JPS621455Y2 - - Google Patents
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- JPS621455Y2 JPS621455Y2 JP1980177870U JP17787080U JPS621455Y2 JP S621455 Y2 JPS621455 Y2 JP S621455Y2 JP 1980177870 U JP1980177870 U JP 1980177870U JP 17787080 U JP17787080 U JP 17787080U JP S621455 Y2 JPS621455 Y2 JP S621455Y2
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- Japan
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- valve
- valve body
- port
- intake port
- brake
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Links
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 19
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 claims description 7
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 241000220317 Rosa Species 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は油圧クラツチ用制御弁に関する。
(従来の技術)
従来、例えば農用トラクタにおいては、エンジ
ンからの駆動軸とPTO軸とを断接自在とする油
圧クラツチが車体ケースに内装されている。
ンからの駆動軸とPTO軸とを断接自在とする油
圧クラツチが車体ケースに内装されている。
また、油圧クラツチには、クラツチを切断した
場合の従動部のつれ回り防止用ブレーキ装置が設
けられる。そのようなブレーキ装置としては、ブ
レーキピストンの作動によりブレーキ制動状態と
するものが従来より用いられている。
場合の従動部のつれ回り防止用ブレーキ装置が設
けられる。そのようなブレーキ装置としては、ブ
レーキピストンの作動によりブレーキ制動状態と
するものが従来より用いられている。
(考案が解決しようとする問題点)
従来の油圧クラツチでは、半クラツチ操作を容
易になし得なかつたため、駆動軸とPTO軸とが
瞬間的に接続され、例えば、PTO軸に連結され
た農用作業機に駆動軸からの動力が衝撃的に加え
られることとなり、油圧クラツチ自体の消耗が激
しい他、PTO軸と作業機とのジヨイントが破損
する等の問題もあり、危険でもあつた。
易になし得なかつたため、駆動軸とPTO軸とが
瞬間的に接続され、例えば、PTO軸に連結され
た農用作業機に駆動軸からの動力が衝撃的に加え
られることとなり、油圧クラツチ自体の消耗が激
しい他、PTO軸と作業機とのジヨイントが破損
する等の問題もあり、危険でもあつた。
また、つれ回り防止用ブレーキ装置の作動の、
クラツチの断接との迅速かつ確実な対応がいまひ
とつであつた。
クラツチの断接との迅速かつ確実な対応がいまひ
とつであつた。
さらに、つれ回り防止ブレーキ装置を設けると
構造が複雑となり、特にブレーキピストンの作動
を介して制動されるものでは圧油配管も必要で、
組立ても面倒なものであつた。
構造が複雑となり、特にブレーキピストンの作動
を介して制動されるものでは圧油配管も必要で、
組立ても面倒なものであつた。
本考案は上記問題点を解決することを目的とす
る。
る。
(問題点を解決するための手段)
本考案が従来技術の問題点を解決するために講
じる技術的手段の特徴とするところは、ケース5
に取付けられる弁本体24に、圧油受入口25と
ドレーン排出口26とを連通する連通路27が形
成されると共に、該連通路27から分岐する油圧
クラツチ断接操作用圧油供給路31が形成され、
かつ、上記受入口25と供給路31とを連通した
状態で、受入口25と排出口26とを断通調整自
在とするスプール弁33が設けられ、該スプール
弁33の上記断通用の弁体34若しくは弁座36
の一方が円錐形に形成され、さらに前記連通路2
7に、油圧クラツチ従動部18のつれ回り防止用
ブレーキ装置46の作動油供給口60とドレン孔
45とが開口され、受入口25と供給口60とを
断通すると共にドレン孔45と供給口60とを断
通する開閉弁42が前記スプール弁33から一体
的に延設され、前記弁体34により受入口25と
供給路31とが連通されると共に受入口25と排
出口26とが遮断されたクラツチ接続状態では、
開閉弁42により受入口25と供給口60とが遮
断されると共にドレン孔45と供給口60とが接
続されたブレーキ制動解除状態とされ、弁体34
により受入口25と供給路31とが遮断されたク
ラツチ切断状態では、開閉弁42により受入口2
5と供給口60とが連通されると共にドレン孔4
5と供給口60とが遮断され、ブレーキピストン
41の作動によりケース5内のブレーキ操作部4
8を介してブレーキ装置46がブレーキ制動状態
とされ、前記ブレーキピストン41が弁本体24
に設けられたシリンダ孔40に内嵌され、弁本体
24内にブレーキピストン41の作動油供給油路
が設けられ、弁本体24がケース5に取付けられ
ることで、ブレーキピストン41とブレーキ操作
部48とが係合される点にある。
じる技術的手段の特徴とするところは、ケース5
に取付けられる弁本体24に、圧油受入口25と
ドレーン排出口26とを連通する連通路27が形
成されると共に、該連通路27から分岐する油圧
クラツチ断接操作用圧油供給路31が形成され、
かつ、上記受入口25と供給路31とを連通した
状態で、受入口25と排出口26とを断通調整自
在とするスプール弁33が設けられ、該スプール
弁33の上記断通用の弁体34若しくは弁座36
の一方が円錐形に形成され、さらに前記連通路2
7に、油圧クラツチ従動部18のつれ回り防止用
ブレーキ装置46の作動油供給口60とドレン孔
45とが開口され、受入口25と供給口60とを
断通すると共にドレン孔45と供給口60とを断
通する開閉弁42が前記スプール弁33から一体
的に延設され、前記弁体34により受入口25と
供給路31とが連通されると共に受入口25と排
出口26とが遮断されたクラツチ接続状態では、
開閉弁42により受入口25と供給口60とが遮
断されると共にドレン孔45と供給口60とが接
続されたブレーキ制動解除状態とされ、弁体34
により受入口25と供給路31とが遮断されたク
ラツチ切断状態では、開閉弁42により受入口2
5と供給口60とが連通されると共にドレン孔4
5と供給口60とが遮断され、ブレーキピストン
41の作動によりケース5内のブレーキ操作部4
8を介してブレーキ装置46がブレーキ制動状態
とされ、前記ブレーキピストン41が弁本体24
に設けられたシリンダ孔40に内嵌され、弁本体
24内にブレーキピストン41の作動油供給油路
が設けられ、弁本体24がケース5に取付けられ
ることで、ブレーキピストン41とブレーキ操作
部48とが係合される点にある。
(作用)
受入口25と排出口26とを断通調整するスプ
ール弁33の弁体34若しくは弁座36の一方が
円錐形であるため、弁体34と弁座36を漸次近
接させると、油圧クラツチへの供給路31の圧油
の圧力は急激に上昇することなく緩慢に変化し、
半クラツチ状態を容易に得られる。
ール弁33の弁体34若しくは弁座36の一方が
円錐形であるため、弁体34と弁座36を漸次近
接させると、油圧クラツチへの供給路31の圧油
の圧力は急激に上昇することなく緩慢に変化し、
半クラツチ状態を容易に得られる。
油圧クラツチの断接用スプール弁33に、つれ
回り防止用ブレーキ操作用の開閉弁42が一体的
に設けられているため、クラツチ断接とブレーキ
作動とは迅速かつ正確に対応する。
回り防止用ブレーキ操作用の開閉弁42が一体的
に設けられているため、クラツチ断接とブレーキ
作動とは迅速かつ正確に対応する。
ブレーキ装置46のブレーキピストン41が弁
本体24内のシリンダ孔40に内嵌され、弁本体
24にブレーキピストン41の作動油供給油路が
設けられているため、制御弁とブレーキピストン
41との間の圧油配管が不要とできる。さらに、
弁本体24をケース5に取付ければ、ブレーキピ
ストン41はブレーキ操作部48と係合すること
になるため、ブレーキ装置46の組立ての簡単化
を図ることができる。
本体24内のシリンダ孔40に内嵌され、弁本体
24にブレーキピストン41の作動油供給油路が
設けられているため、制御弁とブレーキピストン
41との間の圧油配管が不要とできる。さらに、
弁本体24をケース5に取付ければ、ブレーキピ
ストン41はブレーキ操作部48と係合すること
になるため、ブレーキ装置46の組立ての簡単化
を図ることができる。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図に従い説明すると、
第1図は本考案を適用した農用トラクタ1の全体
側面図を示し、該トラクタ1のエンジン2後方に
順次クラツチハウジング3、ミツシヨンンケース
4が連設されてトラクタ機体ケース5が構成され
る。又、エンジン2部はボンネツト6で被包さ
れ、トラクタ機体ケース5の中間部上面にはステ
アリングハンドル7がハンドルフレーム8に覆被
支持されて突設され、トラクタ機体ケース5の後
部上面には操縦席9が設けられている。その他、
10は前輪、11は後輪である。
第1図は本考案を適用した農用トラクタ1の全体
側面図を示し、該トラクタ1のエンジン2後方に
順次クラツチハウジング3、ミツシヨンンケース
4が連設されてトラクタ機体ケース5が構成され
る。又、エンジン2部はボンネツト6で被包さ
れ、トラクタ機体ケース5の中間部上面にはステ
アリングハンドル7がハンドルフレーム8に覆被
支持されて突設され、トラクタ機体ケース5の後
部上面には操縦席9が設けられている。その他、
10は前輪、11は後輪である。
第2図を参照すれば、トラクタ機体ケース5に
はエンジンからの駆動軸12と、図外PTO軸へ
連動連結される従動軸13とを断接自在に動力伝
達する油圧クラツチ14が内有され、また、機体
ケース5上面には上記油圧クラツチ14を断接操
作するための油圧制御弁15の弁本体24がボル
ト16を介して着脱自在に設けられている。
はエンジンからの駆動軸12と、図外PTO軸へ
連動連結される従動軸13とを断接自在に動力伝
達する油圧クラツチ14が内有され、また、機体
ケース5上面には上記油圧クラツチ14を断接操
作するための油圧制御弁15の弁本体24がボル
ト16を介して着脱自在に設けられている。
上記油圧クラツチ14は湿式クラツチであり、
駆動軸12と従動軸13端に夫々設けられる駆動
部17と従動部18で構成されている。該駆動部
17は、駆動軸12の軸端にスプライン嵌合され
た円筒状支持体19と、該支持体19の外周面に
刻設されたスプラインに外嵌し軸方向移動自在と
される環状フリクシヨンプレート20とを具備
し、一方従動部18は、ボス付の椀状をなし従動
軸13にスプライン嵌合されるクラツチケース2
1と、該クラツチケース21の椀状内底部に挿嵌
されて軸方向に摺動自在とされる環状ピストン2
2と、同クラツチケース21の椀状内部に嵌挿さ
れ前記フリクシヨンプレート20と交互に並設さ
れると共に軸方向摺動自在としてクラツチケース
21に同行回転せしめられるプレツシヤープレー
ト23とを具備している。而して、上記油圧クラ
ツチ14は、クラツチケース21とピストン22
間への油圧の供給で環状ピストン22がフリクシ
ヨンプレート21とプレツシヤプレート23とを
相互に押接することで、動力伝達の接続状態とさ
れ、上記圧油の排除でピストン22がスプリング
リターンして、動力伝達をしない切断状態とされ
る。
駆動軸12と従動軸13端に夫々設けられる駆動
部17と従動部18で構成されている。該駆動部
17は、駆動軸12の軸端にスプライン嵌合され
た円筒状支持体19と、該支持体19の外周面に
刻設されたスプラインに外嵌し軸方向移動自在と
される環状フリクシヨンプレート20とを具備
し、一方従動部18は、ボス付の椀状をなし従動
軸13にスプライン嵌合されるクラツチケース2
1と、該クラツチケース21の椀状内底部に挿嵌
されて軸方向に摺動自在とされる環状ピストン2
2と、同クラツチケース21の椀状内部に嵌挿さ
れ前記フリクシヨンプレート20と交互に並設さ
れると共に軸方向摺動自在としてクラツチケース
21に同行回転せしめられるプレツシヤープレー
ト23とを具備している。而して、上記油圧クラ
ツチ14は、クラツチケース21とピストン22
間への油圧の供給で環状ピストン22がフリクシ
ヨンプレート21とプレツシヤプレート23とを
相互に押接することで、動力伝達の接続状態とさ
れ、上記圧油の排除でピストン22がスプリング
リターンして、動力伝達をしない切断状態とされ
る。
第3図を参照すれば、前記油圧制御弁15の弁
本体24には、図外油圧ポンプからの圧油を受け
入れる圧油受入口25が開口され、又トラクタ機
体ケース5内等へ油を還流せしめるためのドレー
ン排出口26が開口され、これら受入口25とド
レーン排出口26とを連通する連通路27が形成
されている。該連通路27は同一軸心上に径大部
28を挟んで一対の第1、第2径小部29,30
を有すべく形成され、これら第1・第2径小部2
9,30が夫々受入口25、排出口26に連通せ
しめられている。
本体24には、図外油圧ポンプからの圧油を受け
入れる圧油受入口25が開口され、又トラクタ機
体ケース5内等へ油を還流せしめるためのドレー
ン排出口26が開口され、これら受入口25とド
レーン排出口26とを連通する連通路27が形成
されている。該連通路27は同一軸心上に径大部
28を挟んで一対の第1、第2径小部29,30
を有すべく形成され、これら第1・第2径小部2
9,30が夫々受入口25、排出口26に連通せ
しめられている。
31は油圧供給路で、油圧クラツチ14の断接
操作用圧油路であり、上記径大部28からの分岐
状に形成され、該供給路31は、油圧クラツチケ
ース21とピストン22間に圧油連絡路32を介
して連通されている。
操作用圧油路であり、上記径大部28からの分岐
状に形成され、該供給路31は、油圧クラツチケ
ース21とピストン22間に圧油連絡路32を介
して連通されている。
33はスプール弁で、連通路27内に軸方向摺
動自在に内嵌される弁体34を具備し、又、径大
部28と第1・第2径小部29,30との夫々境
界部に形成された第1・第2弁座35,36を有
し、弁体34の第2弁座36方向端が截頭円錐形
に形成されている。即ち、弁体34は一端が円柱
部とされ、他端が截頭円錐形に形成されている。
動自在に内嵌される弁体34を具備し、又、径大
部28と第1・第2径小部29,30との夫々境
界部に形成された第1・第2弁座35,36を有
し、弁体34の第2弁座36方向端が截頭円錐形
に形成されている。即ち、弁体34は一端が円柱
部とされ、他端が截頭円錐形に形成されている。
而して、第3図に示す如く、弁体34が第1弁
座35に嵌合すれば、受入口25と排出口26及
び受入口25と供給路31が夫々遮断されると共
に、排出口26と供給路31とが連通する構成と
されている。また、第4図に示す如く、弁体34
が径大部28に遊嵌状に位置せしめられた状態で
は、受入口25、排出口26及び供給路31が相
互に連通自在とされている。更に、第5図で示す
如く弁体34の円柱部が第2弁座36に嵌合すれ
ば、受入口25と供給路31とが連通され、これ
ら受入口25及び供給路31と、排出口26とは
遮断される。
座35に嵌合すれば、受入口25と排出口26及
び受入口25と供給路31が夫々遮断されると共
に、排出口26と供給路31とが連通する構成と
されている。また、第4図に示す如く、弁体34
が径大部28に遊嵌状に位置せしめられた状態で
は、受入口25、排出口26及び供給路31が相
互に連通自在とされている。更に、第5図で示す
如く弁体34の円柱部が第2弁座36に嵌合すれ
ば、受入口25と供給路31とが連通され、これ
ら受入口25及び供給路31と、排出口26とは
遮断される。
また、第3図乃至第6図を参照すれば、37は
圧力調整弁で、弁本体24に設けられ、上記受入
口25とドレン孔38間に連通自在に介在され、
受入口25内の圧力を調整自在とする。また、3
9は後述するブレーキ装置操作用シリンダで、弁
本体24に穿設されたシリンダ孔40と、該孔4
0に内嵌され一端が弁本体24から出没自在とさ
れたブレーキ用ピストン41と、で構成され、シ
リンダ孔40の加圧室側は連通路27に開口され
た作動油供給口60と従動油供給油路とを介して
受入口25に連通され、上記ブレーキ用ピストン
41はスプリングリターン式とされている。45
は連通路27に開口されたドレン孔45である。
42は開閉弁で、前記スプール弁33の弁体34
を延設して一体成形した開閉弁体43と、連通路
27を延設して形成し開閉弁体43を嵌脱自在と
する開閉弁座44とで構成されている。
圧力調整弁で、弁本体24に設けられ、上記受入
口25とドレン孔38間に連通自在に介在され、
受入口25内の圧力を調整自在とする。また、3
9は後述するブレーキ装置操作用シリンダで、弁
本体24に穿設されたシリンダ孔40と、該孔4
0に内嵌され一端が弁本体24から出没自在とさ
れたブレーキ用ピストン41と、で構成され、シ
リンダ孔40の加圧室側は連通路27に開口され
た作動油供給口60と従動油供給油路とを介して
受入口25に連通され、上記ブレーキ用ピストン
41はスプリングリターン式とされている。45
は連通路27に開口されたドレン孔45である。
42は開閉弁で、前記スプール弁33の弁体34
を延設して一体成形した開閉弁体43と、連通路
27を延設して形成し開閉弁体43を嵌脱自在と
する開閉弁座44とで構成されている。
そして、第5図示のように弁体34が第2弁座
36に嵌合して受入口25と供給路31とが連通
されると共に受入口25と排出口26とが遮断さ
れた状態では、開閉弁42は閉状態で受入口25
と供給口60とが遮断されると共にドレン孔45
と供給口60とが連通状態とされる。また、第3
図示のように弁体34が第1弁座35に嵌合して
受入口25と供給路31とが遮断された状態で
は、開閉弁42は開状態で受入口25と供給口6
0とが連通されると共にドレン孔45と供給口6
0とが遮断状態とされる。そして、前記弁体34
が第1弁座35に嵌合した状態では、開閉弁42
は開とされ、受入口25とシリンダ孔40とが連
通され、一方、弁体34が第2弁座36に嵌合し
た状態では、開閉弁42は閉とされ、受入口25
とシリンダ孔40とが遮断されると共に、シリン
ダ孔40とドレン孔45とが連通状とされる。
36に嵌合して受入口25と供給路31とが連通
されると共に受入口25と排出口26とが遮断さ
れた状態では、開閉弁42は閉状態で受入口25
と供給口60とが遮断されると共にドレン孔45
と供給口60とが連通状態とされる。また、第3
図示のように弁体34が第1弁座35に嵌合して
受入口25と供給路31とが遮断された状態で
は、開閉弁42は開状態で受入口25と供給口6
0とが連通されると共にドレン孔45と供給口6
0とが遮断状態とされる。そして、前記弁体34
が第1弁座35に嵌合した状態では、開閉弁42
は開とされ、受入口25とシリンダ孔40とが連
通され、一方、弁体34が第2弁座36に嵌合し
た状態では、開閉弁42は閉とされ、受入口25
とシリンダ孔40とが遮断されると共に、シリン
ダ孔40とドレン孔45とが連通状とされる。
次に、第2図、第3図及び第6図を参照すれ
ば、46はブレーキ装置で、油圧クラツチ14の
従動部18のつれ回り防止用に設けられるもの
で、クラツチケース21に巻装されたブレーキバ
ンド47と、トラクタ機体ケース5上面と、油圧
制御弁15間に介挿され上記バンド47の一端を
枢結する中間ケーシング48と、該中間ケーシン
グ48に回動自在に枢支されこの回動端一方端に
上記バンド47の他端を枢結し他方他端がブレー
キ操作部49とされるブレーキ作動杆50と、で
主構成され、該ブレーキ操作部49に前記ブレー
キ用ピストン41が、弁体24が中間ケーシング
48を介して機体ケース5に取付けられること
で、押圧自在に係合せしめられる。
ば、46はブレーキ装置で、油圧クラツチ14の
従動部18のつれ回り防止用に設けられるもの
で、クラツチケース21に巻装されたブレーキバ
ンド47と、トラクタ機体ケース5上面と、油圧
制御弁15間に介挿され上記バンド47の一端を
枢結する中間ケーシング48と、該中間ケーシン
グ48に回動自在に枢支されこの回動端一方端に
上記バンド47の他端を枢結し他方他端がブレー
キ操作部49とされるブレーキ作動杆50と、で
主構成され、該ブレーキ操作部49に前記ブレー
キ用ピストン41が、弁体24が中間ケーシング
48を介して機体ケース5に取付けられること
で、押圧自在に係合せしめられる。
第1図、第3図、第7図及び第8図を参照すれ
ば、51は制御弁15の操作装置で、前記ハンド
ルフレーム8側面に不安定切換機構として設けら
れた操作レバー52と、弁体34の延長端で弁本
体24から突出された作動端とをベルクランク5
3,53や、長さ調整自在の連結杆54とで連結
するリンク機構55で構成されている。
ば、51は制御弁15の操作装置で、前記ハンド
ルフレーム8側面に不安定切換機構として設けら
れた操作レバー52と、弁体34の延長端で弁本
体24から突出された作動端とをベルクランク5
3,53や、長さ調整自在の連結杆54とで連結
するリンク機構55で構成されている。
次に、各図を参照して、上記実施例に基づく作
用を説明すると、第2図、第3図、第6図及び第
7図はいずれも油圧クラツチ14の切断時の状態
を示すもので、操作レバー52が第7図の実線位
置に回動されており、リンク機構55を介して、
弁体34は第1弁座35に嵌合され、環状ピスト
ン22はスプリングリターンしてクラツチケース
21内の圧油は連絡路32、供給路31及び連通
路27を介して排出口26から排出されている。
これと同時に、開閉弁42は開とされ、受入口2
5の圧油がシリンダ孔40内に供給され、ブレー
キ用ピストン41の作動でブレーキ装置46が従
動部18の駆動部17に対するつれ回りを防止し
ている。
用を説明すると、第2図、第3図、第6図及び第
7図はいずれも油圧クラツチ14の切断時の状態
を示すもので、操作レバー52が第7図の実線位
置に回動されており、リンク機構55を介して、
弁体34は第1弁座35に嵌合され、環状ピスト
ン22はスプリングリターンしてクラツチケース
21内の圧油は連絡路32、供給路31及び連通
路27を介して排出口26から排出されている。
これと同時に、開閉弁42は開とされ、受入口2
5の圧油がシリンダ孔40内に供給され、ブレー
キ用ピストン41の作動でブレーキ装置46が従
動部18の駆動部17に対するつれ回りを防止し
ている。
次に、第7図に示す如く、操作レバー52を実
線位置から二点鎖線方向へ回動操作すると、第4
図に示す如く、弁体34は径大部28に遊嵌状に
位置せしめられ、受入口25からの圧油は供給路
31と排出口26に分配流動せしめられ、環状ピ
ストン22が徐々にフリクシヨンプレート20と
プレツシヤープレート23とを押接せしめる。そ
して、弁体34を第2弁座36に漸次近接せしめ
ると、第2弁座36と弁体34間の間隙が漸次減
少せしめられて供給路31内の油が高圧化されて
ゆき、油圧クラツチ14が半クラツチの状態とな
る。この場合、弁体34が円錐形とされているた
め、弁体34の第2弁座36に対する軸方向移動
距離に比して、両者34,36の絞り量が緩慢に
変化するため、油圧クラツチ14の半クラツチ状
態が容易に得られることとなる。又、これと同時
に開閉弁42は開から閉に移行し、ブレーキ装置
46による従動部18の制動が解除される。この
場合、従動部18の制動の解除は、弁体34の第
1弁座35からの離脱直後とすることが好ましい
が、前後多少のずれがあつてもよい。
線位置から二点鎖線方向へ回動操作すると、第4
図に示す如く、弁体34は径大部28に遊嵌状に
位置せしめられ、受入口25からの圧油は供給路
31と排出口26に分配流動せしめられ、環状ピ
ストン22が徐々にフリクシヨンプレート20と
プレツシヤープレート23とを押接せしめる。そ
して、弁体34を第2弁座36に漸次近接せしめ
ると、第2弁座36と弁体34間の間隙が漸次減
少せしめられて供給路31内の油が高圧化されて
ゆき、油圧クラツチ14が半クラツチの状態とな
る。この場合、弁体34が円錐形とされているた
め、弁体34の第2弁座36に対する軸方向移動
距離に比して、両者34,36の絞り量が緩慢に
変化するため、油圧クラツチ14の半クラツチ状
態が容易に得られることとなる。又、これと同時
に開閉弁42は開から閉に移行し、ブレーキ装置
46による従動部18の制動が解除される。この
場合、従動部18の制動の解除は、弁体34の第
1弁座35からの離脱直後とすることが好ましい
が、前後多少のずれがあつてもよい。
更に、第7図に示す如く、操作レバー52を実
線位置まで回動すると、第5図に示す如く、弁体
34は第2弁座36に嵌合され、油圧クラツチ1
4は接続状態とされて、PTO軸方向へ動力伝達
がなされる。この場合、ブレーキ装置46は従動
部18の制動を解除した状態とされる。
線位置まで回動すると、第5図に示す如く、弁体
34は第2弁座36に嵌合され、油圧クラツチ1
4は接続状態とされて、PTO軸方向へ動力伝達
がなされる。この場合、ブレーキ装置46は従動
部18の制動を解除した状態とされる。
然して、第9図を参照すれば、従来の制御弁で
は、油圧クラツチ14への圧油供給を除々に行な
うことが困難であつたため、油圧クラツチ14は
図のA線で示す如く経過時間tに比して圧力pの
高揚が速く、従つて衝撃的に接続されていたが、
上記構成によれば、図のB線、C線で示す如く、
圧力pの高揚を除々に任意になし得るのであり、
半クラツチ状態を任意期間に亘り得られることと
なる。
は、油圧クラツチ14への圧油供給を除々に行な
うことが困難であつたため、油圧クラツチ14は
図のA線で示す如く経過時間tに比して圧力pの
高揚が速く、従つて衝撃的に接続されていたが、
上記構成によれば、図のB線、C線で示す如く、
圧力pの高揚を除々に任意になし得るのであり、
半クラツチ状態を任意期間に亘り得られることと
なる。
(考案の効果)
本考案によれば、油圧クラツチは半クラツチ状
態を自由に採ることが容易化され、従つて、駆動
側、従動側の相互に衝撃を発生したりすることの
弊害が回避される。
態を自由に採ることが容易化され、従つて、駆動
側、従動側の相互に衝撃を発生したりすることの
弊害が回避される。
また、油圧クラツチの断接を行なうスプール弁
から、クラツチ従動部のつれ回り防止用ブレーキ
操作用の開閉弁が一体的に延設されていることか
ら、クラツチの断接に迅速かつ正確に対応してつ
れ回り防止用ブレーキを作動させることができ
る。
から、クラツチ従動部のつれ回り防止用ブレーキ
操作用の開閉弁が一体的に延設されていることか
ら、クラツチの断接に迅速かつ正確に対応してつ
れ回り防止用ブレーキを作動させることができ
る。
更に、ブレーキピストンが弁本体に設けられた
シリンダ孔に内嵌され、弁本体内にブレーキピス
トンの作動油供給油路が設けられ、弁本体がケー
スに取付けられることで、ブレーキピストンとブ
レーキ操作部とが係合されるため、制御弁とブレ
ーキピストンとの間の油圧配管が不要とでき、し
かもブレーキ装置の組立ての簡単化を図ることが
できる。
シリンダ孔に内嵌され、弁本体内にブレーキピス
トンの作動油供給油路が設けられ、弁本体がケー
スに取付けられることで、ブレーキピストンとブ
レーキ操作部とが係合されるため、制御弁とブレ
ーキピストンとの間の油圧配管が不要とでき、し
かもブレーキ装置の組立ての簡単化を図ることが
できる。
図は本考案の実施例を示し、第1図は農用トラ
クタの全体側面図、第2図は油圧クラツチと制御
弁を示す全体側面断面図、第3図は第2図の−
線矢視断面図、第4図、第5図は第3図の部分
を示す作用説明図、第6図は第2図及び第3図の
−線矢視断面図、第7図は第1図の部分拡大
図、第8図は第7図の−線矢視図、第9図は
作用説明図である。 5……機体ケース、14……油圧クラツチ、1
5……制御弁、24……弁本体、25……受入
口、26……排出口、27……連通路、31……
供給路、33……スプール弁、34……弁体、3
5……弁座(第1弁座)、40……シリンダ孔、
41……ブレーキピストン、42……開閉弁、4
3……ドレン孔、46……ブレーキ装置、48…
…ブレーキ操作部、60……供給口。
クタの全体側面図、第2図は油圧クラツチと制御
弁を示す全体側面断面図、第3図は第2図の−
線矢視断面図、第4図、第5図は第3図の部分
を示す作用説明図、第6図は第2図及び第3図の
−線矢視断面図、第7図は第1図の部分拡大
図、第8図は第7図の−線矢視図、第9図は
作用説明図である。 5……機体ケース、14……油圧クラツチ、1
5……制御弁、24……弁本体、25……受入
口、26……排出口、27……連通路、31……
供給路、33……スプール弁、34……弁体、3
5……弁座(第1弁座)、40……シリンダ孔、
41……ブレーキピストン、42……開閉弁、4
3……ドレン孔、46……ブレーキ装置、48…
…ブレーキ操作部、60……供給口。
Claims (1)
- ケース5に取付けられる弁本体24に、圧油受
入口25とドレーン排出口26とを連通する連通
路27が形成されると共に、該連通路27から分
岐する油圧クラツチ断接操作用圧油供給路31が
形成され、かつ、上記受入口25と供給路31と
を連通した状態で、受入口25と排出口26とを
断通調整自在とするスプール弁33が設けられ、
該スプール弁33の上記断通用の弁体34若しく
は弁座36の一方が円錐形に形成され、さらに前
記連通路27に、油圧クラツチ従動部18のつれ
回り防止用ブレーキ装置46の作動油供給口60
とドレン孔45とが開口され、受入口25と供給
口60とを断通すると共にドレン孔45と供給口
60とを断通する開閉弁42が前記スプール弁3
3から一体的に延設され、前記弁体34により受
入口25と供給路31とが連通されると共に受入
口25と排出口26とが遮断されたクラツチ接続
状態では、開閉弁42により受入口25と供給口
60とが遮断されると共にドレン孔45と供給口
60とが接続されたブレーキ制動解除状態とさ
れ、弁体34により受入口25と供給口31とが
遮断されたクラツチ切断状態では、開閉弁42に
より受入口25と供給口60とが連通されると共
にドレン孔45と供給口60とが遮断され、ブレ
ーキピストン41の作動によりケース5内のブレ
ーキ操作部48を介してブレーキ装置46がブレ
ーキ制動状態とされ、前記ブレーキピストン41
が弁本体24に設けられたシリンダ孔40に内嵌
され、弁本体24内にブレーキピストン41の作
動油供給油路が設けられ、弁本体24がケース5
に取付けられることで、ブレーキピストン41と
ブレーキ操作部48とが係合されることを特徴と
する油圧クラツチ用制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980177870U JPS621455Y2 (ja) | 1980-12-10 | 1980-12-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980177870U JPS621455Y2 (ja) | 1980-12-10 | 1980-12-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57100627U JPS57100627U (ja) | 1982-06-21 |
JPS621455Y2 true JPS621455Y2 (ja) | 1987-01-14 |
Family
ID=29972143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980177870U Expired JPS621455Y2 (ja) | 1980-12-10 | 1980-12-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS621455Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5429554Y2 (ja) * | 1971-12-24 | 1979-09-19 |
-
1980
- 1980-12-10 JP JP1980177870U patent/JPS621455Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57100627U (ja) | 1982-06-21 |
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