JPS62156314A - ポリカプラミド−ポリウレタン弾性体系複合フイラメント及びその製造方法 - Google Patents
ポリカプラミド−ポリウレタン弾性体系複合フイラメント及びその製造方法Info
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- JPS62156314A JPS62156314A JP29768685A JP29768685A JPS62156314A JP S62156314 A JPS62156314 A JP S62156314A JP 29768685 A JP29768685 A JP 29768685A JP 29768685 A JP29768685 A JP 29768685A JP S62156314 A JPS62156314 A JP S62156314A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ポリカプラミドとポリウレタンj性体とから
成る自己捲縮性複合フィラメントに関すする。
成る自己捲縮性複合フィラメントに関すする。
(従来の技術)
ポリアミドとポリウレタン弾性体とが単一フィラメント
の横断面内で(2)心的に複合されたフィラメントは高
度の倦縮性を有することが知られている。これらの複合
フィラメントは、ポリアミド成分としてポリカプラミド
をはじめ、融点140″C〜280 ’C!のホモポリ
アミド並びにコポリアミドを使用し、一方ポリウレタン
弾性体としては、ポリオールとして、ポリアルキレンオ
キシドグリコール、ポリテトラメチレングリコールなど
を用いるポリエーテル系ポリウレタン・あるいは、二塩
基酸とグリコールからなるポリエステル系ポリウレタン
、あるいはε−カプロラクトンの開環重合により得られ
るポリカプロラクトン系ポリウレタンを使用したもので
ある(特公昭47−18052号公報、特公昭49−4
8498号公報、特公昭49−10283号公職、特公
昭55−116725号公報)。ところが、これらの重
合体を複合紡糸したフィラメントは、周成分の接着力が
、不十分な為、製品化工程、あるいは製品着用中に屈曲
や摩擦により周成分が剥離し、性能が低下してしまう欠
点が有る。
の横断面内で(2)心的に複合されたフィラメントは高
度の倦縮性を有することが知られている。これらの複合
フィラメントは、ポリアミド成分としてポリカプラミド
をはじめ、融点140″C〜280 ’C!のホモポリ
アミド並びにコポリアミドを使用し、一方ポリウレタン
弾性体としては、ポリオールとして、ポリアルキレンオ
キシドグリコール、ポリテトラメチレングリコールなど
を用いるポリエーテル系ポリウレタン・あるいは、二塩
基酸とグリコールからなるポリエステル系ポリウレタン
、あるいはε−カプロラクトンの開環重合により得られ
るポリカプロラクトン系ポリウレタンを使用したもので
ある(特公昭47−18052号公報、特公昭49−4
8498号公報、特公昭49−10283号公職、特公
昭55−116725号公報)。ところが、これらの重
合体を複合紡糸したフィラメントは、周成分の接着力が
、不十分な為、製品化工程、あるいは製品着用中に屈曲
や摩擦により周成分が剥離し、性能が低下してしまう欠
点が有る。
周成分の接着力を高め耐剥離性を改良した複合フィラメ
ントとしては、ポリカルボン酸ポリ炭酸エステル系ポリ
ウレタン、ポリ炭酸エステル系ウレタンとポリカプロラ
クトン系ウレタンとの混合物又はブロック共重合物、ポ
リ炭酸エステル系ウレタンとポリエーテル系ウレタンあ
るいはポリエステル系ウレタンとの混合物又はブロック
共重合物を芯成分とし、ポリカプラミドを鞘成分とする
偏心的芯鞘型複合フィラメントが知られている(特公昭
55−22569号公報、特公昭55−22570号公
報、特公昭57−f34869号公報、特公昭57−8
4870号公報)。
ントとしては、ポリカルボン酸ポリ炭酸エステル系ポリ
ウレタン、ポリ炭酸エステル系ウレタンとポリカプロラ
クトン系ウレタンとの混合物又はブロック共重合物、ポ
リ炭酸エステル系ウレタンとポリエーテル系ウレタンあ
るいはポリエステル系ウレタンとの混合物又はブロック
共重合物を芯成分とし、ポリカプラミドを鞘成分とする
偏心的芯鞘型複合フィラメントが知られている(特公昭
55−22569号公報、特公昭55−22570号公
報、特公昭57−f34869号公報、特公昭57−8
4870号公報)。
これらの複合糸は、ポリカプラミドのアマイド結合に強
い親和力を有するポリ炭酸エステルをソフトセグメント
の主成分にして、ポリカプラミドとポリウレタン成分の
接着力を高めると同時に、ポリカプラミドがポリウレタ
ンを包み込む偏心的芯鞘構造にすることにより、周成分
の接着面積の拡大を計り、周成分の耐剥離性を向上させ
ている。
い親和力を有するポリ炭酸エステルをソフトセグメント
の主成分にして、ポリカプラミドとポリウレタン成分の
接着力を高めると同時に、ポリカプラミドがポリウレタ
ンを包み込む偏心的芯鞘構造にすることにより、周成分
の接着面積の拡大を計り、周成分の耐剥離性を向上させ
ている。
しかしながら、これらの複合糸は周成分の耐剥離性は改
良されているが、通常のサイドバイサイド型の複合糸に
比較して、捲縮発現力並びに捲縮の伸張回復性に劣る欠
点が有る。すなわち、これらの複合糸は、ポリウレタン
成分の収縮力が、ポリカプラミドのそれより大きいこと
により、ポリウレタン成分を内側とするスパイラル捲縮
を発現するが、断面形状が偏心芯鞘構造の為、ポリウレ
タン成分を包み込んでいるポリカプラミドの薄皮部分が
、ポリウレタン成分の収縮力を阻害する為、捲縮性能が
低くなる。
良されているが、通常のサイドバイサイド型の複合糸に
比較して、捲縮発現力並びに捲縮の伸張回復性に劣る欠
点が有る。すなわち、これらの複合糸は、ポリウレタン
成分の収縮力が、ポリカプラミドのそれより大きいこと
により、ポリウレタン成分を内側とするスパイラル捲縮
を発現するが、断面形状が偏心芯鞘構造の為、ポリウレ
タン成分を包み込んでいるポリカプラミドの薄皮部分が
、ポリウレタン成分の収縮力を阻害する為、捲縮性能が
低くなる。
又、これらの複合糸は、通常、溶融紡糸後数倍に延伸し
て、ポリウレタン成分に収縮力を付与する方法で製糸さ
れるが、延伸後の複合糸は著しく大きい直線収縮率を示
す。その為、直接織欄物に加工した場合、染色、仕上げ
工程で大きく収縮して満足な製品寸法にならない欠点が
有る。このような問題点に対しては、延伸後の複合フィ
ラメントを100〜180℃の温度で弛緩熱処理して。
て、ポリウレタン成分に収縮力を付与する方法で製糸さ
れるが、延伸後の複合糸は著しく大きい直線収縮率を示
す。その為、直接織欄物に加工した場合、染色、仕上げ
工程で大きく収縮して満足な製品寸法にならない欠点が
有る。このような問題点に対しては、延伸後の複合フィ
ラメントを100〜180℃の温度で弛緩熱処理して。
直線収縮を減少させた後製織禰し、染色・加工するのが
一般的である。ところが、これらの複合フィラメントは
、紡糸、延伸後に於いては優れた捲縮発現性と倦縮の伸
張回復性を有していても、上記弛緩熱処理後に於いては
著しく性能が低下してしまう欠点がある。かかる弛緩熱
処理による性能低下の原因は、ポリウレタン成分の収縮
力が熱緩和され易い為に、弛緩熱処理後の収縮力が僅か
しか残っていない為と思われる。
一般的である。ところが、これらの複合フィラメントは
、紡糸、延伸後に於いては優れた捲縮発現性と倦縮の伸
張回復性を有していても、上記弛緩熱処理後に於いては
著しく性能が低下してしまう欠点がある。かかる弛緩熱
処理による性能低下の原因は、ポリウレタン成分の収縮
力が熱緩和され易い為に、弛緩熱処理後の収縮力が僅か
しか残っていない為と思われる。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明の目的は、ポリカプラミドとポリウレタン弾性体
の耐剥離性が優れているのみならず、弛緩熱処理後に於
いても十分な捲縮発現力と捲縮の伸張回復性を有する複
合フィラメントを提供することにある。
の耐剥離性が優れているのみならず、弛緩熱処理後に於
いても十分な捲縮発現力と捲縮の伸張回復性を有する複
合フィラメントを提供することにある。
(問題点を解決する為の手段)
すなわち、本発明の複合フィラメントは、ポリカプラミ
ドとジメチルホルムアミド(以後DMFと略す)に対す
る溶解減少率が80重重量以下のポリウレタン弾性体と
が、接合重量比80/20〜20/70の割合いで単一
フィラメントの横断面内で偏心的に配置接合された自己
倦縮性複合フィラメントである。
ドとジメチルホルムアミド(以後DMFと略す)に対す
る溶解減少率が80重重量以下のポリウレタン弾性体と
が、接合重量比80/20〜20/70の割合いで単一
フィラメントの横断面内で偏心的に配置接合された自己
倦縮性複合フィラメントである。
本発明で使用するポリカプラミドは、98%硫酸10(
1+tに試料1gを溶解し、25°Cで測定した相対粘
度が2.0〜2.−60の範囲の重合体である。
1+tに試料1gを溶解し、25°Cで測定した相対粘
度が2.0〜2.−60の範囲の重合体である。
相対粘度が、2.0より小さいポリカプラミド重合体で
は複合紡糸の際に糸切れが多発する。あるいは得られた
複合フィラメントは強伸度が低く、実用性がないなどの
理由で好ましくない。一方、相対粘度が2.60より大
きいポリカプラミド重合体は、溶融粘度が高過ぎる為、
ポリウレタン弾性体と安定して紡糸出来ず不適当である
0特に、相対粘度2.0〜2.60のカプラミドから成
る複合フィラメントは強伸度特性並びに耐摩耗性に優れ
ており、好ましい複合糸である。
は複合紡糸の際に糸切れが多発する。あるいは得られた
複合フィラメントは強伸度が低く、実用性がないなどの
理由で好ましくない。一方、相対粘度が2.60より大
きいポリカプラミド重合体は、溶融粘度が高過ぎる為、
ポリウレタン弾性体と安定して紡糸出来ず不適当である
0特に、相対粘度2.0〜2.60のカプラミドから成
る複合フィラメントは強伸度特性並びに耐摩耗性に優れ
ており、好ましい複合糸である。
本発明で使用するポリウレタン弾性体は、ポリエーテル
、ポリエステル、ポリカプロラクトン、ポリ炭酸エステ
ルなどよりなるソフトセグメントと、ウレタン結合ある
いはウレア結合などよりなるハードセグメントから構成
されており、ウレタン結合とイソシアネート基との反応
により生成するアロハネート結合などにより架橋された
ポリウレタン弾性体であり、ジメチルホルムアミド(以
下DMFと記す)に対する溶解減少率が80重量%以下
のポリウレタン弾性体である。本発明のDMFに対する
溶解減少率とは、複合糸約10ノを採取し重量を測定し
た後、浴比1:50の割合いで、80°CのDMFに複
合糸を撹拌しながら1時間浸漬してポリウレタン成分を
溶解させた後、十分に水洗風乾して、重量を測定し、下
記式にて算出した値をいう。
、ポリエステル、ポリカプロラクトン、ポリ炭酸エステ
ルなどよりなるソフトセグメントと、ウレタン結合ある
いはウレア結合などよりなるハードセグメントから構成
されており、ウレタン結合とイソシアネート基との反応
により生成するアロハネート結合などにより架橋された
ポリウレタン弾性体であり、ジメチルホルムアミド(以
下DMFと記す)に対する溶解減少率が80重量%以下
のポリウレタン弾性体である。本発明のDMFに対する
溶解減少率とは、複合糸約10ノを採取し重量を測定し
た後、浴比1:50の割合いで、80°CのDMFに複
合糸を撹拌しながら1時間浸漬してポリウレタン成分を
溶解させた後、十分に水洗風乾して、重量を測定し、下
記式にて算出した値をいう。
wo:DMF処理前の複合糸の1i量
Wl:DMF処理後 “
α :複合糸中のポリウレタン成分の重量比率DMFは
、ポリウレタン弾性体に対する良溶媒で、はとんど全て
の熱可塑性ポリウレタン弾性体は溶解してしまう。とこ
ろが、本発明複合フィラメントのポリウレタン弾性体は
架橋構造になっている為、DMFに対する溶解性が減少
している。
、ポリウレタン弾性体に対する良溶媒で、はとんど全て
の熱可塑性ポリウレタン弾性体は溶解してしまう。とこ
ろが、本発明複合フィラメントのポリウレタン弾性体は
架橋構造になっている為、DMFに対する溶解性が減少
している。
DMFに対する溶解減少率はポリウレタン弾性体中の架
橋密度の尺度となり、架橋密度が高い程、溶解減少率は
増大する。本発明複合フィラメントのポリウレタン弾性
体のDMFに対する溶解減少率は80%以下である。溶
解減少率が80!量%を越える複合フィラメントはポリ
ウレタン成分とポリカプラミド成分の接着力が不十分で
、耐剥離性に劣り、弛緩熱処理後の捲縮性能が大きく損
なわれるので好ましくない。
橋密度の尺度となり、架橋密度が高い程、溶解減少率は
増大する。本発明複合フィラメントのポリウレタン弾性
体のDMFに対する溶解減少率は80%以下である。溶
解減少率が80!量%を越える複合フィラメントはポリ
ウレタン成分とポリカプラミド成分の接着力が不十分で
、耐剥離性に劣り、弛緩熱処理後の捲縮性能が大きく損
なわれるので好ましくない。
本発明複合フィラメントのポリカプラミド成分とポリウ
レタン弾性体成分との重量比は80/20〜20780
である。接合比がこの範囲外の複合フィラメントは、捲
縮性能が劣り、不適当である。
レタン弾性体成分との重量比は80/20〜20780
である。接合比がこの範囲外の複合フィラメントは、捲
縮性能が劣り、不適当である。
本発明複合フィラメントのllt断面形状は、サイドバ
イサイド型、並びに偏心芯鞘型のいづれの形状でもよい
が、ポリウレタン弾性体を芯とする偏心8哨型はポリウ
レタン特有の粘着性がなく、特に好ましい断面形状であ
る。
イサイド型、並びに偏心芯鞘型のいづれの形状でもよい
が、ポリウレタン弾性体を芯とする偏心8哨型はポリウ
レタン特有の粘着性がなく、特に好ましい断面形状であ
る。
本発明の製造方法は、ポリカプラミドと、奪会≠妾寺熱
可塑性ポリウレタン弾性体に分子fi 400以上のポ
リイソシアネート化合物を5〜20瓜量%添加・混合し
たポリウレタン−属性体とを接合重量比80/20〜2
0/80の割合いで単一フィラメントの横断面内で偏心
的に配置接合する如く溶融複合紡糸することを特徴とす
る。
可塑性ポリウレタン弾性体に分子fi 400以上のポ
リイソシアネート化合物を5〜20瓜量%添加・混合し
たポリウレタン−属性体とを接合重量比80/20〜2
0/80の割合いで単一フィラメントの横断面内で偏心
的に配置接合する如く溶融複合紡糸することを特徴とす
る。
本発明の複合フィラメントを構成する両成分の接着性が
優れている理由は、ポリウレタン弾性体中へ添加・混合
したポリイソシアネート化合物がポリカプラミド中のア
マイド結合の活性水素とも反応して、ポリカプラミドル
ポリウレタン弾性体中にも架橋構造が生成する為と推定
される。
優れている理由は、ポリウレタン弾性体中へ添加・混合
したポリイソシアネート化合物がポリカプラミド中のア
マイド結合の活性水素とも反応して、ポリカプラミドル
ポリウレタン弾性体中にも架橋構造が生成する為と推定
される。
本発明方法に使用するポリイソシアネート化合物は、分
子内に2個以上のインシアネート基を有する分子fi4
00以上の化合物で、ジイソシアネート化合物、カルボ
ン−イミド変性ポリイソシアネート化合物、インシアネ
ート基がフェノキシ基やフェノキシ基でブロックされて
アロハネート基を形成している化合物も含む。本発明複
合糸の紡糸に好適なポリイソシアネート化合物は、ポリ
ウレタン弾性体の重合時に用いる分子量800〜250
0のポリオールに2@当量以上の分子量500以下のポ
リイソシアネート化合物を反応させた化合物で、分子量
400以上のものが好ましい。又、分子量が400未満
の化合物はポリウレタン弾性体との相溶性が悪く、好ま
しくない。
子内に2個以上のインシアネート基を有する分子fi4
00以上の化合物で、ジイソシアネート化合物、カルボ
ン−イミド変性ポリイソシアネート化合物、インシアネ
ート基がフェノキシ基やフェノキシ基でブロックされて
アロハネート基を形成している化合物も含む。本発明複
合糸の紡糸に好適なポリイソシアネート化合物は、ポリ
ウレタン弾性体の重合時に用いる分子量800〜250
0のポリオールに2@当量以上の分子量500以下のポ
リイソシアネート化合物を反応させた化合物で、分子量
400以上のものが好ましい。又、分子量が400未満
の化合物はポリウレタン弾性体との相溶性が悪く、好ま
しくない。
本発明複合フィラメントを、溶融紡糸する際に、添加す
るポリイソシアネート化合物の添加量は5〜20重量%
である。添加量が5重量%未満では、複合フィラメント
を形成するポリウレタン弾性体中の架橋密度が小さく
: DMFに対する溶解減少率が80M量%を越え、弛
緩熱処理後の捲縮性能等不十分で好ましくない。一方、
添加量が20重量%を越えると、ポリウレタン弾性体の
溶融粘度が大きく低下して、ポリカプラミドとの溶融粘
度の均衡が取れなく、紡糸不安定となり、好ましくない
。
るポリイソシアネート化合物の添加量は5〜20重量%
である。添加量が5重量%未満では、複合フィラメント
を形成するポリウレタン弾性体中の架橋密度が小さく
: DMFに対する溶解減少率が80M量%を越え、弛
緩熱処理後の捲縮性能等不十分で好ましくない。一方、
添加量が20重量%を越えると、ポリウレタン弾性体の
溶融粘度が大きく低下して、ポリカプラミドとの溶融粘
度の均衡が取れなく、紡糸不安定となり、好ましくない
。
本発明複合糸の紡糸に好適なポリウレタン弾性体は、シ
曹アー硬度ムの測定規格JIS K6801に従って測
定した硬変が90〜100のポリウレタン弾性体で、ポ
リエステル系ポリウレタン、ポリカプロラクトン系ポリ
ウレタン、ポリカーボネート系ポリウレタンなどである
。硬度が90以下のポリウレタン弾性体は、ポリカプラ
ミドとの溶融粘度の均衡が取りにくく、安定紡糸出来な
いので、好ましくない。又硬度が100を超えるポリウ
レタン弾性体は弾性回復率に劣る傾向が有り、好ましく
ない。
曹アー硬度ムの測定規格JIS K6801に従って測
定した硬変が90〜100のポリウレタン弾性体で、ポ
リエステル系ポリウレタン、ポリカプロラクトン系ポリ
ウレタン、ポリカーボネート系ポリウレタンなどである
。硬度が90以下のポリウレタン弾性体は、ポリカプラ
ミドとの溶融粘度の均衡が取りにくく、安定紡糸出来な
いので、好ましくない。又硬度が100を超えるポリウ
レタン弾性体は弾性回復率に劣る傾向が有り、好ましく
ない。
本発明の複合フィラメントは、公知のサイドバイサイド
型、あるいは偏心芯鞘型複合口金で紡糸することができ
る。しかしながら、ポリウレタン弾性体がフィラメント
表面に1出しているサイドバイサイド型では、紡糸捲取
後、ポリウレタン弾性体中のポリイソシアネート化合物
の反応は、フィラメント相互間でも進行してフィラメン
ト相互が膠着してしまう欠点が有る為、本発明複合フィ
ラメントの紡糸にはポリウレタンを芯とする偏心芯鞘型
複合口金の使用がより好ましい。
型、あるいは偏心芯鞘型複合口金で紡糸することができ
る。しかしながら、ポリウレタン弾性体がフィラメント
表面に1出しているサイドバイサイド型では、紡糸捲取
後、ポリウレタン弾性体中のポリイソシアネート化合物
の反応は、フィラメント相互間でも進行してフィラメン
ト相互が膠着してしまう欠点が有る為、本発明複合フィ
ラメントの紡糸にはポリウレタンを芯とする偏心芯鞘型
複合口金の使用がより好ましい。
第1図は本発明複合フィラメントの紡糸に適する複合口
金の1例である。第1成分は垂直流路(t)を通り、第
2成分は、それに対して傾斜した注入パイプ(1)を通
り、ポリマー吐出孔(III)の直上で2成分が接合さ
れる。例えば、垂直流路の内径2几1注入パイプの内径
212 注入パイプの吐出端と垂直流路壁との距離δが
下記式を満足する第1図の複合口金を用いると、垂直流
路からポリカプラミドを、注入パイプからポリウレタン
弾性体を注入する方法は、2成分の溶融粘度差が大きく
ても、安定した偏心芯鞘形状となり、本発明複合糸の紡
糸に適する方法である。
金の1例である。第1成分は垂直流路(t)を通り、第
2成分は、それに対して傾斜した注入パイプ(1)を通
り、ポリマー吐出孔(III)の直上で2成分が接合さ
れる。例えば、垂直流路の内径2几1注入パイプの内径
212 注入パイプの吐出端と垂直流路壁との距離δが
下記式を満足する第1図の複合口金を用いると、垂直流
路からポリカプラミドを、注入パイプからポリウレタン
弾性体を注入する方法は、2成分の溶融粘度差が大きく
ても、安定した偏心芯鞘形状となり、本発明複合糸の紡
糸に適する方法である。
R2< R1・・・・・・・・・■
0≦δ≦0.8R1・・・・・・・・−■(実施例)
以下、実施例を用いて更に詳細な説明を行う。
尚、実施例で述べる“直線収縮率”、“捲縮発現率”及
び“捲縮の伸張回復率”は下記の方法によって測定した
値である。
び“捲縮の伸張回復率”は下記の方法によって測定した
値である。
(1) 直線収縮率及び捲縮の伸張回復率複合フィラ
メント1. OOOデニール相当をカセ取りし、0.2
f/dの荷重を掛け、1分後の長さllo を測定す
る。次に0.21q/dの荷重を掛けたまま環水中で1
0分間倦縮発現処理をし、その後−昼夜その荷重下で自
然風乾させる。次いて繊維相互の絡みを取り除く目的で
、0.2f/dの荷重を追加し、1分間数!?1する。
メント1. OOOデニール相当をカセ取りし、0.2
f/dの荷重を掛け、1分後の長さllo を測定す
る。次に0.21q/dの荷重を掛けたまま環水中で1
0分間倦縮発現処理をし、その後−昼夜その荷重下で自
然風乾させる。次いて繊維相互の絡みを取り除く目的で
、0.2f/dの荷重を追加し、1分間数!?1する。
0.2f/dの荷重を取外し、2時間後の長さe!を測
定し、再度0.2f/dの荷重を追加し、1分後の長さ
12 を測定した後、0.2jF/dの荷重を取外し、
1分後の回復長さ18 を測定して、下式で算出する。
定し、再度0.2f/dの荷重を追加し、1分後の長さ
12 を測定した後、0.2jF/dの荷重を取外し、
1分後の回復長さ18 を測定して、下式で算出する。
(2) 捲縮発現率
複合フィラメント1000デニール相当をカセに取り、
0.2f/dの荷重を掛け、1分後の長さ14 を測
定する。次に11q/dの荷重を猾けたまま環水中で1
0分間捲縮発現処理をし、−昼夜その荷重下で自然風乾
させた後で、長さe5 を測定し、下式で算出した。
0.2f/dの荷重を掛け、1分後の長さ14 を測
定する。次に11q/dの荷重を猾けたまま環水中で1
0分間捲縮発現処理をし、−昼夜その荷重下で自然風乾
させた後で、長さe5 を測定し、下式で算出した。
実施例1
数平均分子量1500のポリカプロラクトングリコール
と4.4′−ジフェニルメタンジイソシアネートとをモ
ル比で1:15の割合いで反応させた後、NOOとOR
の比が1.03になる量の1,4−ブタンジオールを反
応させて、硬度94のポリカプロラクトン系ポリウレタ
ン弾性体(4)を得た。
と4.4′−ジフェニルメタンジイソシアネートとをモ
ル比で1:15の割合いで反応させた後、NOOとOR
の比が1.03になる量の1,4−ブタンジオールを反
応させて、硬度94のポリカプロラクトン系ポリウレタ
ン弾性体(4)を得た。
一方、数平均分子量800のポリカプロラクトングリコ
ールに、4.4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
を、モル比で1=2の割合いで反応させ、粘稠なポリイ
ソシアネート化合物(B)を得た。
ールに、4.4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
を、モル比で1=2の割合いで反応させ、粘稠なポリイ
ソシアネート化合物(B)を得た。
次いで、ε−カプロラクトンの重合時に分子量調整剤と
して酢酸を用い、相対粘度が2.25.2.40のポリ
カプラミド(0)(ト)を得た。
して酢酸を用い、相対粘度が2.25.2.40のポリ
カプラミド(0)(ト)を得た。
又、l、6−ヘキサンジオールとホスゲンの反応で得た
数平均分子@1500のポリ炭酸エステルグリコールに
4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートをモル比
で1:8.5の割合いで反応させたプレポリマーと、こ
れとは別に、数平均分子量1500のポリカプロラクト
ングリコールに4.4′−ジフェニルメタンジイソシア
ネートをモル比で1:8.5の割合いで反応させたプレ
ポリマーを、それぞれ重量比で7:3に混合した後、N
COとOHの比率が1.08になる量の1,4−ブタン
ジオールを反応させて、硬度95ポリカプロラクトン−
ポリカーボネート系ポリウレタン弾性体(Bを得た0 上記ポリウレタン弾性体(A)と相対粘1fi2.40
のポリカプラミド(2)とを、それぞれ別々に280℃
、250″Cで溶融した後、溶融状態に有るポリウレタ
ン弾性休園に上記ポリイソシアネート化合物(B)を1
9wt%添加・混合後、230°Cに加熱したサイドバ
イサイド型複合紡糸口金、並びに230℃に加熱した偏
心芯鞘型口金に導びき、サイドバイサイド型、並びにポ
リウレタンが芯となる偏心芯鞘型複合フィラメントを6
00 m1分で紡糸した後、8.5倍に延伸して、それ
ぞれ20デニール2フイラメントのサイドバイサイド型
複合フィラメント(イ)、並びに偏心芯鞘型複合フィラ
メント(ロ)を得た。
数平均分子@1500のポリ炭酸エステルグリコールに
4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートをモル比
で1:8.5の割合いで反応させたプレポリマーと、こ
れとは別に、数平均分子量1500のポリカプロラクト
ングリコールに4.4′−ジフェニルメタンジイソシア
ネートをモル比で1:8.5の割合いで反応させたプレ
ポリマーを、それぞれ重量比で7:3に混合した後、N
COとOHの比率が1.08になる量の1,4−ブタン
ジオールを反応させて、硬度95ポリカプロラクトン−
ポリカーボネート系ポリウレタン弾性体(Bを得た0 上記ポリウレタン弾性体(A)と相対粘1fi2.40
のポリカプラミド(2)とを、それぞれ別々に280℃
、250″Cで溶融した後、溶融状態に有るポリウレタ
ン弾性休園に上記ポリイソシアネート化合物(B)を1
9wt%添加・混合後、230°Cに加熱したサイドバ
イサイド型複合紡糸口金、並びに230℃に加熱した偏
心芯鞘型口金に導びき、サイドバイサイド型、並びにポ
リウレタンが芯となる偏心芯鞘型複合フィラメントを6
00 m1分で紡糸した後、8.5倍に延伸して、それ
ぞれ20デニール2フイラメントのサイドバイサイド型
複合フィラメント(イ)、並びに偏心芯鞘型複合フィラ
メント(ロ)を得た。
次いで、上記ポリウレタン弾性体(5)と相対粘度2.
25のポリカプラミド(0とを別々に280″C125
0°Cで溶融した後、286°Cに加熱した偏心芯鞘型
口金に導びき、ポリウレタン弾性体が芯になる複合形態
で、600m/分で紡糸した後、8.5倍に延伸して、
20デニール2フイラメントの偏心芯鞘型複合フィラメ
ント(ハ)を得た。なお、ポリウレタンを包み込むポリ
カプラミドの厚みははぼ均一で、繊維径の□であった。
25のポリカプラミド(0とを別々に280″C125
0°Cで溶融した後、286°Cに加熱した偏心芯鞘型
口金に導びき、ポリウレタン弾性体が芯になる複合形態
で、600m/分で紡糸した後、8.5倍に延伸して、
20デニール2フイラメントの偏心芯鞘型複合フィラメ
ント(ハ)を得た。なお、ポリウレタンを包み込むポリ
カプラミドの厚みははぼ均一で、繊維径の□であった。
上記複合フィラメント3種類(イ)、(o)、(ハ)を
ストッキングのレッグ糸として、通常の40丸編機でス
トッキングに肩上げ、常法に従って染色・加工したとこ
ろ、いづれも加工工程での複合フィラメントの直線収縮
が大きい為、仕上がり寸法不足で、着用出来なかった。
ストッキングのレッグ糸として、通常の40丸編機でス
トッキングに肩上げ、常法に従って染色・加工したとこ
ろ、いづれも加工工程での複合フィラメントの直線収縮
が大きい為、仕上がり寸法不足で、着用出来なかった。
そこで、二つのローラー間に長さ1mの中空ヒーターを
設備した弛緩熱処理機を使用して送り出し速度40m1
分、引き取り速度240m1分、ヒータ一温度140℃
の条件で弛緩熱処理して。
設備した弛緩熱処理機を使用して送り出し速度40m1
分、引き取り速度240m1分、ヒータ一温度140℃
の条件で弛緩熱処理して。
弛緩熱処理フィラメント3種類ビy、(ロー、げを得た
〇曲回と同様、ストッキングのレッグに国立で染色加工
したところ、いづれも仕上り寸法は十分で、着用するこ
とが出来た。なお、延伸後の複合フィラメントの物性、
並びに弛緩熱処理後の複合フィラメントの物性を第1表
に示す。
〇曲回と同様、ストッキングのレッグに国立で染色加工
したところ、いづれも仕上り寸法は十分で、着用するこ
とが出来た。なお、延伸後の複合フィラメントの物性、
並びに弛緩熱処理後の複合フィラメントの物性を第1表
に示す。
第1表に示す様に、比較例のポリウレタン成分は、DM
Fに100?i量%溶解したが、本発明の複合フィラメ
ントは、いづれも45重量%しか溶解しなかった。又、
延伸後の複合フィラメントはいづれも直線収縮率が27
%、あるいは26%と極めて大養い為、ストッキングの
加工工程で大きく収縮して、仕上り寸法不足になった。
Fに100?i量%溶解したが、本発明の複合フィラメ
ントは、いづれも45重量%しか溶解しなかった。又、
延伸後の複合フィラメントはいづれも直線収縮率が27
%、あるいは26%と極めて大養い為、ストッキングの
加工工程で大きく収縮して、仕上り寸法不足になった。
しかしながら弛緩熱処理することにより、直線収縮率が
大巾に減少し、その結果性とり寸法十分なストッキング
に仕上げることが出来た。本発明の複合フィラメントは
弛緩熱処理前も、弛緩熱処理後も優れた捲縮発現性能と
陽縮の伸張回復性能を持っているが、比較例のそれは弛
緩熱処理で、大巾に損なわれてしまった。
大巾に減少し、その結果性とり寸法十分なストッキング
に仕上げることが出来た。本発明の複合フィラメントは
弛緩熱処理前も、弛緩熱処理後も優れた捲縮発現性能と
陽縮の伸張回復性能を持っているが、比較例のそれは弛
緩熱処理で、大巾に損なわれてしまった。
次に、弛緩熱処理系で編立てたストッキングの第
2 表 第2表に示す様に、本発明の複合フィラメントから成る
ストッキングは良好な耐久性と優れたフィツト性を示し
たが、比較例からなるストッキングは、本発明方法のそ
れに比較して、フィツト性並びに耐久性共に劣るストッ
キングであった。
2 表 第2表に示す様に、本発明の複合フィラメントから成る
ストッキングは良好な耐久性と優れたフィツト性を示し
たが、比較例からなるストッキングは、本発明方法のそ
れに比較して、フィツト性並びに耐久性共に劣るストッ
キングであった。
実施例2
市販の熱可塑性ポリウレタン“エラストラン”(日本エ
ラストランtmりタイプE−5095(ポリカプロラク
トン系、硬度95)と、実施例1で使用した相対粘度2
.25のポリカプラミド(qを、それぞれ225℃、2
45°Cで溶融した後、溶融状態に有るポリウレタンに
、実施例1で使用したポリイソシアネート化合物(旬を
、それぞれポリウレタンに対し01!1%、8重量%、
5重量%、101!!景%、15重量%、20重量%、
25重量’/6添加・混合した後、285℃に加熱した
偏心芯′@型複合紡糸口金に導き、接合比率50 :
50で、ポリウレタンが芯成分を形成し、且つ偏心した
側の硝の厚さがその繊維径の□の70デニール2フイラ
メントの複合糸を60077に/分で紡糸した。紡糸捲
取り状況は、第3表に示す様に、ポリインシアネート化
合物を25tf1%添加した条件では、口金面での県西
りが激しく、安定紡糸出来なかったが、それ以外はいづ
れも順調に紡糸出来た。
ラストランtmりタイプE−5095(ポリカプロラク
トン系、硬度95)と、実施例1で使用した相対粘度2
.25のポリカプラミド(qを、それぞれ225℃、2
45°Cで溶融した後、溶融状態に有るポリウレタンに
、実施例1で使用したポリイソシアネート化合物(旬を
、それぞれポリウレタンに対し01!1%、8重量%、
5重量%、101!!景%、15重量%、20重量%、
25重量’/6添加・混合した後、285℃に加熱した
偏心芯′@型複合紡糸口金に導き、接合比率50 :
50で、ポリウレタンが芯成分を形成し、且つ偏心した
側の硝の厚さがその繊維径の□の70デニール2フイラ
メントの複合糸を60077に/分で紡糸した。紡糸捲
取り状況は、第3表に示す様に、ポリインシアネート化
合物を25tf1%添加した条件では、口金面での県西
りが激しく、安定紡糸出来なかったが、それ以外はいづ
れも順調に紡糸出来た。
実施例1で用いた弛緩熱処理機を用いて、実施例1と同
条件で、弛Nf!II処理した後の原糸物性を測定した
結果を第4表に示す。
条件で、弛Nf!II処理した後の原糸物性を測定した
結果を第4表に示す。
第4表に示した様に、DMFに対する溶解減少率が80
%重量以下の本発明複合フィラメントは、いづれも優れ
た倦縮発現率と捲縮の伸張回復率を持っているが%DM
Fに対する溶解減少率が80重量%を越える比較例のそ
れはいづれも本発明復合糸のそれよりも著しく低い性能
であった。
%重量以下の本発明複合フィラメントは、いづれも優れ
た倦縮発現率と捲縮の伸張回復率を持っているが%DM
Fに対する溶解減少率が80重量%を越える比較例のそ
れはいづれも本発明復合糸のそれよりも著しく低い性能
であった。
又、上記に)〜(す)までの複合糸を実施例1と同条件
でストッキングに編立てた後、染色・加工して、着用テ
ストを実施した。
でストッキングに編立てた後、染色・加工して、着用テ
ストを実施した。
その結果、本発明の複合フィラメント(へ)〜(男から
なるストッキングは、10日間着用するも何ら外観変化
はなく、良好なフィツト性を示したが、比較例の複合フ
ィラメントに)(ホ)からなるストッキングは2日目に
摩耗による白色化現象が現われ、4日目には、ツマ先並
びに力カド部に両成分の剥離が現われた。
なるストッキングは、10日間着用するも何ら外観変化
はなく、良好なフィツト性を示したが、比較例の複合フ
ィラメントに)(ホ)からなるストッキングは2日目に
摩耗による白色化現象が現われ、4日目には、ツマ先並
びに力カド部に両成分の剥離が現われた。
実施例3
数平均分子量が1800のポリブチレングリコールジオ
ールと4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートと
を、それぞれモル比で1:2.1:8.1:4で反応さ
せた後NCOとOHのモル比が1.08になる量の1.
4−ブタンジオールを反応させて、それぞれ硬度が87
.91,97のポリウレタン弾性体(F)、(G%(6
)を得た。
ールと4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートと
を、それぞれモル比で1:2.1:8.1:4で反応さ
せた後NCOとOHのモル比が1.08になる量の1.
4−ブタンジオールを反応させて、それぞれ硬度が87
.91,97のポリウレタン弾性体(F)、(G%(6
)を得た。
次いで、ε−カプロラクタム眉合時に分子2を調整剤と
して酢酸を用い、相対粘度が1.96.2.o3.2.
31.2.54.2.65のポリカプラミド(I)、(
J)、(2)、(ト)、(財)を得た。
して酢酸を用い、相対粘度が1.96.2.o3.2.
31.2.54.2.65のポリカプラミド(I)、(
J)、(2)、(ト)、(財)を得た。
一方、分子量500のポリブチレンアジペートグリコー
ルに、4.4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを
2倍モル反応させたポリイソシアネート化合物Nを得た
。
ルに、4.4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを
2倍モル反応させたポリイソシアネート化合物Nを得た
。
上記、ポリウレタン弾性体(ffi、(G)%(5)と
ポリカプラミド(I)、(J)、卸、CL)、(財)を
それぞれ230°C1250°Cで溶融した後、ポリウ
レタン成分に上記ポリイソシアネート化合物■を10重
重量添加・混合後、230℃に加熱した2R1”2.0
鴎φ・2R2=1.0111φ、δ=0.051111
の第1図の複合紡糸口金に導びき、ポリウレタン成分を
斜方向の注入パイプを通して、ポリウレタン成分とポリ
カプラミド成分の重量比率を50 : 50の割合いで
接合し、70デニール8フイラメントのポリウレタン弾
性体が芯となる偏心芯鞘型複合糸を600m/分で捲取
った。その際の紡糸捲取り状況を観察した結果を第5表
に示した。
ポリカプラミド(I)、(J)、卸、CL)、(財)を
それぞれ230°C1250°Cで溶融した後、ポリウ
レタン成分に上記ポリイソシアネート化合物■を10重
重量添加・混合後、230℃に加熱した2R1”2.0
鴎φ・2R2=1.0111φ、δ=0.051111
の第1図の複合紡糸口金に導びき、ポリウレタン成分を
斜方向の注入パイプを通して、ポリウレタン成分とポリ
カプラミド成分の重量比率を50 : 50の割合いで
接合し、70デニール8フイラメントのポリウレタン弾
性体が芯となる偏心芯鞘型複合糸を600m/分で捲取
った。その際の紡糸捲取り状況を観察した結果を第5表
に示した。
第5表から明らかな様に、硬度90〜100のポリウレ
タン弾性体と相対粘度2.0〜2.60の範囲に有るポ
リカプラミドの組み合せでは、安定して紡糸捲取り出来
たが、それ以外の組み合せでは、安定紡糸出来なかった
。又上記安定して捲取った複合フィラメントのDMFに
対する溶解減少率を測定したところ、いづれも40〜4
5?1ifi%の範囲にはいっていた。
タン弾性体と相対粘度2.0〜2.60の範囲に有るポ
リカプラミドの組み合せでは、安定して紡糸捲取り出来
たが、それ以外の組み合せでは、安定紡糸出来なかった
。又上記安定して捲取った複合フィラメントのDMFに
対する溶解減少率を測定したところ、いづれも40〜4
5?1ifi%の範囲にはいっていた。
× ;口金面での系油りなどの為に、倦取り不能×
×;紡糸温度不足の為、吐出ムラ多く、捲取り不能O;
紡糸、捲取り良好 (発明の効果) 本発明の複合フィラメントは、複合フィラメントを形成
するポリカブラミドとポリウレタン弾性体の接着力が強
く、製品化工程、あるいは使用時にも屈曲や摩擦で剥離
することはない。又、従来の複合フィラメントのポリウ
レタン弾性体は、ポリカプラミドよりも耐り粍性が悪い
為、製品使用時にポリウレタン成分がフィブリル化して
白色に見える欠点が有ったが、本発明複合フィラメント
は架li!構造により耐摩耗性が改良されているので、
上記白色化現象は現われない。更に、本発明複合フィラ
メントは、捲縮性能に優れ、高温の弛緩熱処理後も良好
な捲縮発現力と捲縮の伸張回復性を有する。
×;紡糸温度不足の為、吐出ムラ多く、捲取り不能O;
紡糸、捲取り良好 (発明の効果) 本発明の複合フィラメントは、複合フィラメントを形成
するポリカブラミドとポリウレタン弾性体の接着力が強
く、製品化工程、あるいは使用時にも屈曲や摩擦で剥離
することはない。又、従来の複合フィラメントのポリウ
レタン弾性体は、ポリカプラミドよりも耐り粍性が悪い
為、製品使用時にポリウレタン成分がフィブリル化して
白色に見える欠点が有ったが、本発明複合フィラメント
は架li!構造により耐摩耗性が改良されているので、
上記白色化現象は現われない。更に、本発明複合フィラ
メントは、捲縮性能に優れ、高温の弛緩熱処理後も良好
な捲縮発現力と捲縮の伸張回復性を有する。
第1図は、本発明複合フィラメントの紡糸に適する2成
分復合口金の接合部分を示す側断面図である。図中の(
1)は内径が2 R1の垂直流路を、([)は内径が2
R2の注入パイプを、(IIDはポリマー吐出孔であ
る。δは垂直流路の注入パイプ側の壁から注入パイプ端
までの距離を示す。 第1図
分復合口金の接合部分を示す側断面図である。図中の(
1)は内径が2 R1の垂直流路を、([)は内径が2
R2の注入パイプを、(IIDはポリマー吐出孔であ
る。δは垂直流路の注入パイプ側の壁から注入パイプ端
までの距離を示す。 第1図
Claims (4)
- (1)ポリカプラミドとジメチルホルムアミドに対する
溶解減少率が80重量%以下のポリウレタン弾性体とが
、接合重量比80/20〜20/80の割合いで単一フ
ィラメントの横断面内で偏心的に配置接合された自己捲
縮性複合フィラメント。 - (2)ポリカプラミドの相対粘度が2.0〜2.60で
ある特許請求の範囲第1項記載の複合フィラメント。 - (3)ポリカプラミドと、熱可塑性ポ リウレタン弾性体に分子量400以上のポリイソシアネ
ート化合物を5〜20重量%添加・混合したポリウレタ
ン弾性体とを接合重量比80/20〜20/80の割合
いで単一フィラメントの横断面内で偏心的に配置接合す
る如く複合溶融紡糸することを特徴とする自己捲縮性複
合フィラメントの製造方法。 - (4)ポリカプラミドの相対粘度が2.0〜2.60で
熱可塑性ポリウレタン弾性体の硬度が90〜100であ
る特許請求の範囲第3項記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60297686A JPH0791693B2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | ポリカプラミド−ポリウレタン弾性体系複合フィラメント及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60297686A JPH0791693B2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | ポリカプラミド−ポリウレタン弾性体系複合フィラメント及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62156314A true JPS62156314A (ja) | 1987-07-11 |
JPH0791693B2 JPH0791693B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=17849832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60297686A Expired - Lifetime JPH0791693B2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | ポリカプラミド−ポリウレタン弾性体系複合フィラメント及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0791693B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63175118A (ja) * | 1987-01-13 | 1988-07-19 | Kanebo Ltd | ストツキング用原糸 |
EP0349313A2 (en) * | 1988-06-30 | 1990-01-03 | Toray Industries, Inc. | Polyurethane polyamide self-crimping conjugate fiber |
US6248445B1 (en) | 1989-01-12 | 2001-06-19 | Kanebo, Ltd. | Composite filament yarn and process and spinneret for manufacturing the same |
WO2007032449A1 (ja) * | 2005-09-16 | 2007-03-22 | Gunze Limited | エラストマー系芯鞘コンジュゲート繊維 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102542862B1 (ko) | 2017-06-23 | 2023-06-14 | 도레이 카부시키가이샤 | 폴리우레탄·나일론6 편심 심초 복합 섬유 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5532569A (en) * | 1978-08-31 | 1980-03-07 | Matsushita Electric Works Ltd | Mailbox |
JPS5734370A (en) * | 1980-08-09 | 1982-02-24 | Hitachi Denshi Ltd | Manufacture of junction type field-effect transistor |
JPS58163727A (ja) * | 1982-03-16 | 1983-09-28 | Kanebo Ltd | ポリウレタン系複合弾性糸の製造方法 |
-
1985
- 1985-12-25 JP JP60297686A patent/JPH0791693B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5532569A (en) * | 1978-08-31 | 1980-03-07 | Matsushita Electric Works Ltd | Mailbox |
JPS5734370A (en) * | 1980-08-09 | 1982-02-24 | Hitachi Denshi Ltd | Manufacture of junction type field-effect transistor |
JPS58163727A (ja) * | 1982-03-16 | 1983-09-28 | Kanebo Ltd | ポリウレタン系複合弾性糸の製造方法 |
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JPH0260765B2 (ja) * | 1987-01-13 | 1990-12-18 | Kanebo Ltd | |
EP0349313A2 (en) * | 1988-06-30 | 1990-01-03 | Toray Industries, Inc. | Polyurethane polyamide self-crimping conjugate fiber |
JPH0280617A (ja) * | 1988-06-30 | 1990-03-20 | Toray Ind Inc | ポリウレタン・ポリアミド系複合繊維 |
US5164262A (en) * | 1988-06-30 | 1992-11-17 | Toray Industries, Inc. | Polyurethane polyamide self-crimping conjugate fiber |
US6248445B1 (en) | 1989-01-12 | 2001-06-19 | Kanebo, Ltd. | Composite filament yarn and process and spinneret for manufacturing the same |
WO2007032449A1 (ja) * | 2005-09-16 | 2007-03-22 | Gunze Limited | エラストマー系芯鞘コンジュゲート繊維 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0791693B2 (ja) | 1995-10-04 |
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