JPS62157571A - Ck−mbの免疫検定法 - Google Patents

Ck−mbの免疫検定法

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JPS62157571A
JPS62157571A JP30190986A JP30190986A JPS62157571A JP S62157571 A JPS62157571 A JP S62157571A JP 30190986 A JP30190986 A JP 30190986A JP 30190986 A JP30190986 A JP 30190986A JP S62157571 A JPS62157571 A JP S62157571A
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solid phase
antibody
subunit
activity
particles
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JP30190986A
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トマス・ジヨン・パンクラツツ
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EIDP Inc
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EI Du Pont de Nemours and Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は固定された抗体−イソ酵素、複合物の活性を測
定することによる試料中におけるクレアチンキナーゼイ
ソ酵素の測定に関する。より詳細には、結合型および可
溶性抗体を使用して、固定されたクレアチンキナーゼM
またはBサブユニットの実質上完全な免疫阻害を得、続
いて固定奎れたクレアチンキナーゼBまたはMサブユニ
ットの酵素活性をそれぞれ測定す゛るものである。
クレアチンキナーゼ(CK:E、C2,7,3,2)の
3種の主要なイソ酵素が認識されている。これらはMお
よびBサブユニットからなる二m体である。これら二m
体は2個のMまたは2(12TのBサブユニット、また
は1個のMと11のBサブユニットからなるこ−とがで
きる。正常な個体の血液、血清または血漿中に存在する
優勢な二量体はCK−MNイソ酵素であり、他に骨格筋
の通常の分解を反映するものである変動量ではあるが通
常はほんの痕跡量のCK−MBが存在する。CK−BB
イソ酵素は正常な人間の血清中に検出しうる量にては通
常存在しないが、脳組織および平滑筋中に相当量存在す
る。BBイソ酵素の増大は転移癌または重症の火傷のよ
うな病的状態においておこりうる。CK−MBイソ酵素
のレベルが上昇していることは、有意な骨格筋損傷源の
可能性が排除されうる場合は心筋梗塞の臨床的に重要な
指標として用いられてきた。より詳しくは、血清中にお
けるCK−JABレベルを反復測定することにより梗塞
の時間的経過および重さが示されうる。それゆえクレア
チンキナーゼのイソ酵素間の区別は臨床的に重要であり
そしてCKNイソ酵素ための迅速で、効率的で、かつ高
度に弁別的な検定法を利用しうろことが必要とされた。
CKNイソ酵素分析するいくつかの方法が過去−におい
て用いられてきた。それらはイソ酵素を物理的に分離し
続いて固定するか、またはイソ酵素と抗体との間の高度
に選択的な反応のいずれかによるものである。物理的分
離法例えば電気泳動またはカラムクロマトグラフィーは
時間を消費し、相当の熟練を要し、そしてCK−MBレ
ベルの早期変化を監視するに充分な感度を以ってイソ酵
素を適切に解明するための高度に再現性ある分離を行う
ことがしばしば不可能である。
物理的分離法が不都合なことおよびそれら方法がCKN
イソ酵素明確に解明できないことから免疫化学的方法が
考えられ、この方法はそれらの独特の構造的なまたは免
疫化学的な決定基に基づき複雑な混合物中におけるイソ
酵素間を区別できる。
Jockers−Wretou氏他のrclin、 C
hem、 ActaJ58、223 (1975)にお
いてはヒト筋肉組織および脳組織からそれぞれ得られた
結晶MMおよびBBイソ酵素によりウサギで誘導された
抗血清を用いる免疫沈澱法が用いられた。この2種の形
態のイソ酵素は測定しうる交差反応を伴うことなく組織
抽出物および血清から定量的に沈澱された。
CK−MBイソ酵素は両方の血清とある程度まで反応す
るが、いずれとも完全には反応しなかった。
CK−MMイソ酵素活性は抗CK−MM抗体との反応後
には完全に阻害されることも示された。CK−MBイソ
酵素活”性は抗CK−BB抗血清または抗CK−MM抗
血清のいずれと反応した場合も80%まで阻害された。
CK−BBイソ酵素は抗CK−BB抗体への結合によっ
ては完全には阻害されないが、遠心分離により完全に除
去できた。それゆえ、イソ酵素の選択的な免疫沈澱およ
び免疫阻害の組み合せによりそれらの区別ができるが、
この方法は別々の遠心分離および、イソ酵素、特にCK
−MMおよびCK−BB試料との比較によるCK−MB
活性の相対的な寄与を測定するには1種以上の活性検定
を必要とした。加えて、CK−MB活性の約10%はこ
の開示された操作では沈澱も阻害もされ得ず、このこと
が酵素サブユニット推計に誤差を生じていた。
米国特許第4,067.775号にはMサブユニット活
性を完全に阻害しうる抗体を溶液中で適当な試料と組み
合わせることからなるCK−MBの免疫阻害検定法が開
示されている。混合物をMサブユニットを実質上または
完全に阻害するに充分な時間反応せしめそして溶液中の
残留酵素活性が測定された。この方法は非沈澱性抗体を
使用、しているので長いインキュベーションおよび遠心
分離を行う必要が回避される点で進歩しており、そして
また付加的な試料処置を行うことな  ゛く溶液中の未
阻害Bサブユニットを直接試験できるようにもなってい
る。この方法は速やかでかつ簡単であるが1.しかしB
サブユニットは実質的に阻害されないので試料中の狭雑
BBイソ酵素は濃度が重要である場合の誤差源となりう
るという欠点を有する。非定形CKイソ酵素例えばミト
コンドリアまたはマクロCK  L型および2型も誤差
源となりうる。アデニル酸キナーゼにより寄与される活
性は通常のCK基質であるホスホクレアヂンを欠く別の
反応媒体中で測定されねばならず、そしてこの活性値は
抗体で処理された反応混合物の活性値から差し引かれね
ばならない。これら種々の要素によりCK−MB活性の
測定に誤差源が持ち込まれモして狭雑アデニル酸キナー
ゼ活性のブランク値を得るために付加的な対照検定を必
要とする。
米国特許第4,260,678号にはCK−Mサブユニ
ットまたはCK−Bサブユニットのいずれかまたはその
両者に対する固定された抗体を用いるCX検定法が開示
されている。結合型サブユニットの活性を阻害しないか
または実質的に変化させない選択された抗体を多孔性ガ
ラスピーズのような担体上に固定させそして次に試料と
反応させ続いて固定された抗体−イソ゛酵素複合物を反
応混合物から分離して担体に結合したサブユニットの酵
素活性を測定した。この方法は抗CK−Mおよび抗CK
−B担体の両方を試料と反応させることにより総活性を
測定するのに有用であるし、または担体の一方または他
方を試料と反応させることによりそれぞれのサブユニッ
ト活性を測定するのに有用である。この方法により所望
のイソ酵素をマクロ−〇にのような狭雑形から分離でき
るが、しかしながら各サブユニット型に関連した活性を
測定するには多数の検定を行いその結果を差し引く必要
がある。この手段を用いてはハイブリッド二量体CK−
MBに関連する活性は測定できない。それゆえ、この方
法は臨床試験室における有用性が限定される。
米国特許第4,387,160号には所定の試料に対し
3種の別々の抗体製剤および2種の別々の検定法を用い
るCK−MBの検定法が開示されている。
一方の検定法においては、Bサブユニット活性に有意に
影響することなくMサブユニット活性を実質上または完
全に阻害しうる抗C’に−M抗体を試料の一部分と合し
そして反応せしめる。この反応中に沈澱が生ずる場合は
、その沈澱はこの反応が経過する間均質に懸蜀されたま
まであろう。この溶液中における残存イソ酵素活性は慣
用の手段により測定される。少くともCK−Mサブユニ
ットを含有する試料の第二の部分を抗CK−M抗体と反
応させそしてかくして形成された複合物を抗CK−M抗
体上の決定基と反応しうる沈澱性の第二の抗体とさらに
反応させる。反応混合物から沈澱を分離しそして恐らく
は上澄み液中に残存するBサブユニットを表わす残留活
性を慣用の手段により測定する。狭雑Bサブユニットを
表わす第2の試料から得られる活性をMBおよび挟雑B
サブユニットを表わす第一の試料の活性から差し引いて
MB活性を測定する。この検定法は試料中におけるCK
−MBレベルを測定するために免疫阻止法を沈澱法と組
み合せているが処理工程が時間を消費するというかなり
の不都合を有しそして数種の高度に限定さhた試薬を使
用しなければならない。
終りに、酵素活性ではなく質量濃度を測定するための2
一部位免疫測定手段を用いるサンドイッチ免疫検定法(
米国特許第4,376.110号参照)が、それ自身固
相に共有により結合したサブユニットの一種に特異的で
あるモノクローナル抗体に結合させることによりすべて
のMまたはBを含有するサブユニットを固相に固定させ
ろことによるCK−〜IBの検出に用いられうる。所望
のサブユニットが、そのサブユニソ1−に特異FKIで
ある標識された第二のモノクローナル抗体と結合させる
ことにより検出される。例えば酵素活性のような標識の
量はもとの試料中の所望のサブユニット濃度の直接の尺
度である。この測定手段は2種の高度に特異的な試薬を
必要とし、そのうちの一方は適当な指示酵素で標識され
ておりかつ酵素標識された第二の抗体と固形支持体との
非特異的様式における相互作用ゆえに誤った正の結果を
生ずる場合が多くなりがちである。この欠点は固宵のC
Kサブユニット活性を分析して適当な状況の下のCK−
MBレベルを測定することにより克服されうる。
急性心筋梗塞に罹患しているのではないかと疑われる個
体の体液中におけるCK−MBハイブリッド二量体レベ
ルの正確な評価を簡単・に、精密に、かつ経済的に提供
しうる(J−MB検出法が必要であった。
本発明の免疫阻害検出法は、 (a) CK−!ABイソ酵素の含有が疑われる液体試
料を、結合型サブユニットの酵素活性を実質上完全に阻
害できかつ固相に固定されたものである1モル過剰の抗
CK−Mまたは抗CK−Bサブユニット抗体のいずれか
と接触させることに上り第1の反応混合物を形成させる
工程、(b)反応を起こさせてそれによりMまたはBサ
ブユニット含有イソ酵素と前記固定された抗体との間に
複合物を形成させる工程、 (c)固相を反応混合物から分離する工程、(d)同相
を、結合型サブユニットの酵素活性を実質上完全に阻害
できかつ前記固定された抗体と同じサブユニット特異性
を有する可溶性抗cK−Mまたは抗CK−8サブユニッ
ト抗体と接触させることにより第2の反応混合物を形成
させる工程、および (e)固相と結合した阻害されなかったイソ酵素の酵素
活性を測定する工程、 からなる。
本発明の方法は液体試料中のタレアチンキナーゼー晃B
((J−MB)イソ酵素の酵素活性を迅速で、簡単で、
効率的で、かつ経済的方法で特異的に測定することがで
きる。液体試料には全血、1(狂清、血漿、脳を髄液、
尿、胸膜液およびリンパ液、およびGK−MBイソ酵素
を含有することが疑われる任意の他の生物学的液体が包
含される。
適当な器官系の生検のような重要でありうる個々の物質
はCK−MBイソ酵素の活性を保存する知られた方法に
より抽出されそしてその抽出物か2つの方法により分析
されうる。
本発明の重要な局面は、MまたはBサブユニットとそれ
ぞれ結合でき、かつ結合型サブユニットの活性を実質上
完全に阻害しうる適当な抗CK−M抗体または抗CK−
B抗体の調整にある。抗CK昌1または抗CK−B活性
阻害性抗体がCK−MBの結合型サブユニットと会合し
たサブユニットの酵素活性に実質上影響しないであろう
ことかもう一つの要件である。 これらの抗体は既知方
法′により得られうる。適当な阻害性抗CK−Mサブユ
ニットは米国特許第4,067.775号に記載されて
いる。例えば、を推動物、好ましくはヒト起源の骨格筋
組織から得られる結晶CK−MM抗原を、その抗原と反
応する循環性抗体の量を増大せしめる適当なスケジュー
ルに従い免疫能のある宿主に接種する。抗原源は猿、チ
ンパンジー、無尾猿および家畜例えば豚、羊、牛、馬、
ロバ、ウサギおよびモルモットのような種々の動物の骨
格筋から選択されうる。ラット、マウスお上び曵のよう
な他の動物ら使用されうる。免疫血清は収穫しそして適
当な活性測定に続き直接使用されうるし、または抗体は
動物免疫面〆:11かみ既知方法により精製されうる。
精製された抗体は全体として使用されうるし、ま1こは
パパイン、ペプシン等を用いる酵素消化により断片とな
してそれぞれ一価または二価部分抗体を生成させること
ができる。免疫血清から精製された全抗体が好ましい。
あるいはまた、免疫リンパ球を宿主動物から得ることが
できそしてこれらリンパ球をミエローマ細胞のような適
当な不死細胞と融合させると、所望のモノクローナル抗
体を分泌しうるハイブリドーマ細胞を生成しよう。
これらの技術は当業者にはよく知られている。
より完全な記述はMayer氏他のr Immunoc
hemicalMethods  in  the  
Biological  5ciences;Enzy
mesand ProteinsJ Academic
 Press出版、London。
1980年、第5〜17頁に見られうる。
個々の動物源、抗体アイソタイプ、および全抗体が用い
られるかまたは部分抗体が用いられるかはある基準に合
致する限り本発明方法を実施する場合に限定的なもので
はない。選択された抗体は適当なCKサブユニットに結
合できなければならずそして数回の洗浄操作およびイソ
酵素活性測定を通してそれと結合したままでなければな
らない。この要件には少くとも106σ1モル、好まし
くは10’121モルそして最も好ましくは109Q1
モルの親和定数を有する抗体が最も容易に合致する。こ
れら抗体はまた結合型サブユニットの酵素活性を実質上
完全に阻害することもできなければならない。例えば、
200U/f2を含有する代表的な試料においては、抗
体結合後には100/12より多い残留サブユニット活
性が残存すべきでなく、そして好ましくは5  U/Q
より多くない活性が残存しよう。
適当な固相に抗体を付着させるための固定化操作は注意
深く選択される必要がある。この操作は適当なイソ酵素
サブユニットとの反応において抗体の結合能力および阻
害能力の両方を保存するに充分に緩和であるべきである
が、しかし免疫検定条件に抵抗する安定な生成物を生じ
るべきである。固相への抗体の共有結合は最も安定であ
ることが予期されそして既知方法に従い達成されうる(
例えば、ヨーロッパ特許出願節88,695号、198
3年9月14日公告、公報83/ 37号参照)。ある
状況の下では、適当な固相の表面上に吸着されるかまた
はイオン的に結合した抗体は反応混合物の変換および洗
浄溶液による除去に対して充分に抵抗性でありうる。抗
CKサブユニット抗体がイソ酵素サブユニットを・結合
および阻害する能力を妨害しないものである蛋白Aまた
は抗−抗体のような結合性蛋白との抗体の非共有結合が
本発明の免疫検定法に必要な固定された抗体の調整に使
用されうろことも予想される。
抗体が固定される固相は有機または無機であることがで
き、多孔質または非多孔質であることができそして任意
の所望の形状または形態であることができる。固相は密
度、表面積、直径のような物理的性質が個々の検定用途
の必要に合致するように選択された微粒子であることが
できる。高い濃度の付着抗体を必要としそして反応混合
物中の抗原と長期間にわたり最大に接触しなければなら
ない粒子は体積に対する表面積比が大きく、抗体付着に
とって接近しうる反応性の基を有しそしてまた沈降を阻
止するために懸濁媒体のそれに近接した密度を有する粒
子から選択されうる。用いられる微粒子状試薬の体積に
対する表面積の比を高くするために粒子直径が小さいの
が好ましい。あるいはまた、固相は反応混合物を移動さ
せて固相と接触させおよび接触からはずすよう設計され
た手動または自動化システムの仕様書と一致させるため
−に平坦シート、円筒状シャフト、環状ウェファ−1ま
たは長方形または立方体状ブロックのような任意の所望
形態に成形されうる。固相はカラムクロマトグラフィー
または遠心分離のような慣用の操作に使用されるように
選択でき、そして特定の検定形態に適合させるために多
種類の知られた物質から選択−される任意の所望の寸法
、形状、多孔度、きめ、密度および組成のものが用いら
れうる。例えば、ポリスルホンの制御された有孔中空繊
維束または多孔質高密度ポリエチレン棒(T’orex
■ Technologies  Inc、社、Fai
rburn、 Ga、から入手しうる)はいずれも抗体
の固定に好都合に使用できそしてまた受容しうる物理的
性質を提供しよう。
有機固相はホモ−またはへテロ−二官能性試薬と反応し
うる表面官能基例えばエポキシ、アミノ、イミノ、カル
ボキシル、アリール、ハロスルホニル、スルフヒドリル
を有しているべきである。これら二官能性試薬は固相へ
の露出の前または後に所望の抗CK抗体と反応されうる
あるいはまた、有機固相表面上の反応基は天然のまたは
部分的な抗CKサブユニット抗体と制御された様式で直
接反応することもできる。抗体は固相に直接にかまたは
リンカ−基を介して付着しうる。代表的な結合化学は知
られておりそしてrMethods in Enzym
o1ogyJ第XLIV巻、1976年、5ectio
n ■、 A、 Immobilization Te
chniques。
Covalent Coupling、 Mo5bac
h、 K、編、AcademicPress出版、Ne
w York、第11〜133頁に詳細に記載されてい
る。
無機固相には珪酸性物質例えばガラス、シリ由 A−・
、【エノL 8岬1C八開飴IしAh+ Ml斗1ギ社
−ニッケル、チタン、クロム等の酸化物が包含されうる
。選択された金属酸化物である鉄およびクロムの酸化物
の特別の利点の一つはそれらの磁性により反応混合物か
ら固相が磁気的に分離されうろことにある。これらの磁
性は常磁性および強磁性であることができる。これら固
相のそれぞれは知られた方法により処理されてそれらの
表面が蛋白を結合しうるように被覆されることができる
(例えば米国特許第3,652,761号参照)。珪酸
性ヒドロキシル基は抗体とアミド、エステル、エーテル
、ジスルフィッドおよびスルホンアミド結合を形成しう
る基を有する種々の試薬によりシラン化されうる。
本発明に使用するのに好ましい固相は米国特許出願第8
41,107号記載の表面安定化された(保護された)
二酸化クロム(Crow)粒子である。
保護されたCr0w粒子は下記の性質を有する。
すなわち、 ・低い残留磁気および好ましい表面構造、それにより磁
力による分離/分散ザイクルが反復できる、 ・磁場における速やかな分離、 ・高い捕捉8飛を確保するための高い表面積、・最大の
試薬保存寿命を有するための・高度に安定な粒子。
磁気粒子は不均質免疫検定および対生物親和性分離にお
ける固形支持体として有用であるに充分に加水分解に対
し安定である。粒子の芯はとがったルチル二酸化クロム
である。この物質およびその製法は米国特許第2,92
3,683号、同第4,524,008号および同第3
,512.9:(0号に記載されている。二酸化クロム
粒子は表面積5〜100m”7g、保磁力100〜75
0エルステツド、残留磁化5〜45emu/9および飽
和磁化8〜85emu/gを有する。
これらの粒子は米国特許第3.512,930号に教示
されるように表面安定化される。安定化された表面層は
平面間格子間隔316.8 pmに相当する線を示すそ
のX線回折パターンにより特徴づけられる。  − 二酸化クロム粒子はさらにSiO2の被膜に−より安定
化される。粒子を被覆する5iOyの重量は二酸化クロ
ムの重量の約1%以上そして好ましくは2〜6%である
次にシリカで被覆された二酸化クロムをさらにシランで
被覆して粒子をさらに安定化さUかつ蛋白にとっての結
合部位を付与する。シランを用いる無機支持体への抗体
の付着法は米国特許第3,652,761号および同第
3,933,997号に記載されている。シランの選択
は蛋白を磁気粒子に結合させる必要により指示され、そ
して多種類のかかる化合物が利用できる。
磁気粒子はシリカで被覆されそしてシラン化された場合
粒度0,5〜5虜および残留磁化8〜21emuを有す
る。これら粒子は初め以下のようにして還元される:品
質改善されたCry、粒子250gを水1.75Q中電
亜硫酸ナトリウム100gと室温で1時間粉砕する。次
にこの混合物を密閉された貯蔵容器中で約1週間熟成さ
せる。この還元的な表面処理により各強磁性芯の大部分
が非磁性Cr’ ”層に変換され、このものが粒子間の
磁気相互作用を低下させそ°して粒子が磁場に反復露出
されると再分散できるようになる程度まで残磁性を低下
させる。粒子を水で透析して過剰の塩を除去しそして噴
霧乾燥された粉末として貯蔵するかまたは直ちに使用す
る。磁気集合を最小限に抑制するために工程全体にわた
り磁気による分離は回避される。過剰の不可逆的な凝集
を阻止するために遠心分離または濾過も回避される。
芯粒子を再酸化に対し安定化させるために、米国特許第
3.437,507号公報記載の方法に従いCrowに
シリカを付着させる。好ましい態様においては、シリカ
上へのより良好な付着をもたらす少量のアルミナでCr
0tを初めに状態調節する。
まださらに好ましいのは5ift層中への少量のB、0
3の混入である。好ましい粒子を被覆するのに用いられ
る溶液中におけるCr(Lに対するアルミナの重量比は
0.001〜0.1であり、そして溶液中における5i
ftに対するBtOaの重量比は0.O1〜0.12で
ある。より好ましいのはA Q t Oa / Cr 
O2比o、oos〜0.04、B、O,/SiO3比0
,12そしてSin、/Crot比0105〜0.12
である。前記した比率は溶液中におけるA12tO,、
B、0.および5iftの重量および被覆される予定の
Cry、粒子の重量を指す。好ましい粒子は以下のよう
にして調整される:水2.5Q中に懸濁された表面還元
されたCrO2粒子toogを一定の機械的撹拌を行い
ながら約70〜90℃に加熱する。これに40%アルミ
ン酸ナトリウム(NaAI20t)溶液560m1を一
加えそしてこの懸濁液のpHを2N水酸化ナトリウムを
用いて9.0に調整する。撹拌しながら、メタ珪酸ナト
リウム(NatSiO3)25 gおよび硼酸ナトリウ
ム(Na2B204 ’811.0) 6.259を含
有する試薬150 mQを1時間かかって滴下する。こ
の混合物のpHは5%硫酸を同時に滴下することにより
9.0に維持される。この混合物を約70〜90℃でさ
らに30分間撹拌して粒子を硬化させろ。5%硫酸を用
いてpHを70に戻し、冷却しそして粒子を水で透析す
る。
表面還元された、シリカ被覆されたCrO2のシランに
よる被覆は水性系または非水系で実施されうるが、しか
し好ましい方法はシランそれ自身が塩基触媒として用い
られる水相シラン化である。これは3−アミノプロピル
トリエトキシシランのようなアミノ官能基を含有するシ
ランを用いると特にうまく行われる。この反応は2段階
からなり、これらは連続してまたは同時に行われうる。
第1番目は3−アミノプロピルトリエトキシシランの相
当するシラノールへの速やかな加水分解および続く塩基
触媒されfこ縮合により重合シロキサンを形成させるこ
とである。
第2番目は粒子のヒドロキシル表面上へのシラノールお
よび重合シロキサンの付着および続く共有結合形成であ
る。水1.8ρ中に懸濁された表面還元された、シリカ
被覆された粒子100gを上からの機械的撹拌器を用い
て分散させそして55°Cに加熱する。こ机に3−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン200戚を加えそしてこ
の懸濁液を約55℃で12〜18時間機械撹拌する。充
分な分散を維持することはこの段階では凝集塊の寸法を
最小限に抑えるために決定的に重要である。あるいはま
た、ボールミルまたはサンドミルシラン化も微細に分散
された粒子の製造に等しく有効である。シラン化された
粒子を室温で充分に水洗する。仕上った粒子はミクロト
ラック(MicrotracO) [Particle
 5izeAnalyzer (−Leeds &  
Northrup Instruments社、Nor
th 11ales、PA)コでの光散乱法により測定
して平均体積直径lOμより下、そして沈降時間20分
より下である。l crttギャップを有する1000
ガウスの磁場における磁気分離時間は3分以下である。
すべての吸着されたシランを確実に除去するために粒子
を充分に洗いそしてpH7,4のl0mM燐酸塩緩衝液
中の5%懸蜀液として貯蔵する。
本発明の免疫検定法は適当な試薬混合物を抗CK−M抗
体または抗CK−B抗体が表面に付着された固相と連続
して接触されることにより行われる不均質免疫検定法で
ある。CKイソ酵素の混合物を含有する臨床試料を、結
合を生せしめるに適切な時間にわたり固相と接触させる
。固相を反応混合物からとり出すか、または反応混合物
は反応が起ったのち特定の間隔で固相から除去されるこ
とができる。詳細には、CK−MBを含有することか疑
われる生物学的試料を抗CK−MまたはCK−8抗体を
担持する固相と接触させて第1の反応混合物を形成させ
る。生物学的試料中の実質上すべてのCK−MまたはC
K−8サブユニツトが固定された抗体にそれぞれ結合さ
れることを確実にするためにこの混合物を5〜50℃、
好ましくは25〜40℃で1分〜1時間、好ましくは5
〜30分間反応せしめる。同相は任意の好都合な手段に
より反応混合物から分離し続いて緩衝液で洗浄して固相
に結合しなかった試料成分および狭雑物を除去すること
ができろ。次に洗浄した固相を固形支持体に結合したそ
れと同じサブユニット特異性を有する可溶性抗CK −
MまたはCK−B抗体と接触させて第2の反応混合物を
形成させる。固定されたおよび可溶性の抗CK抗体は、
それらが適当なCKサブユニットを結合できそしてその
酵素活性を実質上完全に阻害しうる限り同一でも異なっ
ていてもよい。可溶性抗体を結金型CK−MMまたはC
K−BBイソ酵素と反応せしめて残留MまたはBサブユ
ニット活性をそれぞれ阻害する。固相は第2の反応混合
物から分離されうるがしかし分離されねばならないわけ
ではなくそして水または適当な緩衝液で洗浄してすべて
の可溶性抗CK抗体を除去しうる。これを次にCKイソ
酵素活性を測定するための適当な基質と接触させる。基
質は検出しうるシグナルを生ずるように選択されそして
色原体、蛍光原、化学ルミネセンス原等でありうる。検
出しうるシグナルは基質に対するCKの作用により直接
生成されることもできるし、またはCKイソ酵素の活性
にその活性が依存している他の試薬の作用により間接的
に生成されることもできる。これらの基質試薬は知られ
ておりそして米国特許第4.260,678号に詳細に
記載されている。
本発明の免疫検定法により実現される利点のうちでは、
生物学的試料中に存在するCK−MB活性の酵素的測定
を妨害しうる狭雑CK断片(ミトコンドリアCK等)お
よびその他の酵素例えばアデニル酸キナーゼの除去があ
げられる。また、検定中におけるCK−MMまたはCK
−BBサブユニットからのCK−MB酵素活性への何ら
かの寄与は抗CK−Mまたは抗CK−B免疫阻害性抗体
によりそれぞれ排除される。その結果唯I種の抗体のみ
しか必要とせず、所定の試料に対し1種活性測定のみし
か要せず、そして免疫沈澱法に典型的に要する長い反応
時間の必要が排除されるより特異的なCK−MB活性の
免疫阻害検定法が得られる。
以下の実施例により本発明を説明する。
実施例 I A、抗CK−M活性阻害性抗体の磁気粒子への共有結合 50頬の組織培養用T−フラスコ中にスーパー常磁性バ
イオマグ(Bio Mag@)磁気粒子(Fe”および
Fe3”酸化物のシラン化混合物、粒径0,1〜1.5
μ、表面積100〜150m”7g、Advanced
 Magne−tics  Co、、Inc、社製、ボ
ストン、Ma、)の5%固体懸濁液10mQを入れそし
てpH7、0の0.01M 、に211PO4(結合緩
衝液)40顧を添加することにより磁気粒子の予備洗浄
を行なう。この懸濁液を10秒間手で振盪させそしてフ
ラスコを永久磁石上に10分間装いて液相から粒子を分
離する。この操作を結合緩衝液50mQを用いてさらに
2回反復して洗浄操作を完了した。
この洗浄した粒子を5%(W/V)水性グルタルアルデ
ヒド2011Q中に懸濁させそして10秒間手動により
振盪させそして次にヒユームフード中の振動台上で1時
間振盪させた。粒子分離は前述のようにして行ない、グ
ルタルアルデヒド溶液を捨て、そして粒子を前記したよ
うにして結合緩衝液中で2回洗浄した。次にグルタルア
ルデヒド活性化された粒子を活性阻害性抗CK−M抗体
(E、M、5cience製、Gibbstown、ニ
ューシャーシー)3.2mg/mQを含有する結合緩衝
液10zQ中に懸濁させた。活性化された磁気粒子およ
び抗体の混合物を揺動台上室温で20分間撹拌した。液
相から磁気粒子を前記したようにして分離しそして上澄
み液を捨てた。pH8,0の1Mグリシン遮断溶液であ
る(50x&)を添加して粒子を懸濁させ、そしてこの
@局液を揺動台上室温で1時間インキュベートして残留
反応括を遮断した。磁気分離したのち遮断溶液を捨てそ
して粒子をpH7,4の0.01M K211PO,C
O,1%ヒト血清アルブミン(II S A )含有)
溶液(洗浄緩衝液) 50 mQ中に@3澗さ什、磁気
により分離しモして液相を除去する操作を反復すること
により3回洗浄した。
洗浄した粒子を使用に供するかまたは4℃で貯蔵するた
めに洗浄緩衝液10zQ中にgBさせた。
B、生物学的試料中のCK−MB活性の測定プールされ
た正常ヒト血清中および検量用ベース物質中の両方にお
ける試料を調整した。血清または検量用ベースに精製カ
ニクイザル心臓CK−MBill縮物を添加することに
よりCK−MB活性レベル0125.50.125およ
び250単位/Qのものを調整した。精製カニクイザル
心臓CK −MM濃縮物または精製ヒト脳CK −BB
ia縮物(Calbiochem Behring社、
San Diego、 CA)のいずれかを血清に添加
してそれぞれ700単位/ぐのCK−MMおよび100
単位/I2のCK−BB活性となすことにより(J−H
またはCK−BB含量が高められた試料を調整した。米
国特許第4,264,471号公報に記載され何らCK
−活性を含有しない混合イオン交換法を用いて血清を脱
脂質(delipify)することにより検量用ベース
物質が得られた。
プールされた正常ヒト血清は200U/+2の天然のC
K−MM活性を含有していた。CK値はacao分離臨
床分析器(E、1.du  Pont  de Nem
ours  andCompany社の登録商標)上で
CK法を用いて測定した。
適当な試料または対照溶液500dおよび前記A項で調
整された磁気粒子/抗CK−M試薬200成を試験管中
で合しそして混合し、この混合物を37℃で10分間イ
ンキュベートせしめることにより検定を行った。各個々
の試験管挿入領域の両側に一連の永久磁石を備えた試験
管ラック中に試験管を1分間挿入し、次に上澄み液をと
り出して捨てた。磁気粒子試薬を前記したようにして洗
浄緩衝液(0,045M燐酸塩、0.000039Mエ
チレンジアミン四酢酸(EDTA)、0.2M塩化ナト
リウム、0.00056Mメルカプトエタノール、pH
7,0) I x(lを用いて2回洗浄した。
粒子を洗浄緩衝液100d、および20 mg / m
(1の抗CK−M抗体(E、 M、 Sc 1ence
)、3760/祿の酵母ヘキソースキナーゼ(Boeh
ringer−MannheimCarp、)、224
tl/i(2の細菌グリコース−6−燐酸デヒドロゲナ
ーゼ(Boehringer −MannheimCo
rp、)、安定剤および微生物阻害剤を含有する溶液2
5成中に悲劇させた。管を数回穏やかに回転させること
によりこの懸濁液を混合しそして37℃で5分間インキ
ュベートした。発色試薬3 、4 R(l lを混合し
ながら管に加えそしてこの混合物を37℃で10分間イ
ンキュベートせしメタ。発色試薬はクレアチン燐酸16
η、クルコース1011g、ニコチンアミドアデニンジ
ヌクレオチド(NAD”) 5肩9、酢酸マグネシウム
23tttg、ジチオエリトリトール(DTE)7. 
Lag 、アデノシンジ燐酸(ADP)9.1η、アデ
ノシンモノ燐酸(AMP)6.1肩9、P+、Ps−ジ
アデノシンー5−ジ燐酸(Ap5A)0.025my、
およびN−2−アセトアミド−2−アミノエタンスルホ
ン酸(A CE S ) 50 、6 it9ヲ蒸留水
4.1城に溶解したものからなる。発色試薬のpHは6
.8であった。
3分間インキュベーションしたのち、第1番目の1 、
7 ttt(1部分をとり出し、氷水浴中に浸漬されか
つ永久磁場にある試験管中に1分間入れた。
−この時間中に大多数の粒子か懸濁液から磁気により分
離された。上澄み液を1 axのキュベツトに移しモし
てキュベツトホルダーがキュベツトの両側に永久磁石を
有するように修正されたHewlett Packar
d Model 8451A分光光度計中に挿入した。
吸光度を340 nmで測定した。
第2の部分をインキュベーション10分後にとり出しそ
して第1の部分と同じ方法で処理した。 試料の活性は
第1の部分と第2の部分との吸光度差から測定された。
第1表および第2表にそれらのデータを示す。
第  1  表 50  lot  、204 103 250 368 8H、520 *正常なヒト血清試料は200 U/Q CK−MMを
含有。
第  2  表 5000/QのCK−MM(総CK−MM= 700 
U/12)および100U#!のCK−BB(CK−B
B= 200 U/り)を補強した血清試料を同じ方法
で処理した。3分間と10分間の間の吸光度増大はそれ
ぞれ17mAおよび7mAであった。
各レベルでの試料のミリ吸光単位における差(10分で
のmA−3分でのmA)であるΔmAの計算により、C
K−MB活性の評価についての臨床的に受容されうる標
ω曲線が正常なヒト血清および脱脂質されたヒト血清の
いずれにおいても得られることが示された。この試験の
感度はltl/(!のCK−MBにつき約2mAである
。CK −M MまたはCK −BBイソ酵素を補強さ
れた血清で測定されるように、試料中のCK−MMおよ
びCK−BI3が総活性に何ら実際上有意な寄与をする
ことはなかった。このようにCK −M MおよびCK
−BB活性が存在しないことは本発明の方法がCK−M
B検定における通常の干渉物からのバックグ、ラウンド
シグナルを最小限に抑制するのに特に有効であることを
示している。
実施例 2 実施例1におけると同様にするが、しかしBio Lg
■磁気粒子の代りにシラン化された二酸化クロム磁気粒
子(E、 1.du Pont de Nemours
&CO1社製、11i1mington、DE)を使用
して共有結合した活性阻害性抗CK −1,1抗体を有
する磁気粒子を調整した。
Cry、の還元的表面処理 品質改善された加熱された二酸化クロム250gを水1
750m12中で重亜硫酸ナトリウム1009と混合し
た。この混合物をW−250V−B Vertical
  Be1t−Drive Co11oid Mill
(Greerco Corporation社製、tl
udson、N、H,)中で45分間粉砕しそしてガラ
ス容器中で1週間熟成させた。この粒子を蒸留水で透析
して過剰の重亜硫酸ナトリウムを除去した。クロム酸塩
浸出試験では吸光度0.03、沈降時間12分、か得ら
れた。
シリカコーティング 前記で得られた二酸化クロム粒子toogを3Qのビー
カー中に入れそして蒸留水2.5Qを加えた。この粒子
を機械により撹拌しながら90℃±2℃に加熱した。こ
の混合物にアルミン酸ナトリウム(40%溶液) 5 
、 OmQを加えそしてこの一懸蜀液のpFIを5%硫
酸の添加によっつに調整した。この混合物にメタ珪酸ナ
トリウム25gおよび硼酸ナトリウム6.25gを含有
する水150 m(lを1時間かかって滴下した。5%
硫酸の同時滴下によりこの混合物のpHを9±0.5に
維持した。
反応の間中はげしい撹拌を維持した。すべての試薬か添
加されたのち、この混合物を90℃に加熱しそしてさら
に30分間撹拌し、次に5%硫酸を用いてpHを7に調
整しそして室温に冷却せしめた。この粒子を水で透析し
た。クロム酸塩浸出試験では吸光度0.03、沈降時間
15分であった。この一部分を乾燥しそして25℃、8
0℃および夏40℃に90分間加熱しそれから試験を行
うと、クロム酸塩浸出試験では表面還元された粒子につ
いての0,33.0.83、および2.0に比較してそ
れぞれ0.1.0.2および0.25なる吸光度が、示
された。
シランコーティング シリカ被覆された二酸化クロム粒子1009を機械的撹
拌器、還流冷却器および温度センサーを備えた2Qの火
室フラスコ中の蒸留水1.8Q中に懸濁させた。アミノ
プロピルトリエトキシシラン200 m(lを加えそし
てこの混合物を55°Cで18時間撹拌した。この粒子
・を蒸留水13σを用い沈降およびデカンテーションに
より3回洗浄した。洗浄した粒子を10mM燐酸塩緩衝
液(pH7)中に50 sg / rh(lで懸濁させ
た。クロム酸塩浸出試験では吸光度0.02、沈降時間
8分であった。一部分を乾燥しそして25℃、80℃お
よび140°Cで90分間加熱してから試験すると、ク
ロム酸塩吸光度はそれぞれ0.05.020および0.
25であった。
試料は実施例IAにおけるようにして精製カニクイザル
心臓CK−MB!I物を検量用ベースに添加することに
より調整された標準物であるか、または個々のヒト血清
標本のどちらかであった。
総CK値はDu Pont社のaca[F]分分離臨床
分析器C演法用いて測定された。電気泳動による測定は
Cardiotrac” CK操作(Corning 
Medica1社製、Medfield、 )AA)に
より行われた。
すべてのインキュベーションおよび分離はそれぞれの試
験管に対する多数の部位を含有する特別に設計された反
応室中でなされた。各部位は遠隔操作されるモーター上
に据えられた試験管保有用カップおよび各保有用カップ
に対し向い合わせの位置にあってフレーム構造中に据え
られた2個の永久磁石からなる。モーターを活動させる
と、カップおよび試験管が、磁気粒子および試験管中に
含有される溶液の、混合物を懸濁させかつ懸濁液中に保
持するに充分なエネルギーを以て回転方向に振動された
。モーターが停止されると、振動性の回転動きが止んで
、それにより磁場の作用により磁気粒子が悲劇溶液から
分離された。反応室の温度は37℃に制御された。
適当な試料100dおよび磁気粒子−抗CK−M阻害性
抗体試薬100JIIlを反応室中の試験管内で混合す
ることにより検定を行った。ミキサーを活動させそして
この混合物を5分間インキュベートせしめた。
モーターを停止させ、懸濁液を分離しそして溶液をとり
出して捨てた。この磁気粒子を洗浄緩衝液(1%八へE
SSO,15%DTE、 pH6,8) 500成を用
い前記したようにして磁気粒子を懸濁さけ、分離し、そ
して上澄み液を吸い出すことにより3回洗浄した。次に
粒子を洗浄緩衝液125μQおよび酵素−抗体試薬溶液
(実施例IBに記載)6成と混合しそして反応室中で撹
拌しながら5分間インキュベートした。発色試薬125
tlfliを管に加えそしてこの混合物をインキュベー
トせしめた。
発色試薬の各I RQはグルコース4 mg、酢酸マグ
ネシウム10zg、n−アセチシソスティン5次g、N
AD”2*g、クレアヂン燐酸5 、4 mg、AD 
1.O19およびACES40 mgを含有した。この
発色試薬のpHは6.8であった。
3分間インキュベーションしたのち、反応混合物120
dを水300成および急冷試薬(Tandem■−モノ
クローナル免疫酵素測定用Quench Reagen
t l1ybritech、  Inc、  社製、S
anDiego、CA) 60 IIflを含有する第
2の試験管に移した。この混合物を軽く混ぜ合せそして
M4700磁気分離器(Advanced〜+agne
tics、 Inc、社製、Cambr idge 、
 MA)に入れた。
磁気粒子を含まない溶液吸光度をIf e w I e
 L tPackard 8451A型分光光度計中3
40nmおよび400nmで測定した。
最初の反応混合物の第2の1207ff1部分をインキ
ュベーション−10分後ノことり出しそして第1の部分
と同じ方法で処理した。
試料の正味7分間の吸光度変化は等式 mA=(mA3
4o  mA+oo)+o分  (mA3*o  mA
+oo)3分により測定された。
一連の標孕物についての検定から得られる結果を第3表
に示す。これらの結果は検定が直線であることを示す。
この試験の感度は約1.5mA/U#! CK−MB 
(傾斜+1.54mA/U#2)であった。標準曲線切
片は−2,3mAでありそして1旧関係数は0.999
93であると計算された。
第  3  表 +09  165 2+9  335 第4表はそれぞれのヒト血清標本の検定結果を示す。総
CK値はDu Pont社のaCa■分離臨床分析器を
用いCK法により測定された。電気泳動はCardio
tracTMCK法(Corning Medical
、5ledfield。
MA)により行われた。CK−MB活性はミリ吸光度の
差(△、単位= mA)から等式 を用いて計算された。
これらの結果は、本発明の検定法がCK−!tlBにと
って感度が良くか一つ特異的であること、およびCK−
MB測測定おける通常の干渉物例えばCK−MM。
CK−BBおよび非定形CK−MMの影響が最小限に抑
制されることを示す。
第  4  表 IN   56 0  3 2N  127 0  5 3N   25 0  2 4N  212 0  9 5N   70 0  4 6N  397 0  9 7S  228 0  5 8S  138 0  4 9N  125 0  6 1OS  128 0  1 11N**  125 0  5 13S***  44 0  5 14S   99 7 10 180     235     4    .191
9+      231     ’4     23
20+      160    15     20
21S      829      6     2
523+    1306    17     96
*゛N″ 「正常」で健康なヒトの血清試料を示す。
S″ (心臓以外の)外科手術患者の血清試料を示す。
0“ 心臓外科手術患者の血清試料を示す。
+″ 心筋梗塞と診断された患者の血In試料を示す。
**  5U#2のCK−BBおよび50U/Qの非定
形CK−MMを含有する試料。
***  脂血性試料 実施例 3 磁気粒子−抗CK−M阻害性抗体試薬、試料、および検
定装置は実施例2におけると同じであった。
第1の試験管中で試料100tilおよび磁気粒子試薬
601.Iiを混合することにより検定を行った。イン
キュベーションは5分間行われ、その後に洗浄緩衝液(
5%ACES、 0.75%NAC,0,1%ナトリウ
ムアジド、pH6,75) 90 Jおよび脱イオン水
360μQを加えた。この@副液を混合し、分離しモし
て液相を捨てた。粒子をさらに2回洗浄した。最後の洗
浄後下記の試薬を連続して加えた。
(1)酵素−抗体試薬(Iff(当り抗CK−M抗体8
1g、酵母ヘキソースキナーゼ90単位、細菌グルコー
ス−6−燐酸デヒドロゲナーゼ54単位、安定剤および
微生物阻害剤を含有)15m、(2)洗浄緩衝液(前記
)30成、 (3)脱イオン水120成、および (4)基質試薬(25mM ACES緩衝液、6dジア
デノシン5燐酸、1.5mM NAD”、15 mM 
NAC。
20mM酢酸マグネンウム、12mMグルコース、1.
44mM ADP、  13 mMクレアチン燐酸、5
.4mMEDTA、および90mM)レバロースを含有
、pH−6,75) I OO/il。
この混合物を混ぜ合せながらインキュベートし、そして
一部分をとり、急冷しそして実施例2におけると同様に
して測定した。
この実施例では洗浄工程および試薬添加工[呈遂行にと
ってさらにより効率的な手段を示し、そして基質試薬中
に一ジアデノシン5燐酸を包含させると恐らくはアデニ
ル酸キナーゼからくる干渉が排除されることが示される
。この干渉は溶血した標本中の固形支持体への非特異的
結合によるものであった。この操作により試験された個
々のヒト血清標本の結果および実施例2の結果を第5表
に示す。
第  5  表 tN   9    g 3S   It    9゛ 5N**  23   3 6N**  27   3 7NH116 *゛N″は「正常」な人間からの血清を示す。
S″は外科手術患者からの血清を示す。
0″は心臓外科手術患者からの血清を示す。
** 試料は視認しうる程度に溶血された。
特許出願人  イー・アイ・デュポン・ド・ネモアース
・アンド・コンパニー 外2名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)(a)CK−MBイソ酵素の含有が疑われる液体試
    料を、結合型サブユニットの酵素活性を実 質上完全に阻害できかつ固相に固定された ものである1モル過剰の抗CK−Mまたは抗CK−Bサ
    ブユニット抗体のいずれかと接触させることにより第1
    の反応混合物を形成さ せる工程、 (b)反応を起こさせてそれによりMまたはBサブユニ
    ット含有イソ酵素と前記固定された 抗体との間に複合物を形成させる工程、 (c)固相を反応混合物から分離する工程、(d)固相
    を、結合型サブユニットの酵素活性を実質上完全に阻害
    できかつ前記固定され た抗体と同じサブユニット特異性を有する 可溶性抗CK−Mまたは抗CK−Bサブユニット抗体と
    接触させることにより第2の反応混 合物を形成させる工程、および (e)固相と結合した阻害されなかったイソ酵素の酵素
    活性を測定する工程、 からなるCK−MBの免疫阻害検定法。 2)抗体が前記固相上に共有結合により固定される前記
    特許請求の範囲第1項記載の免疫阻害検定法。 3)固相が無機性である前記特許請求の範囲第1項記載
    の免疫阻害検定法。 4)固相が磁性物質である前記特許請求の範囲第3項記
    載の免疫阻害検定法。 5)固相が表面還元された、シリカ被覆された、シラン
    化されたCrO_2である前記特許請求の範囲第3項記
    載の免疫阻害検定法。 6)固相が有機性である前記特許請求の範囲第1項記載
    の免疫阻害検定法。 7)固相が抗体と結合を形成しうる基を有する試薬で被
    覆された前記特許請求の範囲第3項記載の免疫阻害検定
    法。 8)固相がシラン化されている前記特許請求の範囲第3
    項記載の免疫阻害検定法。 9)固相が工程(C)において磁気により反応混合物か
    ら分離される前記特許請求の範囲第1項記載の免疫阻害
    検定法。 10)酵素活性測定がジアデノシン5−燐酸の存在下に
    実施される前記特許請求の範囲第1項記載の免疫阻害検
    定法。 11)固相がシラン化された二酸化クロムでありかつ固
    相が磁気により反応混合物から分離される前記第10項
    記載の免疫阻害検定法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015166790A1 (ja) * 2014-04-30 2015-11-05 和光純薬工業株式会社 クレアチンキナーゼmbアイソザイムの測定方法及びそれに用いられるキット

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