JPS6215659Y2 - - Google Patents

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JPS6215659Y2
JPS6215659Y2 JP15224082U JP15224082U JPS6215659Y2 JP S6215659 Y2 JPS6215659 Y2 JP S6215659Y2 JP 15224082 U JP15224082 U JP 15224082U JP 15224082 U JP15224082 U JP 15224082U JP S6215659 Y2 JPS6215659 Y2 JP S6215659Y2
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JP
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pipe
liquid
heat
steam
valve
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JP15224082U
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JPS5959679U (ja
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はセパレート型熱交換装置に係り、特に
その蒸気管が改良されたセパレート型熱交換装置
に関するものである。
工場等の排ガス、温排水等の顕熱を作動流体の
蒸発、凝縮によつて回収するセパレート型熱交換
装置が提案されている。これはウイツクが内装配
置された1本のパイプ内で作動流体の蒸発・凝縮
を行なわせて熱の伝搬を行なわせるようにした旧
来の所謂ヒートパイプとは異なり、それぞれ別体
に構成された受熱部と放熱部とを有し、これらを
蒸気管及び液管で連結すると共に、液管の途中に
液移送用のポンプを設けてなるものである。
第1図はこのセパレート型熱交換装置の構成の
一例を示す系統図である。
10は受熱部であつて、蒸発管12,12……
が上下方向に配設されている。一方14は放熱部
であつて、凝縮管16,16……が上下方向に配
設されている。受熱部10と放熱部14とは蒸気
管18及び液管20とで連結され、蒸発管12と
凝縮管14とは互いに連通されている。液管20
の途中には凝縮液タンク21及び液移送用のポン
プ22が設けられており、受熱部10には蒸発管
12の液レベルを検知するための液面レベル管2
4が、蒸発管12を迂回するように設けられてい
る。また蒸気管18、液管20、ポンプ22など
は断熱材26によつて被装され、放熱損失が防止
されるよう構成されている。
しかしてポンプ22によつて蒸発管12に導入
された液状の作動流体Lは、燃焼排ガス、温排水
などの高温熱源28と熱交換して加熱され蒸気S
となる。この蒸気Sは蒸気管18を経て凝縮管1
6に導入され、低温の被加熱流体30と熱交換し
てこれを加熱すると共に、それ自身は凝縮液Lと
なり、ポンプ22により液管20を通つて蒸発管
12に移送され循環される。
このように構成されたセパレート型熱交換装置
は、受熱部10と放熱部14とが長い距離離れて
いたり、あるいは設置レベル差が大きくとも蒸気
Sと凝縮液Lの還流が良好で、熱交換能に優れ、
熱負荷の変動範囲も大きくとれるという優れた長
所を有する。
しかして前述の如く蒸気管18、液管20など
は断熱材で被装され放熱損失を防止するようにし
ているが、放熱を完全にゼロにすることは著しく
困難であつて、実際にはわずかな放熱が圧する。
そのため蒸気管18内で一部の蒸気が凝縮して液
になる。この凝縮液は蒸気管18の勾配及び蒸気
流に随伴して受熱部10へ戻るか、あるいは放熱
部14へ流下する。
しかるに配管の途中に建造物、道路などの貫通
することのできない構築物などが存在すると、第
1図の如く蒸気管18の途中にその前後よりもレ
ベルが低くなる曲り部32,34を設けざるを得
ない場合がある。
このような曲り部32,34が存在するとこの
部分32,34に凝縮液が貯まり易くなる。(第
2図はこの様子を示す断面図である。)そして凝
縮液が過度に貯まると流路断面積が小さくなると
共に蒸気流に脈動が生ずるなどして円滑な蒸気の
流れが阻害されるおそれがある。
本考案の目的は上記従来の問題点を解消し、蒸
気の流れが常に安定したものとなり、熱交換能が
高められるセパレート型熱交換装置を提供するこ
とにある。
本考案のセパレート型熱交換装置は、蒸気管の
曲り部の最低レベル位置と、液管のポンプよりも
上流側の部分とを配管接続すると共に、この配管
の途中に弁を設けるようにしたものである。
以下図面に示す実施例を参照して本考案をさら
に詳細に説明する。
第3図は本考案の実施例に係るセパレート型熱
交換装置の構成を示す系統図、第4図はその要部
の拡大断面図である。
この実施例装置においては、蒸気管18の曲り
部32,34の最低レベル位置と、ポンプ22の
上流部分とが配管36で接続されると共に、この
配管36の途中に弁38が設けられている。第4
図に示される如く、弁38はフロートタイプのも
のであつて、弁箱40と、弁箱40の内の液出口
部に突設された弁座42と、弁座42に接離する
浮子44と、を備えている。図中46,48は弁
箱40の固設用のフランジ、50はポンプ本体、
52はポンプ本体駆動用のモータである。なお第
4図は曲り部32と液管20とを連通する配管の
拡大図に係るものであるが、曲り部34と液管2
0とを連通する配管も同様な構成とされている
(図示せず)。
このように構成された実施例装置においては、
蒸気管18の曲り部32,34において凝縮した
液、あるいはその前後にて凝縮し曲り部32,3
4に流下してきた液は曲り部32,34に貯まる
ことなく直ちに弁箱40内に自然流下する。そし
て弁箱40内の液レベルが所定値よりも高くなる
と浮子44が弁座42から離れて液は液管20に
流下し、ポンプ22を経て受熱部10に戻され、
再度気化される。
このようにして本考案の装置においては曲り部
32,34における凝縮液の貯留が完全に防止さ
れる。なお配管36の下端は、液管20のうちで
も最も液圧の低くなるポンプ22上流側に接続さ
れているので、弁箱40から液管20への液の流
下は極めて円滑である。また上記実施例では弁箱
40内の液レベルが所定値よりも低くなると浮子
44が弁座42に着座するので蒸気管18と液管
20とは常にその連通が阻止されており、蒸気の
短絡現象は全く生じない。さらに上記実施例では
弁38としてフロートタイプのものが採用されて
いるので、弁箱40内にも凝縮液が所定量以上貯
まると自然に液管に流下し、この作動に際し何ら
動力を要せず、しかも機構も簡便で足りる。
ただし本考案はこれに限定されるものではな
く、弁38としてはその他の各種の弁機構、例え
ば弁箱内の液面レベルを検知するセンサ、該セン
サからの信号を受けて制御信号を発する制御器、
及びこの信号によつて開閉されるソレノイドバル
ブからなる電磁弁機構なども採用可能である。ま
た通常のバルブを設けておき、作業者が適宜手作
業でこの弁を開閉するようにしても良い。
なお上記実施例では蒸発管12の底部から作動
流体(液)を導入し管12を通過する間に気化せ
しめる所謂水充填タイプの放熱部が示されている
が、本考案はこれに限定されるものではなくその
他の各種の方式のもの、例えば所謂濡れ壁タイプ
のもの(蒸発管を上下方向に配置し、この蒸発管
の上側の開口から、作動流体(液)を、蒸発管の
内壁が適度に濡れる程度に流入し、内壁を流下す
る間に加熱・気化させるようにしたもの。)も採
用可能であるのは勿論である。
以上の通り本考案のセパレート型熱交換装置に
おいては、蒸気管の曲り部における凝縮液の貯留
が完全に防止され、蒸気の流れが常に安定したも
のになる。また従つて装置の作動も安定したもの
になり、熱交換能も高められる。しかして特に受
熱部と放熱部との距離が長大にあるものにおいて
採用するに好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のセパレート型熱交換装置の構成
を示す系統図、第2図は同蒸気管の曲り部の断面
図、第3図は本考案の実施例に係るセパレート型
熱交換装置の構成を示す系統図、第4図は同要部
の断面図である。 10……受熱部、12……蒸発管、14……放
熱部、16……凝縮管、18……蒸気管、20…
…液管、22……ポンプ、32,34……曲り
部、36……配管、38……弁、40……弁箱、
42……弁座、44……浮子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. それぞれ別体に構成された受熱部と放熱部とを
    蒸気管及び液管で連結し、この液管の途中に液移
    送用のポンプを設けてなるセパレート型熱交換装
    置であつて、前記蒸気管の途中にはその前後より
    もレベルの低い曲り部が形成されているセパレー
    ト型熱交換装置において、前記曲り部の最低レベ
    ル位置と、前記液管のポンプよりも上流側の部分
    とを配管接続すると共に、この配管の途中に弁を
    設けたことを特徴とするセパレート型熱交換装
    置。
JP15224082U 1982-10-07 1982-10-07 セパレ−ト型熱交換装置 Granted JPS5959679U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15224082U JPS5959679U (ja) 1982-10-07 1982-10-07 セパレ−ト型熱交換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15224082U JPS5959679U (ja) 1982-10-07 1982-10-07 セパレ−ト型熱交換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5959679U JPS5959679U (ja) 1984-04-18
JPS6215659Y2 true JPS6215659Y2 (ja) 1987-04-21

Family

ID=30337142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15224082U Granted JPS5959679U (ja) 1982-10-07 1982-10-07 セパレ−ト型熱交換装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6023784A (ja) * 1983-07-19 1985-02-06 Babcock Hitachi Kk 分離形ヒ−トパイプ

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Publication number Publication date
JPS5959679U (ja) 1984-04-18

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