモル比がある。前者の撹拌速度については100
rpmから400rpmの間で周期的に制御するのが好
ましく、撹拌回転数が100rpm未満では十分な撹
拌効果は得られず、一方400rpmを越える場合は
撹拌速度を大きくする割には粗い不活性な粉末は
生成されない。また、後者のNH3/Uモル比につ
いては通常16から32の間が適しており、該NH3
Uモル比が大きいほど細かいADU粒子が生成さ
れる。該NH3/Uモル比が16末満の場合には沈殿
槽において一部末反応の生ずる恐れがあつて適当
でなく、一方該NH3/Uモル比が32を越える場合
はアンモニアが大過剰となり、不経済となる。
上記の3つのADU沈殿条件は比較的制御が容
易であり、沈殿槽の液温を周期的に制御する場合
は沈殿槽に供給されるUO2F2水溶液とアンモニア
水溶液をそれぞれ熱交換器を通じてあらかじめ一
定温度に周期的に冷却するかあるいは沈殿槽自体
を冷却する冷却装置の溶媒温度を周期的に変動す
るようプログラミングすることにより容易に制御
できる。またADU沈殿槽の撹拌速度とNH3/U
モル比についても、前者は回転数を、後者は
ADU沈殿槽に供給されるUO2F2水溶液とアンモ
ニア水溶液の流量比をそれぞれ周期的に変えるよ
うに比較的簡単なシーケンスにより可能である。
これら一定サイクルで変える沈殿条件の周期は
余り短かくすると、2つのピークを有した粒度分
布のUO2粉が得られないことから、ロツト形成に
要する時間の1/12〜1/2の時間の周期で沈殿条件
を変えるのが適当であり、30分以上の周期が望ま
しい。
本発明は以上のように、細かい活性なUO2粉末
と粗い不活性なUO2粉末を別々のプロセスで製造
ないしは調整し、かつそれら粉末の機械的な混合
をする必要がなく、UF6からADUを経由して
UO2粉末を製造する連続転換プロセスで強固なペ
レツトを製造するのに適したUO2粉末を製造する
ことができ、かつ大幅な省力化を可能ならしめる
ものである。
また、本発明の別の効果として、ADUの沈殿
条件を調整することにより、UO2粉末の粒子径、
粒度分布及び活性な粉末と不活性な粉末の割合を
容易に制御でき、発電用原子炉の燃料であるUO2
ペレツトの製造に最適な粉末の製造を可能ならし
める方法を提供するもので、核燃料製造上きわめ
て有用である。
次に、本発明を実施例によつてさらに具体的に
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以
下の実施例によつて限定されるものではない。
実施例 1 UF6をガス化し、水に吸収させて140g U/
のUO2F2水溶液をつくり、これと28重量%のア
ンモニア水溶液を冷却装置を具備した沈殿槽で反
応させ、このときの沈殿槽での液温を低温側で27
℃、高温側で48℃と90分のサイクルの周期で制御
した。また、この時のNH3/Uのモル比は24と
し、沈殿槽の撹拌回転数は200rpmとし、これら
は一定条件とした。
上記方法で製造したADUスラリーを過、乾
燥後、700℃で焙焼還元し、UO2粉末を約500Kg製
造し、各器に充填後、回転混合した。このUO2
末は2つのピークを持つ粒度分布を示し、平均粒
径は0.85μmであつた。このUO2粉末を用いて
1730℃で焼結したペレツトは95.0%の密度を有
し、表面ムラやクラツクがなく、かつ強固であつ
た。
実施例 2 UF6をガス化して水に吸収させて140g U/
のUO2F2水溶液をつくり、これと28重量%のア
ンモニア水溶液を冷却装置を具備した沈殿槽で反
応させ、このとき沈殿槽での撹拌回転数を低速側
では120rpm、高温側では350rpmとし、60分のサ
イクルで変更した。またこのときのNH3/Uのモ
ル比を18とし沈殿槽の液温は43℃で、これらは一
定条件とした。
上記条件で製造したADUスラリーを過、乾
燥後、680℃で焙焼還元し、UO2粉末を約500Kg製
造し、容器に充填後回転混合した。このUO2粉末
は2つのピークをもつ粒度分布を示し、平均粒径
は0.93μmであつた。
このUO2粉末を用いて1780℃で焼結したペレツ
トの密度は95.5%であり、表面ムラやクラツクが
なく、かつ強固であつた。
実施例 3 UF6をガス化し、水に吸収させて140g U/
のUO2F2水溶液をつくり、これと28重量%のア
ンモニア水溶液を冷却装置を具備した沈殿槽で反
応させ、このとき沈殿槽に供給するUO2F2水溶液
とアンモニア水の流量を変えることによつて
NH3/Uのモル比を低い側で18、高い側で30と
し、2時間の周期で変更した。このとき沈殿槽の
液温を42℃とし、また沈殿槽の撹拌回転数を
200rpmとし、これらは一定条件とした。
上記方法で製造したADUスラリーを過、乾
燥後690℃で焙焼還元し、UO2粉末を約500Kg製造
し、容器に充填後回転混合した。このUO2粉末は
2つのピークを持つ粒度分布を示し、平均粒径は
0.95μmであつた。このUO2粉末を用いて1780℃
で焼結して得たペレツトの密度は95.0%であり、
表面ムラやクラツクがなくかつ強固であつた。
実施例 4 UF6をガス化し、水に吸収させて140g U/
のUO2F2水溶液をつくり、これと28重量%のア
ンモニア水溶液と冷却装置を具備した沈殿槽で反
応させ、このとき、活性な粉末を製造する沈殿条
件を沈殿槽の液温で30℃、沈殿槽の撹拌速度で
150rpm、HN3/Uのモル比で27とし、また不活
性な粉末を製造する沈殿条件を沈殿槽の液温で45
℃、沈殿槽の撹拌速度で300rpm、NH3/Uのモ
ル比で20とし、それぞれ90分の周期で変更した。
上記方法で製造したADUスラリーを過乾燥
後680℃で焙焼還元し、UO2粉末を約500Kg製造
し、容器に充填後回転混合した。このUO2粉末は
2つのピークをもつ粒度分布を示し、平均粒径は
0.92μmであつた。このUO2粉末を1730℃で焼結
して得られたペレツトの密度は95.3%であり、表
面ムラやクラツクがなく、かつ強固であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図はUF6をADU法により転換して得られ
たUO2粉末の一般的な粒度分布図、第2図は
ADU沈殿槽の液温を比較的低く(25〜27℃)制
御して製造した場合の活性なUO2粉末の粒度分布
図、第3図はADUの沈殿槽の液温を比較的高く
(48〜50℃)制御して製造した場合の不活性な
UO2粉末の粒度分布図、第4図は活性なUO2粉末
と不活性なUO2粉末を連続して交互に製造するた
め沈殿槽の液温を一定周期で制御する場合の沈殿
槽の液温の変化図、第5図はADU沈殿槽の液温
を第4図に示すように制御した場合に製造された
UO2粉末の粒度分布(2つのピークを有する)図
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 六フツ化ウランを加水分解してフツ化ウラニ
    ルとし、該フツ化ウラニルにアンモニア水溶液を
    加えて重ウラン酸アンモニウムを沈殿させ、該重
    ウラン酸アンモニウムの沈殿を焙焼還元して二酸
    化ウランとする二酸化ウラン粉末の製造法におい
    て、該重ウラン酸アンモニウム沈殿の焙焼還元の
    同一条件のもとで、該重ウラン酸アンモニウムの
    沈殿条件の少なくとも1つを、ロツト形成に要す
    る時間の1/12から1/2の時間周期で変えることに
    より、焼結性が高く細かい二酸化ウラン粉末と焼
    結性が低く粗い二酸化ウラン粉末とを1つのプロ
    セスで連続的に生成しかつ混合せしめることを特
    徴とする二酸化ウラン粉末の製造法。 2 前記重ウラン酸アンモニウムの沈殿条件は沈
    殿槽の液温、該沈殿槽の撹拌速度および該沈殿槽
    に供給されるフツ化ウラニル溶液とアンモニア水
    溶液のNH3/Uのモル比からなる沈殿条件の群の
    中から選ばれた少なくとも1つの沈殿条件である
    特許請求の範囲1に記載の製造法。 3 前記重ウラン酸アンモニウムの沈殿条件は沈
    殿槽の液温が20〜50℃の範囲である特許請求の範
    囲1または2に記載の製造法。 4 前記重ウラン酸アンモニウムの沈殿条件は該
    沈殿槽の撹拌速度が100rpm〜400rpmである特許
    請求の範囲1、2、3のいずれかに記載の製造
    法。 5 前記重ウラン酸アンモニウムの沈殿条件は該
    沈殿槽に供給されるフツ化ウラニル水溶液とアン
    モニア水溶液のNH3/Uのモル比が16〜32の範囲
    である特許請求の範囲1、2、3、4のいずれか
    に記載の製造法。
JP57160426A 1982-09-14 1982-09-14 二酸化ウラン粉末の製造法 Granted JPS5950030A (ja)

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US06/478,372 US4505882A (en) 1982-09-14 1983-03-24 Process for manufacturing uranium dioxide powder

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