JPS62146528A - 生鮮物貯蔵装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は野菜、果実等の生鮮物を生産地あるいは流通段
階等において長期間の貯蔵を可能とする生鮮物貯蔵装置
に関する。

従来の技術 生鮮物を貯蔵する手段としては冷蔵貯蔵が一般的である
が、これに加えてより長期にわたる貯蔵手段として貯蔵
庫内の空気成分を変える貯蔵がある。つまり貯蔵庫内の
酸素（ｏ２）濃度を減少せしめ、炭酸ガス（ＣＯ２）濃
度を増加せしめることで生鮮物の呼吸作用を抑制し、ま
た微生物による変質、分解や酸化等の化学的反応も防止
することができることが知られている。そしてこの貯蔵
の方式としては、例えば特公昭４Ｂ−２４２１８号公報
に示される如く、貯蔵庫内の空気を燃焼装置で燃焼させ
、燃焼排ガスを貯蔵庫内へ導入することにより、外気燃
焼に比べてより短時間に庫内の酸素濃度を減少させ、炭
酸ガス濃度を増大させるものがある。

このようにかかる生鮮物貯蔵装置において大事なことは （１）貯蔵庫内の生鮮物を長期保存するために、貯蔵庫
内の雰囲気をより早く所定の０２．Ｃ○２濃度にするこ
と。さらには （２）　　燃焼によってＣＯ２を発生させているので燃
焼反応が安定して継続し、燃焼が中断しないことが要求
される。

発明が解決しようとする間諒点 ところが貯蔵庫が大容量のものになってくると従来例で
は（１）　、　（２）の要件を、・１に足することがで
きなくなってくる。例えば第３図に１０坪のプレハブ冷
蔵庫に燃焼による炭酸ガス発生装置を設けて庫内の空気
成分が変化する時間と、燃焼炉の炉心温度の変化を示す
。すなわち庫内の空気の燃焼によって０２濃度が徐々に
低下し、排ガスが庫内に導入されることでＣＯ２ｃ度が
徐々に増加してくる。

ここでは０２儂度が５％になるまで燃焼を継続させても
・り上述の如く１０坪であれば１５時間を要する。これ
は図から明らかなように燃焼に供される庫内の０２濃度
が徐々に低下して燃焼反応が十分性なわれず当然ＣＯ２
の発生速度も遅くなるためである。また０２ｃ度が５％
近くになると燃焼反応が中断する恐れも発生してくる。

寸た燃焼炉り炉・し・【温度は燃焼１α後９００’Ｃま
で上昇し、その後、０２儂度の低下に伴って燃焼反応が
緩やかになるため徐々に低下してくるが、排ガスを冷却
するための冷却装置としてはピーク時の温度を冷却しイ
４Ｉる能力のものが必要である。

本発明は上記問題点に鑑み、庫内の雰囲気状態がより早
く所定の状態に到達し、加えて燃・焼が安定して継続で
きる生ｆ１１￥物貯蔵装置を堤供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため本発明の生鮮物貯蔵装置は、
燃焼炉へ庫内空気を循環する送風装置に燃焼炉の炉心温
度又は排ガスの温度が一定となる様循環空気量を制御す
る手段を設けたものである。

作　　　用 これにより安定した燃焼が継続できる。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面に基づき説明する
。

図において、１は生鮮物を貯蔵するプレハブ冷蔵庫の如
き貯蔵庫であり、圧縮機２１．凝縮器３゜蒸発器４．送
風機５．６より成る冷却装置７を上部に載架している。

上記貯蔵庫１には庫内に炭酸ガス（ＣＯ２）を導入する
ための炭酸ガス発生装置８、庫内の４囲気を一定の状態
に保つスクラバー９がそれぞれ接続されている。炭酸ガ
ス発生装置８は貯蔵庫１内の空気が循環する排出管１０
と、然焼カスを貯蔵庫１内に尋人する導入管１１とのｆ
％七Ｃ溝成され、バルブ１２、送風装置（例えば７０ツ
コフアン）１３、燃焼炉１４で構成されている。送風装
置１３は排出管１Ｑより貯蔵庫１内の空気を燃焼炉１４
に送り、燃焼炉１４での燃焼排ガスを導入管１１より貯
蔵庫１内へ循環させるものである。また燃焼炉１４は内
面にセラミック管１６を備えたケーゾング１６と、この
ケージング１６内で固形燃料１７を１戒置するロスドル
兼カバー１８と、送風装置１３からの空気を加温して固
形層ｉ＄１１７を燃：嬰させるための着火用ヒータ１９
より構成されている。固形燃料１７は炭の如き炭宋ｉｊ
；ｊｉ度の高いものであり、燃焼によりＣＯ２を排ガス
として発生する。つ丑りＣ＋０２→ＣＯ２の反応で排ガ
スはＮ２とＣＯ２のみとなって貯蔵庫１内に導入される
ものである。同形燃料１了は燃焼によって炉心温度ば９
００’Ｃ程度に上昇し、当然排ガスも高温となるため、
導入管１１には冷却用の熱交換器２０が設けである。２
１は排出管１１からの０２濃度が極度に低い時、固形燃
料１７の燃焼を継続させるべく外気を導入するためのバ
ルブである。

一方、スクラバー９は貯蔵庫１内が炭酸ガス発生装置８
によって雰囲気がＮ２ニア９％、Ｃ０２＝１ｅ係。

０２＝５％となった後、所定の値、例えばＮ２＝９０％
。

Ｃ０２＝５％、０２＝５ｑｌ）の如く調整するためのも
のであり、２基の吸着器２２．２３に対し貯蔵庫１内空
気を交互に循環される様配管２４．２５、送７１Ｒｔａ
２６．２７、バルブ２８〜３５が構成されている。吸着
器２２．２３内には活性炭３６．３７が充満されており
、ＣＯ２を吸着し、又吸着能力が劣えると外周に備えた
ヒータ３８．３９により加熱しながら脱着すべく構成し
ている。例えば吸着器２２が吸着作用、吸着器２３が脱
着作用をしている時は、バルブ２８，３４，３１．３３
が開、バルブ２９，３５，３０．３２が閉となっており
、送風機２６によってＣＯ２過多の貯蔵庫１内空気を活
性炭３６を通過させて庫内に戻す一方、送風機２７によ
って外気を活性炭３７に通過させてＣｏ２の脱着を行な
うものである。この脱着時には当然ヒータ３９に通電さ
れていることになる。

次１１Ｃａ　Ｏは送風装置１３のモータ回転数を制御す
る定めのコントローラであり、燃焼炉１４の炉心温度を
検知するセンサー４１の信号によってモータ回転数を決
定する。つまり、燃焼に供される庫内空気の０２濃度が
低下しても燃焼炉１４の炉心温度が低下しないよう、す
なわち燃焼反応が通常の空気中の０２成分（約２１係）
とほぼ同等の燃焼反応を呈すべく燃焼炉１４への循環空
気量を増大すべく回転数を上昇すべく構成しである。

以上の様に構成された生鮮物貯蔵装置について、第１図
、第２図を用いてその動作を説明する。

貯蔵庫１内の雰囲気は当初はぼＮ２＝７９％。

０２−２１％となっており、炭酸ガス発生装置８が運転
されると庫内空気はパルプ１２、送風装置１３を介して
燃焼炉１４に導入され、燃焼に供される。固形燃料１７
の燃焼による排ガス、つまりＮ　とＣＯ２のガスは庫内
へ導入される。これによって第２図に示す如く、貯蔵庫
１内の空気成分として０２が低下し、ＣＯ２が増加して
くる。ところが燃焼炉１４への循環空気は０２濃度が低
下してくるため燃焼反応が十分に行なわれなくなる。

そこで、ここでは炉心温度の変化をセンサー４１によっ
て感知し、コントローラ４０が送風装置１３のモータ回
転数を上げる様動作し、循環空気量増大によって固形燃
料１７は安定した燃焼を継続する。従って貯蔵庫１内が
Ｎ　２　＝７９％、Ｃ０２＝１６％。

０２＝ａ％としての初期設定値に早く到達することにな
る。ちなみに１０坪のプレハブ冷蔵庫において第３図の
従来例で示したものは比較し、約ヱの時間で済むことが
確認された。この時、燃焼が安定すなわち燃焼炉１４の
炉心温度が９００℃に上昇した後は一定値となるよう制
御されるため、熱交換器２０は安定した燃焼による安定
した排ガス温度を冷却するための能力をもつものに設計
すれば良いことになる。

尚上記実施例においてはセンサー４を炉心温度を検知す
るよう取付けているがこれに限らず導入管１１内の排ガ
スの温度を検知するようにしても同様の効果が得られる
。

発明の効果 以上のように本発明は、燃焼炉へ貯蔵庫内の空気を循環
させる送風装置に燃焼炉の炉心温度又は排ガスの温度が
一定となるよう燃焼炉への循環空気量を制御する手段を
設けたものであるから、庫内のＣＯ２，０２雰囲気とし
て初期設定値により早く到達させることができ、加えて
燃焼に供される庫内の０２濃度が低下してきても循環量
が増大するので安定した燃焼が可能で中断する恐れもな
くなり、加えて排ガスを庫内に導入する導入路に設ける
冷却装置としても最大燃焼時の温度を基に設計すれば良
いため、冷却装置の効率面、設計面で優位性大となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である生鮮物貯蔵装置の構造
図、第２図は同装置による庫内空気成分及び炉心温度の
変化図、第３図は従来の庫内空気成分及び炉心温度の変
化図である。 １　・・・・貯蔵室、８　・・・・炭酸ガス発生装置、
１１・・・・・・導入管（導入路）、１３・・・・送風
装置、１４・・・・・燃焼炉、４０・・・・・・コント
ローラ、４１・・・・センサー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 生鮮物を貯蔵する貯蔵庫と、炭素を含有する燃料を燃焼
   させる燃焼炉と、燃焼排ガスを前記貯蔵庫に導入する導
   入路と、前記燃焼炉に燃料の燃焼に供する空気を前記貯
   蔵庫より循環せしめる送風装置とより成る炭酸ガス発生
   装置とを備え、前記燃焼炉の炉心温度又は排ガスの温度
   を一定に保つべく前記送風装置に循環空気量を制御する
   手段を設けた生鮮物貯蔵装置。