JP3684454B2 - 沈殿可能な固相を用いる不均一系イムノアッセイ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は不均一系イムノアッセイを実施する方法に関し、さらに詳しくはコーティングされた固相を液相から沈殿ついで遠心分離によって分離し、検出可能な活性を液相に残留させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
被検物質、たとえば、生物学的液体中には低濃度でしか存在しないがその検出は疾患の診断および治療に重要な抗体の検出には、免疫化学的方法が頻繁に用いられる。
【0003】
免疫化学定量法は均一法と不均一法に区別される。均一法においては結合パートナーが検出反応に先立って分離されることはないが、不均一法では、結合反応および検出反応は、結合および検出パートナーの物理的分離後に順次行われる。均一系検出法たとえば粒子−増幅凝集法における濁度の測定は、不均一法に比べて、速やかに行われることが多い反面、分離工程がないことにより干渉を受けやすくそして感度は低いことが多い。
【0004】
さらに、直接検出法と競合検出法によっても区別される。直接検出法では、結合反応および検出反応は被検物質上で、たとえば被検物質を固相上の第一の抗体に結合させ、この複合体に、検出可能な構成成分をもつ第二の抗体の結合体を結合させることにより、たとえばサンドイッチアッセイ法で行われる。これとは対照的に、競合検出法では、サンプルの被検物質は、たとえば被検物質−特異的抗体でコーティングされていてもよい固相への結合に際して、標識された被検物質または被検物質様化合物と競合する。競合は、均一系においてもたとえば凝集反応の阻害により、また不均一系においてもたとえば固相に結合した標識被検物質の量の定量により、いずれの系でも検出できる。このような競合法は、ただ1個の特異的結合部位をもつ被検物質の検出、または1回の結合反応のみが可能で直接検出法の場合に要求されるような2回の結合反応(固相および結合体)は不可能な極めて小さい分子(ハプテン)の場合の検出に有利に用いられる。
【0005】
ただ1個の特徴的エピトープを有するタンパク質の検出ならびにハプテンの検出には、試験のデザインに特別な要求が提起される。すなわち、凝集原理による均一系イムノアッセイはたとえば、せいぜい競合的デザインでのみ可能である。これらのアッセイの感度は、最初に述べたように通常低いことから、不均一法が要求される。被検物質または結合してまだ溶液中にある被検物質結合体の分離には、慣用の不均一系免疫学的方法では、被検物質に相補性で、支持体たとえば小チューブまたはマイクロタイトレーションプレート上に固定され、したがって洗浄可能な結合パートナーが利用される。さらに発展した不均一法では、ピペットで吸引可能な固相は様々な量の様々な被検物質の測定を可能にするので(「ランダムアクセス」)その使用が有利である。たとえば、コーティングされた粒子がピペットで吸引可能な固相として用いられる。
【0006】
すなわち、たとえばDE41 26 436号には、被検物質の免疫化学的単離を行うためにアガロース粒子にカップリングさせた抗体のイムノクロマトグラフィーにおける使用が記載されている。そのほか、コーティングされた微粒子を被検物質の分離に使用する他の方法も記載されている。これらの方法は互いにコーティングされた粒子の分離を行う方法が相違する。
【0007】
検討する溶液中の微粒子懸濁液をろ過することによる分離も、以前にたとえばDE41 24 778号に記載されている。また類似の方法を競合イムノアッセイの場合に採用することもできる。測定されるものは固相上に残存する被検物質の量、または競合法においては、ろ液中に残存する遊離被検物質/酵素結合体の量である。さらに他の変法では、免疫複合体中に残存する被検物質/酵素結合体を再び遊離させて酵素の活性が測定される。
【0008】
コーティングした粒子を被検物質含有溶液と接触させたのち手操作で分離し、結合した被検物質を洗浄したのちさらに分析に付す方法も記載されている。
【0009】
たとえば、US(91/716,144)にはコーティングされた磁性粒子を磁石の近接によって固定化する方法、およびこうして洗浄したのちに結合した被検物質をさらに分析に付す方法が記載されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
これまでに記載されているこれらのすべての方法は分離系に特異的に連動した装置を必要とする。したがって、特別の洗浄および/または分離装置を必要としないで現在行われている臨床化学的分析装置にも適用可能な固相の分離方法が求められている。
【0011】
JP 86−230925では、被検物質/酵素結合体の存在下に被検物質を抗体でコーティングされたポリスチレン粒子に結合させ、遠心分離によって反応溶液から分離し洗浄する。沈澱の酵素活性が測定される。しかしながら、この方法は極めて強い遠心力を必要とし、したがって現在用いられている遠心分離分析装置では使用できない。その上、記載された方法では別個の洗浄工程が必要になる。現在用いられている遠心分離分析装置の作動加速度は最高約1500×gまでである。
【0012】
JP 88−143257では、被検物質に向けられたコーティング粒子および抗体結合体で構成される混合物を直接法で形成させ、この混合液を被検物質含有溶液とともに室温で数時間放置する。ついで上清中に残存する抗体結合体の可溶性活性を別個に測定する。この方法の説明はこの点には触れていないが、生成した粒子−被検物質−抗被検物質/結合体から構成される複合体が長時間のインキュベーションの間に沈降して、上清中の抗−被検物質/結合体は遊離被検物質の量に相当する程度まで除去されることが明白である。この方法は、沈降に必要な時間として極めて長いためインキュベーション時間が要求され、またこれらの結合体含有複合体も機械的振動またはピペットアームの浸漬の深さの変動により結合体の定量に関与するようになる可能性があることから、極めて不満足なものである。
【0013】
GB 84−11706では、被検物質(ハプテン)、抗−被検物質抗体/標識1結合体および被検物質/標識2結合体から構成される混合物が、第一のインキュベーションにおいて、抗被検物質抗体標識1結合体と遊離被検物質とから、または競合的に被検物質/標識2結合体とから複合体が形成されて分離される。結合した被検物質/標識2結合体は、その後の工程で、標識1を結合することによりそれを固相上に固定化して分離される。この目的では、標識1に向けられた抗体でコーティングされた小チューブがとくに使用される。他の変法では、標識1に対する抗体を最初に添加し、ついでこれらの抗−標識1抗体に対する抗体でコーティングされたカオリンを添加する。この第二の変法においては、分離は遠心分離により達成される。次いで、沈殿中の標識2の活性が検出されるが、沈殿は溶液中からの相当する持ち込みを除去するためにさらに洗浄しなければならない。この方法は極めて複雑である.すなわち、第二の変法では3種の異なる抗体が用いられる。これにより、必要なインキュベーション時間は数時間にも及ぶことになる。さらに、この方法はハプテンの検出に限定される。
【0014】
以前に記載された方法の一部は既に実用化されているが、現在用いられている遠心分離分析装置での使用に最適な慣用方法は見出されていない。
【0015】
本発明の基盤にある技術的問題は、したがって、現在用いられている遠心分離分析装置の一つでの使用に適当な不均一系免疫化学的検出方法を見出すことであった。
【0016】
【発明を解決するための手段】
この技術的問題は請求範囲に記載の実施態様の条項により解決される。
【0017】
驚くべきことに、このような方法は、サンプルを固定化された特異的結合パートナーおよび標識された特異的検出物質とインキュベートしたのち以下の物質、すなわち、
i) 固相に向けられた特異的結合パートナー
ii) 検出すべき物質に向けられた結合パートナー
iii) 固相上に固定化された繋留物質に向けられた結合パートナー
(これらの抗体は非標識特異的結合パートナーの抗体とは異なる種からのものであることが好ましい)よりなる群からの物質少なくとも1種を添加して固相を沈殿させ、現在用いられている遠心分離分析装置により約200〜800×gの加速度で遠心分離し、次いで検出のために、使用されなかった標識特異的検出物質の濃度を上清中で定量することによって実行可能であることが観察された。
【0018】
この新規な効果はおそらく、粒子の沈殿が、これらの粒子に対して高い親和性を有する「結合パートナー」(実施例4参照)の添加により、粒子の沈殿速度が、現在用いられている遠心分離分析装置でも分離は約0.1〜10分好ましくは1〜3分という短時間で起こる程度にまで上昇することによるものと考えられる。本技術分野の熟練者は適当な実験により、結合パートナーの濃度を、たとえば高用量−フック効果の回避を期待して、適当な様式で容易に調整することができる。
【0019】
検出感度はラテックス懸濁液を希釈することにより改良することができる(実施例5)。しかしながら、被検物質/酵素結合体の濃度はそれに応じて低下することから、上清中に存在する酵素活性を間接的に、すなわち付加的な下流反応を用いて測定することが必要になる場合も考えられる(実施例6)。
【0020】
この新規な方法の顕著な特徴は、ピペットによる吸引工程数が少ないこと、必要な成分数が少ないこと、およびとくに実行時間が著しく短く、通常1〜60分の範囲好ましくは10〜30分の範囲で行われることである。すなわち、この新規方法では2種からの抗体を必要とするのみである。さらに、この新規方法では、測定は上清に対して直接行われる。しかも、この方法は特別の洗浄または分離装置を必要とせず、したがって現在用いられている臨床化学的分析装置に適用可能である。その上、この方法論的アプローチは競合および直接検出法の両者に用いることができる。最後に、この方法はハプテンおよび1個のみの特異的エピトープを有する物質の検出、ならびに複数個の特異的エピトープを有する物質の検出いずれにも使用可能であり、したがって以前に報告されている方法に比べてその適用可能範囲はかなり広い。
【0021】
【発明の実施の形態】
測定方法に応じて、標識特異的検出物質は、競合アッセイの場合には標識被検物質であり、またサンドイッチアッセイの場合には標識特異的結合パートナーである。
【0022】
標識特異的結合パートナーは、検出可能な標識を直接もっているか、さもなくばそれを介して標識または検出反応に連結できる基をもっている特異的結合パートナーである。
【0023】
本発明の意味の範囲内では、標識被検物質は、たとえば、被検物質、被検物質誘導体および検出可能な標識を直接もっているかさもなくばそれを介して標識に連結できる基をもっている被検物質類縁体である。
【0024】
本発明の意味の範囲内では、標識は、たとえば酵素、同位元素、蛍光もしくは化学発光基、または他の染色もしくは着色粒子とすることができる。
【0025】
本発明の意味の範囲内では、特異的結合パートナーは、たとえば、抗−被検物質抗体、特異的レクチン、受容体または類似の分子である。
【0026】
【実施例】
以下の実施例は本発明を例示するものである。
【0027】
実施例1a)
抗−F1+2ラテックス試薬の調製
ラテックス試薬は、Kapmeyer W.H.ら、J.Clin.Lab.Anal. 2:76〜83(1988)に従って調製された。1mlのグラフトポリマーを0.1mlの抗体溶液〔F1+2プロトロンビンフラグメントのC末端に対する特異的ウサギ抗体(その調製についてはEP 0 303 983参照;濃度:0.5 mg/ml)〕および0.05mlの20%Tween(登録商標)20水溶液と混合した。シェルポリマー上の保護アルデヒド基を活性化するため、約0.01mlの1N HCl溶液を用いて懸濁液をpH2.5に調整した。室温で30分間インキュベートしたのち、25mgの水素化ホウ素ナトリウムを1mlの1Mリン酸水素ナトリウムの溶液(pH6.5)に溶解し、この溶液0.25mlをコーティング溶液に添加した.抗体を室温で1時間、活性化したアルデヒド基にカップリングさせた。次いで、ラテックス/抗体結合体を遠心分離して(Beckman 遠心分離装置、40,000×g、30分)、ペレットを0.1モルのグリシン緩衝液〔pH8.2;0.17M NaClおよび0.5%Tween(登録商標)20含有〕1.5mlに再懸濁した。溶液を約5秒間超音波処理した(Bronson B 15 Sonifier)。この保存溶液は+4℃で貯蔵した。
【0028】
実施例1b)
アルカリホスファターゼ(AP)または西洋ワサビペルオキシダーゼ(POD)とのF1+2ペプチド結合体の調製
a) 方法の原理
酵素/ペプチド結合体は、最近の原理に従い、たとえばP.Tijssen(Laboratory techniques in biochemistry and molecular biology;Vol 15,Elsevier Sciences Publishers B.V.,Amsterdam-New York-Oxford,1988)に記載のような異種二官能性リンカーを用いて調製される。合成的に調製した抗原(F1+2ペプチド;Behringwerke AG より入手)のアミノ末端にシステインを付加した(EP 0 303 983参照)。ペプチドのN−末端システインのSH基と、結合する酵素のN−末端のアミノ官能基の間の結合はm−マレイミドブチリル−N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル(MBS;Servaより)を用いて行う。酵素/酵素結合体の形成を回避するために、実際のカップリングの前にN-エチルマレイミド(NEM;Servaより)を用いて酵素上の遊離SH基はすべて保護される。
【0029】
b) SH−保護酵素の調製
8.8mgの西洋ワサビペルオキシダーゼ(POD)あるいは15mgのアルカリホスファターゼ(AP)(両者ともBehringer Mannheimより入手)を1mlのカップリング緩衝液(0.1mol/リットル リン酸ナトリウム緩衝液、5mM EDTA、pH6.0;APの場合さらに1mmol/リットルMgCl2および1μmol/リットルZnCl2)中に溶解させる。0.1mlのNEM溶液(N,N−ジメチルホルムアミド中18mg/ml)を室温で撹拌しながら滴加する。容器を密閉し室温で1時間撹拌しながらインキュベートする.ついで溶液を反応緩衝液(0.1 mol/リットル リン酸ナトリウム緩衝液、pH8.0;APの場合さらに1mmol/リットルMgCl2および1μmol/リットルZnCl2)に対して透析し、必要な場合はCentrikons(Amiconより;排除サイズ<10kD)で約1mlに濃縮する。
【0030】
c) 酵素への反応性マレイミド官能基の挿入
0.1mlのMBS溶液(N,N−ジメチルホルムアミド中100mg/mlのm−マレイミドブチリル−N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル)を実施例1b)からの反応緩衝液約1ml中のSH−保護酵素に、室温で撹拌しながら滴加する.混合物を1時間撹拌し、溶液をカップリング緩衝液(0.1mol/リットル リン酸ナトリウム緩衝液、5mM EDTA、pH6.0;APの場合さらに1mmol/リットルMgCl2および1μmol/リットルZnCl2)に対して透析する。必要な場合には、活性化酵素溶液をCentrikons(Amiconより)を用いて約2mlに濃縮する。
【0031】
d) ペプチドの活性化酵素へのカップリング
F1+2ペプチド2mgを、2mlのカップリング緩衝液(0.1mol/リットル リン酸ナトリウム緩衝液、5mM EDTA、pH6.0;APの場合さらに1mmol/リットルMgCl2および1μmol/リットルZnCl2)中に溶解する。実施例1b.c)からの活性化酵素溶液2mlをついで撹拌しながら添加する。密閉した容器を室温で1時間、撹拌しながらインキュベートする。
【0032】
e) 残留マレイミド基の飽和
新たに調製された400μlのシステイン溶液(0.1mol/リットル リン酸ナトリウム緩衝液、5mM EDTA、pH6.0中10mmol/リットル;APの場合には、さらに1mmol/リットルMgCl2および1μmol/リットルZnCl2)を実施例1b.d)からのカップリング溶液に添加し、ついで混合物を約10分間撹拌する。
【0033】
f) F1+2ペプチド/酵素結合体の透析および保存
実施例1b.e)からのカップリング溶液を結合体透析メジウム(5mmol/リットル トリス塩酸塩、0.9g/リットル フェノール、pH7.4;APの場合さらに1mmol/リットルMgCl2および1μmol/リットルZnCl2)に対して透析し、−20℃で保存する。
【0034】
実施例1c)
F1+2ペプチド/POD結合体を用いるF1+2ペプチドの直接測定
25μlのF1+2ペプチド(サンプル)を、実施例1に従って調製してその保存溶液を試験メジウム(0.02mol/リットル トリス塩酸塩、9g/リットルNaCl、0.5g/リットルTween20、pH8.2)中1:30に希釈した抗−F1+2ラテックス試薬50μlに添加し、この混合物を+37℃で15分間インキュベートする。ついで25μlのF1+2ペプチド/POD結合体(実施例1bに従い西洋ワサビペルオキシダーゼを用いて調製;試験メジウム中1:5000に希釈)を混合し、この新たな混合物を+37℃でさらに10分間インキュベートする。ヤギ抗−ウサギ抗体溶液(Behringwerkeより;10mmol/リットル トリス塩酸塩、0.45g/リットルNaCl、0.25g/リットルTween20、50g/リットル ポリエチレングリコール6000、pH8.0中0.056g/リットル)を添加し、混合物を+37℃でさらに3分間インキュベートする。沈澱した粒子をついで、3分間、400×gでの遠心分離によって分離する。10μlの上清を採取し、100μlのPOD基質溶液(Behringwerke AGより)と室温暗所で30分間インキュベートする。100μlの0.5N硫酸を添加して基質反応を停止させ、吸光度を492nmで測定する。1.9〜19190nmol/リットルのF1+2ペプチドの測定範囲で得られた吸光度を表1に掲げる。
【0035】
この実験デザインは検査室においてエッペンドルフ管中で行われた。このデザインはまた、臨床化学用遠心分離分析装置を適当にプログラムすればそれを用いて行うことも可能であり、したがって自動化の可能性も提供される。
【0036】
【表1】
【0037】
実施例2
本発明に従って固相を沈澱させることによる分析感度の上昇
標準曲線はF1+2ペプチドを濃度範囲1.9〜19190nmol/リットルで用い、実施例1c)の試験デザインを使用してプロットした。実施例3の試験デザインからの変法として抗−ウサギ抗体での抗−F1+2ラテックス試薬の沈澱を行わずに測定を実施した。さらに遠心分離条件を加速度(200〜400×g)および持続時間(2〜10分間)に関して変動させた。結果は表1にまとめる。
【0038】
とくに、臨床化学用遠心分離分析器で通常得られる低遠心加速では、固相を本発明に従って沈澱させた場合にのみF1+2の測定が可能である(図1)。標準曲線は沈澱抗体が添加された場合の方が急峻であり、すなわち、より良好な精度および感度が得られる。さらに、バックグラウンド(F1+2ペプチド非添加)がより低下し、すなわちシグナル対バックグランド比の改善が認められる。被検物質および被検物質/酵素結合体の拡散経路が可能な限り短くなることを保証するためインキュベーション相または混合相で固相が沈澱してはならないことから、沈澱試薬の不存在下にはほとんど沈降がないこともまた有用である。しかしながら、この差は高遠心加速時にも持続する(図2および3)。沈降は加速度と時間の積によって決定されるので、分析感度は加速度の長時間の継続(図4;沈澱抗体の存在下、200×gで2〜10分間)ならびに加速度の増強(図5、沈澱抗体の存在下、200〜800×gで5分間)の両者によって達成することができる。
【0039】
実施例3
ラッテックス試薬濃度の変化による測定範囲の調整
一般に、例2に述べたような、遠心加速度および/または遠心持続の増大による分析感度および精度を向上させる能力は、装置のデザインによって制限される。これに加えて、遠心分離時間が長すぎるとその試験の単位時間処理能力が実質的に低下する。ラテックス試薬の量を減少させこれに応じて被検物質/酵素結合体の量も減少させることによって測定範囲を変更することの方がかなり有利である。
【0040】
0.6〜57575nmol/リットルの範囲での標準曲線を、新規な方法に従い、F1+2ペプチドを用いて作成した。実施例1c)の試験デザインからの変法として、1:15または1:30に希釈した抗−F1+2ラテックス試薬および1:3000または1:5000に希釈したF1+2ペプチド/POD結合体を用いて試験を行った。さらに、遠心分離は3000×gで行った。しかしながら、基質のインキュベーションは15分のみに限定した。反応試薬(固相および結合体)を大幅に希釈した結果として、測定可能領域、すなわち分析感度は約50〜50,000nmolから約2〜2000nmolに移動した(表2)。これは図6に明瞭に示されている。図中には、結合体の濃度差によりグラフ表示中にバックグランドシグナル(0ng/ml)による修正を行った。
【0041】
【表2】
【0042】
実施例4
下流増幅反応を用いるF1+2ペプチドの測定
分析感度を上昇させるため、上清に残留する酵素活性を直接測定せずそれに代えて増幅反応の下流挿入により測定した。Harborn,St.らの系〔Anal.Biochem.206:119-124(1992);PCT WO 90/01559〕を増幅に用いた。この系は、脱リン酸化型の場合にアミノ酸オキシダーゼの補酵素としてのみ働くリン酸化フラビンアデニンジヌクレオチドの切断を基盤とするものである。アミノ酸オキシダーゼの活性は、アミノ酸の酸化時に放出されその一部は添加されたペルオキシダーゼの基質として働く過酸化水素によって検出される。ペルオキシダーゼはその基質(4−アミノアンチピレンおよび3,5−ジクロロ−2−ヒドロキシベンゼンスルホネート)を変換して、最終的に540nmで測定可能な呈色反応を生ずる。この呈色反応が結局、形成される補酵素の量に直接依存し、この補酵素がアポ−アミノ酸オキシダーゼの活性を実質的に増幅させる。補酵素はホスファターゼによって遊離され、この理由から、この場合はF1+2ペプチド/AP結合体が例2に記載のようにして調製され、新規方法に従って使用された。検出反応に必要な他の試薬はLondon Biotechnology,Londonからそのまま使用できる形で入手した。
【0043】
実施例1c)の記載のように試験を実施したが、抗−F1+2ラッテックス試薬および、それに対応してF1+2ペプチド/AP結合体の濃度は、それぞれ開始溶液を1:500および1:10,000に希釈し、実施例3に比較してさらに低下させた。増幅系を用いた場合と用いない場合(実施例3より)のF1+2ペプチドの検出結果を表3に比較する。関連試験−特異的バックグラウンド(0値)について補正後の結果の比較を図7に示す。上清中に残存する結合体を検出するための付加的連鎖反応の使用は、この例では、検出感度に約2nmol/リットルから少なくとも0.2nmol/リットルへの改善を生じる。
【0044】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【図1】新規方法において固相を結合可能なリガンドとともに遠心力200×gおよび遠心分離時間5分で沈澱させる効果を示す図であり、本発明に従って固相を沈澱させた場合(実線)および沈澱させなかった場合(破線)、混合物中のF1+2ペプチドの濃度が検出反応において得られる492nmでの吸光度に及ぼす影響を示す。
【図2】新規方法において固相を結合可能なリガンドとともに遠心力400×gおよび遠心分離時間5分で沈澱させる効果を示す図であり、本発明に従って固相を沈澱させた場合(実線)および沈澱させなかった場合(破線)、混合物中のF1+2ペプチドの濃度が検出反応において得られる492nmでの吸光度に及ぼす影響を示す。
【図3】新規方法において固相を結合可能なリガンドとともに遠心力800×gおよび遠心分離時間5分で沈澱させる効果を示す図であり、本発明に従って固相を沈澱させた場合(実線)および沈澱させなかった場合(破線)、混合物中のF1+2ペプチドの濃度が検出反応において得られる492 nmでの吸光度に及ぼす影響を示す。
【図4】新規方法においてF1+2ペプチドを用いた検出反応の、遠心力200×gでの遠心分離の持続に対する依存性を示す図であり、沈澱した固相を2分間(点線)、5分間(破線)および10分間(実線)遠心分離した場合、検出反応で得られる492nmの吸光度に対する混合物中F1+2ペプチドの濃度の影響を示す。
【図5】新規方法においてF1+2ペプチドを用いた検出反応の、5分間の遠心分離時に適用された遠心力に対する依存性を示す図であり、200×g(点線)、400×g(破線)および800×g(実線)で遠心分離した場合、検出反応で得られる492nmの吸光度に対する、混合物中のF1+2ペプチドの濃度の影響を示す。
【図6】新規方法において、反応成分の濃度変化がF1+2ペプチド検出の測定可能域および感度に及ぼす影響を示す図であり、抗−F1+2ラテックス試薬およびF1+2ペプチド/POD結合体のそれぞれ1:30および1:5000希釈を使用した場合(希釈混合物;実線)ならびにそれぞれ1:15および1:3000希釈を使用した場合(濃厚混合物;破線)に検出反応で得られる492nmの吸光度に対する、混合物中のF1+2ペプチドの濃度の、試験特異的バックグランド反応(0ng/ml)を差し引いた値に及ぼす影響を示している。
【図7】新規方法において検出感度を増幅するための下流反応系の存在下および不存在下でのF1+2ペプチド検出を示す図であり、F1+2ペプチド/西洋ワサビペルオキシダーゼ結合体を用いた非増幅検出において492nmで得られた吸光度(破線)、およびF1+2ペプチド/アルカリホスファターゼ結合体を用いた増幅検出系において540nmで得られた吸光度(実線)から試験特異的バックグランド反応(混合物中にF1+2ペプチドは存在しない)を差し引いた値を示す。
Claims (26)
- 生物学的液体サンプル中の被検物質の免疫化学的検出方法において以下の工程、すなわち、
a) 被検物質の第一の非標識特異的結合パートナーを、ピペットで吸引可能な粒状固相上に固定化する工程、
b) 固定化された非標識特異的結合パートナーにサンプルを添加する工程、
c) 反応混合物の1回目のインキュベーションを行う工程、
d) 標識された特異的検出物質の既定量を添加する工程、
e) 反応混合物の2回目のインキュベーションを行う工程、
f) 以下の沈殿物質
i) 固相に向けられた特異的結合パートナー
ii) 検出すべき物質に向けられた特異的結合パートナー
iii) 固相上に固定化された繋留物質に向けられた特異的結合パートナー
よりなる群からの物質の少なくとも1種を添加して固相を沈殿させる工程、
g) 反応混合物を10〜1000×gで遠心分離する工程、
h) 工程g)で生じた上清の少なくとも一部を第二の測定チャンバーに移す工程、
i) 第二の測定チャンバーにおいて検出反応を開始する工程、
j) 検出反応から被検物質の濃度を決定する工程
を包含する方法。 - 標識された特異的検出物質は標識された被検物質である請求項1に記載の方法。
- 標識された特異的検出物質は被検物質に対する少なくとも1種の付加的な標識特異的結合パートナーである請求項1に記載の方法。
- 検出すべき被検物質は1個または2個以上の特異的エピトープを有するハプテンまたはタンパク質である請求項1〜3の少なくとも一つに記載の方法。
- 被検物質は1個のみの特異的エピトープを有するタンパク質である請求項4に記載の方法。
- 被検物質は、天然たとえば動物もしくはヒト材料から単離されたかまたは遺伝子操作もしくは合成によって製造された請求項2に記載の方法。
- 被検物質は検出が望まれる被検物質に部分的にのみ一致するかまたは化学的もしくは生化学的に改変されている請求項2に記載の方法。
- 特異的結合パートナーは以下の物質、すなわち抗体、レクチン、アビジン、ストレプトアビジン、ビオチン、もしくはそれらの誘導体、補体因子C1、マンナン−結合タンパク質または補因子からなる群より選択される請求項3に記載の方法。
- 検出可能な標識は放射化学的に検出可能な元素、蛍光もしくは化学発光化合物、または適当な二次的反応によって検出可能な酵素もしくは補因子である請求項1に記載の方法。
- 酵素が標識として用いられる請求項9に記載の方法。
- 免疫複合体の形成は硫酸デキストランおよび/またはポリエチレングリコールによって加速される請求項1に記載の方法。
- 沈殿物質は被検物質に向けられている請求項2に記載の方法。
- 結合体は沈殿物質と反応しない標識された改変被検物質からなる請求項12に記載の方法。
- 沈殿物質はさらに第一の非標識特異的結合パートナーに付加的にカップリングされる物質に向けられる請求項1に記載の方法。
- 沈殿物質は沈降速度を増大させるために、不溶性の固相上にそれ自体が固定化される請求項1〜14の一つに記載の方法。
- 第一の非標識特異的結合パートナーは固相には結合しない請求項15に記載の方法。
- 固定化に用いられる固相は、本技術分野の熟練者にそれ自体既知の、ガラス、ゼラチン、アガロース、脂質、赤血球、血小板、白血球、金属コロイド、合成材料および磁化可能な合成材料のような粒子の群より選択される請求項15に記載の方法。
- 合成粒子は、ポリスチレン、ポリデキストラン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリアクリルアミドまたはスチレン−ブタジレン、スチレン−メタクリル酸もしくはメタクリレート−メタクリル酸の共重合体からなる群より選択される請求項17に記載の方法。
- 沈殿物質は、抗体、レクチン、基質もしくはその類縁体、アビジン、ストレプトアビジン、ビオチンもしくはその誘導体、補体因子C1、マンナン−結合タンパク質、補因子または所望の反応パートナーとの特異的結合に加わる他の物質である請求項1に記載の方法。
- 沈殿物質は抗体である請求項19に記載の方法。
- 沈殿反応(f)は反応メジウムを変更することによって加速する請求項1に記載の方法。
- 分離はpHを変化えることにより加速する請求項21に記載の方法。
- 細胞をピペットで吸引可能な粒状固相として使用し、これらの細胞の1種または2種以上の表面抗原に対する抗体を沈殿物質として使用する請求項1に記載の方法。
- 磁化可能な粒子をピペットで吸引可能な粒状固相として使用し、磁性粒子を沈殿物質として使用するか、またはその逆の方法で、磁性粒子を固相として使用し、他の磁性粒子または磁化可能な粒子を沈殿のために使用する請求項1に記載の方法。
- 沈殿物質の特異的結合パートナーが第一の特異的結合パートナーとは異なる種からのものである請求項1に記載の方法。
- 反応混合物を200〜800×gで遠心分離する請求項1に記載の方法。
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