JPS62148312A - 等方性炭素材料の製造法 - Google Patents

等方性炭素材料の製造法

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JPS62148312A
JPS62148312A JP60287803A JP28780385A JPS62148312A JP S62148312 A JPS62148312 A JP S62148312A JP 60287803 A JP60287803 A JP 60287803A JP 28780385 A JP28780385 A JP 28780385A JP S62148312 A JPS62148312 A JP S62148312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon material
product
isotropic
powder
pulverized
Prior art date
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Pending
Application number
JP60287803A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Toki
土岐 正治
Takeo Uemura
植村 武夫
Shigeru Murakami
村上 繁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
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Publication of JPS62148312A publication Critical patent/JPS62148312A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 近年、電気比抵抗や熱膨張係数等の特性の異方比が八〇
に近い等方性炭素材料が電子材料や放電加工等の分野に
広く使用さnている。
(従来の技術) 等方性炭素材料をうるために各種の方法が研究されてい
る。
例えば炭素材料を製造するさいに、等方的加圧が可能な
ラバープレス法が盛んに用いられるようになってきた。
さらに次に例示するように炭素材料の異方比を八〇に近
づけるだめの各種の方法が開発されている。
すなわち、特開昭j9−/l’7/lI号公報には、炭
素材混線物の粉砕粉をスラリー状にして噴霧乾燥造粒し
、二次粒子の成型用粉体として異方性の少ない炭素材料
をうる方法が、又特開昭59−lサーー/j号公報には
、原料コークスの軸比が/、0− /、、3のものを溶
剤分別により得、これをフィラーとして用いる方法が開
示さnている。
(発明が解決しようとする問題点) このような従来の方法は、いず肚の場合も複雑な工程を
必要とし、又原料自身も本質的に等方性に程遠いものを
用いているので、前記の要望に応じた完全な等方性材料
をうろことは実質的に不可能であった。
本発明の目的は原料自体が本質的に等方性のものを使用
することにより、各特性の異方比が/、0に近い炭素材
料を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは種々研究の結果、熱硬化性樹脂の硬化物ま
たは炭化物の粉末を原料とし、これらをフィラーとする
炭素材料を製造することにより目的を達成するとの知見
を得、本発明を完成した。
すなわち本発明は、熱硬化性樹脂の硬化物または炭化物
を粉砕し、得られた粉末にバインダーを添加層、混線、
成型、焼成することを特徴とする等方性炭素材料の製造
法に関する。
本発明における熱硬化性樹脂として代表的なものはフェ
ノール樹脂、フラン樹脂である。本発明においては、と
nらの硬化物、または炭化物を原料とする。前述の熱処
理物の硬化物とは、単に硬化したものへみでなく、一旦
硬化したものをさらに炭化直前まで加熱したもの、即ち
熱処理物をも含む。また炭化物とはさらに加熱して炭化
せしめたものである。本発明においては前述のように単
に熱硬化性樹脂をたとえば700〜/、30℃程度で硬
化させたものをそのま一使用できる。然しこの場合さら
に高温で熱処理することになり、この際かなり収縮する
。即ち前記のような程度の硬化物を粉砕して得た粉末を
原料に成型、焼成すると、成型体に収縮の、ため亀裂を
生じることがある。このような現象を生じないように6
00〜/−00℃程度で加熱して硬化物又は炭化物とす
ることが好ましく、また加熱は非酸化性雰囲気下で行な
うことが好ましい。つぎに硬化物または炭化物を衝撃粉
砕機等で粉砕する。得られた粉末は粒度は100μm以
下が好ましい。粒度が大であると、最終製品である成形
焼成品また黒鉛化品の等方性が劣る可能性が大となる。
熱硬化性樹脂の硬化物あるいは炭化物はいずれも非晶質
であり、粉砕の際における破壊も等方的である。そして
粉末自身も当然非晶質であり、粉末の軸比は小さい。し
たがってこの粉末は等方性炭素材料の原料フィラーとし
て最適である。
つぎにこのようにして得らnた粉末に、通常の炭素材料
製造に用いられるバインダー、例えばタールピッチや合
成樹脂バインダーを混練して混線物を得、この混線物を
必要な場合は粉砕処理層、成型する。成型はラバープレ
スにより、あるいは押出しプレス、モールドプレス等に
より行なう。押出しプレスによる成型は混線物を100
℃〜/SO℃に保温して行なう。
つぎにこの成型物を焼成する。この焼成は900℃〜/
200℃で一次焼成し、必要によりピッチ充填后二次焼
成する。またさらに黒鉛化処理を行なうこともできる。
(実施例) 次に本発明の実施例について説明する。
まず本実施例忙用いた熱硬化性樹脂の硬化物もしくは、
炭化物を粉砕し得ら2−1.、た粉末(以后原料粉末と
称する)およびバインダーについてのべる。
(υ 原料粉末 〔屋■〕フェノール樹脂(昭和間分子製BRL 274
)を770℃で3時間加熱による硬化処理を行ない、1
100℃で熱処理をして得られた炭化物を衝撃粉砕機と
気流分級機を用いて粉砕分級し!rOpm下としたもの
〔栂〕フェノール樹脂(昭和間分子製BRL 274)
を7ノθ℃で3時間加熱による硬化処理ビ行ない、1.
00℃で熱処理をして得らnた炭化物YA■と同様に粉
砕分級し!rOpm 下としたもの。
〔扁■〕フェノール樹脂(昭和間分子製BRL 274
)を110℃で3時間加熱による硬化処理を行ない、屋
■と同様に粉砕分級しSOμ情以下とじ−たもの。
〔屋■〕フラン樹脂(花王石鹸製VL2111)に硬化
剤0.1%を添加し、硬化后700℃で熱処理をして得
られた炭化物ンA■と同様に粉砕分級し!Opm以下と
したもの。
(2)  バインダー コールタールピッチ軟化点93℃又はフエノー−ル樹脂
(昭和高分子製BRI、 274)又は加熱はすべて非
酸化性雰囲気で行った。
実施例1 扁■の原料粉末りθ重量壬とピッチ30重量釜とを混練
機にいれ、170℃で7時間混練して混練物を得に0こ
の混練物を冷却后衝撃粉砕機で粉砕し、1100p下の
成型用粉末?得た。
この成型用粉末ンラテックスゴム製の袋にいれて密封し
ラバープレスにより1000に’47cdで加圧成型し
て成型体を得た。この成型体を1000℃で一次焼成し
、ピッチ充填処理層さらに1ooo℃で二次焼成を行な
い、ついで、3000℃で黒鉛化して等方性炭素材料を
得た。えらnた炭素材料の物理的特性とその異方比を表
に示す。
実施例2 洗■の原料粉末78重量優とピッチコア重fIktIJ
と乞用い、実施例1と全(同様に処理して、同様な成型
体を得1こ。この成型体ン1000℃で一次焼成し、つ
いで3ooo℃で黒鉛化して、等方性炭素材料を得た。
得らちだ炭素材料の物理的特性とその異方比を表に示す
実施例3 A■と屋■の原料粉末を等重量混合し定もの75重i%
とピッチ3重i1とを用いた以外、実施例2と全く同様
に処理して、等方性炭素材料を得た。得らnた炭素材料
の物理的特性とその異方比を表に示す。
実施例4 A■の原料粉末り!重量係とフェノール樹脂3重量係と
を混練機にいれ、常温で1時間混練して、混練物を得た
。この混線物100℃でam!時間加熱による硬化処理
属ボールミルで粉砕しio。
μ情下の成型用粉末を得1こ。この成形用粉末をラテッ
クスゴム製の袋にいれて密封しラバープレスで1soo
Ky/dで加圧成型して成型体を得に0この成型体を7
000℃で一次焼成し、さらに約3ooo℃で黒鉛化し
て等方性炭素材料を得た。えられた炭素材料の物理的特
性とその異方比を表に示す。
実施例5 A■の原料粉末63M量係とピッチ33重量係とを混線
機に入れ、170℃で1時間混練して混線物を得た。こ
の混練物を730℃に保温し押出しプレスで成型后、ま
ず1ooo℃で一次焼成し、ついで3000℃で黒鉛化
して等方性炭素材料を得た。
得ら2″した炭素材料の物理的特性とその異方比を表に
示す。
実施例6 A■の原料粉末73重量係とフラン樹脂(花王石鹸製V
L210)お重量鳴を混線機に入れ常温で/時間港練後
、硬化剤0./爆添加し、1分間分散させ、混練機から
排出し硬化させた。このペーストラホールミルで粉砕し
、700μm下の成型用粉体を得た。この成型用粉末を
ラテックスゴム製の袋に入nて密封しラバープレスによ
り/ 000 Kq/dで加圧成型して成型体を得た。
この成型体を1000℃で一次焼成し、ついで、yoo
o℃で黒鉛化して等方性炭素材料を得た。得らrL、’
r=炭素材料の物理的特性とその異方比を表に示す。
比較例1.2 ラバープレス成型による市販の等方性緻密炭素材料二種
類の物理的特性および異方比を表に示す。
表は本発明の方法忙より製造さnた炭素材料は市販の炭
素材料に比してその異方比が/に近いことを示している
(発明の効果) 本発明の方法により極めて容易に異方比が八〇に近い炭
素材料、即ち等方性炭素材料が得られるので、CZ炉、
放電加工機、原子炉等の性能向上に寄与するものである

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱硬化性樹脂の硬化物または炭化物を粉砕し、得
    られた粉末にバインダーを添加后、混練、成型、焼成ま
    たはさらに黒鉛化することを特徴とする等方性炭素材料
    の製造法。
  2. (2)成型はラバープレスにより行なうことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の等方性炭素材料の製造法
  3. (3)成型は押出プレス又はモールドプレスにより行な
    うことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の等方性
    炭素材料の製造法。
JP60287803A 1985-12-23 1985-12-23 等方性炭素材料の製造法 Pending JPS62148312A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5420991A (en) * 1977-07-18 1979-02-16 Kanebo Ltd Production of impermeable carbon molded product
JPS5823324A (ja) * 1981-07-31 1983-02-12 Tdk Corp 高密度磁気記録媒体
JPS59164604A (ja) * 1983-03-11 1984-09-17 Koa Sekiyu Kk 高密度等方性炭素材の製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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