JPS62146581A - キウイ果実水溶性抽出物及びそれを含有する化粧料又は浴用料 - Google Patents

キウイ果実水溶性抽出物及びそれを含有する化粧料又は浴用料

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JPS62146581A
JPS62146581A JP60288685A JP28868585A JPS62146581A JP S62146581 A JPS62146581 A JP S62146581A JP 60288685 A JP60288685 A JP 60288685A JP 28868585 A JP28868585 A JP 28868585A JP S62146581 A JPS62146581 A JP S62146581A
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kiwi fruit
water
treatment
kiwi
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JP60288685A
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Makoto Tsuboi
誠 坪井
Yutaka Ando
裕 安藤
Kenji Matsui
松井 建次
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Ichimaru Pharcos Co Ltd
Original Assignee
Ichimaru Pharcos Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/96Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔イ〕発明の目的 本発明は、(1)キウイ果実の有効利用に関するもので
ある。 〔産業上の利用分野〕 本発明は、(1)キウイ果実(果肉)中に含まれる成分
をもとに、これを化[料(化粧品類)、浴用料(浴用剤
)をはじめ、その他、飲料、菓子類、力ロ工食品(健康
食品)など、食用として利用することが出来る。 〔従来の技術〕 (a)現況調査 (1)キウイは、マタタビ科に属するツル性の樹木で、
鶏卵大の果実(表皮に褐色の粗毛を有する)を付け、束
径は4〜6cm程度、果肉はエメラルドグリーンの多汁
質、甘味、酸味を呈している。 わが国の収穫期は、毎年10月末〜翌年1月噴であり、
成木には少なくとも30個以上、多いものでは300個
稈度の果実を付ける。 (1)キウイ果実の栽培は、近年に至り、わが国におい
ても、温暖な気候に恵まれた、海抜が800m程度の山
間部を中心にして、大川、中国、東海、、I関東地方の
各地で9.培されている。とくに、ミカンの産地では、
これと並行して(1)キウイの栽培がさかんになってき
ている。 (1)キウイ果実は、これまでは、もっばら生食用に出
荷されてきている。一方、(1)キウイ果実のわが国の
夏場における端境期には、ニューシーラント産などの(
1)キウイ果実が輸入きれており、したがって、わが国
では、現在、年間を通じて生食が可能である。 (b)技術文献(公知刊行物)の調査 (1)キウイ果実の有効利用に関する公開刊行物となる
と、極めて少ないが、本発明者らが研究開発中に公開き
れた技術文本としては、公開特許公報:昭60−433
76号がある。これは、(1)キウイ果実をもとに、そ
の果実酒を得る方法に関するものである。 しかし、この他に、工業的規模において、新しい利用分
野に関する研究は見当らない、(1)キウイ果実の利用
分野として、ンユースなどへの加工、ジャムへの加工、
その他、化粧品や各種食品への応用などが、池の果実の
利用における実態力)ら可能と考えられる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 (1)キウイ果実の生産量は、ここ10年間はどの内に
、急伸してきており、それにともなって、生食されない
で、未処分のままに終わってし)る、l/)わゆるクズ
品は、昭和60年には、約100〜200トン程度に達
すると推定されている。 そこで、もつとも簡易な有効利用法としては、ジュース
やジャムへの加工用として利用が考えられているが、そ
のためには、還元化などが必要である。 つまり、その果肉成分を有効利用するに当っての欠点は
、例えば、その果汁(ジュース)番±、急速に褐変化し
、味も香りも次第に低下し、さら(こ沈澱物が、経時的
にどんどん形成されることである。 この沈澱物は、濾過などの操作を行っても、再び発生し
、均一な商品化が困難であった。そこで、これらの問題
点を解決するための、操作性の3 ?t f=抽出法の
開発が必要であった。 〔し7〕発明の構成 七発明は、(1)キウイ果実(−1fj肉)中に含まれ
る成分を、Ao熱処理、水蒸気蒸留処理、0〜40℃で
熟成処理、親水性有機溶媒による析出処理、アルカリ処
理の内、少なくともその一つ、又は一つ以上の処理を組
合せて、(1)キウイ果実の水溶性抽出物を得て、これ
を各種の製品に用いるようになしたことにある。 〔問題点を解決するための手段〕 (1)キウイ果実(失明)の有効利用に当って、本発明
者の目的と、その解決のための手段は、(1)キウイ果
実中の成分を、いかにして収率良く、しかも無駆なく、
そして各種の製品に用いて、沈澱物等の発生のない状態
で得るかにかかっていたのである。これを解決するため
の要旨は、上記したごとくであるが、これをさらに具体
的に示すために、以下に、実施例等々により詳記する。 (a)(1)キウイ果実の構成成分 (1)キウイ果実(果肉)中の主体成分となると、その
ほとんどは水分であるが、水分を除去した残りの成分の
構成成分から、全体の構成比率を調べしみると、ブドウ
糖に代表される単糖類が5〜8%、多糖体(主としてデ
ンプン賃)が5〜8%、それに各種の有機酸が4〜5%
となり、これらが(1)キウイ果実中の主要成分となる
。又、アスコルビン酸は、レモン果実に比べると、2倍
程度多く含まれる。 一方、(1)キウイ果実は、1個当りの平均的な重量は
、約100g前後であり、それをスライスして乾燥ずれ
は、その果皮の重量を含めて、およそ30〜35g程度
である。(1)キウイ果皮及び、その上に形成された粗
毛の重量は、5g程度であり、したがって、残り25〜
30g程度の固形物成分が、その約4〜5倍の水を吸収
保持してなる。 すなわち、−見、固形分が多いとみられてきた(1)キ
ウイ果実も、そのボリュームは、わずか25〜30g程
度の固形物中に、水分を吸収してなったっているわけで
ある。 本発明者は、当然、この有する吸水能成分を、無駄なく
抽出すると共に、しかも水溶性となして得ることにある
が、さらに、特有の芳香成分も、これをのがきず回収す
ることも、目的の一つである。 本発明による方法の特徴は、残渣物として最終的に除去
されるものは、果皮を形成するフィルム状膜と、それを
被覆してなる粗毛のみで、他の成分は、すべて水溶性抽
出物として、そのほとんどが回収されることが利点であ
る。 (b)実施例 〔1〕 (1)キウイ果実を、ミキサーで破砕した後、その50
0gをもとに、蒸留フラスコに入れ、水蒸気蒸留を行い
、その留液約250mfを得た。 この留液は、以後、便宜上、抽出物1と称する。 尚、本工程中で、蒸留フラスコに残った残留物(残渣物
)は、次の実施例2で示される抽出物の原料として用い
、工程上から密接に関係する。 〔2〕 実施例1の蒸留工程中で、蒸留フラスコに残りた残渣物
を取り出し、濾過して、その濾液を用い、アルコール(
エタノール、メタノール、インプロパツール)又は、ア
セトンなどの親水性有機溶媒に加えると、これによって
、白色(白濁化)の析出物が生してくる。−昼夜程度放
置し、よく析出きせた後、白色析出物を濾取し、これを
、そのままか、又は乾燥粉末となす、その収量は、残渣
物的100gから、乾燥粉末換算にして、35〜40g
程度が得られる。この工程中で得られた抽出物は、以後
、便宜上、抽出物2と呼ぶ6本品は、その主体成分は、
主として単糖類と共に、数種の有機酸で構成され、蛋白
質は1%はどである。 〔3〕 (1)キウイ果実100gを、生理食塩水又は精製水1
00mf中に加え、低温下でミキサーにて破砕した後、
よく攪拌しながら、−昼夜放置する。次に、100メ/
シユよりおおきめの濾布を用いて、a過した後、その得
られた液を、よくホモジナイズし、次に濾過し、その濾
液を得る。 このものは、さらに濃縮して用いてもよく、又、乾燥粉
末となして用いてもよいが、収量は、乾燥粉末換算にし
て、約14g前後が得られる。この工程中で得られた抽
出物は、以後、便宜上、抽出物3と呼ぶ。 〔4〕 (1)キウイ果実500gを、500m+!の水中に加
え、加熱(沸騰)し、冷却後、(1)キウイ果実を取り
出し、これをブレンダーにて破砕した後、1〜22の水
を加えて、加熱抽出する。冷却後、濾過を行い、その濾
液を得る。この濾液は、きらに濃縮して用いてもよく、
又、乾燥粉末として用いてもよい。収量は、乾燥粉末に
換算して、約14g前後が得られる。この工程中で得ら
れたものは、以後、便宜上、抽出物4と呼ぶ。 上記の抽出物3及び4における、その主体をなす成分組
成は、糖類が55〜60%、有機酸が20〜24%程度
、残りは1%が蛋白質、アミノ酸、脂肪酸、タンニンな
どである。 〔5〕 (1)キウイ果実500gを500mNの水の中にカロ
え、加熱(沸騰)した後、冷却して、(1)キウイ果実
を取り出して、次に、(1)キウイ果実をブレンダーを
用いて破砕する。破砕後、500m12の水を力口え、
再び加熱抽出する。冷却後、濾過を行い、その濾液を分
取する。この濾液に対して、50〜70%となるように
、エタノールなどの親水性有機溶媒、又は、ポリオール
系の溶媒(プロピレングリコール、ブチレングリコール
など)を加え、静ハ蒔する。尚、この際の溶媒の選択は
、用いる用途により、例えば化粧品類であれば、ポリオ
ール系の溶媒を、エタノールなどと併用してもよく、加
工食品用であれば、エタノールなどの単独使用が望まし
い。 上記の溶媒を加え、静置することにより、白色の析出物
が得られるので、これを濾取する。このものは、そのま
までも、さらに稀釈して水溶液としてもよく、又、乾燥
粉末として用いてもよい。 収量は、乾燥粉末換算で、約35g程度が得られる。以
下、この工程中で得られた抽出物を、便室上、抽出物5
と呼ぶ。 抽出物5の特徴は、保湿性の有るゲル状物質であり、(
1)キウイ特有の芳香を若干、発散する。又、本質的な
成分組成上からは、抽出物2〜4と類似し、単糖類及び
有機酸などで構成されているが、アスコルビン酸は、は
とんど含まれていない。 〔6〕 (1)キウイ果実500gを、500mりの水に加え、
加熱処理を行ったもの、又は、加熱処理を行わない(1
)キウイ果実500gをもとに、ブレンダーで破砕し、
これに500m12の水を加えてよく攪拌を行い、0〜
40℃(20〜25℃が良好)において、密栓容器(タ
ンク)内に入れ、静置熟成(自己発酵)させ、約10〜
30日程度放置後、タンク内から、その発酵液を取り出
して、100メ/シユよりおおきめの濾布により濾過を
行い、得られた瀘l夜を、ホモジナイザーによりホモジ
ナイズした後、再度の発酵を、上記の温度でタンク内に
移行して行う、この発酵に要する日数は、そのタンク内
の量にもよるが、一応の目安とじては、5〜15日程度
であるが、一定ではない、ここでは、約10日後にタン
ク内から取り出した液を、a過して、そのat夜を用い
る。 この工程で得られた抽出物(液)は、これを以後、便宜
上、抽出物6と呼ぶ、収量は、液量で約600gが得ら
れる。 〔7〕 前記の抽出物6は、これを実施例(1)で示す方法に準
拠して、蒸留フラスコ中に入れ、水蒸気蒸留することに
より、抽出物1よりも、はるかに優れた芳香性のよい液
体が得られる。この液体は、以後、便宜上、抽出物7と
呼ぶ、尚、本工程中で残留した残渣物は、これも又、抽
出物2と同様の組成を有した成分で構成され、優れた保
湿性を有しており、化粧品、加工食品等々の保湿剤とし
て利用出来る。 上記の各実施例(1)〜(7)において得られた抽出物
1〜7は、そのすべてが、化粧品類、浴用剤、各種の加
工食品類に用いることが出来るが、それぞれの特性、又
Jよ特徴及び用途について、その例を示せば、次表(表
1)のごとくとなる。 (表1)(1)キウイ抽出物の特徴及び用途例尚、表1
中、Aは特に優れていることを示し、BはAよりやや劣
ることを示す、又、Cは普通、DはCより劣ることを示
す、一方、0印は、抽出物のとくに利用分野として、最
適なことを示し、C印は利用出来ることを示している。 Vなわち、実施例1〜7で得られたその抽出物の内、抽
出物1と7は、(1)キウイ果実の有する特有の芳香成
分を利用するものであり、一方、抽出物2〜6は、(1
)キウイ果実の果肉中に含まれる保湿作用を利用するも
のである。但し、抽出物3は、その実施例(抽出条件)
中に示すごとく、加熱処理工程を加えないで得られた抽
出物であることが特徴であるが、抽出直後は芳香性に富
み、Aランクで評価きれるも、経時的にはCランクとな
り、これと共に、安定性もDと評価きれた。つまり、褐
変化現象が進みやすいことである。 しかし、成分組成上には大きな異なった点はなく、保湿
作用についても、他の抽出物2〜6と比較しても優れて
おり、化粧品や浴用剤、さらに加工食品にあっては、例
えば乳化を必要とするような製品に用いる2きには、こ
れで充分である。但し、抽出物3は、若干の褐変化が認
められるも、これを防止するための策としては、抽出物
3を得た後、ゼラチン膜などにより、マイクロカプセル
化し、微粒子化することも良い、尚、この褐変化は、公
知な、通常、食品に用いることの出来る酸化防止剤等を
用いても、それは困難であった。一方、抽出物1〜7の
抽出物は、共に沈澱物などの発生は、経時的にもほとん
ど認められないが、抽出物3にあっては、若干の沈澱物
が認められた。 これに対しての防御の手段としては、抽出工程中での前
処理として、実施例3を除く2.4.5.6において採
用した、(1)キウイ果実の力a熱工程は、表1中にお
ける安定性からみても、非常に有効的な手段であること
がわかった。 抽出物3(実施例3)では、表1に示すごとく、若干、
安定性に欠けるも、これには、微量ではあるが数種の酵
素が含まれており、その点では抽出物3は、健康食品向
などに低温化で保存すれば、多少の褐変化はあっても、
沈澱物の発生も少なく、例えば、低温濃縮あるいは凍結
乾燥物となして、これを用いることにより、その安定性
も良好となることから、液状製品中に配合することは不
向きであっても、乾燥粉末、顆粒物、錠剤等々で用いる
ときは、充分に利用出来ることである。 以上の抽出物の特性をもとに、加熱処理を条件となし、
諮らに以下に示すととくの方法で抽出物を得た。 〔8〕 (1)キウイ果実500gを水洗後、500mff1の
水を加え、加!!I(沸騰)し、冷却後、(1)キウイ
果実を取り出し、ブレングーで砕いた後、1〜22の水
を加え、ときどき攪拌して抽出する。冷却後、水酸化ナ
トリウム又は、水酸化カリウムを添加し、中和移せ、濾
過して濾液を得る。この濾液を製品とするか、さらに濃
縮して、ペースト状物とするか、きらに乾燥して粉末と
なす。
〔9〕 (1)キウイ果実500gを20%水酸化ナトリウム溶
液500mN中に加え、加熱(沸騰)させた後、これに
よって、果皮が溶解きれ、同時にその表面の粗毛が脱離
して、溶解液中に移行するために、果肉部は容易に分別
して取り出せるので、次に果肉部をブレ〉グーにより砕
いた後、1〜2Pの水を加え、加熱抽出する。冷却後、
濾過し、得られた濾液を製品とするか、又はこの濾液を
濃縮してペースト状物、又はさらに乾燥紛物となす。 この〔8〕と
〔9〕で示す方法においては、アルカリ処
理を工程中で加える加熱抽出法であり、操作性が良好で
あり、〔8〕では、そのままでも又、他の製品中に配合
するにも、安定性も良好である。 つまり、〔1〕〜〔7〕で得られるそれぞれの抽出物は
、酸性であり、そのpHは3〜4付近にあるが、〔8〕
のpHは65〜75で調整きれていることが特徴である
。 一方、
〔9〕で示す抽出法は、果皮及び粗毛を除去する
操作性を良好となすための手段として、採用したもので
あるが、これによって、果皮及び粗毛の除去のみならず
、抽出操作性は、全般的にスムースに行われるようにな
る。したがって、アルリリ処理は、適時、工程中で、用
途(使用目的)に応じて採用すると良い。 (1,0) (1)キウイ果実500gに、20%水酸化ナトリウム
500mNを加え、30秒間沸騰させ、これによって果
皮が溶解(このとき、粗毛も脱落出来る)されるので、
次に、濾過して果皮のない(1)キウイ果実を分取し、
これにエタノール300〜500mQを加え、ブレング
ーにて破砕した後、加熱(力oQしなくてもよい)抽出
する。 冷却後、100メ/−・ユよりおおきめの布にて濾過を
行い、その濾液を得る。ここで得られた濾液は、保湿(
湿f4 )性能が高いゲル状を呈している。この濾液は
、そのままでも、又、乾燥粉末となし、化粧品類や、カ
ンテン状やゼリー状の菓子類、冷菓子などに配合して用
い、i’u潤効果が良好となる。 一方、上述の工程で得られた濾液は、マイナス20℃で
、−昼夜放間した後、溶解後、再度の濾過を行った濾、
・夕は、清澄性のある黄緑色の液状を呈し、さらに、(
1)キウイ果実特有の芳香性を強く有した、粘性の少な
い液体となる。このものは、化粧品類(化粧水)、浴用
剤をはしめ、アイスクリ−1,等々の冷菓、飲料等に用
いるのに最適である。又、以下(実施例11)に示す方
法によっても、同様の抽出物が得られるので、保湿性ゲ
ル状の特長をいかすか、あるいは、きれいな黄緑色の清
澄性のある液体となし、その有する芳香性をいかすかは
、用いる製品に対応して選択すれば良い。 〔11〕 (1)キウイ果実に、エタノール300〜500mp。 を加え、ブレングーにて破砕した後、加熱抽出する。冷
後、100メツシユよりおおきめの布にて濾過し、濾液
を得る。ここで得た濾液は、保湿性の優れたゲル状物質
を多く含む。以下の操作は、実施例10に準じて、低温
下で放置して、再び濾過して、そのa液を用いても良く
、ゲル状物質を用いる方法でも良い。 以上、実施例1〜11の内、1と7以外で得られだ抽出
物のすへてには、その主体成分として、イクjλば、糖
類についてみると、その比率はグルコースが50%、フ
ルクトースが40%、シクロ−スが10%稈変の割合で
含まれており、これらの糖類と共に、各種の有機酸が確
認される。有機酸では、とくに多いのがクエン酸とキナ
酸であったが、この他、リンフ酸、ンスウ酸、コハク酸
、フマル酸などが確認される。 一方、ごく微量であるが、バルミチン酸、ステアリン酸
、オレイン酸、す/−ル酸、リルン酸が確認出来る抽出
物もあったが、通常、本実施例による抽出物中には、こ
れらの脂肪酸類は、そのほとんどが、加熱及び濾過工程
で除去されている。又、アミノ酸類は、アスパラギン酸
、スレオニン、ヒリン、グルタミン酸、グリシン、アラ
ニン、バリン、メナオニン、インロインン、ロイシン、
チロシン、フェニルアラニン、リジン、ヒスブーンン、
アルギニンなどが確認されるが、その全体にしめる割合
は、平均(7で02〜0.5%と低い。 さらに、ビタミンCについては、実施例すべてにおいて
、いずれも微量であるか、まったく確認出来ないことが
特徴でおる。 次に、前記実施例1〜11中においても、それぞれの抽
出物について、製品化(製剤化)における利用法又は利
用分野について、すでに一部についてはふれているも、
さらに具体的に二〜三を示1−と、以下のごとくとなる
。但し、その製剤化きれた配合割合などについては、こ
れを特定するものではなく、さらに、用途としては、顔
面を含む肌及び頭髪に用いる形態の化M科全般、浴用剤
又は、浴用芳香料などの浴用料全般、経口的食品類(口
から食べる、飲む)全般の製品に用いることが出来るこ
とである。 (C)製品化例 〔1〕化粧品類(化粧水など) 実施例1又は7で得た抽出物ぐ液体) ・ ・ ・ ・ ・   1〜  25′≦実施例2〜
6及び8〜11で得られた抽出物(l夜 イ本 )  
                   ・  ・  
・  60〜70 !l!≦エタノール・・・・・・・
・・・15〜20%プロピレンクリコール・・・・・ 
5〜7%防腐剤・・・・・・・・・・・・ 適 量水を
もって全量100となす。 (化粧品類への配合に当って) 抽出物の内、ペースト状物、濃縮物、乾燥物を、化粧料
に用いるに当っては、あらかじめ、エタノール、プロピ
レングリフール、水との混液中で稀釈して用いると良い
、又、クリームや乳液などでは、濃縮物や乾燥物を用い
ても、容易に製剤化出来る。 〔2〕浴用料(液剤) 実施例1.7.10.Llのいずれかの液体を、そのま
ま、又は防腐剤を加え、浴場中に5〜20m1!添加し
て用いる。 〔3〕浴用料(液剤) 実施例1.7.10.11のいずれかの抽出物(液体)
   ・・・・・・・・20〜30%実施例2〜6及び
8〜9の抽出物(液体)・・・・・・・・10〜20% /フン抽出l夜・・・・・・・・・ 2〜3%l+”を
酒(2汲lII!I)又は水をもって全社100となす
。 (浴用剤への配合にU−>で) 抽出物の内、ペース1〜状物、濃縮物、乾燥物は、顆粒
状の形態で、他の浴用剤のベース中に混合して用いると
良い。 〔4〕前加工品類(健康食品など) 果実由来ペクチン、その他、カンテン、ゼラチンなど、
あるいは、卵白又は卵白アルブミンなどを用いたゼリー
状形態の加工食品、冷菓及びその他の菓子類の加工工程
中で、実施例1又は7で得られた液体、又は、実施例2
〜6.8〜11で得られた液体、又は、その抽出物(ペ
ースト、濃縮液、乾燥粉末)のいずれかを任意量加えて
製する。 〔5〕加工食品類(健康食品など) 実施例2〜6又は8〜11の抽出物(液体を含む)のい
ずれかを、フンスターチ又はデキストリン、その他、デ
ンプン質類を含む粉末、又は、大豆蛋白、あるいは、植
物性繊維質(多糖体を含む〕を含む粉末に加え、顆粒状
又は錠剤を製する。処方中に、各種の栄養剤などを添加
しても良い。 〔6〕飲料水 実施例1又は7で得られた液体・・・1〜3%実施例2
〜6又は8〜11で得られた抽出物(/&体)をもって
、全1t100となす、処方中には、この他、甘味剤、
酸味剤、発泡剤、防腐剤、栄養剤など、任意に添加して
用いると良い。 〔ハ〕発明の効果 本発明は、(1)キウイ果実の有効利用に当って、安定
な抽出物を得ることにあったが、実施例において具体的
に示した、その手段を用いて得ることにより、広く、化
粧品類をはしめ、各種の製品に配合出来るようになった
ことが、その最大の効果として上げることが出来る。 すなわち、本発明による抽出物は、水に可溶であり、そ
の溶液は、清澄性に優it、沈澱すること6少なく、長
!1保存性が良いことである。 さらに、実施例1及び7以外の抽出物は、そのい4′れ
についても保湿性作用があり、製品中の乾燥防止に役立
つものとなる。 本発明による抽出物は、その工程が簡易であり、とくに
高度の技術を要しないで、出来ることも利点である。 したがって、生産地の農家や、その出荷組合などの低位
で、必要に応じて抽出可能であることも大きな利点であ
る。 つまり、前記の実施例をもとに、もつとも簡易にして、
かつ安定性の良い抽出物を得る手段とし−〔は、加熱処
理可能な、同時に密栓も可能な容器があれば、あとは、
本工程において、最終的に除去の必要な残渣物である、
果皮膜とm毛を分別するt−めの濾布、又は濾紙、及び
濾過器があれば充分である。これによって、清澄な液体
を得ることが可能となる。 しかも、実施例のいずれの手段を用いても、(1)キウ
イ果肉成分のほとんとを、水溶化物となして得ることが
出来ることである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) キウイ果実を、加熱処理、水蒸気蒸留処理、0〜40℃
    熟成処理、親水性有機溶媒による析出処理、アルカリ処
    理の内、少なくともその一つ、又は一つ以上の処理を組
    合せて得られることを特徴とする、キウイ果実の水溶性
    抽出物。
  2. (2) キウイ果実を加熱処理、水蒸気蒸留処理、0〜40℃で
    熟成処理、親水性有機溶媒による析出処理、アルカリ処
    理の内、少なくともその一つ、又は一つ以上の処理を組
    合せて得る、特許請求の範囲第1項記載のキウイ果実の
    水溶性抽出物を含有することを特徴とする、化粧料又は
    浴用料。
JP60288685A 1985-12-20 1985-12-20 キウイ果実水溶性抽出物及びそれを含有する化粧料又は浴用料 Pending JPS62146581A (ja)

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