JPS6214727Y2 - - Google Patents

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JPS6214727Y2
JPS6214727Y2 JP1979061314U JP6131479U JPS6214727Y2 JP S6214727 Y2 JPS6214727 Y2 JP S6214727Y2 JP 1979061314 U JP1979061314 U JP 1979061314U JP 6131479 U JP6131479 U JP 6131479U JP S6214727 Y2 JPS6214727 Y2 JP S6214727Y2
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circuit
output
amplifier
output resistance
resistor
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は増幅器の出力抵抗(出力インピーダン
ス)をコントロールする回路に関する。
従来の増幅器の出力抵抗コントロール回路の代
表的なものを第1図に示す。図中rx,ry,r1
r4は抵抗、Ao及び−Asは増幅器(後述の数式中
では各々の増幅率を表わす。)、ZLは負荷、Viは
入力電圧、Voは出力電圧を夫々表わす。この回
路においては、負荷ZLに流れる出力電流を、高
精度抵抗r4で検出し、該検出電圧を増幅器Aoの
電圧帰還ループに帰還電圧として正負任意に加え
ることによつて連続的に出力抵抗の可変を行なつ
ている。すなわち、第1図より回路の伝達関数A
V及び出力抵抗RoをAo,−As両増幅器とも理想増
幅器であるとして算出すると、 Ro=r4{1+r/r(1−1+As/1+r
)}…(2) となり、 第(2)式より、出力抵抗Roはrxとryの分圧比
を変化することで正〜0〜負とコントロールされ
得るのである。しかし、かような出力抵抗コント
ロール回路においては、負荷ZLが抵抗r4を介し
て接地されており、負荷ZLは浮遊(フロート)
状態にある。この点については、従来種々提案さ
れている出力抵抗コントロール回路においても第
2図に示すように同様の構成となつている。尚、
第2図中Rは抵抗、Ampは増幅器を夫々示す。
従つて、負荷はフロートされたものだけに限定さ
れ、また負荷端の出力電圧を次段に入力する際に
平衡入力型の回路が必要となる。更に、出力抵抗
Roをゼロにする際の特定条件が第(2)式より 1+As/1+r/r=1+r/r …(3) となり、かなり複雑である為、回路の設計が煩雑
である。
本考案は斯かる諸欠点をなくした、接地された
負荷に対して使用可能であつて、出力抵抗をゼロ
にする際の特定条件の簡素な、増幅器の出力抵抗
コントロール回路を提供することを目的とする。
以下、本考案の実施例を第3図乃至第7図に基
づき説明する。
第3図は本考案に係る出力抵抗コントロール回
路の基本回路を示す構成図であり、図中Rx,
Ry,R1〜R3は抵抗、Aは増幅器、Adは差動増幅
器、ZLは負荷、Viは入力電圧、Voは出力電圧を
夫々表わす。本基本回路においては、負荷ZL
流れる出力電流を抵抗R1にて電圧として検出
し、該検出電圧を差動増幅器Adを通じて増幅器
Aoの電圧帰還ループに帰還電圧として加え、出
力抵抗Roの可変を行なつている。すなわち、第
3図より本回路の伝達関数AV及び出力抵抗Roを
各増幅器とも理想増幅器であるとして算出すると
以下のようになる。
まず、増幅器Aの中点電圧をVA、差動増幅器
Adの出力電圧をVB、各線路に流れる電流の向き
を図示の如くとする。
増幅器Aの反転入力端の電圧は負帰還作用によ
り非反転入力端と等しくなり、またこの反転入力
端の入力インピーダンスは充分高く、電流は流れ
込まないから、抵抗Rxと抵抗Ryに流れる電流は
等しい。よつて、以下の関係が成り立つ。
−Vi/Rx=Vi−V/Ry …(a) また、抵抗R1に流れる電流は負荷ZLと下側の
抵抗R2および抵抗R3に分流するから、 V−Vo/R=Vo/Z+Vo/R+R
(b) が成り立つ。
また上側の抵抗R3と抵抗R2に流れる電流は等
しいから が成り立つ。なお上式では差動増幅器Adの両入
力端の電圧は負帰還作用により等しく、R3Vo/
(R2+R3)として計算している。
(c)式を変形すると R2VB=R3Vo−R3VA …(d) (a)式を変形すると V/Ry=(1/Rx+1+/Ry)Vi−V/R
x…(e) となり、(d)式、(e)式よりVBを消去すると R2Ry{(1/Rx+1/Ry)Vi−V/Rx} =R3Vo−R3VA さらに変形して (R3−RRy/Rx)VA=R3Vo −R2(1+Ry/Rx)Vi …(f) とし、(b)式を変形して V/R=(1/R+1/Z+1/R+R
)Vo…(g) として、(f)式と(g)式によりVAを消去すると {R1(R3−Ry/RxR2)(1/R+1/Z+1
/R+R) −R3}Vo=−R2(Ry/Rx+1)Vi …(h) となる。よつて伝達関数は となる。
また一般に増幅度A、出力抵抗R、負荷Zとし
たときの伝達関数は ZA/Z+R であるから、これを第(4)式に対応させると、右辺
の分母の第2項が出力抵抗Roになる。
さらにRx/R2を分子、分母に掛けて整理する
と Ro=R1(Ry−R/RRx)/ {Ry+R/R(R+R)(R2Ry−RxR3)}…
(5) となり、上記第(4)式及び第(5)式に基づいて等価回
路を書くと、第4図のようになる。従つて、出力
抵抗Roは第(5)式よりRxとRyの値を変化させるこ
とで正〜0〜負とコントロールされ得る。
この基本回路をもとにした一実施例として第5
図に実験回路図を示す。図中INは入力端、OUT
は出力端を示し、コンデンサ及び抵抗は夫々表記
された値のものであり、増幅器は両方ともに
NJM4560である。本回路の出力抵抗の可変状況
を第6図に示す注入法にて試験した結果、1KΩ
のVR(可変抵抗器)の摺動子を変化することで
電圧計VMの指示が変化し、出力抵抗値のコント
ロールが可能なことを確認した。また、出力抵抗
可変時における本回路全体の利得は、出力抵抗±
1.5Ωにて出力電圧±0.2dBとなり、略々無視でき
る程度の値であつた。尚、第6図中OSCは発振
器、rは該発振器の内部抵抗、ORCは第5図に
示す実験回路、INは入力端、OUTは出力端を
夫々示し、実験に際して入力端INは接地(短
絡)されているものとする。
本考案においては、負荷ZLを第3図に示すよ
うに直接接地できる為、従来のようにフロート負
荷とはならない。この状態をブロツク図に表わせ
ば第7図のようになるが、従来例を表わす第2図
と比較してみれば、両者の相違が顕著である。
尚、第7図中の各符号は第2図と同様である。従
つて本考案に係る出力抵抗コントロール回路を使
用するならば、従来のフロート負荷だけを対象と
していた回路に比してその適用範囲が広くなり、
また負荷端の出力電圧を次段に入力する際にも平
衡入力型という限定された回路を必要としない。
更に出力抵抗Roをゼロにする特定条件が第(5)式
より、 Ry/Rx=R/R …(6) となり、従来に比して大きく簡素化されていて回
路設計が非常に容易である。
以上、本考案によれば、接地された負荷に対し
て使用可能であつて、出力抵抗をゼロにする際の
特定条件の簡素な増幅器の出力抵抗コントロール
回路を構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来技術を説明するための
ものであつて、第1図は出力抵抗コントロール回
路の一従来例を示す基本回路構成図、第2図は前
記回路の一般的従来例を示すブロツク図である。
第3図乃至第7図は本考案に係る出力抵抗コント
ロール回路の一実施例を示し、第3図は基本回路
構成図、第4図は第3図基本回路の等価回路、第
5図は第3図の基本回路に基づく具体的実施例を
示す回路結線図、第6図は第5図の回路の試験に
用いる注入法の説明図、第7図は第3図の基本回
路のブロツク図、である。 R1〜R3,Rx,Ry……抵抗、A……増幅器、
Ad……差動増幅器、ZL……負荷、Vi入力電圧、
Vo……出力電圧。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 増幅回路の中点と出力端との間に直列に接続さ
    れた抵抗と、該抵抗の両端が夫々正負入力端に接
    続された差動増幅回路と、該差動増幅回路の出力
    端及び前記増幅回路の中点に夫々別の固定端が接
    続された可変抵抗器とが具備され、且つ該可変抵
    抗器の摺動子端が前記増幅器の逆相入力端に接続
    されていることを特徴とする出力抵抗コントロー
    ル回路。
JP1979061314U 1979-05-09 1979-05-09 Expired JPS6214727Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1979061314U JPS6214727Y2 (ja) 1979-05-09 1979-05-09

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JP1979061314U JPS6214727Y2 (ja) 1979-05-09 1979-05-09

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JPS55162421U JPS55162421U (ja) 1980-11-21
JPS6214727Y2 true JPS6214727Y2 (ja) 1987-04-15

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS502847A (ja) * 1973-05-10 1975-01-13

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