JPS62148536A - 複合ポリエステルシ−ト及び積層シ−トの製造方法 - Google Patents

複合ポリエステルシ−ト及び積層シ−トの製造方法

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JPS62148536A
JPS62148536A JP60290247A JP29024785A JPS62148536A JP S62148536 A JPS62148536 A JP S62148536A JP 60290247 A JP60290247 A JP 60290247A JP 29024785 A JP29024785 A JP 29024785A JP S62148536 A JPS62148536 A JP S62148536A
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JP
Japan
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vinyl chloride
sheet
polyester film
plastisol composition
polyester
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JP60290247A
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Go Sugino
郷 杉野
Tokio Niiguni
新国 時生
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Mitsubishi Kasei Vinyl Co
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Vinyl Co
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/0353Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement
    • H05K1/036Multilayers with layers of different types

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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、電気回路基盤、電線用絶縁体、フラットケー
ブル等に用いることのできるポリエステルフィルムを基
材とする複合シート及びこの複合シートを利用した積層
シートの製法に係る。
「従来の技術」 ポリエステルフィルムは、接着性が悪く、その表面に合
成樹脂層を設ける場合、両者の接着を強靭にするために
、ポリエステルフィルム表面をコロナ放電処理、紫外線
照射処理、プラズマ処理、火焔処理等を施こして活性化
した後に合成樹脂塗膜等を被覆する手段が採用されてい
る。また、ポリエステルフィルム同士またはポリエステ
ルフィルムと塩化ビニル樹脂フィルムとを接着するにも
、エマルジョン型または溶液型の接着剤を塗布した後に
フィルム同士を貼り合せる等の手段が採用されている。
しかしながら、前者の手段を用いて活性化されたフィル
ム表面の活性化の度合は、経時的に低下するため、活性
化処理直後に塗膜を形成せねばならず、また活性化処理
によって得られる接着力は必ずしも満足すべきものでは
なかった。後者の手段を用いてフィルムを貼り合せるに
は使用機械が限定され、また特殊な接着剤を必要とする
などの不便があり、さらに接着剤を乳化または溶解した
媒体を除去する必要があり、環境的にも不都合があった
さらに、ポリエステルフィルムの接着性を高める他の方
法として、種々の薬剤でポリエステルフィルムの表面を
膨潤または部分溶解する、いわゆるエツチング法が提案
されているが、この方法は、ポリエステルフィルム表面
を酸、アルカリ、アミン水溶液、トリクロル酢酸、フェ
ノール類などの薬剤に浸漬し、フィルム表面近傍の結晶
配向を緩和すると同時に凝集性を低下させ、バイングー
樹脂の受容付着性を高めようとする原理に基くものであ
って、強固な接着は得られるが、これら薬剤には有害な
ものもあり、取扱」−危険を伴なったり、大気中に薬剤
の〃スが放出されて環境汚染をもたらすなどの欠陥があ
り、この対策に万全の注意が必要となる等の不利な問題
があった。
[発明が解決しようとする問題点1 本発明者らは、上述した欠点がなく、ポリエステルフィ
ルム同士を強固に接着させる方法について鋭意検討して
いたところ、ポリエステルフィルムと容易に架橋反応す
るポリイソシアネート、ポリイソシアネート重合物等を
接着付与剤としてプラスチゾルに含有せしめ、これをポ
リエステルフィルム表面に塗布した後直ちに他のポリエ
ステルフィルムを重ね合せて加熱下に加圧することによ
り、強固に接着したポリエステル積層シートが得られる
ことが判り、また、ポリエステルフィルムに前述のプラ
スチゾルを塗布した後プラスチゾルを加熱溶融するだけ
で塩化ビニル樹脂フィルムが強固に接着する複合ポリエ
ステルシートが得られ、その後該複合ポリエステルシー
トの塩化ビニル樹脂フィルム面に、他の塩化ビニル樹脂
フィルム、織布、不織布等塩化ビニル樹脂と接着し易い
フィルム状積層材を重ね合せ加熱下に圧着することによ
り、ポリエステルフィルムを基材とする積層シートが製
造で外ることを見いだした。
すなわち、本発明の目的は、ポリエステルフィルムに、
強固に塩化ビニル樹脂フィルムを接着した複合ポリエス
テルシート及び少なくとも片面にポリエステルフィルム
を有する積層シートの製造方法を提供するにある。
[問題点を解決するための手段] しかして、本発明の要旨とするところは、第1に、ポリ
エステルフィルムに、接着付与剤を含有する塩化ビニル
プラスチゾルAll酸物を塗布した後加熱溶融すること
を特徴とする複合ポリエステルフィルムシートの!!!
! 遣方法及びft52に、ポリエステルフィルムに他
の積層材を接合して積層シートを製造する方法において
、ポリエステルフィルムと他の積層材との間に接着付与
剤を含有する塩化ビニルプラスチゾル組成物を介在させ
る工程を経た後加熱圧着することを特徴とする積層シー
トの製造方法に存する。
本発明の詳細な説明するに、本発明に使用するプラスチ
ゾル組成物の主成分である塩化ビニル系重合体は、塩化
ビニルまたは塩化ビニルとそれに共重合可能なコモノマ
ーとの混合物とを乳化剤及び水溶性重合開始剤の存在下
に乳化重合して製造される粒径5μ以下、好ましくは0
.05〜3μ程度のベーストレジン、または分散剤及び
油溶性重合開始剤の存在下、塩化ビニルまたは塩化ビニ
ルとそれに共重合可能なコモ/マーとの混合物の全量ま
たは一部を機械的に微分散した後重合する微細M濁重合
法によって製造されるペーストレジンまたはベーストレ
ジン混合用のレジンである。
また、通常の懸濁重合によって製造された詩径の大きな
塩化ビニル樹脂をペーストゾルの粘度、流動性、加工性
等に悪影響を及ぼさない範囲で併用しても差支えない。
塩化ビニルに共重合可能なコモ/マーとしては、例えば
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ラウリン酸ビニル等
のビニルエステル類、メチルアクリレート、エチルアク
リレート、ブチルアクリレート等のアクリル酸エステル
類、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート等の
メタクリル酸エステル類、ジブチルマレエート、ノブチ
ル7レ−ト等のマレイン酸エステル類、ノブチル7マレ
ート、ノブチル7マレート等の7マール酸エステル類、
ビニルメチルエーテル、ビニルブチルエーテル、ビニル
オクチルエーテル等のビニルエーテル類、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル類、エチ
レン、プロピレン、又チレン等のa−オレフィン類、塩
化ビニリデン、臭化ビニル等の塩化ビニル以外のハロゲ
ン化ビニリデンまたはハロゲン化ビニル類が挙げられ、
これらの1種以上が30重量%以下、好ましくは20重
量%以下の範囲で用いられる。
塩化ビニル系重合体は、その重合時、アルカリ金属塩を
含有する乳化剤を使用する場合が多いが、本発明の組成
物の接着性の関係から、塩化ビニル事合体中のアルカリ
金属含有量が1000pp111以下になるように乳化
剤を選択使用するのが望ましい。このような低アルカリ
金属含量の塩化ビニルl?、■合体をもたらす乳化剤と
しては、アルキル基の炭素原子数8−& 18の脂肪酸
のアンモニウム塩またはアルカリ金属塩が一例として挙
げることができる。勿論、乳化剤は、上述のものに限定
されるものではない。
プラスチゾル組成物の一成分である可塑剤は、塩化ビニ
ル系重合体に用いられるものなら特に制限されるもので
はないが、例えば、7タル酸ジーn−ブチル(DBP)
、7タル酸ジーn−オクチル、7タル酸ノー2−エチル
ヘキシル(D OP )、7タル酸ジインオクチル、7
タル酸オクチルデシル、7タル酸ノイソデシル、7タル
酸ブチルベンジル、イソフタル酸シー2−エチルヘキシ
ル等の7タル酸系可塑剤、7ジピン酸ジー2−エチルヘ
キシル(D OA Lアジピン酸ジーn−デシル、7ノ
ビン酸ノイソデシル、アゼライン酸ジー2−エチルヘキ
シル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジー2−エチル
ヘキシル等の脂肪酸エステル系可塑剤、リン酸トリブチ
ル、リン酸) IJ −2−エチルヘキシル、リン酸−
2−エチルへキシルノフェニル、リン酸トリクレジル等
のリン酸エステル系可塑剤、エポキシ化大轄油、エポキ
シ化トール油脂肪酸−2−エチルヘキシル等のエポキシ
系可塑剤等があげられ、これらの1種または2種以旧を
混合して′使用する。可塑剤の使用量は、複合シートを
易接着性ポリエステルフィルムとして使用するとき、少
ない方が良好な接着性が得られるが、ペーストゾルの所
望する固形分濃度、流動性、複合ポリエステルシートの
性能、用途等によって適宜選択され、塩化ビニル系重合
体100重量部に対して30〜400重量部、好ましく
は50〜2001TI量部の範囲である。プラスチゾル
の接イf性及び流動性を考慮するとき40〜100重量
部の範囲にあるのがt適である。
また、可塑剤は、その一部をミネラルスピリット、テキ
サ/−ルイソブチレート、Vデシルベンゼン等の稀釈剤
、あるいはトルエン、キシレン等の塩化ビニル系重合体
を膨潤させる有機溶剤等に換えることができ、オル7y
/ゾルにしてもよい。
稀釈剤、有機溶剤の添加量は、用途により適宜決定され
るが、稀釈剤、有機溶剤の使用により、可塑剤の使用量
を減らすことができる。
プラスチゾル組成物は、プラスチゾル組成物に接着性を
与えるために、または接着剤として使用できるように、
ポリイソシアネート系化合物、ポリイソシアネート重合
物、ポリ7ミ/アミド系化合物、エポキシ系化合物、ア
クリル系化合物、ジアリル系化合物等が混合される。こ
の内でもポリイソシアネート化合物及びポリイソシアネ
ート重合物が最も有用である。しかしで、ポリイソシア
ネート系化合物は、例えばヘキサメチレンツイソシアネ
ート、リジンノイソンアネート等の脂肪酸ジイソシアネ
ート、水添ジフェニルメタンジイソシアネート、インホ
ロンジイソシアネート、水添トリレンツイソシアネート
等の脂環式ジインシアネート、トリレンツイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネート、ナフチレンツ
インシアネート、キシレンジイソシアネート等の芳香族
ジイソシアネート等が挙げられる。この内でも芳香族ノ
イソシアネート、特にトリレンジイソシアネ−ト、シ゛
フェニルメタンジイソシアネートであるのが好ましい。
また、ポリイソシアネート重合物は、上述のポリイソシ
アネー)M化合物を例えば酢酸エチル、酢酸メチル、酢
酸ブチル、メチルエチルケトン、ジオキサン、クロルベ
ンゼン等の不活性化溶液中もしくは7タル酸エステル、
リン酸エステル、アジピン酸エステルまたはトリメリッ
ト酸エステル等可塑剤中で、周知の触媒、例えば3aア
ミン、マンニッヒ塩基脂肪酸のアルカリ金属、アルコラ
ード等を使用して既知方法で重合して得られる。
本発明で使用するポリイソシアネート重合物としてポリ
イソシアネート系化合物の取合によって得られるインシ
アヌレート環を含有するものを用いるのが特に好ましい
。インシアヌレート環を含有するものは上述の方法に従
って製造される。勿論、ポリイソシアネート重合物は、
ポリイソシアネートと活性水素化合物の反応により得ら
れる、所謂イソシアネート基末端のポリウレタン、ポリ
ウレア等も使用可能である。しかして、これらポリイソ
シアネート化合物及びポリイソシアネート重合物は低温
で速やかに架橋反応が進むようにフリーのNGOがある
のが好ましい。接着付与剤の添加量は塩化ビニル系重合
体100重量部当り、1へ、25重量部の範囲であるの
が好ましく、プラスチゾル組成物中の有効NGOが0.
03−′XJ1重量%、好ましくは0.03〜0.6重
量%、特に0.05−uo、5重量%の範囲で存在させ
るのが望ましい。例えば、ジブチル7タレートの中で重
合したジイソシアネート重合物の33重量%−ジブチル
7タレー)f釈液を用いるとき、塩化ビニル系重合体1
00重量部当り、1〜50重量部用い、可塑剤量が不足
ならばその不足分を補うことによって、プラスチゾル組
成物を調製する。また、例えば33重量%ジブチル7タ
レートs釈液中の有効NGOの含有率も異なるのでプラ
スチゾル組成物の所望NGO含有率になるように希釈液
を適宜調節して加える。有効NGOが0.03重量%よ
りも少ないと接着効果が小さく、逆に1重量%よりも大
きくなるとゾル粘度の増大、着色等に関し好ましくない
現象が起り易く、また吸湿及び急激な接着反応を伴って
接着界面での気泡発生の現象が認められ、接着強度が低
下する原因となり易い。
ポリアミノアミド系化合物としては、市販品、例えば商
品名オイルチック505、オイルチック506(シェリ
ング社製)、エポキシ系化合物としては、同様に商品名
エビコー)828(シェル化学製)、アクリル系化合物
としては、トリメチロールプロパントリメタクリレート
が若干斌の過酸化物とともに、ノアリル系化合物として
はジアリルフタレート等が使用される。これらの接着付
与剤は、ポリエステルフィルムとの接着性を勘案し適宜
喰使用される。
通常、プラスチゾル組成物には安定剤が添加される。使
用しうる安定剤としては、鉛白、塩基性ケイ酸鉛、三塩
基性硫酸鉛、:塩基性亜リン酸鉛、シリカゾル共沈ケイ
酸鉛、亜鉛華等の無機金属化合物、ラウリン酸、ステア
リン酸、リシ/−ル酸、ナフテン酸、サリチル酸、2−
エチルへキソイン酸nW肪酸または04脂酸等のカドミ
ウム、バリウム、カルシウム、亜鉛、鉛、錫またはマグ
ネシウム等の金属塩などの有機化合物が挙げられ、さら
にオクチル酸亜鉛、ジブチルスズラウレート、ジオクチ
ルスズマレート、ジブチルスズメルカプチド等が挙げら
れる。また、通常塩化ビニル樹脂の安定剤として市販さ
れているカルシウム−亜鉛系、バリウム−亜鉛系、マグ
ネシウム−亜鉛系、カドミウム−バリウム−亜鉛系等の
有機酸液状複合安定剤も用いることができる。しかして
、その添加量は特に限定されないが、通常塩化ビニル系
取合体100重量部に対し、0.5〜10重@、部、好
ましくは1〜5重量部でその目的を達成することができ
る。また、アルカリ金属化合物と鉛、錫、カドミウム、
亜鉛等の金属化合物を併用するとき相乗的に接着強度が
向1−する。
プラスチゾル組成物を製造するには、塩化ビニル系重合
体、可塑剤及び接着付与剤並びに必要に応じて安定剤、
その他の添加剤等を均一に混合する。例えば ■ 塩化ビニル糸車合体生産直後完全に密閉保管された
塩化ビニル系重合体を使用し、■ 接着付与剤を添加す
る前のプラスチゾル!!!!遣時に真空器、泡工程を施
こし、■ 接着付与剤を添加した後、気相を真空脱泡す
るか窒素等の不活性ガスで置換して撹拌混合を実施する のが好ましい。
組成物?!!造時、組成物中への水分の混入は、可能な
限り避けるべきであり、具体的には相対湿度80%以下
の雰囲気で調製するのが望ましり1゜一般に、相対湿度
80%以上の雰囲気で混合したものは、ゾル中に少なく
とも、0.2重量%以上の微量水分を吸収することにな
り、接着性低下の原因になる。
本発明方法による複合ポリエステルシートの基材となる
ポリエステルフィルムは、その肉厚が30〜300μ、
好ましくは50〜150μの範囲にあるものを使用する
のが望まし51゜本発明方法により複合ポリエステルシ
ートを製造するには、ポリエステルフイルム−ヒにプラ
スチゾル組成物を、例えばリバースロール、ナイフツー
ター、スプレー、カーテン70−、ティップコーティン
グ、ロータリースクリーン、フラットスクリーン、7レ
キソ、グラビアプリンティング等の各種塗布方法を採用
して、塗布した後、プラスチゾル組成物の溶融温度以上
の温度に加熱することによってポリエステルフィルムに
プラスチゾル組成物からなる塩化ビニル?A(IIW 
フィルムまたはシートを架橋密着させることができる。
プラスチゾル組成物の塗布厚は、1へ、100(1μの
範囲であるのが望ましく、実用的には10〜200μの
範囲に塗布される。また、塗布されたプラスチゾル組成
物は、例えば赤外線ヒーター、遠赤外線ヒーター、高周
波ヒーター、熱風循環式炉等により90〜250℃の範
囲に到達するまで加熱して溶融し、複合ポリエステルシ
ートとされる。該複合ポリエステルシートは、その塩化
ビニル樹脂フィルム又はシート面に他の塩化ビニル樹脂
フィルム又はシート、纒維布、不織布等塩化ビニル樹脂
に容易に接着するフィルムまたはシート状物を、重ね合
せ、あるいは重ね合せる直前に再度プラスチゾル組成物
から得られた塩化ビニル樹脂を加熱溶融し、フィルムま
たはシート状物を加熱下に加圧する方法によって積層シ
ートを製造することがでとる6 ポリエステルフィルム同士を積層シートニスルには、ま
ずポリエステルフィルムにプラスチゾル組成物を塗布し
、次いで他のポリエステルフィルムを重ね合せた後、プ
ラスチゾル組成物の溶融温度具1−に加熱しながら加圧
することによって製造される。この積層シートは、両面
のポリエステルフィルムがプラスチゾル組成物中に含ま
れる接着付与剤によって架V4され、強力な接X丁が達
成される。
本発明方法によって製造された複合ポリエステルシート
は、それ自体を電気回路基板として使用され、また複合
ポリエステルシート2枚を塩化ビニル?ll(nlt面
を対峙させ、その間に裸電線又は板状の導電線を配置し
た後、加熱加圧する等の方法により被覆電線または7ラ
ントケーブルを製造する導電線の被覆材料として使用さ
れる。
「発明の効果1 本発明方法による複合ポリエステルシートは、それに使
用するプラスチゾル組成物が架橋性の高い接着剤を含有
しているために、複合ポリエステルシートが強靭な接着
強度を示す。そして、この複合ポリエステルシートは、
他の積層材と各種または繁雑な積層加工法を採用して積
層シートを製造することができ、積層シート製造工程で
の品質チェックが可能となり、製品不良による損害を極
力減少することができる。
「実施例1 次に、本発明方法を実施例を用いて詳述するが、本発明
は、その要旨を超えない限り以下の実施例に限定される
ものではない。
なお、実施例におけるプラスチゾル摩I成物の粘度及び
複合ポリエステルシートまたは積層シートの剥離強度は
、次の通り測定しrこ。
(1) ゾル粘度測定 東京計器製B81(型粘度計を使用し、ゾル温度23°
Cにおける5r、p、n+のゾル粘度を測定した。
(2) 剥離強度 (a)  T型剥離強度 得られた複合ポリエステルシートまたは積層シートを温
度23℃、相対湿度50%の恒温恒湿の室内に1日間放
置後、1インチ幅に裁断し、試験片の一端を剥離して長
さ方向に、引張り速度50 +n+++ / +n i
 nで180°T型剥離試験を行ない、試験片5個の平
均剥離強度(単位kg/1nch)で示した。
(b)  i盤目試験法 JIS  C2107に準じて得られた複合ポリエステ
ルシートのプラスチゾル組成物ノ偶(塩化ビニル樹脂フ
ィルム層)にクロスカットを施した後、セロハンテープ
をその下に気泡ができないように貼着し、ASTM D
2197に壁じて90°のセロハンテープ剥離テストを
行った。セロハンテープの剥離速度500 mm/ r
fiinとした。1uua間隔のます目、100個中の
剥離した個数で示した。
実施例、比較例 くプラスチゾル組成物の、U!4製法〉塩化ビニルペー
ストレジン (平均市会度1450)     100市電部DOP
              60  hエポキシ系安
定剤(商品名FEP−13アデカアー〃ス社製)   
   3 〃Ba−Zn系安定剤(商品名AC−303
7デカアーが入社製)     3 〃TDT三電体(
インシアヌレート環含有、平均分子fij522)の2
5u+t%DB1?溶液         10//上
記各配合剤を23℃、50%RH雰囲気の恒温恒湿の室
内に数日間放置した後秤量し、恒温室中で次の手順に従
い混合した。
DOP45重11S相当量、ペーストレノン、エポキシ
系安定剤及びBa  Zn系安定剤をホバートミキサー
に投入し、均一に混合固練した後一度真空脱泡を行った
次にTDI王量体の25wt%DBP溶液を添加混合し
、更にDOPの残部を追加して均一に混合し、再度真空
脱泡を施してプラスチゾル組成物を調製した。
〈複合ポリエステルシートの製造〉 厚さ90μのポリエチレンテレフタレートフィルム(P
ET)上に、上述プラスチゾル組成物を約100μ厚で
コーティングし、表1に示す所定温度の熱風循環式オー
ブン中に5分間投入後冷却固化した。
この複合ポリエステルシートの剥離強度を測定し、表1
に記した。
なお、TDI三歌作歌体BP溶液を添加しないほかは実
施例と同様にしてゾル組成物を調製し、複合ポリエステ
ルシートを製造後、剥離強度を測定し、比較例として表
1に併記した。
〈積層シートの製造〉 前述の複合ポリエステルシート2枚を塩化ビニル樹脂層
(PVC)を対峙させ、表1中に示す所定温度で1分間
予熱した後、プレス板間隔0.25+n+nのプレス機
を用い、予熱温度と同一温度及び250 k+?/ c
an2の荷重で1分間圧着し、冷却した後取り出した。
表裏2枚のPETのT型剥離強度を測定し、また積層シ
ートの密着性を目視にて評価し表1に記した。
表  1 特許出願人 三菱化成ビニル株式会社 代理人 弁理士 長谷用 −(はが1名)三f′−斜■
ン市正−J4〈自発) 昭和61年 1Ji22日 1 事件の表示   昭和60汗1?1訂願第2902
,17号2 発明の名称   複合ポリニスアルシート
及び積層シートの製造方法 3 補正をする名 名 称   三菱化成ビニル株式会社 4代理人 5 補正命令の日付 自発補正 6 補正により増加する発明の数    07 補正の
対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 と7=゛ 8 補正の内容

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエステルフィルムに、接着付与剤を含有する
    塩化ビニルプラスチゾル組成物を塗布した後、加熱溶融
    することを特徴とする複合ポリエステルシートの製造方
    法。
  2. (2)接着付与剤が、ポリイソシアネートまたはポリイ
    ソシアネート重合物である特許請求の範囲第1項記載の
    複合ポリエステルシートの製造方法。
  3. (3)ポリイソシアネート重合物がイソシアヌレート環
    を有するものである特許請求の範囲第2項記載の複合ポ
    リエステルシートの製造方法。
  4. (4)ポリエステルフィルムに他の積層材を接合して積
    層シートを製造する方法において、ポリエステルフィル
    ムと他の積層材との間に接着付与剤を含有する塩化ビニ
    ルプラスチゾル組成物を介在させる工程を経た後加熱、
    圧着することを特徴とする積層シートの製造方法。
JP60290247A 1985-12-23 1985-12-23 複合ポリエステルシ−ト及び積層シ−トの製造方法 Pending JPS62148536A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57105441A (en) * 1980-11-05 1982-06-30 Bayer Ag Isocyanate-isocyanurate solution in plasticizer for vinyl chloride, manufacture and use as adhesion increasing additive in coating composition based on plasticized vinyl chloride

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57105441A (en) * 1980-11-05 1982-06-30 Bayer Ag Isocyanate-isocyanurate solution in plasticizer for vinyl chloride, manufacture and use as adhesion increasing additive in coating composition based on plasticized vinyl chloride

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