JPH01103681A - ラングミュア・ブロジェット膜および磁気記録媒体 - Google Patents

ラングミュア・ブロジェット膜および磁気記録媒体

Info

Publication number
JPH01103681A
JPH01103681A JP18617188A JP18617188A JPH01103681A JP H01103681 A JPH01103681 A JP H01103681A JP 18617188 A JP18617188 A JP 18617188A JP 18617188 A JP18617188 A JP 18617188A JP H01103681 A JPH01103681 A JP H01103681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
langmuir
magnetic
blodgett
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18617188A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Nakayama
陽一 中山
Hiroshi Sugihara
洋 杉原
Hisae Ishizaki
石崎 久恵
Masaharu Nishimatsu
西松 正治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP18617188A priority Critical patent/JPH01103681A/ja
Publication of JPH01103681A publication Critical patent/JPH01103681A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubricants (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ラングミュア・ブロジェット膜と、このラン
グミュア・ブロジェット膜をトップコート膜として有す
る磁気記録媒体、例えば、いわゆるハードタイプの磁気
ディスクに関するものである。
〈従来の技術〉 磁気ディスク装置に用いられる磁気記録媒体は、一般に
磁気ディスク、またはディスク媒体と呼ばれ、その基本
構造はドーナツ状の基板と通常その両面に設層された磁
性層を有している。
このような記録媒体の基板材質は、例えばアルミ合金等
のハード材と、磁気テープ媒体と同じマイラーなどのプ
ラスチック材の二種類があり、一般に前者をハードタイ
プの磁気ディスク、後者をフレキシブルディスクと呼ん
でいる。
ところで、磁気ディスク装置、磁気ドラム装置における
磁気記録媒体、特に、浮上型の磁気ヘッドを用いるハー
ドタイプの磁気ディスクでは、磁気ヘッドとの機械的接
触に対する耐久性、耐摩耗性等の点で問題があり、その
ため通常これらの磁気記録媒体には保護膜としてトップ
コート膜が施される。 このような媒体の保護膜として
、従来無機保護膜あるいは固体潤滑剤等の潤滑膜を設け
ることが知られている。
さらに近年、これらの膜に比べ生産性の点では劣るが、
高秩序配列膜としてラングミュア・ブロジェット膜(以
下、単にLB膜という)が注目されている。
例えば、金属磁性薄膜表面の保護膜として、炭素数8〜
28の直鎖型飽和脂肪酸またはこれらの金属塩の1層〜
100層位のLB膜を表面圧15〜35 dyn/cm
”の条件下で形成するもの(特公昭56−30609号
公報)や、炭素数12〜24の脂肪酸もしくはこれらの
Li。
K、Na、Mg、Ca、Ba、Cd等の塩をラングミュ
ア・ブロジェット法において表面圧35 dyn/cm
”より大なる条件下で形成するもの(特開昭61−14
8623号公報)、さらにはLB膜の材料として、■炭
素数15〜25の脂肪族炭化水素の一方の末端にカルボ
キシル基を有するもの;■炭素数12〜24の脂環式飽
和炭化水素の一方の末端にカルボキシル基を有するもの
;■六員環を含む単位が1〜5個直鎖状に連結する芳香
族炭化水素の一方の末端にカルボキシル基を有するもの
;■ (cF、cFcρ) nCF・C0OH(nは5
〜10の整数)で例示されるポリクロロトリフルオロエ
チレン系の合成潤滑油;■R55iO(RzSiO)n
SiRz・C0OH(式中、Rはメチル基、エチル基、
フェニル基を表わし、nは5〜15の整数を表わす)で
例示されるシリコーン系の合成潤滑油;■(CH2(:
HR)fl−COOH(式%式%) (CHz) s  、(CH−) s  、(CH2)
 7のいずれかを表わし、nは1〜5の整数を表わす)
で示されるポリオレフィン系合成潤滑剤などを磁気記録
媒体表面に被覆したもの(特開昭61−151835号
公報)などが提案されている。 これらの提案によれば
、磁気記録媒体のスペーシングロスが少なく、しかも防
錆性、摩擦特性、耐久性等が著しく改善するとされてい
る。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、磁気記録媒体の耐久性等に関する要求は
厳しく、上記提案の膜材料からなるLB膜では上記特性
は十分であるとはいえず、より一層の改善が望まれてい
る。
本発明の目的は、媒体の摩擦特性、耐久性、耐摩耗性、
耐候性、耐食性等に優れ、実用に際してきわめて高い信
頼性を有する磁気記録媒体、特に剛性基体を有する磁気
記録媒体と、このような磁気記録媒体を実現するラング
ミュア・ブロジェット膜を提供することにある。
なお、特開昭62−572号公報には、C,F2n、、
(CH,)m −x (xは親水性基)において、n=
6〜21、m=o〜10の化合物を用いたLB膜の形成
方法が開示されている。 しかし、この公報では、この
ようなLB膜を磁気記録媒体のトップコート膜へ応用す
ることについては開示していない。 しかもこの公報記
載の具体的化合物例はn=8、m=0゜2.4、すなわ
ちmanのものであり、本発明者等の研究によれば、こ
れらの化合物から形成されるLB膜をトップコート膜に
適用すると耐久性の点で不十分である。 また、同公報
では、成膜性を向上させるために、LB膜形成の際に水
相中に3価金属のイオンを含有させており、同公報実施
例には、2価金属のイオンを含有させた水相を用いた場
合には、上記化合物のLB膜を成膜することは殆ど不可
能であった旨の記載がある。
また、特開昭63−102038号公報には、磁性層上
にC−F17(CH2)e C0OHの単分子累積膜を
有する磁気記録媒体が開示されているが、m≧10であ
るものは開示されていない。
この公報の実施例に示される磁気記録媒体はポリエステ
ルフィルムを基体として用いたものだけであるが、この
ような可どう性基体を用いた場合、均一なLB膜を形成
することが困難であり、高秩序配列を有するLB膜を得
ることができない。 すなわち、LB膜の形成に際して
は、通常、基板を親水化処理し、これによりLB膜を強
固に基板に吸着する必要があるが、ポリエステルフィル
ムのような可どう基体では親水化処理時に傷つき易く、
十分な親水化処理を行なうこともできない。 このため
、得られる磁気記録媒体の電磁変換特性が不十分となる
本発明者等は、これらの問題を解決し、上記目的を達成
するために研究を重ね、下記の本発明を完成した。
すなわち本発明は、下記(i)〜(V)である。
(i)ラングミュア・ブロジェット法により形成され、
下記式(I−1)で表わされる化合物を含有することを
特徴とするラングミュア・ブロジェット膜。
式(I−1) CnF、n、、−X−Z (ただし、Xは内部にエーテル結合(−〇−)および/
またはエステル結合(−Coo−または−COO−)を
1または2以上有してもよいアルキレン基であって、そ
の総炭素数なmとしたときm≧12かつm≧nである。
 また、Zは親水性基を表わす。) (ii)m≧16である上記(i)に記載のラングミュ
ア・ブロジェット膜。
(iii)非磁性基体上に磁性層を有し、この磁性層上
に上記(i)または(ii)に記載のラングミュア・ブ
ロジェット膜をトップコート膜として有する磁気記録媒
体。
(iv)下記式(1−2)で表わされる化合物を含有す
る溶液を水相上に展開する工程を有するラングミュア・
ブロジェット法により形成され、下記式(I−2)で表
わされる化合物を含有するラングミュア・ブロジェット
膜であって、前記水相が、2価または3価の金属イオン
を含有しないことを特徴とするラングミュア・ブロジェ
ット膜。
式(I−2) C,l F、llや、+ X −Z (ただし、Xは内部にエーテル結合(−0−)および/
またはエステル結合(−Coo−または一OCO−)を
1または2以上有してもよいアルキレン基であって、そ
の総炭素数をmとしたときm=10かつm≧nである。
 また、2は親水性基を表わす。) (V)非磁性剛性基体上に磁性層を有し、この磁性層上
に、ラングミュア・ブロジェット法により形成され、下
記式(I−2)で表わされる化合物を含有するラングミ
ュア・ブロジェット膜をトップコート膜として有する磁
気記録媒体。
式(I−2) CIlF2.lやr −X −Z (ただし、Xは内部にエーテル結合(−0−)および/
またはエステル結合(−Coo−または−〇C0−)を
1または2以上有してもよいアルキレン基であって、そ
の総炭素数なmとしたときm=10かっm≧nである。
 また、2は親水性基を表わす。) 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
本発明のLB膜は、下記式(I)で表わされる化合物を
含有する。
式(I) CnF、、、、−X−Z 上記式(I)において、Xは内部にエーテル結合(−0
−)および/またはエステル結合<−Coo−または一
OCO−)を1または2以上有してもよいアルキレン基
であって、その総炭素数をmとしたときm≧12がっm
≧nである。 また、これらの式において、Zは親水性
基を表わす。
このような化合物を用いてLB膜を成膜する場合、累積
膜が得られ易<LB膜化が容易である。 また、mの上
限に特に制限はないが、通常、36以下、特に24以下
であることが好ましい。
m<nであると、安定なLB膜が得られにくい。
なお、上記式(I)において、好ましくはm≧16であ
る。
このような化合物を含有するLB膜は、磁気記録媒体の
トップコート膜として優れた効果を発揮する。
また、上記式(I)において、m=10である化合物を
含有するLB膜も、本発明に含まれる。
本発明のLB膜は、LB法、すなわち、後述するように
上記式(I)で表わされる化合物を含有する溶液な水相
表面に展開して単分子膜を形成し、次いでこの単分子膜
を基板に付着させる方法により得られるが、この場合、
LB膜の累積を容易にするために、水相中に2価または
3価の金属イオンを含有させることがある。
そして、単分子膜の付着を繰り返すことにより、所望の
累積数のLB膜を得ることができる。 上記式(I)に
おいてm=10である場合、水相が2価または3価の金
属イオンを含有しなくても単分子膜が容易に累積でき、
均一で良好なLB膜を成膜することができる。 このよ
うなLB膜は、特に、剛性非磁性基体を用いる磁気記録
媒体、例えば、浮上型の磁気ヘッドを用いるハードタイ
プの磁気ディスクのトップコート膜として優れた効果を
発揮する。 上記各式においてm=9である化合物を含
有するLB膜をこのような磁気記録媒体のトップコート
膜として用いる場合、摩擦特性、耐久性等の向上効果、
特に初期摩擦の減少効果は激減する。
なお、m=10である場合、2価の金属イオンを含有す
る水相を用いても、ハードタイプの磁気ディスクのトッ
プコート膜としてLB膜を成膜することができる。 こ
の場合、2価の金属イオンとなる金属として好ましいも
のは、Ca、Ba%Pb、Cd等である。
上記式(I)において、nは1〜14のu数であること
が好ましく、より好ましくは1〜10、さらに好ましく
は4〜10の整数であることが好ましい。 nが0であ
ると、トップコート膜として用いた場合、潤滑効果がな
く耐久性が低い。 nが15以上であると、LB膜化が
困難となり累積膜が得られに(い。
なお、n+mは11〜50であることが好ましい。
上記式(I)において、Zは親水性基を表わす。
本発明において好適に用いられる親水性基としては、−
COOHl−8o3H,−OH。
−5o4H1−PO,H2等、あるいはこれらのアルカ
リ金属塩、アンモニウム塩等であり、これらのうち特に
−〇〇OHあるいはその塩が、基板への吸着性の良さの
点で好ましい。
このような化合物の好適な具体例としては、C4F、(
CH,)、。C00H C4F、(CHz )、6COOH C4Fll  (CH2) 24COOHC,F、7 
(CH2’)、、C00HCa  Fl7(CH2) 
 12cOOHC,Fl、(CH2)  、6COOH
C8F 1?  (CH2)  18COOHC−F 
1−  (CHa  )2□C00HC−F 1−  
(CH2)i4COOHC+oF 2□(CH2)  
IaCOOHC1oF21 (CH2)16CoOHC
+oF =+  (CHz  )  IaCOOHC,
oF、、(CH,)、4COOH C,F、、(CH2)、C00(CH,)、C00HC
,F、7 (CH2)6 0  (CH2)6  C0
OH等が挙げられる。
なお、上記化合物の金属塩、あるいは、上記化合物に対
応するスルホン酸、リン酸およびスルホン酸塩、リン酸
塩等も同様に好適に用いることができる。
上記式(I)で表わされるこのような化合物は、公知の
方法に従い合成すればよく、また市販のものを用いても
よい。
また、本発明のLB膜は、上記式(I)で表わされる化
合物であってm、n、X、Z等が異なる化合物を二種以
上含有するものであってよい。
そして、LB腹膜中このような化合物の総合有量は、L
B膜全全体対し10〜100wt%、特に50〜100
重量%程度であることが好ましい。
また、本発明のLB膜の膜厚は、4〜300人程度、好
ましくは10〜300人程度、特に好ましくは20〜3
00人程度である。
なお、本発明において、LB膜には上記式(I)で表わ
される化合物の他に、脂肪酸、脂肪酸エステル、アルコ
ール等がマトリクスとして含まれていてもよい。
また、本発明のLB腹膜中は、さらに 2.2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチル
フェノール)のようなフェノール類やジラウリルチオジ
プロピオネートのようなスルフィドあるいはトリデシル
ホスファイトのようなホスファイト等の酸化防止剤を含
有させてもよい。
このような、LB膜を形成するには、下記に示すような
、いわゆるLB法によって行う。
本発明では、上記式(I)で表わされる化合物の疎水性
基側か、基体の反対側となるようにLB膜を形成するこ
とが好ましい。
上記式(I)で表わされる化合物は、一般にY膜または
2膜の形態をとりやすい。
従って、好ましくは、まず被着体基板を水相中に浸漬す
る。
なお、m≧12である場合、安定なLB膜を得るために
水相中に2価あるいは3価の金属イオンを含有させてよ
い。 用いる金属は、2価金属としてはCa1Ba、P
b%Cd等、3価金属としてはAJ2等が好ましい。
被着体基板を水相中に浸漬した後、上記式(I)で表わ
される化合物の溶液を所定量水相に均一に落とし、単分
子膜を形成する。
その後、表面圧が所定の張力となるまで界面を圧縮し、
一定圧を保つように界面を圧縮させながら被着体基板を
所定の速度でほぼ垂直に上昇させ被着体基板上に単分子
膜を移し取る。
このとき、上記式(I)で表わされる化合物は、その疎
水性基が基板と反対側に存在する単分子膜を形成する。
また、累積膜を形成するには、基板を水相中にほぼ垂直
に浸漬させた後、表面圧が所定の張力となるまで界面を
圧縮し、一定圧を保つように界面を圧縮しながら基板を
上昇させ、この後、基板の下降・上昇を繰り返して単分
子膜を累積させる。
この後、付着した水を乾燥させ、このような操作を繰り
返すことにより、所望の累積数の累積膜を得ることがで
きる。
このようにして得られる累積膜は一般にY膜またはZ膜
の形態で、基板と反対側の表面には疎水性基が存在する
ものである。
累積数は、1〜20程度、特に1〜10程度が好ましい
なお、被着体基板には親水化処理が施されることが好ま
しい。 親水化処理は、溶剤、イオンボンバード等によ
り行なえばよい。
展開する溶液の溶媒としては、炭化水素系(キシレン、
ベンゼン等)、ハロゲン化炭化水素系(クロロホルム等
の塩素化物溶剤、フロン等のフッ素化物溶剤等)、ニト
ロ化炭化水素系にトロベンゼン等)、アルコール類系(
エチルアルコール、メチルアルコール、プロピルアルコ
ール等)、ケトン類系(アセトン等)、複素環化合物系
(キノリン等)、アミン類系、エーテル類系、エステル
類系、酸類系などが挙げられる。
次に、本発明のLB膜をトップコート膜として有する本
発明の磁気記録媒体について説明する。
第1図には本発明の磁気記録媒体を、いわゆるハードデ
ィスクに適用した例が示される。
この場合の磁気記録媒体1は、非磁性剛性基体2上に一
般に下地層3を有し、この下地層3の上には通常、非磁
性金属中間層4を有し、この上に磁性層5を有し、磁性
層5の上に一般に非磁性金属保護膜6を有し、さらに(
必要に応じてカーボン保護膜7)トップコート膜8が順
次積層されて構成される。
なお、磁性層5が磁性粉とバインダーとを含有するいわ
ゆる塗布型である場合、通常、非磁性剛性基体2上に磁
性層、トップコート膜が順次積層される。
本発明において、媒体表面に設けられるトップコート膜
8は、前述した本発明のLB膜から形成される。
前述の方法により形成されたトップコート膜8の厚さ・
は4〜300λ程度である。
4λ未満では十分な本発明の効果が得られず特に耐久性
が劣り、300人をこえると吸着が発生し、いわゆるヘ
ッドクラッシュを起こす場合がある。
本発明で使用される非磁性剛性基体2は、例えば、アル
ミニウム、アルミニウム合金等の金属、ガラス、セラミ
ックス、エンジニアリングプラスチックス等が挙げられ
る。 そして、これらの中でも、機械的剛性、加工性等
が良好でしかも後述する下地層が容易に設層できるアル
ミニウム、アルミニウム合金等を用いるのが好ましい。
 また、その形状は、ディスク状、ドラム状等、特に制
限はない。
金属薄膜磁性層5は、CoまたはCOとNi、Cr、P
のうちの1種以上を主成分とすることが好ましい。
このものの組成の具体例としては、Co−Ni%Co−
Ni−Cr5 Co−Cr、Co −Ni−P、Co−
Zn−P%Go−Ni−Mn−Re−P等がある。 こ
れらの中では特にCo−Ni%Co−Ni−Cr1Co
−Cr。
Co−N1−P等が好ましい。
このような金属薄膜磁性層5は気相もしくは一液相の種
々のメツキ法で設層すればよい。
金属薄膜磁性層5の膜厚は200〜5000人、特に5
00〜1000人が女子ましい。
なお、上記では磁性層として金属薄膜磁性層〜を用いる
場合について述べてきたが、磁性層としては、磁性粉と
バインダーとを含有する公知の種々の塗布型の磁性層を
用いてもよい。
以上に説明したような非磁性剛性基体を有する磁気記録
媒体、特に、浮上型の磁気ヘッドを用いるハードタイプ
の磁気ディスクのトップコート膜として、本発明のラン
グミュア・ブロジェット膜は特に高い効果を発揮する。
〈実施例〉 以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明をさらに詳
細に説明する。
ハードタイプの磁気ディスクを、下記のようにして作製
した。
ψ1.3 cm、厚さ1.9mmのディスク状のAI2
基体上に、厚さ20μmのNLPの下地層を無電解メツ
キ法で設けた。
なお、下地層の組成はNi:P=85:15(重量比)
とした。
次いで、上記の下地層の表面を研磨処理し、洗浄後、下
地層の表面にテクスチャリング工程により凹凸部を設け
た。
そして、さらに洗浄を行った後、Crから成る非磁性金
属中間層をスパッタにより設け、この上に連続して下記
の磁性層No、  1を設層した。
磁   No、 l CoNi磁性層をスパッタ法を用いて形成した。 成膜
条件はArガス圧2.OPa、DC8KWとした。 C
oN i組成重量比はG o / N i −80/2
0、膜厚は600人とした。
このようにして設層された磁性層上にCrから成る非磁
性金属保護膜を形成した。 成膜はスパッタ法で行い、
その条件は、Arガス圧2、OPa、DC8KWとし、
膜厚は200人とした。
さらにこの保護膜の上に、カーボン保護膜をスパッタ法
で、厚さ400人に設は磁気ディスクを得た。 なお、
スパッタ条件はArガス圧0.2Pa、DC8KWとし
た。
また、この磁気ディスクの他に、下記の磁性層No、2
を有する磁気ディスクを作製した。
111」エユ 磁性粒子          100重量部Co −Y
 F e x Os 平均粒子長=0.1μm 軸比:1/8 保持カニ600 0e バインダー          50重量部(エポキシ
樹脂/ブチラール樹脂 /フェノール樹脂: 50/30/20)塗膜補強剤(
α−AJ2.O,)   3重量部分散剤(大豆油レシ
チン)    2重量部溶 媒           
500重量部(キシレン/イソホロン/ブチロール アセトン:重量比20150/30) 上記の磁性粒子を溶媒を用いてバインダー中に分散させ
、ボールミル中にて36時間混練した。
このようにして調製した磁性塗料をφ13cm、厚さ1
.9mmのディスク上のAJ2基体上にスピンコードを
用いて1.0μm厚に塗布し、永久磁石で円周方向に配
向させた。 その後、180℃でキュアを行い、表面を
ポリッシュし、磁気ディスクを得た。° ゛ 上記の各磁性層を有する媒体上に上記式(I)で表わさ
れる各種の化合物を含むトップコート膜を、いわゆるL
B法により形成した。
表1に、上記式(I)におけるmおよびnの値を示す。
 なお、上記式(I)におけるXは(CHI)、、Zは
、C0OHとした。
用いたLB法の詳細を、以下に示す。
(LB法) 展開溶液は、10−’mol/βクロロホルム溶液とし
た。
上記被処理基板を水相中に浸漬し、次に上記展開溶液な
水相に均一に落し、単分子膜を展開した。 水相中に含
有させた金属イオンを、表1に示す。
次に、表面圧が所定圧となるまで界面を圧縮した。 そ
して、上記被処理基板を一定の速度でほぼ垂直に上昇さ
せ、上記被処理基板上(カーボン保護膜7の上または磁
性層上)に単分子膜を移し取り、さらに基板の下降、上
昇をくり返した。
このようにして、表1に示す累積数の累積膜を得た。
なお、上記式(I)において、m=oの化合物C,F、
、C0OHは、水面上で安定な単分子膜を形成しなかっ
た。
これら磁性層およびトップコート膜を組合せて得られた
磁気記録媒体サンプルについて、下記の特性を測定した
(1)肚エゴ目し1皿 磁気ディスクサンプルの作成直後およびCSS (コン
タクト・スタート・アンド・ストップ)4万回後のディ
スク記録面当りのエラー数を測定し、C8S前後でのエ
ラー数(ミッシングパルス数)の増加を表示した[単位
二ビット/面]。
なお、ディスク記録面当りのエラー数は、日立電子エン
ジニアリング社製磁気ディスク用サーディファイヤーに
て測定し、設定条件は、ミッシングパルスのスライスレ
ベルを65%とした。
(2)耐久摩擦 CSS (コンタクト・スタート・アンド・ストップ)
4万回後、磁気ディスクサンプル磁性層表面の摩擦係数
を測定した。
なお、測定に際しては、パティチック(掬社製、摩擦試
験機にて測定した。
(3)累積比 累積比を測定し、累積比0.8以上を0.0.7以上な
O,0,5以上△、0.5未満な×とした。
結果を下記表1に示す。
上記サンプルN014では、2層目は剥れてしまうため
、LB膜は1層しか累積できなかった。
なお、上記トップコート膜に用いた化合物のアルカリ金
属塩ならびに上記化合物に対応するスルホン酸、リン酸
およびこれらのアルカリ金属塩でもほぼ同等な結果が得
られた。
表1に示される結果から、本発明の効果が明らかである
′。
〈発明の効果〉 本発明のLB膜は、所定の化合物を含有するため、成膜
が容易で、累積比が高く、潤滑性に優れる。
また、本発明の磁気記録媒体は、磁性層あるいは保護層
上に上記本発明のLB膜からなるトップコート膜を有す
るために、摩擦特性、耐久性、耐摩耗性、耐候性、耐食
性等に優れ、実用に際してきわめて高い信頼性を有する
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の磁気記録媒体の断面図を示す。 符号の説明 1・・・磁気記録媒体、 2・・・非磁性剛性基体、 3・・・下地層、 4・・・非磁性金属中間層、 5・・・磁性層、 6・・・非磁性金属保護膜、 7・・・カーボン保護膜、 8・・・トップコート膜 出願人  ティーデイ−ケイ株式会社 FIG、1

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ラングミュア・ブロジェット法により形成され、
    下記式( I −1)で表わされる化合物を含有すること
    を特徴とするラングミュア・ブロジェット膜。 式( I −1) C_nF_2_n_+_1−X−Z (ただし、Xは内部にエーテル結合(−O−)および/
    またはエステル結合(−COO−または−OCO−)を
    1または2以上有してもよいアルキレン基であって、そ
    の総炭素数をmとしたときm≧12かつm≧nである。 また、Zは親水性基を表わす。)
  2. (2)m≧16である請求項1に記載のラングミュア・
    ブロジェット膜。
  3. (3)非磁性基体上に磁性層を有し、この磁性層上に請
    求項1または2に記載のラングミュア・ブロジェット膜
    をトップコート膜として有する磁気記録媒体。
  4. (4)下記式( I −2)で表わされる化合物を含有す
    る溶液を水相上に展開する工程を有するラングミュア・
    ブロジェット法により形成され、下記式( I −2)で
    表わされる化合物を含有するラングミュア・ブロジェッ
    ト膜であって、前記水相が、2価または3価の金属イオ
    ンを含有しないことを特徴とするラングミュア・ブロジ
    ェット膜。 式( I −2) C_nF_2_n_+_1−X−Z (ただし、Xは内部にエーテル結合(−O−)および/
    またはエステル結合(−COO−または−OCO−)を
    1または2以上有してもよいアルキレン基であって、そ
    の総炭素数をmとしたときm=10かつm≧nである。 また、Zは親水性基を表わす。)
  5. (5)非磁性剛性基体上に磁性層を有し、この磁性層上
    に、ラングミュア・ブロジェット法により形成され、下
    記式( I −2)で表わされる化合物を含有するラング
    ミュア・ブロジェット膜をトップコート膜として有する
    磁気記録媒体。 式( I −2) C_nF_2_n_+_1−X−Z (ただし、Xは内部にエーテル結合(−O−)および/
    またはエステル結合(−COO−または−OCO−)を
    1または2以上有してもよいアルキレン基であつて、そ
    の総炭素数をmとしたときm=10かつm≧nである。 また、Zは親水性基を表わす。)
JP18617188A 1987-07-30 1988-07-26 ラングミュア・ブロジェット膜および磁気記録媒体 Pending JPH01103681A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18617188A JPH01103681A (ja) 1987-07-30 1988-07-26 ラングミュア・ブロジェット膜および磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19137887 1987-07-30
JP62-191378 1987-07-30
JP18617188A JPH01103681A (ja) 1987-07-30 1988-07-26 ラングミュア・ブロジェット膜および磁気記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01103681A true JPH01103681A (ja) 1989-04-20

Family

ID=26503590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18617188A Pending JPH01103681A (ja) 1987-07-30 1988-07-26 ラングミュア・ブロジェット膜および磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01103681A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4820584A (en) Magnetic recording medium and method of manufacturing the same
US5143787A (en) Method of coating a carbon coated magnetic recording medium surface with a fluoropolymer lubricant
JPS61211828A (ja) 磁気記録媒体
JPH01103681A (ja) ラングミュア・ブロジェット膜および磁気記録媒体
JPH0210518A (ja) 磁気記録媒体及び磁気記録装置
JPS63171422A (ja) 磁気記録媒体
JPS61208620A (ja) 磁気デイスク
JPH01211216A (ja) 磁気記憶体
JP2000003512A (ja) 磁気ディスク並びにそれらを備えた磁気ディスク装置
JPS59172160A (ja) 磁気記録媒体
JPS6258414A (ja) 磁気記録媒体
JPH01277319A (ja) 磁気記憶体及びその製造方法及び磁気記憶装置
JPS63113924A (ja) 磁気記録媒体
JPS62150525A (ja) 磁気記録媒体
JPS62146430A (ja) 磁気記録媒体
JPH08138233A (ja) 潤滑剤およびこれを用いた磁気記録媒体
JPS62150527A (ja) 磁気記録媒体
JPH01131224A (ja) 重合膜および磁気記録媒体
JPH02304714A (ja) 磁気記憶媒体及びその製造方法
JPH02163194A (ja) 潤滑膜、磁気ヘッドおよび磁気記録媒体
JP2005263746A (ja) 含フッ素エステル化合物、潤滑剤及び記録媒体
JP2005263747A (ja) 含フッ素エステル化合物、潤滑剤及び記録媒体
JPH01199315A (ja) 磁気記憶体
JPS62146431A (ja) 磁気記録媒体
JPH01273216A (ja) 磁気記憶体及びその製造方法及び磁気記憶装置