JPS62149776A - 水溶性アクリル系粘着剤 - Google Patents

水溶性アクリル系粘着剤

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JPS62149776A
JPS62149776A JP29660585A JP29660585A JPS62149776A JP S62149776 A JPS62149776 A JP S62149776A JP 29660585 A JP29660585 A JP 29660585A JP 29660585 A JP29660585 A JP 29660585A JP S62149776 A JPS62149776 A JP S62149776A
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silica powder
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soluble acrylic
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Makoto Sunakawa
砂川 誠
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Nitto Denko Corp
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Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シリカ粉末を添加して水中での接着力喪失性
ないし再溶解性と粘着特性、特に高温下でのせん断接着
力とを両立させた水溶性アクリル系粘着剤に関するもの
である。
従来の技術 製紙分野、印刷分野などにおいて原紙のスプライシング
、補修等に用いる水溶性の粘着剤には、タック、ビール
接着力等の一般的性能に加えて、加工性の点より紙加工
工程で負荷されるテンションに耐えつる優れだせん断接
着力を有すること、再利用の点よ、り粘着テープが貼り
合せられた部分の水中での叩解が容易であることなどの
特殊な性能が要求される。
従来、上記の用途に使用される水溶性粘着剤としては、
アクリル酸、メタクリル酸あるいはそのエステルなどか
らなる水溶性のアクリル系共重合゛体をベースポリマと
し、これにグリセリン、ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール、ソルビトールなどの水溶性の軟
化剤と、耐クリープ性、せん断接着力を向上せしめるた
めの水溶性のメラミン系化合物ないしエポキシ系化合物
などの架橋剤を添加したちのが知られていた(特公昭4
8−33973号公報)。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来の水溶性アクリル系粘着剤には、上
記した叩解性に影響する水中での接着力喪失性ないし再
溶解性と粘着特性を両立させることが困難であるという
問題点があった・すなわち・満足できるせん断接着力を
有する組成では多量の架橋剤の添加を要し、得られる粘
着剤が水中での接着力喪失性ないし再溶解性lこ乏しい
ものとなるし、その接着力喪失性ないし再溶解性が満足
できる組成では架橋剤の添加量が少なすぎて、得られる
粘着剤が耐クリープ性、せん断接着力、特に高温下での
せん断接着力などの粘着特性に劣るものになるという実
用上重大な問題点があった。
問題点を解決するための手段 本発明者は上記の問題点を克服し、接着力喪失性ないし
再溶解性と粘着特性が両立した水溶性の粘着剤を開発す
るために鋭意研究を重ねた結果、意外にも水溶性のアク
リル系粘着剤に無機系で本質的に非水溶性のシリカ粉末
を添加することによりその目的を達成しうろことを見出
し、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は、水溶性のアクリル系粘着剤にその
ベースポリマ100重量部あたり1〜100重量部のシ
リカ粉末を添加したことを特徴とする水溶性アクリル系
粘着剤を提供するものである。
作  用 水溶性のアクリル系粘着剤にシリカ粉末を添加すること
により水中での接着力喪失性ないし再溶解11ひいては
叩解性と、耐クリープ性、せん断接着力、特に高温下で
のせん断接着力等の粘着特性とが両立した水溶性アクリ
ル系粘着剤が得られる。
シリカ粉末の添加によりかかる特性が生じる所以は不明
であるが、本発明者はシリカ粉末の凝集作用に基づ(も
のと考えている。
発明の構成要素の例示 本発明の水溶性アクリル系粘着剤におけるベースポリマ
としては、公知の水溶性アクリル系ポリマを用いること
ができる。その代表例としてはブチルアクリレート、ブ
チルメタクリレート、2−エチルへキシルアクリレート
、イソブチルアクリレート、イソデシルアクリレート、
2−ヒドロキシアクリレート、2−メトキシエチルメタ
クリレートのようなアクリル酸、メタクリル酸等のアク
リル系エステルと、アクリル酸、メタクリル酸等のカル
ボン酸との共重合体、あるいはこの共重合体を必要に応
じN−ピロリドン、酢酸ビニル、マレイン酸、イタコン
酸、アクリルアミド、アクリルニトリルのような改質モ
ノマで変性してなるものなどをあげることができる。
本発明の水溶性アクリル系粘着剤は、前記したベースポ
リマに液状親水性化合物からなる軟化剤を添加して粘着
性を賦与したものである。軟化剤の代表例としてはポリ
プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリ
セリン、ポリエーテルポリオールなどをあげることがで
きる。その添加量としてはベースポリマ100重量部あ
たり100〜500重量部が一般であるが、これに限定
されない。
本発明の水溶性アクリル系粘着剤は、耐クリープ性、耐
湿性、せん断接着力、特に高温下でのせん断接着力を向
上させる目的てエポキシ系化合物、メラミン系化合物、
多価金属系化合物などで代表される通例の架橋剤を少量
添加したものである。
その添加量は水中での接着力喪失性ないし再溶解性を満
足する範囲で適宜に決定される。一般には、ベースポリ
マ100重量部あたりQ、OG1〜0.1重量部が適当
である。本発明では下記するシリカ粉末が添加されるの
で少量の架橋剤の添加で充分にその目的を達成すること
ができる。
本発明の水溶性アクリル系粘着剤は、シリカ粉末を添加
したものである。本発明においてシリカ粉末は、系への
分散性ないし系の安定性の点より水分散体、就中コロイ
ド状水分散体の状態で用いることが好ましい。その水分
散体は界面活性剤などを用いて物理的に調製されたもの
であってもよいが、化学的製法により調製されたものが
より好ましく用いうる。化学的調製物の具体例としては
「スノーテックス」(シリーズ商品の共通名、日産化学
工業社製)、「アプライド」(シリーズ商品の共通名、
旭電化工業社製)などの市販品をあげることができる。
シリカ粉末の粒径は1次粒子すなわちペースポリマに添
加する前の状態において1100n以下、就中10〜1
100nが適当である。その粒径が1100nを超える
と凝集力ないしせん断接着力の向上に対する寄与度が小
さくて所期の目的を達成できない場合がある。
シリカ粉末の添加量は、ベースポリマの分子量、軟化剤
の添加量や種類などにより適宜に決定することができる
。一般には、シリカ粉末の固形分に基づいてヘースボリ
マ100重量部あたり1〜100重量部、好ましくは5
〜50重量部が適当である。その添加量が1重量部未満
であると得られる粘着剤が凝集力、せん断接着力に乏し
い場合があり、100重量部を超えると得られる粘着剤
が粘着力に乏しい場合がある。
発明の効果 本発明によればシリカ粉末を添加したので、凝集力(耐
クリープ性)、せん断接着力、特に高温下でのせん断接
着力等の粘着特性に優れ、かつ、紙に適用した場合に水
中叩解性として評価される水中での接着力喪失性ないし
再溶解性に優れた水溶性アクリル系粘着剤を得ることが
できる。
実施例 実施例1 ポリアクリル酸の部分ナトリウム塩の13重量′?ろ水
溶液にその固形分100部(重量部、以下同様)あたり
ポリエーテルポリオールを250部、平均粒径20nm
の水分散型微粉末シリカを30部及びエポキシ系架橋剤
を0.01部添加して水溶性アクリル系粘着剤を得た。
実施例2 アクリル酸とアクリル酸エチルとの共重合体を部分的に
カリウム塩としたものの30重量?6メタノール溶液に
その固形分100部あたり、ポリエーテルポリオールを
100部、ポリエチレングリコールを50部、平均粒径
40nmの水分散型微粉末シリカを10部及びメラミン
系架橋剤を0.02部添加して水溶性アクリル系粘着剤
を得た。
比較例1 水分散型微粉末シリカを含まないほかは実施例1と同じ
組成の粘着剤を得た。
比較例2 水分散型微粉末シリカを含まないほかは実施例2と同じ
組成の粘着剤を得た。
評価試験 実施例1又は比較例1で得た粘着剤を用いてこれを厚さ
20μmの不織布に塗布し、乾燥後の厚さが50μmの
粘着剤層を両面に有する水溶性両面粘着テープを得ると
共に、実施例2又は比較例2で得た粘着剤を用いてこれ
を剥離紙上に塗布し、厚さ50μmの水溶性粘着シート
を得、これらを下記の試験に供した。
皿■ユ 水を入れたホモミキサ中に20mmX20mm寸法の試
゛験片を入れて回転速度8000rpmで回転させ、均
−叩解物を得るに要する時間を調べた。なお、(Dは3
分以内に得られたことを意味する。
粘着力 ファイル紙に粘着剤面を貼り合せその180度ビール値
<20℃、65%旧11300mm/分の引張り速度〉
を調べた。
ヌ」Lが 35℃、90%RH中で200 g / LOm+n×
20mmの荷重をかけて落下するまでの時間を調べた。
准)JIL塁功− 10nvnX10nvn寸法の粘着テープないしシート
を2枚のファイル紙の間に置いて貼り合せ100℃、1
00mm/分の引張り速度条件で測定した。
結果を下表に示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水溶性のアクリル系粘着剤にそのベースポリマ10
    0重量部あたり1〜100重量部のシリカ粉末を添加し
    たことを特徴とする水溶性アクリル系粘着剤。 2 シリカ粉末の添加量が5〜50重量部である特許請
    求の範囲第1項記載の粘着剤。 3 シリカ粉末の粒径が100nm以下である特許請求
    の範囲第1項記載の粘着剤。 4、シリカ粉末をコロイド状水分散体の状態で添加して
    なる特許請求の範囲第1項記載の粘着剤。
JP29660585A 1985-12-24 1985-12-24 水溶性アクリル系粘着剤 Granted JPS62149776A (ja)

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