JPS62150525A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS62150525A
JPS62150525A JP29630185A JP29630185A JPS62150525A JP S62150525 A JPS62150525 A JP S62150525A JP 29630185 A JP29630185 A JP 29630185A JP 29630185 A JP29630185 A JP 29630185A JP S62150525 A JPS62150525 A JP S62150525A
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JP
Japan
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layer
magnetic
recording medium
protective film
magnetic recording
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Pending
Application number
JP29630185A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Maruta
丸田 文生
Hiroshi Kawahara
博 河原
Osamu Shinoura
治 篠浦
Yoshiaki Saito
斎藤 善明
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■ 発明の背景 技術分野 本発明は、磁気記録媒体に関し、さらに詳しくは、いわ
ゆるハードタイプの磁気ディスク、磁気ドラム等か有す
る磁性層の保護膜の改良に関するものである。
先行技術とその問題点 磁気ティスフ装置に用いられる磁気記録媒体は、一般に
磁気ディスク、またはディスク媒体と呼ばれ、その基本
構造はドーナツ状の基板と通常その両面に設層された磁
性層を有している。
このような記録媒体の基板材質は、例えばアルミ合金等
のハード材と、磁気テープ媒体と同じマイラーなどのプ
ラスチック材の二種類かあり、一般に1iη者をハード
タイプの磁気ディスク、後者をフレキシブルディス、り
と呼んでいる。
ところで、磁気ディスク装置、磁気ドラム装置における
磁気記録媒体、特にハードタイプの磁気ディスクでは、
磁気ヘットとの機械的接触に対する耐久性、耐摩耗性等
の点で問題かあり、そのため通常これらの磁気記録媒体
には保護膜が施される。 このような媒体の保護1模と
して、従来無機像、Sfi膜あるいは固体潤滑剤等の潤
滑膜を設けることが知られている。
無機保護1模としては、Rh、Cr(特公昭52−18
001号公報)Ni−P(特公昭54−33726号公
報)、そのほか、Re、Os、Ru、Ag、Au、Cu
、Pt、Pd(特公昭57−6177号公f1IN)、
N1−Cr(特公昭57−17292号公報)等が用い
られ、他方、固体潤滑剤としては、無機ないし有機の潤
滑剤、例えば、珪素化合物、例えば5i02 、Sin
、Si3 N4等(特公昭54−33726号公報)、
ポリ珪酸もしくはシランカップリング剤、例えばテトラ
ヒドロキシシラン、ポリアミノシラン等(特公昭59−
39809号公11a)およびカーボン等が使用されて
いる。
しかしながら、磁性層上に設けられるこれらの従来の保
護膜の材質および構造では、媒体の耐久性、耐摩耗性、
耐候性、耐食性等が十分高く、しかもヘッドが媒体表面
にはりついてしまういわゆる吸着と呼ばれる現象も発生
しないものは実現していない。
■ 発明の目的 本発明の目的は、媒体の耐久性、耐摩耗性、耐候性、耐
食性等に優れ、ヘッド吸着もなく、実用に際してきわめ
て高い信頼性を有する磁気記録媒体を提供することにあ
る。
■ 発明の開示 このような目的は、下記の本発明によって達成される。
すなわち本発明は、非磁性基体上に、金属薄膜磁性層を
有し、さらにこの磁性層上にカーボン保wi1摸を有し
、この保護膜層上に潤滑剤としてパーフルオロアルキル
基を有するモノもしくはポリのエーテルもしくはチオエ
ーテルまたはそのカルボン酸誘導体もしくはリン酸誘導
体を含むトップコート層を有することを特徴とする磁気
記録媒体である。
■ 発明の具体的構成 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。 
第1図には本発明の磁気記録媒体の一実施例が示される
本発明の磁気記録媒体1は、非磁性基体2上に一般に下
地層3を有し、この下地層3の上には通常、非磁性金属
中間層4を有し、この上に金属薄膜磁性層5を有し、磁
性層5の七に一般に非磁性金属保護膜6を有し、さらに
カーボン保護膜7およびトップコート層8が順次積層さ
れて構成される。
本発明において、媒体表面に設けられるトップコート層
8は潤滑剤として、パーフルオロアルキル基を有するモ
ノもしくはポリのエーテルもしくはチオエーテルまたは
そのカルボン酸誘導体もしくはリン酸誘導体を含仔する
このような化合物としては下記式(I)。
([[)、  (II[)、  (IV)、  (’V
)、  (Vl>で示されるものが挙げられる。
式(1) %式% 式(II) Rf(R3+rlR’ 式(II[) Rf(RO+rlR″C00Z 式(rV) R,(RS +rlR” CoO2 式(V) [R(RO)] u  P (0)(OY)kf   
    n 式(Vl) [R,(R5)。コ a  ’P  (0)(OY  
)k上記式(I)〜(Vl)において、Ftrはパーフ
ルオロアルキル基を表わし、Rは2価のアルキレン基を
表わす。 nは正の整数を表わし、nが2以上の場合R
はそれぞれ同一・でも異なっていてもよい。
上記式(I)、(■)において、R′は水素原子または
アルキル基を表わす。
上記式(m)、(IV)において、R′は2僅のアルキ
レン基を表わし、Zは水素原子またはカチオンを表わす
上記式(V)、  (Vl)において、2およびkはそ
れぞれ1または2を表わす。 Yは水素原子またはカチ
オンを表わす。
Rrの好ましいものとしては、 F (CF2 CF2 )H−(m=1〜8)等が挙げ
られる。
Rとしては、−CH2−1−CR2CR2−等か挙げら
れる。
nは通常1〜10であり、好ましくは3〜8である。
R′で表わされるアルキル基としては、−CH3、−C
2R5等が挙げられる。
R′ としては水素原子、ヨウ素原子、特に水素原子が
好ましい。
R”としては−CH2−1−CH2CH2−が挙げられ
る。
2で表わされるカチオンとしては、Li+、Na”、に
十等が挙げられる。
Zの好ましいものとしては、Li+である。
Yで表わされるカチオンとしてはNH4+等がある。
上記式(I)〜(Vl)で示されるもののなかでも、下
記式<1)、(2−1)、(2−2)。
(3)、(4−1)、(4−2)で示されるものが好ま
しい。
式(1) %式% 式(2−1) (1’tt CH2CH20)P (0)(ONH4)
2式(2−2) %式%) 式(3) RfC82CH20(CH2CH20)XH式(4−1
) %式%() 式(4−2) (R,CH2CH20)2 P (0)(OH)上記式
(1)、(2−1)、(2−2)。
(3)、(4−1)、(4−2)において、Fttは式
(I)〜(Vl)におけるものと同義である。
上記式(3)において、Xは正の整数を表わす。
Fttの好ましいものとしては、 F (CF2 CF2 )m   (m=3〜8)が挙
げられる。
Xは通常1〜10であり、好ましくは3〜8である。
これらの化合物は分子ztooo〜10000、粘度1
0〜300C5T(20℃)を有する。 これら化合物
は、公知の方法に従い合成できる。 また、市販のもの
を用いてもよい。
具体的に商品名を挙げると、デュポン社製ZONYL 
 FSA、FSP、FSE、UR。
FSJ、FSN等である。
ZONYL  FSAは式(1)で示されるもの、ZO
NYL  FSJ、FSPは式(2−1)、(2−2)
で示されるもの、ZONYLFSNは式(3)で示すレ
ルモノ、ZONYL  URは式(4−1)、(4−2
)で示されるものである。 ただし、これらの式中でR
=F (CF2 CF2 )   のものである。
f3〜8 このような化合物は二種風、I:混合して用いてもよい
そして、このような化合物の総含仔量は、トップコート
層8を重量に換算した場合全体の50〜100重量%、
好ましくは70〜100重量%である。
50爪量%未満では十分な潤滑効果が得られない。
また、このような化合物が含有されるトップコート層8
の厚さは20〜300人、好ましくは50〜150人と
する。
20λ未満では十分な本発明の効果が得られず特に耐久
性が劣り、300人をこえると吸着が発生し、いわゆる
ヘットクラッシュを起こすからである。
さらに、トップコート層8には他に脂肪酸、脂肪酸エス
テル、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等が含まれていて
もよい。
このような、トップコート層8を形成するには、通常、
フロン等のフッ素系溶媒に前記化合物を0.01〜1.
0重量%、より好ましくは0.05〜0.1重量%混合
させて、その溶液をスピンコード、ディッピング、スプ
レーコート等の塗布方法を用いて行う。
スピンコードによる場合、その回転数は500〜300
0rpI11、回転時間5〜20秒程度とし、また、デ
ィッピングによる場合は、例えばまず最初にフロン等の
溶媒に15〜30秒間程度浸して洗浄した後、潤滑剤溶
液に10〜30秒間浸し、5〜20 mm/secのス
ピードで引き上げて行えばよい。
このようなトップコート層8は後述するカーボン保護膜
7上に設層される。
カーボン保護膜7は、その組成としてC単独からなるが
、他の元素を5wt%未満含有するものであってよい。
カーボン保護膜7は、スパッタ法、イオンブレーティン
グ法、蒸着法、CVD等の谷種気相成膜法で形成可能で
あるが、中でも特にスパッタ法によるのが好ましい。 
この場合には、形成された膜がきわめて緻密となり、耐
久性、耐較性に優れた効果を有する。
このように形成されるカーボン保護膜7の膜厚は100
〜806人、特に300〜500人が好ましい。
さらにカーボン保護膜7の表面をプラズマ処理しておく
ことが好ましい。 こうすることによりカーボン保護膜
表面を化学的に活性化し、上述したトップコート層8を
密着性良く設層することができる。 従って接着強度が
向上する。
プラズマ処理は公知の方法によって行えばよく、Ar、
Ne、He、N2 、H2等の1種ないし2種以tの処
理ガスを用い、電源の周波数50にfiz 〜13.5
6帽IZ程度、印加電流、処理時間等は通常の条件とす
ればよい。
本発明で使用される非磁性基体2は、例えば、アルミニ
ウム、アルミニウム合金等の金属、ガラス、セラミック
ス、エンジニアリングプラスチックス等が卒げられる。
 そして、これらの中でも、機械的剛性、加工性等か良
好てしかも後述する下地層が容易に設層できるアルミニ
ウム、アルミニウム合金等を用いるのが好ましい。
このような非磁性基体2の厚さは1.2〜1.9mm程
度であり、その形状は通常、ディスク状、ドラム状等特
に制限はない。
このような非磁性基体2の材質として、特にA1等の金
属基体を用いるときには、この基体上に下地層3を設け
ることが好ましい。 この下地層3は、N1−P、N1
−Cu−P、N i −W−P、N i−B等のいずれ
かの組成を含有して形成される。 このものは、液相メ
ッキ法、特に無電解メッキ法で成11Qさせることが好
ましい。 無電解メッキ法によれば、きわめて緻密な膜
が形成でき、機械的剛性、硬度、加工性を上げることが
できる。
なお、上記の組成からなる下地層の組成比(重量比)は
、以下のとおりである。
すなわち、(NixCuy)、P  、、(NixWy
)  AP  □ これらの場合において、 x : y= 100 : O〜10 : 90、A:
B=97:3〜85:15である。
N1xByの場合にはx : y=97 : 3〜90
:3である。
この無電解メッキ法のプロセスの一例を簡単にのべると
、まず、アルカリ性脱脂および酸性脱脂を行った後、数
回のジンケート処理をくり返して行い、さらに重炭酸ナ
トリウム等で表面調整したのちpH4,0〜6.0のニ
ッケル・メッキ溶中で約80〜95℃、約0.5〜3時
間メッキ処理すればよい。
これらメッキ処理は、例えば特公昭第48−18842
号公報、特公昭第50−1438号公報等に記載されて
いる。
このような下地層3の膜厚は3〜50μm、特に5〜2
0μ■が好ましい。
さらに下地層3の表面には凹凸部を設けることが好まし
い。
凹凸部をつくるには、例えば、下地層3が設層された円
板状基体2を回転させながら、研磨剤等を作用させ、下
地層3の表面に同心円状に不規則な溝を設ける。
なお凹凸部は、下地層3上にランダムに設けてもよい。
このような凹凸部を設けることによって、吸着特性およ
び耐久性か向上する。
なお、下地層3を基体2上に設けない場合には、直接基
体2上に上記の凹凸を設ければよい。
さらにこのような下地層3を有することのある基体上に
はCoまたはCoとNi、Cr、Pのうちの1種以上を
主成分とする金属薄膜磁性層5が設層される。
このものの組成の具体例としては、Co−Ni、Co−
Ni−Cr、Co−Cr、Co−N1−P、Co−Zn
−P、Co−Ni−Mn−Re−P等がある。 これら
の中では特にCo−Ni、Co−Ni−Cr%Co−C
r。
Co−N1−P等が好ましく、これらの合金の好適組成
比は重量比で、Co:N1=1 : 1〜9:1、 (Co  Ni  )  CrBにおいてx:y=1 
  yA :  1 〜9  :  1  、  八   :B 
  =99.   9   :   0.   1 〜
75:25、 Co : Cr=7 : 3〜9 : 1、(Co  
N iy) AP aにおいて、x:y=1:O〜1:
9、A :ll =99.9 :0゜1〜85:15で
ある。 これらの範囲をはずれると記録特性が低下する
このような金属薄IE2@i性層5は気相もしくは液相
の種々のメッキ法で設層可能であるが、中でも特に気相
法の1種であるスパッタ法が好ましい。 スパッタ法を
用いることによって磁気特性の良好な磁性層が得られる
スパッタ法は作業を行う領域によって、さらにプラズマ
法とイオンビーム法の2つに大別することができる。
プラズマ法によりスパッタ法では、Ar等の不活性ガス
雰囲気中で異常グロー放電を発生させ、Arイオンによ
ってターゲット(蒸着物質)のスパッタを行い、例えば
、被着体に蒸着させる。
ターゲットに数KVの直流電圧を印加する直流スパッタ
リング、数百〜数にWの高周波数電力を印加する高周波
スパッタリングのいずれであってもよい。
また、2極から3極、4極スパツタ装置と多極化したほ
か、直行電磁界を加えてプラズマ中の電子のマグネトロ
ンと同様サイクロイド運動を与え、高密度プラズマを作
るとともに、印加電圧を低くし、スパッタを高能率化し
たマグネトロン系スパッタリングを用いてもよい。
イオンビーム法では、適当なイオン源を用いてArなど
をイオン化し、引出し、電極に印加した負高電圧によっ
て高真空側にイオンビームとして引出し、ターゲット表
面に照射してスパッタしたターケラト物質を例えば被着
体に蒸着させる。
また、スパッタ法における被着粒子の運動エネルギーは
約数eV〜100eVであり、例えば蒸着法のそれ(約
0.1eV〜1eV)と比べてきわめて大きい。
本発明において、ターゲットの材質としては、目的とす
る金属薄1模磁性層5の組成に対応する合金等を用いれ
ばよい。
ところで、金属ViI!A磁性層5の組成をCoPない
しCoN i Pとする場合には、液相メッキ法、特に
無電解メッキ法で設層してもよい。
そしてその磁性層は上記スパッタ法と同様に良好な磁気
特性を示す。
無電解メッキに用いるメッキ浴組成、メッキ条件等とし
ては公知の種々のものが通用可能であり、例えば、特公
昭第54−9136号公報、特公昭第55−14865
号公報等に記載のものはし1ずれもf更月し1丁能であ
る。
上述してきたような金属薄膜磁性層5の膜J5は200
〜5000人、特に500〜1000人、さらに500
〜600人が好ましし1゜このような金属薄膜磁性層5
を前述したようなスパッタ法で設層する場合には、下地
層3と磁性層5との間にCrを含む非磁性金属中間層4
を設けることが好ましい。 この非磁性金属中間層4を
設けることによっ′C1媒体の磁気特性が向上し、記録
特性の信頼性の向上をも図ることができる。
そしてこの非磁性金属中間層4は通常Crから形成され
るのが最も好ましいが、Cr含有量は99wt%以上で
あればよい。
そしてこの中間層4は、種々の公知の気相成膜法で形成
可能であるが、通常、上述した金属V#膜磁性層5と同
様にスパッタ法で成膜することが好ましい。 このよう
な非磁性金属中間層4の膜厚は用いる金属薄膜磁性層5
0種類によって適宜決定すべきであるが、通常500〜
3000人程度である。
本発明の磁気記録媒体1は前述した金属薄膜磁性層5と
カーボン保・護膜7との間にCrなとの非磁性金属保護
膜6を設層することが好ましい。
そして、この保護IE26の成膜方法は上記の非磁性金
属中間層4の場合と同様にすればよい。
このような非磁性金属保護膜6の膜厚は30〜300人
、特に100〜200人が好ましい。
上述してきたような磁気記録媒体lは、第1図に示され
るように片面記録の媒体としてもよいが、基体2の両面
側に磁性層等を第1図と同様に設けた、いわゆる両面記
録の媒体としてもよい。
■ 発明の具体的作用効果 本発明によれば、金属薄膜磁性層上にカーボン保護膜を
有し、この保護膜層上に所定の潤滑剤を含むトップコー
ト層を有するために、得られた媒体は、耐久性、耐摩耗
性、耐候性、耐食性等に優れ、ヘッド吸着も少なく、実
用に際してきわめて高い信頼性を有する。
■ 発明の具体的実施例 以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明をさらに詳
細に説明する。
(実施例1) φ13cm、厚さ1.9mn+のディスク状のAIt基
体上に、厚さ20μmのNiPの下地層を無電解メッキ
法で設けた。 なお、無電解メッキ法は下記のプロセス
および製造条件で行った。
(N i Pji%電解メッキ) プロセス       製 造 条 件1、アルカリ性
 アルプレツブ204(奥野製薬社説脂     製)
 250 ml / l、65℃、5分2、酸性脱脂 
 アルブレツブ230(奥野′!A薬社製) 1501
9 / fl、65℃、5分 3、ジンケート アープ302(奥野製薬社製)250
 ill / It、25℃、30秒4、ジンケート 
62 vo1%濃硝酸、剥@      600rd/
Il、25℃、30秒5、ジンケート アープ302(
奥野製薬社製)250−71.25℃、20秒 6、表面調整  重炭酸ナトリウム30g/l、20℃
、30秒 7、ニッケルメ ナイフラッド719A(奥野製薬ツキ
    社製) 8Qtd / 11ナイクラツド71
9B(奥野製薬 社製)15hffi/42 p1目、5 、90℃、2時間 なお、下地層の組成はNi:P=85:15(重量比)
、厚さは20μIとした。
このようなNiPの下地層を有するへ2基体の他に、表
1に示されるような、AIt、ガラス(コーニング社製
)、プラスチック(ポリエーテルイミド樹脂)の種々の
材質の基体も用いた。
次いで、上記の各種基体表面(基体表面上に下地層を有
するものは、その下地層の表面)を下記の条件にて研磨
処理した。
く表面研磨処理〉 スピードファム■社製のラッピングマシン9B−5Pを
用い、上記基体を回転させながら、不二見研磨婚の研磨
液、メディボールNo。
8(50%希釈液)を用い、100gの加重をかけなが
ら10分間研磨を行った。
その後、ディスク基板洗浄装置(スピードファムクリー
ンシステム■社製)を用いて洗浄した。 工程は以下に
示すとよ;っである。
く洗浄工程〉 1、中性洗剤溶液、浸漬、M音波 2、超純水、スクラブ 3、超純水、スクラブ 4、超純水、浸漬、超音波 5、超純水、浸漬 6、フロン/エタノール混合液、浸漬、n音波7、フロ
ン/エタノール混合液、浸漬 8、フロン/エタノール、蒸気(→乾燥)このような洗
浄工程後、基体表面(基体表面上に下地層を有するもの
は、その下地層の表面)に凹凸部を下記のようにして設
けた(以下、テクスチャリング工程という)。 すなわ
ち、テープポリッシングマシン(巴テクノ■社製)を用
い、基体を回転させながら、基体表面に同心円状の不規
則な溝を設けた。 工程条件は、ポリッシングテープ番
−1−$4000、コンタクト圧力1.2にg/crn
”、オシレーン3250回/分、ワーク回転数150回
/分とした。
その後、さらに首記と同様な洗浄を行った後、Crから
成る非磁性磁性金属中間層をスパッタで1膜厚2000
人に設層した。
設層条件は、A「圧力2.OPa、DC8KWとした。
 なお、この中間層形成1萌にArガス圧0.2Pa、
RF400Wの条件でエツチング処理を行った。
その後、この上に連続して以下に示すような名種金属薄
膜磁性層を設層した。 なお、無電解メッキ法で磁性層
を設層する場合には、上記のエツチング処理は行わず、
しかもCrからなる非磁性金属中間層も設けなかった。
〈金属薄膜磁性層の形成〉 磁JL層−N匹」2 CoN i磁性層をスパッタ法を用いて形成した。 成
膜条件はArガス圧2.OPa、DC8KWとした。 
CoN i組成重量比はCo/N i = 80 / 
20、膜厚は600人とした。
11履コ几ス CoNiCr1i性層をスパッタ法を用いて形成した。
 成膜条件はArガス圧2.OPa、DC8KWとした
CoNiCr組成重−[比は62.5:30ニア、5と
し、1膜厚は600人とした。
磁性層NO,3 CoCr磁性層をスパッタ法を用いて形成した。 成膜
条件はArガス圧2.OPa、DC8KWとした。
CoCrの組成重量比はCo / Cr = 87 /
13、膜厚は1000人とした。
緻」U葭−初ユ迭 CoN1P磁性層を無電解メッキ法を用いて形成した。
 CoN i Pの組成重量比はCo:Ni :P=6
:4: 1、l膜厚は1000人とした。
無電解メッキプロセスおよび製造条件は以下のとおりと
した。
プロセス       製 造 条 件1、アルカリ性
 アルブレツブ204(奥野製薬社脱脂    製)2
50社/IL、65℃、5分2、酸性脱脂  アルプレ
ツブ230(奥野製薬社製) 150 mi / it
、65℃、5分 3、塩酸脱脂  HC1L5VOI%、25℃、1分4
、硫酸脱脂  H25045vo1%、25℃、1分5
、ニッケルメ ナイフラッド719A(!@野製薬ツキ
    社製)80m1/1 ナイフラッド719B(奥野製薬 社製)150ul/1 pH4,5,90℃、30秒 6、コバルトメ メッキ浴 ツキ     硫酸コバルト0.06モル/U硫酸ニッ
ケル0.04モル/2 次亜リン酸ナトリウム 0.25モル/2 0ツセル塩 1.00モル/It 硫安    0.40モル/2 ホウ酸   0.lOモル/J2 N a OItを加えてpl+9.5 、70℃、3分 このようにして設層された種々の金属薄11Q磁性層上
にCrから成る非磁性金属保護膜を形成した。 成膜は
スパッタ法で行い、その条件は、A「ガス圧2.OPa
、DC8KWとし、膜厚は200人とした。
さらにこの保護膜の上に、表1に示されるようにカーボ
ン保護膜をスパッタ法で、厚さ400人に設けた。 な
お、スパッタ条件はArガス圧0.2Pa’、DC8に
Wとした。
ただし、金属薄膜磁性層5として前述した磁性層No、
1〜4のうち磁性層No、4の材料を用いた場合に限り
、非磁性金属層を形成する直面に、金属薄膜磁性層表面
にArガス圧0.2Pa、RF400Wの条件でエツチ
ング処理を施した。
なお、膜厚は表1に示すとおりである。
このカーボン保護膜の表面を表1に示すように必要に応
じてプラズマ処理を行った。 なお、プラズマ条件は処
理ガスN2.圧力5Pa、電源は13 、56MIIz
の高周波とし、投入電力は3KWとした。 その上に下
記に示すような種々の潤滑剤を含むトップコート層をス
ピンコード法で設層した。 スピンコード条件は回転数
11000rp、10秒間とした。 膜J”7−は表1
に示されるとおりとした。
くトップコート層組成〉 組」友」1(本発明) 潤滑剤として下記構造のZONYL  FSA(分子量
500〜900、デュポン社製)をフロン113(ダイ
キン工業社製、ダイフロン5−3)の溶媒中に混合し、
潤滑剤含有塗布液濃度を0.05重量%に調整した。
RfCH2CH25CH2CH2Co2L i1疾j(
本発明) 潤滑剤として下記構造のZONYL  FSP(分子量
500〜1700、デュポン社製)を用い、潤滑剤含有
塗布液濃度を0.1重量%に調整した以外は、上記の組
成1の場合と同様にした。
(R,CH2CH20)、2PO(ONH4)、。
札爪ユ(本発明) 潤滑剤としてF記構造の5ONYL  U  R(分子
H,l 400〜1700、デュポン社製)を用いた以
外は、上記の組成1の場合と同様とした。
(RfCH2CH20)、、PO(OH)、。
LLA(本発明) 潤滑剤として下記構造の5ONYL  FSN(分子h
t 400〜2000、デュポン社製)を用いた以外は
、を記の組成lの場合と同様とした。
R,CH2CH20(CH2CH20)XHL皮j(比
較) 潤滑剤として、以下に示される構造式からなるフッ素オ
イル(ダイフロイル#50、分子量700、ダイキン工
業社製) を上記組成1で用いた溶媒中に:混合し、潤滑剤含有塗
布液濃度を0.05wt%に調整した。
順瓜1(比較) 潤滑剤をシリコーンオイル(東芝シリコーンTSF45
1.粘度1000CPS)にかえた以外は、上記の組成
5と同様にした。
このようにして、下記表1に示される種々の磁気ディス
クサンプルを作製し、下記に示すような特性を測定した
(1)1旦且Σ至上 磁気ディスクサンプルの作成直後およびC35(コンタ
クト・スタート・アンド・ストップ)3万回後のディス
ク記録面角りのエラー数を測定し、CS S @ ?&
でのエラーa(ミッシングパルス数)の増加を表示した
[単位:ビット/面]。
なお、ディスク記録面角りのエラー数は、日立電子エン
ジニアリング社製磁気ディスク用サーディファイヤーに
て測定し、設定条件は、ミッシングパルスのスライスレ
ベルを65%とした。
(2)耐候摩擦係数 60℃90%RHの環境に1ケ月間放置した後の磁気デ
ィスクサンプル表面の摩擦係数を測定した。
これらの結果を表1に示す。
表1の結果より本発明の効果があきらかである。
なお、表1の結果に加えて以下に示すような特性を本発
明サンプルについてさらに測定した。
(1)耐候性 サンプルの作成直後および60℃、90%RHの環境下
、1ケ月間放置した後に、ディスク記録面当りのエラー
増加数で表示した。
本発明のサンプルは、4ビット/面以下であった。
(2)68m(%) 60℃、90%RHの環境下で1ケ月間放置した飽和磁
束密度の変化ΔBmを測定した。
ここで、68mは、ΔBm= [(60℃90%RHの
環境に1ケ月間放置した後のam)−(作成直後のBm
)] / (作成直後のBm)xloo(%)で表わさ
れる。
なお、サンプルの飽和磁束密度Bmは、振動試料型磁力
計(東英工稟−社製VSM−53)を用い、最大印加磁
界15にGの条件にて測定した。 測定サンプルは8I
IIIn×80IInに切り出したものを用いた。
本発明のサンプルは絶対値表示で3%以下であった。
(3)低fL摩擦係数 5℃、60%RHの環境下で動摩擦係数を測定した。
本発明のサンプルは0.2以下であった。
(4)耐久摩擦 CSS (コンタクト・スタート・アンド・ストップ)
3万回後、磁気ディスクサンプル磁性層表面のf!J擦
係数を測定した。
なお、測定に際しては、パティチック■社製、摩擦試験
機にて測定した。
本発明のサンプルは0.2以下であった。
(5)吸着 20℃、60%RH172時間の条件下で、Mn−Zn
フェライトヘッドを磁気ディスクサンプル表面上に静置
しておき、急にサンプルを回転させたときの初期片1寮
係数を測定した。
本発明のサンプルは0゜34以下であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の磁気記録媒体の断面図を示す。 符号の簡単な説明 1・・・磁気記録媒体、2・・・非磁性基体、3・・・
下地層、4・・・非磁性金属中間層、5・・・金属薄1
1!2磁性層、6・・・非磁性金属保護膜、7・・・カ
ーボン保護膜、8・−トップコート層出願人  ティー
ディーケイ株式会社 代理人  弁理士 石 井 陽 − FIG、1 ″8

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非磁性基体上に、金属薄膜磁性層を有し、さらに
    この磁性層上にカーボン保護膜を有し、この保護膜層上
    に潤滑剤としてパーフルオロアルキル基を有するモノも
    しくはポリのエーテルもしくはチオエーテルまたはその
    カルボン酸誘導体もしくはリン酸誘導体を含むトップコ
    ート層を有することを特徴とする磁気記録媒体。
  2. (2)金属薄膜磁性層がCoまたはCoと Ni、Cr、Pのうちの1種以上を主成分とする特許請
    求の範囲第1項に記載の磁気記録媒体。
  3. (3)カーボン保護膜の表面がプラズマ処理されている
    特許請求の範囲第1項または第2項に記載の磁気記録媒
    体。
  4. (4)基体と金属薄膜磁性層との間に下地層を有する特
    許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の磁
    気記録媒体。
  5. (5)金属薄膜磁性層の基体側に磁性層に接して非磁性
    金属中間層を有する特許請求の範囲第1項ないし第4項
    のいずれかに記載の磁気記録媒体。
  6. (6)金属薄膜磁性層とカーボン保護膜との間に非磁性
    金属保護膜を有する特許請求の範囲第1項ないし第5項
    のいずれかに記載の磁気記録媒体。
  7. (7)下地層の表面に凹凸を有する特許請求の範囲第4
    項ないし第6項のいずれかに記載の磁気記録媒体。
  8. (8)非磁性基体が剛性基体である特許請求の範囲第1
    項ないし第7項のいずれかに記載の磁気記録媒体。
  9. (9)ディスク状の形状をもつ特許請求の範囲第1項な
    いし第8項のいずれかに記載の磁気記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6479935A (en) * 1987-09-22 1989-03-24 Fuji Photo Film Co Ltd Production of magnetic recording medium
JPH03192518A (ja) * 1989-12-21 1991-08-22 Fuji Electric Co Ltd 薄膜磁気ディスクの製造法

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